JP5103381B2 - フタロシアニン誘導体、その調製方法、これを有する医薬組成物、及びその使用 - Google Patents

フタロシアニン誘導体、その調製方法、これを有する医薬組成物、及びその使用 Download PDF

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Description

本発明は、治療用の光感受性を有する化合物の分野に係り、特に、下記の式(I)の新規のフタロシアニン誘導体に関するものであって、光感受性と水に対する高い溶解性とを有し、細菌の感染、特に、グラム陰性細菌で生じる感染の光線力学処置に有用なものに関する。
色素性のフルオロフォア(chromofluorophore)のフタロシアニンの大員環を含有する分子は、可視光と相互作用することにより、ラジカルや一重項酸素などの活性酸素種を産生することが知られている。
これらの特性ゆえ、フタロシアニン化合物は、長い間、治療上の処置及び診断の目的の双方で、光線力学療法(photodynamic therapy;以下、PDTと称する。)に使用されてきた。
この化合物の例としては、非特許文献1に述べられている。PDTに有用な光感受性の薬剤は、本願出願人の名義の特許文献1に述べられている亜鉛フタロシアニン複合体及びそのコンジュゲートである。これら化合物は、腫瘍及び微生物感染の療法のPDTによる処置において効果的な光感受性を有する薬剤であることが証明されている。
しかしながら、特許文献1に述べられているフタロシアニン誘導体のグラム陰性細菌に対する一般的に示されている光動力活性は、グラム陽性細菌に対するものよりも、一般的に低い。このことは、光感受性を有する薬剤に対して、グラム陰性細菌(大腸菌、緑膿菌など)がグラム陽性細菌(ブドウ球菌、A群溶血性レンサ球菌など)よりもより耐性を有するという既知の知見と一致する。本題に関する複数の研究によると、この耐性の増大は、グラム陰性細菌と構造的に異なるグラム陰性細菌の細胞壁に関連する。
従って、グラム陰性細菌において、高い光毒性と、より大きい透過性及び局在性とを組み合わせた光感受性を有する化合物を同定することが要求されており、これは、この種の細菌によって生じる感染について、光線力学療法(PDT)においてその効果がより増大することとなる。
米国特許第5,965,598号明細書 Ben−Hur E.ら著、Int.J.Radiat.Biol.、1985年、47巻、p.145−147
本願出願人は、下記の式(I)に示す四置換された新規のフタロシアニン誘導体が、光毒性の有効性を有するとともに細菌不活化とそれに続く分解とに有用な時間の間、変化することなく光線感作物質として残存することを確実とするような光退色動態を保持し、従って、全身性の吸収と、遅延した光毒性の誘導による特性を阻止することを見出した。
さらに、水に対して高い溶解性を特に示し、生命体内で良好な生物学的利用能と速い代謝性とが確実となる。従って、このフタロシアニン誘導体は、グラム陰性細菌によって生じる細菌感染の光動力処置に有用である。
従って、本発明の主題は、下記式(I)のフタロシアニン誘導体であって、各置換基は、フタロシアニン環の1,8(11),15(18),22(25)の位置、又は2,9(10),16(17),23(24)の位置に存在するものである。
本発明のさらなる主題は、上記の式(I)のフタロシアニン誘導体を活性本体として有するとともに、可能な金属キレート剤と組み合わせて有する医薬組成物、グラム陰性細菌によって生じる細菌感染及び混合感染の光線力学療法による処置用の医薬組成物の調製へのこれらの誘導体の使用、式(I)の誘導体の調製方法、及びこの調製方法を形成する、式(V)、(VI)及び(VII)の新規の中間体である。
本発明の特徴および利点について、下記の通り、詳細に述べる。
本発明による式(I)の誘導体は、特許文献1に記載の一般式に包含されるものであるが、具体的に同定されたものではない。また、本発明の誘導体は、上記の特許文献に言及するのと同様の産物に比較して予期せぬ高い程度で、グラム陰性細菌による細菌感染に対する光線力学治療PDTに驚くべき有効性を示した。グラム陰性細菌に対するこの特別の抗菌活性は、この種の微生物によって生じる細菌感染、及び一部がグラム陰性細菌であり他の一部が他の細菌種であるものによる混合感染の処置に有効である。
水に対する溶解性についても、驚くべきことに高いことが証明され、特許文献1に述べる同様の産物と比較して、生命体内での高い生物学的利用能と速い代謝性とをもたらす。
本発明の式(I)の産物は、標的細胞に局在する能力を有し、そこで、所定の波長の光を照射した後に、細胞自体に障害を与える活性種を産生する。短い持続時間故、これらの活性種は、標的細胞に達し、近隣の細胞に伝播することなくこの細胞に障害を与える一方、生物学的標的に達しなかったものは、急速に崩壊する。従って、上記の産物を使用するおかげで、PDT治療法は、選択的であり、全身性又は局在性で、皮膚に対する光毒性の現象を生じさせない。
本発明のフタロシアニン誘導体は、現在使用されている光感受性を有する薬剤よりも大きいモル減衰係数を有し、このことは、有効な治療上の反応を保証するものである。本発明の産物は、さらに、650nmよりも長い波長の組織透過性照射により、活性化され、従って、これらの照射の透過性故、皮膚又は粘膜表面とともに、深在性感染であるかどうかにかかわらず、局在的な感染に対するPDT治療の適用に適する:照射した際、この産物は、低い酸化状態であっても、活性酸素種の産生を誘導し、このことは、低酸素の環境で生存する周知の嫌気性細菌に対する特定の処置を可能にし得る必要のある産物に重要な要件である。
光を照射しない場合、本発明の産物は、宿主組織及び/又は細胞に対して限定した毒性を有するが、活性酸素種の連続的な産生方法において照射されれば、再活性化する。
PDT処置を行うのに適した光源は、本技術分野において公知であって、650〜750nmの波長のフィルタリングされたコヒーレント(coherent)な光源、又は本発明による化合物の波長に特別なレーザーの白色光を有する。使用する光照射の全量は、処置及び処置対象の組織に応じて、様々であり、一般的に、50〜1000J/cm、好ましくは100〜350J/cmである。
特に、本発明の産物は、非常に似通った構造のその他の産物とは対照的に、グラム陰性細菌に対して特に良好な効果を示した。しかしながら、このその他の産物では、本発明の産物と比較して、グラム陰性細菌に対して低い光動力活性を示す。
本発明のフタロシアニン誘導体は、下記の工程によって市販の化合物から出発して調製されてもよい。本発明の方法は、下記のステップを有する:
i)下記の式(IV)の化合物を得るように、式(II)のフタロシアニンへの式(III)のアミノアルコールの求核置換を行うステップ;
ii)式(V)の化合物を得るように、ステップi)に由来する式(IV)の化合物へのアミノ基の窒素の反応性メチル化反応を行うステップと;
iii)下記式(VI)の亜鉛(II)のフタロシアニンを得るように、ステップii)に由来する式(V)の化合物の塩基触媒の4量体化を行うと同時に、適当な亜鉛(II)を用いた金属挿入を行うステップと;
iv)ヨウ素の4級アンモニウム基で置換された式(VII)の対応するフタロシアニンを得るように、ヨウ化メチルの処理により、ステップiii)に由来する式(VI)のフタロシアニンのアミノ基を4級塩化するステップと;
v)塩化物型の式(I)の対応するフタロシアニンを得るように、ステップiv)に由来するヨウ素型の式(VII)のフタロシアニンを、適当なイオン交換樹脂で処理するステップと;

を有する。
本願出願人の知見が及ぶ限り、例えば特許文献1に記載の方法のような、現在まで各種文献に述べられた置換された亜鉛フタロシアニンを調製する方法は、本発明による式(I)の化合物などの塩化物を調製するには、適さない。
ステップii)の反応性メチル化反応は、適当な溶媒に溶解された式(IV)の第1級アミンを、還元剤の存在下、カルボニル化剤で処理することにより、実行されてもよい;好適な条件としては、アセトニトリルに溶解した上記の式(IV)のアミンを30%のホルムアルデヒド水溶液及びシアノボロハイドライドナトリウムで処理するものである。
本発明による方法のステップiii)は、塩基として、1,5−ジアザビシクロ[5.4.0]ノン−5−エン(以下、DBNと略する。)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(以下、DBUと略する。)及び2−ジメチルアミノ−エタノール(以下、DMAEと略する。)を用いて、有機溶媒中、好ましくはジメチルホルムアミド(以下、DMFと略する。)などの水和性のもので行われてもよい。あるいは、ステップiii)は、好ましくは、溶媒の不存在下、上記のものから選択した塩基を用いて、行われる。
反応時間は、合成の規模に応じて、様々であり、温度は、100〜250℃、好ましくは130〜180℃で様々である。ステップiii)を溶媒の不存在下で実行する場合、上記の塩基としてDBUを用い、140℃の温度で、最適な結果が得られる。
式(VI)の粗産物は、ステップiii)の反応混合物を、水で処理し、懸濁液を濾過又は遠心分離し、その後、回収した固形物を水及びメタノールを用いて数回洗浄して、好ましく沈殿される。
ステップiii)に由来する中間体(VI)は、カラムクロマトグラフィー、及びその後、続くステップを行う前に溶媒から再沈殿することにより、好ましく精製される。クロマトグラフィー用の固定相は、例えば、シリカゲルであり、移動相は、ジクロロメタン及びメタノールの混合物である;再沈殿について、例えば、ジクロロメタンは、溶媒として用いられてもよく、沈殿剤として、n−ヘキサンを用いてもよい。
本発明の好適実施例によると、本発明による方法のステップiv)において、メチル化の対象のアミノ基当たり、1〜20当量、好ましくは5〜11当量でヨウ化メチルを用いる。さらに、上記のメチル化反応は、溶媒中、好ましくはDMF、ジメチルスルフォキシド(以下、DMSOと略する。)及びN−メチルピロリドン(以下、NMPと略する。)からなる群から選択されたものの中で典型的に行われる。
本発明による方法の好適なものとしては、上記のステップiv)のメチル化反応は、アミノ基当たり5〜11当量のヨウ化メチルと、溶媒としてNMPとを用いて、行われる。
ステップiii)における用語「適当な亜鉛(II)塩」とは、例えば、塩化亜鉛(II)又は酢酸亜鉛(II)、好ましくは酢酸亜鉛(II)を意味する。
本発明の特に好適な実施例によると、式(VII)の産物は、NMPの容量に対して2容量の量でメタノールを用いてNMPを希釈した後、NMPの容量に対して、NMPの溶液から、8容量の量でメチルエーテル又はイソプロピルエーテルを用いて、沈殿される。
本発明による方法のステップv)におけるヨウ素から塩化物への変換は、ヨウ化物の溶液とイオン交換樹脂とを用いて、産物を、蒸留、凍結乾燥又は沈殿により上記の溶媒から産物を回収することにより、クロマトグラフィーの方法により好ましく行われる。本発明による方法を実行するのに適したイオン交換樹脂は、4級のアンモニウムの官能基を有する強塩基樹脂であり、例えば、Amberlite(登録商標)IRA−400(CI)樹脂などの、4〜10%の架橋度のポリスチレンを基礎とした樹脂が挙げられる。
本発明による方法の好適実施例によると、ステップv)は、式(VII)のヨウ化物のメタノールの溶液と、適当な樹脂とを用い、溶出物をエチルエーテルで処理して、式(I)の所望の塩化物を沈殿することによるクロマトグラフィー法により、行われる。
本発明による方法の好適実施例によると、イオン交換樹脂を用いる場合、ステップv)は、メタノール/DMSOの8/2の混合物の式(VII)のヨウ化物の溶液と、適当な樹脂とを用い、エチルエーテルで処理することによる溶出物からの式(I)の取得した塩化物を再結晶し、且つメタノールに溶解しエチルエーテルを添加することによる残りのDMSOから精製することにより、実行される。
本発明による方法の好適な態様は、ステップv)におけるイオン交換クロマトグラフィーについて、水よりもメタノールを基礎とした溶離剤を用いることである。この点、上記の方法について、存在する関連する化合物からさらに最終的な塩化物を精製して、98%よりも高いHPLCの精製を達成する。
本発明による産物は、医薬的に許容な賦形剤と、非経口の投与及び局所投与用などの医薬組成物用の希釈剤と組み合わせて、活性本体として使用されてもよい。
上記の組成物は、例えば、水溶液、ローション、クリーム、軟膏又はゲルなどとして製剤化されてもよい。これらの医薬組成物において、活性本体の用量は、体重kg当たり0.1〜20mg、好ましくは0.2〜5mgの式(I)の産物で様々であってもよい。
特に好適なものとしては、本発明の医薬組成物は、式(I)の産物とともに、金属キレート剤、Ca2+、Mg2+などに特異的な金属キレート剤から好ましく選択されるものを有し、例えば、クエン酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸(CDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)又はエチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(EDTA)が挙げられる。特に好適なものは、EDTAを有する組成物である。
例示の目的で、下記の通り、限定的でない本発明の例について、述べる。
(例1)
フタロシアニン環の1,8(11),15(18),22(25)の位置に置換基を有する式(I)のフタロシアニン誘導体の調製
a)3−(4−アミノフェノキシ)フタロニトリルの合成
160gの3−ニトロフタロニトリル(0.92モル)と、150.4gの4−アミノフェノール(1.37モル)とを2.5Lのジメチルスルフォキシド(DMSO)に溶解し、その後、384gのKCO(2.77モル)を添加する。
このようにして得た反応混合物を、室温で、激しく攪拌しながら22時間保持し、その後、11.2Lの脱イオン水で処理し、攪拌下、30分間保持する。
このようにして得た懸濁液を濾過し、脱イオン水(2×2L)で固形物を洗浄する。
乾燥後、213.6gの固形産物を得、これは、3−(4−アミノフェノキシ)フタロニトリル(収率98.7%)である。融点及びH−NMRの分析により、この産物を特徴付けした。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δppm=7.78−7.71(m,2H),7.10(dd,1H,J=7.8Hz,J=2.0Hz),6.89(d,2H,J=8.8Hz),6.62(d,2H,J=8.8Hz),5.28(bs,2H)
融点:188−191℃
b)3−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)フタロニトリルの合成
上記のa)の通り得た、100gの3−(4−アミノフェノキシ)フタロシアニン(0.41モル)を、2.6LのCHCNに溶解する。
この混合物を、攪拌し、400mLの30%ホルムアルデヒド水溶液を添加する。この混合物を0℃で保持し、132gのNaBHCN(2.1モル)を添加するとともに、80mLの氷酢酸をpH6.8になるまで添加する。
このようにして得た混合物を、50℃に加熱し、熱条件で保持し、22時間攪拌する。その後、この混合物を、室温とし、12Lの脱イオン水で処理し、攪拌下で30分間保持し、その後、得た懸濁液を濾過し、固形物を、脱イオン水(2×2L)で洗浄する。
乾燥後、107.8gの固形産物を得、これは、3−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)フタロニトリル(収率96.3%)である。融点及びH−NMRの分析により、この産物を特徴付けした。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δppm=7.76−7.74(m,2H),7.12−7.06(m,3H),6.79(d,2H,J=8.9Hz),2.90(s,6H)
融点:160−162℃
c)亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)]フタロシアニネートの合成
窒素雰囲気下、上記のb)の通り得た、80gの3−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)フタロニトリル(0.3モル)を460mLのDBU(3モル)に溶解する。
28gのZn(AcO)(0.15 モル)を、上記のように得た溶液に添加し、この反応混合物を140℃とし、この温度で保持し、遮光し、窒素雰囲気下、22時間、激しく攪拌する。その後、この混合物を、再び室温とし、その後、14Lの脱イオン水で処理し、この混合物を濾過し、固形物をHO(2×2L)及びメタノール(1×1L)で洗浄する。このようにして得た産物を、シリカゲルクロマトグラフィー(移動相:CHCl/MeOH=98/2〜95/5)を行い、その後、0.5LのCHClのクロマトグラフィーに由来する産物を溶解することにより、溶媒から再沈殿し、これを4Lのn−ヘキサンに添加することにより再沈殿することにより、精製した。
濾過した後、n−ヘキサン(2×1L)で洗浄し、乾燥して、亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)]フタロシアニネート(収率72.3%)の60.1gの産物を得た。融点及びH−NMRの分析により、この産物を特徴付けした。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δppm=9.20−8.75(m,4H),8.19−7.96(m=4H),7.59−6.70(m,20H),2.93−2.90(m,24H)
d)亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N,N−トリメチルアンモニウムフェノキシ)]フタロシアニネートテトラヨーダイドの合成
上記のc)の通りに得た、60gの亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N−ジメチルアミノフェノキシ)]フタロシアニネート(0.054モル)を、1.5LのN−メチルピロリドン(NMP)に溶解した。
その後、150mLのMeI(2.4モル)を添加し、この溶液を室温で保持し、遮光し、攪拌しながら、窒素雰囲気下で、72時間保持する。このようにして得た反応混合物を、3LのMeOHで希釈し、その後、12Lのイソプロピルエーテルで処理する。処理した後、得た懸濁液を、1/2時間、攪拌し、1時間保持し、その後、濾過し、固形物をイソプロピルエーテル(2×2L)及びエチルエーテル(2×2L)で洗浄する。94.7gの湿潤した産物を得、これを、その後、2つのサブバッチに分割して使用した。この産物について、H−NMRで特徴付けた。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δppm=9.49−7.31(m,28H),3.67−3.55(m,36H)
e)亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N,N−トリメチルアンモニウムフェノキシ)]フタロシアニネートテトラクロライドの合成
上記のd)で得て2つのサブバッチに分割した、それぞれ47.2gの亜鉛(II)[1,8(11),15(18),22(25)−テトラキス−(4−N,N,N−トリメチルアンモニウムフェノキシ)]フタロシアニネートテトラヨーダイドを、下記の通り、処理した。
47.2gの上記の産物を、2Lの4/1のMeOH/DMSOに溶解する。この溶液を、固定相として、0.5MのHClの水溶液で前もって洗浄し、4/1のMeOH/DMSOで処理した470gのAmberlite(登録商標)IRA400(CI)樹脂のカラムクロマトグラフィーにかける。12Lのエチルエーテルを、溶出物に緩徐に添加し、攪拌しながら保持する。得た懸濁液を、1時間載置し、その後濾過し、エチルエーテル(4×0.5L)で洗浄する。
2つの手法により、3LのMeOHに溶解し、その後12Lのエチルエーテルを得た溶液に緩徐に添加する一方、攪拌下保持して、再沈殿して、31.1g及び32.1gの湿潤した産物を得た。上記の懸濁液を、1時間載置し、その後、濾過し、エチルエーテル(4×0.5L)で洗浄する。
乾燥後、57.8gの表題の化合物を得て、下記の通り、特徴付けた。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δppm=9.46−7.29(m,28H),3.70−3.57(m=36H)
13C−NMR(75MHz,DMSO−d):δppm=160.36,160.23,158.78,158.64,158.51,158.26,153.90,153.29,153.12,152.7,152.43,152.19,151.60,150.03,149.65,143.33,143.08,142.90,141.90,141.67,132.12,131.66,131.26,129.25,129.05,128.48,128.19,123.76,123.16,121.37,120.85,120.48,118.88,117.59,117.31,57.24,57.09
UV−vis(MeOH/HO:50/50):λmax(%):690(100),622(18),340(23)
ESI−MS:m/z294.1[(M−4Cl)4+

Claims (24)

  1. 下記式(I)のフタロシアニン誘導体
    であって、
    フタロシアニン環の1,8(11),15(18),22(25)の位置に置換基が存在することを特徴とするフタロシアニン誘導体。
  2. 請求項1に記載のフタロシアニン誘導体の調製方法であって、
    i)下記式(IV)の化合物を得るように、下記式(II)のフタロニトリルに、下記式(III)のアミノアルコールを求核置換するステップと;
    ii)下記式(V)の化合物を得るように、ステップi)に由来する式(IV)の化合物に対してアミノ基の窒素の還元的メチル化の反応を行うステップと;
    iii)下記式(VI)の亜鉛(II)フタロシアニンを得るように、ステップii)に由来する式(V)の化合物の塩基触媒の4量体化すると同時に適当な亜鉛(II)塩を用いた金属挿入を行うステップと;
    iv)ヨウ素型の4級アンモニウム基で置換した下記式(VII)の対応するフタロシアニンを得るように、ヨウ化メチルで処理することにより、ステップiii)に由来する式(VI)のフタロシアニンのアミノ基を4級塩化するステップと;
    v)塩化物型の式(I)の対応するフタロシアニンを得るように、ステップiv)に由来するヨウ素型の式(VII)のフタロシアニンを、適当なイオン交換樹脂で処理するステップと;
    を有することを特徴とする方法。
  3. 還元的メチル化の反応を行う前記ステップii)は、アセトニトリルに溶解した式(II)の化合物を、シアノボロハイドライドナトリウムの存在下、30%のホルムアルデヒド水溶液で処理することにより、実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記ステップiii)は、100〜250℃の温度で実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記温度は、130〜180℃の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記ステップiii)は、1,5−ジアザビシクロ[5.4.0]ノン−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)及び2−ジメチルアミノ−エタノール(DMAE)から選択される塩基を塩基として用いて、有機溶媒中で実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 前記ステップiii)は、1,5−ジアザビシクロ[5.4.0]ノン−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)及び2−ジメチルアミノ−エタノール(DMAE)から選択される塩基を塩基として用いて、溶媒の不存在下で実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. 前記ステップiii)は、塩基としてDBUを用いて、溶媒の不存在下で、140℃の温度で実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  9. ステップiii)で得た式(VI)の粗産物は、反応混合物を水で処理し、懸濁液を濾過又は遠心分離し、回収した固形物を、水及びメタノールで数回洗浄することにより、沈殿されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  10. ステップiv)を行う前に、カラムクロマトグラフィー法を行うことによりステップiii)に由来する式(VI)の中間物を精製し、溶媒から再沈殿を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  11. 前記カラムクロマトグラフィーは、固定相として、シリカゲルを用い、移動相としてジクロロメタン及びメタノールの混合物を用いて、行われ;
    前記の再沈殿は、溶媒として、ジクロロメタンを、沈殿剤としてn−ヘキサンを用いて、実行されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. ステップiv)の前記メチル化剤は、ヨウ化メチルであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  13. 前記ヨウ化メチルは、式(VI)の産物においてメチル化の対象のアミノ基当たり1〜20当量の量で使用されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記ヨウ化メチルは、式(VI)の産物においてメチル化の対象のアミノ基当たり5〜11当量の量で使用されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. ステップiv)の前記メチル化反応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及びN−メチルピロリドンから選択された溶媒中で実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  16. 前記溶媒は、N−メチルピロリドンであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. ステップiv)の前記メチル化反応は、式(VI)の産物において対象のアミノ基当たりメチル化剤として5〜11当量の量を用い、溶媒としてN−メチルピロリドンを用いて実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  18. ステップiv)の反応産物は、N−メチルピロリドンの用量に対して2用量の量のメタノールでN−メチルピロリドンの溶液を希釈した後、N−メチルピロリドンに対して8当量の量のエチルエーテル又はイソプロピルエーテルを用いて、N−メチルピロリドンの溶液から、沈殿されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. ステップiii)の前記の亜鉛(II)塩は、塩化亜鉛(II)及び酢酸亜鉛(II)から選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  20. ステップiii)の前記亜鉛(II)塩は、酢酸亜鉛(II)であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  21. ステップv)の前記イオン交換樹脂は、4級のアンモニウム官能基の強塩基樹脂から選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  22. 前記樹脂は、4〜10%の架橋度のポリスチレンを基礎とした樹脂であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. ステップv)における前記のフタロシアニン(VII)の処理は、前記フタロシアニン(VII)の溶液と前記イオン交換樹脂とを用いたクロマトグラフィーにより、且つ式(I)のフタロシアニンを、蒸留、凍結乾燥又は沈殿により回収することにより、達成されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  24. 前記クロマトグラフィーは、塩化物型の式(I)のフタロシアニンを沈殿させるように、式(VII)のフタロシアニンのメタノール溶液を、イオン交換樹脂に通し、その後、その溶出液を、エチルエーテルで処理することにより、又は式(VII)のメタノール/ジメチルスルホキシドの溶液を、樹脂に通し、その後、この溶出液を、エチルエーテルで処理して、式(I)のフタロシアニンを沈殿させ、その後、メタノールに溶解し、エチルエーテルを添加して再沈殿させることにより、精製されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
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