JP5101048B2 - 分波器 - Google Patents

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Description

本発明は分波器に関し、特にアンテナ端子に共振回路を設けた分波器に関する。
近年、圧電材料を用いた弾性表面波(SAW)や厚み振動波(BAW)を用いた共振器を複数組み合わせることにより特定の周波数帯の電気信号のみを通過させる特徴を持った高周波通信用のフィルタが開発されている。SAWやBAWを利用したフィルタ部品は、他の誘電体フィルタやセラミックフィルタに比して外形サイズが小さく、かつ急峻なロールオフ特性を持つため、小型で、狭い比帯域幅が要求される携帯電話等の移動体通信部品に適している。SAW、BAWのフィルタを用いた応用部品として、分波器がある。分波器は、送受信機能を持ち送信と受信信号の周波数が異なる無線装置において用いられる。このようなSAWやBAWを用いたフィルタの構成として直列共振器と並列共振器を梯子状に繋ぐラダー型フィルタがある。ラダー型フィルタは梯子型に組む段数や、直列共振器と並列共振器との容量比を変えるだけで、挿入損失、帯域外抑圧度等を容易に変化させることが出来、設計の手順も簡便なため良く用いられている。
特許文献1の図1に開示には、第1フィルタ、第2フィルタ、整合回路を有する分波器において、第1フィルタおよび第2フィルタの直列共振器にインダクタが接続された分波器が開示されている。特許文献2の図2には、第1フィルタと第2フィルタと、整合回路としてアンテナ端子とグランドとの間にインダクタを接続した分波器が開示されている。
特開2003−332885号公報 特開平10−313229号公報
移動体通信や高周波無線通信で用いられる分波器の課題として、相互変調歪(IMD:Inter Modulation Distortion)や混変調歪(CMD:Cross Modulation Distortion)がある。これらは、共振器の構造や材料の非線形性に起因する現象である。2つ以上の周波数の異なる信号(例えば、送信信号と妨害波)が入力すると、2つの周波数の信号の非線形応答に起因し、受信周波数の信号が発生してしまうことがある。そうすると、受信フィルタを通過し、ノイズとして観測されてしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、妨害波に起因した非線形応答の発生を抑制することが可能な分波器を提供することを目的とする。
本発明は、アンテナ端子と、該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、該第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、前記共振回路と前記第2フィルタとの間のノードと、グランドと、の間に接続された第2インダクタと、を具備し、前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、fr=2(f1Low〜f1High)、fr=2(f2Low〜f2High)、fr=3(f1Low〜f1High)、またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、前記第2インダクタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を接地させず、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を接地することを特徴とする分波器である。本発明によれば、妨害波の周波数近傍の2倍波、3倍波の信号が第2フィルタに入力することを抑制し、非線形応答の発生を抑制することができる。
本発明は、アンテナ端子と、該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、該第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、前記共振回路と前記第2フィルタとの間に、直列に接続された第2キャパシタと、を具備し、前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、fr=2(f1Low〜f1High)、fr=2(f2Low〜f2High)、fr=3(f1Low〜f1High)、またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、前記第2キャパシタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を通過させ、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を遮断することを特徴とする分波器である。
本発明は、アンテナ端子と、該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、前記第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、前記共振回路と前記第2フィルタとの間のノードと、グランドと、の間に接続された第2インダクタと、前記共振回路と前記第2フィルタとの間に、直列に接続された第2キャパシタと、を具備し、前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、fr=2(f1Low〜f1High)、fr=2(f2Low〜f2High)、fr=3(f1Low〜f1High)、またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、前記第2インダクタと前記第2キャパシタとからなるフィルタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を通過させ、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を遮断することを特徴とする分波器である。
上記構成において、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタであり、該ラダー型フィルタの直列共振器には並列に第3インダクタが設けられている構成とすることができる。この構成によれば、相手帯域の抑圧を改善しかつ非線形応答を向上させることができる。
上記構成において、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタであり、前記ラダー型フィルタの並列共振器とグランドとに直列に第4インダクタが設けられている構成とすることができる。この構成によれば、相手帯域の抑圧を改善しかつ非線形応答を向上させることができる。
上記構成において、前記第1インダクタおよび前記第1キャパシタは同一のチップ上に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、小型化、高Q化が可能となる。
上記構成において、前記共振回路並びに前記第2インダクタまたは前記第2キャパシタは同一チップ上に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、小型化、高Q化が可能となる。
上記構成において、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタである構成とすることができる。この構成によれば、外部インダクタの付与や段数、共振器容量の調整により挿入損失や減衰量の設計が容易になる。
上記構成において、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方は、圧電薄膜共振器、弾性表面波共振器および弾性境界波共振器のいずれかを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第1フィルタの共振器、前記第2フィルタの共振器および前記共振回路はチップ上に形成され、実装部にフェースダウン実装されている構成とすることができる。この構成によれば、小型化が可能となる。
本発明によれば、妨害波に起因した非線形応答の発生を抑制することが可能な分波器を提供することができる。
以下、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
図1は非線形による高次成分について説明するための図である。横軸は周波数、縦軸は周波数成分の信号強度を示している。周波数f,fの2の信号x=Acos(2πf・t)、Acos(2πf・t)がある素子に入力した場合、線形性の良い素子であれば、出力は、
y=ax=a{Acos(2πf・t)+Acos(2πf・t)}
の信号となる。ここで、
,Aはf,fの信号の強さ、aは定数、tは時間である。
しかし、線形性の良くない場合の出力は、
y=ax+bx+cx+…
=a{Acos(2πf・t)+Acos(2πf・t)}
+b{Acos(2πf・t)+Acos(2πf・t)}
+c{Acos(2πf・t)+Acos(2πf・t)}+… (数式1)
と、2次、3次の成分が現れてしまう。
ここで、3次の項まで考慮すると
y=A+{Bcos(2πf・t)+Bcos(2πf・t)}
+{Ccos(2π2f・t)+Ccos(2π2f・t)}
+{Dcos(2π3f・t)+Dcos(2π3f・t)}
+{Ecos(2π(f−f)・t)+Ecos(2π(f+f)・t)}
+{Fcos(2π(2f−f)・t)+Fcos(2π(2f+f)・t)}
+{Gcos(2π(f−2f2)・t)+Gcos(2π(f+2f)・t)} (数式2)
となる。ここで、
=(b/2)A +(b/2)A
=aA+(3/4)cA +(2/3)cA
=aA+(3/4)cA +(2/3)cA
=(b/2)A 、C=(b/2)A
=(c/4)A 、D=(c/4)A
=E=bA、F=F=(3/2)cA 、G=G=(3/2)cA
である。以上より、図1の場合、数式より。非線形の高次成分として、2f、2f、3f、3f、f−f、f+f、2f−f、2f+f、f−2f、f+2fという周波数成分が生じる。
図2は分波器の場合を想定している。送信周波数をf、受信周波数をfとしたとき、fの信号と同時にf−f、f+f,2f−fまたは2f+fの周波数の信号がアンテナ端子より入力されると、これらの信号とfの送信信号との非線形応答により、fの信号が現れる。すなわち、受信周波数と同じfの周波数の信号が発生し、ノイズとなる。f±f、2f±fを妨害波と呼ぶ。また、妨害波f+f、2f+fの近くには送信周波数、受信周波数の2倍波2f、2f、3倍波3f、3fも発生する。2倍波、3倍波の周波数は妨害波の周波数に近いため、受信周波数に非線形応答のノイズを発生させる。
実施例1では、上記のような妨害波または2倍波、3倍波を抑制することを目的とする。図3は実施例1に係る分波器のブロック図である。実施例1はW−CDMA(Wide Band Code Division Multiple Access)帯の分波器である。第1フィルタ10は送信帯域1920〜1980MHzの送信フィルタ、第2フィルタ20は受信帯域2110〜2170MHzの受信フィルタである。図3を参照に、アンテナ端子Antと第1端子T1との間に接続された第1フィルタ10と、第1フィルタ10より高周波側に通過帯域を有し、アンテナ端子Antと第2端子T2との間に接続された第2フィルタ20とが設けられている。第1フィルタ10および第2フィルタ20とアンテナ端子Antとの間には整合回路30および共振回路40が接続されている。共振回路40は、第2フィルタ20とアンテナ端子Antとの間に接続され並列に接続された第1インダクタL1と第1キャパシタC1とを含む。
一般的には、実施例1のように、通過帯域の低い第1フィルタ10は送信フィルタであり、通過帯域の高い第2フィルタ20は受信フィルタである。整合回路30の機能について説明する。整合回路30は、送信信号の周波数帯において、アンテナ端子から見た第2フィルタ20のインピーダンスがなるべく大きくなるようにするために使用される。これにより,第1端子T1から入力した送信信号の電力が第2フィルタ20に侵入することを抑制することができる。共振回路40は共振周波数が妨害波の周波数となるように設定される。これにより、アンテナ端子Antに入力した妨害波が第2フィルタ20に到達することを抑制することができる。
図4は実施例1の等価回路を示す図である。第1フィルタ10は直列共振器S11からS13、並列共振器P11、P12を有するラダー型フィルタである。最もアンテナ端子Ant側の直列共振器S11に並列に第3インダクタLT1が、並列共振器P11およびP12の共通ノードとグランド間に第4インダクタLG1が接続されている。第2フィルタ20は同様に、直列共振器S21からS24、並列共振器P21およびP22を有するラダー型フィルタであり、第3インダクタLT2および第4インダクタLG2を有している。整合回路30は、第1フィルタ10と第2フィルタ20との共通のノードとグランドとの間に10nHの第2インダクタLL2を有している。共振回路40は3pFの第1キャパシタC1と0.5nHの第1インダクタL1とが並列に接続されている。共振回路40は4109MHzの共振周波数を有する。これは、送信帯域fと受信帯域fとしたときの妨害波f+fである4030〜4150MHzに相当する周波数である。共振回路40は4109MHz付近のインピーダンスを大きくし、この周波数の信号を遮断することができる。
図5(a)および図5(b)は第1フィルタ10および第2フィルタ20の第3インダクタLT1およびLT2の機能を説明する図である。図5(a)のように直列共振器S1に並列に第3インダクタLTを接続すると、図5(b)のように、直列共振器S1の共振点の前後に反共振点を設けることができる。図6(a)および図6(b)は第1フィルタ10および第2フィルタ20の第4インダクタLG1およびLG2の機能を説明する図である。図6(a)のように並列共振器P1に直列の第4インダクタLGを接続すると、図6(b)のように、並列共振器P1の反共振点の前後に減衰極を設けることができる。第3インダクタLTと第4インダクタLGとを両方設けることにより、図5(b)の反共振点と図6(b)の減衰極を重ねることができる。これにより、相手帯域の減衰量を大きくすることができる。つまり相手帯域での抑圧特性を改善できる。
図7は比較例に係る分波器の等価回路を示す図である。共振回路40は設けず、整合回路30として、7nHの第2インダクタLL2を用いている。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
図8(a)は実施例1および比較例に係る分波器の第1フィルタ10の通過特性を示す図であり、図8(b)は第1フィルタ10の通過帯域(送信帯域)の拡大図である。図9(a)、図9(b)は第2フィルタ20の通過特性、第2フィルタ20の通過帯域(受信帯域)の拡大図である。図8(a)、図9(a)より、実施例1は、共振回路40の共振周波数(妨害波の周波数)において減衰量が大きくなっている。また、図8(b)および図9(b)より、通過帯域での通過特性は実施例1と比較例とでほぼ同じである。このように、通過帯域の損失をともなうことなく、妨害波の周波数での減衰量を大きくすることができる。
+fの妨害波における減衰量が大きくなることは、前述の数式1のAが小さくなることに相当する。したがって、E=E=bAより、E1、E2が小さくなる。よって、(数式2)の{Ecos(2π(f−f)・t)+Ecos(2π(f+f)・t)}の項が小さくなる。このことは相互変調(IMD)レベルを低減できることを示している。図10(a)はこれを説明する図である。妨害波の周波数がf−f、f+fのとき、相互変調レベルE、EはA・Aに比例するから、AがA´´からA´に低減することにより、相互変調レベルも低減する。図10(b)より、同様に妨害波の周波数が2f−f、2f+fのとき、相互変調レベルF、FはA ・Aに比例するからAがA´´からA´に低減することにより、相互変調レベルも低減する。このように、妨害波の周波数における減衰量を大きくすることにより、分波器のIMDを改善することができる。
以上のように、実施例1によれば、第1フィルタ10の通過域周波数をf1Low〜f1High、第2フィルタ20の通過帯域をf2Low〜f2Highとしたとき、共振回路40の共振周波数frの範囲を、
fr=(f2Low〜f2High)±(f1Low〜f1High
または、
fr=2(f1Low〜f1High)±(f2Low〜f2High
とすることにより、妨害波の周波数における減衰量を大きくできる。これにより、妨害波に起因した非線形応答の発生を抑制することができる。よって、非線形応答によって生じた信号が受信フィルタである第2フィルタ20を通過しノイズとして出力されることを抑制することができる。
また、共振回路40の共振周波数frを第1フィルタ10または第2フィルタ20の2倍波または3倍波の周波数とすることもできる。すなわち、fr=2(f1Low〜f1High)、fr=2(f2Low〜f2High)、fr=3(f1Low〜f1High)またはfr=3(f2Low〜f2High)とすることができる。
実施例1は、共振回路40を1つ設けた例であったが、図11のように、共振回路41、42を2つ以上設け、複数の妨害波の周波数を減衰させることもできる。
さらに、共振回路40としては、図12(a)から図12(g)のように、第1インダクタと第1キャパシタとをそれぞれ1つまたは複数並列に接続し、妨害波の周波数でのインピーダンスを大きくすることができれば、任意の回路を選択することがでできる。
さらに、共振回路40と第1フィルタ10および第2フィルタ20との間に、グランドとに接続された第2インダクタLL2を設けている。図13の矢印のように、第2インダクタLL2を介し、DC近傍の妨害波の信号がグランドに流れる。高周波側の妨害波を共振回路40で低減し、低周波側の妨害波を第2インダクタLL2で低減できるため、より線形性の高い分波器を実現することができる。
さらに、図14のように、共振回路40と第1フィルタ10および第2フィルタ20との間に、直列に第2キャパシタCC2を設けている。これにより、矢印のように、DC近傍の妨害波の信号が第2キャパシタCC2により遮断されるため、図13の分波器同様に、より線形性の高い分波器を実現することができる。
第1フィルタ10および第2フィルタ20はラダー型フィルタには限られない、その他のフィルタであってもよい。しかし、第1フィルタ10および第2フィルタ20の少なくとも一方をラダー型フィルタとし、ラダー型フィルタの直列共振器には並列に第3インダクタを設けることもできる。また、第1フィルタ10および第2フィルタ20の少なくとも一方をラダー型フィルタとし、ラダー型フィルタの並列共振器とグランドとに直列に第4インダクタを設けることもできる。これらにより、図5(b)、図6(b)のように、相手帯域の抑圧特性を改善することができる。しかしながら、第3インダクタLTまたは第4インダクタLGを設けることにより、広帯域での減衰量は悪化してしまう。よって、妨害波に起因した非線形応答が悪化する。そこで、共振回路40を設けることにより相手帯域の抑圧を改善しかつ非線形応答を向上させることができる。
第3インダクタLTはラダー型フィルタのいずれの直列共振器に設けてもよいが、最もアンテナ端子Ant側の直列共振器S11、S21に設けることが好ましい。これにより、整合回路としての機能を有することができ、整合回路30の構成を簡略化することができる。第4インダクタLGは各並列共振器それぞれに設けてもよいが、並列共振器の共通ノードとグランドとの間に設けることが好ましい。第4インダクタLGはインダクタンスが大きいため、分波器が大型化しやすいが、第4インダクタLGを各並列共振器に共通に設けることにより分波器の小型化が可能となる。
また、第1フィルタ10および第2フィルタ20の少なくとも一方をラダー型フィルタとすることにより、外部インダクタの付与や段数、共振器容量の調整を行うことにより挿入損失や減衰量の設計が容易になる。
実施例2は、実施例1に係る分波器をパッケージに実装した例である。図15(a)は例えば石英からなる基板50上に共振回路40、整合回路30、第3インダクタLT1、LT2を形成した集積受動素子チップ60の平面図である。第1インダクタL1、第2インダクタLL2、第3インダクタLT1およびLT2は、基板50上に形成された例えば銅等の金属配線からなるがスパイラルインダクタにより形成されている。図15(b)は、第1キャパシタC1の断面模式図である。第1キャパシタC1は、基板50上に下部電極62、例えば窒化シリコン膜等の誘電膜64、上部電極66からなるMIMキャパシタ54により形成されている。上部電極66は、例えば銅等の配線68によりパッド56に接続されている。図15(a)を参照に、これらインダクタ、キャパシタはパッド56に接続され、半田または金等のバンプ58に接続される。
図16は図11の共振回路41、42を2つ設けた場合の集積受動素子チップ60aの平面図である。共振回路41としてスパイラルインダクタ52からなる第1インダクタL1とMIMキャパシタ54からなる第1キャパシタC1とが並列に接続され、共振回路42としてスパイラルインダクタ52からなる第1インダクタL2とMIMキャパシタ54からなる第1キャパシタC2とが並列に接続されている。その他の構成は図15(a)と同じであり説明を省略する。
図17は共振回路40の第1インダクタL1と整合回路30の第2インダクタLL2とを同じスパイラルインダクタ52bの一部を用い構成している。その他の構成は図15と同じであり説明を省略する。これにより、個別にインダクタを設ける必要がなく、チップサイズを縮小することができる
図18(a)は、第1フィルタ10を構成する第1フィルタチップ11の平面図(下部電極82は圧電膜84を透過して図示している)、図18(b)は図18(a)のA−A断面図である。共振器はBAWであるFBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)を用いている。例えばシリコンからなる基板80上に、例えばルテニウム(Ru)からなる下部電極82、例えば窒化アルミニウム(AlN)または酸化亜鉛(ZnO)等からなる圧電膜84、Ruからなる上部電極86が形成されている。圧電膜84を挟み上部電極86と下部電極82とが対向する領域90が共振部である。領域90下の基板80には空隙88が形成されている。直列共振器S11からS13および並列共振器P11およびP12が形成されている。上部電極86、下部電極82で形成されるパッドにはバンプ58が形成されている。
図19(a)および図19(b)は第2フィルタ20を構成する第2フィルタチップ21の平面図、図19(a)のB−B断面図である。第1フィルタチップ11と同様に、直列共振器S21からS24および並列共振器P21およびP22が形成されている。第1フィルタ10および第2フィルタ20の通過周波数は、圧電膜84の膜厚で決定される。このため、第1フィルタチップ11と第2フィルタチップ21とでは圧電膜84の膜厚が異なる。
図20(a)および図20(b)は分波器が実装されたパッケージ100を示す図である。図20(a)はキャップ110を外した上視図である。集積受動素子チップ60、第1フィルタチップ11および第2フィルタチップ21は、パッケージ100のダイアタッチ層104の表面にフェースダウン実装されている。図20(b)を参照に、パッケージ100は、ベース層102、ダイアタッチ層104、キャビティ層106、キャップ搭載層108からなる。各層はセラミックからなる層である。集積受動素子チップ60、第1フィルタチップ11および第2フィルタチップ21は、バンプ58を用いダイアタッチ層104の表面に実装されている。キャップ搭載層108上には導電性のキャップ110が実装されている。
図21(a)から図21(c)は、それぞれダイアタッチ層104の表面、ベース層102の表面、ベース層102の裏面を表面から透視した図である。図21(a)を参照に、ダイアタッチ層104の表面の集積受動素子チップ60、第1フィルタチップ11および第2フィルタチップ21が実装されるべき領域を点線で示した。ダイアタッチ層104の表面には、バンプパッド94、線路パターン96、導電性材料料を埋め込んだビア92等の導電性パターンが形成されている。バンプパッド94には各チップ60、11、21のバンプが接続される。線路パターン96はバンプパッド94やビア92間を接続するパターンである。さらに、第4インダクタLG1、LG2としても機能する。ビア92はダイアタッチ層104またはベース層102を貫通し導電性材料が埋め込まれており、各層を接続する。
図21(b)を参照に、ベース層102の表面にはビア92および線路パターン96が形成されている。図21(c)を参照に、ベース層102の裏面にはアンテナ端子Ant、第1端子T1、第2端子T2、グランド端子Gndとして機能する導電性のフッドパッド98が形成されている。
実施例2によれば、このような構成により、実施例1に係る分波器をパッケージに実装することができる。図14のように、共振回路40の第1インダクタL1および第2キャパシタC1は同一チップ上に形成されたスパイラルインダクタ52やMIMキャパシタ54により構成されている。これにより、例えばパッケージ100内に共振回路40を形成するのに対し、他の配線と空間で離間できるため電磁的損失が小さく高Q化することができる。
また、共振回路40に加え、第2インダクタLL2または第2キャパシタCC2等の整合回路30を同一チップ上に形成されたスパイラルインダクタ52やMIMキャパシタ54等の集中回路定数より構成することもできる。これにより、高Qなインダクタおよびキャパシタを用いることができるため整合回路の損失を抑制することができる。
実施例は、第1フィルタ10および第2フィルタ20が圧電薄膜共振器を含む例であったが、第1フィルタ10および第2フィルタ20の少なくとも一方は弾性表面波共振器または弾性境界波共振器を含む構成とすることもできる。
さらに、第1フィルタ10の共振器、第2フィルタ20の共振器および共振回路40はチップ11、21、60上に形成され、パッケージ100(実装部)にフェースダウン実装されている。これにより、パッケージ100にワイヤ用のパッドを設ける必要がなく小型化が可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は非線形による高次成分について説明するための図である。 図2は分波器に妨害波が入力した場合の図である。 図3は実施例1に係る分波器のブロック図である。 図4は実施例1に係る分波器の等価回路を示す図である。 図5(a)は直列共振器に並列に第3インダクタを設けた等価回路図、図5(b)はその通過特性を示す図である。 図6(a)は並列共振器とグランド間に第4インダクタを設けた等価回路図、図6(b)はその通過特性を示す図である。 図7は比較例に係る分波器の等価回路を示す図である。 図8(a)は実施例1および比較例の第1フィルタの通過特性であり、図8(b)は通過帯域の拡大図である。 図9(a)は実施例1および比較例の第2フィルタの通過特性であり、図9(b)は通過帯域の拡大図である。 図10(a)は妨害波の周波数がf±fのときの妨害波の強度と相互変調レベルを示す図、図10(b)は妨害波の周波数が2f±fのときの妨害波の強度と相互変調レベルを示す図である。 図11は共振回路を2つ設けた場合の分波器の例である。 図12(a)から図12(g)は共振回路の別の例を示す図である。 図13は第2インダクタの機能を説明するための図である。 図14は整合回路に第2キャパシタを設けた場合の図である。 図15(a)は集積受動素子チップの平面図であり、図15(b)はMIMキャパシタの断面模式図である。 図16は図11の分波器の集積受動素子チップの平面図である。 図17は集積受動素子チップの別の例の平面図である。 図18(a)は第1フィルタチップの平面図、図18(b)は図18(a)のA−A断面図である。 図19(a)は第2フィルタチップの平面図、図19(b)は図19(a)のB−B断面図である。 図20(a)は実施例2の上視図、図20(b)は図20(a)のC−C断面図である。 図21(a)から図21(c)はパッケージの各層を示す図である。
符号の説明
10 第1フィルタ
11 第1フィルタチップ
20 第2フィルタ
21 第2フィルタチップ
30 整合回路
40 共振回路
60 集積受動素子チップ
L1 第1インダクタ
C1 第1キャパシタ
LL2 第2インダクタ
CC2 第2キャパシタ
LT1、LT2 第3インダクタ
LG1、LG2 第4インダクタ
Ant アンテナ端子

Claims (10)

  1. アンテナ端子と、
    該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、
    該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、
    該第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、
    前記共振回路と前記第2フィルタとの間のノードと、グランドと、の間に接続された第2インダクタと、
    を具備し、
    前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、
    fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f2Low〜f2High)、
    fr=3(f1Low〜f1High)、
    またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、
    前記第2インダクタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を接地させず、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を接地することを特徴とする分波器。
  2. アンテナ端子と、
    該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、
    該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、
    該第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、
    前記共振回路と前記第2フィルタとの間に、直列に接続された第2キャパシタと、
    を具備し、
    前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、
    fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f2Low〜f2High)、
    fr=3(f1Low〜f1High)、
    またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、
    前記第2キャパシタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を通過させ、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を遮断することを特徴とする分波器。
  3. アンテナ端子と、
    該アンテナ端子と接続された第1フィルタと、
    該第1フィルタより高周波側に通過帯域を有し前記アンテナ端子と接続された第2フィルタと、
    前記第2フィルタと前記アンテナ端子との間に接続され、並列に接続された第1インダクタと第1キャパシタを含む共振回路と、
    前記共振回路と前記第2フィルタとの間のノードと、グランドと、の間に接続された第2インダクタと、
    前記共振回路と前記第2フィルタとの間に、直列に接続された第2キャパシタと、
    を具備し、
    前記第1フィルタの通過域周波数をf1Low〜f1High、前記第2フィルタの通過帯域をf2Low〜f2High、前記共振回路の共振周波数をfrとしたとき、frは、
    fr=(f2Low〜f2High)+(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)+(f2Low〜f2High)、
    fr=2(f1Low〜f1High)、
    fr=2(f2Low〜f2High)、
    fr=3(f1Low〜f1High)、
    またはfr=3(f2Low〜f2High)の範囲であり、
    前記第2インダクタと前記第2キャパシタとからなるフィルタは、前記第1フィルタの通過域周波数の信号を通過させ、かつ(f2Low〜f2High)−(f1Low〜f1Highおよび2(f 1Low 〜f 1High )−(f 2Low 〜f 2High の信号を遮断することを特徴とする分波器。
  4. 前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタであり、該ラダー型フィルタの直列共振器には並列に第3インダクタが設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
  5. 前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタであり、前記ラダー型フィルタの並列共振器とグランドとに直列に第4インダクタが設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
  6. 前記第1インダクタおよび前記第1キャパシタは同一のチップ上に形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
  7. 前記共振回路並びに前記第2インダクタまたは前記第2キャパシタは同一チップ上に形成されていることを特徴とする請求項記載の分波器。
  8. 前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方はラダー型フィルタであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
  9. 前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方は、圧電薄膜共振器、弾性表面波共振器および弾性境界波共振器のいずれかを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
  10. 前記第1フィルタの共振器、前記第2フィルタの共振器および前記共振回路はチップ上に形成され、実装部にフェースダウン実装されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の分波器。
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