JP3196459U - イヤホンコード束ね具 - Google Patents

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Abstract

【課題】イヤホンコードを束ねたり解いたりすることが極めて容易なイヤホンコード束ね具を提供する。【解決手段】二つのマグネット1と、各マグネット1を被覆したカバー2と、それらのカバー2を連結した伸縮自在なバンド3でイヤホンコード束ね具10を形成する。使用に際しては、束ねたイヤホンコードにバンド3を被せ、そのバンド3の両端にあるマグネット1を互いに磁気接着させる。これにより、ループ状に曲げられたバンド3内に束ねたイヤホンコードを保持することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、イヤホンコードを束ねたり解いたりが容易なイヤホンコード束ね具に関する。
イヤホンコード束ね具には、針金の入ったビニール結束ひも(ビニールタイ)や樹脂製イヤホンコード束ね具(例えばコードホルダー)がある。前者の結束ひもは、イヤホンコードの種類を問わず、弧状に巻いたイヤホンコードに針金を自由に巻きつけて束ねられる利点があるので、最も手軽なイヤホンコード束ね具として実用に供されている。後者の樹脂製イヤホンコード束ね具は、束ね具本体にイヤホンコードを直接巻き付けることにより、イヤホンコードの長さを調節し、コードの弛みにより他の物への引っ掛かりを防いだり、コードの絡みを防止したりする利点により、これも実用に供されている。
しかし、ビニールタイをイヤホンコードに巻き付けたり解いたりする際には、作業のわずらわしさがある。更に、ビニールタイの保管時においては、その形状ゆえ、紛失の可能性が少なからずある。また、樹脂製イヤホンコード束ね具の使用にあたっては、ビニールタイと同様に作業のわずらわしさが欠点であり、イヤホンコード巻き付け時や巻き付け後には、リールにしっかり巻き付ける構造のため、断続的に張力や屈曲負荷がかかり、イヤホンコード内部の金属導体を疲労させ、断線の原因に成り得るという欠点もあった。
イヤホンを携帯して使用するに際し、イヤホンコードを素早く束ねたり解いたりできないというのは、操作性利便性に関して課題であり、また、イヤホンコードが断線してしまったならば、以降はイヤホンの使用ができず、これも解決すべき課題であった。
本考案に係るイヤホンコード束ね具は、こうした課題を解決するために、二つの強磁性ネオジウムマグネットと、各マグネットを被覆したカバーと、それらのカバーを連結した伸縮自在なバンドとで構成されたものである。
本考案によれば、束ねたイヤホンコードにバンドを巻きつけて両端のマグネットを互いに磁気接着させるだけで、束ねたイヤホンコードを極めて簡単に保持することができる。したがって、イヤホンの使用前や使用後、または保管時に、簡単にイヤホンコードを束ねたり解いたりすることが出来るため、作業のわずらわしさを感じることなく快適にイヤホンを携帯し、使用することができる。また、束ねたイヤホンコードにバンドを巻き付けるだけで済むので、イヤホンコードに断続的に張力や屈曲負荷をかけることなく、内部の金属導体の疲労も低減される。
さらに、使用中のイヤホンコードにバンドを巻いて両端のマグネットをワイシャツ等の前開きに挟んで磁気接着させれば、イヤホンコードをワイシャツ等の前開きに沿わせることができる。したがって、イヤホンの使用中は、イヤホンコードガイドとして配線を安定させ、他の物へ引っ掛かることを防ぐことができる。更に、イヤホンの不使用時には、束ねたイヤホンコードをバンドで保持した状態でマグネットを磁性材料(例えばスチール机)へ磁気接着させれば、イヤホンの保管にも利便性をもつ。
本考案に係るイヤホンコード束ね具の一実施形態の外観斜視図である。 上記実施形態の使用状態を示す外観斜視図である。 上記実施形態の束ね具を服の前開きに取り付けた状態の説明図である。 本考案に係るイヤホンコード束ね具の他の実施形態の外観斜視図である。 上記他の実施形態の使用状態を示す説明図である。
本考案に係るイヤホンコード束ね具の実施形態を図面に基づいて説明する。
イヤホンコード束ね具10は、ボタン型の二つのマグネット1と、それらを覆うカバー2と、各カバーを連結する伸縮自在なバンド3とを備えている。これらのカバー2とバンド3は、シリコンゴムで一体的に形成されている。従って、バンド3は自由に伸びる。
使用に際しては、図2のように、バンド3をループ状に曲げ、両端のマグネット1を互いに磁気接着させれば、イヤホンコード5(図3参照)を保持するループができる。そのループにイヤホンコードを保持するために、束ねたイヤホンコード5にバンド3を巻いて両端のマグネット1を磁気接着させれば、束ねたイヤホンコード5を保持することができる。
その他の使用方法としては、図3に示すように、使用中のイヤホンコード5にバンド3を被せて両端のマグネット1間にワイシャツの前開きを挟み込む。すると、両端のマグネット1の磁力でもってイヤホンコード5が前開きに保持されるため、イヤホンコードガイドとして配線を安定させ、他の物へ引っ掛かることを防ぐことができる。そのため、ボタン型の二つのマグネット1は、カバー2で覆われているが、イヤホンやイヤホンコード5を吊り下げて保持できる磁力を有している。また、バンド3をループ状に曲げ、そこにイヤホンコード5を挟んだのち両端のマグネット1を磁気接着させてイヤホンコードを保持した状態でも、両端のカバーのいずれかひとつを磁性体、例えば、スチール製の机に磁気接着させることにより、イヤホンやイヤホンコード5を吊り下げて保持することができる。
次に、本考案にかかる他の実施形態を図4に基づいて説明する。この実施形態では、バンド3の長手方向に沿って2本の平行なスリット4を形成し、そのスリット4をイヤホンコード5を保持する留め具6とした点で前述の実施形態と相違するが、その他の構成は、前述の実施形態と同じである。このスリット4は、イヤホンコード5を1本ないし2本程度挟んで保持できる長さを有しており、この平行なスリット4で挟まれた部分(留め具)6をバンド3から浮かせて、そこに図5に示すように、イヤホンコード5先端のプラグを挿入してイヤホンコード5を通すことにより、イヤホンコード5が保持可能となっている。これにより、イヤホンコード束ね具10をワイシャツの前開きに挟んだときに、ワイシャツから脱落することがあっても、イヤホンコード束ね具10は、イヤホンコード5と一体になっているため紛失することはない。
バンド3は、イヤホンコード5を束ねた状態でも保持できる充分な長さと幅を有しており、かつ、その幅は前記カバー2の直径よりも小さく形成されている。これにより、イヤホンコード5の長さや太さに関わらず、イヤホンコード5を幾重に束ねた状態でも、バンド3をループ状に形成してイヤホンコード5を囲み、二つのマグネット1を互いに磁気接着させることにより、イヤホンコード5を保持することができる。
また、前述のスリット4に代えて、バンド3にイヤホンコード5を保持する保持具を形成しても良い。例えば、バンド3の中央部からC型に突起させた保持具を形成し、そのC型の保持具内にイヤホンコード5を1本ないし2本程度挟んで保持させるようにする。これにより、イヤホンの使用時にイヤホンコード5のふらつきを抑えることができる。また、バンド3をループ状に形成することにより、ループの内部に保持具が配置され、この保持具でイヤホンコード5を挟んで留めたのち、図3のようにワイシャツなどの薄手の衣類を挟み、両端のマグネット1を磁気接着させることでイヤホンコードガイドとして配線を安定させることもできる。
1 ・・・・マグネット
2 ・・・・カバー
3 ・・・・バンド
4 ・・・・スリット
5 ・・・・イヤホンコード
6 ・・・・留め具
10 ・・・・イヤホンコード束ね具

Claims (5)

  1. 二つのマグネットと、各マグネットを被覆したカバーと、それらのカバーを連結した伸縮自在なバンドとを備えたイヤホンコード束ね具。
  2. 前記バンドにはイヤホンコードを止める留め具が設けられている請求項1に記載のイヤホンコード束ね具
  3. 前記留め具が、前記バンドの長手方向に沿って切り込まれた平行な一対のスリットからなり、そのスリットで切り込まれた部分を前記バンドから浮かせて、イヤホンのプラグを挿入することにより、イヤホンコードが保持可能となっている請求項1に記載のイヤホンコード束ね具
  4. 前記バンドが、束ねたイヤホンコードを保持するに充分な長さと幅を有し、かつ、その幅は前記カバーの直径よりも小さく形成されている請求項1又は2に記載のイヤホンコード束ね具
  5. 前記マグネットが、イヤホンコードを保持した状態で、磁性体に磁気接着し保持できる磁力を有する請求項1に記載のイヤホンコード束ね具
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321318U (ja) * 1976-07-31 1978-02-23
JP2007041325A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sony Corp 保護キャップ

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Title
"「mag−hug」マグネット付きのシリコン結束バンドがうれている−NAVERまとめ", ONLINE, JPNX017000014, 13 November 2017 (2017-11-13), jiye195623さん, *
"イヤホンコードクリップですが、実はこんな風にも使えるんです−ぷるぷろ", ONLINE, JPNX017000015, 13 November 2017 (2017-11-13), kamada, *

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