JP5153385B2 - 電力量計 - Google Patents

電力量計 Download PDF

Info

Publication number
JP5153385B2
JP5153385B2 JP2008048644A JP2008048644A JP5153385B2 JP 5153385 B2 JP5153385 B2 JP 5153385B2 JP 2008048644 A JP2008048644 A JP 2008048644A JP 2008048644 A JP2008048644 A JP 2008048644A JP 5153385 B2 JP5153385 B2 JP 5153385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
current
voltage
watt
modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008048644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009204535A (ja
Inventor
健治 中野
芳富 鮫田
幸夫 鷹箸
忠則 真岡
光弘 迫山
冬樹 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd filed Critical Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd
Priority to JP2008048644A priority Critical patent/JP5153385B2/ja
Publication of JP2009204535A publication Critical patent/JP2009204535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5153385B2 publication Critical patent/JP5153385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

本発明は被測定系の使用電力量等を測定する電力量計に関する。
従来より、一般家庭や工場、事業所の使用電力量を測定する電力量計が普及してきてい
る。当該電力量計は被測定系の使用電力量を測定する使用量検出手段と、使用量検出手段
で検出した使用量をデータに編集する制御部と、制御部にて編集されたデータを表示する表示部とを具備している。(例えば特許文献1)
特開2004−226094公報(第10頁、図2)
しかしながら、従来の電力量計は、被測定系の使用電力量を測定する使用量検出手段と、
使用量検出手段で検出した使用量をデータに編集する制御部ならびに制御部にて編集されたデータを表示する表示部とが電気的に絶縁されていなかった。そのため、落雷時等に、使用量検出手段を介し高電圧が印加され、制御部ならびに表示部等が破損され、データが消失されてしまうという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑み、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧に関するデータを1bitデータに変調する変調手段と、
前記変調手段により変調された1bitデータを送出する送信手段と、
前記送信手段と電気的に絶縁されており、前記送信手段から送出された1bitデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された、電流ならびに電圧に関する1bitデータを複数bitの、電流ならびに電圧に関する数値データに変換する数値化手段と、
前記数値化手段により変換された電流ならびに電圧に関する数値データから電力量に関するデータを演算する電力演算手段と、を具備し、
前記検出手段、変調手段及び送信手段を有する電流・電圧測定部と、前記受信手段、数値化手段及び電力演算手段を有する演算部とを、同一のまたは個別のプリント基板に配置して前記電流・電圧測定部と前記演算部とを電気的に絶縁したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の電力量計において、前記送信手段は光信号を送出するものであり、前記受信手段は光信号を受信するものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の電力量計において、前記送信手段は無線電波信号を送出するものであり、前記受信手段は無線電波信号を受信するものであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の電力量計において、前記送信手段は音響的信号を発生する圧電素子からなり、前記受信手段は音響的信号を受信する圧電素子からなることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧に関するデータを1bitデータに変調する変調手段、
前記変調手段により変調された1bitデータを磁気信号に変換し送出する送信手段、
を具備した電流・電圧測定部と、
前記電流・電圧測定部の送信手段から送出された磁気信号を検出する受信手段、
前記受信手段により検出された、電流ならびに電圧に関する1bitデータを複数bitの、電流ならびに電圧に関する数値データに変換する数値化手段、
前記数値化手段により変換された電流ならびに電圧に関する数値データから電力量に関するデータを演算する電力演算手段、を具備した演算部と、
前記電流・電圧測定部の送信手段と前記演算部の受信手段とを電気的に絶縁する絶縁手段と、を備え、
前記電流・電圧測定部と前記演算部とを、前記絶縁手段としての同一のプリント基板の表面、裏面にそれぞれ搭載したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の電力量計において、前記送信手段は、前記電流・電圧測定部がプリント基板の配線パターンにて形成されたコイルからなることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計において、前記電流・電圧測定部の変調手段はデルタ−シグマ変調器であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計において、前記電流・電圧測定部の変調手段はデルタ変調器であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計において、前記電流・電圧測定部の変調手段はパルス幅変調器であることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれか1項記載の電力量計において、前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことを監視する監視手段と、前記監視手段により前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことが検出された場合に異常である旨を報知する報知手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による電力量計の実施例1につき、図1を参照して説明する。図1は本発明による電力量計の実施例1を示す内部構成図である。なお、本実施例は単相三線式の電力量計について示されている。
図1において、100は電力量計本体である。
101は端子部で、真鋳や銅等の導電性のある金属からなる導電部分が、フェノール樹脂やPBT樹脂等、絶縁性の高いプラスチック等の材質からなる固定部分に配置された構成からなり、外部の配電線を電力量計本体100に接続する。1S、2S、3S各端子は電力供給会社から電力を受電する電源側配電線に、1L、2L、3L各端子は需要家内へ電力を
供給する負荷側配電線に接続される。
102は電流・電圧測定部で、需要家にて消費される電流・電圧を測定し出力する。その内部は以下の構成からなる。
103、104は電流検出部で、電流トランスやホール素子またはシャント抵抗器等により構成されており、電流検出部103は端子部101の端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)を、電流検出部104は端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)を、それぞれ検出し需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。
105、106は電圧検出部で、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、電圧検出部105は端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)を、電圧検出部106は端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)を、それぞれ検出し需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。
107、108は変調部で、1bitアナログ−デジタル変換器等により構成されており、変調部107は電流検出部103で検出された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)を、変調部108は電流検出部104で検出された端子3S−3L間の電流(3側電
流;A3)を、それぞれ変調し、例えば1bitのデジタルデータとして出力する。
109、110は変調部で、1bitアナログ−デジタル変換器等により構成されており、変調部109は電圧検出部105で検出された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)を、変調部110は電圧検出部106で検出された端子3S−2S間の電圧(3側電
圧;V3)を、それぞれ変調し、例えば1bitのデジタルデータとして出力する。
111はタイミング回路部で、カウンタ回路等により構成されており、例えば1,000,000分の1秒ごとに、変調部107、108、109、110にパルス信号を出力し、変調動作を行うタイミングを指示する。
ここで、変調部107、108、109、110の具体的な構成について述べる。変調部107、108、109、110はいわゆる1bitアナログ−デジタル変換器により構成されている。
図2に変調部107として、1bitアナログ−デジタル変換器の一態様であるデルタ−シグマ変調器を示す。デルタ−シグマ変調器は、積分器201、比較器202、遅延回路(サンプルホールド回路)203からなり、入力信号に応じ、ハイレベル(+1に対応)またはロウレベル(−1に対応)の2値の信号を出力する。なお変調部108、109、110も変調部107と同様の構成となっている。
図3に変調部107として、1bitアナログ−デジタル変換器の他の一態様であるデルタ変調器を示す。デルタ変調器は、比較器301、遅延回路(サンプルホールド回路)302、積分器303からなり、入力信号に応じ、ハイレベル(+1に対応)またはロウレベル(−1に対応)の2値の信号を出力する。なお変調部108、109、110も変調部107と同様の構成となっている。
また、変調部107、108、109、110はパルス幅変調回路(図中不示)であってもよい。
112、113は送信部で、発光ダイオード等の光送信回路等により構成されており、送信部112は変調部107から出力された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に対応した1bitのデジタルデータを、送信部113は変調部108から出力された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に対応した1bitのデジタルデータを、光信号にて送信する。なお、送信部112は変調部107の出力がハイレベルのときに光を発光し、ロウレベルのときには光を発光しない。また、送信部113は変調部108の出力がハイレベルのときに光を発光し、ロウレベルのときには光を発光しない。
114、115は送信部で、発光ダイオード等の光送信回路等により構成されており、送信部114は変調部109から出力された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に対応した1bitのデジタルデータを、送信部115は変調部110から出力された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に対応した1bitのデジタルデータを、光信号にて送信する。なお、送信部114は変調部109の出力がハイレベルのときに光を発光し、ロウレベルのときには光を発光しない。また、送信部115は変調部110の出力がハイレベルのときに光を発光し、ロウレベルのときには光を発光しない。
116は演算部で、需要家に関する使用量データを演算し表示等にて出力する。その内部は以下の構成からなる。
117、118は受信部で、フォトトランジスタ等の受光回路等により構成されており、受信部117は送信部112から送信された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に対応した1bitのデジタルデータを、受信部118は送信部113から送信された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に対応した1bitのデジタルデータを、光信号にて受信する。
119、120は受信部で、フォトトランジスタ等の受光回路等により構成されており、受信部119は送信部114から送信された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に対応した1bitのデジタルデータを、受信部120は送信部115から送信された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に対応した1bitのデジタルデータを、光信号にて受信する。
121、122は数値化部で、カウンタ回路等により構成されており、数値化部121は受信部117から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に対応した16bit等のデジタルデータを、数値化部122は受信部118から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に対応した16bit等のデジタルデータを、それぞれ作成する。
123、124は数値化部で、カウンタ回路等により構成されており、数値化部123は受信部119から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に対応した16bit等のデジタルデータを、数値化部124は受信部120から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に対応した16bit等のデジタルデータを、それぞれ作成する。
125は電力演算部で、デジタル乗算回路やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等により構成されており、数値化部121により作成された1側電流(A1)に対応したデジタルデータと、数値化部123により作成された1側電圧(V1)に対応したデジタ
ルデータとを乗算し、数値化部122により作成された3側電流(A3)に対応したデジタルデータと、数値化部124により作成された3側電圧(V3)に対応したデジタルデ
ータとを乗算し、さらに両者を加算し、需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V)に変換し出力する。
126は制御部でマイクロコンピュータ等により構成されており、電力演算部125から出力された需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)の演算結果を使用量データとして編集し、記憶、表示を制御する。なお、ここで使用量データとは被測定系の総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータをいう。
127は記憶部でRAMのような半導体メモリにより構成されており、使用量データを記憶する。
128は表示部で液晶表示器等により構成されており、使用量データを制御部126の制御のもと表示する。
129は通信部で電波送受信回路やカレントループ等のインタフェース回路等により構成されており、制御部126による制御のもと、外部との通信を行う。
次に、本実施例の動作について図1を参照しつつ説明する。
電流・電圧測定部102、ならびに演算部116は一枚のプリント基板上に配置されており、電流・電圧測定部102、演算部116は互いに雷やサージ等の高電圧に耐えられる距離を置いて取り付けられているものとする。
電流検出部103は、端子部101の1S−1L端子間に流れる電流(1側電流;A1)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部103は、電流トランスやホール素子またはシャント抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を変調部107に対して出力している。
電圧検出部105は、端子部101の1S−2S端子間に現れる電圧(1側電圧;V1)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部105は、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を変調部109に対して出力している。
変調部107は、電流検出部103により出力された需要家の使用電流(1側電流;A1)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。なお、変調部107はデルタ変調やパルス幅変調を行うものであってもよい。
変調部109は、電圧検出部105により出力された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。なお、変調部109はデルタ変調やパルス幅変調を行うものであってもよい。
送信部112は、変調部107により変調された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関するデジタルデータを、光信号にて受信部117に対し送信している。
送信部114は、変調部109により変調された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関するデジタルデータを、光信号にて受信部119に対し送信している。
受信部117は、送信部112から送信された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する光信号を受信し、数値化部121に対し出力している。受信部117は、送信部112に対応する箇所に配置されている。受信部117はフォトトランジスタを有する回路等により構成されており、送信部112から送信された光信号のみを受信し、他の送信部113、114、115から送信された光信号を受信しない位置に配置されている。なお送信部112、受信部117は例えばフォトカプラのように1つにパッケージ化されたものであってもよい。
受信部119は、送信部114から送信された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関する光信号を受信し、数値化部123に対し出力している。受信部119は、送信部114に対応する箇所に配置されている。受信部119はフォトトランジスタを有する回路等により構成されており、送信部114から送信された光信号のみを受信し、他の送信部112、113、115から送信された光信号を受信しない位置に配置されている。なお送信部114、受信部119は例えばフォトカプラのように1つにパッケージ化されたものであってもよい。
数値化部121は、カウンタ回路等により構成されており、受信部117から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
数値化部123は、カウンタ回路等により構成されており、受信部119から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
電流検出部104は、端子部101の3S−3L端子間に流れる電流(3側電流;A3)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部104は、電流トランスやホール素子またはシャント抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を変調部108に対して出力している。
電圧検出部106は、端子部101の3S−2S端子間に現れる電圧(3側電圧;V3)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部106は、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を変調部110に対して出力している。
変調部108は、電流検出部104により出力された需要家の使用電流(3側電流;A3)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。
変調部110は、電圧検出部106により出力された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。
送信部113は、変調部108により変調された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関するデジタルデータを、光信号にて受信部118に対し送信している。
送信部115は、変調部110により変調された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関するデジタルデータを、光信号にて受信部120に対し送信している。
受信部118は、送信部113から送信された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関する光信号を受信し、数値化部122に対し出力している。受信部118は、送信部113に対応する箇所に配置されている。受信部118はフォトトランジスタを有する回路等により構成されており、送信部113から送信された光信号のみを受信し、他の送信部112、114、115から送信された光信号を受信しない位置に配置されている。なお送信部113、受信部118は例えばフォトカプラのように1つにパッケージ化されたものであってもよい。
受信部120は、送信部115から送信された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関する光信号を受信し、数値化部124に対し出力している。受信部120は、送信部115に対応する箇所に配置されている。受信部120はフォトトランジスタを有する回路等により構成されており、送信部115から送信された光信号のみを受信し、他の送信部112、113、114から送信された光信号を受信しない位置に配置されている。なお送信部115、受信部120は例えばフォトカプラのように1つにパッケージ化されたものであってもよい。
数値化部122は、カウンタ回路等により構成されており、受信部118から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
数値化部124は、カウンタ回路等により構成されており、受信部120から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
電力演算部125は、デジタル乗算回路やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等により構成されており、数値化部121により作成された1側電流(A1)に関するデジタルデータと、数値化部123により作成された1側電圧(V1)に関するデジタルデー
タとを乗算し、一方、数値化部122により作成された3側電流(A3)に関するデジタルデータと、数値化部124により作成された3側電圧(V3)に関するデジタルデータ
とを乗算し、さらに両者を加算し、需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)に変換し制御部126に対し出力している。
制御部126はマイクロコンピュータ等により構成されており、電力演算部125から出力された需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)を受信し、使用量データを算出する。ここで使用量データとは需要家の総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータをいう。制御部126は算出された使用量データを記憶部127に記憶させ、表示部128に表示させる。
また、制御部126は受信部117、118、119、120がデータを受信しているかを常時監視しており、一定時間受信しなくなった場合は、電流・電圧測定部102に故障が発生したと想定し、その受信異常が発生した日時を異常データとして記憶部127に記憶させるとともに表示部128に表示させる。
また、制御部126は外部装置から伝送される電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを記憶部127に記憶させ、外部装置からの通信による要求があった場合に、または、電力量計本体に設けられたスイッチ(図中不示)が押された場合に、表示部128に表示させ、通信部129を介し伝送する。
通信部129は電波送受信回路やカレントループ等のインタフェース回路等により構成されており、制御部126による制御のもと、外部装置との通信を行う。通信部129は外部装置からの通信による要求に応じ、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを送出する。また、外部装置から伝送される電力量計の製造番号ならびに管理番号等を受信する。
記憶部127はRAMのような半導体メモリにより構成されており、制御部126による制御のもと、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを記憶する。なお製造番号は製品出荷時等に、管理番号は需要家設置時等に外部装置から通信により伝送され、制御部126は、通信部129を介して製造番号、管理番号等を受信し記憶部127に記憶させる。
表示部128は液晶表示器等により構成されており、制御部126による制御のもと、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを表示する。
本実施例では、空気を用いて送信部112、113、114、115と受信部117、118、119、120とを電気的に絶縁しているが、送信部112、113、114、115と受信部117、118、119、120の間に、石英ガラス等からなる透明な絶縁板を設け電気的な絶縁を行ってもよい。透明な絶縁板は電気を導通させないが、光は貫通するため各送信部112、113、114、115から送出されたデータはそれぞれ各受信部117、118、119、120に受信される。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が電気的に絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高圧電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失が低減されるようになる。なお、本実施例においては、電流・電圧測定部102と演算部116は同一のプリント基板に配置されているが、両部の絶縁距離をかせぐために個別のプリント基板上に配置されるようにしてもよい。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例2について図4を参照して説明する。なお、この実施例2の各部について図1に示す実施例1の電力量計の各部と同一部分は同一符号で示す。
この実施例2が、実施例1と相違する点は、実施例1ではデルタ−シグマ変調された各信号が光送信回路からなる送信部112、113、114、115により光信号にて送出され、光受信回路からなる受信部117、118、119、120により受信されているのに対し、実施例2ではデルタ−シグマ変調された各信号が磁界発生回路からなる送信部401、402、403、404により磁界による信号にて送出され、磁界検出回路からなる受信部405、406、407、408により受信されている点である。
送信部401はコイルからなる電磁石等により構成されており、変調部107により変調された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて受信部405に対し送信している。送信部401は、変調部107がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、変調部107がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
受信部405はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、送信部401により発生された磁界を検出することにより、変調部107により変調された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号を、数値化部121に対し伝達させている。
図5にプリント基板に実装された送信部401ならびに受信部405の状態を示す。501はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、電流・電圧測定部102がその片方の面に、演算部116が他の片方の面に実装されている。受信部405は、プリント基板501をはさみ送信部401に対応する箇所であり、送信部401から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部402、403、404から送信された信号を受信しない位置に配置されている。
送信部402はコイルからなる電磁石等により構成されており、変調部108により変調された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて受信部406に対し送信している。送信部402は、変調部108がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、変調部108がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
受信部406はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、送信部402により発生された磁界を検出することにより、変調部108により変調された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関する1bitのデジタル信号を、数値化部122に対し伝達させている。受信部406は、プリント基板501をはさみ送信部402に対応する箇所であり、送信部402から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部401、403、404から送信された信号を受信しない位置に配置されている。
送信部403はコイルからなる電磁石等により構成されており、変調部109により変調された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて受信部407に対し送信している。送信部403は、変調部109がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、変調部109がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
受信部407はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、送信部403により発生された磁界を検出することにより、変調部109により変調された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関する1bitのデジタル信号を、数値化部123に対し伝達させている。受信部407は、プリント基板501をはさみ送信部403に対応する箇所であり、送信部403から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部401、402、404から送信された信号を受信しない位置に配置されている。
送信部404はコイルからなる電磁石等により構成されており、変調部110により変調された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて受信部408に対し送信している。送信部404は、変調部110がハイレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生し、変調部110がローレベルのデジタル信号を出力した場合は磁界を発生しないことで、ハイレベル、ローレベルに対応したデータを送信している。
受信部408はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、送信部404により発生された磁界を検出することにより、変調部110により変調された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関する1bitのデジタル信号を、数値化部124に対し伝達させている。受信部408は、プリント基板501をはさみ送信部404に対応する箇所であり、送信部404から送信された磁界による信号のみを受信し、他の送信部401、402、403から送信された信号を受信しない位置に配置されている。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116がプリント基板501により絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失を低減することができる。
また、本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116を同一のプリント基板の表面、裏面に搭載することができるため、電力量計全体を小型化することが可能である。
本実施例の送信部401、402、403、404ならびに受信部405、406、407、408のコイルはプリント基板のパターンをスパイラル状にしたものであってもよい。また、両面パターン、多層パターンを持つプリント基板にて両面パターン、多層パターンをスパイラル状にし、コイルを形成してもよい。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例3について図6を参照して説明する。なお、この実施例3の各部は図4に示す構成と同様である。
この実施例3が、実施例2と相違する点は、実施例2では、電流・電圧測定部102がプリント基板の片方の面に、演算部116がプリント基板の他の片方の面に実装され、各受信部405、406、407、408は、プリント基板501をはさみ各送信部401、402、403、404に対応する箇所に実装されているのに対し、実施例3では、電流・電圧測定部102が一枚のプリント基板に、演算部116が他の一枚のプリント基板に実装され、各受信部405、406、407、408が、絶縁物をはさみ各送信部401、402、403、404に対応する箇所に実装されている点である。
601はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、電流・電圧測定部102が実装されている。送信部401はコイル等からなる電磁石等により構成されており、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて送信している。なお送信部402、403、404(図6中不示)も同様である。
602はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、演算部116が実装されている。受信部405はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号である送信部401により発生された磁界を検出している。なお受信部406、407、408(図6中不示)も同様である。
603は絶縁板で、ポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、送信部401と受信部405とを電気的に絶縁している。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が絶縁板603により絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失を低減することができる。
また、本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が個別のプリント基板に搭載されているため、絶縁距離を任意に稼ぐことができ、絶縁性能を向上させることが可能である。
なお、本実施例の送信部401、402、403、404ならびに受信部405、406、407、408のコイルはプリント基板のパターンをスパイラル状にしたものであってもよい。また、両面パターン、多層パターンを持つプリント基板にて両面パターン、多層パターンをスパイラル状にし、コイルを形成してもよい。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例4について図7を参照して説明する。なお、この実施例4の各部は図4に示す構成と同様である。
この実施例4が、実施例2と相違する点は、実施例2では、電流・電圧測定部102がプリント基板の片方の面に、演算部116がプリント基板の他の片方の面に実装され、各受信部405、406、407、408は、プリント基板501をはさみ各送信部401、402、403、404に対応する箇所に実装されているのに対し、実施例4では、電流・電圧測定部102ならびに演算部116が一枚のプリント基板の同一面に実装され、各受信部405、406、407、408は、絶縁物ならびに磁性体をはさみ各送信部401、402、403、404に対応する箇所に実装されている点である。
701はプリント基板で、印刷配線されたポリイミドやエポキシ等の樹脂からなる板により構成されており、電流・電圧測定部102ならびに演算部116が実装されている。送信部401はコイル等からなる電磁石等により構成されており、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号を磁界による信号にて送信している。
受信部405はコイルからなる電磁石やホール素子等により構成されており、需要家の使用電流(1側電流;A1)に関する1bitのデジタル信号である送信部401により発生された磁界を検出している。
702、703、704、705は絶縁板で、ポリイミドやポリカーボネイト等の樹脂からなる板により構成されており、送信部401と受信部405とを電気的に絶縁している。
706、707は磁性体で、パーマロイやフェライト等の材料により構成されており、送信部401と受信部405とを磁気的に結合している。
なお送信部402と受信部406、送信部403と受信部407、送信部404と受信部408も同様の構造となっている(図7中不示)。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が絶縁板702、703、704、705により絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失を低減することができる。
また、本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が同一のプリント基板の同一面に搭載されているため、組み立て容易な電力量計を提供することが可能である。
なお、本実施例の送信部401、402、403、404ならびに受信部405、406、407、408のコイルはプリント基板のパターンをスパイラル状にしたものであってもよい。また、両面パターン、多層パターンを持つプリント基板にて両面パターン、多層パターンをスパイラル状にし、コイルを形成してもよい。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例5について図8を参照して説明する。なお、この実施例5の各部について図1に示す実施例1の電力量計の各部と同一部分は同一符号で示す。
この実施例5が、実施例1と相違する点は、実施例1ではデルタ−シグマ変調された各信号が光送信回路からなる送信部112、113、114、115により光信号にて送出され、光受信回路からなる受信部117、118、119、120により受信され数値化部に伝達されているのに対し、実施例5ではデルタ−シグマ変調された各信号が音響信号を伝達する素子からなる伝達部801、802、803、804により一旦音響信号に変換され数値化部に伝達されている点である。
伝達部801の内部構造を図9に示す。なお、伝達部802、803、804も同様の構造である。
901は圧電素子で、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の材料により構成されており、外部からの電気信号を受信し音響的な信号を発生する。
902は圧電素子で、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の材料により構成されており、圧電素子901により発生させられた音響的な信号を受信し、電気的な信号を発生する。
903は音響整合部材で、絶縁性の高いセラミック等の材料により構成されており、
圧電素子901により発生させられた音響的な信号を圧電素子902に伝達させる。音響整合部材903と圧電素子901ならびに圧電素子902間の信号減衰を防止するため、音響整合部材903は圧電素子901ならびに圧電素子902の音響インピーダンス値(音圧に対する粒子速度比)に近い材料を選択することがのぞましい。
904、905はバッキング部材で、音響整合部材903より硬度のやわらかい樹脂等により構成されており、バッキング部材904は第1の圧電素子901が発生する逆相の信号を抑え、バッキング部材905は第2の圧電素子902が発生する逆相の信号を抑える。
906、907、908、909は電極であり、銅等の電極部材により構成されている。圧電素子901のバッキング部材904側の電極906には外部からの電気信号が入力され、圧電素子901の音響整合部材903側の電極907はグランド電位に接続されている。また、圧電素子902のバッキング部材905側の電極909には外部への電気信号が出力され、圧電素子902の音響整合部材903側の電極908はグランド電位に接続されている。
電極906に電気信号が印加されると、圧電素子901が振動して弾性波を放射する。
放射された弾性波は音響整合部材903を伝わり圧電素子902に到達する。圧電素子902は弾性波を電気信号に変換する。
音響整合部材903は絶縁材料で構成されているため、電極906にサージ等の不適切な電圧が印加されても圧電素子902には当該電圧は印加されない。
次に、本実施例の動作について図8を参照しつつ説明する。
電流・電圧測定部102、ならびに演算部116は一枚のプリント基板上に配置されており、電流・電圧測定部102、演算部116は互いに雷やサージ等の高電圧に耐えられる距離を置いて取り付けられているものとする。
電流検出部103は、端子部101の1S−1L端子間に流れる電流(1側電流;A1)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部103は、電流トランスやホール素子またはシャント抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を変調部107に対して出力している。
電圧検出部105は、端子部101の1S−2S端子間に現れる電圧(1側電圧;V1)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部105は、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を変調部109に対して出力している。
変調部107は、電流検出部103により出力された需要家の使用電流(1側電流;A1)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。なお、変調部107はデルタ変調やパルス幅変調を行うものであってもよい。
変調部109は、電圧検出部105により出力された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。なお、変調部109はデルタ変調やパルス幅変調を行うものであってもよい。
伝達部801は、変調部107により変調された需要家の使用電流(1側電流;A1)に関するデジタルデータを、一旦音響信号に変換したのち、再度電気信号に変換し数値化部121に対し送信している。
伝達部803は、変調部109により変調された需要家の使用電圧(1側電圧;V1)に関するデジタルデータを、一旦音響信号に変換したのち、再度電気信号に変換し数値化部121に対し送信している。
数値化部121は、カウンタ回路等により構成されており、伝達部801から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
数値化部123は、カウンタ回路等により構成されており、伝達部803から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
電流検出部104は、端子部101の3S−3L端子間に流れる電流(3側電流;A3)を検出し、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電流検出部104は、電流トランスやホール素子またはシャント抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電流に正比例した低レベルの電圧信号を変調部108に対して出力している。
電圧検出部106は、端子部101の3S−2S端子間に現れる電圧(3側電圧;V3)を検出し、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。電圧検出部106は、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、常時、需要家の使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号を変調部110に対して出力している。
変調部108は、電流検出部104により出力された需要家の使用電流(3側電流;A3)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。
変調部110は、電圧検出部106により出力された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に正比例した低レベルの電圧信号をデルタ−シグマ変調し、1bitのデジタルデータとして出力している。デルタ−シグマ変調動作はタイミング回路部111により指示され、例えば1,000,000分の1秒ごとに行われている。
伝達部802は、変調部108により変調された需要家の使用電流(3側電流;A3)に関するデジタルデータを、一旦音響信号に変換したのち、再度電気信号に変換し数値化部122に対し送信している。
伝達部804は、変調部110により変調された需要家の使用電圧(3側電圧;V3)に関するデジタルデータを、一旦音響信号に変換したのち、再度電気信号に変換し数値化部124に対し送信している。
数値化部122は、カウンタ回路等により構成されており、伝達部802から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
数値化部124は、カウンタ回路等により構成されており、伝達部804から出力された1bitのデジタルデータをもとに、端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に対応した16bit等のデジタルデータを作成している。
電力演算部125は、デジタル乗算回路やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等により構成されており、数値化部121により作成された1側電流(A1)に関するデジタルデータと、数値化部123により作成された1側電圧(V1)に関するデジタルデー
タとを乗算し、一方、数値化部122により作成された3側電流(A3)に関するデジタルデータと、数値化部124により作成された3側電圧(V3)に関するデジタルデータ
とを乗算し、さらに両者を加算し、需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)に変換し制御部126に対し出力している。
制御部126はマイクロコンピュータ等により構成されており、電力演算部125から出力された需要家の使用電力に正比例したデジタルデータ(A1・V1+A3・V3)を受信し、使用量データを算出する。ここで使用量データとは需要家の総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータをいう。制御部126は算出された使用量データを記憶部127に記憶させ、表示部128に表示させる。
また、制御部126は伝達部801、802、803、804がデータを出力しているかを常時監視しており、一定時間出力しなくなった場合は、電流・電圧測定部102に故障が発生したと想定し、その受信異常が発生した日時を異常データとして記憶部127に記憶させるとともに表示部128に表示させる。
また、制御部126は外部装置から伝送される電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを記憶部127に記憶させ、外部装置からの通信による要求があった場合に、または、電力量計本体に設けられたスイッチ(図中不示)が押された場合に、表示部128に表示させ、通信部129を介し伝送する。
通信部129は電波送受信回路やカレントループ等のインタフェース回路等により構成されており、制御部126による制御のもと、外部装置との通信を行う。通信部129は外部装置からの通信による要求に応じ、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを送出する。また、外部装置から伝送される電力量計の製造番号ならびに管理番号等を受信する。
記憶部127はRAMのような半導体メモリにより構成されており、制御部126による制御のもと、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを記憶する。なお製造番号は製品出荷時等に、管理番号は需要家設置時等に外部装置から通信により伝送され、制御部126は、通信部129を介して製造番号、管理番号等を受信し記憶部127に記憶させる。
表示部128は液晶表示器等により構成されており、制御部126による制御のもと、使用量データ、異常データ、電力量計の製造番号ならびに管理番号等のデータを表示する。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が電気的に絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高圧電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失が低減されるようになる。なお、本実施例においては、電流・電圧測定部102と演算部116は同一のプリント基板に配置されているが、両部の絶縁距離をかせぐために個別のプリント基板上に配置されるようにしてもよい。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例6について図10を参照して説明する。なお、この実施例6の各部について図1に示す実施例1の電力量計の各部と同一部分は同一符号で示す。
この実施例6が、実施例1と相違する点は、実施例1ではデルタ−シグマ変調された各信号が光送信回路からなる送信部112、113、114、115により光信号にて送出され、光受信回路からなる受信部117、118、119、120により受信され数値化部に伝達されているのに対し、実施例6ではデルタ−シグマ変調された各信号が電波送信回路からなる送信部951、952、953、954により無線電波にて送出され、電波受信回路からなる受信部955、956、967、958により受信され数値化部に伝達されている点である。
951、952は送信部で、微弱電波送信回路等により構成されており、送信部951は変調部107から出力された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に関する1bitデジタルデータを、送信部952は変調部108から出力された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に関する1bitデジタルデータを、微弱電波等にて送信する。
953、954は送信部で、微弱電波送信回路等により構成されており、送信部953は変調部109から出力された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に関する1bitデジタルデータを、送信部954は変調部110から出力された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に関する1bitデジタルデータを、微弱電波等にて送信する。
955、956は受信部で、微弱電波受信回路、ICタグ等により構成されており、受信部955は送信部951から送信された端子1S−1L間の電流(1側電流;A1)に関する1bitデジタルデータを、受信部956は送信部952から送信された端子3S−3L間の電流(3側電流;A3)に関する1bitデジタルデータを受信する。
957、958は受信部で、微弱電波受信回路、ICタグ等により構成されており、受信部957は送信部953から送信された端子1S−2S間の電圧(1側電圧;V1)に関する1bitデジタルデータを、受信部958は送信部954から送信された端子3S−2S間の電圧(3側電圧;V3)に関する1bitデジタルデータを受信する。
本実施例を用いれば、電流・電圧測定部102と演算部116が雷やサージに耐えうる距離をおいて、空気をはさみ電気的に絶縁されているため、電流・電圧測定部102に雷やサージ等の不適切な高圧電圧が印加された場合でも演算部116の回路が破壊されにくい。その結果、データの消失を低減することができる。
以上のように本発明を用いれば、雷やサージ等の不適切な高電圧が印加された場合でも、データの消失が低減されることが可能な電力量計を提供することができる。
本発明による電力量計の実施例1の構成を示す内部構成図 デルタ−シグマ変調器の構成を示す内部構成図 デルタ変調器の構成を示す内部構成図 本発明による電力量計の実施例2の構成を示す内部構成図 本発明による電力量計の実施例2の実装状態を示す図 本発明による電力量計の実施例3の実装状態を示す図 本発明による電力量計の実施例4の実装状態を示す図 本発明による電力量計の実施例5の構成を示す内部構成図 伝達部の構成を示す内部構成図 本発明による電力量計の実施例6の構成を示す内部構成図
符号の説明
100 電力量計本体
101 端子部
102 電流・電圧測定部
103、104 電流検出部
105、106 電圧検出部
107、108、109、110 変調部
111 タイミング回路部
112、113、114、115 送信部
116 演算部
117、118、119、120 受信部
121、122、123、124 数値化部
125 電力演算部
126 制御部
127 記憶部
128 表示部
129 通信部
201 積分器
202 比較器
203 遅延回路
301 比較器
302 遅延回路
303 積分器
401、402、403、404 送信部
405、406、407、408 受信部
501 プリント基板
601、602 プリント基板
603 絶縁板
701 プリント基板
702、703、704、705 絶縁板
706、707 磁性体
801、802、803、804 伝達部
901、902 圧電素子
903 音響整合部材
904、905 バッキング部材
906、907、908、909 電極
951、952、953、954 送信部
955、956、957、958 受信部

Claims (10)

  1. 被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧に関するデータを1bitデータに変調する変調手段と、
    前記変調手段により変調された1bitデータを送出する送信手段と、
    前記送信手段と電気的に絶縁されており、前記送信手段から送出された1bitデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された、電流ならびに電圧に関する1bitデータを複数bitの、電流ならびに電圧に関する数値データに変換する数値化手段と、
    前記数値化手段により変換された電流ならびに電圧に関する数値データから電力量に関するデータを演算する電力演算手段と、
    を具備し、
    前記検出手段、変調手段及び送信手段を有する電流・電圧測定部と、前記受信手段、数値化手段及び電力演算手段を有する演算部とを、同一のまたは個別のプリント基板に配置して前記電流・電圧測定部と前記演算部とを電気的に絶縁したことを特徴とする電力量計。
  2. 前記送信手段は光信号を送出するものであり、前記受信手段は光信号を受信するものであることを特徴とする請求項1記載の電力量計。
  3. 前記送信手段は無線電波信号を送出するものであり、前記受信手段は無線電波信号を受信するものであることを特徴とする請求項1記載の電力量計。
  4. 前記送信手段は音響的信号を発生する圧電素子からなり、前記受信手段は音響的信号を受信する圧電素子からなることを特徴とする請求項1記載の電力量計。
  5. 被測定系の電流ならびに電圧を検出する検出手段、
    前記検出手段により検出された前記被測定系の電流ならびに電圧に関するデータを1bitデータに変調する変調手段、
    前記変調手段により変調された1bitデータを磁気信号に変換し送出する送信手段、
    を具備した電流・電圧測定部と、
    前記電流・電圧測定部の送信手段から送出された磁気信号を検出する受信手段、
    前記受信手段により検出された、電流ならびに電圧に関する1bitデータを複数bitの、電流ならびに電圧に関する数値データに変換する数値化手段、
    前記数値化手段により変換された電流ならびに電圧に関する数値データから電力量に関するデータを演算する電力演算手段、
    を具備した演算部と、
    前記電流・電圧測定部の送信手段と前記演算部の受信手段とを電気的に絶縁する絶縁手段と、
    を備え、
    前記電流・電圧測定部と前記演算部とを、前記絶縁手段としての同一のプリント基板の表面、裏面にそれぞれ搭載したことを特徴とする電力量計。
  6. 前記送信手段は、前記電流・電圧測定部がプリント基板の配線パターンにて形成されたコイルからなることを特徴とする請求項5記載の電力量計。
  7. 前記電流・電圧測定部の変調手段はデルタ−シグマ変調器であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計。
  8. 前記電流・電圧測定部の変調手段はデルタ変調器であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計。
  9. 前記電流・電圧測定部の変調手段はパルス幅変調器であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の電力量計。
  10. 前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことを監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記受信手段が一定時間受信を行わなかったことが検出された場合に異常である旨を報知する報知手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の電力量計。
JP2008048644A 2008-02-28 2008-02-28 電力量計 Active JP5153385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048644A JP5153385B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 電力量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048644A JP5153385B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 電力量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009204535A JP2009204535A (ja) 2009-09-10
JP5153385B2 true JP5153385B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=41146952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008048644A Active JP5153385B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 電力量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5153385B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015129657A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 横河電機株式会社 測定装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IE901815A1 (en) * 1990-05-21 1991-12-04 Univ Cork An analog to digital converter
JP2004279120A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Toshiba Meter Techno Kk 電子式電力量計
JP5301081B2 (ja) * 2006-03-14 2013-09-25 日置電機株式会社 二重絶縁された電気計測機器
JP4844882B2 (ja) * 2006-07-14 2011-12-28 大崎電気工業株式会社 電力計測部ic回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009204535A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9201104B2 (en) Intelligent power sensing device
US20090015197A1 (en) Power transmission device and electronic instrument
CN100523831C (zh) 电子控制电功率表
JP4683342B2 (ja) 三次元電磁界測定装置
JP5100332B2 (ja) 電力量計
JP5153385B2 (ja) 電力量計
JP5132482B2 (ja) 電力量計
US20210364558A1 (en) Electronic electricity meter
JP5346633B2 (ja) 電力量計
EP2400308A1 (en) Wireless current measuring device
JP5633917B2 (ja) 電流検出装置およびこれを用いた電力量計
JP5100456B2 (ja) 電力量計
JP5084680B2 (ja) 電流検出装置およびこれを用いた電力量計
KR100541357B1 (ko) 원격검침 일체형 전자식 전력량계 및 이를 이용한 원격검침 시스템
CN219085144U (zh) 一种回波测量系统及设备
JP2005227074A (ja) 電子式交流電力量計
CN116381693A (zh) 一种回波测量系统及设备
US9225389B2 (en) Electrical load monitoring apparatuses
JP4863642B2 (ja) 電子式電力量計
JP2004125593A (ja) 電力量測定装置
CN114485820A (zh) 流量传感器
JP2010203926A (ja) 電力量計
JP2010038580A (ja) 電力量計
WO2013088513A1 (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100305

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5153385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250