JP5103164B2 - アンプル容器 - Google Patents
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まず、第一の実施の形態について図1に基いて説明する。
図1は本発明に係るアンプル容器の第一の実施の形態を示した縦半断面図である。
なお、本実施の形態では、容器本体2の口部23側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す鎖線Lはアンプル容器1の中心軸線であり、以下単に中心軸線Lと記す。
外筒部31は、略円筒形状の連続壁であり、口部23の外側に周設されている。外筒部31の下端部の内周面には、外筒部31の径方向の内側に突出した係止部31aが全周に亘って形成されており、この係止部31aが、上記した口部23の係止部23aに係止されることで、外筒部31と口部23とがアンダーカット嵌合されている。なお、外筒部31の内周面に雌ねじが形成され、口部23の外周面に雄ねじが形成され、外筒部31と口部23とがねじ嵌合されていてもよい。
シール筒部32は、略円筒形状の連続壁であり、口部23の内側に嵌合されている。このシール筒部32の外周面は口部23の内周面に液密に密接されている。
特に、内筒部35が口部23の下端(肩部22の上端)よりも下方の位置まで延在されているので、肩部22の内周面に沿って跳ね上がった内溶液Xが内筒部35の内側に入り難くい。
また、アンプル容器1が開封された後、アンプル容器1(容器本体2)を傾倒させて天壁部30の開口30aから容器本体2内の内溶液Xを注出させる。なお、天壁部30の開口30aから容器本体2内に図示せぬストローや注射針を挿入し、これらストローや注射針等によって容器本体2内の内溶液Xを吸い上げることも可能である。このとき、内筒部35の内側にストローや注射針等が挿通される。
特に、上記したアンプル容器1では、内筒部35が口部23の下端(肩部22の上端)よりも下方の位置まで延在されており、肩部22に沿って跳ね上がった内溶液Xが内筒部35の内側に入り難くなっているため、内筒部35によって内溶液Xの液ハネを確実に防止することができる。
次に、第二の実施の形態について図2、図3に基いて説明する。
図2は本発明に係るアンプル容器の第二の実施の形態を示した縦断面図であり、図3はキャップ体103を下方から見た平面図である。
なお、上述した第一の実施の形態と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
特に、跳ね上がった内溶液Xが分割片136間の隙間Gから内筒部135内に入っても、その内容液Xは、隙間Gの上方に配設された遮壁部137によって遮られるので、アンプル容器1の開封時における内溶液Xの液ハネをより確実に防止することができる。
次に、第三の実施の形態について図4、図5に基いて説明する。
図4は本発明に係るアンプル容器の第三の実施の形態を示した縦断面図であり、図5はキャップ体203を下方から見た平面図である。
なお、上述した第一、第二の実施の形態と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
また、アンプル容器1を傾倒させて天壁部30の開口30aから内溶液Xを注出する際、内溶液Xが、段状に配設された遮壁部237の間を通って天壁部30の開口30aの方へ流通する。このため、平面視において内筒部235の内側面積に対する複数の遮壁部237の占有面積が大きくても、天壁部30の開口30aから内溶液Xを注出する際の内溶液Xの流路が確保される。
次に、第四の実施の形態について図6、図7に基いて説明する。
図6は本発明に係るアンプル容器の第四の実施の形態を示した縦断面図であり、図7はキャップ体303を下方から見た平面図である。
なお、上述した第一から第三の実施の形態と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
また、頭部33を取り外してアンプル容器1を開封させた後、図示せぬストローや注射針等を天壁部30の開口30aからアンプル容器1内に差し込む際、ストローや注射針等の先端によってベンド板337Aが下方に押圧され、ベンド板337Aがその基端を固定端にして下方に撓み変形する。これにより、上記したストローや注射針等が容器本体2内に挿入される。
次に、第五の実施の形態について図8、図9に基いて説明する。
図8は本発明に係るアンプル容器の第五の実施の形態を示した縦断面図であり、図9はキャップ体403を下方から見た平面図である。
なお、上述した第一から第四の実施の形態と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
また、アンプル容器1(容器本体2)を傾倒させて天壁部30の開口30aから容器本体2内の内溶液Xを注出させる際、内溶液Xが遮壁部437の開口437aを通って天壁部30の開口30aの方へ流通する。
例えば、上記した第一の実施の形態では、内筒部35が肩部22の下端の位置まで延在されており、上記した第二から第五の実施の形態では、内筒部135,235が口部23の下端の位置(肩部22の上端の位置)まで延在されているが、本発明は、内筒部の中心軸線L方向の長さ寸法は適宜変更可能であり、内筒部が肩部22の下端よりも下方に延びていてもよく、或いは、内筒部が口部の下端よりも上方の位置で止まっていてもよい。例えば、内筒部の下端位置がシール筒部32の下端位置と略同じであってもよい。
2 容器本体
3、103、203、303、403 キャップ体
23 口部
33 頭部
34 弱化部
35、135、235 内筒部
136 分割片
137、237、437 遮壁部
337A ベンド板(遮壁部)
337B 固定板(遮壁部)
G 隙間
L 中心軸線
Claims (2)
- 内容液を収容した容器本体と、該容器本体の口部に装着されるキャップ体と、を備えており、
該キャップ体が、前記口部内に連通する開口が形成された天壁部と、該天壁部から垂下されて前記口部の外側に周設された外筒部と、前記開口の上方に配設された頭部と、該頭部の下端に連設されて該頭部を前記容器本体に対して相対的に動かすことで切断可能な弱化部と、を有するアンプル容器において、
前記キャップ体には、前記天壁部の下面から前記外筒部の中心軸線に沿って垂下されて前記開口に連通された内筒部が備えられ、
該内筒部は、外周面の少なくとも一部が前記容器本体の内側面から内筒部径方向に離間された状態で前記口部の内側に配置され、
前記キャップ体には、前記中心軸線に垂直な平面視における前記内筒部の内側に配設された遮壁部が備えられ、
前記内筒部は周方向に複数に分割され、該内筒部を構成する複数の分割片は間隔をおいて環状に並設されており、
前記遮壁部は、隣り合う前記分割片間の隙間の上方の位置に配設されていることを特徴とするアンプル容器。 - 請求項1記載のアンプル容器において、
前記遮壁部は、前記内筒部の内周面に突設されており、上方からの押圧に対して基端を固定端にして前記中心軸線方向に撓み変形可能であることを特徴とするアンプル容器。
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JP2007338015A JP5103164B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | アンプル容器 |
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