JP5100456B2 - 電力量計 - Google Patents

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本発明は被測定系の使用電力量等を測定する電力量計に関する。
従来より、一般家庭や工場、事業所の使用電力量を測定する電力量計が普及してきてい
る。当該電力量計は被測定系の使用電力量を測定する使用量検出手段と、使用量検出手段
で検出した使用量をデータに編集する制御部と、制御部にて編集されたデータを表示する表示部とを具備している。(例えば特許文献1)
特開2004−226094公報(第10頁、図2)
しかしながら、従来の電力量計は、被測定系の使用電力量を測定する使用量検出手段と、
使用量検出手段で検出した使用量をデータに編集する制御部ならびに制御部にて編集されたデータを表示する表示部とが電気的に絶縁されていなかった。そのため、落雷時等に、使用量検出手段を介し高電圧が印加され、制御部ならびに表示部等が破損され、データが消失されてしまうという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑み、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電力量計は、被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧をデジタルデータに変換する符号化手段と、コイルからなる電磁石という磁界発生回路であり、前記符号化手段により変換されたデジタルデータを磁気信号に変換し送出する送信手段とを具備した測定部と、磁界による信号を受信する磁界検出回路であり、前記測定部の送信手段から送出された磁気信号を検出する受信手段と、前記受信手段により検出された、電流ならびに電圧に関するデジタルデータから電力量に関するデータを演算する電力演算手段とを具備した演算部と、少なくとも一方の面に磁性体からなるシートを有する、板状の絶縁材料からなる絶縁手段とを具備し、前記絶縁手段は、前記測定部の送信手段と前記演算部の受信手段との間に配置されて前記測定部の送信手段と前記演算部の受信手段とを磁気的な結合を強めるとともに電気的に絶縁することを特徴とする。
本発明によれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による電力量計の実施例1につき、図1を参照して説明する。図1は本発明による電力量計の実施例1を示す内部構成図である。なお、本実施例は単相三線式の電力量計について示されている。
図1において、100は電力量計本体である。
101A、101Bは端子部で、真鋳や銅等の導電性のある金属からなる導電部分が、フェノール樹脂やPBT樹脂等、絶縁性の高いプラスチック等の材質からなる固定部分に配置された構成からなり、外部の配電線を電力量計本体100に接続する。端子部101Aの1S、2S、3S各端子は電力供給会社から電力を受電する電源側配電線に、端子部10
1Bの1L、2L、3L各端子は需要家内へ電力を供給する負荷側配電線に接続される。
102は電流・電圧測定部で、需要家にて消費される電流・電圧を測定し出力する。その内部は以下の構成からなる。
103、104は電流検出部で、シャント抵抗器やホール素子または電流トランス等により構成されており、電流検出部103は端子部101Aの1Sと端子部101Bの1L間の電流(1側電流;A1)を、電流検出部104は端子101Aの3Sと端子部101Bの3L間の電流(3側電流;A3)を、それぞれ検出し需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。
105、106は電圧検出部で、アテネッタ等の分圧抵抗器や電圧トランス等により構成されており、電圧検出部105は端子部101Aの1Sと2S間の電圧(1側電圧;V1)を、電圧検出部106は端子部101Aの3Sと2S間の電圧(3側電圧;V3)を、それぞれ検出し需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。
107、108は符号化部で、アナログ−デジタル変換器等により構成されており、符号化部107は電流検出部103で検出された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)を、符号化部108は電流検出部104で検出された端子3S−3L間の電流(3側電流
;A3)を、それぞれアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータと
して出力する。
109、110は符号化部で、アナログ−デジタル変換器等により構成されており、符号化部109は電圧検出部105で検出された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)を、符号化部110は電圧検出部106で検出された端子3S−2S間の電圧(3側電圧
;V3)を、それぞれアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータと
して出力する。
112、113は送信部で、コイルからなる電磁石等の磁界発生回路により構成されており、送信部112は符号化部107から出力された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に関するデジタルデータを、送信部113は符号化部108から出力された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて送信している。送信部112、113は、符号化部107、108がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、符号化部107、108がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
114、115は送信部で、コイルからなる電磁石等の磁界発生回路により構成されており、送信部114は符号化部109から出力された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に関するデジタルデータを、送信部115は符号化部110から出力された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて送信している。送信部114、115は、符号化部109、110がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、符号化部109、110がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
116は演算部で、電流・電圧測定部102とは別のプリント基板に実装され需要家に関する使用量データを演算し表示等にて出力する。その内部は以下の構成からなる。
117、118は受信部で、コイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路により構成されており、受信部117は送信部112から送信された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に関するデジタルデータを、受信部118は送信部113から送信された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に関するデジタルデータを受信する。
119、120は受信部で、コイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路により構成されており、受信部119は送信部114から送信された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に関するデジタルデータを、受信部120は送信部115から送信された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に関するデジタルデータを受信する。
121は電力演算部で、デジタル乗算回路やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等により構成されており、受信部117により受信された1側電流(A1)に関するデジタルデータと、受信部119により受信された1側電圧(V1)に関するデジタルデータ
とを乗算し、受信部118により受信された3側電流(A3)に関するデジタルデータと、受信部120により受信された3側電圧(V3)に関するデジタルデータとを乗算し、
さらに両者を加算し、需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V)に変換し出力する。
122は制御部でマイクロコンピュータ等により構成されており、電力演算部121から出力された需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)の演算結果を使用量データとして編集し、記憶、表示、伝送を制御する。なお、ここで使用量データとは被測定系の総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータをいう。
123は通信部で電波送受信回路やカレントループ等のインタフェース回路等により構成されており、制御部122による制御のもと、外部との通信を行う。
124は記憶部でRAMのような半導体メモリにより構成されており、使用量データを記憶する。
125は表示部で液晶表示器等により構成されており、使用量データを制御部122の制御のもと表示する。
次に、本実施例の動作について図1を参照しつつ説明する。
電流・電圧測定部102は一枚のプリント基板、演算部116は別の一枚のプリント基板に配置されており、電流・電圧測定部102、演算部116は互いに雷やサージ等の高電圧に耐えられる距離を置いて取り付けられているものとする。
電流検出部103は、端子部101Aの1Sと端子部101Bの1L端子間に流れる電流(1側電流;A1)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部103は、シャント抵抗器や電流トランスまたはホール素子等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を符号化部107に対して出力している。
電圧検出部105は、端子部101Aの1S−2S端子間に現れる電圧(1側電圧;V1)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部105は、アテネッタ等の分圧抵抗器や電圧トランス等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を符号化部109に対して出力している。
符号化部107は、電流検出部103により出力された需要家の使用電流(1側電流;A1)に正比例した低レベルの電圧信号をアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータとして出力している。アナログーデジタル変換動作は、例えば1000分の1秒ごとに行われている。
符号化部109は、電圧検出部105により出力された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に正比例した低レベルの電圧信号をアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータとして出力している。アナログーデジタル変換動作は、例えば1000分の1秒ごとに行われている。
送信部112は、符号化部107により変換された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて受信部117に対し送信している。
送信部114は、符号化部109により変換された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて受信部119に対し送信している。
受信部117は、送信部112から送信された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する磁界による信号を受信し電力演算部121に対し出力している。受信部117は、演算部116用プリント基板上に搭載されており、電流・電圧測定部102を搭載したプリント基板の送信部112に対応する箇所に配置されている。受信部117はコイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路等により構成されており、送信部112から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部113、114、115から送信された磁界による信号を受信しない位置に配置されている。
受信部119は、送信部114から送信された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関する磁界による信号を受信し、電力演算部121に対し出力している。受信部119は、演算部116用プリント基板上に搭載されており、電流・電圧測定部102を搭載したプリント基板の送信部114に対応する箇所に配置されている。受信部119はコイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路等により構成されており、送信部114から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部112、113、115から送信された磁界による信号を受信しない位置に配置されている。
電流検出部104は、端子部101Aの3Sと端子部101Bの3L端子間に流れる電流(3側電流;A3)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部104は、シャント抵抗器や電流トランスまたはホール素子等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を符号化部108に対して出力している。
電圧検出部106は、端子部101Aの3S−2S端子間に現れる電圧(3側電圧;V3)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部106は、アテネッタ等の分圧抵抗器や電圧トランス等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を符号化部110に対して出力している。
符号化部108は電流検出部104により出力された需要家の使用電流(3側電流;A3)に正比例した低レベルの電圧信号をアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータとして出力している。アナログーデジタル変換動作は、例えば1000分の1秒ごとに行われている。
符号化部110は電圧検出部106により出力された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に正比例した低レベルの電圧信号をアナログ−デジタル変換し、例えば16bitのデジタルデータとして出力している。アナログーデジタル変換動作は、例えば1000分の1秒ごとに行われている。
送信部113は、符号化部108により変換された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて受信部118に対し送信している。
送信部115は、符号化部110により変換された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関するデジタルデータを、磁界による信号にて受信部120に対し送信している。
受信部118は、送信部113から送信された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関する磁界による信号を受信し電力演算部121に対し出力している。受信部118は、演算部116用プリント基板上に搭載されており、電流・電圧測定部102を搭載したプリント基板の送信部113に対応する箇所に配置されている。受信部118はコイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路等により構成されており、送信部113から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部112、114、115から送信された磁界による信号を受信しない位置に配置されている。
受信部120は、送信部115から送信された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関する磁界による信号を受信し、電力演算部121に対し出力している。受信部120は、演算部116用プリント基板上に搭載されており、電流・電圧測定部102を搭載したプリント基板の送信部115に対応する箇所に配置されている。受信部120はコイルからなる電磁石やホール素子等の磁界検出回路等により構成されており、送信部115から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部112、113、114から送信された磁界による信号を受信しない位置に配置されている。
電力演算部121は、デジタル乗算回路やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等により構成されており、受信部117により受信された1側電流(A1)に関するデジタルデータと、受信部119により受信された1側電圧(V1)に関するデジタルデータと
を乗算し、受信部118により受信された3側電流(A3)に関するデジタルデータと、受信部120により受信された3側電圧(V3)に関するデジタルデータとを乗算し、さ
らに両者を加算し、需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)に変換し制御部122に対し出力する。
制御部122はマイクロコンピュータ等により構成されており、電力演算部121から出力された需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)を受信し、使用量データを算出する。ここで使用量データとは需要家の総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータをいう。制御部122は算出した使用量データを記憶部124に記憶させ、表示部125に表示させる。
また、制御部122は受信部117、118、119、120がデータを受信しているかを常時監視しており、一定時間受信しなくなった場合は、電流・電圧測定部102に故障が発生したと想定し、その受信異常が発生した日時を異常データとして記憶部124に記憶させる。制御部122は、外部装置からの通信による要求があった場合に、または、電力量計本体に設けられたスイッチ(図中不示)が押された場合に、当該異常データを表示部125に表示させ、通信部123を介し伝送する。
通信部123は電波送受信回路やカレントループ等のインタフェース回路等により構成されており、制御部122による制御のもと、外部装置との通信を行う。通信部123は外部装置からの通信による要求に応じ、使用量データ、異常データ等のデータを送出する。
記憶部124はRAMのような半導体メモリにより構成されており、制御部121による制御のもと、使用量データ、異常データ等のデータを記憶する。
表示部125は液晶表示器等により構成されており、制御部122による制御のもと、使用量データ、異常データ等のデータを表示する。
送信部112ならびに受信部117の詳細について図2を参照して説明する。
201はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、電流・電圧測定部102が実装されている。送信部112は、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関するデータを磁界による信号にて送信している。なお送信部113、114、115(図2中不示)も同様である。
202はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、演算部116が実装されている。受信部117は、送信部112に対応する位置に配置され、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関するデータにかかる磁界による信号を検出している。なお受信部118、119、120(図2中不示)も同様である。
203は絶縁部で、送信部112と受信部117とを電気的に絶縁している。
送信部112はコイルからなる電磁石等により構成されており、符号化部107によりアナログ−デジタル変換された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する例えば16bitのデジタルデータを磁界によるシリアル信号にて受信部117に対し送信している。送信部112は、磁界を発生することによりハイレベルのデジタル信号に、磁界を発生しないことでローレベルのデジタル信号に対応し、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
受信部117はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、送信部112により発生された磁界を検出することにより、符号化部107によりアナログ−デジタル変換された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する16bit等のデジタルデータを、シリアル信号にて電力演算部121に対し伝達させている。
203は絶縁部で、ポリイミド等の絶縁部材からなる板の両面に、フェライト等の磁性材料からなるシートが貼り付けられた部材により構成されている。絶縁部203は、送信部112と受信部117とを電気的に絶縁するとともに、送信部112と受信部117との磁気的な結合を強めている。絶縁部203に貼り付けられたフェライト等の磁性体材料からなるシートは、送信部112のコイル断面積より小さな面積を有するものであり、これによりコイルに発生する磁束が集中して当該シートの張られた部分を通るようになり、磁束の漏れが低減されるため、送信部112と受信部117との磁気的な結合が強められる。また、フェライト等の磁性体材料からなるシートにかわり、鉄粉、ケイ素鋼粉、パーマロイ粉等が混入形成された、可塑性を有するプラスチックフィルム等を用いてもよい。なお、磁性体の表面積を増すことにより変換効率が向上されるため、鉄粉、ケイ素鋼粉、パーマロイ粉等の粒子径を100μm以下の微細粒子とし、形成されたフィルム厚さを5mm以下とすることが望ましい。
本実施例の送信部112、113、114、115ならびに受信部117、118、119、120のコイルはプリント基板のパターンをスパイラル状にしたものであってもよい。また、両面パターン、多層パターンを持つプリント基板にて両面パターン、多層パターンをスパイラル状にし、コイルを形成してもよい。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が、雷やサージに耐えうるよう電気的に絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高圧電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失が低減されるようになる。なお、本実施例においては、電流・電圧測定部102と演算部116が別のプリント基板に配置されているが、両部の沿面距離をかせぐようにして同一プリント基板上に配置されるようにしてもよい。
また、本実施例を用いれば演算部116が、1側電圧V1、3側電圧V3と電気的に絶縁されているため、例えば接地電位にある外部機器が通信部123に接続された場合であっても、地絡することなく安全に使用することが可能である。特に電圧検出部105、106にアッテネッタ等の分圧抵抗が、電流検出部103、104にシャント抵抗器が用いられた場合、後段の内部回路は入力された1側電圧V1、3側電圧V3付近の電位にて動作することになる。従って、入力電圧から絶縁されることなく内部回路が構成された場合、接地付近の電位を持つ外部機器が接続されれば地絡してしまうという問題点があった。本実施例を用いれば、演算部116の受信部117、118、119、120が、電流・電圧測定部102の送信部112、113、114、115から電気的に絶縁されており、その結果、1側電圧V1、3側電圧V3と電気的に絶縁されているため、例えば外部機器が通信部123に接続された場合であっても、当該外部機器にて地絡が発生することなく安全に使用することが可能である。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例1の構成を示す内部構成図 送信部112ならびに受信部117の詳細構造を示す図
符号の説明
100 電力量計本体
101A、101B 端子部
102 電流・電圧測定部
103、104 電流検出部
105、106 電圧検出部
107、108、109、110 符号化部
112、113、114、115 送信部
116 演算部
117、118、119、120 受信部
121 電力演算部
122 制御部
123 通信部
124 記憶部
125 表示部
201、202 プリント基板
202 絶縁部

Claims (7)

  1. 被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧をデジタルデータに変換する符号化手段と、
    コイルからなる電磁石という磁界発生回路であり、前記符号化手段により変換されたデジタルデータを磁気信号に変換し送出する送信手段と
    を具備した測定部と、
    磁界による信号を受信する磁界検出回路であり、前記測定部の送信手段から送出された磁気信号を検出する受信手段と、
    前記受信手段により検出された、電流ならびに電圧に関するデジタルデータから電力量に関するデータを演算する電力演算手段と
    を具備した演算部と、
    少なくとも一方の面に磁性体からなるシートを有する、板状の絶縁材料からなる絶縁手段と
    を具備し、
    前記絶縁手段は、前記測定部の送信手段と前記演算部の受信手段との間に配置されて前記測定部の送信手段と前記演算部の受信手段とを磁気的な結合を強めるとともに電気的に絶縁することを特徴とする電力量計。
  2. 前記受信手段の磁界検出回路は、コイルからなる電磁石やホール素子であることを特徴とする請求項1記載の電力量計。
  3. 前記磁性体からなるシートは、フェライト、鉄、ケイ素鋼、パーマロイのうち少なくともひとつの粉状材料を含む樹脂からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力量計。
  4. 前記磁性体からなるシートに含まれる粉状材料の粉径は100μm以下であることを特徴とする請求項3記載の電力量計。
  5. 前記送信手段は、プリント基板の配線パターンにて形成されたコイルからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の電力量計。
  6. 前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことを監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことが検出された場合に異常である旨を報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の電力量計。
  7. 前記測定部と前記演算部とを別のプリント基板に配置したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の電力量計。
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