JP6424523B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、合焦位置を変更しながら連続撮影を行い、取得された複数の画像の中から所望の画像を選択する装置に関する。
AF機能を備えたカメラでは、フォーカスブラケット撮影などのように、1度のレリーズ操作に対して、合焦位置を変更しながら複数の画像を連続撮影する機能を備えたものが知られている。また、合焦位置を変えて所定枚数撮影された画像の中から所望の被写体に合焦する画像を得るための構成を備えたデジタルカメラも提案されている(特許文献1)。同構成では、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像とともに、画面を分割した領域の情報と領域毎に算出したAF評価値を対で記録している。そして、モニタ表示された表示画像の中からユーザが分割領域の何れかを選択して各画像の同領域に対するAF評価値に基づき選択された領域の被写体に合焦した画像を取得している。
特開2009−089348号公報
しかし、被写界深度が浅い撮影条件の下でフォーカスブラケットなどの連写撮影がなされると、取得画像を表示する際、被写界深度外にある被写体は、ボケにより不鮮明となり他の被写体との区別が難しくなる。そのためそのような画像を参照しての領域(被写体)の指定は困難となる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、被写界深度が浅い撮影条件の下、焦点位置を変更しながら連写撮影を行い、取得画像の被写界深度外にある被写体がボケにより不鮮明になっても、被写体間の区別を明確に表示することを課題としている。
本発明の撮像装置は、同一被写体に対し焦点位置の異なる複数の画像を取得する画像取得手段と、複数の画像の分割領域ごとに合焦距離情報を取得する距離情報取得手段と、分割領域の距離情報に応じた距離情報画像を生成する距離情報画像生成手段と、取得画像を表示する表示手段と、表示画像において、分割領域に対応した座標を指定する座標指定手段とを備え、表示手段は、座標指定手段で指定された座標において合焦している画像を選択するための距離情報画像の少なくとも一部を取得画像とともに表示させることを特徴としている。
距離情報画像は更新せずに表示するとともに、取得画像の表示は、座標指定手段の選択に応じて更新表示することが好ましい。座標指定手段によって指定座標が更新された新たな取得画像を表示する前に、前後の座標の領域に対応する取得画像をαブレンドして作成した画像を少なくとも1枚は表示する。
例えば、距離情報画像を透過させて取得画像に全体を重畳して表示し、あるいは例えば距離情報画像を取得画像の少なくとも一部に重畳して表示する。また距離情報画像を、例えば取得画像を領域選択手段によって選択された領域が示す距離情報に基づいた領域だけに重畳させる。また距離情報画像と取得画像とを並べて表示してもよい。座標指示手段は例えばタッチパネルである。また合焦点位置の変更は例えば自動で行われても、手動で行われてもよい。
本発明の再生装置は、上記撮像装置を備えたことを特徴としている。
本発明のコンピュータプログラムは、同一被写体に対し焦点位置の異なる複数の画像を取得する手順と、複数の画像の分割領域ごとに合焦距離情報を取得する手順と、分割領域の距離情報に応じた距離情報画像を生成する手順と、取得画像を表示する手順と、表示画像において、分割領域に対応した座標を指定する手順と、表示手段は、座標指定手段で指定された座標において合焦している画像を選択するための距離情報画像の少なくとも一部を取得画像とともに表示させる手順とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明によれば、被写界深度が浅い撮影条件の下、焦点位置を変更しながら連写撮影を行い、取得画像の被写界深度外にある被写体がボケにより不鮮明になっても、被写体間の区別を明確に表示することができる。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラの概略的な構成を示すブロック図である。 本実施形態の被写体選択処理を含む合焦位置を変更する連写撮影のフローチャートである。 距離マップ作成処理のフローチャートの前半部である。 距離マップ作成処理のフローチャートの後半部である。 コントラストマップ作成までの内容を模式的に説明する図である。 複数のスルー画像に対するコントラストマップにおいて、コントラスト値をスキャンする方法を示す図である。 複数のスルー画像に付されたコントラストマップ番号とコントラスト値の関係の一例を示すグラフである。 距離マップの一例を示す図である。 コントラストマップ番号(横軸)とRGBの各画素値(縦軸)の対応を示すグラフである。 距離情報画像の一例を示す図である。 座標指定から画像表示までの処理の流れを模式的に説明する図である。 指示された座標が変更されたときの状態を示す図である。 指示された座標が変更されたときの表示画像の挙動を示す図である。 スワイプによる座標指定と表示画像の安定性の説明を行う図である。 表示画像と距離情報画像をともに表示する態様を例示する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラの概略的な構成を示すブロック図である。本明細書において、デジタルカメラは例えば一眼レフカメラや、携帯電話などの小型電子機器に搭載されるカメラユニットを含むが、本実施形態では、コンパクトカメラを例に説明を行う。
デジタルカメラ10において、被写体像は撮影レンズ11を介して撮像素子12において撮像される。撮像素子12の駆動は、撮像素子ドライバ13により制御され、撮像素子ドライバ13は制御部14からの指令に基づき制御される。また、撮像素子12で取得された画像は、制御部14へ送られ各種デジタル画像処理が施されるとともに、例えば画像メモリ15に一時的に保存され、ユーザの決定にしたがって例えば記録媒体16に保存される。また、撮像素子12で取得された画像、あるいは画像メモリ15、記録媒体16に保存された画像は、例えばLCDなどのモニタ17に表示可能である。
撮影レンズ11はレンズ駆動部18によって駆動され、絞り19は絞り駆動部20によって駆動される。AF処理にはコントラスト方式が採用され、制御部14は撮像素子12で撮影された画像のコントラストを参照してレンズ駆動部18を制御するとともに、測光値に基づき絞り駆動部20を制御する。
また、デジタルカメラ10は、防振ユニット(手ブレ補正機構)22を備える。手ブレ補正機構として本実施形態ではイメージセンサシフト方式が用いられるが、レンズシフト方式など他の方式であってもよい。防振ユニット22は、従来周知のように手ブレ量を検知するセンサを備え、手ブレを相殺するように撮像素子12を動かして撮像面における像のブレ(以下像ブレ)の発生を低減/防止する。防振ユニット22の駆動は制御部14によって制御され、防振ユニット22における駆動量、例えば手ブレ量や撮像素子12のシフト量は、後述する疑似輪郭成分発生の評価のため防振駆動実績として制御部14に送られる。なお、手ブレ補正は、撮像素子の駆動とは独立して制御され、その駆動はフレームレートより十分に速い。
なお、デジタルカメラ10には、制御部14に接続された、レリーズスイッチや測光スイッチ、あるいは各種機能の選択/設定のためのダイヤルスイッチや4方向スイッチなど様々なスイッチを含むスイッチ群23とタッチパネル21とが設けられる。
次に図1および図2のフローチャートを参照して本実施形態の被写体選択処理を含む合焦位置を変更する連写撮影について説明する。図2のフローチャートは、制御部14で実行される処理である。
ステップS100では、例えばレリーズボタン(図示せず)が全押しされ、スイッチ群23の中のレリーズスイッチがオンされたか否かが判定される。レリーズスイッチがオンされていない場合、すなわちレリーズボタンが全押しされていない場合、連写撮影は開始されず、同判定が繰り返される。ステップS100においてレリーズスイッチがオンされたと判定されると、ステップS101において防振ユニットの駆動が開始される。
防振ユニット22が防振動作をしている状態で、ステップS102においてレンズ駆動部18により撮影レンズ11を移動して、ピントを近距離から遠距離(例えば無限遠)までの間の複数の位置(Np箇所)に合わせ(例えば所定ステップでレンズを移動)、各位置において1枚ずつ画像が撮影され、結果Np枚の連続した取得画像が画像メモリ15に記憶される。なお、ステップS102の処理は、高速で行われ、この間にNp枚の画像が取得される。
なお、防振駆動によりNp枚の画像間に発生するズレは低減され、画像間における位置精度が高くなる。そしてこれにより後述するブロック化(領域分割)を細かくすることができ、座標選択の精度を高めることができる。なお手ブレ量に応じて、ブロック化の大きさ(領域)を調整することも可能である。このとき、撮影レンズ11の移動は、レンズ駆動部18によらず手動操作によるものでもよい。
ステップS102における画像取得完了後、ステップS104では、ステップS102において画像メモリ15に記憶されたスルー画像を用いた距離マップ作成処理が実行される。距離マップは主画像(あるいはスルー画像)の各領域(ブロック)の被写体までの距離情報を記録したマップデータであり、本実施形態では、距離情報にはレンズ位置に対応する後述するコントラストマップ番号が用いられる。なお距離マップ作成処理の詳細については後述する。
ステップS105では、ステップS102においてストックされた何れかの画像を1枚モニタ17へ表示する。例えば、最も近距離にあると判定された被写体に合焦している画像を表示する。また、このとき後述する距離マップを視覚化した距離情報画像をモニタ17に表示する。ステップS106ではユーザがステップS105でモニタに表示された画像からタッチパネル21を用いて合焦を望むブロック(領域)、すなわち被写体を選択し、同ブロックに対応する座標を取得する。
ステップS107では、距離マップが参照され、ステップS106において指定された座標に割り付けられたコントラストマップ番号のフレーム画像をメモリから呼び出し、ステップS108において同フレームの画像を前述の距離情報画像とともにモニタに表示する。
ステップS109では、タッチパネル21やスイッチ群23の所定の操作により画像保存指示があったか否かが判定され、画像保存指示があった場合にはステップS108においてモニタ表示を行ったフレームの画像をステップS110において記録媒体16へ保存し一連の連写撮影処理を終了する。一方、画像保存指示が検出されない場合、処理はステップS106に戻り、ステップS106以下の処理が繰り返される。なお同繰り返し処理において、距離情報画像は継続表示され、表示フレーム画像のみステップS108で更新されるので、選択されたフレーム画像の変化、すなわち注目被写体の変更を認識できる。そして再度距離情報画像を参照した所望被写体の選択も容易に行うことができる。
なお、上記連写撮影において、絞りとレンズ情報から被写界深度を評価し、被写界深度が浅い場合にステップS102の所定ステップをより細かくするとともに取得フレーム数を多くするようにしてもよい。
図3、図4は図2のステップS104で実行される距離マップ作成処理のフローチャートであり、図3は同処理の前半部、図4は同処理の後半部である。図5〜図8は、図3、図4で行われる処理の内容を説明する図である。以下図3〜図8を参照して距離マップ作成処理について説明する。
距離マップ作成処理では、まずステップS200において、図2のステップS102で画像メモリ15に記憶された各スルー画像に対しハイパスフィルタや微分フィルタなどの輪郭抽出処理を施し輪郭成分を抽出する。ここで図5(a)は、輪郭抽出前のスルー画像の一例であり、図5(b)は図5(a)の画像に対して輪郭抽出処理を施した画像の一例である。ステップS202では、図5(c)に例示されるように、輪郭成分が抽出された画像(図5(b))をM×Nブロック(領域)に分割する。Nは例えば縦方向のブロック数であり、スルー画像の縦方向の画素数以下の値である。またMは例えば横方向のブロック数であり、スルー画像の横方向のブロック数であり、スルー画像の縦方向の画素数以下の値である。なお、本実施形態におけるブロックには1画素のみからなるものも含まれる。
ステップS204では、ブロック毎に輪郭成分の総和が計算される。すなわち、輪郭成分が抽出された画像(図5(b))において、各ブロック内の画素値の総和がそのブロックのコントラスト値(コントラストの高低を評価する値)として計算される。ステップS206では、M×Nサイズのバッファメモリ(図示せず)にブロック毎に算出されたコントラスト値がコントラストマップ(コントラストの高低評価のマップ)としてスルー画像毎に保持される。図5(d)は、図5(c)のブロックに対応するコントラストマップの一例を模式的に示すもので、明るいブロックほど、そのブロックのコントラスト値が高いことを示している。
次にステップS208において、画像メモリ15にストック(記憶)されたNp枚のスルー画像全てに対して上記処理がなされたか否かが判定される。全てのスルー画像に対して上記処理が終了していない場合には、ステップS200に戻りストックされたスルー画像のうちまだ処理されていない画像に対し上記処理(ステップS200〜S206)が施される。
一方ステップS208において、画像メモリ15にストックされたNp枚のスルー画像全てに対しステップS200〜S206の処理が施されたと判定されると、処理はステップS210に移り、バッファメモリには、図5(e)に示されるようにNp枚のコントラストマップが保持される。
距離マップは、図6に模式的に示されるように、ステップS200〜S208において作成されたNp枚のコントラストマップをブロック毎に参照して作成される。まず、ステップS210では距離マップ保存用のM×Nブロック分の配列がメモリに確保される。ステップS212では、M×N個のブロックのうち処理対象となるブロック(注目ブロック)の初期位置が設定される。
例えば、Np枚の各コントラストマップにおけるM×N個のブロックに対して、図6左上を基点としてi行、j列のブロックを(i,j)で参照するとき、処理はi=1、j=1から開始される。なお、以下の処理において、注目ブロックは、まず同一行において左から右に移動され、その後次の行へ移動され、順次同様の移動が繰り返される。
ステップS214では、Np枚のコントラストマップにおいて注目ブロック(i,j)のコントラスト値がスキャンされ、ステップS216においてそのコントラスト値が最大となるコントラストマップの番号が算出される。例えば、コントラストマップが23枚(Np=23)のときに、注目ブロック(i,j)のコントラスト値がコントラストマップ番号に対し図7のように変化するとき、コントラスト値が最大となるコントラストマップ番号20が検出される。
ステップS218では、ステップS216で検出されたコントラストマップの番号が、ステップS210において確保された距離マップの対応ブロックの配列に記録される。ステップS220では、M×Nのブロック全てに対し上記処理が終了したか否か、すなわち距離マップの全てのM×Nブロックに対しコントラストマップ番号が検出・記録されたか否かが判断される。終了していない場合には、ステップS222において次の注目ブロックへの移動が行われステップS214以下の処理が繰り返される。
一方、ステップS220において全てのM×Nブロックの全てに対してコントラストマップ番号が検出・記録されたと判断される場合には、距離マップの作成は終了し、処理はステップS224へと移る。このとき、距離マップの各ブロックに対応する配列には、図8に例示されるように、各ブロックにおいて最もコントラスト値が高いコントラストマップの番号が記録される。すなわち、そのブロックにおいて最も合焦されたと考えられるレンズ位置に対応し、これはそのブロックにおける被写体までの距離に対応する。図8の例では、コントラストマップ番号が大きいほど距離が大きく、図5(a)との対応では、コントラストマップ番号が8のブロックが主要被写体である人物に対応し、コントラストマップ番号20のブロックが遠景となる背景、コントラストマップ番号が13のブロックがその中間にある被写体、例えば主要被写体の直ぐ後ろにある木に対応する。
ステップS224では、防振ユニット22から防振駆動実績を示す値が取得され、この値が所定の閾値を下回るか否かが判定される。すなわち、像ブレ量が小さく、後述する疑似輪郭成分の発生が小さいと考えられる場合には、ステップS226において、3×3ブロックの大きさのメディアンフィルタが設定される。一方、ステップS224において、像ブレが大きく、これにより発生する疑似輪郭成分が大きいと考えられる場合には、ステップS228において、5×5ブロックの大きさのメディアンフィルタが設定される。すなわち、像ブレが大きい(疑似輪郭成分が大きい)と評価されるときには、メディアンフィルタの領域が拡大される。
ステップS230では、ステップS226またはステップS228の何れかで選択された3×3ブロック、あるいは5×5ブロックの大きさのメディアンフィルタをステップS214〜S222で作成された距離マップデータに施す。すなわち、ステップS230では、手ブレに基づいて距離マップに混入する疑似輪郭成分(ノイズ)を距離マップから除去し、これにより本実施形態の距離マップ作成処理(ステップS114)は終了する。
次に図9、図10を参照して、距離マップデータを視覚的イメージとして表示するために作成される距離情報画像の本実施形態における作成例について説明する。本実施形態において距離情報画像は、熱画像風に各ブロック(領域)に割り付けられたコントラストマップ番号(距離情報)を色分けして表示する。図9は、コントラストマップ番号(横軸)とRGBの各画素値(縦軸)の対応を示すグラフである。すなわち、距離情報画像の各ブロックは、そのブロックに対応付けられたコントラスト番号に対応する図9のRGB画素値が画像として表示される。
図9の例では、至近側ではR画素値が高く、中間域においてG画素値が高く、無限遠側でB画素値が高い。そのため距離情報画像は、図10のように、至近側に対応するブロックほど赤く、無限遠側に対応するブロックほど青く表示され、その中間に対応するブロックは緑色で表示される。
次に図11を参照して、本実施形態における座標指定(図2ステップS106)から画像表示(図2ステップS108)までの処理の流れを説明する。
図11(a)は、モニタ17に設けられたタッチパネル21を用いて、ステップS105において任意に選択(例えば最至近側画像)され、ステップS106においてユーザがモニタ17に表示された画像の中の所望の被写体に指で触れ、画面(画像)の中の座標を指定(入力)する様子を示す。図11(b)は、図11(a)で入力された座標に対応する距離マップ参照の様子を模式的に示すもので、熱画像風の距離情報画像におけるユーザの指の位置と、同座標におけるRGBコントラストの対応を示す。なお、図11において、実線で示される被写体は合焦している被写体、破線で示される被写体は合焦していない被写体を表わす。
座標が指定されれば、対応するブロックが特定され、同ブロックに割り当てられている距離マップ値(コントラストマップ値)が分かる(図2ステップS107)。そしてこれにより、図11(c)に示されるように、特定された距離マップ値(コントラストマップ値)から、バッファメモリに保持された画像の中から選択すべき画像が特定され(ステップS107)、図11(d)に示されるように指定座標のコントラストマップ値に対応する距離にピントが合った画像がモニタ17に表示される(図2ステップS108)。なお同処理では、距離情報画像も同時にモニタ17に表示されるが、図11のモニタ表示では、その様子は描かれていない。距離情報画像の表示方法については、図15を参照して後程説明する。
次に図12、図13を参照して、図2のステップS106〜S109の繰り返し処理において、選択される注目被写体が変更され、座標の指定(入力)が変更されるときの表示画像の切り替えの様子を示す図である。
図12に示されるように、画面上に左から順に3個の被写体(矩形領域で示される)S1、S2、S3(例えば左側ほど至近側)がある場合に、ユーザが初めに被写体S1を選択し、その後選択を被写体S3に切り替えた場合を例に説明する。図13には、表示画像の切り替えの3つの態様が例示される。
図13(a)は、被写体S1にピントが合った画像から直ちに被写体S3にピントが合った画像に切り替える例である。図13(b)は、中間位置にある被写体S2にピントが合った画像を表示してから、指定された被写体S3にピントが合った画像を表示する例を示す。また、図13(c)は、被写体S1にピントが合った画像に被写体S3にピントが合った画像をαブレンドした画像を一旦表示してから被写体S3にピントが合った画像を表示する例を示す。
図13(a)では、遠近距離間での切り替えを強調する場合や、距離差の少ない場合に敵視、図13(b)、図13(c)の例は、指示座標を被写体S1から被写体S3へとスライド(スワイプ)させた場合などに、表示画像が連続的に変化し使用感が向上する。なお、カメラは、これら全ての表示方法を採用し、ユーザの選択に応じて切り替てもよいし、任意の1つの表示方法を採用してもよい。また、表示の切り替え方法は本実施形態に限定されるものではない。
なお、図14を参照して、図2のステップS106〜S109の繰り返し処理において、ユーザがタッチパネル21上のスワイプ動作により被写体の選択を行った場合の挙動について説明する。図14(a)は、モニタ17のタッチパネル21上をユーザが被写体周りにスワイプする様子を模式的に示す。防振ユニット22が駆動していない状態の下、広い領域に亘りスワイプを行うと、選択される被写体が経時的に連続して変わり得るので、表示画像は、それに合わせて連続的に変化し得る(図14(b))。防振ユニット22が駆動している場合には、画像間において被写体の位置ズレが殆どないので、図14(c)に示されるようにスワイプに追随して表示画像を切り替えても被写体が揺れることはないので問題がない。一方、防振ユニット22が使用されない場合には、手ブレにより、ステップS102で撮影された複数の画像間において被写体像には位置ズレが発生しているので、スワイプに合わせて表示画像を切り替えると表示される被写体が揺れる現象が発生する。したがって、本実施形態では、図2の連写モードでの撮影を行うときには、例えば防振ユニット22を常に駆動する。
図15(a)〜図15(d)を参照して、ステップS106〜S109における距離情報画像のモニタ17への表示方法について説明する。なお、図15(a)〜図15(d)は、それぞれ異なる表示方法を例示し、実線で示される被写体は合焦した被写体、破線で示される被写体は合焦していない被写体を表わす。
図15(a)は、ステップS108で選択された表示画像に距離情報画像を同位置、同サイズで重畳させる例である。図15(b)は、選択された表示画像の中に縮小した距離情報画像をピクチャ・イン・ピクチャの形式で表示する例である。図15(c)は、指定された被写体に対応する領域のみ重畳させる例である。図15(d)は、選択された表示画像の中で、表示画像のない領域に縮小した距離画像を表示した例である。なお、これらの表示方法は、複数採用してユーザが選択する構成とすることもでき、1つのみを採用することもでき、また、これらの表示方法に限定されるものでもなく、例えば距離情報画像と取得画像とを並べて表示してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、被写界深度が浅い撮影条件の下、焦点位置を変更しながら連写撮影を行い取得画像の被写界深度外にある被写体がボケにより不鮮明になっても、距離情報画像により被写体間の区別が明確となり、その選択が容易となる。
また、本実施形態によれば、連続して指示座標を更新し、表示を繰り返しても表示画像が揺らぐことがなく、画像の切り替えも滑らかとなる。更に、ユーザは被写体の距離を認識しつつ座標指示(被写体指定)が可能にあるため、リフォーカスと同じ機能をユーザに提供することが可能である。
本実施形態は、カメラ機能を備える電子機器のみではなく、撮影画像情報を受信し演算処理できる装置またはシステムであれば同様の制御を行うことができる。例えば、記録済みSDカードや通信機能によりパソコンや制御部を備える再生機器にデータを移管して処理することも可能である。
10 デジタルカメラ
11 撮影レンズ
12 撮像素子
13 撮像素子ドライバ
14 制御部
15 画像メモリ
16 記録媒体
17 モニタ
18 レンズ駆動部
19 絞り
20 絞り駆動部
21 タッチパネル
22 防振ユニット
23 スイッチ群

Claims (13)

  1. 同一被写体に対し焦点位置の異なる複数の画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数の画像の分割領域ごとに合焦距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記分割領域の合焦距離情報に応じた距離情報画像を生成する距離情報画像生成手段と、
    前記複数の画像の中から選択された第1画像を表示する表示手段と、
    前記第1画像において、前記分割領域に対応した座標を指定する座標指定手段とを備え、
    前記表示手段は、前記距離情報画像の少なくとも一部を前記第1画像とともに表示する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記座標指定手段で指定された座標において合焦している第2画像を前記複数の画像の中から選択する画像選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段において、前記第1画像は、前記座標指定手段での指定に応じて前記第2画像によって更新され、前記距離情報画像は更新されないことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段が、前記座標指定手段によって指定される座標が更新され、これに応じて前記第1画像の表示を更新する際、前記第1画像と前記第2画像をαブレンドして作成した画像を一旦表示することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記表示手段が、前記距離情報画像を前記第1画像の少なくとも一部に重畳して表示することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記表示手段が、前記距離情報画像を透過させて前記第1画像全体に重畳して表示することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記表示手段が、前記座標指定手段によって選択された座標を含む被写体に対応する領域だけに前記距離情報画像を重畳させることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記表示手段が、前記距離情報画像と前記第1画像とを並べて表示することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記座標指定手段がタッチパネルであることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記画像取得手段における焦点位置の変更が自動で行われることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記画像取得手段における焦点位置の変更が手動で行われることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の撮像装置。
  12. 請求項1〜請求項11の何れか一項に記載の撮像装置を備えることを特徴とする再生装置。
  13. 同一被写体に対し焦点位置の異なる複数の画像を取得する手順と、
    前記複数の画像の分割領域ごとに合焦距離情報を取得する手順と、
    前記分割領域の合焦距離情報に応じた距離情報画像を生成する手順と、
    前記複数の画像の中から選択された第1画像を表示する手順と、
    前記第1画像において、前記分割領域に対応した座標を指定する手順と、
    前記第1画像を表示する手順において、前記距離情報画像の少なくとも一部を前記第1画像とともに表示する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

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