JP2009269159A - 根菜類の拍子木切り装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1ホッパー及び第2ホッパーと、根菜類を横断方向に切断する第1寸切り手段及び第2寸切り手段と、第1寸切り手段又は第2寸切り手段により切断された根菜類を刃物に向かって送り込む押圧手段とを上部ベースに設け、刃物の上方で各ホッパーの下口から所定長さ寸法だけ離れた位置に底板を設け、その底板と各ホッパーの下口との間に往復移動自在なスライダを配置した移送手段を下部ベースに設け、底板により受け止められた状態にて第1寸切り手段で切断された根菜類と、底板により受け止められた状態にて第2寸切り手段で切断された根菜類を移送手段により押圧手段に交互に移送し、移送された根菜類を押圧手段により刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施す。
【選択図】図1
Description
前記刃物が上から見て格子状に設けられた刃物台の上方で各ホッパーの下口から所定長さ寸法だけ離れた位置に底板を設け、前記ホッパーの下口と前記ブロックに対応する透孔が形成されたスライダをアクチュエータの作動により間欠的に往復移動自在とし、かつ、そのスライダを該底板と各ホッパーの下口との間に配置した移送手段を下部ベースに設け、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて第1寸切り手段で切断された根菜類と、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて第2寸切り手段で切断された根菜類を前記移送手段により前記ブロックの下方位置に交互に移送し、その移送された根菜類を前記押圧手段により前記刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成したことを特徴とする。
前記刃物が上から見て格子状に設けられた刃物台の上方で前記ホッパーの下口から所定長さ寸法だけ離れた位置に底板を設け、前記ホッパーの下口と前記ブロックに対応する透孔が形成されたスライダをアクチュエータの作動により間欠的に往復移動自在とし、かつ、そのスライダを該底板と前記ホッパーの下口との間に配置した移送手段を下部ベースに設け、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて前記寸切り手段で切断された根菜類を該移送手段により前記ブロックの下方位置に移送し、その移送された根菜類を前記押圧手段により前記刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成したことを特徴とする。
この根菜類の拍子木切り装置は、第1ホッパーから投入されて第1寸切り手段で所定長さに切断された根菜類と、第2ホッパーから投入されて第2寸切り手段で所定長さに切断された根菜類を交互に押圧手段により刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成し、品質の良い拍子木切り加工品を能率的に安全に量産することができる。
この根菜類の拍子木切り装置は、単独のホッパーから投入されて寸切り手段で所定長さに切断された根菜類を押圧手段により刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成し、2つのホッパーを設ける拍子木切り装置と比べてやや少量向きの品質の良い拍子木切り加工品を安全に生産することができる。
この根菜類の拍子木切り装置は、上部ベースを起立させた状態でスライダの上方が開放されるように設けているので、上部ベースを起立させた状態とすれば、寸切り刃やスライダ周辺の清掃や点検等の作業が行ない易く、刃物の点検、刃物台の着脱や交換作業も行い易い。
この根菜類の拍子木切り装置は、複数の刃物を平行に配置した下部刃物枠の上に、複数の刃物を平行に配置した上部刃物枠を固定する刃物台としているので、上部刃物枠と下部刃物枠を分離すれば刃物の清掃や手入れが行ない易い。さらには、下部刃物枠に対する上部刃物枠の固定位置を変更することにより、断面四角形の拍子木切りと断面ひし形の拍子木切りの何れの加工品も生産することができる。
この根菜類の拍子木切り装置は、寸切り手段で切断された根菜類を押圧手段のブロックの下方位置に速やかに円滑に移送することができ、拍子木切り加工品を安定して生産することができる。
(1)第1寸切り手段20の第1寸切り刃22及び第2寸切り手段30の第2寸切り刃32が前進端位置に停止した状態において、第1ホッパー15と第2ホッパー25内に大根、長芋等の根菜類vを投入する。
(2)第1寸切り刃22が空圧シリンダ23の作動により後退移動するので、第1ホッパー15内の根菜類vが移送手段50のスライダ52の透孔53を通って底板41により受け止められる(図9)。
(3)ついで、第1寸切り刃22が空圧シリンダ23の作動により前進移動するので、根菜類vは所定長さに寸切りを施される(図10)。なお、第1寸切り刃22は、前進端位置に停止した状態を保持される。
(4)空圧シリンダ59の作動によりスライダ52が右側へ後退移動し、寸切りされた根菜類vはブロック38の下方位置に移動する(図11)。
(5)寸切りされた根菜類vは、押圧手段35のブロック38により刃物台65に向けて送り込まれて切截され、断面四角形の拍子木切りを施される(図12)。これと同時に、第2寸切り刃32が空圧シリンダ33の作動により後退移動するので、第2ホッパー25内の根菜類vがスライダ52の透孔55を通って底板42にて受け止められる。
(6)ついで、第2寸切り刃32が空圧シリンダ33の作動により前進移動するので、根菜類vは所定長さに寸切りを施される(図13)。これと同時に、押圧手段35のブロック38が上昇して元の待機位置に戻る。
(7)空圧シリンダ59の作動によりスライダ52が左側へ前進移動し、寸切りされた根菜類vはブロック38の下方位置に移動する(図14)。
(8)寸切りされた根菜類vは、押圧手段35のブロック38により刃物台65に向けて送り込まれて切截され、断面四角形の拍子木切りを施される(図15)。これと同時に、第1寸切り刃22が空圧シリンダ23の作動により後退移動し、第1ホッパー15内の根菜類vがスライダ52の透孔53を通って底板41にて受け止められる。
(9)(3)の状態に移行し、第1寸切り刃22が空圧シリンダ23の作動により前進移動するので、所定長さに寸切りを施される(図16)。これと同時に、押圧手段35のブロック38は元の上昇位置に戻る。
以後、(4)〜(9)の一連の動作が繰り返されることによって、図7(ロ)又は図8(ロ)に示す根菜類vの拍子木切り加工品v´が能率的に生産される。
3・・・下部ベース
10・・・上部ベース
15・・・第1ホッパー
20・・・第1寸切り手段
22・・・第1寸切り刃
25・・・第2ホッパー
30・・・第2寸切り手段
32・・・第2寸切り刃
35・・・押圧手段
38・・・ブロック
41,42・・・底板
50・・・移送手段
52・・・スライダ
53,55・・・透孔
65・・・刃物台
66・・・下部刃物枠
76・・・上部刃物枠
71,81・・・刃物
90・・・移送手段
91・・・回転軸
92・・・スライダ
Claims (6)
- 所定間隔を置いて配置した第1ホッパー及び第2ホッパーと、第1ホッパーに投入される根菜類を横断方向に切断する第1寸切り刃を第1ホッパーの下口に近接して配置した第1寸切り手段と、第2ホッパーに投入される根菜類を横断方向に切断する第2寸切り刃を第2ホッパーの下口に近接して配置した第2寸切り手段と、アクチュエータの作動により進退自在とされるブロックを第1ホッパーと第2ホッパーとの中間位置に配置すると共に第1寸切り手段又は第2寸切り手段により切断された根菜類を同ブロックにより下部ベース側の刃物に向かって送り込む押圧手段とが上部ベースに設けられ、
前記刃物が上から見て格子状に設けられた刃物台の上方で各ホッパーの下口から所定長さ寸法だけ離れた位置に底板を設け、前記ホッパーの下口と前記ブロックに対応する透孔が形成されたスライダをアクチュエータの作動により間欠的に往復移動自在とし、かつ、そのスライダを該底板と各ホッパーの下口との間に配置した移送手段を下部ベースに設け、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて第1寸切り手段で切断された根菜類と、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて第2寸切り手段で切断された根菜類を前記移送手段により前記ブロックの下方位置に交互に移送し、その移送された根菜類を前記押圧手段により前記刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成したことを特徴とする根菜類の拍子木切り装置。 - 根菜類を投入するホッパーと、そのホッパーに投入される根菜類を横断方向に切断する寸切り刃を同ホッパーの下口に近接させて配置した寸切り手段と、その寸切り手段により切断された根菜類をアクチュエータの作動により進退自在とされたブロックにより下部ベース側の刃物に向かって送り込む押圧手段とが上部ベースに設けられ、
前記刃物が上から見て格子状に設けられた刃物台の上方で前記ホッパーの下口から所定長さ寸法だけ離れた位置に底板を設け、前記ホッパーの下口と前記ブロックに対応する透孔が形成されたスライダをアクチュエータの作動により間欠的に往復移動自在とし、かつ、そのスライダを該底板と前記ホッパーの下口との間に配置した移送手段を下部ベースに設け、前記透孔を通って前記底板により受け止められた状態にて前記寸切り手段で切断された根菜類を該移送手段により前記ブロックの下方位置に移送し、その移送された根菜類を前記押圧手段により前記刃物に向けて送り込んで縦方向に切截することにより拍子木切りを施すように構成したことを特徴とする根菜類の拍子木切り装置。 - 前記上部ベースが下部ベースに対して起伏可能に設けられていて、その上部ベースを起立させた状態において前記スライダの上方が開放されるように設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の根菜類の拍子木切り装置。
- 前記刃物台は、複数の直線形状の刃物を平行に配置した下部刃物枠の上に、複数の直線形状の刃物を平行に配置した上部刃物枠を固定するように設けられ、さらに、下部刃物枠の刃物に対して上部刃物枠の刃物を直交するように上部刃物枠を取り付けた場合に断面四角形の拍子木切りが施され、下部刃物枠の刃物に対して上部刃物枠の刃物を所定角度で交差するように上部刃物枠を取り付けた場合に断面ひし形の拍子木切りが施されるように設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の根菜類の拍子木切り装置。
- 前記移送手段のスライダが案内部材により支持されていて直線的に移動するように設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の根菜類の拍子木切り装置。
- 前記移送手段のスライダが回転軸に水平方向に突出するように設けられ、そのスライダをアクチュエータの作動により該回転軸を中心として揺動回転するように設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の根菜類の拍子木切り装置。
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