JP5102080B2 - 車両用モータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用モータをPWM(パルス幅変調)制御する制御装置に関する。
特許文献1には、モータをPWM制御する方法として、ハードウェアのスイッチング遅れを補正することで、モータの制御性を悪化させることなく、ノイズの低減を図ることが開示されている。
特開2006−191756号公報
しかし、上記従来技術では、ハードウェア個々のばらつきを検出しておらず、PWM制御信号のデューティ比(要求デューティ)に対して、モータへの実際のPWM出力のデューティ比(実デューティ)が誤差を有していても、これを補正することができず、モータを高精度にPWM制御することができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ハードウェア個々のばらつきがあっても、PWM制御信号のデューティ比とモータへの実際のPWM出力のデューティ比とを一致させることができる車両用モータの制御装置を提供することを目的とする。
そのため、請求項1に係る車両モータの制御装置は、車両用モータの端子電圧に基づき実デューティ比を検出し、車両用モータの回転速度が規定速度以下であることを条件に、前記実デューティ比に基づきPWM制御信号のデューティ比を補正して駆動手段に出力するようにした。
また、請求項2に係る車両モータの制御装置は、車両用モータの端子電圧に基づき実デューティ比を検出し、PWM制御信号のデューティ比が0%近傍及び100%近傍を除く規定範囲内であることを条件に、前記実デューティ比に基づきPWM制御信号のデューティ比を補正して駆動手段に出力するようにした。
また、請求項3に係る車両モータの制御装置は、車両用モータの端子電圧と閾値とを比較して前記端子電圧のエッジを検出し、前記エッジの検出に基づき実デューティ比を検出し、前記実デューティ比に基づきPWM制御信号のデューティ比を補正して駆動手段に出力すると共に、前記車両用モータの回転速度が高くなるほど、前記閾値を低下させるようにした。
上記発明によると、駆動手段個々のばらつきなどによって、PWM制御信号のデューティ比と実際に車両用モータに出力されるPWM出力のデューティ比とにずれが生じても、これを補正して、車両用モータを要求のデューティ比に基づき高精度にPWM制御することができ、更に、請求項1に係る発明では、モータの回転速度が高くモータの起電力が大きくなって、モータ端子電圧が変動することで、補正誤差が生じることを抑制でき、請求項2に係る発明では、デューティ比が0%近傍又は100%近傍であるために実デューティ比を誤って検出し、デューティ比が誤って補正されることを抑制でき、請求項3に係る発明では、モータの回転速度が高いときほどモータ端子電圧のレベルが低下することで、実デューティ比の検出精度が低下することを抑制できる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る車両用モータの制御装置を含んでなる車両のトランスファ制御システムを示すブロック図である。
但し、本発明に係る車両用モータの制御装置は、車両のトランスファ制御システムに使用されるモータの制御に限定されるものではなく、種々の車両用モータに適用可能であり、例えば、車両のステアリングの操舵トルクをアシストする電動パワーステアリング装置において、操舵アシストモータとして使用される車両用モータの制御などにも適用可能である。
図1において、車両10に搭載されるエンジン11の出力トルクは、変速機12及びトランスファ13を介して前輪FW・後輪RWに分配される。
エンジン11は、エンジン制御用のECU(電子コントロールユニット)20によって制御され、変速機12は、変速制御用のECU21によって制御され、トランスファ13は、トランスファ制御用のECU200によって制御される。
また、各車輪のブレーキを制御するABS用のECU22が設けられている。
前記トランスファ13は、後輪RWに対して略100%のトルクを分配する後輪駆動状態から、前輪FWと後輪RWとのトルク分配を50:50程度とする4WD状態まで変化させる機能を有し、内蔵するモータの回転角によって前輪FWへのトルク伝達を行うクラッチの押し付け力を制御することで、前輪FWへの伝達トルクを制御するようになっている。
前記ECU200は、外部メモリ(EEPROM)202、マイクロコンピュータ201、入力回路26、通信回路27などを含んで構成され、4WDモード切替えスイッチ28からの信号を入力し、また、インジケータランプ29の点灯も制御する。
そして、前記ECU200は、車速、後輪RWのスリップ量、エンジン出力トルク、変速機12のギア位置(変速比)等の状態に応じて、トランスファ13の伝達トルク(トルク分配比)を算出し、目標とする伝達トルクを実現するため、モータに印加する電圧を制御し、最終的にモータの回転角度(モータ出力軸の角度)を制御する。
ここで、モータの回転角度と伝達トルクとは比例関係にあり、モータ回転角度を制御することで、前輪FWへの伝達トルクが制御されるようになっている。
図2は、前記トランスファ13の各モードと、モータ回転角との相関を示す図であり、モータの回転角に応じてモード切り替えがなされるようになっている。
2WDモード(後輪駆動モード)では、2WDモードの角度位置にモータ出力軸を回転させることで、後輪RWに対して略100%のトルクが分配される状態となり、AUTOモード(分配比の自動制御モード)では、モータ回転角をAUTO位置から4H(50:50モード)位置までの範囲で変化させることで、後輪RWに対して略100%のトルクが分配される状態(後輪駆動状態)から、前輪FWと後輪RWとのトルク分配を50:50程度とする状態(4輪駆動状態)にまで可変に制御される。
4Hモードでは、モータを最大トルクで4H位置に向けて駆動して4Hの位置に固定することで、トルク分配が50:50に維持される。
更に、4Lモードでは、クラッチの押し付け力によって前輪FWへのトルク分配を行うのではなく、機械的に前後輪の締結状態として、トルク分配を50:50に維持する。
4Lモード及び2WDモードでは、モータの回転軸を4Lモード或いは2WDモードの位置まで回転させると、その後は、モータ駆動が停止されて4Lモード及び2WDモードが保持される。また、前記AUTOモードでは、図3に示すように、4H位置に近いほど、モータの負荷トルクが大きくなり、モータの負荷トルクが増えるに従って、前輪FWへのトルク分配量が増えるようになっている。
図4は、前記トランスファ制御用のECU200の詳細を示すブロック図であり、DCモータ100が、前記トランスファ13に内蔵され前輪FWへのトルク分配を制御するモータである。
前記ECU200は、前記DCモータ100への通電をPWM制御する装置であり、前述のように、CPU,RAM,ROMなどを含んでなるマイクロコンピュータ201、外部メモリ(EEPROM)202を含む他、後述のパワースイッチング素子を駆動するHブリッジ駆動回路203(駆動手段)、DCモータ100への電源VBの供給をスイッチングすると共に、DCモータ100に対する電圧の印加方向(電流の向き)を切り換えるための4つのパワースイッチング素子(FET)からなるHブリッジ回路204(駆動手段)、DCモータ100の正転時におけるモータ電流を検出する第1電流検出回路205(検出手段)、DCモータ100の逆転時におけるモータ電流を検出する第2電流検出回路206(検出手段)、DCモータ100のエンコーダ101からの信号を入力するパルス入力回路207、DCモータ100の正転時におけるモータ端子電圧を検出する第1駆動出力モニタ回路208、DCモータ100の逆転時におけるモータ端子電圧を検出する第2駆動出力モニタ回路209を備えている。
前記マイクロコンピュータ201(制御手段)は、システム要求値演算部201A、PWM出力Duty演算部201B、センサ入力処理部201C、PWMDuty補正部201Dとしての機能を、後述のフローチャートに示すようにソフトウェア的に備え、前記第1電流検出回路205、第2電流検出回路206、パルス入力回路207、第1駆動出力モニタ回路208、第2駆動出力モニタ回路209からの信号を入力し、前記Hブリッジ駆動回路203に対して、DCモータ100の回転方向を指示する回転方向信号及びPWM出力信号を出力する。
前記システム要求値演算部201Aは、例えば、DCモータ100が電動パワーステアリング装置の操舵アシストモータであれば、ステアリングの操舵トルクに基づいて、DCモータ100の目標トルク(目標モータ電流値)を演算し、該目標トルクを、前記PWM出力Duty演算部201Bに出力する。
前記センサ入力処理部201Cは、前記第1電流検出回路205、第2電流検出回路206、パルス入力回路207からの信号をそれぞれ入力し、モータ電流値を算出すると共に、モータ回転速度Vを算出し、これらの算出結果を、前記PWM出力Duty演算部201Bに出力する。
前記PWMDuty補正部201Dは、前記第1駆動出力モニタ回路208、第2駆動出力モニタ回路209からの信号を入力すると共に、前記PWM出力Duty演算部201BからHブリッジ駆動回路203に出力されるPWM制御信号のデューティ値を入力し、前記PWM出力Duty演算部201BからHブリッジ駆動回路203に出力されるPWM制御信号のデューティ値と、実際のDCモータ100の端子電圧のデューティ値(PWM出力デューティ)とのずれを補正するためのDuty補正値を、前記PWM出力Duty演算部201Bに出力する。
前記PWM出力Duty演算部201Bでは、前述した各種の入力信号に基づいてPWM制御信号のデューティ値(デューティ比)を決定し、該決定したデューティ値のPWM制御信号を回転方向信号と共に、Hブリッジ駆動回路203に出力する。
図5のフローチャートは、前記システム要求値演算部201Aの機能を示し、ステップS301では、DCモータ100の回転方向を決定すると共に、DCモータ100の目標トルクを算出する。
次いで、ステップS302では、前記目標トルクから、前記DCモータ100の目標電流値Itargetを算出する。
図6のフローチャートは、前記PWM出力Duty演算部201Bの機能を示し、ステップS401では、出力電圧目標値Eを、モータ電流モニタ値Imonitor、モータ電機子抵抗値Ra、モータ起電力係数Kb、モータ回転速度Vに基づいて算出する(E=Imonitor*Ra−Kb*V)。
ステップS402では、Hブリッジ駆動回路203に出力するPWM制御信号の基本デューティDutymap(オン時間割合)を、出力電圧目標値Eに基づくマップ検索によって求める。
ステップS403では、DCモータ100の正転要求時であるか否かを判断する。
そして、正転要求時であれば、ステップS404へ進み、前記ステップS402で算出された基本デューティDutymapに、正転側適用補正値hosei1を付加する補正を施して、正転側のPWM制御信号の最終的なデューティPWMonDutyを求める(補正手段)。
また、逆転要求時であれば、ステップS405へ進み、前記ステップS402で算出された基本デューティDutymapに、逆転側適用補正値hosei2を付加する補正を施して、逆転側のPWM制御信号の最終的なデューティPWMonDutyを求める(補正手段)。
ステップS404又はステップS405で補正が施されたデューティPWMonDutyは、ステップS406において最終出力として、前記Hブリッジ駆動回路203に出力される。
図7のフローチャートは、前記センサ入力処理部201Cの機能を示し、ステップS501では、前記第1電流検出回路205又は第2電流検出回路206からの信号に基づいて実際にDCモータ100に流れている電流であるモータ電流モニタ値Imonitorを算出する。
次のステップS502では、パルス入力回路207からの信号に基づいてモータ回転速度Vを算出する。
図8のフローチャートは、前記PWMDuty補正部201Dにおける「Duty補正実行タイミング判定部」としての機能を示し、この「Duty補正実行タイミング判定」によって、デューティ値の補正を行う条件が成立していると判断されたときに、前記補正値hosei1,hosei2が算出されるようになっている。
まず、ステップS601では、前記デューティPWMonDutyが略零であるか否かを判別し、略零であれば、デューティを補正する必要がないので、そのまま本ルーチンを終了させる。
一方、前記デューティPWMonDutyが零近傍でない場合には、ステップS602へ進み、前記デューティPWMonDutyが規定範囲内であるか否かを判別する。
前記規定範囲は、0%近傍及び100%近傍を除く範囲であり、例えば5%〜95%の範囲とする。
デューティが0%近傍又は100%近傍であると、実際のデューティを正確に検出(モニタ)できず、前記補正値hosei1,hosei2が誤って算出される可能性があるため、前記デューティPWMonDutyが0%近傍又は100%近傍でないことを、前記補正値hosei1,hosei2を更新演算させる条件とする。
従って、前記デューティPWMonDutyが規定範囲内でない場合(0%近傍又は100%近傍である場合)には、そのまま本ルーチンを終了させて、前記補正値hosei1,hosei2を更新させないようにする。
一方、前記デューティPWMonDutyが規定範囲内である場合(0%近傍又は100%近傍でない場合)には、ステップS603へ進む。
ステップS603では、モータ回転速度Vが規定速度以下であるか否かを判断し、モータ回転速度Vが規定速度以下である場合に、ステップS604以降へ進み、モータ回転速度Vが規定速度を超えている場合には、そのまま本ルーチンを終了させて、前記補正値hosei1,hosei2を更新させないようにする。
これは、モータ回転速度Vが高いと、DCモータ100の起電力が大きくなって、モータ端子電圧が変動し、前記補正値hosei1,hosei2に誤差を生じるためであり、前記規定速度は、DCモータ100の起電力による補正値hosei1,hosei2の誤差が許容範囲内になる回転速度域の上限値として、予め実験やシミュレーションによって適合されている。
尚、本実施形態のトランスファ制御システムにおいて、AUTOモード(分配比の自動制御モード)であって、かつ、路面状況が変化し易い場合、モータの動作頻度が高く、補正機会が減少する場合があるが、補正制御を行う回転速度領域を拡大することで補正機会を確保できる。
ここで、後述するように、モータ端子電圧の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出するための閾値Vrefをモータ回転速度Vに応じて可変に設定する場合には、ステップS603の判定(条件)を省略することができる。
また、前記補正値hosei1,hosei2の更新学習を禁止する条件として、前記基本デューティDutymap(要求デューティ)の急変時、PWM信号に対するノイズの重畳を検出したとき、前記制御デューティPWMonDuty又は基本デューティDutymapと実際のデューティとの偏差の絶対値が限界値を超えているときなどを判断させることができる。
モータ回転速度Vが規定速度以下であって、ステップS604に進むと、現在におけるDCモータ100の回転方向が正転側であるか逆転側であるかを判別する。
そして、DCモータ100の回転方向が正転側であれば、ステップS605へ進み、正転側のモータ端子電圧の立ち上がりエッジに基づく割り込み処理を設定し、ステップS606では、前記正転側の割り込み処理を許可する。
一方、DCモータ100の回転方向が逆転側であれば、ステップS607へ進み、逆転側のモータ端子電圧の立ち上がりエッジに基づく割り込み処理を設定し、ステップS608では、前記逆転側の割り込み処理を許可する。
図9のフローチャートは、前記PWMDuty補正部201Dにおける「Duty補正値算出部」としての機能の一部を示し、正転側の割り込み処理の許可状態であって、かつ、モータ端子電圧(PWM出力)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを検出したときに割り込み処理されるようになっている。
先ずは、前記ステップS605における立ち上がりエッジに基づく割り込み処理に設定に基づいて、モータ端子電圧(PWM出力)の立ち上がりエッジが検出されることで、図9に示すルーチンが割り込み実行される。
そして、ステップS701では、今回の割り込み処理が、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理であるか否かを判別し、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理であれば、ステップS702へ進み、そのときのフリーランカウンタを読み取ることで、立ち上がりエッジを検出した時点でのタイマ値を取得する。
そして、次のステップS703では、正転側のモータ端子電圧の立ち下がりエッジに基づく割り込み処理を設定し、立ち下がりエッジの検出に基づいて本ルーチンの割り込み処理が実行されるようにする。
そして、立ち下がりエッジに基づく割り込み処理後に、立ち下がりエッジの検出に基づいて本ルーチンの割り込み処理が実行されると、ステップS701で、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理ではないと判断されることで、ステップS704へ進む。
ステップS704では、正転側の割り込み処理を禁止し、次のステップS705では、そのときのフリーランカウンタを読み取ることで、立ち下がりエッジを検出した時点でのタイマ値を取得する。
ステップS706では、立ち上がりエッジを検出した時点でのタイマ値と、立ち下がりエッジを検出した時点でのタイマ値とから、正転側のモータ端子電圧の立ち上がりから立ち下がりまでの時間PWMmonitor1を算出する(図12、図13参照)。
ステップS707では、前記デューティPWMonDutyと、前記PWMmonitor1に対応するオンデューティ(%)との差分PWMdiff1を算出する(PWMdiff1(%)=PWMonDuty−PWMmonitor1)。
図10のフローチャートは、前記PWMDuty補正部201Dにおける「Duty補正値算出部」としての機能の一部を示し、逆転側の割り込み処理の許可状態であって、かつ、モータ端子電圧(PWM出力)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを検出したときに割り込み処理されるようになっている。
先ずは、前記ステップS607における立ち上がりエッジに基づく割り込み処理に設定に基づいて、モータ端子電圧(PWM出力)の立ち上がりエッジが検出されることで、割り込み処理される。
そして、ステップS801では、今回の割り込み処理が、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理であるか否かを判別し、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理であれば、ステップS802へ進み、そのときのフリーランカウンタを読み取ることで、立ち上がりエッジを検出した時点でのタイマ値を取得する。
そして、次のステップS803では、逆転側のモータ端子電圧の立ち下がりエッジに基づく割り込み処理を設定し、立ち下がりエッジの検出に基づいて本ルーチンの割り込み処理が実行されるようにする。
そして、立ち下がりエッジに基づく割り込み処理後に、立ち下がりエッジの検出に基づいて本ルーチンの割り込み処理が実行されると、ステップS801で、立ち上がりエッジに基づく割り込み処理ではないと判断されることで、ステップS804へ進む。
ステップS804では、逆転側の割り込み処理を禁止し、次のステップS805では、そのときのフリーランカウンタを読み取ることで、立ち下がりエッジを検出した時点でのタイマ値を取得する。
ステップS806では、立ち上がりエッジを検出した時点でのタイマ値と、立ち下がりエッジを検出した時点でのタイマ値とから、逆転側のモータ端子電圧の立ち上がりから立ち下がりまでの時間PWMmonitor2を算出する(図12、図13参照)。
ステップS807では、前記デューティPWMonDutyと、前記PWMmonitor2に対応するオンデューティ(%)との差分PWMdiff2(PWMdiff2(%)=PWMonDuty−PWMmonitor2)を算出する。
図11のフローチャートは、前記PWMDuty補正部201Dにおける「Duty補正値算出部」として実際に補正値を算出する処理を示す。
ステップS901では、正転側での要求デューティである基本デューティPWMmap(%)と実際のオンデューティとの差を示す差分PWMdiff1が、現時点での正転側適用補正値hosei1よりも小さいか否か(PWMdiff1<hosei1であるか否か)を判断する。
前記差分PWMdiff1が現時点での正転側適用補正値hosei1よりも小さい場合には、補正値hosei1による補正結果としてのデューティPWMonDuty(%)が過大で、前記基本デューティPWMmap(要求デューティ)よりもDCモータ100の実際のオンデューティが大きくなってしまうことを示す。
そこで、PWMdiff1<hosei1である場合には、ステップS902へ進み、現時点の前記正転側適用補正値hosei1から、予め記憶されている減算処理用修正値(>0)を減算し、該減算結果を新たな正転側適用補正値hosei1として、前記EEPROM202に更新記憶させる。
一方、PWMdiff1≧hosei1である場合には、ステップS901からステップS903へ進み、PWMdiff1>hosei1であるか否かを判断する。
差分PWMdiff1が現時点での正転側適用補正値hosei1よりも大きい場合には、補正値hosei1による補正結果としてのデューティが過小で、前記デューティPWMmap(%)よりもDCモータ100の実際のオンデューティが小さくなってしまうことを示す。
そこで、PWMdiff1>hosei1である場合には、ステップS904へ進み、現時点の前記正転側適用補正値hosei1に、予め記憶されている加算処理用修正値(>0)を加算し、該加算結果を新たな正転側適用補正値hosei1として、前記EEPROM202に更新記憶させる。
また、ステップS903で、PWMdiff1>hosei1でないと判断された場合には、PWMdiff1=hosei1であって、補正値hosei1による前記基本デューティPWMmap(%)の補正によって、DCモータ100の実際のオンデューティを基本デューティPWMmap(%)に一致させることができていることになるので、ステップS905へ進み、現時点の前記正転側適用補正値hosei1を保持させる。
例えば、80%オンデューティを出力しても、実際にはDCモータ100が79%だけオンされたとすると、補正値hosei1は最終的に1%に設定され、PWMonDutyとして81%オンデューティを出力することで、実際のデューティが80%になる。
このとき、PWMonDutyと実デューティとの差PWMdiff1は1%であり、補正値hosei1に一致するから、補正値hosei1=1%が維持される。
上記状態から、PWMonDuty=81%を出力しても、実デューティが80%未満になってしまうようになると、PWMdiff1>hosei1と判断されて、補正値hosei1が増大修正される。
同様に、ステップS906以降では、逆転側適用補正値hosei2の更新学習が行われる。
ステップS906では、逆転側でのデューティPWMonDuty(%)と実際のオンデューティとの差を示す差分PWMdiff2が、現時点での逆転側適用補正値hosei2よりも小さいか否か(PWMdiff2<hosei2であるか否か)を判断する。
前記差分PWMdiff2が現時点での逆転側適用補正値hosei2よりも小さい場合には、補正値hosei2による補正結果としてのデューティPWMonDuty(%)が過大で、前記デューティPWMmap(%)よりもDCモータ100の実際のオンデューティが大きくなってしまうことを示す。
そこで、PWMdiff2<hosei2である場合には、ステップS907へ進み、現時点の前記逆転側適用補正値hosei2から、予め記憶されている減算処理用修正値(>0)を減算し、該減算結果を新たな逆転側適用補正値hosei2として、前記EEPROM202に更新記憶させる。
一方、PWMdiff2≧hosei2である場合には、ステップS906からステップS908へ進み、PWMdiff2>hosei2であるか否かを判断する。
差分PWMdiff2が現時点での逆転側適用補正値hosei2よりも大きい場合には、補正値hosei2による補正結果としてのデューティPWMonDuty(%)が過小で、前記デューティPWMmap(%)よりもDCモータ100の実際のオンデューティが小さくなってしまうことを示す。
そこで、PWMdiff2>hosei2である場合には、ステップS909へ進み、現時点の前記逆転側適用補正値hosei2に、予め記憶されている加算処理用修正値(>0)を加算し、該加算結果を新たな逆転側適用補正値hosei2として、前記EEPROM202に更新記憶させる。
また、ステップS908で、PWMdiff2>hosei2でないと判断された場合には、PWMdiff2=hosei2であって、補正値hosei2による前記基本デューティPWMmap(%)の補正によって、DCモータ100の実際のオンデューティを基本デューティPWMmap(%)に一致させることができるので、ステップS910へ進み、現時点の前記逆転側適用補正値hosei2を保持させる。
尚、前記加算処理用修正値及び減算処理用修正値は、予め設定された一定値とすることができる他、差分PWMdiffと補正値hoseiとの偏差の大きさに応じて、より具体的には、前記偏差の絶対値が大きいほど、絶対値の大きな値に設定することができる。
上記のようにして更新学習される正転側適用補正値hosei1及び逆転側適用補正値hosei2が、前記ステップS404,ステップS405において、デューティPWM mapの補正に用いられることになる。
前記正転側適用補正値hosei1及び逆転側適用補正値hosei2を、差分PWMdiff1,PWMdiff2に一致する値にまでステップ的に更新させることもできるが、このようにすると、補正値hosei1, hosei2が急激に変化し、制御が不安定になるので、補正値hosei1, hosei2が、差分PWMdiff1,PWMdiff2に徐々に近づくようにしてある。
また、PWM制御信号のデューティ(要求オンデューティ)と、DCモータ100の実際のオン・オフ状態のデューティ(実オンデューティ)との差を縮小させることになる補正値hosei1, hosei2で、Hブリッジ駆動回路203に出力されるPWM制御信号のデューティを補正するから、Hブリッジ駆動回路203やHブリッジ回路204(スイッチング素子)などのハードウェアのばらつきによって、入力デューティ(PWM制御信号のデューティ)に対する出力デューティ(PWM出力)にずれが生じても、これを補正して、入力デューティに出力デューティを近づけることができる。
従って、DCモータ100のPWM制御の精度を維持させることができ、DCモータ100のトルクを高精度に制御することができる。
また、DCモータ100の正転時と逆転時とで、要求オンデューティと実オンデューティとのずれ量(誤差特性)が異なっても、上記実施形態では、正転側適用補正値hosei1と逆転側適用補正値hosei2とを個別に学習するから、正転時と逆転時との双方で高精度にPWM制御を行える。
ところで、モータ端子電圧(PWM出力)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの検出においては、モータ端子電圧と閾値Vrefとの大小関係を判断させるが、DCモータ100の回転中は、モータ起電力が作用して、モータ端子電圧のレベルが変動し、一定の閾値Vrefに基づいてエッジを検出すると、モータ端子電圧の立ち上がりから立ち下がりまでの時間PWMmonitorがモータ停止時とは異なる時間に検出されてしまう(図12,図13参照)。
そこで、前記エッジ検出に用いる閾値Vrefを、図14に示すように、モータ回転速度Vに応じて可変に設定するものとし、モータ回転速度Vが高いときほどモータ端子電圧のレベルが低下する場合には、閾値Vrefをモータ回転速度Vが高くなるほど低下させるようにする。
上記のようにして、閾値Vrefをモータ回転速度Vに応じて変更すれば、モータ回転速度Vが異なっても、モータ起電力に影響されることなく、モータ端子電圧の立ち上がりから立ち下がりまでの時間PWMmonitorを計測でき、以って、補正値hosei1, hosei2を高精度に学習させることができる。
図12は、モータ停止状態におけるPWM出力信号,モータ端子電圧,時間PWMmonitorの相関を示すタームチャートであり、図13は、モータ回転状態におけるPWM出力信号,モータ端子電圧,時間PWMmonitorの相関を示すタームチャートである。
この図12,13において、PWM出力信号は、マイコン201のポート出力波形を示し、モータ端子は、Hブリッジ駆動回路203及びHブリッジ回路204(駆動手段)を介して駆動されるDCモータ100の端子電圧波形を示す。
td(on)は、マイコン出力がハイレベルに切り替わってから駆動回路がONし始めるまでの遅れ時間、trは、駆動回路がONするのに必要な時間を示し、td(off),tfは、マイコン出力がローレベルに切り替わってからの遅れ時間・OFF時間を示し、これらの時間td(on),tr,td(off),tfは、Hブリッジ回路204に使われるスイッチング素子(FET)の特性によって決まる値である。
マイコン計測タイミングは、第1駆動出力モニタ回路208、第2駆動出力モニタ回路209を介してマイコン201に入力される信号からPWM信号のON時間を計測するための、立ち上がり及び立ち下がりエッジを示す。
図13のモータ回転状態における特性は、モータ回転中の起電力の作用によってモータ端子電圧のレベルが、モータ停止時に比べて全体に下がっていることを示す。
但し、モータ駆動回路の構成によっては、モータが回転することで、電圧レベルが全体に上がる場合もあり、このような場合には、前記閾値Vrefの特性としては、モータ回転速度Vが高くなるほど閾値Vrefを高くする必要が生じる。
尚、本願発明が適用されるモータは、電動パワーステアリング装置の操舵アシストモータとして使用されるDCモータに限定されるものではなく、また、一方向(正転方向)にのみ駆動されるモータであってもよく、車両に用いられるモータであってPWM制御されるものであればよい。
本発明の実施形態における車両用のトランスファシステムを示すブロック図。 本発明の実施形態におけるトランスファのモードを示す図。 本発明の実施形態におけるモータの回転角と負荷との相関を示す図。 本願発明の実施形態におけるモータの制御装置を示すブロック図である。 本願発明の実施形態におけるシステム要求値の演算処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるPWM出力デューティの演算処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるセンサ信号の入力処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるデューティ補正実行タイミングの判定処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態における正転側信号のデューティのずれ量を検出する処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態における逆転側信号のデューティのずれ量を検出する処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるデューティの補正値の演算処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるモータ停止状態の回路動作を示すタイムチャートである。 本願発明の実施形態におけるモータ回転状態の回路動作を示すタイムチャートである。 本願発明の実施形態におけるモータ回転速度Vと、エッジ検出用の閾値Vrefとの相関を示す線図である。
符号の説明
100…DCモータ、101…エンコーダ、200…トランスファ制御用のECU、201…マイクロコンピュータ(制御手段)、202…EEPROM、203…Hブリッジ駆動回路、204…Hブリッジ回路、205…第1電流検出回路(検出手段)、206…第2電流検出回路206(検出手段)、207…パルス入力回路、208…第1駆動出力モニタ回路、209…第2駆動出力モニタ回路

Claims (3)

  1. PWM制御信号のデューティ比を算出して出力する制御手段と、
    前記PWM制御信号を入力し、該PWM制御信号のデューティ比に基づいて車両用モータを駆動する駆動手段と、
    を備えた車両用モータの制御装置であって、
    前記制御手段は、前記車両用モータの端子電圧に基づき実デューティ比を検出し、前記車両用モータの回転速度が規定速度以下であることを条件に、前記実デューティ比に基づき前記PWM制御信号のデューティ比を補正して前記駆動手段に出力する、車両用モータの制御装置。
  2. PWM制御信号のデューティ比を算出して出力する制御手段と、
    前記PWM制御信号を入力し、該PWM制御信号のデューティ比に基づいて車両用モータを駆動する駆動手段と、
    を備えた車両用モータの制御装置であって、
    前記制御手段は、前記車両用モータの端子電圧に基づき実デューティ比を検出し、前記PWM制御信号のデューティ比が0%近傍及び100%近傍を除く規定範囲内であることを条件に、前記実デューティ比に基づき前記PWM制御信号のデューティ比を補正して前記駆動手段に出力する、車両用モータの制御装置。
  3. PWM制御信号のデューティ比を算出して出力する制御手段と、
    前記PWM制御信号を入力し、該PWM制御信号のデューティ比に基づいて車両用モータを駆動する駆動手段と、
    を備えた車両用モータの制御装置であって、
    前記制御手段は、前記車両用モータの端子電圧と閾値とを比較して前記端子電圧のエッジを検出し、前記エッジの検出に基づき実デューティ比を検出し、前記実デューティ比に基づき前記PWM制御信号のデューティ比を補正して前記駆動手段に出力すると共に、前記車両用モータの回転速度が高くなるほど、前記閾値を低下させる、車両用モータの制御装置。
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