JPS63502173A - 開口への固着用挿入体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は開口への固着用挿入体に関し、これに限られず特にプラスチック容器 の開口に固着するのに適した挿入体に関する。

容器は通常、容器本体に開口を有する形状を為しており、この開口に容器内部と 連絡する頚部部材が嵌合されている。

頚部部材はキャップ又はプラグと係合する雄ねじ又は雌ねじを備えてなり、これ らキャップ又はプラグにより頚部部材内の開口は閉じられて内容物を容器内に封 入し、又はこぼれを少なくして容器の内容物を取出す注出口を備えている。

容器が金属製である場合、この頚部部材を容器壁と一体にして製造するのはコス ト高であるのが証明されており、及び頚部部材が別の構成部材として製造される 場合では、容器の開口の封止が困難なことが証明されている。このことから、容 器の挿入体をプラスチック材料から製造することが提案されており、この場合に は挿入体は容器の開口に単に圧入され、挿入体の封止は挿入体と係合する容器開 口の縁部へ挿入体から作用する半径方向の封止力により為される。

使用の際、この様な挿入体は容器の開口において縦方向にずれやすい。この挿入 体のずれは容器にかかる負荷、例えるｆ手荒い取扱いに起因しており、この様な 挿入体のずれにより容器の開口と挿入体との間での封止が損なわれて容器に漏れ が生ずる場合がある。

この発明の一実施態様によってこの発明はこの問題を解決する容器の挿入体を提 供し、他の実施態様からこの発明はこの様な挿入体を有する容器を提供し、及び 別の実施態様からこの発明は挿入体により２つの管状部材の連結方法を提供して いる。

この発明の好ましい実施態様が添附された図面を参照して以下に説明される。

添附された図面中、第１図は本発明による挿入体の斜視図、第２図は挿入体を容 器に嵌合する方法を示す断面図、第３図は容器に嵌合された挿入体を示す断面図 、及び第４図は容器への挿入体固着方法を示す拡大図、第５図は注出口を一体に して備えた挿入体を示す断面図、第６図は２つの管状部材を連結するのに用いら れる挿入体を示す断面図。

図を参照すると、挿入体１は２個の部品、すなわちキャップ部材２と固着部材３ から製作される。キャップ部材２は開口５を有する円板４から形成されており、 円板４と一体にして形成された円筒形状の第１スリーブ６は開口の縁から内側向 きに延びて挿入体の頚部を形成し、第１スリーブ６の内壁には７の位置にプラグ ８と係合するねじが切られている。出願において、挿入体は頚部の底部に亙って 固着された破ることができる膜（図示されていない）とともに形成されるもので もよい。

円板４からは第２スリーブ９が延びており、第２スリーブ９は第１スリーブ６か ら半径方向外側に離間し、これらのスリーブにより空洞１０が区画されている。

第２スリーブ９は第１スリーブ６よりも僅かに長く、且つチャンネル１１を形成 する差込部を有している。チャンネル１１は第２スリーブ９において固定リム２ ８からの圧縮により形成される。差込部は固定リム２８により圧縮される際、ス リーブ９が延長することにより内側に巻込ま”れるのが避けられ、このスリーブ 成に用いられる。舌部１２の目的は後述する。

゛容器の外壁に支持されるフランジ１３は円板から下向きに延びている。

固着部材３は２つのリム１４．１５を有する環状の部材を備えてなり、これらの リム１４．１５の間に、固着部材３の底部縁１７に形成された少なくとも１個の 孔を介して容器の内部圧が作用する空洞１６が形成されている。リム１５は環状 部材の底部縁１７の面に垂直な面に沿って延び、リム１４の壁面は１８及び１９ で傾けられて位置２０からリング部材の底部縁へ連結して、組付られた挿入体の 容器への挿入みを容易にするためのノーズを形成し、リム１４の内端面内にはチ ャンネル２１が形成されている。

各構成要素、即ちキャップ部材２と固着部材３はリム１５をスリーブ６に音波溶 着することにより組付けられ、舌状部１２はチャンネル１６内で第４図に示され るようにして着座する。各構成要素は他の手段、例えば接着により、又はこれら の構成要素に当業者に良く知られているインターロック部分を形成することによ り互いに固着してもよい。インターロック部分は一方が他方に弾性的に嵌合して 単一の構成となる。

挿入体が組付られた状態の場合、空洞１０は空洞１６に重ね合せられ、リム６及 び１５は挿入体の内壁を形成し、リム１４は挿入体の外壁を形成する。

容器壁２２は円筒形の開口２３を有している。容器壁２２は２４の部分のように 上向゛きに、２５の部分でのよう１巳内向きに曲げられて挿入体のフランジ１３ に対する座面を形成し、そして２６の部分のように鋭角で内向き且つ下向きに、 ２７の部分でのように下向きに曲げられて、全体として参照番号２８が付されて いる固定リムを形成している。

スリーブ９の外径は容器の開口２３の径よりも僅かに大きい。挿入体は第２図に 示される方法で開口２３内に挿入され、容器と挿入体は双方ともある範囲まで曲 げられ、これにより挿入体は開口にぴったりと嵌合し、この位置で固定リム２８ はチャンネル１１を形成し、このときリムの底部縁は固着部材３の頂部縁２９に 、及びフランジ１３は面２５に着座する。

この挿入体の構造及び挿入体を容器の開口に結合する方法では、挿入体と容器と の間の如何なるずれもドラム及び／又は挿入体のたわみにより、各構成要素間で の封止に影響を与えることなく吸収される。

ねじ切り部分７及びプラグ８を、一体にして取付けられる注出口２つと交換する ことにより、容器から液体を注出するのをより適切な向きとしてもよい。

第６図を参照する。挿入体は管状部材の連結を容易にするため３つの部分、つま り延長されたキャップ部材３０と２つの固着部材３により製造されるものでもよ い。延長されたキャップ部材３０は開口を有する円板４から形成され、円板４と 一体をなす円筒形状の第１スリーブは開口の周辺から内向き及び外向きに延びて 挿入体の頚部を形成している。

円板４から内向き及び外向きの両方に第２スリーブが一体にして延びており、第 ２ス゛リーブは第１スリーブ６から半径方向外側に離間してこれらのスリーブに より空洞１０が区画されている。スリーブ９はスリーブ６より僅かに長く、チャ ンネル１１を形成する差込部を有している。チャンネル１１は固定リム２８を圧 縮することによりスリーブ９に形成される。チャンネル１１は固定リム２８によ り圧縮される際にスリーブ９の延長部分により内側に巻込まれるのが避けられ、 スリーブ９の延長部分は空洞１６及び舌状部分１２を形成するのに使用される。

管状部材の表面に着座するフランジ１３は円板４から上向き及び下向きに延びて いる。

固着部材３の組付は手順及び組付けられた状態は前述されたとおりである。

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Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. １．通路を具備する円筒形状部分を有する第１部材と、通路を有する固着部材と を備えてなる開口への固着用挿入体であって、 前記固着部材は、前記第１部材の前記円筒形状部分の一端に固定的に取付けられ 、使用に際して前記第１部材が開口内に延びて開口に係合するとともに開口内に 位置する前記固着部材と協働し、前記通路を開口に合わせて開口を貫通させて前 記挿入体を開口に固定するものである挿入体。
2. ２．前記挿入体は前記通路を閉じる挿入物と係合するためのねじ切り部分を有す る特許請求の範囲第１項に記載の挿入体。
3. ３．前記挿入体は前記通路と連通して前記円筒形状部分から離れるようにして延 びる注出口を有してなる特許請求の範囲第１項に記載の挿入体。
4. ４．前記第１の円筒形状部分から離れるようにして第１部材から延びる第２の円 筒形状部分を有し、前記２つの円筒形状部分の通路が連通してなる２つの管を互 いに連結する挿入体であって、使用に際して、第１の円筒形状部分は固着部材に より一つめの管の開口に固着され、及び第２の円筒形状部分は２つめの管の開口 に別の固着部材により固着されて前記２つのパイプを結合する特許請求の範囲第 １項に記載の挿入体。
5. ５．各円筒形状部分は一方が他方内に同心にして配され、これらの間で空洞を形 成する２つの円筒を備えてなる特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１ 項に記載の挿入体。
6. ６．第１部材は開口を有する円板と、これに同心にして取付けられ前記円板から 内向きに延びて挿入体の頚部を区画する円筒形状部分とから形成されている特許 請求の範囲第１項ないし第５項のいずれか１項に記載の挿入体。
7. ７．円筒形状部分における外側に配されたシリンダは、内側に配されたスリーブ より長いものである特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか１項に記載の 挿入体。
8. ８．挿入体の頚部は挿入体を貫通する通路を横切る裂くことができる膜からなる 付属物により閉じられる特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれか１項に記 載の挿入体。
9. ９．固着部材は内側スリーブを備えてなり、内側スリーブの内側端は環状のリッ プに一体にして取付けられており、環状のリップは手段を備え、この手段により 挿入体は閉口の内面に確実に沿うことになり、前記環状のリップは前記内側スリ ーブに向けて傾いて延びており、第１部材の円筒部分における外側に配されたシ リンダと同心として、前記環状のリップには前記内側スリーブに対して殆ど平行 に配された環状のリングが一体にして取付けられており、前記環状のリングと環 状のリップとの交差部分は前記外側に配されたシリンダを収容する溝を形成して いる特許請求の範囲第１項に記載の挿入体。
10. １０．第１部材と固着部材は、固着部材の内側スリーブが第１部材の円筒形状部 分における内側に配されたシリンダに円筒形状の手段により固着されて、組付け られる特許請求の範囲第１項ないし第９項のいずれか１項に記載の挿入体。
11. １１．挿入体が組付けられた際には、固着部材の内側スリーブと第１部材の円筒 形状部分における内側に配されたシリンダは挿入体の内側壁を形成し、第１部材 の円筒形状部分における外側に配されたシリンダと固着部材の環状のリングは挿 入体の外側壁を形成し、および第１部材の空洞は固着部材の空洞と重ね合さり、 固着部材の前記空洞は前記固着部材の内側スリーブと前記環状のリングとで区画 される特許請求の範囲第１０項に記載の挿入体。
12. １２．挿入体は可塑性を示す材料から製造される特許請求の範囲第１項ないし第 １１項のいずれか１項に記載の挿入体。
13. １３．挿入体とともに用いる容器であって、容器壁はこれを貫通する円筒形状の 開口を有しており、半径方向の突起を有している前記開口は固定リムと前記開口 を囲んでいる外方に隆起した面とを区画し、前記外方に隆起した面は挿入体のフ ランジに対する座面となるものである容器。
14. １４．外方に隆起した面及び固定リムは容器壁と一体の部分として形成されてい る特許請求の範囲第１３項に記載の容器。
15. １５．容器壁のこの一体の部分は円筒形状のリングにより区画され、円筒形状の リングは前記容器の面から前記リングの円板に垂直に一体にして取付けられた前 記円筒形状のリングの外側端の内方縁まで外方に延び、開口を有する前記円板の 内方縁には内向きに拡張している円錐部分が一体にして取付けられでおり、開口 を有する前記円板は容器の面に垂直に配された内方に延びるリングに一体にして 取付けられており、前記内方に延びるリングは固定リムを区画し、前記垂直のリ ングは外方に隆起した面を区画する特許請求の範囲第１１項に記載の容器。
16. １６．固定リムの内径は挿入体の第１部材の円筒形状部分における外側に配され たシリンダの外径よりも小さいものである特許請求の範囲第１項ないし第１５項 のいずれか１項に記載の挿入体。
17. １７．容器の固定リムは第１部材における外側に配されたシリンダ内にチャンネ ルを形成し、これにより挿入体の外側壁における外側に配されたシリンダに前記 固定リムの回りで塑性変形を起こさせる特許請求の範囲第１１項に記載の挿入体 。
18. １８．添附する図面を参照してこれまでに説明された全て。