JP2002124290A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JP2002124290A
JP2002124290A JP2000315737A JP2000315737A JP2002124290A JP 2002124290 A JP2002124290 A JP 2002124290A JP 2000315737 A JP2000315737 A JP 2000315737A JP 2000315737 A JP2000315737 A JP 2000315737A JP 2002124290 A JP2002124290 A JP 2002124290A
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fuel cell
valve
fuel
fuel gas
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JP2000315737A
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Shinsuke Higashikura
伸介 東倉
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ガス流路に発生した水を回収する水回収
タンクを備えた燃料電池システムにおいて、水回収タン
クからの水の排出を適切に行いうるものを提供する。 【解決手段】 燃料電池1の燃料極2上流、下流に水回
収装置20A、20Bを備え、燃料ガス流路(循環管路
7)内に発生した水を、水回収装置20A、20Bの水
回収タンク27に回収する。水回収タンク27のタンク
排出口30には排出バルブ31を備えるとともに、この
排出バルブ31を、水位センサ29が基準高水位を検出
した時点で開放し、この開放から所定の開放時間が経過
した時点で閉止するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、水素を含む燃料ガスを燃料
極に供給し、酸素を含む酸化剤ガス(空気)を酸化剤極
に供給することにより、水素と酸素を電気化学的に反応
させて直接発電するものであり、小規模でも高い発電効
率が得られるとともに、環境保護のためにも優れたもの
である。
【0003】このような燃料電池の一種である固体高分
子型燃料電池では、電解質である固体高分子膜を燃料極
と空気極とで挟み込んで単位セルが構成され、この単位
セルを複数積層して燃料電池スタックが構成される。燃
料極に供給された水素は、水素イオン化し、固体高分子
膜内に拡散して酸化剤極に達して、酸素と反応する。
【0004】この場合、固体高分子膜にイオン透過性を
持たせるために、固体高分子膜には適度な湿度を与えて
おく必要があり、燃料ガスと空気は適度に加湿された状
態で燃料電池に供給される。このため、燃料電池からの
残留燃料ガスは、水分を多く含み、かつ反応熱で温めら
れた状態で排出され、この残留燃料ガスが流路の放熱冷
却などで冷却されると、燃料ガス中の水蒸気が飽和し
て、ガス流路内に水が生成されてしまう。また、燃料電
池では水素と酸素の電気化学反応で水が生成される。
【0005】このようにガス流路内に発生した水が、流
路を伝って燃料電池本体に流れ込み、固体高分子膜に付
着すると、燃料電池の発電効率が著しく悪化する。した
がって、この水を確実に回収することが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば特開2
000−90954号公報には、燃料電池のガス流路中
の水を回収するタンクを備えたシステムが提案されてい
る。これは、燃料ガス配管内で水を凝結させ、配水管を
通してタンクに水を貯えるもので、これにより、配管内
に発生した水が燃料電池側に流入しないようになってい
る。そして、タンク内に回収された水は、所定の高水位
以上となったところで、所定の低水位になるまで、排出
弁の開放により外部に排出される。このように、水位が
所定の低水位になったところで排出弁を閉じるのは、排
出弁が開放されたままでタンク内の水が完全に排出され
てしまい、排出弁から燃料ガスが放出されてしまうこと
を防止するためである。
【0007】しかしながら、このように排出弁を高水位
で開放し、低水位で閉止するように制御するのでは、低
水位での排出弁の閉止が適切に行えない恐れがある。す
なわち、タンク内の水が低水位以下に減ってきた場合で
も、水位センサの低水位を検出する検出部には、水が表
面張力によって水滴となって付着していることが多いの
で、水の低水位を正確に検出するのは困難な場合が多
い。そして、低水位が正しく検出されないままで水の排
出が継続されると、排出弁が開放されたままでタンク内
の水が無くなってしまい、燃料ガスが排出弁から外部に
放出される。これでは、供給燃料ガスに対する出力電力
効率が著しく低下してしまう。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、燃料ガス流路に発生した水を回収する水
回収タンクを備えた燃料電池システムにおいて、水回収
タンクからの水の排出を適切に行いうるものを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、燃料極
と酸化剤極とを備えた燃料電池と、燃料ガス流路内の水
が回収される水回収タンクと、この水回収タンク内の水
の外部への排出口に設けられた排出バルブとを備えた燃
料電池システムにおいて、前記水回収タンクの水位が基
準高水位であることを検出する水位センサと、この水位
センサによる基準高水位検出があった時点で前記排出バ
ルブを開放し、この排出バルブの開放から、前記水回収
タンク内の水が全量排出されるのに要する時間(排出バ
ルブの開放が継続するとして、水回収タンク内の基準高
水位にある水の全量が、外部に排出されるのに要する時
間)よりも短い所定の開放時間が経過した時点で前記排
出バルブを閉止するバルブ制御手段とを備えた。
【0010】第2の発明では、前記バルブ制御手段は、
前記開放時間を前記燃料ガス流路内の燃料ガス圧力に基
づいて決定する。
【0011】第3の発明では、前記バルブ制御手段は、
前記燃料ガス圧力が大気圧以下である場合には前記開放
時間を0に設定する一方で、前記燃料ガス圧力が大気圧
より大きい場合には、前記燃料ガス圧力が大きくなるほ
ど前記開放時間を短くする。
【0012】第4の発明では、前記開放時間を前記燃料
電池の出力電力に基づいて決定する。
【0013】第5の発明では、前記バルブ制御手段は、
前記燃料電池の出力電力が大きくなるほど前記開放時間
を短くする。
【0014】第6の発明では、前記燃料ガス流路に圧力
制御バルブを備えるとともに、前記バルブ制御手段は、
前記開放時間を前記圧力制御バルブの弁開度に基づいて
決定する。
【0015】第7の発明では、前記バルブ制御手段は、
前記圧力制御バルブの弁開度が大きくなるほど前記開放
時間を短くする。
【0016】第8の発明では、前記燃料極の入口側と出
口側のそれぞれに前記水回収タンクと前記排出バルブと
前記水位センサとを備え、前記バルブ制御手段により前
記入口側と出口側の排出バルブをそれぞれ制御する。
【0017】第9の発明では、前記燃料極の出口側の排
出バルブの全開開口面積を、前記燃料極の入口側の排出
バルブの全開開口面積よりも大きくした。
【0018】
【発明の作用および効果】第1の発明では、水回収タン
クに回収された水は、排出バルブから外部に放出される
が、この排出バルブは、水位センサによって基準高水位
の検出があった時点で開放され、この開放から所定の開
放時間が経過した時点で閉止される。このため、排出バ
ルブの閉止タイミングは、誤検出が起こりうる水位セン
サによる低水位の検出に頼らずに決定されるので、水回
収タンク内の水が完全に排出されてしまう前の適切なタ
イミングで、確実に排出バルブを閉止することができ
る。したがって、排出バルブが開放されたままで水回収
タンクの水が無くなることにより、燃料ガスが排出バル
ブから外部に逃げ出して、供給燃料ガスに対する出力電
力効率が低下してしまうことを防止できる。また、水位
センサは、基準高水位を検出できる簡素な構成のもので
よいので、コストを削減できる。
【0019】第2の発明では、開放時間は燃料ガス圧力
に基づいて決定されるので、燃料ガス圧力によって変わ
ってくる排出バルブからの水の排出速度に応じて、開放
時間を適切に設定することができ、排出バルブの開放制
御を的確に行うことができる。
【0020】第3の発明では、燃料ガス圧力が大気圧以
下である場合には、排出バルブは開放されないので、大
気が排出バルブから水回収タンク内に逆流してしまうこ
とを防止できる。また、燃料ガス圧力が大気圧より大き
い場合には、燃料ガス圧力が高くなって排出バルブから
の水の排出速度が速くなるほど開放時間が短くされるの
で、燃料ガス圧力に対して適切な開放時間を設定でき、
排出バルブが開放されたままで水回収タンク内の水が完
全に排出されてしまうことを確実に防止できる。
【0021】第4の発明では、開放時間は燃料電池の出
力電力に基づいて決定されるが、燃料電池の出力電力と
燃料ガス圧力の間には、出力電力が大きくなるほど燃料
ガス圧力が高くなるという関係があるので、結局、開放
時間として燃料ガス圧力に応じた適切な時間を設定でき
る。
【0022】第5の発明では、燃料電池の出力電圧が大
きくなるほど開放時間が短くされるが、燃料電池の出力
電力と燃料ガス圧力の間には、出力電力が大きくなるほ
ど燃料ガス圧力が高くなるという関係があるので、結
局、燃料ガス圧力が高くなるほど開放時間を短く設定す
ることになり、開放時間を適切に設定することができ
る。
【0023】第6の発明では、開放時間は圧力制御バル
ブの弁開度に基づいて決定されるが、圧力制御バルブの
弁開度と燃料ガス圧力の間には、弁開度が大きくなるほ
ど燃料ガス圧力が高くなるという関係があるので、結
局、開放時間として燃料ガス圧力に応じた適切な時間を
設定できる。
【0024】第7の発明では、圧力制御バルブの弁開度
が大きくなるほど開放時間が短くされるが、圧力制御バ
ルブの弁開度と燃料ガス圧力の間には、弁開度が大きく
なるほど燃料ガス圧力が高くなるという関係があるの
で、結局、燃料ガス圧力が高くなるほど開放時間を短く
設定することになり、開放時間を適切に設定することが
できる。
【0025】第8の発明では、水回収タンクを燃料極の
入口側(上流側)と出口側(下流側)にそれぞれ備える
ので、燃料極の入口側、出口側の燃料ガス流路にそれぞ
れ発生した水を、それぞれ燃料極の入口側、出口側の水
回収タンクに回収でき、燃料電池内に余分な水が侵入す
ることを確実に防止できる。
【0026】第9の発明では、燃料極の出口側の排出バ
ルブの全開開口面積を、燃料極の入口側の排出バルブの
全開開口面積よりも大きくしたので、入口側と出口側の
両排出バルブをそれぞれ全開となるように制御した場合
に、燃料極出口側の燃料ガスの圧力が低くなったことで
出口側の排出バルブからの単位面積当たりの水の排出速
度が入口側の排出バルブよりも遅くなった分を、全開開
口面積が広くなったことで補うことができ、同じ開放時
間では両排出バルブから略同量の水が排出されることに
なる。したがって、2つの排出バルブを同じ開放時間で
制御することができ、制御を簡略化できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0028】図1には、燃料電池システムの全体構成を
示す。
【0029】燃料電池システムの燃料電池スタック1
は、固体高分子膜(図示せず)を燃料極(アノード側電
極)2と酸化剤極(カソード側電極)3で挟んでなる単
位セルを、複数積層して構成される。燃料極2、酸化剤
極3には、それぞれ水素を含む燃料ガス、空気が供給さ
れる。これにより、燃料極2でイオン化した水素が固体
高分子膜内を移動し、酸素と接触して反応し、燃料電池
スタック1は発電する。この場合、固体高分子膜はイオ
ン透過性を持たせるために、燃料ガスと空気は適度に加
湿された状態で、燃料電池スタック1に供給される。な
お、燃料電池スタック1には、冷却水用の配管も組み込
まれているが、図1では、ガス系の配管のみを示し、冷
却水用の配管の図示は省略している。
【0030】水素貯蔵タンク4は、高圧状態の水素ガス
を貯蔵するタンクである。水素貯蔵タンク4からの水素
ガスは、圧力制御弁5で減圧され、循環装置6、循環管
路7を通って、燃料電池スタック1の燃料極2に燃料ガ
スとして供給される。なお、水素貯蔵タンク4と圧力制
御弁5の間には、圧力制御弁5の前でいったん水素ガス
を減圧するための別の弁を設けてもよい。また、水素ガ
スは、例えばメタノールや天然ガス等の原燃料から燃料
改質装置によって生成されたものを供給するようにして
もよい。
【0031】循環装置6においては、燃料電池スタック
1の燃料極2の上流と下流の燃料ガス流路が接続して、
循環管路7を形成している。これにより、水素貯蔵タン
ク4から圧力制御弁5を介して供給されてきた水素ガス
が、燃料電池スタック1で使用されずに燃料極2下流の
燃料ガス流路に排出されてきた残留燃料ガスと混合さ
れ、この混合気が、燃料極2上流の燃料ガス流路から燃
料電池スタック1に供給されることになる。なお、燃料
電池スタック1の直ぐ上流には圧力センサ8が設けら
れ、燃料極2に供給される燃料ガスの圧力が計測される
ようになっている。
【0032】燃料極2下流の燃料ガス流路は、循環装置
6に向かう流路と、パージ弁9に向かう流路とに分岐し
ている。これにより、燃料電池スタック1の電力出力要
求が急に小さくなり、循環管路7中の水素が燃料電池ス
タック1で消費しきれなくなった場合には、このパージ
弁8が開かれ、余剰の水素ガスは、反応器10に導か
れ、後述する余剰の空気とともに反応させられてから
(燃やされてから)、大気に放出されるようになってい
る。
【0033】燃料極2上流の燃料ガス流路には水回収装
置20Aが、また燃料極2下流の燃料ガス流路には水回
収装置20Bが、それぞれ備えられる。これらの水回収
装置10A、10Bは、循環管路7を流通する燃料ガス
から水分を分離する装置であるが、その詳しい構成は、
図2とともに後述する。
【0034】圧縮機11は、大気から取り込んだ空気を
圧縮して空気流路に送り込む装置である。この圧縮空気
は、水回収装置12で水分が除去されてから、燃料電池
スタック1の酸化剤極3に送り込まれ、燃料電池スタッ
ク1内での電気化学反応に用いられる。
【0035】酸化剤極3の下流の空気流路は、水回収装
置13および圧縮バルブ14側に向かう流路と、空気導
入弁15側に向かう流路とに分岐している。空気導入弁
15が閉じられているときには、燃料電池スタック1か
ら排出された残留空気(燃料電池スタック1で酸素が消
費された空気)は、水回収装置13および圧縮バルブ1
4側に導かれ、水回収装置13において水分を除去され
てから、圧力制御バルブ14を通って大気に放出され
る。この場合、圧力制御バルブ14の開度の調節によっ
て、空気流路の圧縮空気圧力を調節することができる。
また、上述のように余剰の水素ガス10を放出する場合
には、空気導入弁15を開いて、余剰の空気を空気導入
弁15下流の反応器10に導いて、燃料極2からの余剰
水素と反応させることになる。
【0036】図2には、水回収装置20Aの構造を示
す。
【0037】上述したように、燃料極2の上流と下流の
燃料ガス流路には、それぞれ水回収装置20Aと20B
が備えられるが、本実施の形態においては、これらの水
回収装置20A、20Bは全く同様の構造のものであ
る。したがって、以下、水回収装置20Aで代表して、
その構造を説明する。
【0038】水回収装置20Aは、上流の燃料ガス流路
に接続する導入口21と、下流のガス流路に接続する排
出口22とを備える。導入口21と排出口22の間に
は、管路23が備えられ、導入口21から導入された燃
料ガスは、管路23を流れて、排出口22から排出され
る。
【0039】管路23には、流れ方向に略直角に配設さ
れた多数の仕切り板24が備えられる。これらの仕切り
板24によって、燃料ガス中の水分が除去される。管路
23内に発生した水は、管路23の傾斜した底面および
傾斜樋25を伝って流れ、タンク口26から水回収タン
ク27に回収される。水回収タンク27内に回収された
水28の水位は、水位センサ29により検出される。
【0040】水回収タンク27の最下部には、タンク排
出口30が備えられる。このタンク排出口30には、排
出バルブ31が設けられている。これにより、排出バル
ブ31の閉止時には、水28は水回収タンク27内に貯
まっていき、排出バルブ31の開放によって、タンク排
出口30を通って外部に放出されるようになっている。
排出バルブ31の開閉は、図示されないコントローラ
(マイクロコンピュータ等)により制御される。
【0041】図3には、水回収装置20A、20Bに備
えられた排出バルブ31の開閉制御の処理手順をフロー
チャートで示す。
【0042】このバルブ開閉制御は、水回収装置20A
の排出バルブ31と、水回収装置20Bの排出バルブ3
1について、それぞれ実行されるもので、上述のコント
ローラにおいて、所定時間毎(例えば10msec毎)
に繰り返される。
【0043】ステップS1では、減算タイマのタイマ値
Toが0であるか否かを判定し、0でなければステップ
S2に進み、0であればステップS4に進む。ここで、
減算タイマとは、後述のステップから分かるように、排
出バルブ31が開放されてからの時間を計測するタイマ
である。
【0044】ステップS2では、バルブ開放命令が発せ
られ、排出バルブ31を所定の開度(例えば全開)で開
状態とする。続くステップS3では、減算タイマ値To
を1単位減算して、ルーチンを終了する。
【0045】一方、ステップS4では、バルブ閉止命令
が発せられ、排出バルブ31を閉止状態とする。ステッ
プS5では、水回収タンク27内の水28の水位Hwを
計測する。
【0046】ステップS6では、ステップS5で計測し
た水位Hwが基準高水位LimH以上であるか否かを判
定する。この判定により、水位Hが基準高水位LimH
以上であれば、ステップS7に進み、減算タイマTo
に、あらかじめ決められている初期値initTを設定
して、ルーチンを終了する。一方、基準高水位LimH
以上でなければ、ステップS8に進み、減算タイマTo
に0を設定して、ルーチンを終了する。
【0047】つぎに、全体的な作用について説明する。
【0048】燃料電池システムは、燃料電池スタック1
の燃料極2に水素貯蔵タンク4からの水素ガス(燃料ガ
ス)を供給し、酸化剤極3に圧縮機11からの圧縮空気
を供給することにより、燃料電池スタック1内で水素と
酸素を反応させ、発電する。この場合、放熱冷却等によ
り燃料ガス流路(循環回路7)内に発生した水は、燃料
電池スタック1の上下流に配置された水回収装置20
A、20Bで回収される。このように、燃料電池スタッ
ク1の上流と下流に水回収装置20A、20Bを設ける
ことにより、燃料ガス流路に発生した水は、燃料電池ス
タック1の上流、下流のいずれで発生したとしても、い
ずれかの水回収装置20A、20Bに確実に回収され
る。したがって、燃料電池スタック1の内部に余分な水
が侵入して、燃料電池スタック1の発電効率が悪化して
しまうことを防止できる。
【0049】水回収装置20A、20Bにおいては、管
路22に設けられた仕切り板23により燃料ガスから水
分が除去され、この除去された水は、傾斜樋25、タン
ク口26を通って、水回収タンク27内に回収される。
水回収タンク27内に回収された水28は、排出バルブ
31の開閉によりタンク排出口30から排出される。こ
れにより、水28の水位がタンク口26、傾斜樋25、
さらには管路22にまで達して、水回収装置20A、2
0Bから燃料ガス流路側に流れ出してしまったり、水回
収装置20A、20Bの水分除去機能が低下したりしな
いようになっている。
【0050】排出バルブ31は、水位センサ29より検
出される水位Hwが基準高水位LimHに達した時点で
開放され、この開放開始から開放時間initTが経過
した時点で閉止される。ここで、開放時間initTに
は、その時間にわたって排出バルブ31が開放されてい
たとしても、基準高水位LimHにあった水28が水回
収タンク27から総て排出されてしまうことがないよう
な時間が、水回収装置20A、20Bのそれぞれについ
て、あらかじめ設定されている。これにより、水回収タ
ンク27内の水28が完全に無くなってしまう前に、排
出バルブ31が閉止されることになる。
【0051】このように、排出バルブ31の開放制御
は、水位Hwが基準高水位LimHになったことと、バ
ルブ開放から開放時間initTが経過したことに基づ
いて実行され、水位センサ29による低水位検出とは無
関係に実行される。このため、水28が排出バルブ31
を閉止すべき低水位となるタイミングを、誤検出が生じ
る可能性がある水位センサからの信号に頼ることなく、
確実に推定できるので、水回収タンク27内の水28が
無くなってしまう前に、適切に排出バルブ31を閉止で
きる。したがって、管路22を流通する燃料ガスが排出
バルブ31から外部に逃げていくことはなく、供給燃料
ガスに対する出力電力効率が低下してしまうことを防止
できる。
【0052】図4、図5には、本発明の他の実施の形態
を示す。
【0053】この実施形態は、上記図1〜図3の実施形
態と比較して、排出バルブ31の開放時間を燃料電池ス
タック1に供給される燃料ガス圧力(燃料ガス管路の圧
力)PHに基づいて決定する点でのみ異なるものであ
り、他の構成や制御においては共通する。したがって、
以下の説明では、この相違点を中心に説明する。
【0054】図4は、排出バルブ31の開閉制御の処理
手順を示すフローチャートである。
【0055】ステップS11〜ステップS15では、そ
れぞれ図3のステップS1〜ステップS5の処理と同様
の処理が実行される。つまり、減算タイマToが0でな
いときには(ステップS11)、バルブ開放命令を発し
(ステップS12)、減算タイマToを減算して、ルー
チンを終了する。また、減算タイマToが0のときに
は、バルブ閉止命令を発し(ステップS14)、水位H
wを計測して、ステップS16に進む。
【0056】ステップS16では、圧力センサ8によ
り、燃料電池スタック1の燃料極2に供給される燃料ガ
スの圧力PHを計測する。
【0057】ステップS17では、ステップS15で計
測した水位Hwが基準高水位LimH以上であるか否か
を判定し、基準高水位LimH以上であれば、ステップ
S18に進み、基準高水位LimH以上でなければ、ス
テップS19に進む。
【0058】ステップS18では、ステップS16で計
測した燃料ガス圧力PHに基づいて開放時間f(PH)
を決定し、この開放時間f(PH)を減算タイマToに
設定して、ルーチンを終了する。一方、ステップS19
では、減算タイマToに0を設定して、ルーチンを終了
する。
【0059】図5には、燃料ガス圧力PHに基づいて開
放時間を定めるための関数f(PH)の一例を示す。こ
の図5のようなテーブルは、あらかじめコントローラ内
に記憶されており、開放時間の決定(上記ステップS1
6の処理)に際して参照される。
【0060】図示されるように、燃料ガス圧力PHが大
気圧以下の場合には、開放時間(減算タイマの初期値i
nitTo)は0に設定され、排出バルブ31は開放さ
れない。これにより、水回収装置20A、20Bを流通
する燃料ガス圧力が大気圧以下であるにもかかわらず排
出バルブ31が開放されて、タンク排出口30から大気
が逆流してしまうことを防止できる。
【0061】一方、燃料ガス圧力PHが大気圧以上の場
合には、開放時間として0でない値が設定されるが、こ
の設定値は燃料ガス圧力PHが大きくなるほど短くされ
る。このように開放時間を開放時間を燃料ガス圧力PH
の増大にしたがって短くするのは、排出バルブ31の開
度が同じであれば、水回収装置20A、20B内の燃料
ガス圧力が大きいほど、タンク排出口30からの水28
の排出速度が早くなり、必要な量の排出を短時間できる
ことに基づくものである。
【0062】以上のように本実施の形態では、燃料電池
スタック1に供給される燃料ガス圧力PHにしたがって
排出バルブ31の開放時間が設定されるので、排出バル
ブ31の開閉を的確に制御できる。例えば、燃料ガス圧
力PHが高く、タンク排出口30からの水28の排出速
度が速い場合には、開放時間は短くされるので、排出バ
ルブ31は、水回収タンク27内の水28が完全に排出
されてしまう前に確実に閉止され、燃料ガスがタンク排
出口30から放出されてしまうことはない。
【0063】図6、図7には、本発明のさらに他の実施
の形態を示す。
【0064】この実施の形態は、上記図4、図5の実施
形態と比較して、排出バルブ31の開放時間を燃料電池
スタック1の出力電力PWに基づいて決定する点で異な
るものであり、他の構成や制御においては共通する。
【0065】図6は、排出バルブ31の開閉制御の処理
手順を示すフローチャートである。
【0066】ステップS21〜ステップS25では、そ
れぞれ図3のステップS1〜ステップS5の処理と同様
の処理が実行される。
【0067】ステップS25に続くステップS26で
は、燃料電池スタック1の出力電力PWを計測(演算に
より推定)する。
【0068】ステップS27では、ステップS25で計
測した水位Hwが基準高水位LimH以上であるか否か
を判定し、基準高水位LimH以上であれば、ステップ
S28に進み、基準高水位LimH以上でなければ、ス
テップS29に進む。
【0069】ステップS28では、ステップS26で計
測した燃料電池スタック1の出力電力PWに基づいて開
放時間g(PW)を決定し、この開放時間g(PW)を
減算タイマToに設定して、ルーチンを終了する。一
方、ステップS19では、減算タイマToに0を設定し
て、ルーチンを終了する。
【0070】図7には、上記ステップS28において、
燃料電池スタック1の出力電力PWに基づいて開放時間
を定めるための関数g(PW)の一例を示す。
【0071】図示されるように、開放時間(減算タイマ
の初期値initTo)は、燃料電池スタック1の出力
電力PWが増大するにつれて短くなるように設定される
(ただし、上限と下限においては略一定とされる)。こ
れは、燃料電池スタック1の出力電力PWが大きくなる
ほど、燃料ガスの圧力が大きくなる関係があることか
ら、上記図4、図5の実施形態と同様に、燃料ガス圧力
が高くなるにしたがって開放時間が短くなるようにした
ものである。
【0072】このように、燃料電池スタック1の出力電
力PWに基づいて開放時間を設定することによっても、
燃料ガス圧力に応じた開放時間を設定することができる
ので、排出バルブ31の開閉を的確に制御できる。
【0073】図8、図9には、本発明のさらに他の実施
の形態を示す。
【0074】この実施の形態は、上記図4、図5の実施
形態と比較して、排出バルブ31の開放時間を圧力制御
バルブ5の弁開度HVOに基づいて決定する点で異なる
ものであり、他の構成や制御においては共通する。
【0075】図6は、排出バルブ31の開閉制御の処理
手順を示すフローチャートである。
【0076】このバルブ開閉制御では、上記図4のバル
ブ開閉制御と比較して、ステップS36、ステップS3
8の処理内容が、それぞれ図4のステップS16、ステ
ップS18の処理内容と異なるだけで、他のステップで
は同様の処理が実行される。すなわち、ステップS31
〜ステップS35では、それぞれ図4のステップS11
〜ステップS15と同様の処理が実行され、また、ステ
ップS37、ステップS39では、それぞれステップS
17、ステップS19と同様の処理が実行される。
【0077】ステップS35に続くステップS36で
は、圧力制御バルブ5の弁開度HVOを計測して、ステ
ップS37に進む。
【0078】ステップS37の判定で水位Hwが基準高
水位LimH以上であれば、ステップS38に進み、ス
テップS35で計測した弁開度HVOに基づいて開放時
間h(HVO)を決定し、この開放時間h(HVO)を
減算タイマToに設定して、ルーチンを終了する。
【0079】図9には、上記ステップS38において、
圧力制御バルブ5の弁開度HVOに基づいて開放時間を
定めるための関数h(HVO)の一例を示す。
【0080】図示されるように、開放時間(減算タイマ
の初期値initTo)は、燃料電池スタック1の出力
電力PWが増大するにつれて短くなるように設定される
(ただし、上限と下限においては略一定とされる)。こ
れは、圧力制御バルブ5の弁開度HVOが大きくなるほ
ど、燃料ガスの圧力が高くなることから、上記図4、図
5の実施形態と同様に、燃料ガス圧力が高くなるにした
がって開放時間が短くなるようにしたものである。
【0081】このように、圧力制御バルブ5の弁開度H
VOに基づいて開放時間を設定することによっても、燃
料ガス圧力に応じた開放時間を設定することができ、排
出バルブ31の開閉を的確に制御できる。
【0082】図10には、本発明のさらに他の実施の形
態における水回収装置20A、20Bを示す。
【0083】この実施の形態は、水回収装置20A(図
10(A)に示す)の排出バルブ31Aの全開時開口面
積よりも、水回収装置20B(図10(B)に示す)の
水排出バルブ31Bの全開時開口面積を大きくしたもの
で、この点以外については、水回収装置20A、20B
ともに、上記図2の実施の形態と同様の構造をもってい
る。
【0084】このように水回収装置20Bの排出バルブ
31Bの全開時開口面積を大きくしたのは、以下の理由
による。燃料電池スタック1下流の燃料ガスは、燃料電
池スタック1内の反応に使用された分、燃料電池スタッ
ク1上流の燃料ガスよりも圧力が低くなっているので、
水回収装置20A内を流通する燃料ガスよりも、水回収
装置20B内を流通する燃料ガスの方が圧力が低くな
る。このため、排出バルブ31Aと排出バルブ31Bの
開口面積が同じであれば、排出バルブ31Aからの排出
量は、排出バルブ31Bからの排出量よりも多くなって
しまう。そこで、排出バルブ31Bの全開時開口面積を
排出バルブ31Aの全開時開口面積よりも広くする。こ
れにより、同じ開放時間での排出バルブ31Aからの排
出量と排出バルブ31Bからの排出量を略同じぐらいに
できるので、排出バルブ31Aと31Bで開放時間を同
じにして制御することが可能となり、制御を簡略化でき
る。
【0085】図11には、本発明のさらに他の実施の形
態における水回収装置20Aを示す。
【0086】この実施の形態は、上記図1〜図3の実施
の形態と比較して、水回収装置20A、20Bにおける
水位センサ29を、高水位検出センサ40に置き換えた
点でのみ異なり、他の点では共通する。
【0087】高水位検出センサ40は、両端が開放され
た筒41と、この筒41内に収容された浮き42と、水
回収タンク27上部に設置されたスイッチ43とからな
る。このような構成により、水28の水面が基準高水位
に達すると、水面に浮かぶ浮き42がスイッチ43に接
触して、これが検出されるようになっている。
【0088】このように、本発明の水位センサは、一つ
の基準高水位のみを検出しうるものであればよい。した
がって、高水位検出センサ40のように、水位センサの
構成を簡略化でき、コスト削減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における燃料電池システム
を示す構成図である。
【図2】同じく水回収装置の構造を示す図である。
【図3】同じく排出バルブの開閉制御を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の他の実施の形態における排出バルブの
開閉制御を示すフローチャートである。
【図5】同じく燃料ガス圧力と排出バルブの開放時間と
の関係を示す特性図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態における排出バ
ルブの開閉制御を示すフローチャートである。
【図7】同じく燃料電池スタックの出力電力と排出バル
ブの開放時間との関係を示す特性図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態における排出バ
ルブの開閉制御を示すフローチャートである。
【図9】同じく圧力制御バルブの弁開度と排出バルブの
開放時間との関係を示す特性図である。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態における水回
収装置の構造を示す図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態における水回
収装置の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック 2 燃料極 3 酸化剤極 7 循環管路 20A、20B 水回収装置 27 水回収タンク 29 水位センサ 30 タンク排出口 31 排出バルブ 40 高水位検出センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料極と酸化剤極とを備えた燃料電池と、 燃料ガス流路内の水が回収される水回収タンクと、 この水回収タンク内の水の外部への排出口に設けられた
    排出バルブと、 を備えた燃料電池システムにおいて、 前記水回収タンクの水位が基準高水位であることを検出
    する水位センサと、 この水位センサによる基準高水位検出があった時点で前
    記排出バルブを開放し、この排出バルブの開放から、前
    記水回収タンク内の水が全量排出されるのに要する時間
    よりも短い所定の開放時間が経過した時点で前記排出バ
    ルブを閉止するバルブ制御手段と、 を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】前記バルブ制御手段は、前記開放時間を前
    記燃料ガス流路内の燃料ガス圧力に基づいて決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】前記バルブ制御手段は、前記燃料ガス圧力
    が大気圧以下である場合には前記開放時間を0に設定す
    る一方で、前記燃料ガス圧力が大気圧より大きい場合に
    は、前記燃料ガス圧力が大きくなるほど前記開放時間を
    短くすることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記開放時間を前記燃料電池の出力電力に
    基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の燃
    料電池システム。
  5. 【請求項5】前記バルブ制御手段は、前記燃料電池の出
    力電力が大きくなるほど前記開放時間を短くすることを
    特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】前記燃料ガス流路に圧力制御バルブを備え
    るとともに、前記バルブ制御手段は、前記開放時間を前
    記圧力制御バルブの弁開度に基づいて決定することを特
    徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  7. 【請求項7】前記バルブ制御手段は、前記圧力制御バル
    ブの弁開度が大きくなるほど前記開放時間を短くするこ
    とを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 【請求項8】前記燃料極の入口側と出口側のそれぞれに
    前記水回収タンクと前記排出バルブと前記水位センサと
    を備え、前記バルブ制御手段により前記入口側と出口側
    の排出バルブをそれぞれ制御することを特徴とする請求
    項1から請求項7のいずれか一つに記載の燃料電池シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記燃料極の出口側の排出バルブの全開開
    口面積を、前記燃料極の入口側の排出バルブの全開開口
    面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項8に記載
    の燃料電池システム。
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