JP2012049773A - 撮像装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より少ない演算量で、ピントが合った画像を得る。
【解決手段】レンズ51aを含む光学系は、レンズ51aより入射される被写体の光に対応する像を結像し、測距イメージセンサ51bは、レンズ51aより入射される被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力し、距離情報取得部55は、被写体との距離を取得し、ぼけ補正部60は、距離情報取得部55により取得された被写体との距離に対応する光学系の結像特性に基づいて、測距イメージセンサ51bにより出力される撮像画像に対してぼけ補正する。本発明は、例えば、デジタルスチルカメラに適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることができるようにする撮像装置および方法、並びにプログラムに関する。
通常、デジタルスチルカメラ等の撮像装置によって撮像する際には、ユーザが所定の操作をすることで、所望の被写体にピントを合わせる(合焦させる)ことができる。具体的には、ユーザが、デジタルスチルカメラに対して、所望の被写体をファインダの中央に位置するようにした上で、シャッタボタンを半押しすることで、その被写体に合焦させることができる。
一般的に、デジタルスチルカメラにおける合焦は、コントラスト方式により被写体のコントラストが最大となるレンズ位置を求め、そのレンズ位置にレンズを駆動させる、いわゆるオートフォーカスを行うことで実現される。また、光学距離計を用いたレンジファインダ方式により、異なる2つの光路の像を重ね合わせることで合焦させる手法もある。
また、タッチパネル機能を有する電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)に表示されるリアルタイムの画像(いわゆるスルー画像)において、所定の被写体が選択されると、選択された被写体領域の測距を行って、その被写体に合焦させる(オートフォーカスを行う)技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−122847号公報
しかしながら、上述のようにしてオートフォーカスを行って被写体を撮像する際に、被写体との距離が急激に変化したり、そもそもオートフォーカスの精度が高くない場合、撮像の結果得られる撮像画像は、ピントが合っていない、いわゆるピンボケ画像となってしまう。
そこで、このようなピンボケ画像に対して所定の信号処理を施すことでぼけ補正し、ピントが合った画像(以下、合焦画像という)を得ることが考えられている。具体的には、ピンボケ画像におけるぼけを表すぼけ関数を推定し、被写体との距離(被写体距離)に応じたレンズの結像特性に基づいて、推定されたぼけ関数の逆関数を用いた逆演算をピンボケ画像に対して行うことで、オートフォーカスを行うことなく合焦画像を得ることができるようになる。
しかしながら、ピンボケ画像に含まれる被写体の被写体距離が未知であるため、全ての被写体距離に応じたレンズの結像特性に基づいて、被写体距離毎に、ピンボケ画像に対して信号処理を施す必要があり、演算量が非常に膨大となってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることができるようにするものである。
本発明の一側面の撮像装置は、レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子と、前記被写体との距離を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正手段とを備える。
前記撮像装置には、前記撮像画像を表示する表示手段と、ユーザの操作に基づいて、前記表示手段により表示される前記撮像画像における前記被写体を選択する選択手段とをさらに設け、前記補正手段には、前記取得手段により取得された前記被写体との距離のうちの、前記選択手段により選択された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
前記表示手段には、前記撮像素子に対して画素加算または間引き読み出しを行って得られる、リアルタイムな画像であるスルー画像を表示させ、前記選択手段には、ユーザの操作に基づいて、前記スルー画像における前記被写体を選択させ、前記取得手段には、前記選択手段により前記スルー画像において前記被写体が選択されたときの、前記被写体との距離を取得させ、前記補正手段には、前記取得手段により取得された前記被写体との距離のうちの、前記選択手段により前記スルー画像において選択された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
前記撮像装置には、前記スルー画像から、前記選択手段により前記スルー画像において選択された前記被写体に合焦された合焦スルー画像を作成する作成手段をさらに設け、前記表示手段には、前記作成手段により作成された前記合焦スルー画像を表示させることができる。
前記撮像素子には、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する前記信号の一部を前記被写体との距離を表す距離情報として出力させ、前記取得手段には、前記撮像素子により出力される前記距離情報に基づいて、前記被写体との距離を取得させることができる。
前記レンズは、無限遠または遠景に合焦する単焦点レンズとすることができる。
前記レンズは、ズームレンズとすることができ、前記補正手段には、予め得られた前記光学系の結像特性であって、前記取得手段により取得された前記被写体との距離、および、前記ズームレンズのズーム状態に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
前記補正手段には、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての点像強度分布に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
前記補正手段には、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての線像強度分布に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
前記補正手段には、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての光学伝達関数に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正させることができる。
本発明の一側面の撮像方法は、レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子と、前記被写体との距離を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正手段とを備える撮像装置の撮像方法であって、前記取得手段が、前記被写体との距離を取得する取得ステップと、前記補正手段が、前記取得ステップの処理により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子とを備える撮像装置の撮像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記被写体との距離の取得を制御する取得制御ステップと、前記取得制御ステップの処理により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、被写体との距離が取得され、取得された被写体との距離に対応する光学系の結像特性に基づいて、撮像素子により出力される撮像画像に対してぼけ補正される。
本発明の一側面によれば、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることが可能となる。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 測距イメージセンサを構成する画素の配列について説明する図である。 撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 撮像処理について説明するフローチャートである。 ぼけ補正処理について説明するフローチャートである。 撮像処理の他の例について説明するフローチャートである。 撮像装置の他の機能構成例を示すブロック図である。 図7の撮像装置の撮像処理について説明するフローチャートである。 撮像装置のさらに他の機能構成例を示すブロック図である。 図9の撮像装置の撮像処理について説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(単焦点レンズを備え、シャッタ操作により撮像する構成)
2.第2の実施の形態(単焦点レンズを備え、タッチ操作により撮像する構成)
3.第3の実施の形態(ズームレンズを備え、シャッタ操作により撮像する構成)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成]
図1は、本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成を示している。
図1の撮像装置11は、例えば、デジタルスチルカメラとして構成され、ユーザの操作にしたがって、被写体を撮像し、その被写体の撮像画像(静止画像)を蓄積したり、ユーザに提示する。
撮像装置11は、例えば、被写体を撮像し、その撮像画像を記録する処理を行う撮像モードと、記録された撮像画像をユーザに閲覧させる処理を行うビューアモードとを少なくとも有する。撮像装置11は、ユーザの操作により撮像モードが選択されると、ユーザのシャッタ操作により被写体を撮像し、撮像された撮像画像を記録する。また、撮像装置11は、ユーザの操作によりビューアモードが選択されると、記録されている撮像画像の中から所望の撮像画像をユーザに選択させ、選択された撮像画像を表示する。
図1の撮像装置11は、光学系31、測距イメージセンサ32、A/D(Analog to Digital)コンバータ33、タイミングジェネレータ34、画像処理部35、カメラ信号処理部36、メモリ37、モニタ38、操作部39、制御部40、および測距補助光発光部41から構成される。
光学系31は、被写体を撮像した像を測距イメージセンサ32に供給する。
光学系31は、レンズ31aおよび絞り31bを備え、レンズ31aより入射される被写体の光を、絞り31bによって調整して、測距イメージセンサ32に入射させる。
光学系31においては、レンズ31aより入射される被写体の光に対応する像の焦点位置の調整が不要とされる。すなわち、レンズ31aは、単眼の単焦点レンズとして構成され、例えば、レンズ31aから2m、4m等の遠方の点(遠景)や無限遠に合焦するようになされている。また、絞り31bは、レンズ31aから測距イメージセンサ32に入射する光の光量を調整する。
測距イメージセンサ32は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等から構成され、被写体を撮像し、その結果得られる画像信号を出力する。
すなわち、測距イメージセンサ32は、光学系31から入射する光を受光し、その光を、受光量に応じた電気信号としての画像信号(アナログ信号)に光電変換して、A/Dコンバータ33に供給する。
また、測距イメージセンサ32は、光学系31から入射する被写体の光に対応する信号の一部を、撮像装置11と被写体との間の距離を表す距離情報(アナログ信号)としてA/Dコンバータ33に供給する。
ここで、図2を参照して、測距イメージセンサ32を構成する画素の配列について説明する。
一般的なイメージセンサにおいては、各画素にR(赤),G(緑),B(青)のうちの1色が割り当てられており、Gの画素が市松模様に配置され、その間をRとBの画素で埋めるいわゆるBayer配列が採用されている。
図2の測距イメージセンサ32は、一般的なイメージセンサにおいて市松模様に配置されたG画素のうちの半分(R,G,B,Gからなる、隣接する2×2(=4)画素のうちの1つのG画素)が、図中黒塗りで示されている、測距用の画素として構成されている。
そして、測距イメージセンサ32は、いわゆるTOF(Time Of Flight)法を用いて、この測距用の画素により、後述する測距補助光発光部41から被写体に対して投射され反射された光を受光することで、投射から受光までの時間に基づいて求められる、被写体までの距離を表す距離情報を出力する。
すなわち、測距イメージセンサ32は、R,G,Bの画素により画像信号を出力し、測距用の画素により距離情報を出力することができる。
なお、図2の測距イメージセンサ32においては、4画素のうちの1画素を測距用の画素として構成されるようにしたが、例えば、16画素のうちの1画素など、R,G,Bの画素と測距用の画素との割合は任意とされる。また、測距イメージセンサ32は、R,G,Bの画素と、測距用の画素からなる単一の(単板方式の)センサとして(すなわち、1チップ化されて)構成されるものとしたが、上述したBayer配列が採用されたイメージセンサと、全画素が測距用の画素からなる測距センサの2つのセンサから構成されるようにもできる。この場合、例えば、測距センサにおける1画素は、イメージセンサにおける1画素、または4画素などの複数の画素に対応していればよく、したがって、測距センサの画素数(画素配置)は、イメージセンサにおける画素数(画素配置)と同一とは限らない。さらに、測距イメージセンサ32は、3板方式のセンサとして構成されるようにしてもよい。具体的には、R,G,B各色のイメージセンサの少なくともいずれか1つのセンサにおいて、例えば、隣接する2×2(=4)画素のうちの1つを測距用の画素とするようにしてもよい。
図1に戻り、A/Dコンバータ33は、測距イメージセンサ32から供給されたアナログ信号(画像信号および距離情報)をデジタル信号に変換し、画像処理部35に供給する。
タイミングジェネレータ34は、例えば、測距イメージセンサ32がCCDセンサとして構成されている場合、制御部40による制御に基づいて、CCDを駆動するためのタイミング信号を生成し、測距イメージセンサ32およびA/Dコンバータ33に供給する。
画像処理部35は、A/Dコンバータ33からのデジタル信号(画像信号)に対して、制御部40による制御に基づいて、所定の画像処理を施し、カメラ信号処理部36に供給する。
カメラ信号処理部36は、画像処理部35からの画像信号に対して、色補正処理、ホワイトバランス調整処理、階調変換処理、ガンマ補正、YC変換処理、圧縮処理などを施し、メモリ37への記録や、モニタ38への表示を行う。
操作部39は、例えば、ボタン、ダイヤル、レバー、モニタ38に重畳して設けられるタッチパネルなどとして構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
制御部40は、操作部39からの、ユーザの操作入力を表す信号に基づいて、撮像装置11の各部を制御する。
測距補助光発光部41は、被写体に反射され、図2を参照して説明した測距イメージセンサ32における測距用の画素により受光される光を発光する。
[撮像装置の機能構成例]
次に、図3を参照して、図1の撮像装置11の機能構成例について説明する。
図3の撮像装置11は、撮像部51、入力部52、入力制御部53、撮像制御部54、距離情報取得部55、表示制御部56、表示部57、記録制御部58、記録部59、およびぼけ補正部60から構成される。
撮像部51は、レンズ51aおよび測距イメージセンサ51bを備える。このレンズ51aおよび測距イメージセンサ51bは、それぞれ図1のレンズ31aおよび測距イメージセンサ32と同一のものであるので、その詳細な説明は省略する。レンズ51aに入射された被写体の光は、測距イメージセンサ51bに結像され、撮像部51は、結像された被写体の画像に対応する画像信号を撮像制御部54に供給するとともに、結像された被写体との距離を表す距離情報を距離情報取得部55に供給する。
入力部52は、図1の操作部39に対応し、ユーザの操作入力を受け付け、そのユーザの操作入力を表す信号(操作信号)を入力制御部53に供給する。
入力制御部53は、入力部52からの操作信号に対応する指示を撮像制御部54および距離情報取得部55に供給する。
撮像制御部54は、撮像部51からの画像信号を基に、表示部57に表示される表示用画像の画像信号を生成して、表示制御部56に供給する。また、撮像制御部54は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像部51からの画像信号を取得し、記録制御部58に供給する。
距離情報取得部55は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像部51からの距離情報を取得し、記録制御部58に供給する。
表示制御部56は、撮像制御部54からの表示用画像の画像信号を基に、表示部57に表示用画像を表示させる。また、表示制御部56は、記録制御部58を介して、記録部59から供給される(読み出される)画像信号に対応する画像を、表示部57に表示させる。
表示部57は、図1のモニタ38に対応し、表示制御部56の制御の下、画像を表示する。
記録制御部58は、撮像制御部54からの画像信号と、距離情報取得部55からの距離情報とを、測距イメージセンサ51bの画素単位(例えば、隣接する4画素単位)で対応付けて、記録部59に記録させる。また、記録制御部58は、必要に応じて、記録部59に記録されている画像信号および距離情報を読み出し、表示制御部56およびぼけ補正部60に供給する。
記録部59は、図1のメモリ37に対応し、記録制御部58からの画像信号および距離情報を記録する。記録部59に記録されている画像信号および距離情報は、必要に応じて、記録制御部58に読み出される。
ぼけ補正部60は、入力制御部53からの指示に基づいて、記録制御部58からの画像信号に対応する撮像画像に含まれるぼけを補正し、記録制御部58に供給する。記録制御部58に供給された、ぼけ補正された撮像画像は、記録部59に記録される。
[撮像装置の撮像処理について]
次に、図4のフローチャートを参照して、撮像装置11の撮像処理について説明する。
例えば、撮像装置11の電源がオンされ、ユーザの操作によって撮像モードが選択されると、撮像装置11は、撮像が可能な撮像モードとなり、ステップS11において、撮像制御部54は、リアルタイムな画像であるスルー画を表示部57に表示させるように、撮像部51を制御する。
具体的には、撮像制御部54は、測距イメージセンサ51bに対して、画素加算または間引き読み出しを行うことで、例えば、VGA(Video Graphics Array)サイズの表示用画像に対応する画像信号(以下、単に表示用画像という)を生成し、表示制御部56に供給する。表示制御部56は、撮影制御部54からの表示用画像を、スルー画として表示部57に表示させる。これにより、ユーザは、表示部57にリアルタイムに表示されるスルー画を確認しながら、撮影する画像の構図を決定することができる。
ステップS12において、入力制御部53は、シャッタ操作がされたか、すなわち、シャッタボタンとしての入力部52に対して、ユーザによる押下操作がされたか否かを判定する。
ステップS12において、シャッタ操作がされていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、シャッタ操作がされるまで、ステップS11,S12の処理が繰り返される。
一方、ステップS12において、シャッタ操作がされたと判定された場合、入力制御部53は、入力部52からのシャッタ操作を表す操作信号に対応する指示を、撮像制御部54および距離情報取得部55に供給し、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、撮像制御部54は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像処理を行う。具体的には、撮像制御部54は、入力制御部53からの指示が供給されたタイミングで、測距イメージセンサ51bに対して、全画素読み出しを行うことで、例えば、Full HD(Full High Definition)サイズの撮像画像に対応する画像信号(以下、単に撮像画像という)を生成し、記録制御部58に供給する。
ステップS14において、距離情報取得部55は、入力制御部53からの指示が供給されたタイミングで、測距イメージセンサ51bからの距離情報を取得し、記録制御部58に供給する。
なお、ステップS13およびステップS14の処理は、並列に実行されるようにしてもよい。
ステップS15において、記録制御部58は、撮像制御部54からの撮像画像と、距離情報取得部55からの距離情報を、測距イメージセンサ51bの画素単位で対応付けて、記録部59に記録させる。
図2を参照して説明したように、測距イメージセンサ51b(測距イメージセンサ32)における隣接する4画素は、画像信号を出力するR,G,Bの3画素および測距用の1画素から構成される。この隣接する4画素を1つのブロックとすれば、1ブロック毎に、撮像画像の画像信号(以下、画像情報ともいう)および距離情報が得られることになる。換言すれば、ブロック毎の撮像画像の画像情報と距離情報とは、撮像画像における各ブロックの位置を表す座標によって対応付けられるようになる。
なお、ブロック毎の画像情報と距離情報とは、各ブロックの座標によって対応付けられる別個の情報であるものとしたが、距離情報が、ブロック毎の画像情報に含まれるようにしてもよい。
また、隣接する4画素を1ブロックとするようにしたが、1ブロックに少なくとも1つの測距用の画素が含まれていればよく、例えば、隣接する4×4の16画素を1ブロックとするようにしてもよい。
ステップS16において、入力制御部53は、図示せぬモード切り替えボタンや電源ボタン等としての入力部52に対して、ユーザによる押下操作がされ、撮像モードの終了が指示されたか否かを判定する。
ステップS16において、撮像モードの終了が指示されていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、ステップS11乃至S16の処理が繰り返される。
一方、ステップS16において、撮像モードの終了が指示されたと判定された場合、撮像処理は終了する。
以上の処理によれば、ユーザのシャッタ操作に応じて、ユーザの所望の構図の撮影画像が記録されるようになる。ここで、レンズ51a(レンズ31a)は、遠景や無限遠に合焦する単焦点レンズであるので、撮像画像は、遠方の被写体にピントが合った画像となる。このような撮像画像は、例えば、遠方の景色などを被写体とする風景写真等に好適である。
しかしながら、上述した処理では、撮像装置11の近くにある被写体にピントが合った画像を得ることはできず、撮像画像においては、撮像装置11の近くにある被写体は、皆ぼけてしまう。
そこで、以下においては、記録部59に記録された撮像画像において、ユーザにより選択された被写体のぼけを補正するぼけ補正処理について説明する。
[撮像装置のぼけ補正処理について]
図5は、撮像装置11のぼけ補正処理について説明するフローチャートである。
例えば、ユーザの操作によってビューアモードが選択されると、撮像装置11は、記録された撮像画像が閲覧可能なビューアモードとなり、記録部59に記録されている撮像画像に対応するサムネイル画像の一覧が表示部57に表示される。このサムネイル画像には、例えば、ぼけ補正処理が施されたか否かを示すアイコンが付加されており、ユーザの操作により、サムネイル画像の一覧の中から、ぼけ補正処理が施されていないサムネイル画像が選択されると、ぼけ補正処理が開始される。
ステップS31において、記録制御部58は、記録部59から、記録部59に記録されている撮像画像のうち、ユーザに選択されたサムネイル画像に対応する撮像画像と、その撮像画像に対応付けられている距離情報とを読み出す。記録制御部58は、読み出した撮像画像および距離情報のうちの、撮像画像を表示制御部56に供給するとともに、撮像画像および距離情報の両方をぼけ補正部60に供給する。
ステップS32において、表示制御部56は、記録制御部58からの撮影画像を表示部57に表示させる。ここで、記録制御部58からの撮影画像は、上述したようにFull HDサイズの画像であるので、表示制御部56は、記録制御部58からの撮像画像を、表示部57に表示可能なVGAサイズの画像に解像度変換して表示部57に表示させる。
ステップS33において、入力制御部53は、解像度変換されて表示部57に表示されている撮像画像(以下、表示用撮像画像という)における所定の被写体が、ユーザによって選択されたか否かを、表示部57に重畳して設けられているタッチパネルとしての入力部52からの操作信号に基づいて判定する。
ステップS33において、表示用撮像画像における被写体が選択されていないと判定された場合、表示用撮像画像における所定の被写体が選択されたと判定されるまで、ステップS33の処理が繰り返される。
一方、ステップS33において、表示用撮像画像における被写体が選択されたと判定された場合、入力制御部53は、タッチパネルとしての入力部52からの操作信号に含まれる、表示用撮像画像上でユーザにより選択された被写体部分に対応する領域(ブロック)を表す、撮像画像上の座標を表す座標情報をぼけ補正部60に供給する。
ステップS34において、ぼけ補正部60は、入力制御部53からの座標情報で表わされる座標に対応する記録制御部58からの距離情報、すなわち、ユーザにより選択された被写体部分の距離情報に対応するレンズ51aの結像特性に基づいて、記録制御部58からの撮像画像に対してぼけ補正する。
一般的に、撮像画像に含まれる、所定の被写体距離にある被写体についてのぼけの分布は、レンズ51aの特性および被写体距離に依存する点像強度分布(PSF:Point Spread Function、点広がり関数)によりモデル化される。
ぼけ補正部60は、撮像画像に対して、表示用撮像画像において表示部57上でユーザにタッチ(選択)された領域に対応する撮像画像上の領域(以下、選択領域という)の距離情報(被写体距離)に応じたPSFを用いてデコンボリューション(逆畳み込み)を行うことで、ぼけ補正を行う。ぼけ補正部60は、ぼけ補正した撮像画像を記録制御部58に供給する。
なお、Full HDサイズの撮像画像において、選択領域は、例えば、上述した1ブロックであってもよいし、複数のブロックからなる領域であってもよい。また、選択領域が複数のブロックからなる場合、PSFを用いる際に適用される距離情報は、複数のブロックのうちの略中央に位置するブロックの距離情報であってもよいし、複数のブロックの距離情報の平均であってもよい。
このように、撮像画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。
ステップS35において、記録制御部58は、ぼけ補正部60からのぼけ補正された撮像画像を記録部59に記録させる。
以上の処理によれば、被写体との距離を表す距離情報に対応付けられた撮像画像において、所定の被写体が選択され、選択された被写体部分の距離情報に対応するレンズの結像特性に基づいて、撮像画像に対してぼけ補正されるようになる。すなわち、撮像画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。結果として、オートフォーカスを行う等、ピント合わせをすることなく、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることが可能となる。
以上においては、ぼけ補正部60が撮像画像に対してぼけ補正する際に、距離情報に対応するレンズ51aの結像特性として、PSF(点像強度分布)を用いるようにしたが、レンズ51aの結像特性として、線像強度分布(LSF:Line Spread Function)や、点像強度分布を2次元フーリエ変換した、空間周波数領域において像の劣化を表現する関数である光学伝達関数(OTF:Optical Transfer Function)を用いるようにしてもよい。
また、図4のフローチャートで説明した撮像処理によって得られた撮像画像を図示せぬ記録媒体等を介して、パーソナルコンピュータ等の画像処理装置に供給し、その画像処理装置において、上述したぼけ補正処理が行われるようにしてもよい。この場合、画像処理装置は、図1の撮像装置11において、撮像部51、撮像制御部54、および距離情報取得部55を備えない構成となる。このような画像処理装置によるぼけ補正処理においては、表示部57に表示される表示用撮像画像はFull HDサイズのままでよく、また、被写体の選択はタッチパネルに対するユーザのタッチでなく、マウス等によるクリック操作によって行われるようになる。
さらに、以上においては、撮像装置11において、撮像モードからビューアモードにモード遷移したときに、撮像画像のサムネイル一覧からぼけ補正処理の対象となる撮像画像をユーザに選択させることで、ぼけ補正処理が実行されるものとしたが、撮像モードからビューアモードを含むその他のモードにモード遷移したときに、自動的にぼけ補正処理が実行されるようにしてもよい。
[撮像装置の撮像処理の他の例について]
ここで、図6のフローチャートを参照して、撮像モード終了後、自動的にぼけ補正処理が実行される撮像処理について説明する。
なお、図6のフローチャートのステップS71乃至S76の処理は、図4のフローチャートのステップS11乃至S16の処理と基本的に同様であり、図6のフローチャートのステップS78乃至S81の処理は、図5のフローチャートのステップS32乃至S35の処理と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS71乃至S75の処理により、撮像画像と距離情報とが対応付けて記録され、ステップS76において、図示せぬモード切り替えボタンとしての入力部52に対して、ユーザによる押下操作がされ、撮像モードの終了が指示されたか否かが判定される。
そして、ステップS76において、撮像モードの終了が指示されたと判定された場合、処理はステップS77に進む。
ステップS77において、記録制御部58は、記録部59から、ステップS71乃至S75の処理によって撮像され、記録部59に記録されている撮像画像のうちの、時間的に最も先に記録(撮像)された撮像画像と、その撮像画像に対応付けられている距離情報とを読み出す。記録制御部58は、読み出した撮像画像および距離情報のうちの、撮像画像を表示制御部56に供給するとともに、撮像画像および距離情報の両方をぼけ補正部60に供給する。
そして、ステップS78乃至S81の処理により、ぼけ補正された撮像画像が記録部59に記録されると、ステップS82において、記録制御部58は、ステップS71乃至S75の処理により撮像され、記録された全ての撮像画像に対して、ぼけ補正の処理が行われたか否かを判定する。
ステップS82において、全ての撮像画像に対して処理されていないと判定された場合、処理はステップS77に戻り、撮像画像に対して撮像された順に、以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS82において、全ての撮像画像に対して処理されたと判定された場合、処理は終了する。
以上の処理によれば、被写体との距離を表す距離情報に対応付けられた撮像画像において、所定の被写体が選択され、選択された被写体部分の距離情報に対応するレンズの結像特性に基づいて、撮像画像に対してぼけ補正されるようになる。すなわち、撮像画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。結果として、オートフォーカスを行う等、ピント合わせをすることなく、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることが可能となる。
以上においては、既に撮像された撮像画像において、ユーザがピントを合わせたい被写体を選択する構成について説明してきたが、撮像前のスルー画において、ユーザがピントを合わせたい被写体を選択するようにしてもよい。
<2.第2の実施の形態>
[撮像装置の機能構成例]
図7は、撮像前のスルー画において、ユーザにピントを合わせたい被写体を選択させるようにした撮像装置の機能構成例を示している。
撮像装置111は、撮像部51、入力部52、入力制御部53、撮像制御部54、距離情報取得部55、表示制御部56、表示部57、記録部59、ぼけ補正部60、合焦画像作成部151、および記録制御部152から構成される。
なお、図7の撮像装置111において、図3の撮像装置11に設けられたものと同様の機能を備える構成については、同一名称および同一符号を付するものとし、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図7の撮像装置111において、図3の撮像装置11と異なるのは、合焦画像作成部151を新たに設け、記録制御部58に代えて記録制御部152を設けた点である。
合焦画像作成部151は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像制御部54からの表示用画像と、距離情報取得部55からの距離情報とを基に、表示用画像においてユーザに選択された被写体にピントが合った表示用合焦画像を作成し、表示制御部56および記録制御部152に供給する。
記録制御部152は、撮像制御部54からの画像信号と、距離情報取得部55からの距離情報とを、測距イメージセンサ51bの画素単位で対応付けた上に、表示用合焦画像を対応付けて、記録部59に記録させる。また、記録制御部58は、必要に応じて、記録部59に記録されている画像信号、距離情報、および表示用合焦画像を読み出し、表示制御部56およびぼけ補正部60に供給する。
[撮像装置の撮像処理について]
次に、図8のフローチャートを参照して、撮像装置111の撮像処理について説明する。
例えば、撮像装置111の電源がオンされ、ユーザの操作によって撮像モードが選択されると、撮像装置111は、撮像が可能な撮像モードとなり、ステップS111において、撮像制御部54は、リアルタイムな画像であるスルー画を表示部57に表示させるように、撮像部51を制御する。
具体的には、撮像制御部54は、測距イメージセンサ51bに対して、画素加算または間引き読み出しを行うことで、例えば、VGAサイズの表示用画像を生成し、表示制御部56に供給する。表示制御部56は、撮影制御部54からの表示用画像を、スルー画として表示部57に表示させる。
ステップS112において、入力制御部53は、表示部57に表示されている表示用画像における所定の被写体が、ユーザによって選択されたか否かを、表示部57に重畳して設けられているタッチパネルとしての入力部52からの操作信号に基づいて判定する。
ステップS112において、表示用画像における被写体が選択されていないと判定された場合、表示用画像における所定の被写体が選択されたと判定されるまで、ステップS111,S112の処理が繰り返される。
一方、ステップS112において、表示用画像における被写体が選択されたと判定された場合、入力制御部53は、タッチパネルとしての入力部52からの、被写体を選択した操作を表す操作信号に対応する指示を、撮像制御部54および距離情報取得部55に供給するとともに、その操作信号に含まれる、表示用画像上の、ユーザにより選択された被写体部分の座標を表す座標情報を合焦画像作成部151に供給する。
ステップS113において、撮像制御部54は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像処理を行う。具体的には、撮像制御部54は、上述したように表示用画像を生成するとともに、入力制御部53からの指示が供給されたタイミングで、測距イメージセンサ51bに対して、全画素読み出しを行うことで、例えば、Full HDサイズの撮像画像を生成し、記録制御部152に供給する。
ステップS114において、距離情報取得部55は、入力制御部53からの指示が供給されたタイミングで、測距イメージセンサ51bからの距離情報を取得し、合焦画像作成部151および記録制御部152に供給する。
ステップS115において、合焦画像作成部151は、入力制御部53からの座標情報が供給されたタイミングで、撮像制御部54において生成された表示用画像を取得する。
ステップS116において、合焦画像作成部151は、入力制御部53からの座標情報および距離情報取得部55からの距離情報に基づいて、撮像制御部54から取得した表示用画像から、表示用画像上の、ユーザにより選択された被写体部分にピントが合った表示用合焦画像を作成する。
具体的には、合焦画像作成部151は、表示用画像に対して、表示用画像において表示部57上でユーザにタッチ(選択)された領域に対応する撮像画像上の選択領域の距離情報(被写体距離)に応じたPSFを用いてデコンボリューションを行うことで、ぼけ補正を行う。合焦画像作成部151は、ぼけ補正された表示用画像である表示用合焦画像を、表示制御部56および記録制御部152に供給する。なお、ここで、表示用合焦画像には、ユーザにタッチされた領域(被写体部分)を表す座標情報が付加される。
ステップS117において、表示制御部56は、合焦画像作成部151からの表示用合焦画像を表示部57に表示させる。
ここで、ステップS113、ステップS114、およびステップS115乃至S117の処理は、並列に実行されるようにしてもよい。
ステップS118において、記録制御部152は、撮像制御部54からの撮像画像、距離情報取得部55からの距離情報、および、合焦画像作成部151からの表示用合焦画像を、測距イメージセンサ51bの画素単位で対応付けて、記録部59に記録させる。
ここで、表示用合焦画像は、測距イメージセンサ51b(測距イメージセンサ32)に対して画素加算または間引き読み出しを行って得られた画像であるので、表示用合焦画像における1画素は、全画素読み出しを行って得られた撮像画像における所定数ブロック(所定数画素)に対応付けられる。
ステップS119において、入力制御部53は、図示せぬモード切り替えボタンとしての入力部52に対して、ユーザによる押下操作がされ、撮像モードの終了が指示されたか否かを判定する。
ステップS119において、撮像モードの終了が指示されていないと判定された場合、処理はステップS111に戻り、ステップS111乃至S119の処理が繰り返される。
一方、ステップS119において、撮像モードの終了が指示されたと判定された場合、処理はステップS120に進む。
ステップS120において、記録制御部152は、記録部59から、ステップS111乃至S118の処理によって撮像され、記録部59に記録されている撮像画像のうちの、時間的に最も先に記録(撮像)された撮像画像と、その撮像画像に対応付けられている距離情報および表示用合焦画像を読み出す。記録制御部152は、読み出した撮像画像、距離情報、および表示用合焦画像をぼけ補正部60に供給する。
ステップS121において、ぼけ補正部60は、記録制御部152からの表示用合焦画像に付加されている座標情報で表わされる座標に対応する、記録制御部152からの距離情報、すなわち、ユーザにより選択された被写体部分の距離情報に対応するレンズ51aの結像特性に基づいて、記録制御部152からの撮像画像に対してぼけ補正する。
具体的には、ぼけ補正部60は、撮像画像に対して、表示用合焦画像に付加されている座標情報で表わされる表示用合焦画像上の領域に対応する撮像画像上の選択領域の距離情報(被写体距離)に応じたPSFを用いてデコンボリューションを行うことで、ぼけ補正を行う。ぼけ補正部60は、ぼけ補正した撮像画像を記録制御部152に供給する。
このように、表示用画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。
ステップS122において、記録制御部152は、ぼけ補正部60からのぼけ補正された撮像画像を記録部59に記録させる。
ステップS123において、記録制御部152は、ステップS111乃至S118の処理によって撮像され、記録された全ての撮像画像に対して、ぼけ補正の処理が行われたか否かを判定する。
ステップS123において、全ての撮像画像に対して処理されていないと判定された場合、処理はステップS120に戻り、撮像画像に対して撮像された順に、以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS123において、全ての撮像画像に対して処理されたと判定された場合、処理は終了する。
以上の処理によれば、表示用画像(スルー画)において所定の被写体が選択されると、被写体との距離を表す距離情報に対応付けられた撮像画像が取得され(撮像され)、表示用画像において選択された被写体部分に対応する、撮像画像上の領域の距離情報に対応するレンズの結像特性に基づいて、撮像画像に対してぼけ補正されるようになる。すなわち、表示用画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。結果として、オートフォーカスを行う等、ピント合わせをすることなく、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることが可能となる。
また、表示用画像において被写体が選択されると、画素加算または間引き読み出しされた表示用画像に対してぼけ補正された表示用合焦画像が表示されるが、これは、全画素読み出しされた撮像画像に対してぼけ補正する場合と比較して演算量は十分少ない。また、撮像モード(ステップS111乃至S118)の間は、撮像画像に対するぼけ補正は行われず、撮像画像および距離情報が記録部59に記録されるだけであるので、撮像処理のリアルタイム性は損なわれることなく、ユーザに、スルー画を確認しながらの連続撮影を行わせることが可能となる。なお、撮像モードの間、撮像装置における処理が高負荷でない場合には、撮像モードの間の処理と並列に、撮像画像に対するぼけ補正が行われるようにしてもよい。
以上においては、表示用画像において、ユーザに選択された被写体にピントが合った撮像画像を得る構成について説明したが、撮像制御部54に、顔認識や人認識等の被写体認識機能を設けることで、表示用画像において、顔認識や人認識された被写体にピントが合った撮像画像を得るようにすることもできる。
また、以上においては、撮像部51のレンズ51aとして、単焦点レンズを用いる構成としたが、以下においては、撮像部51のレンズとして、ズームレンズを用いる構成について説明する。
<3.第3の実施の形態>
[撮像装置の機能構成例]
図9は、撮像部51のレンズとして、ズームレンズを用いるようにした撮像装置の機能構成例を示している。
撮像装置211は、撮像部51、入力部52、入力制御部53、撮像制御部54、距離情報取得部55、表示制御部56、表示部57、記録制御部58、記録部59、ズーム情報取得部231、ぼけ補正部232、およびぼけ補正データ記憶部233から構成される。また、撮像部51は、測距イメージセンサ51bおよびズームレンズ234を備えている。
なお、図9の撮像装置211において、図3の撮像装置11に設けられたものと同様の機能を備える構成については、同一名称および同一符号を付するものとし、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図9の撮像装置211において、図3の撮像装置11と異なるのは、ズーム情報取得部231およびぼけ補正データ記憶部233を新たに設け、レンズ51aおよびぼけ補正部60に代えてズームレンズ234およびぼけ補正部232を設けた点である。
ズーム情報取得部231は、入力制御部53からの指示に応じて、撮像部51におけるズームレンズ234のズーム倍率を表すズーム情報を、撮像部51から取得し、ぼけ補正部232に供給する。
ぼけ補正部232は、入力制御部53からの指示に基づいて、ズーム情報取得部231からのズーム情報に対応するぼけ補正データをぼけ補正データ記憶部233から読み出す。ぼけ補正部232は、読み出したぼけ補正データを用いて、記録制御部58からの撮像画像に含まれるぼけを補正し、記録制御部58に供給する。記録制御部58に供給されたぼけ補正された撮像画像は、記録部59に記録される。
ぼけ補正データ記憶部233は、例えば、フラッシュメモリ等として構成され、予め用意されたズーム情報に対応するぼけ補正データを記憶している。ぼけ補正データ記憶部233に記憶されているぼけ補正データは、必要に応じて、ぼけ補正部232に読み出される。
ズームレンズ234は、入力制御部53からの指示に基づいて駆動するようになされており、ズームレンズ234のレンズ位置に応じて、ズーム倍率が決定される。すなわち、ズーム情報取得部231により取得されるズーム情報は、ズームレンズ234のレンズ位置に対応する。
[撮像装置の撮像処理について]
次に、図10のフローチャートを参照して、撮像装置211の撮像処理について説明する。
なお、図10のフローチャートのステップS211乃至S214の処理は、図4のフローチャートのステップS71乃至S74の処理と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
図10のステップS212においては、シャッタ操作がされたと判定された場合、入力制御部53によって、入力部52からのシャッタ操作を表す操作信号に対応する指示が、撮像制御部54、距離情報取得部55、およびズーム情報取得部231に供給される。
ステップS215において、ズーム情報取得部231は、入力制御部53からの指示が供給されたタイミングで、撮像部51におけるズームレンズ234についてのズーム情報を取得し、記録制御部58に供給する。
ステップS216において、記録制御部58は、撮像制御部54からの撮像画像と、距離情報取得部55からの距離情報を、測距イメージセンサ51bの画素単位で対応付けた上に、ズーム情報を対応付けて記録部59に記録させる。
ステップS217において、入力制御部53は、図示せぬモード切り替えボタンとしての入力部52に対して、ユーザによる押下操作がされ、撮像モードの終了が指示されたか否かを判定する。
ステップS217において、撮像モードの終了が指示されていないと判定された場合、処理はステップS211に戻り、ステップS211乃至S217の処理が繰り返される。
一方、ステップS217において、撮像モードの終了が指示されたと判定された場合、処理はステップS218に進む。
ステップS218において、記録制御部58は、記録部59から、ステップS211乃至S216の処理によって撮像され、記録部59に記録されている撮像画像のうちの、時間的に最も先に記録された撮像画像と、その撮像画像に対応付けられている距離情報およびズーム情報とを読み出す。記録制御部58は、読み出した撮像画像、距離情報、およびズーム情報のうちの、撮像画像を表示制御部56に供給するとともに、撮像画像、距離情報、およびズーム情報をぼけ補正部232に供給する。
ステップS219において、表示制御部56は、記録制御部58からの撮影画像を表示部57に表示させる。ここで、記録制御部58からの撮影画像は、上述したようにFull HDサイズの画像であるので、表示制御部56は、記録制御部58からの撮像画像を、表示部57に表示可能なVGAサイズの画像に解像度変換して表示部57に表示させる。
ステップS220において、入力制御部53は、解像度変換されて表示部57に表示されている表示用撮像画像における所定の被写体が、ユーザによって選択されたか否かを、表示部57に重畳して設けられているタッチパネルとしての入力部52からの操作信号に基づいて判定する。
ステップS220において、表示用撮像画像における被写体が選択されていないと判定された場合、表示撮像画像における所定の被写体が選択されたと判定されるまで、ステップS220の処理が繰り返される。
一方、ステップS220において、表示用撮像画像における被写体が選択されたと判定された場合、入力制御部53は、タッチパネルとしての入力部52からの操作信号に含まれる、表示用撮像画像上でユーザにより選択された被写体部分に対応する領域(ブロック)を表す撮像画像上の座標を表す座標情報をぼけ補正部232に供給する。
ステップS221において、ぼけ補正部232は、入力制御部53からの座標情報で表わされる座標に対応する、記録制御部58からの距離情報、すなわち、ユーザにより選択された被写体部分の距離情報、および、記録制御部58からのズーム情報に対応するズームレンズ234の結像特性に基づいて、記録制御部58からの撮像画像に対してぼけ補正する。
具体的には、まず、ぼけ補正部232は、記録制御部58からのズーム情報に対応するぼけ補正データをぼけ補正データ記憶部233から読み出す。ぼけ補正データ記憶部233に記憶されているぼけ補正データは、具体的には、例えば、予め用意されている、所定のレンズ位置毎のズームレンズ234のPSFを表すデータ(PSFデータ)である。すなわち、ここでは、ズーム情報で表わされるズーム倍率を実現するズームレンズ234のレンズ位置に対応するPSFデータが読み出される。
なお、PSFデータは、連続するレンズ位置(ズーム倍率)に対して用意される必要はなく、飛び飛びのズーム倍率に対して用意されていればよい。仮に、ズーム情報で表わされるズーム倍率に対応するPSFデータが、ぼけ補正データとして用意されていない場合には、用意されているズーム倍率を線形補間するなどして、対応するPSFデータを求めるようにすることができる。
そして、ぼけ補正部232は、撮像画像に対して、ぼけ補正データ記憶部233から読み出したPSFデータで表わされるPSFであって、表示用撮像画像において表示部57上でユーザにタッチ(選択)された領域に対応する撮像画像上の選択領域の距離情報(被写体距離)に応じたPSFを用いてデコンボリューションを行うことで、ぼけ補正を行う。ぼけ補正部232は、ぼけ補正した撮像画像を記録制御部58に供給する。
ステップS222において、記録制御部58は、ぼけ補正部232からのぼけ補正された撮像画像を記録部59に記録させる。
ステップS223において、記録制御部58は、ステップS211乃至S216の処理により撮像され、記録された全ての撮像画像に対して、ぼけ補正の処理が行われたか否かを判定する。
ステップS223において、全ての撮像画像に対して処理されていないと判定された場合、処理はステップS218に戻り、撮像画像において撮像された順に、以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS223において、全ての撮像画像に対して処理されたと判定された場合、処理は終了する。
以上の処理によれば、被写体との距離を表す距離情報に対応付けられた撮像画像において、所定の被写体が選択され、選択された被写体部分の距離情報およびズームレンズのズーム情報に対応するズームレンズの結像特性に基づいて、撮像画像に対してぼけ補正されるようになる。すなわち、撮像画像において選択された被写体(ピントを合わせたい被写体)との距離が、距離情報として予めわかっているおり、また、ズームレンズのズーム情報(ズーム倍率)に対応するPSFが予め用意されているので、全ての被写体距離に応じたPSFを用いて、被写体距離毎に、撮像画像に対してデコンボリューションを行う必要なく、ぼけ補正を行うことができる。結果として、ズームレンズを備えた撮像装置においても、オートフォーカスを行う等、ピント合わせをすることなく、より少ない演算量で、ピントが合った画像を得ることが可能となる。
以上においては、単眼のレンズを備える撮像装置において、TOF(Time Of Flight)法を用いて測距イメージセンサ51b(測距イメージセンサ32)により、被写体との距離を求めるようにしたが、この構成に限らず、他の構成を用いて被写体との距離を求めるようにしてもよい。
例えば、右レンズおよび左レンズ(2眼のレンズ)を備え、それぞれのレンズの光軸が平行となるような撮像装置においては、被写体を撮像装置の中央(2つの光軸の中央)に位置するようにし、それぞれのレンズにより結像される被写体の位置の差異に基づいて、被写体との距離を求めることができる。
また、以上においては、撮像装置は、静止画像を撮像するデジタルスチルカメラとして構成されるものとして説明したが、動画像を撮像するデジタルビデオカメラ等として構成されるようにしてもよい。この場合、被写体が選択された時刻に対応する撮像画像にぼけ補正されるようになる。
さらに、以上においては、撮像装置に設けられる光学系31は、レンズ31aより入射される被写体の光に対応する像の焦点位置の調整を不要とするものとしたが、撮像装置の動作モードとして、焦点位置の調整を不要とする第1のモードと、いわゆるオートフォーカスを行う第2のモードとを設け、これらが切り替えられるようにしてもよい。この場合、上述で説明した撮像処理は、撮像装置の動作モードが第1のモードである場合に実行される。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)901,ROM(Read Only Memory)902,RAM(Random Access Memory)903は、バス904により相互に接続されている。
バス904には、さらに、入出力インタフェース905が接続されている。入出力インタフェース905には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部906、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部907、ハードディスクや不揮発性のメモリ等よりなる記憶部908、ネットワークインタフェース等よりなる通信部909、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア911を駆動するドライブ910が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU901が、例えば、記憶部908に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース905およびバス904を介して、RAM903にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU901)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア911に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア911をドライブ910に装着することにより、入出力インタフェース905を介して、記憶部908にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部909で受信し、記憶部908にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM902や記憶部908に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 撮像装置, 51 撮像部, 51a レンズ, 51b 測距イメージセンサ, 54 撮像制御部, 55 距離情報取得部, 56 表示制御部, 57 表示部, 58 記録制御部, 59 記録部, 60 ぼけ補正部, 111 撮像装置, 151 合焦画像作成部, 152 記録制御部, 211 撮像装置, 231 ズーム情報取得部, 232 ぼけ補正部, 233 ぼけ補正データ記憶部, 234 ズームレンズ

Claims (12)

  1. レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、
    前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子と、
    前記被写体との距離を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正手段と
    を備える撮像装置。
  2. 前記撮像画像を表示する表示手段と、
    ユーザの操作に基づいて、前記表示手段により表示される前記撮像画像における前記被写体を選択する選択手段とをさらに備え、
    前記補正手段は、前記取得手段により取得された前記被写体との距離のうちの、前記選択手段により選択された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段は、前記撮像素子に対して画素加算または間引き読み出しを行って得られる、リアルタイムな画像であるスルー画像を表示し、
    前記選択手段は、ユーザの操作に基づいて、前記スルー画像における前記被写体を選択し、
    前記取得手段は、前記選択手段により前記スルー画像において前記被写体が選択されたときの、前記被写体との距離を取得し、
    前記補正手段は、前記取得手段により取得された前記被写体との距離のうちの、前記選択手段により前記スルー画像において選択された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記スルー画像から、前記選択手段により前記スルー画像において選択された前記被写体に合焦された合焦スルー画像を作成する作成手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記作成手段により作成された前記合焦スルー画像を表示する
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子は、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する前記信号の一部を前記被写体との距離を表す距離情報として出力し、
    前記取得手段は、前記撮像素子により出力される前記距離情報に基づいて、前記被写体との距離を取得する
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記レンズは、無限遠または遠景に合焦する単焦点レンズである
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記レンズは、ズームレンズであり、
    前記補正手段は、予め得られた前記光学系の結像特性であって、前記取得手段により取得された前記被写体との距離、および、前記ズームレンズのズーム状態に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記補正手段は、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての点像強度分布に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記補正手段は、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての線像強度分布に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記補正手段は、前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する、前記光学系についての光学伝達関数に基づいて、前記撮像画像に対してぼけ補正する
    請求項1に記載の撮像装置。
  11. レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、
    前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子と、
    前記被写体との距離を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正手段とを備える撮像装置の撮像方法において、
    前記取得手段が、前記被写体との距離を取得する取得ステップと、
    前記補正手段が、前記取得ステップの処理により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正ステップと
    を含む撮像方法。
  12. レンズより入射される被写体の光に対応する像を結像する光学系と、前記レンズより入射される前記被写体の光に対応する信号を撮像画像として出力する撮像素子とを備える撮像装置の撮像処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記被写体との距離の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記取得制御ステップの処理により取得された前記被写体との距離に対応する前記光学系の結像特性に基づいて、前記撮像素子により出力される前記撮像画像に対してぼけ補正する補正ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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