JP5033477B2 - 注出筒付き蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、注出筒付き蓋に関し、特に内溶液を収容する容器本体の口頸部に取り付けて用いられ、有底円筒状の注出筒を備える蓋本体と、上蓋とからなる注出筒付き蓋に関する。
内溶液を収容する容器本体の口頸部に取り付けて用いられる蓋として、例えば蓋本体と上蓋とからなり、蓋本体は有底円筒状の注出筒を備えると共に、溝や薄肉部で形成された易破断部からなるスコアを引き裂くことによって注出孔が形成される開口予定部を注出筒の底板部に有する注出筒付き蓋が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような注出筒付き蓋では、一般に、注出筒の底板部に脚片を介して一体として設けられたプルリングを引き上げることにより、スコアに沿って開口予定部を破断除去して注出孔を形成するようになっている。またこのような注出筒付き蓋では、形成された注出孔から内容液を吐出し注出筒の先端から内容液を注出しているが、さらに注出のし易さを改良し、又は注出量を調整可能とするための種々の工夫がなされている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2001−97432号公報 特開2003−40299号公報 特開2003−321043号公報
一方、従来の注出筒付き蓋では、プルリングを注出筒の内側に収容すると共に、上蓋に設けられたシール部を、上蓋に近い位置で注出筒の先端部内側面に密着させることが好ましいために、注出筒は底板部から相当の高さで立設して設けられている。したがって、容器を傾けて内溶液を注出しようとすると、注出孔から吐出された内溶液は、注出筒を通過する際に、これの円弧状の内周面に沿ってその幅が広がり、また広がった状態から戻ろうとして流れがぶつかり合うことにより、注出筒の先端からの注出時に内容液がまとまりにくくなり、液散らばりを生じやすくなる。このような液散らばりの傾向は、特に容器の傾きが大きくなって注出量が多くなると顕著になり、例えば特許文献2の如く注出筒の先端周縁部にくちばし形状部分を突出させるだけでは、液散らばりを抑制することは困難である。
本発明は、容器を傾けて内溶液を注出する際に、注出孔から吐出された内溶液が注出筒の内周面に沿って広がって液散らばりが生じるのを効果的に抑制して、注出筒からまとまり良く内溶液を注出させることのできる注出筒付き蓋を提供することを目的とする。
本発明は、容器本体の口頸部に取り付けられる蓋本体と上蓋とからなり、蓋本体には底板部を有する注出筒が設けられ、該底板部の易破断部を破断することによって注出孔が形成される開口予定部を有する注出筒付き蓋であって、前記開口予定部は注出方向に直交する方向の幅が、少なくとも注出側で狭幅にて形成され、前記注出筒の底板部には、前記開口予定部の近傍から前記注出筒の先端側に向かう液誘導面が形成され、該液誘導面は、前記注出方向に直交する方向において前記開口予定部から前記注出筒側に上り勾配となった第1斜面を備える注出筒付き蓋を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の注出筒付き蓋によれば、容器を傾けて内溶液を注出する際に、注出孔から吐出された内溶液が注出筒の内周面に沿って広がって液散らばりが生じるのを効果的に抑制して、注出筒からまとまり良く内溶液を注出させることができる。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る注出筒付き蓋10は、内溶液を収容する容器として、例えば醤油を収容した容器11の口頸部12に取り付けて用いられ、少量づつ注出させる場合や多量に注出させる場合のいずれにおいても、注出筒13からまとまり良く内溶液を注出できるようにするために採用されたものである(図5(a),(b)参照)。すなわち、注出筒付き蓋では、プルリングを引き上げることにより易破断部からなるスコアを破断して破断部を除去して注出孔を形成する。形成した注出孔から注出筒を経て内溶液を注出する際に、注出孔から吐出された内溶液は、特に容器を大きく傾けて吐出量が多くなると、注出筒を通過する時に円弧状の内周面に沿ってその幅が広がり、また広がった状態から戻ろうとして流れがぶつかり合うことにより、注出筒の先端からの注出時に内容液がまとまりにくくなって、液散らばりを生じやすくなることから、このような液散らばりが生じるのを効果的に抑制できるようにするために、本実施形態の注出筒付き蓋10が採用されたものである。
そして、本実施形態の注出筒付き蓋10は、図2(a),(b)及び図3(a),(b)にも示すように、容器本体11の口頸部12に取り付けられる蓋本体14と上蓋15とからなり、蓋本体14には底板部16を有する注出筒13が設けられ、底板部16の易破断部18を引き裂く等、破断することによって注出孔19が形成される開口予定部20を有する蓋である。そして、開口予定部20は注出方向Xに直交する方向の幅が、少なくとも注出側で狭幅にて形成され、好ましくは、注出方向Xに沿う中心線に線対称形状に形成され、さらに好ましくは底板部16の径方向に沿って縦長に設けられる。また注出筒13の底板部16には、開口予定部20の近傍から注出筒13の先端側に向かう液誘導面31が形成され、この液誘導面31は、注出方向Xに直交する方向において開口予定部20から注出筒13側に上り勾配となった第1斜面31aを備える。この第1斜面31aは、開口予定部20の注出方向Xに直交する方向の両側に設けることが好ましく、この第1斜面31aによって、注出孔19から吐出される内容液が注出筒13の内周面に沿って拡がることを抑制している。また、液誘導面31は、少なくとも、内容液の注出時に下側に配置される領域である注出側に形成することが好ましい。
また、本実施形態では、液誘導面31は、注出方向Xと平行な方向において注出方向Xに上り勾配となった第2斜面31bを第1斜面31aと連続させた状態で備えている。
さらに、本実施形態では、液誘導面31は、底板部16の少なくとも注出側で第1斜面31a及び第2斜面31bの双方を合体させた状態で備えている。
さらにまた、本実施形態では、液誘導面31の注出側には、開口予定部20の近傍から第1斜面31aよりも急勾配で立ち上がって液誘導面31に連続する誘導壁17が、注出方向Xに直交する方向の両側に形成されている。誘導壁17は、注出方向Xに直交する方向における開口予定部20との角度が、液誘導面31の第1斜面31aよりも大きく形成され、即ち、誘導壁17は、開口予定部20に対して液誘導面31の第1斜面31aよりも急勾配で立ち上がる(図4(a),(b)参照)。
本実施形態では、蓋本体14と上蓋15は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いて例えば射出成形することにより、ヒンジ結合部24を開いた状態で一体として形成される。蓋本体14は、主として、円環帯状の天面部25と、天面部25の外周縁部から下方に延設するスカート壁部26と、天面部25から上方に突出して設けられた、当該天面部25と同心状に配置される有底円筒状の注出筒13とからなる。スカート壁部26の下端部内側面には、環状係合凸リブ27が内側に突出して設けられている。この環状係合凸リブ27を、容器本体11の口頸部12の外周面に設けれらた環状係合凹溝28に嵌合係止して、蓋本体14を口頸部12に嵌め込むことにより、注出筒付き蓋10が容器本体11に装着固定される。蓋本体14を容器本体11の口頸部12に嵌め込んだ際に、円環帯状の天面部25から下方に突出して設けられたインナーリング29が、スカート壁部26との間に口頸部12の上端部分を挟み込むようにしつつ、口頸部12の内側面に密着することにより、強固なシール性を発揮して、容器本体11の内部に内溶液を封入する。
また、本実施形態では、有底円筒状の注出筒13は、これの円筒部30が天面部25よりも僅かに下方に延設することにより、円筒部30の下部を閉塞する底板部16の、開口予定部20が設けられる最も低い部分は、天面部25よりも一段下がった位置に配置される。そして、この底板部16の最も低い部分には、易破断部18を引き裂くことによって注出孔19が形成される開口予定部20が、底板部16の径方向に沿って縦長に設けられる。
易破断部18は、例えば上面側を薄肉に残して底板部16の下面側に形成されたV字断面形状の切断溝からなり、いわゆるスコアと呼ばれる、容易に切り裂かれて破断することが可能な線状部分である。
易破断部18によって囲まれる開口予定部20は、本実施形態では、図2(b)に示すように、注出筒13の内側における、容器本体11を傾けて内溶液を注出する際に下部に配置される注出側の部分の縁部から、ヒンジ結合部24側に向けて径方向に沿って延設する、例えば1〜5mm程度の幅の細幅帯状部20aと、ヒンジ結合部24側の部分でこの細幅帯状部20aの端部に連接する略楕円形状の拡幅基端部20bとからなる。開口予定部20は、注出方向Xに直交する方向の幅が少なくとも注出側で狭幅に形成されているが、狭幅の形状は、例えば、注出方向Xに直交する方向の幅が概ね等しい細長い棒形状であっても良いし、注出方向Xに直交する方向の幅が注出側から反対側に向かうに従って幅広となる扇形状であっても良い。すなわち、開口予定部20は、狭幅の部分(細幅帯状部20a)を有していることにより、当該狭幅の部分によって、内溶液の注出方向Xを示す方向性を備えることになり、また当該狭幅の部分から内溶液を細口で吐出できるようになっている(注出筒30の周方向において、開口予定部20の狭幅の部分が位置する領域が注出側となる。本実施形態では、開口予定部20は線対称形状に形成されているので、開口予定部20の対称線上における狭幅の部分が注出側となる。)。また、開口予定部20の拡幅基端部20bには、当該開口予定部20に一体接合されて支持脚部32が立設すると共に、この支持脚部32により支持されて、開封用把持リング(プルリング)33が、注出筒13の円筒部30の内側に収まるようにして、底板部16の上方に配置される。
本実施形態では、底板部16に形成された開口予定部20の少なくとも注出側の部分には(本実施形態では、開口予定部20の注出方向Xの略全長に亘る部分)、開口予定部20の近傍から注出方向Xに直交する方向の外側に向けて注出筒30の先端側に滑らかな上り勾配で傾斜する第1斜面31aを備える液誘導面31が、開口予定部20の両側に設けられている。これによって、底板部16の上面の注出方向Xと直交する方向に沿った断面形状は、開口予定部20を谷底部とし、両側の円筒部30に向けて上り勾配となった谷形状となる(図4(a),(b)参照)。なお、液誘導面31を構成する注出方向Xと直交する方向の滑らかな第1斜面31aは、直線状に傾斜する傾斜面の他、凹状又は凸状に湾曲しながら上方(注出筒30の先端側)に向けて傾斜する湾曲傾斜面であっても良い。
また、本実施形態では、液誘導面31は、注出方向Xに向けて注出筒13の先端側に滑らかな上り勾配で傾斜する第2斜面31bを備えている。すなわち、開口予定部20の両側の液誘導面31は、上述のように、第1斜面31aによって、円筒部30に向けて注出方向Xと直交する方向に上り勾配となっていると共に、第2斜面31bによって、拡幅基端部20b側が低く、注出方向Xである細幅帯状部20a側に向けて高くなった上り勾配となっている。なお、液誘導面31を構成する注出方向Xの滑らかな第2斜面31bは、直線状に傾斜する傾斜面の他、凹状又は凸状に湾曲しながら上方(注出筒30の先端側)に向けて傾斜する湾曲傾斜面であっても良い。
さらに、本実施形態では、第2斜面31bによる注出方向Xの上り勾配によって液誘導面31が高くなる部分である、開口予定部20の注出側の端部には、これの両側に、液誘導面31の第1斜面31aよりも急勾配の誘導壁17が、各々、開口予定部20の近傍から注出方向Xに直交する方向の外側に向けて注出筒13の先端側に傾斜して設けられている。すなわち、誘導壁17は、開口予定部20の注出側の端部において、開口予定部20の両側から注出筒13の先端側に向かって互いの間隔げ広げつつ(図4(a)参照)、略三角形の側面形状の急勾配の法面34を形成するように立設して設けられる。
なお、本実施形態では、開口予定部(注出孔19)の両側の誘導壁17は、図4(a)に示すように、開口予定部(注出孔19)の近傍から注出方向Xと直交する方向の外側に向かって注出筒30の先端側に傾斜する上り勾配で設けられている。また、誘導壁17は、図4(b)に示すように、開口予定部(注出孔19)の近傍から垂直部35を介して垂直又は略垂直に立ち上がった後に、急勾配の法面34を形成して液誘導面31に連続させることもできる。
そして、本実施形態では、円環帯状の天面部25には、注出筒13の外側に同心状に配置されて、環状係止リブ23が上方に突出して設けられている。この環状係止リブ23に、上蓋15の周壁37の下端部内側面に設けられた係止凹部38を着脱可能に係止することにより、上蓋15を蓋本体14に対して開閉できるようになっている。
上蓋15は、上述のように、ヒンジ結合部24を介して蓋本体14に回動可能に連結された状態で、蓋本体14と一体として成形される。上蓋15は、円盤形状の天板部39と、天板部39の外周縁部から下方に延設する周壁37とからなり、周壁37の下端部内側面には、蓋本体14の環状係止リブ23と着脱可能に係止される上述の係止凹部38が設けられている(図3(a)参照)。また、上蓋15の天板部39の下面には、リング状シール部21が下方に突出して設けられている。上蓋15を閉塞した際に、このリング状シール部21を注出筒13の先端部内側面に密着させることにより、注出孔13の開口後の液シール性を保持することができるようになっている。なお、本実形態では、注出筒13の先端部分には、液切れを良くするためのかえし部が設けられている。
本実施形態の注出筒付き蓋10は、内部に内溶液として例えば醤油が収容された容器本体11の口頸部12に装着固定され、容器本体11内の内溶液と共に例えば醤油入り容器として商品化される。醤油入り容器を購入した消費者は、蓋本体14に対して上蓋15を開いた後に、プルリング33を引き上げることにより、易破断部18に沿って開口予定部20を破断除去して開口予定部20と同じ形状の注出孔19を形成し、形成した注出孔19から内溶液を吐出して対象物に内容液を注出したり、又は他の容器に移し替える作業を行うことができる。
そして、上述の構成を有する本実施形態の注出筒付き蓋10によれば、容器11を傾けて内溶液を注出する際に、注出孔19から吐出された内溶液が注出筒13の内周面に沿って広がって液散らばりが生じるのを効果的に抑制して、注出筒13からまとまり良く内溶液を注出させることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、開口予定部20は注出方向Xに直交する方向の幅が、少なくとも注出側で狭幅にて形成され、注出筒13の底板部16には、開口予定部20の近傍から注出筒13の先端側に向かう液誘導面31が開口予定部20の両側に形成され、この液誘導面31は、注出方向Xに直交する方向において開口予定部20から注出筒13側に上り勾配となった第1斜面31aを備えている。したがって、容器本体11を傾けて内溶液が開口予定部20と同形状の注出孔19から吐出される際に、吐出された内容液は、注出筒13の内側において、開口予定部20を谷底部として谷形状に配置された液誘導面31の第1斜面31aの作用によって中央部分に集約され、注出孔19から注出筒13の先端に至る過程で注出筒13の周方向に沿う広がりを効果的に抑制するので、注出孔19から吐出された内容液が注出筒13の注出側端部に向かってスムーズに流下し、同時に液散らばりを防止することができる。そして、液誘導面31の第1斜面31aによって誘導されて注出された内溶液は、図5(a),(b)に示すように、注出筒13の先端部周辺で注出孔19の付近にまとまりやすくなる。これによって、少量づつ内溶液を注出させる場合や多量に内溶液を注出させる場合のいずれにおいても、液散らばりが生じるのを抑制しつつ、注出筒13からまとまり良く内溶液を注出させることが可能になる。
また、本実施形態では、液誘導面31は、第1斜面31aに加えて注出方向Xに上り勾配となった第2斜面31bを備えているので、注出孔19から吐出されて注出筒13の内周面に沿って広がる内容液を第1斜面31aによって注出孔19の側に集約しつつ、第2斜面31bによって注出方向Xにスムーズに誘導することが可能で、注出筒13の注出側先端領域に注出孔19から吐出された内容液を集約しつつ、液散らばりが生じるのを抑制し、注出筒13からさらにまとまり良く内容液を注出させることが可能になる。
さらに、本実施形態では、注出孔19の注出側の両側には、液誘導面31の第1斜面31aよりも急勾配の誘導壁17が設けられているので、注出孔19から吐出され、注出側に集まる内容液が注出筒13の内周面に沿って拡がることを液誘導面31によって効果的に防止することが可能で、液散らばりが生じるのを抑制しつつ、注出筒13からさらにまとまり良く内容液を注出させることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、開口予定部(注出孔)は、内溶液を注出する際の下部側の細幅帯状部とこれと反対側の拡幅基端部とからなる形状を備える必要は必ずしもなく、注出方向に直交する方向の幅が少なくとも注出側で狭幅にて形成されたその他の種々の形状に形成することができる。例えば、図6(a)〜(h)に示すような形状のものを採用することができる。また、本実施形態では、使用者に注出方向を認識させる注出方向誘導手段として、上蓋と蓋本体とのヒンジ結合部が設けられ、ヒンジ結合部に対して径方向反対側を注出方向としている。上蓋と蓋本体との間にヒンジ結合部を設ける必要は必ずしもなく、例えば雄ネジ及び雌ネジを介したネジ嵌合によって、上蓋と蓋本体とを着脱開閉可能としても良い。この場合の注出方向誘導手段としては、例えば注出筒の先端部分の一部に周方向外側に突出したくちばし形状の突出部を設けたり、注出筒の先端縁の一部を外側にカールさせるかえし部を設けたり、印刷や凹凸模様等によって注出方向を明示することにより、使用者に注出方向を容易に認識させることが可能になる。
本発明の好ましい一実施形態に係る注出筒付き蓋を、容器の口頸部に装着した状態の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る注出筒付き蓋の、開口予定部を除去する前の状態の断面図、(b)は、上蓋を開いた状態の蓋本体の上面図である。 (a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る注出筒付き蓋の、開口予定部を除去して注出孔を形成した状態の断面図、(b)は、上蓋を開いた状態の蓋本体の上面図である。 (a),(b)は、誘導壁の好ましい形状を例示する、図2(b)のA−Aに沿った断面図である。 (a)は、注出筒を介して注出孔から内容液を少量注出する状態の説明図、(b)は、内容液を多量に注出する状態の説明図である。 (a)〜(h)は、開口予定部(注出孔)の他の形状を例示する上面図である。
符号の説明
10 注出筒付き蓋
11 容器本体
12 口頸部
13 注出筒
14 蓋本体
15 上蓋
16 注出筒の底板部
17 誘導壁
18 易破断部(スコア)
19 注出孔
20 開口予定部
20a 開口予定部の細幅帯状部
20b 開口予定部の拡幅基端部
21 リング状シール部
24 ヒンジ結合部
29 インナーリング
30 注出筒の円筒部
31 液誘導面
31a 液誘導面の第1斜面
31b 液誘導面の第2斜面
32 支持脚部
33 開封用把持リング(プルリング)
39 上蓋の天板部
X 注出方向

Claims (4)

  1. 容器本体の口頸部に取り付けられる蓋本体と上蓋とからなり、蓋本体には底板部を有する注出筒が設けられ、該底板部の易破断部を破断することによって注出孔が形成される開口予定部を有する注出筒付き蓋であって、
    前記開口予定部は注出方向に直交する方向の幅が、少なくとも注出側で狭幅にて形成され、
    前記注出筒の底板部には、前記開口予定部の近傍から前記注出筒の先端側に向かう液誘導面が形成され、該液誘導面は、前記注出方向に直交する方向において前記開口予定部から前記注出筒側に上り勾配となった第1斜面を備えており、
    前記液誘導面は、前記注出方向と平行な方向において前記注出方向に上り勾配となった第2斜面を前記第1斜面と連続させて備える注出筒付き蓋。
  2. 前記液誘導面は、前記底板部の少なくとも注出側で前記第1斜面及び前記第2斜面の双方を備える請求項1に記載の注出筒付き蓋。
  3. 前記液誘導面の注出側には、前記開口予定部の近傍から前記第1斜面よりも急勾配で立ち上がって前記液誘導面に連続する誘導壁が形成される請求項2に記載の注出筒付き蓋。
  4. 前記液誘導壁は、前記開口予定部の近傍から略垂直に立ち上がる部分を有する請求項3に記載の注出筒付き蓋。
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