JP5102448B2 - 燃料電池システムおよびその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の発電停止時に掃気を行う燃料電池システムおよびその運転方法に関する。
例えば、車両などに搭載される燃料電池では、固体高分子電解質膜をアノード極とカソード極とで挟んで構成された単セルが複数積層され、アノード極に水素、カソード極に酸素がそれぞれ供給されることで電気化学反応による発電によりカソード極で水が生成される。ところで、車両が氷点下に至るような低温環境下で使用されると残留水が凍結するおそれがあるため、燃料電池の発電停止時に残留水を、掃気ガス(例えば、空気)を用いて排出する処理(カソード掃気)が行われる。また、残留水は、カソード極から固体高分子電解質膜を介してアノード極にも透過するため、アノード極についても残留水を排出する処理(アノード掃気)が行われる。例えば、特許文献1では、燃料電池の発電停止後に、燃料電池の温度が所定温度(例えば、0℃)以下になったときにアノード掃気することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−302515号公報(図2)
しかしながら、従来の燃料電池システムでは、燃料電池の発電停止時にアノード極を含む流路が密閉されるものにおいて、アノード掃気する際のアノード系内の湿度が100%(飽和状態)となっているため、アノード掃気の際に冷えた燃料電池に掃気ガスが流れ込むと燃料電池内で結露水が発生していた。これにより、アノード系内の結露水を除去するために掃気流量や掃気時間が多くかかり、アノード掃気時に必要なエネルギーが増大するという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、エネルギー消費量を低減しながらアノード掃気を行うことができる燃料電池システムおよびその運転方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、アノード極に燃料ガスが供給され、カソード極に酸化剤ガスが供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード極を含み、前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記カソード極を含み、前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、システム温度を検出する温度検出手段と、前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を密閉する燃料ガス流通路密閉手段と、前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気を行う燃料ガス流通路掃気手段と、前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を非密閉状態とし、前記燃料ガス流通路に前記酸化剤ガスを導入して前記燃料ガス流通路から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出手段と、前記燃料電池の発電停止時に、前記酸化剤ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気を行う酸化剤ガス流通路掃気手段と、前記燃料ガス流通路掃気手段、前記燃料ガス排出手段および前記酸化剤ガス流通路掃気手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記システム温度が所定温度以下になったときに、前記酸化剤ガス流通路掃気手段により前記酸化剤ガス流通路を掃気し、かつ、前記燃料ガス排出手段により前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出さない圧力に設定された微量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して前記燃料ガス流通路内の湿度を低下させ、さらに前記燃料ガス流通路から排出された前記燃料ガスを前記酸化剤ガス流通路から排出されたガスと合流させ、前記酸化剤ガス流通路の掃気が完了し、かつ、前記燃料ガス流通路内の湿度低下が完了した後に、前記燃料ガス流通路掃気手段により前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出す圧力に設定された大流量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して、前記燃料ガス流通路を掃気し、前記燃料ガス流通路の掃気が完了した後に、システムを停止させることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、燃料ガス流通路を密閉して発電停止している燃料電池が所定温度まで低下したら燃料ガス流通路を掃気するものにおいては、燃料ガス流通路内の掃気をする前に燃料ガスを排出つまり燃料ガス流通路内の湿度を前もって低下させることができ、その湿度低下分の水量を排出するための掃気が必要なくなるので、掃気流量や掃気時間を低減することが可能になる。
請求項1に係る発明によれば、酸化剤ガス流通路を掃気する際に、アノード極に微量の掃気ガスを導入して燃料ガスを燃料ガス流通路から押し出し、カソード極から排出されるガスと合流させることで、短時間でアノード極の燃料ガスを排出できるとともに、燃料ガスの濃度低減が可能となる。
請求項2に係る発明は、アノード極に燃料ガスが供給され、カソード極に酸化剤ガスが供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード極を含み、前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記カソード極を含み、前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、を有する燃料電池システムの運転方法であって、前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を密閉するステップと、前記燃料電池の発電停止時に、システム温度が所定温度以下になったときに前記酸化剤ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気するステップと、前記酸化剤ガス流通路を掃気するステップにおいて、前記燃料ガス流通路を非密閉状態として前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出さない圧力に設定された微量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して前記燃料ガス流通路から前記燃料ガスを排出させることで前記燃料ガス流通路内の湿度を低下させ、前記燃料ガス流通路から排出された前記燃料ガスを前記酸化剤ガス流通路から排出されたガスと合流させるステップと、前記酸化剤ガス流通路の掃気が完了し、かつ、前記燃料ガス流通路内の湿度低下が完了した後に、前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出す圧力に設定された大流量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して、前記燃料ガス流通路を掃気するステップと、前記燃料ガス流通路の掃気が完了した後に、システムを停止するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、燃料ガス流通路を密閉して発電停止している燃料電池が所定温度まで低下したら燃料ガス流通路を掃気するものにおいては、燃料ガス流通路内の掃気をする前に燃料ガスを排出つまり燃料ガス流通路内の湿度を前もって低下させることができ、その湿度低下分の水量を排出するための掃気が必要なくなるので、掃気流量や掃気時間を低減することが可能になる。
本発明の燃料電池システムおよびその運転方法によれば、エネルギー消費量を低減しながらアノード掃気を行うことができる。
図1は、本実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池FC、アノード系2、カソード系3、制御部4などを含んで構成されている。なお、本実施形態では、車両を例を挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、航空機や船舶などの乗り物用の燃料電池システム、定置式の燃料電池システムなどであってもよい。
前記燃料電池FCは、固体高分子からなる電解質膜5の一面側を触媒を含むアノード極6、他面側を触媒を含むカソード極7で挟んだ膜電極構造体(MEA;Membrane Electrode Assembly)を、一対の導電性のセパレータ(図示せず)で挟んで構成された単セル(Single Cell)が厚み方向に複数枚積層された構造を有している。また、燃料電池FCには、冷却媒体が流通する流路(図示せず)が形成されており、この流路の出口近傍に温度センサ8が設けられている。この温度センサ8から得られる温度情報が、システム温度に相当する。なお、システム温度の検出手段としては、これに限定されるものではなく、アノード極6やカソード極7から排出されるオフガスの温度で行ってもよい。
前記アノード系2は、燃料ガスとしての水素を燃料電池FCのアノード極6に供給し、且つ、アノード極6から水素を排出するものであり、アノードガス供給配管21、アノードオフガス配管22、水素タンク23、水素遮断弁24、エゼクタ25、循環配管26、パージ弁27、水素濃度センサ28、湿度センサ29などで構成されている。
前記アノードガス供給配管21は、一端が燃料電池FCのアノード極6の入口に接続され、他端が水素タンク23に接続されている。前記アノードオフガス配管22は、一端がアノード極6の出口に接続され、他端が後記するカソードオフガス配管32に接続されている。
前記水素タンク23は、高純度の水素ガスが例えば35MPa(約350気圧)の高圧に充填されたものである。水素遮断弁24は、例えば、電磁作動式のもので、水素タンク23の下流近傍に設けられている。
前記エゼクタ25は、アノード極6から排出される未反応の水素を再び燃料電池FCアノード極6に戻して循環させるための真空ポンプの一種であり、循環配管26の一端が接続されている。循環配管26の他端は、アノードオフガス配管22のパージ弁27の上流において接続されている。このように、燃料電池FCから排出された未反応の水素を循環させることにより、燃料としての水素を有効に活用することが可能になる。
前記パージ弁27は、本実施形態の排出弁に相当するものであり、開度を自由に制御できる弁によって構成され、発電中においてはアノード極6に蓄積された空気に含まれる窒素、水などの不純物を例えば定期的に排出して発電性能が低下するのを防止する役割を備えている。また、パージ弁27は、その下流が外気と連通するように構成されている。
前記水素濃度センサ28は、パージ弁27の下流に設けられ、燃料電池FCのアノード極6から排出されるアノードオフガスに含まれる水素濃度を検出する機能を有している。
前記湿度センサ29は、パージ弁27の下流に設けられ、アノード系2内、すなわちアノード極6を含む燃料ガス流通路(後記する)内の水分量を検出する機能を有している。
なお、前記したアノードガス供給配管21により形成される流路と、アノードオフガス配管22により形成される流路と、循環配管26により形成される流路と、アノード極6により形成される流路とで、本実施形態の燃料ガス流通路が構成されている。また、前記水素遮断弁24とパージ弁27とで、本実施形態の燃料ガス流通路密閉手段が構成されている。
前記カソード系3は、燃料電池FCのカソード極7に酸化剤ガスとしての空気(酸素)を供給し、且つ、カソード極7から空気(酸素)などを排出するものであり、カソードガス供給配管31、カソードオフガス配管32、コンプレッサ33、加湿器34、背圧制御弁35、エア導入配管36、エア導入弁37などを備えている。なお、本実施形態では、酸化剤ガスとしての空気は、前記燃料ガス流通路を掃気する際の掃気する際の掃気ガスとしても使用される。
前記カソードガス供給配管31は、その一端が燃料電池FCのカソード極7の入口に接続され、他端がコンプレッサ33に接続されている。前記カソードオフガス配管32は、その一端が燃料電池FCのカソード極7の出口に接続されている。
なお、前記したカソードガス供給配管31により形成される流路と、カソードオフガス配管32により形成される流路と、カソード極7により形成される流路とで、本実施形態の酸化剤ガス流通路が構成されている。
前記コンプレッサ33は、モータにより駆動されるスーパーチャージャなどで構成され、空気(外気)を取り込んで圧縮して燃料電池FCのカソード極7に供給する。なお、このコンプレッサ33により、本実施形態の酸化剤ガス流通路掃気手段が構成されている。また、コンプレッサ33から取り込まれる空気が、前記燃料ガス流通路を掃気する際の掃気ガスとして酸化剤ガス流通路を掃気する際の掃気ガスと兼用されている。
前記加湿器34は、カソードガス供給配管31の途中に設けられ、カソード極7に供給される空気を、電解質膜5のイオン導電性を十分に発揮できる湿度に加湿するためのものである。
前記背圧制御弁35は、カソードオフガス配管32の燃料電池FCの下流に設けられ、カソード極7内の圧力を調整するものである。
前記エア導入配管36は、アノード系2に掃気ガスとして空気を導入するためのものであり、その一端がカソードガス供給配管31の加湿器34の上流に接続され、他端がアノードガス供給配管21に接続されている。なお、このエア導入配管36により、本実施形態の燃料ガス流通路掃気手段が構成されている。
前記エア導入弁37は、遮断弁であり、エア導入配管36に設けられている。このエア導入弁37を開弁することにより、コンプレッサ33から取り込まれた空気がアノード極6に供給されるようになっている。
前記制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インターフェース及び各種電気・電子回路を含んで構成され、温度センサ8、水素遮断弁24、パージ弁27、水素濃度センサ28、湿度センサ29、コンプレッサ33、背圧制御弁35、エア導入弁37と電気的に接続されている。これにより、制御部4では、温度センサ8からシステム温度情報、水素濃度センサ28からアノード系2内の水素濃度情報、湿度センサ29からアノード系2内の湿度情報がそれぞれ取得され、水素遮断弁24の開閉動作、パージ弁27の開度調整動作、コンプレッサ33の回転速度、背圧制御弁35の弁開度を制御できるようになっている。
また、制御部4は、イグニッションスイッチ(IGSW)9、タイマ10と接続されている。イグニッションスイッチ9は、燃料電池FCに対して発電停止信号を出力して燃料電池システム1の運転を停止(システム停止)させ、また発電開始信号を出力して燃料電池システム1の運転を始動させるものである。タイマ10は、システム停止からの時間を計測するものである。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態の燃料電池システムの動作について図2および図3を参照しながら説明する。図2は発電停止時の第1実施形態の処理を示すフローチャート、図3はCa重点掃気時にアノード系内の湿度を下げる場合のタイミングチャートである。なお、第1実施形態では、エア導入弁37とパージ弁27とで、燃料ガス排出手段が構成されている。
図2に示すように、ステップS1において、運転者がイグニッションスイッチ(IGSW)9をオフにした場合には(図3の時刻t0)、燃料電池の発電を停止させる信号が制御部4に出力され、この信号を受けた制御部4は、水素遮断弁24を閉じて水素の供給を遮断し(ステップS2)、これによりアノード極6を含む燃料ガス流通路が密閉される。そして、ステップS3に進み、コンプレッサ33の運転をそのまま継続し、さらに背圧制御弁35を全開にして、コンプレッサ33から取り込んだ空気を、カソードガス供給配管31、カソード極7およびカソードオフガス配管32(以下、酸化剤ガス流通路とする)に流して、カソード掃気(以下、Ca掃気と略記する)を実行する。これにより、発電停止時点で酸化剤ガス流通路に残留している水が大気中(車外)に排出される。このCa掃気では、例えば予め決められた時間(図3の時刻t0〜t1)が経過したら、コンプレッサ33をOFFにして、システムを停止する(ステップS4)。
そして、制御部4は、ステップS5に進み、タイマ10が所定時間Tm1経過したか否かを判断する。ステップS5で、所定時間Tm1が経過していないと判断された場合には(No)、ステップS5の処理に戻り、所定時間Tm1が経過したと判断された場合には(Yes)、システムを再起動し(ステップS5a)、ステップS6に進み、システム温度Tが閾値a以下であるか否かを判断する。なお、この閾値aは、本実施形態の所定温度に相当し、例えば30℃に設定される。ステップS6でシステム温度が閾値a以下でないと判断された場合には(No)、ステップS7に進み、タイマ10をリセットするとともにタイマ10を再スタートさせる。なお、ステップS6の判断は、温度に限定されるものではなく、イグニッションスイッチ9をオフ後の所定時間経過により判断してもよく、このときの所定時間は、例えばシステム温度Tと外気温度によって決定される。
図3に示すように、時刻t0〜t4では、アノード(An)系内湿度Hすなわち燃料ガス流通路の湿度は、燃料ガス流通路が水素遮断弁24とパージ弁27とがそれぞれ閉じられて密閉されているので、発電中にカソード極7から電解質膜5を介して透過した水などによって100%に維持されている。また、システム停止後の時刻t1〜t4では、温度センサ8から得られるシステム温度Tが徐々に低下し、An系内湿度Hが100%のままなので、アノード(An)系内結露水量は、システム温度Tの低下に応じて結露水量が増加する。また、時刻t1〜t4でのMEA表面液滴量(An側)も同様に、システム温度Tの低下に応じて増加するとともに、MEA内部の水分はカソード極7を含む酸化剤ガス流通路に水分として析出することとなる。
ステップS6において、システム温度Tが閾値a以下であると判断された場合には(Yes)、ステップS8に進み、カソード重点掃気(以下、Ca重点掃気と略記する)を実行する(図3の時刻t4〜t5)。このCa重点掃気では、コンプレッサ33をONにし、このコンプレッサ33で取り込まれた空気によってカソード極7を含む酸化剤ガス流通路を掃気(カソード掃気)する。
また、ステップS8のCa重点掃気では、同時に、エア導入弁37を開き、パージ弁27を開度小で開くことで、エア導入配管36を介して燃料ガス流通路に微量(所定量)の空気を導入する。このとき、それまで密閉された燃料ガス流通路に残留している水素が燃料ガス流通路から押し出されるので、燃料ガス流通路のAn系内水素濃度Cが低下する(図3参照)。また、押し出された水素は、カソード極7から排出されるガス(空気や水などを含むオフガス)と合流して希釈された後に大気中へと排出されるので、短時間でアノード極6の水素を排出できるとともに、水素濃度の低減が可能となる。なお、押し出される水素は、オフガスと混合させるものに限定されず、コンプレッサ33から加湿器34の上流において導入された乾燥した空気(ガス)と混合させるようにしてもよい。
また、Ca重点掃気では、パージ弁27の開弁による水素の排出に応じて、An系内湿度Hが低下する(図3参照)。なお、このCa重点掃気と同時に燃料ガス流通路に導入される空気は微量であり、結露水を吹き飛ばす程の圧力の高いものではないので、An系内結露水量およびMEA表面液滴量は、いずれも高い一定状態を維持する。なお、微量(所定量)の空気とは、アノード極6を含む燃料ガス流通路に残留する水素の体積を排出することができ、アノード極6の残留水を押し出さない程度の圧力で流れる量を意味する。
そして、制御部4は、ステップS9に進み、湿度センサ29から得られる湿度情報に基づいて燃料ガス流通路内の湿度(H)低下が完了したか否かを判断する。ステップS9で、湿度低下が完了していないと判断された場合には(No)、ステップS9に戻り、湿度低下が完了したと判断された場合には(Yes)、ステップS10に進み、コンプレッサ33をOFFにし、エア導入弁37を閉じ、パージ弁27を閉じてシステムを停止する(時刻t5)。
そして、制御部4は、ステップS11に進み、ステップS10のシステム停止から所定時間Tm2が経過したか否かが判断される。なお、所定時間Tm2は、ステップS10のシステム停止からタイマ10を作動させて判断される。ステップS11で、所定時間Tm2が経過していないと判断された場合には(No)、ステップS11の処理に戻り、所定時間Tm2が経過したと判断された場合には(Yes)、ステップS12に進み、システムを起動してアノード重点掃気(以下、An重点掃気と略記する)を所定時間(時刻t6〜t7)実行する。このAn重点掃気では、コンプレッサ33をONにし、エア導入弁37を開き、パージ弁27を開度大(全開)で開く。これにより、コンプレッサ33から取り込まれた空気が、エア導入配管36から燃料ガス流通路に導入される。このとき、パージ弁27が全開であるので、大流量の空気が燃料ガス流通路に導入され、燃料ガス流通路に残留している結露水が吹き飛ばされながら排出される。したがって、An重点掃気では、An系内結露水量およびMEA表面液滴量がともに減少する。なお、このAn重点掃気では、前記Ca重点掃気時に残留水素が排出されてAn系内湿度Hが低く保たれているので、たとえ冷えた燃料電池FCに掃気ガスとしての空気が流れ込んだとしても結露することはない。
このように、An重点掃気の直前に、燃料ガス流通路の湿度(An系内湿度H)を低下させる処理を行っているので、An重点掃気時に燃料ガス流通路に掃気ガスとしての空気が導入されたとしても、それ以上結露水が発生することがなく、An重点掃気の掃気時間を短くし、掃気流量を少なくすることができる。その結果、アノード掃気に必要な消費エネルギーを少なくすることが可能になる。
また、前記したCa重点掃気は、An重点掃気の直前のシステム温度Tの低い状態で実行されるので、MEA内部の水分をカソード極7側へ十分に析出させることができ、水分の除去が容易になる。
そして、An重点掃気終了後、ステップS13に進み、タイマ10をリセットするとともに、コンプレッサ33をOFFにし、エア導入弁37を閉じ、パージ弁27を閉じてシステムを停止する(時刻t7)。
なお、第1実施形態では、Ca重点掃気から所定時間Tm2経過後にAn重点掃気を行っているが、Ca重点掃気とAn重点掃気との間に所定時間Tm2を設けずに(Tm2=0)、Ca重点掃気とAn重点掃気とを連続的に行うようにしてもよい。
参考例
次に、参考例としての燃料電池システムの動作について図4および図5を参照しながら説明する。図4は発電停止時の参考例としての処理を示すフローチャート、図5は自然拡散によりアノード系内の湿度を下げる場合のタイミングチャートである。なお、参考例では、パージ弁27により、燃料ガス排出手段が構成されている。また、図4のステップS1〜ステップS7は、第1実施形態と同じであるので、同一のステップを示し、ステップ14以下のステップについて説明する。
図4に示すように、ステップS6でシステム温度Tが閾値a以下であると判断された場合には(Yes)、ステップS14に進み、パージ弁27を開度大で開く(図5の時刻t2)。このようにパージ弁27のみを開くことによって、燃料ガス流通路内に残留する水素が自然拡散しながら大気中へと排出される。このように水素が排出されることで、燃料ガス流通路のAn系内水素濃度Cが低下する(図5参照)。なお、このときの水素は、自然拡散により排出されるので、高濃度の水素が大気中に排出されることはない。
また、自然拡散による水素排出処理では、水素の排出に応じてAn系内湿度Hが低下する(図5参照)。なお、自然拡散により水素を排出しているので、結露水が燃料ガス流通路から排出されることはなく、An系内結露水量およびMEA表面液滴量は、いずれも高い一定状態を維持する。さらに、この高い一定状態は、後記するAn重点掃気が開始されるまで維持される。
そして、制御部4は、ステップS15で、燃料ガス流通路内の湿度(H)低下が完了したか否かを判断する。ステップS15で湿度低下が完了したと判断されなかった場合には(No)、ステップS15に戻り、湿度低下が完了したと判断された場合には(Yes)、ステップS16に進み、コンプレッサ33をOFFにし、パージ弁27を閉じてシステムを停止する。そして、ステップS17に進み、タイマ10によって、自然拡散による水素排出処理終了時(時刻t3)から所定時間Tm3が経過したか否かが判断される。ステップS17で、所定時間Tm3が経過していないと判断された場合には(No)、ステップS17に戻り、所定時間Tm3が経過したと判断された場合には(Yes)、ステップS18に進み、システムを再起動して、Ca重点掃気を所定時間(時刻t4〜t5)実行する。なお、この所定時間Tm3は、パージ弁27が閉じて(時刻t3)からCa重点掃気が開始される(時刻t4)までの時間であり、できるだけ短い時間に設定されることが好ましい。例えば、Tm3=0であってもよい。このCa重点掃気では、コンプレッサ33をONにして、コンプレッサ33から取り込まれた空気で酸化剤ガス流通路を掃気する。なお、このCa重点掃気が終了するまでは、An系内結露水量およびMEA表面液滴量はいずれも高い一定状態を維持する。
そして、前記Ca重点掃気に続けてステップS19のAn重点掃気を所定時間(t5〜t7)実行する(図5参照)。このAn重点掃気では、コンプレッサ33を継続して運転し、エア導入弁37を開き、パージ弁27を開度大(全開)で開く。これにより、コンプレッサ33から取り込まれた空気が、エア導入配管36から燃料ガス流通路に導入される。このとき、パージ弁27が全開であるので、大流量の空気が燃料ガス流通路に導入され、燃料ガス流通路に残留している結露水が吹き飛ばされながら排出される。したがって、An重点掃気では、An系内結露水量およびMEA表面液滴量がともに減少する。なお、このAn重点掃気では、前記Ca重点掃気時に残留水素が排出されてAn系内湿度Hが低く保たれているので、たとえ冷えた燃料電池FCに空気が流れ込んだとしても結露することはない。
An重点掃気終了後、ステップS20に進み、タイマ10をリセットするとともに、コンプレッサ33をOFFにし、エア導入弁37を閉じ、パージ弁27を閉じてシステムを停止する。
このように参考例においても、第1実施形態と同様に、燃料ガス流通路の湿度(An系内湿度H)を低下させた後にAn重点掃気を行っているので、An重点掃気時に燃料ガス流通路に掃気ガスとしての空気が導入されたとしても、それ以上結露水が発生することがなく、An重点掃気の掃気時間を短くし、掃気流量を少なくすることができる。その結果、アノード掃気に必要な消費エネルギーを少なくすることが可能になる。
また、Ca重点掃気は、An重点掃気の直前のシステム温度Tの低い状態で実行されるので、MEA内部の水分をカソード極7側へ十分に析出させることができ、水分を容易に除去できるようになる。
また、参考例では、自然拡散により水素を排出しているので、パージ弁27の開閉制御だけで済み、構成を簡略化することが可能になり、且つ、コンプレッサ33を駆動させる必要がないので余分なエネルギーを使う必要がない。なお、ステップS6の条件に替えて、イグニッションスイッチ9オフ後の経過時間により判断してもよい。
本実施形態の燃料電池システムの一例を示す全体構成図である。 発電停止時の第1実施形態の処理を示すフローチャートである。 Ca重点掃気時にアノード系内の湿度を下げる場合のタイミングチャートである。 発電停止時の参考例としての処理を示すフローチャートである。 自然拡散によりアノード系内の湿度を下げる場合のタイミングチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
6 アノード極(燃料ガス流通路)
7 カソード極(酸化剤ガス流通路)
8 温度センサ
21 アノードガス供給配管(燃料ガス流通路)
22 アノードオフガス配管(燃料ガス流通路)
26 循環配管(燃料ガス流通路)
27 パージ弁(排出弁)
28 水素濃度センサ
29 湿度センサ
31 カソードガス供給配管(酸化剤ガス流通路)
32 カソードオフガス配管(酸化剤ガス流通路)
33 コンプレッサ(酸化剤ガス流通路掃気手段)
36 エア導入配管(燃料ガス流通路掃気手段)
37 エア導入弁
FC 燃料電池

Claims (2)

  1. アノード極に燃料ガスが供給され、カソード極に酸化剤ガスが供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記アノード極を含み、前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、
    前記カソード極を含み、前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、
    システム温度を検出する温度検出手段と、
    前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を密閉する燃料ガス流通路密閉手段と、
    前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気を行う燃料ガス流通路掃気手段と、
    前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を非密閉状態とし、前記燃料ガス流通路に前記酸化剤ガスを導入して前記燃料ガス流通路から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出手段と、
    前記燃料電池の発電停止時に、前記酸化剤ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気を行う酸化剤ガス流通路掃気手段と、
    前記燃料ガス流通路掃気手段、前記燃料ガス排出手段および前記酸化剤ガス流通路掃気手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記システム温度が所定温度以下になったときに、前記酸化剤ガス流通路掃気手段により前記酸化剤ガス流通路を掃気し、かつ、前記燃料ガス排出手段により前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出さない圧力に設定された微量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して前記燃料ガス流通路内の湿度を低下させ、さらに前記燃料ガス流通路から排出された前記燃料ガスを前記酸化剤ガス流通路から排出されたガスと合流させ、
    前記酸化剤ガス流通路の掃気が完了し、かつ、前記燃料ガス流通路内の湿度低下が完了した後に、前記燃料ガス流通路掃気手段により前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出す圧力に設定された大流量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して、前記燃料ガス流通路を掃気し、
    前記燃料ガス流通路の掃気が完了した後に、システムを停止させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. アノード極に燃料ガスが供給され、カソード極に酸化剤ガスが供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード極を含み、前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記カソード極を含み、前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、を有する燃料電池システムの運転方法であって、
    前記燃料電池の発電停止時に、前記燃料ガス流通路を密閉するステップと、
    前記燃料電池の発電停止時に、システム温度が所定温度以下になったときに前記酸化剤ガス流通路を前記酸化剤ガスにより掃気するステップと、
    前記酸化剤ガス流通路を掃気するステップにおいて、前記燃料ガス流通路を非密閉状態として前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出さない圧力に設定された微量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して前記燃料ガス流通路から前記燃料ガスを排出させることで前記燃料ガス流通路内の湿度を低下させ、前記燃料ガス流通路から排出された前記燃料ガスを前記酸化剤ガス流通路から排出されたガスと合流させるステップと、
    前記酸化剤ガス流通路の掃気が完了し、かつ、前記燃料ガス流通路内の湿度低下が完了した後に、前記燃料ガス流通路内の残留水を押し出す圧力に設定された大流量の前記酸化剤ガスを前記燃料ガス流通路に導入して、前記燃料ガス流通路を掃気するステップと、
    前記燃料ガス流通路の掃気が完了した後に、システムを停止するステップと、
    を含むことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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