JP5105157B2 - 位置調整式ステアリング装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、構造が簡単な位置調整式ステアリング装置を提供することを目的とする。
さらに、弾性ピン自身がその自由端をカム溝の底に付勢する機能を果たすので、剛性ピンを板ばね等で付勢する場合と比較して、部品点数及び組立工数を削減できる結果、製造コストを安くすることができる。
図1は本発明の一実施の形態の位置調整式ステアリング装置としてのテレスコピックステアリング装置の要部の縦断面図である。図1を参照して、テレスコピックステアリング装置A(以下では、単にステアリング装置Aともいう)は、ステアリングシャフト1を回転可能に支承するステアリングコラム2を備えている。
ステアリングコラム2は、軸方向(図1において紙面と直交する方向)に相対摺動可能に嵌合されたアッパー側のインナーチューブ5およびロアー側のアウターチューブ6を有しており、ステアリングシャフト1を回転可能に支持している。
図1を参照して、ステアリングコラム2は、アウターチューブ6に固定されたコラムブラケット7を有している。コラムブラケット7は、一端がアウターチューブ6に固定された第1および第2の側板8,9と、第1および第2の側板8,9の他端間を連結した連結板10とを有し、全体として溝形をなしている。
固定ブラケット11の第1の側板13の外側面13aには、第1の側板13の外側面13aと直交する中心軸線を有する支持筒16が、例えば溶接により固定されている。支持筒16内は、第1の側板13に形成された加圧軸挿通孔17およびアウターチューブ6に形成された開口部18に連通している。
加圧軸19の第1の端部19aには、インナーチューブ5の外周5cに沿うことができるように円筒面の一部をなす加圧部20が設けられている。加圧軸19の第2の端部19bには、加圧軸19の軸方向X1と直交する平坦な保持部21と、加圧軸19の軸方向X1に対して傾斜する傾斜状被駆動面22とが設けられている。
プッシュロッド23の一側部には、上記加圧軸19の傾斜状被駆動面22に係合可能な傾斜状駆動面25と、加圧軸19の保持部21に係合可能な平坦な保持部26とが設けられている。プッシュロッド23は、加圧軸19を駆動するために加圧軸19の軸方向X1とは直交する方向Y1に往復動できるように、フレーム24によって支持されている。
押釦29は、当該押釦29がフレーム24から脱落しないようにするための環状フランジからなるストッパ29aを有している。押釦29のストッパ29aは、付勢部材30により付勢されたプッシュロッド23を突出位置に位置決めする機能を有している。
プッシュロッド23の押釦29を手動で押圧操作することによって、プッシュロッド23が図2に示す押込み位置に往動され、また、図1に示す突出位置に復動されるようになっている。これを可能にするため、ハートカム機構33が設けられている。
また、押釦29を押圧操作して、プッシュロッド23を図1に示す突出位置から図2に示す押込み位置に変位させる過程で、図示していないが、プッシュロッド23の傾斜状駆動面25が加圧軸19の傾斜状被駆動面22を押す。
上記のハートカム機構33は、プッシュロッド23に形成されたハート型のカム溝50と、フレーム24に固定される固定端35aおよびカム溝50に係合する自由端35bを有する弾性ピン35とを備えている。弾性ピン35はプッシュロッド23に概ね平行な長尺の主体部36と、主体部36の両端から直交状に延設された延設部37,38を有している。一方の延設部37の延設端が固定端35aとなっており、他方の延設部38の延設端38が自由端35bとなっている。
カム溝50は、傾斜状駆動面25および保持部26とは反対側のプッシュロッド23の側部に形成されている。
図4を参照して、ハート型をなすカム溝50のV字形部分の底となる部分がカム溝50のロック部になっている。このロック部であるカム面55は循環方向Z1に隣接するカム面56よりは高いが、反循環方向に隣接するカム面54よりも低く設定されている。
また、弾性ピン35自身がその自由端35bをカム溝50の底に付勢する機能を果たすので、剛性ピンを板ばね等で付勢する場合と比較して、部品点数及び組立工数を削減できる結果、製造コストを安くすることができる。
Claims (2)
- テレスコピック調整のために軸方向に相対摺動可能に嵌め合わされた、アッパーチューブとしてのインナーチューブおよびロアーチューブとしてのアウターチューブを有し、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、
車体に固定され一対の側板を有する固定ブラケットと、
固定ブラケットの何れか一方の側板の外側面に固定された支持筒と、
支持筒内を支持筒の軸方向に移動可能に設けられ、アウターチューブに形成された開口部を通してインナーチューブの外周を加圧可能な加圧軸と、
上記加圧軸の軸方向および上記ステアリングコラムの軸方向の双方に直交する軸直角方向に延び、加圧軸の傾斜状被駆動面に係合可能な傾斜状駆動面を有し、加圧軸を駆動するために加圧軸の軸方向とは直交する方向としての上記軸直角方向に往復動されるプッシュロッドと、
上記プッシュロッドに一体に設けられプッシュロッドの往動方向に手動で押圧操作されてプッシュロッドを往動させる押釦と、
上記プッシュロッドを復動方向に付勢する付勢部材と、
上記支持筒に固定され、プッシュロッドを突出位置と押込み位置との間に往復動可能に支持したフレームと、
プッシュロッドに形成されたハート型のカム溝と、
固定端および自由端を有し、その固定端がフレームに固定され、その自由端がプッシュロッドの往復動作に伴ってカム溝内を循環方向に循環する弾性ピンとを備え、
弾性ピン自身の弾性によって弾性ピンの自由端がカム溝の底に付勢されており、
上記プッシュロッドが押込み位置に押し込まれたときに、弾性ピンの自由端が付勢部材によってカム溝のロック部に係合されることにより、プッシュロッドが押込み位置に保持されるようにしてあり、
押込み位置にあるプッシュロッドがさらに押し込まれたときに、弾性ピンの自由端をカム溝に沿って上記循環方向へ移動させることにより、プッシュロッドが押込み位置から突出位置に移動されるようにしてあることを特徴とする位置調整式ステアリング装置。 - 請求項1に係る位置調整式ステアリング装置において、
上記加圧軸の端部に、インナーチューブの外周に沿うことができるように円筒面の一部をなす加圧部が設けられている位置調整式ステアリング装置。
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