JP5107764B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は,電源コードを有した各種の電気機器において,その電源コードが邪魔にならないように纏めて保持する結束作業や,機器の使用時における結束解除作業を容易にする結束具を備えた電気機器に関する。
従来,電気機器の電源コードは,長いコードが製造工程上で邪魔になったり,輸送中に絡まったり,解けたりしてしまわないように,ビニールタイ等の結束具で結束されており,これによって製造作業の効率化が図られるばかりでなく,製品の美観を損なわないようにした上で,梱包されている。
この種の電源コードの結束方法として,例えば,製品本体に一体成形のガイド保持部材及び固定部を設け,部品点数削減,及び取付作業性,保持強度を向上したことを特徴とする電源コード結束バンド取付構造が提案されている。(例えば,特許文献1参照)
また,他の実施例として,電源コードを保持する保持部と,当該保持部を電気器具本体に着脱自在に係止する係止手段とを有することを特徴とする,電気器具の電源コードの保持具が提案されている。(例えば,特許文献2参照)
これらの結束構造は,製品の生産効率や製品の美観の向上を目的としているものであるが,その構成上,製品の使用時に,配線後に長すぎて余った電源コードに対して,再び纏めて結束するために使用することができる。
即ち,特許文献1の実施例では,結束バンドは結束バンド取付構造から容易に取り外しができるので,当該製品の使用時において,結束バンドを製品本体に形成された結束バンド取付構造から取り外し,一旦,結束バンドを解除してからACコンセントに接続し,配線が終わったら,再び結束バンドを使って,長すぎて余った電源コードを再結束して適度な長さになるように再使用することができる。
また,特許文献2の実施例では,配線が終わった後から,長すぎて余った電源コードを再び纏め,保持部に挟着すればよく,その利用はすこぶる簡単にできる構成となっている。
実開平04−77282号公報 特開2000−369353号公報
しかしながら,一般的に電源コードは,結んだり,束ねたりして使用することは問題があり,製品の説明書等には,結んだり,束ねたりしない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないようにしている。
ところが,従来例に示されるようの結束方法では,結束具の再使用が可能であり,結束具の再使用によって,製品の使用時に,誤った使い方(例えば,電源コードを圧迫した状態で結束する)をされてしまうといった問題があった。
本発明は,こうした問題に鑑みなされたものであり,梱包部材に機器本体を収納した状態で,電源コードを所定位置に固定及び保持することができる結束具を備え,しかも,その結束具により,電源コードを,結んだり,束ねたりしたままで使用することができない電気機器を提供すること,を目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
電源コードによって商用電源より電源の供給を受けて動作する機器本体と,
前記電源コードを纏めて結束するための結束具と,
前記電源コードを前記結束具によって結束した状態で前記機器本体を収納する,少なくとも外装箱からなる梱包部材と,
を備えた電気機器において,
前記結束具は,
前記電源コードを纏めて挟着保持する挟持部と,
該挟持部の一方に備えられ前記電源コードを纏めた状態で前記挟持部に対して挿抜自在とする開口部と,
この結束具を前記梱包部材に形成された係合固着部に掛止するための掛止部と,
を備え,前記電気機器を前記梱包部材に収納した状態で,前記電源コードが前記開口部から引出し可能なように前記掛止部と前記係合固着部とが係合すると共に,前記結束具が前記梱包部材に固着するように構成されたことを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,
電源コードによって商用電源より電源の供給を受けて動作する機器本体と,
前記電源コードを纏めて結束するための結束具と,
前記電源コードを前記結束具によって結束した状態で前記機器本体を収納する,少なくとも外装箱からなる梱包部材と,
を備えた電気機器において,
前記結束具は,長尺状の結束帯にて構成され,
前記結束帯の一方の自由端部には,前記機器本体の外周面及び前記梱包部材の何れかに固着される第1の固着手段が備えられ,
前記結束具には,前記結束帯の他方の自由端部と前記結束帯の中間部位とを第2の固着手段で固着することにより,前記電源コードを纏めて結束する結束部が形成され,
しかも,前記結束部において,前記第2の固着手段にて固着される前記結束帯の他方の自由端部と中間部位との接続部は,前記結束部による結束を解除可能で,且つ,該結束を解除した後の再利用ができないように構成されていることを特徴とする。
また次に,請求項3に記載の発明は,請求項2に記載の電気機器において,前記第2の固着手段の固着力は,前記第1の固着手段の固着力より弱いことを特徴とする。
請求項1に記載の電気機器によれば,結束具は,適宜に纏めた電源コードを開口部から押し込む簡単な装着方法によって,電源コードを挟持部において簡単に装着して保持でき,しかも,結束具がコンパクトにできていることから,製品の組立てから検査・調整及び梱包に至る各工程において,電源コードを結束具で結束した状態のままで使用することができる。更に,結束具が簡単な構成であっても,電源コードが抜け出てバラけてしまうことがなく,生産の邪魔になることもないので,生産効率の低減を招かない。
また,電源コードの結束具として,従来から一般的に使用されているビニールタイのように,所定の長さに切断する手間も掛からないし,ビニールタイを捩る手間も掛からないといった利便性を有する。また,ビニールタイでは,切断面を有した端部を捻って結束するので,その先端部が,引っ掛ったりすることで,危険であったり,製品に傷がついたりする恐れがあったが,本発明においては,フレキシブルで軟質な部材で構成することによって安全で,人や製品に優しい,極めて有用性の高い製品を提供できる。
また,機器本体の梱包時に,結束具は,梱包部材の所定に位置に位置決めされて収納できると共に,梱包部材に固着して収納できるように構成されていることから,製品の移送等などにおいて振動が加わっても,結束具の位置がずれたり,外れたりすることがなく,結束具は電源コードの結束状態を維持して保持するばかりでなく,電源コードを梱包部材内部の所定位置に安定して収納することができる。
更に,ユーザーサイドにおいて,この電気機器が使われる状況を考えてみると,結束具は梱包部材に収納された時点で,確りと梱包部材に固着される構造に構成されていることから,製品の使用時に,機器本体を梱包部材から取出すだけで,電源コードは結束具の開口部から容易に引出すことができ,結束が自動的に解除され,ユーザーは結束具を解除する手間が省けるのである。また,梱包部材には結束具が固着されて残されるので,製品を再梱包するときなど,格別に結束具を用意することなく梱包ができる。
また,本発明の電気機器は,機器本体を梱包部材から取り出すだけで,電源コードが結束具から外れることから,結束具により電源コードが圧迫された状態で使用されるのを防止することができる。従って,メーカーサイドにおいては,製品の説明書等で,電源コードを結んだり,束ねたりして使用しない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないように記載するだけで,電気機器における電源コードの誤使用を防止できることになる。
次に,請求項2の電気機器によれば,結束具は,適宜に纏めた電源コードに巻きつけるだけの簡単な装着方法によって,電源コードをその結束部において簡単に保持でき,しかも,この結束具が存在することで,製品の組立てから検査・調整及び梱包に至る各工程において,電源コードを結束具で結束した状態のままで使用することができる。また,簡単な構成でも電源コードがバラけてしまうことがなく,生産の邪魔になることがないので,生産効率の低減を招かない。
また,一般的なビニールタイは,長尺のものを適宜な長さに切断したものであり,その結束は,切断面を有した端部を捻って結束するので,引っ掛ったりすることで,危険であったり,製品に傷がついたりする恐れがあったが,本発明においては,フレキシブルで軟質な部材で構成することによって安全で,人や製品に優しい極めて有用性の高い製品を提供できる。
更に,本発明の電気機器によれば,機器本体の梱包時に,結束具は,機器本体,若しくは,梱包部材の任意の位置に固着されて収納できるため,製品の移送などにおいて振動が加わっても,結束具の位置がずれたり,外れたりすることがなく,結束具は電源コードの結束状態を維持して保持するばかりでなく,電源コードを梱包部材内部の所定位置に安定して収納することができる。
また,ユーザーサイドにおいて,機器本体が使われる状況を考えてみると,結束具は,機器本体若しくは梱包部材に対し,第1の固着手段を介して,確りと固着されていることから,製品の使用時には,電源コードの結束部を構成する第2の固着手段(換言すれば接続部)による接続を解除することで,結束具による電源コードの結束を解除できる。
そして,本発明の結束具は,一度結束を解除した後は再利用することができないことから,機器本体の使用時に,使用者が,結束具による電源コードの結束を解除するだけで,結束具により電源コードが圧迫された状態で使用されるのを防止できる。
従って,メーカーサイドにおいては,製品の説明書等で,電源コードを結んだり,束ねたりして使用しない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないように記載しておくだけで,電気機器における電源コードの誤使用を防止できることになる。
よって,本発明によれば,安全に使用していただくための配慮の行き届いた,優れた利便性を有する製品を提供できる。
次に,請求項3に記載の電気機器によれば,第2の固着手段の固着力が,第1の固着手段の固着力より弱いので,固着力の強い第1の固着手段を介して,結束具が確りと機器本体若しくは梱包部材に固着され,固着力の弱い第2の固着手段によって固着された接続部の結束の解除を,より一層容易にすることができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は第1実施形態の電気機器の梱包状態を示す説明図であり,(a)は上面図,(b)は図1(a)におけるA−A線断面図,(c)は第1実施形態における結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり,図1(a)におけるB−B線断面図である。図2は第1実施形態における結束具を示す斜視図である。図3は梱包部材の説明図であり,(a)は上面図であり,(b)は図3(a)におけるC−C線断面図,(c)はD−D線断面図である。図4(a)から(e)は第1実施形態における結束具と梱包部材の係止の手順を示す説明図である。図5は第2実施形態における結束具の説明図であり,(a)は斜視図であり,(b)は側面図,(c)は正面図である。図6は第2実施形態の電気機器の梱包状態を示す説明図であり,(a)は上面図,(b)は正面図,(c)は第2実施形態における結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり図6(a)におけるE−E線断面図,(d)は完成図である。図7は第3実施形態における結束具を示す説明図であり,(a)は結束部の斜視図であり,(b)は完成状態の斜視図である。図8は第3実施形態の電気機器の説明図であり,(a)は機器本体の上面図,(b)は梱包状態を示す上面図,(c)は第3実施形態における結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり図8(b)におけるF−F線断面図,(d)は結束具と梱包部材との異なる係止状態を説明するための図である。図9は参考例の結束具を説明する図であり,(a)は正面図と側面図,(b)は組付けた状態の斜視図である。図10(a),(b)は参考例の結束具を使って,電源コードを結束する手順を説明する図である。
第1実施形態の電気機器1について,図1(a)を基に説明する。
図1(a)は電気機器1の梱包状態を示す説明図であり,上面から見た図である。図1(a)において,2は機器本体であって,電源コード3によって商用電源より電源の供給を受けて動作するように構成されているものである。尚,以下の説明では,機器本体2の具体例として,テレビ受信用機器であるテレビ受信用ブースターを用いて説明する。
機器本体2に備えられた電源コード3は,結束具10によって,適宜に纏められて結束されている。そして,テレビ受信用ブースター1は,結束された電源コードと共に,図の如く梱包部材5に収納されている。この梱包部材5は,例えば,ダンボールを用いて組立て形成されたものであり,図1(a)における前面側を開口するように構成された箱体6と,この開口部の開口端の一辺と一体に形成され,前記開口部を閉塞するために開閉自在に形成された蓋体7とからなる。
ここで,第1実施形態の電気機器1における結束具10について,図2を用いて詳しく説明する。図2は結束具10の斜視図である。この図において結束具10は,電源コード3を挟み込むための挟持片12を備えた,電源コード3を保持するための挟持部11と,該挟着部11の一方に備えられ,前記電源コード3を纏めた状態で前記挟着部11に対して挿抜自在とする開口部14と,この結束具10を取付け対象に掛止して取付けるための掛止部15からなる。
前記挟持片12の先端部には,開口部14の開口の幅を制限する凸部12aが形成されており,挟持片12と共に挟持部11を構成する,挟持片12と対向する壁面13に形成された凸部13aと共に,開口部14からの電源コード3の挿抜を制限している。つまり,電源コード3の装着時には,電源コード3を開口部14から挟持部11に向かって押し付けると,挟持片12が外側に押出されるように開くことによって,電源コード3は挟持部11に収納されて保持される。電源コード3が開口部14を通過したなら,挟持片12はその付勢力によって電源コード3を挟持する。これによって,電源コート3の装着後は,装着された電源コード3が開口部14から飛び出すのが制限されると共に,結束されるように構成されているのである。
本実施形態における結束具10は,例えば,弾性を有した合成樹脂材等を使って,金型などによって成形したものであるが,適宜な弾性と電源コードを保持するための適度な強度を持った材料なら紙等で形成しても良い。
掛止部15は,壁面13の先端部と一体に,該先端部を外側に折り返すように形成された基体16と,該基体の折り返し方向に直交する方向の一方側に向かって形成された長尺の掛止爪17と,該掛止爪17の突出方向とは反対方向に突出するように形成された掛止片18と,掛止爪17の上部において,該掛止爪17の軸線に平行に,前記基体17に中心部に向かって形成された切欠き19とから形成されている。
そして,機器本体2は,電源コード3が結束具10によって図のように結束された後に,図1の如く梱包部材5に収納される。
前記梱包部材5の構成は図3に示されている。図3において(a)は梱包部材5の上面から見た図であり,(b)は図3(a)におけるC−C線から見た断面図であり,(c)は図3(a)におけるD−D線から見た断面図である。
本発明の実施例では,梱包部材5は,略4角形上の底面6aに,該底面6aを囲むように両側壁6b,6bと前面壁6cと,図には示されていない後面壁を備えさせ,上面を開口するように構成した箱体6と,該開口部を閉塞するために開閉自在に,一方の側壁6bに一体に形成された蓋体7とからなる。更に本発明の実施例における梱包部材5は,この前面壁6cの先端部に,図に良く示されるように,折返し片6dが一体に形成されている。この該折返し片6dは,図3(c)に示される矢印RからR'方向に折返し,前記前面壁6cの内側と僅かに隙間4を有して添わすようにして,例えば両側壁6b,6bと周知の方法で係合するようにして固定されている。そして,前記前面壁6cと前記折返し片6dとの連結部分には,図3において6eで示される長方形状の貫通孔が形成されている。この貫通孔6eを備えることによって,前記折返し片6dを折り返した状態で,箱体6の前面壁6b側の開口端に凹部8が形成される。本発明の実施例では,この凹部8と前記隙間4が,前記結束具10に形成された掛止部15を係合し,前記結束具10を梱包部材5に固着するためのものであり,請求項に記載の係合固着部である。
ここで前記結束具10を前記梱包部材5の係合固着部に係合する手順を,図4を用いて説明する。尚,この図では,説明を簡略化するために,機器本体2と電源コード3の存在は省略してある。
先ず図4(a),(b)に示されるように,結束具10を矢印2から2'方向に回転させながら矢印1から1'方向に差し込みつつ,結束具10の掛止爪17を,貫通孔6eから前面壁6cと折返し片6dとの間に形成されている隙間4に向かって差し込みつつ,前記貫通孔6eの一方の端部が,結束具10の切欠き19に挿入されるようにしながら装着していく。
更に,図4(c)に示されるように,結束具10の掛止片18が,貫通孔6eの他方の端部側から,前面壁6cと折返し片6dとの間に形成されている隙間4に完全に収納されるまで押し込む。そして,前記掛止爪17と掛止片18が隙間4に完全に収まったなら,結束具10を矢印3方向にスライドさせてから,図4(d)に示されるように,結束具10を矢印3方向に押し込む。
すると図4(e)に良く示されるように,結束具10の掛止部15の基体16が,梱包部材5に形成された凹部8に完全に嵌め込まれ,図における左右方向の位置決めがなされると共に,上方向には掛止部15が梱包部材5(係合固着部)に対して容易には抜け難くなるように係合し,結束具1の梱包部材に対する取付が完了する。
即ち本実施形態では,結束具10で結束された電源コード3を備えた機器本体2を梱包部材5に収納したときに,前記結束具10は,前記電源コード3が前記開口部14から引出し可能なように前記掛止部15と前記係合固着部とが係合することによって,前記結束具10が前記梱包部材5に固着できるように構成されている。
このように,結束具10が梱包部材5に固着された梱包状態を図1(a)から(c)に示す。図1において(a)は電気機器1の梱包状態を示す説明図であり,上面から見た図であり,図1(b)は(a)におけるA−A線から見た断面図,図1(c)は(a)におけるb−b線からみた断面図である。
即ち,本発明の実施例に係る電気機器1によれば,結束具10は適宜に纏めた電源コード3を開口部14から押し込む簡単な装着方法によって,電源コード3を挟持部11において装着して保持でき,しかも,結束具10がコンパクトにできていることから,製品の組立てから検査・調整及び梱包に至る各工程において,電源コード3を結束具10で結束した状態のままで使用することができる。更に,結束具が簡単な構成であっても,電源コード3が抜け出てバラけてしまうことがなく,生産の邪魔になることもないので,生産効率の低減を招かない。また,電源コード3の結束具として,従来から一般的に使用されているビニールタイのように,所定の長さに切断する手間も掛からないし,ビニールタイを捩る手間も掛からないといった利便性を有する。また,ビニールタイでは,切断面を有した端部を捻って結束するので,その先端部が,引っ掛ったりすることで,危険であったり,製品に傷がついたりする恐れがあったが,本発明においては,フレキシブルで軟質な部材で構成することによって安全で,人や製品に優しい,極めて有用性の高い製品を提供できる。
また,機器本体2の梱包時に,結束具10は,梱包部材5の所定に位置に位置決めされて収納できると共に,梱包部材5に固着して収納できるように構成されており,しかも,結束具の掛止部15は梱包部材5に形成される凹部8に完全に嵌め込まれ,箱体6の開口部より突出することがないため,開口部を蓋体7で閉塞しても,結束具10が蓋体7の閉塞を邪魔にすることがない。
また,蓋体7で箱体6の開口部を閉塞した後は,該蓋体7が,結束具10の押さえ具としての作用を有することになり,製品の移送等などにおいて振動が加わっても,結束具10の位置がずれたり,外れたりすることがなく,結束具10は電源コード3の結束状態を維持して保持するばかりでなく,電源コード3を梱包部材5内部の所定位置に安定して収納することができる。
更に,ユーザーサイドにおいて,この電気機器1が使われる状況を考えてみると,結束具10は梱包部材5に収納された時点で固着されていることから,製品の使用時に,機器本体3を梱包部材5から取出すだけで,電源コード3は結束具10の開口部14から容易に引出すことができ,結束が自動的に解除され,ユーザーは結束具10を解除する手間が省けるのである。また,梱包部材5には結束具10が固着されて残されるので,製品を再梱包するときなど,格別に結束具を用意することなく梱包ができる。
また,メーカーサイドにおいては,製品の説明書等で,電源コード3を結んだり,束ねたりして使用しない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないように記載するだけでなく,機器本体2を取出すだけで,電源コード3が結束具10から容易に外れるように構成したことによって,結束具によって電源コードを圧迫した状態のような,誤使用のない製品を提供できるといった優れた利便性のある製品を提供できる。
次に第2実施形態の電気機器1を,図5及び図6を参照して説明する。
第2実施形態と第1実施形態の異なる点は,第2実施形態における結束具20と梱包部材5との係合の具体的な構成の違いである。尚,以下の説明では,第1実施形態の電気機器1と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
先ず,図5を用いて第2実施形態における結束具について説明する。
図5において(a)は結束具の斜視図であり,(b)は側面図,(c)は正面図である。図5における20が第2実施形態における結束具である。
この図において結束具20は,電源コード3を挟み込むための挟持片22を備えた,電源コード3を保持するための挟持部21と,該挟持部21の一方に備えられ,前記電源コード3を纏めた状態で前記挟着部21に対して挿抜自在とする開口部24と,この結束具20を取付け対象に掛止して取付けるための掛止部25からなる。
前記挟持片22の先端部は開口部25の開口の幅を制限する凸部22aが形成されており,挟持片22と共に挟持部21を構成する,挟持片22と対向する面23に形成された凸部23aと共に,開口部24からの電源コード3の挿抜を制限している。つまり,電源コード3の装着時には,電源コード3を開口部24から挟持部21に向かって押し付けると,挟持片22が外側に押出されるように開くことによって,電源コード3は挟持部21に収納されて保持される。電源コード3が開口部24を通過したなら,挟持片22はその付勢力によって電源コード3を挟持する。これによって,電源コート3の装着後は,装着された電源コード3が結束されると共に,開口部24から飛び出すのが制限されように構成されているのである。
第2実施形態の結束具20は,例えば,弾性を有した合成樹脂材等を使って,金型などによって成形したものであるが,適宜な弾性と電源コードを保持するための適度な強度を持った材料なら紙等で形成しても良い。
掛止部25は,壁面23の先端部と一体に,該先端部を外側に折り返すように形成され,壁面23寄りに薄肉部26を備えることで折り曲げ自在となるように形成された基体27と,該基体27の前記薄肉部26より外側部分である押圧片27aの,図5(b)における下面から下方に垂直に突設した圧入ピン28と,面23に形成された前記圧入ピンの先端部を圧入固定するための圧入孔29とからなる。つまり,前記薄肉部26を回転軸として,前記押圧片27a側を,面23に向かって(図5(b)の矢印rからr'方向)折り返すと,前記圧入ピン28と壁面23に形成された圧入孔29とは対向配置する。圧入ピン28は,その先端部から軸方向に先割れしていると共に,その先端部には鍔部を備えており,前記圧入孔29への圧入を容易にしていると共に,圧入後は,押圧片27aは壁面23に固定されるように構成されている。
図6は,第2実施形態の機器本体2を梱包した状態を示す説明図であり,(a)は上面図,(b)は正面図,(c)は図(a)におけるE−E線から見た断面図,(d)は完成図である。
結束具20で結束された電源コード3は,結束具20が箱体6の前面壁6cの上端部に形成された凹部8に位置するように収納される。この時点で,押圧片27aは図6(a)に示されるように開いたままで圧入されていない。電源コード3の収納が完了したなら,押圧片27aを折り返す。
図6(b)に良く示されているように,箱体6の前面壁6c側には,該前面壁6cから,図には示されていない,前面壁6cと一体で形成され,該前面壁に添うように折り返された,前記折返し片6dを貫通するように設けられた貫通孔9が形成されている。
この貫通孔9は,結束具20を前記凹部8に載置したときに,結束具20の壁面23に形成された圧入孔29と対向する位置に形成されており,前記圧入ピン28が挿通自在となる大きさに形成されている。
こうして,電源コード3が収納され,結束具20が所定位置に装着されたなら,図6(c)から(d)に示される如く,壁面23と折返し片27aとで,前面壁6C,折返し片6dを挟み込むよう折り返す。
そして,圧入ピン28を,貫通孔9を介して圧入孔29に圧入固着することで,結束具20は箱体6(つまり,梱包部材5)に固着される。よって,第2実施形態の電気機器においても,前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
に第3実施形態の電気機器1を,図7及び図8を参照して説明する。
第3実施形態と第1実施形態及び第2実施形態との異なる点は,結束具がブレーカブルな構造であるように構成されていることである。ここでいうブレーカブルとは,ハサミ等の工具を用いなくとも,指先等で結束具の結束解除が可能であり,且つ,結束が解除された後は,結束具としての再利用が不可能な構造であることを言う。尚,以下の説明では,上記第1実施形態及び第2実施形態の電気機器1と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
図7において(a)は結束具の斜視図であり,(b)は結束具の完成後の斜視図である。そして,図7における30が,第3実施形態の結束具である。
図7(a)において,結束具30は,長尺のフレキシブルな軟質材(例えば,樹脂フィルム,紙など)からなる結束帯33の,両自由端部31a,32aの先端部には,夫々相互に異なる面側に,例えば両面テープのような接着が可能な第1の固着手段31及び第2の固着手段32を備えるようにして構成されている。
これらの固着手段31と32は,後述する理由によって,例えば両面テープの面積を変えたり,接着力の異なる両面テープを用いたりして,その固着力に差を設けるのが望ましい。本実施形態では,第1の固着手段31は固着力を強く,第2の固着手段32は第1の固着手段31の固着力より弱く,しかも,固着手段32が容易に剥がせたり,切取ったりできるような固着手段で構成してある。尚,固着手段を両面テープで構成した例を示したが,特に実施形態に限定されるものではなく,他の方法であっても良い。
この結束具30は,図7(b)に示されているように,結束帯33の一方側の自由端部32a側に備えた第2の固着手段32を,図には示されていない電源コードを束ねるように折り返し,結束帯33の自由端部32aを結束帯33の中間部位に固着して接続部34を設けることで,略円形状の結束部35を形成して電源コードを結束する。そして,結束部35より延出されている自由端部31aは,前記第1の固着手段31とでもって結束具30の固定片36となる。
次に,図8を用いて,第3実施形態における結束具30の取扱について説明する。
図8において(a)は機器本体2に備えた電源コード3を結束具30で結束した状態を示す上面図,(b)は梱包した状態を示す上面図,(c)は図8(b)におけるF−F線から見た断面図であって,結束具30の固定方法を説明するための図,(d)は結束具30の固着方法の他の実施形態を示す断面図である。
上記のように構成された結束具30で結束された電源コード3は,図8(a)のようになる。そして,このような状態の機器本体2を梱包部材5の箱体6に収納する。
機器本体2の箱体6への収納が完了したなら,結束バンドの固定片36の先端部に備えられた第1の固着手段31(本実施形態では,両面テープ)でもって,箱体の前面壁6cの内面側に折り返された折返し片6dに固着する。図8(c)にこのときの状態を説明する断面図を示す。
また,結束具30の固着方法として,図8(d)に示されるように,固定片36は前面壁6cの内面に第1の固着手段31でもって固着し,固着が完了したなら,折返し片6dを前面壁6cに沿うようにして折り返して,前記固定片36を箱体で挟み込むようにすれば,更に確りと固着できる。
尚,本実施形態では,結束具30の固定片36を梱包部材5に固着する例を示したが,機器本体2に固着しても良い。また,固定片36に,電源コードの使用時には,結束バンドを取外して使用することの注意書きを表示するようにしても良い。
以上,第3実施形態の電気機器1によれば,結束具30は適宜に纏めた電源コード3に巻きつけるだけの簡単な装着方法によって,電源コード3をその結束部35において簡単に保持でき,しかも,この結束具30が存在することで,製品の組立てから検査・調整及び梱包に至る各工程において,電源コード3を結束具30で結束した状態のままで使用することができ,簡単な構成でも電源コード3がバラけてしまうことがなく,生産の邪魔になることがなく,生産効率の低減を招かない。
また,一般的なビニールタイは,長尺のものを適宜な長さに切断したものであり,その結束は,切断面を有した端部を捻って結束するので,引っ掛ったりすることで,危険であったり,製品に傷がついたりする恐れがあったが,本実施形態においては,フレキシブルで軟質な部材で構成することによって安全で,人や製品に優しい極めて有用性の高い製品を提供できる。
更に,本実施形態の電気機器1によれば,機器本体2の梱包時に,結束具30は,機器本体2,若しくは,梱包部材5の任意の位置に固着されて収納できるため,製品の移送等などにおいて振動が加わっても,結束具30の位置がずれたり,外れたりすることがなく,結束具30は電源コード3の結束状態を維持して保持するばかりでなく,電源コード3を梱包部材5内部の所定位置に安定して収納することができる。
更に,ユーザーサイドにおいて,この機器本体2が使われる状況を考えてみると,結束具30は,機器本体2,若しくは,梱包部材5に対して第1の固着手段31で確りと固着されていることから,製品の使用時に,機器本体2を梱包部材5から取出せば,例えば,結束具30が梱包部材5に固着されているときは,電源コード3は,結束具30が箱体6に固着されたまま,結束具30の接続部34を剥がしながら引出されることで結束が解除され,ユーザーは,工具などを用いなくても,結束具30を解除でき,手間が省けるのである。結束具30が機器本体2に固着されているときも同様である。即ち電源コード3をACコンセントに接続する操作によって,必然的に結束具30の解除ができるように構成されているのである。
更に,第1の固着手段31と第2も固着手段32に固着力の違いをもたせることで,固着力の強い第1の固着手段31が,確りと機器本体2若しくは梱包部材5に固着されているように構成することによって,固着力の弱い第2の固着手段32によって固着された接続部34の結束の解除を一層容易とすることができる。
また,メーカーサイドにおいては,製品の説明書等で,圧迫した状態で,電源コード3を結んだり,束ねたりして使用しない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないように記載するだけでなく,機器本体2を取出すだけで,電源コード3が結束具30から容易に外れるように構成したことによって,誤使用のない製品を提供できる。
また,本実施形態の結束具30は,一度結束を解除した後は再利用できないため,安全に使用していただくための配慮の行き届いた,優れた利便性を有する製品を提供できる。
尚,本発明は上記実施形態に限定されるものではなく,次に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
上記実施形態では,結束具を梱包部材5の箱体6に固着する方法を示したが,梱包部材を構成するものなら,緩衝材等の付属品であっても良く,上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では,結束具を梱包部材5の箱体6に固着する方法を示したが,機器本体2に固着するように構成しても良い。
また,上記実施形態では電気機器の例としてテレビ受信用ブースターの例を示したが,特にこの実施形態に限定されるものではなく,電源コードを備えた機器全般に利用できることは言うまでもない。
次に本発明の参考例となる電気機器1について,図9から図10を参照して説明する。
この参考例と第1実施形態〜第3実施形態との異なる点は,結束具が電源コードをルーズに結束するように構成されていることである。ここでいうルーズとは,結束具は電源コードとの固定手段を有し,該固定手段を結合した状態では,纏めた電源コードを相互に圧迫しないように結束部でルーズに結束し,固定手段の結合を解除した状態では,纏めた電源コードの結束がさらに緩んだ状態で結束部で結束できるようにルーズ結束部を備えた構造であることを言う。
また,この参考例における固着手段は,ACプラグと結束具に備えた保護キャップであり,以下に示す参考例の説明では,ACプラグに保護キャップを被せた状態が「固定手段の結合」,ACプラグに対して保護キャップを被せていない状態を「固定手段の解除」とする。尚,以下の説明では,説明を簡単にするために,機器本体2や梱包部材5の存在は省略した。
図9において40が結束具であり,(a)に正面図と側面図が示され,(b)には組立てが完了した結束具40の斜視図が示されている。
本参考例の結束具40は,適度に弾性を有した,例えば細幅の樹脂材からなる長尺の結束帯41と,該結束帯41の一方の端部に一体に形成されたリング状部43と,結束帯41の他方の端部に一体に形成された,前記電源コードのACプラグ3aに着脱自在に固着するように被せて,該ACプラグ3aの一部若しくは全てを保護するための保護キャップ42を備えるように構成されている。
前記リング状部43の内径は,少なくとも,前記リング状部43の内側を前記保護キャップ42が挿抜自在となる充分な大きさを有するように形成されている。そして,図9(b)に示すように,前記保護キャップ42を前記リング状部43に挿通した状態で,ルーズ結束部45を構成する。前記結束帯41の長さは,前記電源コード3をルーズ結束部45において結束した状態で,前記保護キャップ42をACプラグ3aに着脱自在に固着するように被せることができるような長さに形成すればよい。
図10にこの結束具40で電源コード3を結束する手順を示す。この図において図10(a)はACプラグ3aに対して保護キャップ42を被せていない状態(即ち,「固定手段の解除」の状態)を示しており,電源コード3はルーズ結束部45においてルーズに結束されており,電源コード3は相互に圧迫されることなく,より一層バラけるように結束されている。結束具の材料をさらに付勢力の強い材料を用いれば,その付勢力によって,さらに結束はルーズになる。場合によっては結束が解除される。また,図10(b)はACプラグ3aに対して保護キャップ42を被せた状態(即ち,「固定手段の結合」の状態)を示しており,電源コード3はルーズ結束部45によって相互に圧迫されることなく結束された状態を保持する。
以上,参考例の結束具40によれば,結束具40は簡単な構成であっても,電源コード3を適宜な間隔で,圧迫することなくルーズな結束によって保持でき,しかも,この結束具40が存在することで,製品の組立てから検査・調整及び梱包に至る各工程において,電源コード3を結束具40で結束した状態のままで使用することができ,電源コード3がバラけてしまうことがなく,生産の邪魔になることがないので,生産効率の低減を招かない。
さらに結束具40がフレキシブルにできていることから邪魔になることはない。また,保護キャップ42は,電気的特性の確認のときだけ外せばよく,一般的には,保護キャップ42がACプラグ3aを保護するように被せてあるので,生産工程上において,ACプラグが製品を傷つけることを防止できる。
またこの結束具40は,ビニールタイのように切断面を有しないので,引っ掛ったり製品に傷をつけたりすることがなく安全である。
また,機器本体2の梱包時に,結束具40は,ACプラグを保護するので,製品の移送等などにおいて振動が加わっても,結束具40は電源コード3の結束状態を維持して保持する。
さらに,保護キャップの存在によって,機器本体2に傷を着けることがないばかりでなくACプラグ3a自体を傷めないようにすることができる。
更に,ユーザーサイドにおいて,この機器本体2が使われる状況を考えてみると,製品の使用時には,必ず保護キャップ42をACプラグ3aから外す作業,即ち「固定手段の解除」が必要で,この操作によって,さらに結束がルーズになるので,結束具40の解除が容易にできる。
また,万一,この結束具40で結束したままACコンセントに接続したばあいであっても,電源コード3は圧迫されることなく,適宜にバラけた状態でルーズ結束部45によってルーズに結束されることになるので,より安全に使用できる。
また,メーカーサイドにおいては,製品の説明書等で,電源コード3を結んだり,束ねたりして使用しない旨の注意を示し,製品の実使用において誤った使い方がなされないように記載するだけでなく,必ずACコード3aから保護キャップを外さないとACコンセントに接続できない構成になっていることを利用して,結束具40自体の解除が簡単にできる製品を提供できる。また,例え,結束具40で結束したままでで使ったとしても,より安全に使用できる製品の提供ができる。
第1実施形態の電気機器の梱包状態を示す説明図であり,(a)は上面図,(b)は(a)におけるA−A線断面図,(c)は結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり,(a)におけるB−B線断面図である。 第1実施形態結束具を示す斜視図である。 梱包部材の説明図であり,(a)は上面図であり,(b)は(a)におけるC−C線断面図,(c)はD−D線断面図である。 (a)から(e)は第1実施形態における結束具と梱包部材の係止の手順を示す説明図である。 第2実施形態における結束具の説明図であり,(a)は斜視図であり,(b)は側面図,(c)は正面図である。 第2実施形態の電気機器の梱包状態を示す説明図であり,(a)は上面図,(b)は正面図,(c)は結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり図6(a)におけるE−E線断面図,(d)は完成図である。 第3実施形態における結束具を示す説明図であり,(a)は結束部の斜視図であり,(b)は完成状態の斜視図である。 第3実施形態の電気機器の説明図であり,(a)は機器本体の上面図,(b)は梱包状態を示す上面図,(c)は結束具と梱包部材との係止状態を説明するための図であり,(b)におけるF−F線断面図,(d)は結束具と梱包部材との異なる係止状態を説明するための図である。 参考例の結束具を説明する図であり,(a)は正面図と側面図,(b)は組付けた状態の斜視図である。 (a),(b)は参考例における結束具を使って,電源コードを結束する手順を説明する図である。
符号の説明
1…電気機器,2…機器本体,3…電源コード,3a…ACプラグ,4…隙間,5…梱包部材,6…箱体,6a…底面,6b…側面,6c…前面壁,6d…折返し片,6e…貫通孔,7…蓋体,8…凹部,9…貫通孔,10…第1実施形態の結束具,11…挟持部,12…挟持片,12a…凸部,13…壁面,13a…凸部,14…開口部,15…掛止部,16…基体,17…掛止爪,18…掛止片,19…切欠き,20…第2実施形態の結束具,21…挟持部,22…挟持片,22a…凸部,23…壁面,23a…凸部,24…開口部,25…掛止部,26…薄肉部,27…基体,27a…押圧片,28…圧入ピン,29…圧入孔,30…第3実施形態の結束具,31…結束帯,32…第1の固着手段,33…第2の固着手段,34…接続部,35…結束部,36…固定片,40…参考例の結束具,41…結束帯,42…保護キャップ,43…リング状部,45…ルーズ結束部。

Claims (3)

  1. 電源コードによって商用電源より電源の供給を受けて動作する機器本体と,
    前記電源コードを纏めて結束するための結束具と,
    前記電源コードを前記結束具によって結束した状態で前記機器本体を収納する,少なくとも外装箱からなる梱包部材と,
    を備えた電気機器において,
    前記結束具は,
    前記電源コードを纏めて挟着保持する挟持部と,
    該挟持部の一方に備えられ前記電源コードを纏めた状態で前記挟持部に対して挿抜自在とする開口部と,
    この結束具を前記梱包部材に形成された係合固着部に掛止するための掛止部と,
    を備え,前記電気機器を前記梱包部材に収納した状態で,前記電源コードが前記開口部から引出し可能なように前記掛止部と前記係合固着部とが係合すると共に,前記結束具が前記梱包部材に固着するように構成されたことを特徴とした電気機器。
  2. 電源コードによって商用電源より電源の供給を受けて動作する機器本体と,
    前記電源コードを纏めて結束するための結束具と,
    前記電源コードを前記結束具によって結束した状態で前記機器本体を収納する,少なくとも外装箱からなる梱包部材と,
    を備えた電気機器において,
    前記結束具は,長尺状の結束帯にて構成され,
    前記結束帯の一方の自由端部には,前記機器本体の外周面及び前記梱包部材の何れかに固着される第1の固着手段が備えられ,
    前記結束具には,前記結束帯の他方の自由端部と前記結束帯の中間部位とを第2の固着手段で固着することにより,前記電源コードを纏めて結束する結束部が形成され,
    しかも,前記結束部において,前記第2の固着手段にて固着される前記結束帯の他方の自由端部と中間部位との接続部は,前記結束部による結束を解除可能で,且つ,該結束を解除した後の再利用ができないように構成されていることを特徴とした電気機器。
  3. 前記第2の固着手段の固着力は,前記第1の固着手段の固着力より弱いことを特徴とした請求項2に記載の電気機器。
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