JP2011041117A - 電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 現用系で障害が発生して予備系に切り替わった場合に、現用系の通話状態を予備系に引き継いで通話継続を可能とする電話システムを提供する。
【解決手段】 現用系MCP20の通信制御装置21で通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルを生成し、これらテーブルの情報を現用系MCP20から予備系MCP30に送信しておき、予備系MCP30の通信制御装置31は、これらテーブルの情報を基に、予備系MCP30に切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築する電話システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】 現用系MCP20の通信制御装置21で通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルを生成し、これらテーブルの情報を現用系MCP20から予備系MCP30に送信しておき、予備系MCP30の通信制御装置31は、これらテーブルの情報を基に、予備系MCP30に切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築する電話システムである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、現用系と予備系を備える二重化した電話システムに係り、特に、障害発生等により現用系から予備系に切り替えられても現用系の通話状態を引き継ぐことができる電話システムに関する。
[従来の技術]
従来の現用系と予備系を備える二重化した電話システムでは、現用系に障害が発生した場合に、その障害を検出した予備系が現用系の監視状態(イニシャル完了状態)から、通話状態を引き継ぐことなく、運用状態に移行していたものである。
従来の現用系と予備系を備える二重化した電話システムでは、現用系に障害が発生した場合に、その障害を検出した予備系が現用系の監視状態(イニシャル完了状態)から、通話状態を引き継ぐことなく、運用状態に移行していたものである。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2002−261929号公報「構内無線通信システム」(出願人:株式会社日立国際電気)[特許文献1]がある。
特許文献1には、構内無線通信システムにおいて、現用系システムから予備系システムに切り替えを行う場合、切り替え前に、現用系システムから予備系システムに携帯端末の位置情報を転送し、その位置情報を参照して位置登録をしていない携帯端末を使用可能にすることが示されている。
尚、関連する先行技術として、特開2002−261929号公報「構内無線通信システム」(出願人:株式会社日立国際電気)[特許文献1]がある。
特許文献1には、構内無線通信システムにおいて、現用系システムから予備系システムに切り替えを行う場合、切り替え前に、現用系システムから予備系システムに携帯端末の位置情報を転送し、その位置情報を参照して位置登録をしていない携帯端末を使用可能にすることが示されている。
しかしながら、従来の電話システムでは、現用系から予備系に通話状態を引き継ぐことなく運用状態に移行していたので、通話状態にあった電話機は突然通話が切れてしまい、通話者はシステム運用状態になってから再度電話を掛け直さなければならず、工場の作業指示や緊急時には大事な用件が伝わらないという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、現用系で障害が発生して予備系に切り替わった場合に、現用系の通話状態を予備系に引き継いで通話継続を可能とする電話システムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、現用系制御装置と予備系制御装置を備える電話システムであって、現用系制御装置は、個別通話状態を記憶する通話状態テーブル、及び、当該システムに接続する子機の状態を記憶する子機状態テーブルを生成し、予備系制御装置に送信し、予備系制御装置は、現用系制御装置から切り替わった場合に、受信した通話状態テーブル、及び、子機状態テーブルの情報に基づいて現用系制御装置の通話状態を構築することを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、現用系制御装置は、グループ通話の会議トランク使用状態を記憶する会議トランク接続状態テーブルを生成し、予備系制御装置に送信し、予備系制御装置は、現用系制御装置から切り替わった場合に、受信した通話状態テーブル、子機状態テーブル、及び、会議トランク接続状態テーブルの情報に基づいて現用系制御装置の通話状態を構築することを特徴とする。
本発明によれば、現用系制御装置は、個別通話状態を記憶する通話状態テーブル、及び、当該システムに接続する子機の状態を記憶する子機状態テーブルを生成し、予備系制御装置に送信し、予備系制御装置は、現用系制御装置から切り替わった場合に、受信した通話状態テーブル、及び、子機状態テーブルの情報に基づいて現用系制御装置の通話状態を構築する電話システムとしているので、現用系の通話状態を予備系に引き継いで通話を継続させることができる効果がある。
また、本発明によれば、現用系制御装置は、グループ通話の会議トランク使用状態を記憶する会議トランク接続状態テーブルを生成し、予備系制御装置に送信し、予備系制御装置は、現用系制御装置から切り替わった場合に、受信した通話状態テーブル、子機状態テーブル、及び、会議トランク接続状態テーブルの情報に基づいて現用系制御装置の通話状態を構築する上記電話システムとしているので、現用系の通話状態を予備系に引き継いでグループ通話を継続させることができる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る電話システムは、通話状態を速やかに引き継ぐために、現用系は、通話継続用の必要最小限の通話状態引継ぎ情報(音声路[タイムスイッチ(TSW)の接続状態情報])テーブルを予め作成しておき、通話状態に合わせて更新し、障害発生等で系切り替えを行う場合、予備系は、通話状態引継ぎ情報を引き継ぎ、通話状態引継ぎ情報を元に通話状態を構築(音声路の接続、通話用テーブルの更新)し、通話の継続を行う。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る電話システムは、通話状態を速やかに引き継ぐために、現用系は、通話継続用の必要最小限の通話状態引継ぎ情報(音声路[タイムスイッチ(TSW)の接続状態情報])テーブルを予め作成しておき、通話状態に合わせて更新し、障害発生等で系切り替えを行う場合、予備系は、通話状態引継ぎ情報を引き継ぎ、通話状態引継ぎ情報を元に通話状態を構築(音声路の接続、通話用テーブルの更新)し、通話の継続を行う。
また、本発明の実施の形態に係る電話システムは、現用系で電源断等の通話を引き継げない障害が発生した場合でも、通話継続を可能とするために、通話状態継続ぎ情報を定期的に現用系から予備系に引き継いで(送信して)おき、系切り替えが発生した場合に、予備系で既に受信している通話状態継続ぎ情報を元に通話状態を再構築し、通話継続を行う。
[電話システム:図1]
本発明の実施の形態に係る電話システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電話システムの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る電話システム(本システム)は、図1に示すように、通信制御装置1と、基地局(BS)2と、移動局となる携帯端末(PS又はPHS)3と、有線ページング装置4と、内線電話5と、ショートメッセージサーバ6と、他の電話システムの通信制御装置7と、PBX(私設構内交換機)8と、他の電話システムの通信制御装置9aと、他の電話システムの通信制御装置9bと、管理コンソール11と、設備アラーム検出装置12と、PHS位置モニタ装置13とを基本的に有している。
本発明の実施の形態に係る電話システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電話システムの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る電話システム(本システム)は、図1に示すように、通信制御装置1と、基地局(BS)2と、移動局となる携帯端末(PS又はPHS)3と、有線ページング装置4と、内線電話5と、ショートメッセージサーバ6と、他の電話システムの通信制御装置7と、PBX(私設構内交換機)8と、他の電話システムの通信制御装置9aと、他の電話システムの通信制御装置9bと、管理コンソール11と、設備アラーム検出装置12と、PHS位置モニタ装置13とを基本的に有している。
[本システムの各部]
本システムの各部について具体的に説明する。
通信制御装置1は、本システムにおける中心的処理を実行する装置である。
通信制御装置1は、現用系制御装置(MCP[Main Control Processor](0系))20と、予備系制御装置(MCP(1系))30と、インタフェース部(インタフェースPKG)40とを備えている。MCP20,30及びインタフェース部40の具体的内部構成については後述する。
尚、MCP(0系)20を現用系制御装置とし、MCP(1系)30を予備系制御装置としているが、MCP(1系)30を現用系制御装置とし、MCP(0系)20を予備系制御装置としてもよい。
また、MCP20,30及びインタフェース部40は、共通電源が供給されるようになっている。
尚、以下、MCP20のことを単に現用系MCPともいい、MCP30のことを単に予備系MCPともいう。
本システムの各部について具体的に説明する。
通信制御装置1は、本システムにおける中心的処理を実行する装置である。
通信制御装置1は、現用系制御装置(MCP[Main Control Processor](0系))20と、予備系制御装置(MCP(1系))30と、インタフェース部(インタフェースPKG)40とを備えている。MCP20,30及びインタフェース部40の具体的内部構成については後述する。
尚、MCP(0系)20を現用系制御装置とし、MCP(1系)30を予備系制御装置としているが、MCP(1系)30を現用系制御装置とし、MCP(0系)20を予備系制御装置としてもよい。
また、MCP20,30及びインタフェース部40は、共通電源が供給されるようになっている。
尚、以下、MCP20のことを単に現用系MCPともいい、MCP30のことを単に予備系MCPともいう。
基地局(BS:Base Station)2は、携帯端末3との無線制御を行う装置である。
携帯端末(PS[Personal Station]又はPHS)3は、基地局2の子機となる携帯電話機である。
有線ページング装置4は、通信制御装置1に有線で接続され、ページング(呼び出し)を行う装置である。
携帯端末(PS[Personal Station]又はPHS)3は、基地局2の子機となる携帯電話機である。
有線ページング装置4は、通信制御装置1に有線で接続され、ページング(呼び出し)を行う装置である。
内線電話5は、通信制御装置1に有線で接続された内線用の電話機である。
ショートメッセージサーバ6は、通信制御装置1に構内LAN(Local Area Network)で接続され、ショートメッセージの送受信を行うサーバである。
他の通信制御装置7は、本システムの通信制御装置1と同等の制御装置であり、2ワイヤ(2W)電話線で通信制御装置1と接続している。
ショートメッセージサーバ6は、通信制御装置1に構内LAN(Local Area Network)で接続され、ショートメッセージの送受信を行うサーバである。
他の通信制御装置7は、本システムの通信制御装置1と同等の制御装置であり、2ワイヤ(2W)電話線で通信制御装置1と接続している。
PBX(Private Branch eXchange:私設構内交換機)8は、通信制御装置1に23B+Dのインタフェースで接続する交換機である。
他の通信制御装置9aは、通信制御装置1と同等の制御装置であり、23B+Dのインタフェースで通信制御装置1と接続している。
他の通信制御装置9bは、通信制御装置1の旧バージョンシステムである制御装置であり、23B+Dのインタフェースで通信制御装置1と接続している。
他の通信制御装置9aは、通信制御装置1と同等の制御装置であり、23B+Dのインタフェースで通信制御装置1と接続している。
他の通信制御装置9bは、通信制御装置1の旧バージョンシステムである制御装置であり、23B+Dのインタフェースで通信制御装置1と接続している。
管理コンソール11は、構内LANで通信制御装置1の現用系制御装置20及び予備系制御装置30に接続して現用系制御装置20及び予備系制御装置30を制御し、RC232Cの接続ケーブルで現用系制御装置20に接続している。
設備アラーム検出装置12は、構内LANで通信制御装置1の現用系制御装置20及び予備系制御装置30に接続し、設備アラームを検出して、現用系制御装置20及び予備系制御装置30に設備アラーム信号を送信する。
PHS位置モニタ装置(PSM:Positioning and Status Monitor)13は、専用LANで通信制御装置1の現用系制御装置20及び予備系制御装置30に接続し、子機(PHS)の位置情報と状態をモニタする装置である。
設備アラーム検出装置12は、構内LANで通信制御装置1の現用系制御装置20及び予備系制御装置30に接続し、設備アラームを検出して、現用系制御装置20及び予備系制御装置30に設備アラーム信号を送信する。
PHS位置モニタ装置(PSM:Positioning and Status Monitor)13は、専用LANで通信制御装置1の現用系制御装置20及び予備系制御装置30に接続し、子機(PHS)の位置情報と状態をモニタする装置である。
[現用系制御装置20]
現用系制御装置(MCP(0系))20は、通信制御装置(CCP[Communication Control Processor] CPU[Central Processing Unit])21と、主制御装置(MCP[Main Control Processor] CPU)22と、タイムスイッチ(TSW[Time Switch])23と、音声合成処理部(CFT[Conference Trunk]/PB/TGR)24と、クロック部(CLK[Clock])25とを備えている。
現用系制御装置(MCP(0系))20は、通信制御装置(CCP[Communication Control Processor] CPU[Central Processing Unit])21と、主制御装置(MCP[Main Control Processor] CPU)22と、タイムスイッチ(TSW[Time Switch])23と、音声合成処理部(CFT[Conference Trunk]/PB/TGR)24と、クロック部(CLK[Clock])25とを備えている。
ここで、通信制御装置21と主制御装置22は、内部LANで接続され、その内部LANは、予備系制御装置30の内部LANにも接続されている。
また、タイムスイッチ23と音声合成処理部24は、ローカルバス(Local Bus)を介して主制御装置22に接続されている。
更に、通信制御装置21は、インタフェース部40に接続され、タイムスイッチ23も、PCM HWY[Highway](2M×16)でインタフェース部40に接続されている。
クロック部25は、インタフェース部40に接続され、予備系制御装置30のクロック部35にも接続されている。
また、タイムスイッチ23と音声合成処理部24は、ローカルバス(Local Bus)を介して主制御装置22に接続されている。
更に、通信制御装置21は、インタフェース部40に接続され、タイムスイッチ23も、PCM HWY[Highway](2M×16)でインタフェース部40に接続されている。
クロック部25は、インタフェース部40に接続され、予備系制御装置30のクロック部35にも接続されている。
通信制御装置21は、予備系制御装置となる副装置(SCS:Sub Control Station)への入出力制御を行う装置である。
主制御装置22は、現用系制御装置20全体の制御を行い、通話路交換接続制御を行う。
タイムスイッチ23は、PCM HWYのハイウェアを制御するタイムスイッチである。
音声合成処理部24は、会議通話用の音声を合成する処理部である。
主制御装置22は、現用系制御装置20全体の制御を行い、通話路交換接続制御を行う。
タイムスイッチ23は、PCM HWYのハイウェアを制御するタイムスイッチである。
音声合成処理部24は、会議通話用の音声を合成する処理部である。
本システムの特徴部分としては、現用系MCPから予備系MCPに通話状態を引継ぐために、現用系MCPの通信制御装置21で後述する通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルを生成して内部の記憶部に記憶すると共に、通話状況に応じて更新し、予備系MCPに切り替わっても、通話が継続できるよう、これらテーブルの情報を現用系MCPから予備系MCPに送信しておくものである。
[予備用系制御装置30]
予備系制御装置(MCP(1系))30は、通信制御装置(CCP CPU)31と、主制御装置(MCP CPU)32と、タイムスイッチ(TSW)33と、音声合成処理部(CFT/PB/TGR)34と、クロック部(CLK)35とを備えている。
予備系制御装置(MCP(1系))30は、通信制御装置(CCP CPU)31と、主制御装置(MCP CPU)32と、タイムスイッチ(TSW)33と、音声合成処理部(CFT/PB/TGR)34と、クロック部(CLK)35とを備えている。
ここで、通信制御装置31と主制御装置32は、内部LANで接続され、その内部LANは、現用系制御装置20の内部LANにも接続されている。
また、タイムスイッチ33と音声合成処理部34は、ローカルバス(Local Bus)を介して主制御装置32に接続されている。
更に、通信制御装置31は、インタフェース部40に接続され、タイムスイッチ33も、PCM HWY(2M×16)でインタフェース部40に接続されている。
クロック部35は、現用系制御装置20のクロック部25にも接続されている。
また、タイムスイッチ33と音声合成処理部34は、ローカルバス(Local Bus)を介して主制御装置32に接続されている。
更に、通信制御装置31は、インタフェース部40に接続され、タイムスイッチ33も、PCM HWY(2M×16)でインタフェース部40に接続されている。
クロック部35は、現用系制御装置20のクロック部25にも接続されている。
予備系制御装置30の各部における処理動作は、現用系制御装置20の各部における処理動作と基本的には同様である。
また、本システムの予備系MCPとして特徴部分は、現用系MCPから送信された通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルの情報を基に、予備系MCPに切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築するものである。
また、本システムの予備系MCPとして特徴部分は、現用系MCPから送信された通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルの情報を基に、予備系MCPに切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築するものである。
[インタフェース部40]
インタフェース部40は、基地局インタフェース部(BSIF:Base Station Interface)41と、ページング制御装置(PCU:Paging Control Unit)42と、中央翻訳装置(COT:Central Office Translator)43と、デジタルインタフェース部(DIF:Digital Interface)44と、Iインタフェース部(IIF:I Interface Package)45と、(2MTTC:TTC 2Mbps package)46と、ローミングインタフェース部(RIP:Roaming Interface Package)47とを備えている。
インタフェース部40は、基地局インタフェース部(BSIF:Base Station Interface)41と、ページング制御装置(PCU:Paging Control Unit)42と、中央翻訳装置(COT:Central Office Translator)43と、デジタルインタフェース部(DIF:Digital Interface)44と、Iインタフェース部(IIF:I Interface Package)45と、(2MTTC:TTC 2Mbps package)46と、ローミングインタフェース部(RIP:Roaming Interface Package)47とを備えている。
また、インタフェース部40内の各部は、PCM HWY(2Mbps)で接続され、更に、そのPCM HWYは、MCP(0系)20のTSW23及びMCP(1系)30のTSW33とPCM HWY(2M×16)で接続され、データの送受信が為される。
また、インタフェース部40内の各部は、制御信号線(1Mbps)で接続され、更に、その制御信号線は、MCP(0系)20の通信制御装置21及びMCP(1系)30の通信制御装置31に信号線で接続され、制御信号の送受信が為される。
基地局インタフェース部(BSIF)41は、基地局2とMCP(0系)20の通信制御装置21及びMCP(1系)30の通信制御装置31との接続インタフェースを行う。
ページング制御装置(PCU)42は、有線ページング装置4との有線ページングの接続インタフェースを行う。
中央翻訳装置(COT)43は、内線電話5に接続するためのアナログ専用線のPBXインタフェース部である。
ページング制御装置(PCU)42は、有線ページング装置4との有線ページングの接続インタフェースを行う。
中央翻訳装置(COT)43は、内線電話5に接続するためのアナログ専用線のPBXインタフェース部である。
デジタルインタフェース部(DIF)44は、ショートメッセージサーバ6に接続するためのデジタルデータのインタフェース部である。
Iインタフェース部(IIF)45は、PBX8に接続するための1.5Mbps、ISDN専用線のインタフェース部である。
2Mbps専用インタフェース部(2MTTC)46は、2Mbps専用線のインタフェース部である。
ローミングインタフェース部(RIP)47は、他の通信制御装置(他のDRX2000)に接続するための1.5M専用線のインタフェース部である。
Iインタフェース部(IIF)45は、PBX8に接続するための1.5Mbps、ISDN専用線のインタフェース部である。
2Mbps専用インタフェース部(2MTTC)46は、2Mbps専用線のインタフェース部である。
ローミングインタフェース部(RIP)47は、他の通信制御装置(他のDRX2000)に接続するための1.5M専用線のインタフェース部である。
[各種テーブル]
次に、本システムにおいて、通信制御装置21内の記憶部に記憶される各種テーブルについて説明する。尚、後述する各種テーブル(通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFI接続状態テーブル)は、主制御装置22内の記憶部やMCP20内の他の記憶部に記憶されていてもよい。また、MCP30においても、各種テーブルが通信制御装置31の記憶部や主制御装置32の記憶部やMCP30内の他の記憶部に記憶されてもよい。
次に、本システムにおいて、通信制御装置21内の記憶部に記憶される各種テーブルについて説明する。尚、後述する各種テーブル(通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFI接続状態テーブル)は、主制御装置22内の記憶部やMCP20内の他の記憶部に記憶されていてもよい。また、MCP30においても、各種テーブルが通信制御装置31の記憶部や主制御装置32の記憶部やMCP30内の他の記憶部に記憶されてもよい。
通信制御装置21内の記憶部に記憶される各種テーブルには、通話情報テーブル、PS(子機:Personal Station)状態テーブル、CFT(会議トランク:Conference Trunk)接続状態テーブルがある。これらのテーブルは、現用系MCPから予備系MCPに通話状態引継ぎ情報として送信される。
[通話状態テーブル:図2]
通話状態テーブルについて図2を参照しながら説明する。図2は、通話状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、個別通話の通信状態を保持するために、回線アドレスに対応付ける通話状態テーブルを新たに作成し、通話におけるTSWの制御の際に、当該テーブルを更新する。
通話状態テーブルは、通話状態情報を記憶するもので、定期的及び現用/予備系切替時に現用系MCPから予備系MCPに送信される。
尚、通話ログ取得時、発信者・受信者の種別が必要なため、これら情報も引き継ぐようにする。予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から通話状態を継続するため、全てのテーブルの更新・構築を行う。
通話状態テーブルについて図2を参照しながら説明する。図2は、通話状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、個別通話の通信状態を保持するために、回線アドレスに対応付ける通話状態テーブルを新たに作成し、通話におけるTSWの制御の際に、当該テーブルを更新する。
通話状態テーブルは、通話状態情報を記憶するもので、定期的及び現用/予備系切替時に現用系MCPから予備系MCPに送信される。
尚、通話ログ取得時、発信者・受信者の種別が必要なため、これら情報も引き継ぐようにする。予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から通話状態を継続するため、全てのテーブルの更新・構築を行う。
通話状態テーブルは、図2に示すように、通信者1のH/W(ハードウェア)のTSW(タイムスイッチ)のリニアアドレス(発信者)に対応して通信者2のH/WのTSWのリニアアドレス(着信者)を記憶するものである。ここで、「0xFFFF」は未通話を示している。
発信者のリニアアドレスは、例えば、1〜8192の順に設定され、当該アドレスに対応して着信者のリニアアドレスが設定されるようになっている。
発信者のリニアアドレスは、例えば、1〜8192の順に設定され、当該アドレスに対応して着信者のリニアアドレスが設定されるようになっている。
[PS状態テーブル:図3]
PS状態テーブルについて図3を参照しながら説明する。図3は、PS状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、図3に示すPS状態テーブルを新たに作成し、PSの通話開始/終了時に更新を行い、定期的及び現用/予備系切替時に現用系MCPから予備系MCPに送信する。予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から通話状態を継続するため、テーブルの更新・構築を行う。
PS状態テーブルについて図3を参照しながら説明する。図3は、PS状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、図3に示すPS状態テーブルを新たに作成し、PSの通話開始/終了時に更新を行い、定期的及び現用/予備系切替時に現用系MCPから予備系MCPに送信する。予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から通話状態を継続するため、テーブルの更新・構築を行う。
PS状態テーブルは、図3に示すように、例えば、1台目〜6144台目のPSについて、1台毎に、項目として、「PS番号」「BS回線アドレス」「チャネル番号」「呼番」が設定され、更に各項目の内容が設定され、当該内容のバイト数が設定されている。
「PS番号」は、位置登録済みPSのPS番号であり、「BS回線アドレス」は、PSが接続しているBS回線アドレスであり、「チャネル番号」は、PSが接続しているBS回線アドレスの中のチャネル番号であり、「呼番」は、PSが通話している呼の番号である。
[CFT接続状態テーブル:図4]
CFT接続状態テーブルについて図4を参照しながら説明する。図4は、CFT接続状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、開催型グループ通話、及び参加型グループ通話の会議トランクの使用状態を保持するために、新たにCFT接続状態テーブルを作成し、CFT接続・切り離しの際に、当該テーブルを更新する。
CFT接続状態テーブルについて図4を参照しながら説明する。図4は、CFT接続状態テーブルの概略図である。
現用系MCPの通信制御装置21は、開催型グループ通話、及び参加型グループ通話の会議トランクの使用状態を保持するために、新たにCFT接続状態テーブルを作成し、CFT接続・切り離しの際に、当該テーブルを更新する。
CFT接続状態テーブルは、会議通話中状態を表す情報を記憶するもので、定期的及び現用/予備系切替時に現用系MCPから予備系MCPに送信する。
尚、CFT接続状態テーブルのCFT接続有/無フラグがオン(1=有)のものを送信する。また、予備系MCPは、発信者・着信者の判断を図2の通話状態テーブルにより行うため、CFT接続状態テーブルでは発信者・着信者の情報は記憶していない。
予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から会議通話状態を継続するため、全てのテーブルの更新・構築を行う。
尚、CFT接続状態テーブルのCFT接続有/無フラグがオン(1=有)のものを送信する。また、予備系MCPは、発信者・着信者の判断を図2の通話状態テーブルにより行うため、CFT接続状態テーブルでは発信者・着信者の情報は記憶していない。
予備系MCPの通信制御装置31は、受信した情報から会議通話状態を継続するため、全てのテーブルの更新・構築を行う。
CFT接続状態テーブルは、図4に示すように、回線番号(回線No.)[HWYのインデックス]毎に、設定項目、設定内容、値の範囲、サイズが記憶されている。
回線No.は、例えば、0000(0)〜1FFF(8191)が設定され、それらの回線No.毎に、項目として、「CFT接続有/無」「会議トランクNo.」「会議トランク接続ch」「会議NO」「多数通話モード設定オフセット」「参加型グループ通話中有/無」「参加型グループ通話管理テーブルのオフセット」「一斉通報通話中有/無」「一斉通報グループ番号」が設定されている。
回線No.は、例えば、0000(0)〜1FFF(8191)が設定され、それらの回線No.毎に、項目として、「CFT接続有/無」「会議トランクNo.」「会議トランク接続ch」「会議NO」「多数通話モード設定オフセット」「参加型グループ通話中有/無」「参加型グループ通話管理テーブルのオフセット」「一斉通報通話中有/無」「一斉通報グループ番号」が設定されている。
項目の内容は、「CFT接続有/無」は、CFTに接続しているか否かを示すフラグ(1=有)であり、「会議トランクNo.」は、接続した会議トランクの番号であり、「会議トランク接続ch」は、接続した会議トランクのチャネル番号であり、「会議NO」は、接続した会議トランクの中の会議の番号であり、「多者通話モード設定オフセット」は、多者通話モード設定テーブルのオフセット値であり、「参加型グループ通話中有/無」は、参加型グループ通話を行っているか否かの情報(通話中=1)であり、「参加型グループ通話管理テーブルのオフセット」は、通話中の参加型グループ通話管理テーブル(meet_me_tb[256])のオフセット値であり、「一斉通報通話中有/無」は、一斉通報通話を行っているか否かを示す情報(通話有=1)であり、「一斉通報グループ番号」は、通話中の一斉通報グループ番号(全て(ALL)一斉通報の場合は「0xFF」となる)を示している。
[通話状態引継ぎ方法]
通話状態引継ぎ方法について説明する。
現用系MCPは、通話状態引継ぎ情報を予備系MCPに送信する。
現用系MCPは、素早く送信を行うために、通話状態データ送信をバースト送信で行い、1電文毎の応答監視は行わず、再送要求電文及び全データ受信完了通知電文の受信監視を行う方式とする。
尚、送信するデータは可能な限り、状態変化のあったものを送信する方式とする。
通話状態引継ぎ方法について説明する。
現用系MCPは、通話状態引継ぎ情報を予備系MCPに送信する。
現用系MCPは、素早く送信を行うために、通話状態データ送信をバースト送信で行い、1電文毎の応答監視は行わず、再送要求電文及び全データ受信完了通知電文の受信監視を行う方式とする。
尚、送信するデータは可能な限り、状態変化のあったものを送信する方式とする。
[通話状態送信シーケンス:図5]
通話状態送信シーケンスについて図5を参照しながら説明する。図5は、通話状態送信シーケンスの説明図である。
図5に示すように、現用系MCP20の通信制御装置21は、送信する電文の総数をセットして予備系MCP30に送信する。現用系MCPは、送信に際して、通話状態送信開始電文を予備系MCPに送信する(1)。
通話状態送信シーケンスについて図5を参照しながら説明する。図5は、通話状態送信シーケンスの説明図である。
図5に示すように、現用系MCP20の通信制御装置21は、送信する電文の総数をセットして予備系MCP30に送信する。現用系MCPは、送信に際して、通話状態送信開始電文を予備系MCPに送信する(1)。
続いて、現用系MCPは、予備系MCPに通話状態データを連続送信する(2)(3)。連続送信される通話状態データを受信側が取りこぼさないように、ディレイ(遅延)を設けて送信する。
予備系MCPは、受信した通話状態データのシーケンス番号をチェックし、番号抜けがあると、当該シーケンス番号をセットした再送要求電文を現用系MCPに送信する(4)。
予備系MCPは、受信した通話状態データのシーケンス番号をチェックし、番号抜けがあると、当該シーケンス番号をセットした再送要求電文を現用系MCPに送信する(4)。
現用系MCPは、通話状態データを全て送りきる(5)と、再送要求電文に対応した通話状態データを再送電文として送信する(6)。
予備系MCPは、最後まで全ての通話状態データを受信したら、完了通知を現用系MCPに送信する(7)。そして、予備系MCPは、最後まで全ての通話状態データを受信したら、通話状態構築を行う。
予備系MCPは、最後まで全ての通話状態データを受信したら、完了通知を現用系MCPに送信する(7)。そして、予備系MCPは、最後まで全ての通話状態データを受信したら、通話状態構築を行う。
予備系MCPは、一定時間経過しても再送要求に係る通話状態データを受信できなかった場合、受信できた電文のデータだけで通話構築処理を行う。
また、現用系MCPは、一定時間待っても予備系MCPから全データ受信完了通知電文を受信しない場合、処理を終了する。
また、現用系MCPは、一定時間待っても予備系MCPから全データ受信完了通知電文を受信しない場合、処理を終了する。
[定期的及び系切替時の通話状態引継ぎシーケンス:図6]
次に、定期的及び系切替時の通話状態引継ぎシーケンスについて図6を参照しながら説明する。図6は、定期的及び系切替時の通話状態引継ぎシーケンスの説明図である。
通話状態引継ぎには、定期的に行う引継ぎと、系切替時に行う引継ぎがある。
予備系MCPは、現用系MCPの運用状態を常に監視し、現用系MCPが引き続き不可能な障害(電源断など)になったことを検出した場合、系切替時の引継ぎを行わず、定期的に受信していた引継ぎ情報を基にすぐに通話状態の構築を行い、通話の継続を行う。
次に、定期的及び系切替時の通話状態引継ぎシーケンスについて図6を参照しながら説明する。図6は、定期的及び系切替時の通話状態引継ぎシーケンスの説明図である。
通話状態引継ぎには、定期的に行う引継ぎと、系切替時に行う引継ぎがある。
予備系MCPは、現用系MCPの運用状態を常に監視し、現用系MCPが引き続き不可能な障害(電源断など)になったことを検出した場合、系切替時の引継ぎを行わず、定期的に受信していた引継ぎ情報を基にすぐに通話状態の構築を行い、通話の継続を行う。
[定期的引継ぎ]
まず、定期的な引継ぎについて説明すると、図6に示すように、現用系MCPの通信制御装置21は、予備系MCPに通話状態送信開始電文を送信する(11)。続いて、現用系MCPは、定期的に引継ぎ情報を予備系MCPに送信し(12)(13)、予備系MCPは、全データを受信すると、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(14)。
まず、定期的な引継ぎについて説明すると、図6に示すように、現用系MCPの通信制御装置21は、予備系MCPに通話状態送信開始電文を送信する(11)。続いて、現用系MCPは、定期的に引継ぎ情報を予備系MCPに送信し(12)(13)、予備系MCPは、全データを受信すると、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(14)。
予備系MCPでは、定期的引継ぎの場合は、TSW、CFT、ローミング関連のテーブルの更新を行い、TSWの接続を行う。
現用系MCPは、工注設定された間隔で、通話状態送信開始電文送信(15)、引継ぎ情報の送信(16)(17)を行い、予備系MCPは、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(18)。
現用系MCPは、工注設定された間隔で、通話状態送信開始電文送信(15)、引継ぎ情報の送信(16)(17)を行い、予備系MCPは、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(18)。
[系切替時の引継ぎ]
現用系MCPの通信制御装置21は、切替要因発生を検出すると、通話状態送信開始電文送信(21)、引継ぎ情報の送信(22)(23)を行い、予備系MCPは、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(24)。
現用系MCPの通信制御装置21は、切替要因発生を検出すると、通話状態送信開始電文送信(21)、引継ぎ情報の送信(22)(23)を行い、予備系MCPは、全データ受信完了通知電文を現用系MCPに送信する(24)。
系切替時の引継ぎの場合、予備系MCPの通信制御装置31は、TSW、CFT、ローミング関連のテーブルの更新を行い、TSWの接続を行い、HWYの接続を行い、回線持ち切りの開放を行う。
[通話状態再構築方法]
次に、予備系MCPの通信制御装置で行う通話状態再構築方法について個別通話の場合と開催型グループ通話の場合について説明する。
次に、予備系MCPの通信制御装置で行う通話状態再構築方法について個別通話の場合と開催型グループ通話の場合について説明する。
[個別通話の場合の通話状態再構築:図7〜11]
個別通話の場合における通話状態再構築の手順について図7〜図11を参照しながら説明する。図7は、通話状態テーブルの概略図であり、図8は、回線メモリの概略図であり、図9は、PS状態テーブルの概略図であり、図10は、PS回線メモリの概略図であり、図11は、トランクの概略図である。
尚、図中に示した処理を示す(S番号)は、他の図の同じ(S番号)につながっている。また、以下の説明で「→」は、処理の方向を示しており、実線の矢印は検索を、点線の矢印はデータコピーを示している。
個別通話の場合における通話状態再構築の手順について図7〜図11を参照しながら説明する。図7は、通話状態テーブルの概略図であり、図8は、回線メモリの概略図であり、図9は、PS状態テーブルの概略図であり、図10は、PS回線メモリの概略図であり、図11は、トランクの概略図である。
尚、図中に示した処理を示す(S番号)は、他の図の同じ(S番号)につながっている。また、以下の説明で「→」は、処理の方向を示しており、実線の矢印は検索を、点線の矢印はデータコピーを示している。
通話状態テーブルは、図7に示すように、通話者1のハードウェア(H/W)のTSW(タイムスイッチ)のリニアアドレスと通話者2のハードウェア(H/W)のTSWのリニアアドレスが格納されている。ここで、通話状態テーブルの内容は、引継ぎ情報である。
各回線メモリには、図8に示すように、初期化処理で、工注設定データ等には事前に格納されているものとする。
回線メモリには、BS回線メモリ、TEL回線メモリ、外線回線メモリ、IIF回線メモリ、OD回線メモリ、TTC回線メモリ、RIP回線メモリ、ページング回線メモリ、PS回線メモリがあり、通話種類に応じたトランクの情報が記憶されている。
回線メモリには、BS回線メモリ、TEL回線メモリ、外線回線メモリ、IIF回線メモリ、OD回線メモリ、TTC回線メモリ、RIP回線メモリ、ページング回線メモリ、PS回線メモリがあり、通話種類に応じたトランクの情報が記憶されている。
予備系MCPの通信制御装置は、第1の処理として、現用系MCPから受信した通話状態テーブルから通話中の回線を選択し、リニアアドレスからBS回線アドレスを算出し、BS回線アドレスからBS回線メモリを検索する(S1:図7 → 図8)。
BS回線メモリには、図8に示すように、スロットアドレス番号/CCP番号、cftメモリポインタ、cftチャネルNo、接続トランクポインタ、PS番号/スロットアドレスNo、呼番号、等の情報が記憶される。
BS回線メモリには、図8に示すように、スロットアドレス番号/CCP番号、cftメモリポインタ、cftチャネルNo、接続トランクポインタ、PS番号/スロットアドレスNo、呼番号、等の情報が記憶される。
第2の処理として、現用系MCPの通信制御装置から受信した通話情報(呼出エリア管理テーブルの一部の情報)を基にPS状態テーブルを生成し、そのPS状態テーブルからBS回線アドレスが同じものを検索する(S2:図7 → 図9)。
第3の処理として、BS回線アドレスが同じBS回線メモリに、PS状態テーブルの情報(PS番号・呼番号)をコピーする(S3,S4:図9 → 図8)。
第3の処理として、BS回線アドレスが同じBS回線メモリに、PS状態テーブルの情報(PS番号・呼番号)をコピーする(S3,S4:図9 → 図8)。
第4の処理として、PS番号から検索したPS回線メモリにも、PS状態テーブルの情報(PS番号・呼番号)をコピーする(S5,S6:図9 → 図10)。
PS回線メモリには、図10に示すように、PS番号、呼番号、PS番号/スロットアドレスNo等が記憶される。
PS回線メモリには、図10に示すように、PS番号、呼番号、PS番号/スロットアドレスNo等が記憶される。
次に、第5の処理として、接続回線アドレスにあったトランク(例えば、PS状態テーブルのちぇネル番号から内線トランク)を新たに取得し、当該トランクに通話状態情報をセットする。具体的には、PS状態テーブルのPS番号からトランク情報の発信者回線Noを検索し、該当するトランクのトランクメモリ次ポインタの情報(アドレス)を取得し、当該トランクに通話状態に関する情報を設定する(S7,S8:図9 → 図11)。
また、BS回線メモリの接続トランクポインタにトランクのアドレスをセットする(S9:図11 → 図8)。
トランク情報には、トランクメモリ次ポインタ、トランクメモリ前ポインタ、現在の状態番号、発信者回線No、使用状態フラグ、通話者人数、通話者回線No、参加型グループテーブルNo等が記憶される。
トランク情報には、トランクメモリ次ポインタ、トランクメモリ前ポインタ、現在の状態番号、発信者回線No、使用状態フラグ、通話者人数、通話者回線No、参加型グループテーブルNo等が記憶される。
第6の処理として、通話者2についても、上記同様にデータを再構築する。この時、トランクは、通知相手が使用しているものに通話状態を構築する。
第7の処理として、予備系MCPでは、これらの情報を元にハード的な音声ライン(タイムスイッチ)を接続する。
第7の処理として、予備系MCPでは、これらの情報を元にハード的な音声ライン(タイムスイッチ)を接続する。
以上より、本電話システムでは、予備系MCPが、現用系MCPから受信した通話状態テーブル及びPS状態テーブルに基づいて、個別通話の通話状態を確実に再構築でき、現用系MCPから予備系MCPへの切り替えを確実に実行できる。
しかも、現用系MCPの障害発生により現用系MCPが引継ぎ情報を送信できない状態に陥っても、予備系MCPは定期的に受信している引継ぎ情報を用いて直前の通話状態を速やかに再構築して通話を継続させることができる。
しかも、現用系MCPの障害発生により現用系MCPが引継ぎ情報を送信できない状態に陥っても、予備系MCPは定期的に受信している引継ぎ情報を用いて直前の通話状態を速やかに再構築して通話を継続させることができる。
更に、本電話システムでは、予備系MCPが通話状態テーブル及びPS状態テーブルに基づいて通話状態を再構築するので、図7〜図11に示すように、現用系MCPが保持するすべての情報のうち、通話状態の構築(通話継続)に必要な最小限の情報だけを用いて通話状態を再構築することができる。
その結果、系切り替え時に通話者が違和感なく、速やかに通話を引き継いで通話を継続することができる。
その結果、系切り替え時に通話者が違和感なく、速やかに通話を引き継いで通話を継続することができる。
[開催型グループ通話の場合の通話状態再構築:図12〜16]
開催型グループ通話の場合における通話状態再構築の手順について図12〜図16を参照しながら説明する。図12は、CFT接続状態テーブル、グループ通話中テーブル、多者通話モード設定テーブルの概略図であり、図13は、回線メモリの概略図であり、図14は、接続トランクの概略図であり、図15は、CFTメモリ、CFT管理テーブルの概略図であり、図16は、PS回線メモリの概略図である。
尚、図中に示した処理を示す(S番号)は、他の図の同じ(S番号)につながっている。また、以下の説明で「→」は、処理の方向を示しており、実線の矢印は検索を、点線の矢印はデータコピーを示している。
開催型グループ通話の場合における通話状態再構築の手順について図12〜図16を参照しながら説明する。図12は、CFT接続状態テーブル、グループ通話中テーブル、多者通話モード設定テーブルの概略図であり、図13は、回線メモリの概略図であり、図14は、接続トランクの概略図であり、図15は、CFTメモリ、CFT管理テーブルの概略図であり、図16は、PS回線メモリの概略図である。
尚、図中に示した処理を示す(S番号)は、他の図の同じ(S番号)につながっている。また、以下の説明で「→」は、処理の方向を示しており、実線の矢印は検索を、点線の矢印はデータコピーを示している。
まず、各回線メモリには、初期化処理で、工注設定データ等には事前に格納されているものとする。ここで、CFT接続状態テーブルの内容は、引継ぎ情報である。
予備系MCPの通信制御装置は、第1の処理として、現用系MCPから受信したCFT接続状態テーブルから回線No.を元にBS回線メモリを検索して(S11:図12 → 図13)、会議トランク接続chNo.をコピーし(S12:図12 → 図13)、接続トランクも検索し、通話状態情報をセットする(S13:図12 → 図14)。更に、接続トランクポインタをBS回線メモリにセットする(S14:図14 → 図13)。
ここで、接続トランクは、回線No.と工注情報より、通信種類を判定し、通話にあったトランクを新たに使用する。
予備系MCPの通信制御装置は、第1の処理として、現用系MCPから受信したCFT接続状態テーブルから回線No.を元にBS回線メモリを検索して(S11:図12 → 図13)、会議トランク接続chNo.をコピーし(S12:図12 → 図13)、接続トランクも検索し、通話状態情報をセットする(S13:図12 → 図14)。更に、接続トランクポインタをBS回線メモリにセットする(S14:図14 → 図13)。
ここで、接続トランクは、回線No.と工注情報より、通信種類を判定し、通話にあったトランクを新たに使用する。
第2の処理として、CFTメモリを先頭から使用し(S15:図12 → 図15)、CFT接続状態テーブルの会議トランクNo.及び会議No.をコピーする(S16、S17:図12 → 図15)。更に、使用するCFTメモリのポインタをBS回線メモリのcftメモリポインタにセットする(S18:図15 → 図13)。
CFTメモリには、図15に示すように、会議トランクの状況に関する情報が記憶され、トランク次ポインタ、トランク前ポインタ、cftグループNo、トランクNo、予約数、トランクの予約チャネルが設定される。
CFTメモリには、図15に示すように、会議トランクの状況に関する情報が記憶され、トランク次ポインタ、トランク前ポインタ、cftグループNo、トランクNo、予約数、トランクの予約チャネルが設定される。
予備系MCPの通信制御装置は、第3の処理として、CFTメモリにコピーした会議トランクNo.(CFT管理テーブルのオフセット)の指すCFT管理テーブルを検索し(S19:図15)、 CFT管理テーブルのグループNo.エリアにcftグループNo.(グループNo.エリアのオフセット)が指す場所に使用中(=1)をセットする(S20:図15)。
CFT管理テーブルには、図15に示すように、会議トランクを管理するための情報が記憶され、空きチャネル数、会議トランクの使用又は未使用の状況、cftグループNoの使用状況等が記憶される。
また、CFT接続状態テーブルの会議トランク接続ch(使用中チャネルエリアのオフセット)が指す場所に使用中(=1)をセットする(S21:図12 → 図15)。
CFT管理テーブルには、図15に示すように、会議トランクを管理するための情報が記憶され、空きチャネル数、会議トランクの使用又は未使用の状況、cftグループNoの使用状況等が記憶される。
また、CFT接続状態テーブルの会議トランク接続ch(使用中チャネルエリアのオフセット)が指す場所に使用中(=1)をセットする(S21:図12 → 図15)。
予備系MCPの通信制御装置は、第4の処理として、CFT接続状態テーブルの多者通話モード設定オフセット値及び回線No.をグループ通話中テーブルにコピーする(S22:図12)。
更に、多者通話モード設定オフセット値をTEL回線メモリ或いはPS回線メモリのグループNo.に最参入用としてコピーする(S23:図12 → 図13,S24:図12 → 図16)。
更に、CFT接続状態テーブルの多者通話モード設定オフセット値から多者通話モード設定テーブルを検索し(S25:図12)、グループ通話中テーブルにグループNo.をコピーする(S26:図12)。
グループ通話中テーブルは、図12に示すように、再参入用のテーブルであり、グループNo、グループ員数、通話中回線アドレス、開催者、空き状況が記憶される。
更に、多者通話モード設定オフセット値をTEL回線メモリ或いはPS回線メモリのグループNo.に最参入用としてコピーする(S23:図12 → 図13,S24:図12 → 図16)。
更に、CFT接続状態テーブルの多者通話モード設定オフセット値から多者通話モード設定テーブルを検索し(S25:図12)、グループ通話中テーブルにグループNo.をコピーする(S26:図12)。
グループ通話中テーブルは、図12に示すように、再参入用のテーブルであり、グループNo、グループ員数、通話中回線アドレス、開催者、空き状況が記憶される。
そして、予備系MCPの通信制御装置は、第5の処理として、PS状態テーブルの情報を、上述した個別通話と同様に、PS回線メモリにコピーする。
これらの情報を元に、予備系MCPの通信制御装置は、第6の処理として、ハード的な会議トランク及び音声ライン(タイムスイッチ)を接続する。
これらの情報を元に、予備系MCPの通信制御装置は、第6の処理として、ハード的な会議トランク及び音声ライン(タイムスイッチ)を接続する。
以上より、本電話システムでは、予備系MCPが、現用系MCPから受信した通話状態テーブル、PS状態テーブル、及び、CFT接続状態テーブルに基づいて、グループ通話の通話状態を確実に再構築でき、現用系MCPから予備系MCPへの切り替えを確実に実行できる。
しかも、現用系MCPの障害発生により現用系MCPが引継ぎ情報を送信できない状態に陥っても、予備系MCPは定期的に受信している引継ぎ情報を用いて直前の通話状態を速やかに再構築してグループ通話を継続させることができる。
しかも、現用系MCPの障害発生により現用系MCPが引継ぎ情報を送信できない状態に陥っても、予備系MCPは定期的に受信している引継ぎ情報を用いて直前の通話状態を速やかに再構築してグループ通話を継続させることができる。
更に、本電話システムでは、予備系MCPが通話状態テーブル、PS状態テーブル、及び、CFT接続状態テーブルに基づいて通話状態を再構築するので、図12〜図16に示すように、現用系MCPが保持するすべての情報のうち、グループ通話状態の構築(通話継続)に必要な最小限の情報だけを用いて通話状態を再構築することができる。
その結果、系切り替え時に通話者が違和感なく、速やかに通話を引き継いでグループ通話を継続することができる。
その結果、系切り替え時に通話者が違和感なく、速やかに通話を引き継いでグループ通話を継続することができる。
[実施の形態の効果]
本システムによれば、現用系MCPから予備系MCPに通話状態を引継ぐために、現用系MCP20の通信制御装置21で通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルを生成し、これらテーブルの情報を現用系MCP20から予備系MCP30に送信しておき、予備系MCP30の通信制御装置31は、これらテーブルの情報を基に、予備系MCP30に切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築するもので、通話状態を継続できる効果がある。
本システムによれば、現用系MCPから予備系MCPに通話状態を引継ぐために、現用系MCP20の通信制御装置21で通話状態テーブル、PS状態テーブル、CFT接続状態テーブルを生成し、これらテーブルの情報を現用系MCP20から予備系MCP30に送信しておき、予備系MCP30の通信制御装置31は、これらテーブルの情報を基に、予備系MCP30に切り替わった際に、個別通話状態、会議通話状態を再構築するもので、通話状態を継続できる効果がある。
本発明は、現用系で障害が発生して予備系に切り替わった場合に、現用系の通話状態を予備系に引き継いで通話継続を可能とする電話システムに好適である。
1…通信制御装置、 2…基地局(BS)、 3…携帯端末(PS又はPHS)、 4…有線ページング装置、 5…内線電話、 6…ショートメッセージサーバ、 7…他の電話システムの通信制御装置、 8…PBX(私設構内交換機)、 9a…他の電話システムの通信制御装置、 9b…他の電話システムの通信制御装置、 10…、 11…管理コンソール、 12…設備アラーム検出装置、 13…PHS位置モニタ装置、 20…現用系制御装置(MCP(0系))、 21…通信制御装置(CCP CPU)、 22…主制御装置(MCP CPU)、 23…タイムスイッチ(TSW)、 24…音声合成処理部(CFT/PB/TGR)、 25…クロック部(CLK)、 30…予備系制御装置(MCP(1系))、 31…通信制御装置(CCP CPU)、 32…主制御装置(MCP CPU)、 33…タイムスイッチ(TSW)、 34…音声合成処理部(CFT/PB/TGR)、 35…クロック部(CLK)、 41…基地局インタフェース部(BSIF)、 42…ページング制御装置(PCU)、 43…中央翻訳装置(COT)、 44…デジタルインタフェース部(DIF)、 45…Iインタフェース部(IIF)、 46…2Mbps専用インタフェース部(2MTTC)、 47…、ローミングインタフェース部(RIP)
Claims (1)
- 現用系制御装置と予備系制御装置を備える電話システムであって、
前記現用系制御装置は、個別通話状態を記憶する通話状態テーブル、及び、当該システムに接続する子機の状態を記憶する子機状態テーブルを生成し、前記予備系制御装置に送信し、
前記予備系制御装置は、前記現用系制御装置から切り替わった場合に、受信した前記通話状態テーブル、及び、前記子機状態テーブルの情報に基づいて前記現用系制御装置の通話状態を構築することを特徴とする電話システム。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016058764A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | リコーイメージング株式会社 | 撮像装置 |
-
2009
- 2009-08-17 JP JP2009188304A patent/JP2011041117A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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