JP5099928B2 - 根菜類の千切り装置 - Google Patents
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Description
前記ホッパーを前記加工室の側方に横向きに配置し、前記加工室の上方に前記所定長さよりもやや長い寸法の根菜類を横向きの状態で投入可能な開口部を設け、
前記加工室の中央位置に、前記寸切り用刃物によって切断される根菜類を先頭部と後続部の二つに切断する中央刃物を縦向きに設け、その中央刃物が取り付けられた位置を中心として左右方向に往復運動するように設けられた前記スライダーの前面に、根菜類を長手方向に切截する櫛刃と当該櫛刃により切截された部分をスライスする平切刃とからなる左右一対の前記千切刃を各々の刃部を対向させた状態にて配置し、
そのスライダーは、筐体に縦向きに固定された基板の前面側に設けた上下一対のガイドレールに水平方向に摺動自由に装着されていて、上側のガイドレールを上方へ移動させることによって前記スライダーを前記基板から前側へ取り外すことができるように設け、
前記寸切り用刃物を備えた寸切りユニットと、前記押圧手段の空圧シリンダによって進退自在とされるブロックを備えたプレスユニットと、前記千切刃が固定されたスライダーを筐体に集約すると共にそれら寸切りユニット及びプレスユニットを該筐体に夫々着脱自在に設け、
前記中央刃物によって切断された根菜類の先頭部を一方の千切刃により切截し、根菜類の後続部を他方の千切刃により切截するように構成したことを特徴とするものである。
前記ホッパーを前記加工室の側方に横向きに配置し、前記加工室の上方に前記所定長さよりもやや長い寸法の根菜類を横向きの状態で投入可能な開口部を設け、
前記スライダーには、根菜類を長手方向に切截する櫛刃と当該櫛刃により切截された部分をスライスする平切刃とからなる千切刃を設け、そのスライダーは、筐体に縦向きに固定された基板の前面側に設けた上下一対のガイドレールに水平方向に摺動自由に装着されていて、上側のガイドレールを上方へ移動させることによって前記スライダーを前記基板から前側へ取り外すことができるように設け、
前記寸切り用刃物を備えた寸切りユニットと、前記押圧手段の空圧シリンダによって進退自在とされるブロックを備えたプレスユニットと、前記千切刃が固定されたスライダーを筐体に集約すると共にそれら寸切りユニット及びプレスユニットを該筐体に夫々着脱自在に設け、
前記スライダーの前進又は後退移動時に根菜類を千切刃により切截するように構成したことを特徴とするものである。
この根菜類の千切り装置は、根菜類を投入するホッパーを加工室の側方に横向きに配置すると共に所定長さよりもやや長い寸法の根菜類を横向きの状態で加工室上方の開口部から投入可能に設けているので、根菜類の長さに応じて投入位置を適宜選択して使用することができて使い勝手に優れる。
この根菜類の千切り装置は、寸切り用刃物、中央刃物及び分割用刃物を加工室に固定し、それらの刃物及び千切刃に向かって根菜類を送り込む押圧手段のブロックのみを進退作動させる構造としているので、寸切り処理に関連する駆動構造の簡素化を図ることができた。
この根菜類の千切り装置は、根菜類を長手方向に切截する櫛刃と当該櫛刃により切截された部分をスライスする平切刃とからなる千切刃をスライダーに設け、スライダーの前進又は後退移動時に根菜類を千切刃により切截するように設けているので、千切刃及びスライダーの構成の簡素化を図ることができた。
この根菜類の千切り装置は、切截加工により生ずる根菜類の屑が排出樋に落下するようにされているので、千切り加工品に屑が混入することを抑制することができると共に屑の後処理が行い易い。
本発明の第1実施形態に係る根菜類の千切り装置Sを図1に示す。この根菜類の千切り装置Sは、架台1の上面1aに、根菜類を所定長さに切断する寸切りユニット25と押圧手段40のプレスユニット41及び千切刃70が固定されたスライダー60を1箇所に集約すると共にそれらを着脱自在に設けた筐体5と、そのスライダー60を往復運動させる駆動手段85とから構成されている。95は操作パネル、96は駆動手段85の背面側に設置された電子制御ボックスである。
しかして、受け部材80の小穴82を通過した根菜類の屑が、基板6に取り付けられた排出樋78に落下するように設けられている。
図中、「運転パターン」とは、押圧手段40の空圧シリンダ56による押込み動作のパターンを表すものとする。この実施例では、空圧シリンダ56のロッドの停止制御位置を、後退端:A、中間位置:B、前進端:Cとする場合において、運転パターンを以下のように設定している。
「2サイクル運転」:A→B→A→C
「3サイクル運転」:A→B→A→B→A→C
「4サイクル運転」:A→B→A→B→A→B→A→C
(1)図14に示す「モード選択」において、「自動」を選択し、「運転パターン」から3サイクル運転を選択する。
(2)駆動手段85のモータ装置86の運転スイッチをオンにする。ついで、牛蒡等の根菜類vをホッパー21から投入すると、根菜類vの先端が当て板46に当接して止まる。
(3)押圧手段40の空圧シリンダ56が、数秒後(例えば、5秒後)に自動的に作動してロッドをAからBに前進させる。そして、根菜類vはブロック48,52により押し込まれて寸切り用刃物35により所定長さに切断される(ロ)。
(4)ついで、空圧シリンダ56が作動してロッドが「B」から「A」に後退するので、作業者は根菜類vを再び加工室27へ送り込む(ハ)。
なお、図15において、空圧シリンダ56の脇に表示したA〜Cの記号はロッドの停止位置を夫々示す。
(5)空圧シリンダ56が数秒後に自動的に作動してロッドを「A」から「B」に前進させると、先頭の根菜類vが、図15(ニ)に示すように、中央刃物36によって先頭部hと後続部iの二つに切断される。
(6)ついで、空圧シリンダ56が作動してロッドが「B」から「A」に後退するので、作業者により根菜類vが加工室27へ送り込まれる(ホ)。
(7)空圧シリンダ56が数秒後に自動的に作動してロッドが「A」から「C」に向けて徐々に前進する。これにより、二つに切断された根菜類vは、さらに、分割用刃物37,38によって夫々二つに切断されつつ押圧手段40により千切刃70に向けて送り込まれる。
(8)他方、駆動手段85のモータ装置86の作動によりスライダー60が、中央刃物36の位置を中心として左右方向に往復運動しているので、押圧手段40により押し込まれる根菜類vは、スライダー60に固定された千切刃70により連続的に切截される。
(9)先頭の根菜類vが千切り加工されると、空圧シリンダ56による押込み動作が連続して行なわれているので、2番目の根菜類v、3番目の根菜類vが引き続いて千切刃70に向けて送り込まれて順に千切り加工が施される(ヘ)。
(10)3番目の根菜類vがすべて千切り加工を施されることにより、3サイクル運転は終了する。そして、所望数の根菜類vの千切り加工を施した後、未加工の短い根菜類vが残っていれば、2サイクル運転、或いは開口部投入等の運転を適宜選択して千切り加工を施せばよい。
本発明の第2実施形態に係る根菜類の千切り装置S′は、上述した第1実施形態に係る根菜類の千切り装置に準ずる構成とされているので、それと同一構成部分にはそれに付した符号に「′」を付記して詳細な説明に代える。
v・・・根菜類
h・・・根菜類の先頭部
i・・・根菜類の後続部
5・・・筐体
6・・・基板
21・・・ホッパー
25・・・寸切りユニット
27・・・加工室
32・・・開口部
35・・・寸切り用刃物
36・・・中央刃物
37,38・・・分割用刃物
40・・・押圧手段
41・・・プレスユニット
60・・・スライダー
61,62・・・ガイドレール
70・・・千切刃
71・・・櫛刃
76・・・平切刃
78・・・排出樋
80・・・受け部材
82・・・小穴
85・・・駆動手段
S′・・・第2実施形態に係る根菜類の千切り装置
27′・・・加工室
35′・・・寸切り用刃物
40′・・・押圧手段
60′・・・スライダー
70′・・・千切刃
Claims (5)
- ホッパーから投入されて加工室に収容される根菜類を所定長さに切断する寸切り用刃物と、その寸切り用刃物により切断された根菜類の正面側に駆動手段によって往復自在に設けられたスライダーに固定された千切刃と、前記寸切り用刃物により切断された根菜類を該千切刃に向かって送り込むようにした押圧手段を備えた根菜類の千切り装置において、
前記ホッパーを前記加工室の側方に横向きに配置し、前記加工室の上方に前記所定長さよりもやや長い寸法の根菜類を横向きの状態で投入可能な開口部を設け、
前記加工室の中央位置に、前記寸切り用刃物によって切断される根菜類を先頭部と後続部の二つに切断する中央刃物を縦向きに設け、その中央刃物が取り付けられた位置を中心として左右方向に往復運動するように設けられた前記スライダーの前面に、根菜類を長手方向に切截する櫛刃と当該櫛刃により切截された部分をスライスする平切刃とからなる左右一対の前記千切刃を各々の刃部を対向させた状態にて配置し、
そのスライダーは、筐体に縦向きに固定された基板の前面側に設けた上下一対のガイドレールに水平方向に摺動自由に装着されていて、上側のガイドレールを上方へ移動させることによって前記スライダーを前記基板から前側へ取り外すことができるように設け、
前記寸切り用刃物を備えた寸切りユニットと、前記押圧手段の空圧シリンダによって進退自在とされるブロックを備えたプレスユニットと、前記千切刃が固定されたスライダーを筐体に集約すると共にそれら寸切りユニット及びプレスユニットを該筐体に夫々着脱自在に設け、
前記中央刃物によって切断された根菜類の先頭部を一方の千切刃により切截し、根菜類の後続部を他方の千切刃により切截するように構成したことを特徴とする根菜類の千切り装置。 - 前記中央刃物の両側に所定間隔を置いて縦向きの分割用刃物を配置したことを特徴とする請求項1に記載の根菜類の千切り装置。
- ホッパーから投入されて加工室に収容される根菜類を所定長さに切断する寸切り用刃物と、その寸切り用刃物により切断された根菜類の正面側に駆動手段によって往復自在に設けられたスライダーに固定された千切刃と、前記寸切り用刃物により切断された根菜類を該千切刃に向かって送り込むようにした押圧手段を備えた根菜類の千切り装置において、
前記ホッパーを前記加工室の側方に横向きに配置し、前記加工室の上方に前記所定長さよりもやや長い寸法の根菜類を横向きの状態で投入可能な開口部を設け、
前記スライダーには、根菜類を長手方向に切截する櫛刃と当該櫛刃により切截された部分をスライスする平切刃とからなる千切刃を設け、そのスライダーは、筐体に縦向きに固定された基板の前面側に設けた上下一対のガイドレールに水平方向に摺動自由に装着されていて、上側のガイドレールを上方へ移動させることによって前記スライダーを前記基板から前側へ取り外すことができるように設け、
前記寸切り用刃物を備えた寸切りユニットと、前記押圧手段の空圧シリンダによって進退自在とされるブロックを備えたプレスユニットと、前記千切刃が固定されたスライダーを筐体に集約すると共にそれら寸切りユニット及びプレスユニットを該筐体に夫々着脱自在に設け、
前記スライダーの前進又は後退移動時に根菜類を千切刃により切截するように構成したことを特徴とする根菜類の千切り装置。 - 前記加工室に、縦向きの分割用刃物が所定間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の根菜類の千切り装置。
- 前記スライダーの前面に千切り加工された根菜類を受け止める受け部材を設け、その受け部材に形成された小穴を通過した根菜類の屑が前記基板に取り付けられた排出樋に落下するようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載した根菜類の千切り装置。
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