JP5099602B2 - 数値制御装置 - Google Patents

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本発明は、工作機械の数値制御装置に関し、特に数値制御装置に接続した操作表示パネルと、着脱可能に接続する着脱表示パネルとを有するものに関する。
従来、工作機械を数値制御する数値制御装置には、スイッチやキー類と、比較的小型のディスプレイを有する簡易型の操作パネルを設けることがある。作業者はその操作パネルを介して、加工プログラムを作成、編集したり、加工プログラムを選択している。
工作機械を数値制御する数値制御装置においては、新しいワークの加工プログラムを作成又は編集したり、入力した加工プログラムにミスがないか実際にプログラムを実行させてチェックしたりするためのテスト加工を行う必要がある。しかし、簡易型の操作パネルでは、ディスプレイの画面も小さく、キーやスイッチ類の数も少ないため、加工プログラムの作成時やテスト加工時の操作性を高めることが難しい。
特許文献1に記載の数値制御装置においては、その数値制御装置に装備した外部操作部の他に、汎用の表示装置と汎用のフルキーボードとからなる汎用操作パネルを設けている。この汎用操作パネルは、数値制御装置のシリアルデータ送信部に接続可能に構成してある。
特許文献1に記載の数値制御装置は、加工プログラムの作成時や編集時など必要な場合にのみ汎用操作パネルをシリアルデータ送信部に接続して操作手段として活用することで、操作性を向上させている。
特許文献2に記載の数値制御装置は、その制御装置と操作部とを有し、操作部は制御装置に対して接続分離可能な可搬式操作パネルに構成している。この可搬式操作パネルは、制御装置に接続分離するコネクタ部を設け、ケーブルレスにて可搬式操作パネルを制御装置に接続可能に構成してある。
特開昭59−183409号公報 実開平3−116405号公報
特許文献1の数値制御装置においては、数値制御装置が外部操作部を備えているうえ、汎用操作パネルが表示装置とフルキーボードを備えている。そのため、汎用操作パネルを接続した状態では、フルキーボードが操作手段となり、外部操作部を有効活用していないうえ、キーの数が多く各キーの間隔も狭いフルキーボードで操作を行うため、フルキーボード使用時の操作性が悪くなるという問題がある。加工プログラムの作成やテスト加工などの工作機械の作動モード毎に使用するキーやスイッチが異なるが、作動モード毎にキーやスイッチの配置パターンを変えることのできないフルキーボードでは操作性を高めることは難しい。
特許文献2の数値制御装置の可搬式操作パネルにおいては、数値制御装置の操作パネル自体が工作機械本体と分離可能且つ可搬可能にしただけなので、表示画面も小さく、操作できるキーの数も少ないため、加工プログラムの作成時やテスト加工時の操作性が悪くなるという問題がある。
本発明の目的は、タッチパネル付きの操作表示パネルと着脱式の着脱表示パネルを設け、着脱表示パネルを接続したときは操作表示パネルを入力手段とし、着脱表示パネルを接続していないときは操作表示パネルを入力手段及び表示手段として活用可能にし、操作表示パネルの入力手段としての操作性を向上させることのできる数値制御装置を提供することである。
請求項1の数値制御装置は、タッチパネル付きのディスプレイを有する操作表示パネルを備えた工作機械の数値制御装置において、前記ディスプレイよりも大型のディスプレイを有し、前記工作機械に着脱可能に接続される着脱表示パネルと、前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたか否かを検知する検知手段と、前記工作機械の複数の作動モードを択一的に設定するモード設定手段と、前記操作表示パネルと前記着脱表示パネルに夫々表示させる複数の表示データを前記複数の作動モードに対応付けて記憶した表示データ記憶手段と、前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたことを検知した場合には、前記モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを前記操作表示パネルと前記着脱表示パネルに夫々表示させ、前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されていないことを検知した場合には、前記モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを前記操作表示パネルにのみ表示させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
この数値制御装置は、数値制御装置に接続した操作表示パネルと、着脱可能に接続する着脱表示パネルとを有し、検知手段によって、着脱表示パネルを工作機械に接続したことを検知した場合は、モード設定手段で設定した作動モードに対応する表示データを操作表示パネルと着脱表示パネルに夫々表示させる。
一方、検知手段によって着脱表示パネルを工作機械に接続していないことを検知した場合には、モード設定手段で設定した作動モードに対応する表示データを操作表示パネルにのみ表示させる。これにより、着脱表示パネルの接続状態に応じて、作動モード毎に最適な表示データを着脱表示パネルと操作表示パネルに夫々表示させることができるので、操作表示パネルと着脱表示パネルの使い勝手が良くなる。
請求項2の数値制御装置は、請求項1の発明において、前記複数の作動モードは、少なくとも、手動操作で前記工作機械を運転する手動運転モードと、加工プログラムを手動入力して前記工作機械を運転するMDI運転モードと、前記加工プログラムを編集する編集メニューモードと、予め入力された前記加工プログラムを実行させて前記工作機械を運転するメモリ運転モードとを含むことを特徴としている。
請求項3の数値制御装置は、請求項2の発明において、前記編集メニューモードにおいては、少なくとも、工具長設定モードと、工具名設定モードと、工具種類選択モードを択一的に選択可能であることを特徴としている。
請求項4の数値制御装置は、請求項3の発明において、前記編集メニューモードにおいて前記工具名設定モードを選択した場合、前記操作表示パネルに複数の文字を入力可能な文字入力画面を表示させることを特徴としている。
請求項5の数値制御装置は、請求項1の発明において、前記操作表示パネルを前記工作機械にデータを入力する入力手段として機能させる第1モードと、前記操作表示パネルを前記入力手段及び前記工作機械の状態を表示させる表示手段として機能させる第2モードとを備え、前記制御手段は、前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたことを検知した場合、前記第1モードとして前記操作表示パネルを制御し、前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されていないと検知した場合、前記第2モードとして前記操作表示パネルを制御することを特徴としている。
請求項6の数値制御装置は、請求項5の発明において、前記第2モードにおいて前記操作表示パネルにより前記制御手段に指令可能な少なくとも1つの機能について前記操作表示パネルによる操作を無効とすることを、前記第1モードのときに前記制御手段に登録可能な無効操作登録手段を設けたことを特徴としている。
請求項7の数値制御装置は、請求項5又は6の発明において、前記第1モードにおいて前記操作表示パネルによる複数のキー操作を介して前記制御手段に指令可能な特定の機能を、第2モードにおいて1つのキー操作により前記制御手段が前記特定の機能を指令可能とするように前記第1モードのときに前記特定の機能を登録可能な特定機能登録手段を前記制御手段に設けたことを特徴としている。
請求項8の数値制御装置は、請求項5〜7の何れかの発明において、前記第1モードにおいて前記操作表示パネルから入力されるメモ的な入力情報を記憶する入力情報記憶手段を前記制御手段に設け、そのメモ的な入力情報を前記着脱表示パネルの画面の一部に表示可能に構成したことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、着脱表示パネルが工作機械に接続されたことを検知した場合は、制御手段が、モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを操作表示パネルと着脱表示パネルに夫々表示させるので、作動モードに対応する最適なキーやスイッチを最適な配置パターンで操作表示パネルに表示させることができ、操作表示パネルの操作性を向上させることができる。さらに、作動モードに対応する最適な表示画面を着脱表示パネルに表示させることができるので、着脱表示パネルの表示が見やすくなる。
着脱表示パネルが工作機械に接続されていないことを検知した場合には、制御手段が、モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを操作表示パネルにのみ表示させるので、作動モードに対応する最適な表示画面やキーやスイッチを最適な配置パターンで操作表示パネルに表示させることができる。これにより、操作表示パネルの操作性を向上させることができると共に表示が見やすくなる。
請求項2の発明によれば、複数の作動モードは、少なくとも、手動運転モードとMDI運転モードと編集メニューモードとメモリ運転モードとを含むので、これらの作動モード選択時に、請求項1と同様の効果を奏する。その結果、この場合の作業能率を格段に向上させることができる。
請求項3の発明によれば、編集メニューモードにおいては、少なくとも、工具長設定モードと、工具名設定モードと、工具種類選択モードを択一的に選択可能であるので、編集メニューモードにおいて工具に関するこれらのモード選択時に、請求項2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、編集メニューモードにおいて工具名設定モードを選択した場合、操作表示パネルに複数の文字を入力可能な文字入力画面を表示させるので、編集メニューモードにおいて工具名設定モード選択時に操作表示パネルの操作性が向上する。
請求項5の発明によれば、検知手段によって着脱表示パネルが工作機械に接続されたことを検知した場合、制御手段は、第1モードとして操作表示パネルを制御し、着脱表示パネルが工作機械に接続されていないと検知した場合、第2モードとして操作表示パネルを制御するので、着脱表示パネルが接続状態のとき、操作表示パネルを入力手段として機能させる第1モードにして、加工プログラムの作成、編集等の段取り操作を行うことができるため、着脱表示パネルの大きなディスプレイに加工プログラム等の情報を表示させ、操作表示パネルのディスプレイの前面のタッチパネルから能率的に操作可能であるため、段取り操作時の操作性と能率を高めることができる。
第1モードのとき、操作表示パネルを入力手段として有効活用するため、着脱表示パネルにキーボードを付随的に設ける必要がないため、着脱表示パネルの携帯性(可搬性)を高め、設備コストを節減することができる。
着脱表示パネルが非接続状態のとき、操作表示パネルを入力手段及び表示手段として機能させる第2モードにして、工作機械を通常使用状態で使用するため、操作表示パネルの構成を簡単化し、その製作コストを節減することができる。
請求項6の発明によれば、無効操作登録手段を設け、第2モードにおいて操作表示パネルから制御手段に指令可能な少なくとも1つの機能について、操作表示パネルによる操作を無効とすることを、第1モードのときに制御手段に登録可能にしたため、第1モードにおいて設定したパラメータ(例えば、工具長など)を第2モードにおいて作業者が勝手に設定変更したりできないように構成することができる。このように、数値制御装置の作業者による勝手な加工プログラムの編集等を制限できるので、数値制御装置の信頼性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、特定機能登録手段を設け、第1モードにおいて複数のキー操作を介して制御手段に指令可能な特定の機能を、第2モードにおいて1つのキー操作により制御手段が特定の機能を指令可能に構成したので、着脱表示パネルが接続されていない第2モードのとき、前記特定の機能の指令を1つのキー操作で行うことができるので、第2モードにおける操作性を高めることができる。
請求項8の発明によれば、入力情報記憶手段を設け、着脱表示パネルが接続された第1モードのとき、加工プログラムの作成、編集等の際に、操作表示パネルのタッチパネルから入力したメモ的な入力情報を記憶し、その入力情報を着脱表示パネルの画面の一部に表示可能に構成したので、加工プログラムの作成、編集等の段取り操作を能率的に行うことができる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
先ず、マシニングセンタ1の概略構成について説明する。
図1に示すマシニングセンタ1は、ワークと工具とを相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「穴空け」、「切削」等)を施すことができる工作機械である。このマシニングセンタ1は、基台となる鉄製のベース2と、このベース2の上部に設けた、ワークの切削加工を行う機械本体(図示略)と、ベース2の上部に固定され、機械本体及びベース2の上部を覆う箱状のスプラッシュカバー4とで構成してある。
ベース2はY軸方向(図1において紙面に対して垂直方向)に長い略直方体状の鋳造品である。ベース2の下部の四隅には高さ調節が可能な脚部2aを夫々設け、マシニングセンタ1は、これらの脚部2aを工場等の床面に設置することで設置してある。スプラッシュカバー4は、略直方体状のボックス型に形成してある。スプラッシュカバー4の前面は、開口部(図示外)を有し、該開口部には1対のスライド式の開閉扉5,6を備えている。
開閉扉5,6は、その略中央に矩形状のガラス窓部5a,6aを各々有している。開閉扉5は、その右端部に取手部5bを有し、開閉扉6は、その左端部に取手部6bを有している。操作表示パネル9は、開閉扉6の右側のスプラッシュガード4に固定してある。着脱表示パネル8は、操作表示パネル9の上側に着脱可能に設けてある。
次に、マシニングセンタ1の制御系について説明する。
図2に示すように、マシニングセンタ1は、主軸モータ50と、X軸モータ51と,Y軸モータ52と,Z軸モータ53と、加工プログラムに基づいて各軸モータ50〜53と主軸モータ50とを制御する制御装置7と、着脱表示パネル8と、操作表示パネル9を備えている。
制御装置7は、CPU10、ROM11、RAM12、ビデオ信号回路13、通信回路14,15、出力部16などを備え、バス7aを介してこれらを接続している。ビデオ信号回路13と通信回路14にはコネクタ17を電気的に接続し、通信回路15にはコネクタ18を電気的に接続している。コネクタ18には操作表示パネル9を常時接続している。主に段取り操作を施す際、コネクタ17には着脱表示パネル8を着脱可能に接続する。ここで、段取り操作とは、加工プログラムを作成したり、編集したり、入力した加工プログラムをチェックするためにテスト加工したり、加工速度を設定したりする準備段階における操作をいう。
ROM11は、マシニングセンタ1のメインの制御プログラム、図5、図6のフローチャートに示す初期画面表示制御プログラム、図7のフローチャートに示す着脱表示パネル接続確認処理の制御プログラム、図8のフローチャートに示す作動モード設定処理の制御プログラム、図20、図21のフローチャートに示す画面連動表示制御プログラム等を記憶している。RAM12には、着脱表示パネル8に表示させる表示画面用の複数の表示データを複数の作動モードに対応付けて記憶してある。
ビデオ信号回路13は、着脱表示パネル8のLCD21に表示する為のビデオ信号を作成するものである。出力部16は、モータ類50〜53の為の駆動回路である。尚、作動モードは、手動操作でマシニングセンタ1を運転する手動運転モードと、加工プログラムを手動入力してマシニングセンタ1を運転するMDI運転モードと、加工プログラムを編集する編集メニューモードと、予め入力された加工プログラムを実行させてマシニングセンタ1を運転するメモリ運転モードとを有する。
次に、着脱表示パネル8の構成について説明する。
図2、図3に示すように、着脱表示パネル8は、主に段取り操作を施す際に制御装置7にコネクタ17,20を介して着脱可能に接続し、表示手段として使用する。着脱表示パネル8は、LCD21(液晶ディスプレイ)、キーボード22、通信回路23、電源回路24、LCDコントローラ25、LCD21のバックライト用インバータであるINV26、INV26への出力を調整するポテンショメータ27などを備えている。
LCD21は、後述する操作表示パネル9のLCD32よりも大型に構成してあり、着脱表示パネル8の接続時に、RAM12から読み出した作動モードに対応する表示画面をLCD21に表示させる。キーボード22は、複数の操作キーやスイッチや表示ランプを含む簡単な構成にしてある。但し、この着脱表示パネル8を接続した場合は操作表示パネル9を入力手段として使用するので、着脱表示パネル8のキーボード22は必須のものではなく、省略してもよい。
次に、操作表示パネル9の構成について説明する。
図2、図4に示すように、操作表示パネル9は、制御装置7に常時接続している。着脱表示パネル8を制御装置7に接続した場合、操作表示パネル9を制御装置7と着脱表示パネル8に対する入力手段として使用する。着脱表示パネル8を接続しない場合は、制御装置7に対する入力手段及び表示手段として使用する。
操作表示パネル9は、コネクタ30を介して制御装置7に電気的に接続している。操作表示パネル9は、操作部31、LCD32(液晶ディスプレイ)、LCDコントローラ39、LCD32の前面のタッチパネル33、タッチパネルコントローラ42、CPU34、フラッシュメモリ35、RAM36、通信回路37、LCD32のバックライト用インバータであるINV40、INV40への出力を調整するポテンショメータ41などを備えている。これらがバス9aを介して電気的に接続している。
操作部31は、電源スイッチ31a、非常停止スイッチ31b、複数のキーやスイッチなどを備えている。操作部31は、I/Oレジスタ38を介してバス9aに接続している。フラッシュメモリ35には、操作表示パネル9に表示させる表示画面用の複数の表示データと、キーやスイッチ及びこれらの配置パターンを含む入力画面用の複数の表示データを複数の作動モードに対応付けて記憶してある。尚、RAM12とフラッシュメモリ35が表示データ記憶手段に相当する。
操作表示パネル9は、着脱表示パネル8の接続時に入力手段として機能し、フラッシュメモリ35から読み出した作動モードに対応する入力画面(キーやスイッチ)をLCD32に表示させる。着脱表示パネル8の非接続時には入力手段及び表示手段として機能し、フラッシュメモリ35から読み出した作動モードに対応する入力画面及び表示画面をLCD32に表示させ、作業者はタッチパネル33を介して入力操作を行う。
次に、制御装置7が実行する初期画面表示制御について、図5〜図8に基づいて説明する。但し、図中Si(i=1,2・・・)は各ステップを示す。
操作表示パネル9の電源スイッチ31aをオンすると、制御装置7が初期画面表示制御を開始し、着脱表示パネル接続確認処理を実行する(S1)。着脱表示パネル接続確認処理を開始すると、着脱表示パネル8が接続状態であるか否かを判定する。具体的には、制御装置7から着脱表示パネル8へ所定の指令信号を送信してその信号に対する応答信号を着脱表示パネル8から制御装置7へ送信したか否かを検知して判定する。
図7に示すように、着脱表示パネル接続確認処理は、応答信号の受信を検知したときに、着脱表示パネル8が接続状態であると判定し(S30;Yes)、パネルモードフラグFaを1に設定することで着脱表示パネルモード(第1モード)に設定し(S31)、S2に処理が移行する。一方、応答信号の受信を検知しなかった場合は、着脱表示パネル8が非接続状態であると判定し(S30;No)、パネルモードフラグFaを0に設定することで操作表示パネルモード(第2モード)に設定し(S32)、S2に処理が移行する。尚、図7に示すフローチャートのS30を実行する制御装置7が検知手段を構成する。
次に、制御装置7は、作動モード設定処理を実行する(S2)。
図8に示すように、作動モード設定処理を開始すると、操作表示パネル9のタッチパネル33上の「手動運転」キー、「MDI運転」キー、「メモリ運転」キー、「編集メニュー」キーの中から「手動運転」キーを押下したか否かを判定する。「手動運転」キーを押下した場合(S40;Yes)、手動運転モードフラグFbを1(手動運転モード)、MDI運転モードフラグFcを0、編集メニューモードフラグFdを0に設定し(S44)、S3に処理が移行する。「手動運転」キーを押下していない場合は(S40;No)、「MDI運転」キーを押下したか否かを判定する。「MDI運転」キーを押下した場合は(S41;Yes)、手動運転モードフラグFbを0、MDI運転モードフラグFcを1(MDI運転モード)、編集メニューモードフラグFdを0に設定し(S45)、S3に処理が移行する。
「MDI運転」キーを押下していない場合は(S41;No)、「編集メニュー」キーを押下したか否かを判定する。「編集メニュー」キーを押下した場合は(S42;Yes)、手動運転モードフラグFbを0、MDI運転モードフラグFcを0、編集メニューモードフラグFdを1(編集メニューモード)に設定し(S46)、S3に処理が移行する。「編集メニュー」キーを押下していない場合には(S42;No)、動作モードフラグFb,Fc,Fdを0(メモリ運転モード)に設定し、S3に処理が移行する。
但し、「メモリ運転」キーを押下した場合も動作モードフラグFb,Fc,Fdを0に設定するものとする。尚、手動運転モードとMDI運転モードと編集メニューモードとメモリ運転モードを択一的に設定する為のタッチパネル33がモード設定手段に相当する。
次に、着脱表示パネルモード(Fa=1)であるか否かを判定する。着脱表示パネルモードである場合(S3;Yes)、手動運転モード(Fb=1)であるか否かを判定する。手動運転モードの場合(S4;Yes)、図9に示すように、着脱表示パネル8のLCD21に手動運転モード初期画面を表示させる(S9)。この手動運転モード初期画面においては、上半部に、「高速移動速度」、「高速回転速度」、「低速移動速度」、「低速回転速度」、「ステップ移動量」、「ステップ回転量」、「主軸回転数」の情報を表示させる。下半部に、「機械座標位置」、「絶対座標位置」、「相対座標位置」の情報を表示させる。
操作表示パネル9へ手動運転モード初期画面(1)表示指令を送信した後(S10)、処理が終了する。操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図10に示す手動運転モード初期画面(1)をLCD32に表示させる。この手動運転モード初期画面(1)においては、手動運転を行う場合に指令を入力する為のキー、例えば、「主軸正転」キー、「高速移動」キー、テンキーなどを表示させる。
手動運転モードでない場合(S4;No)、MDI運転モード(Fc=1)であるか否かを判定する。MDI運転モードの場合(S5;Yes)、図11に示すように、着脱表示パネル8のLCD21にMDI運転モード初期画面を表示させる(S11)。このMDI運転モード初期画面においては、上半部に、「相対座標位置」、「Gコード」、「Mコード」、「F/S/工具」の情報を表示させる。下半部に、マシニングセンタ1の運転状況と、加工プログラムの編集内容を表示させる。
操作表示パネル9へMDI運転モード初期画面(1)表示指令を送信した後(S12)、処理が終了する。操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図12に示すMDI運転モード初期画面(1)をLCD32に表示させる。このMDI運転モード初期画面(1)においては、MDI運転を行う場合に加工プログラムを入力する為のキー、例えば、アルファベットキー、テンキーなどを表示させる。
MDI運転モードでない場合(S5;No)、編集メニューモード(Fd=1)であるか否かを判定する。編集メニューモードの場合(S6;Yes)、図13に示すように、着脱表示パネル8のLCD21に編集メニューモード初期表示画面を表示させる(S13)。この編集メニューモード初期画面においては、編集対象の加工プログラムを表示させる。
操作表示パネル9へ編集メニューモード初期画面(1)の表示指令を送信した後(S14)、処理が終了する。操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、前記MDI運転モードの場合と同様に、図12に示す編集メニューモード初期画面(1)をLCD32に表示させる。
編集メニューモードでない場合は(S6;No)、メモリ運転モードであると判定し、図14に示すように、着脱表示パネル8のLCD21にメモリ運転モード初期表示画面を表示させる(S7)。このメモリ運転モード初期画面においては、メモリ運転対象の加工プログラムを表示させる。
操作表示パネル9へメモリ運転モード初期画面(1)の表示指令を送信した後(S8)、処理が終了する。操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図15に示すメモリ運転モード初期画面(1)をLCD32に表示させる。このメモリ運転モード初期画面(1)においては、メモリ運転を行う場合に必要なキー、例えば、「シングル運転」キー、「クーラントポンプ」キー、テンキーなどを表示させる。
一方、操作表示パネルモード(Fa=0)の場合は(S3;No)、手動運転モード(Fb=1)であるか否かを判定する。手動運転モードの場合(S15;Yes)、操作表示パネル9へ手動運転モード初期画面(2)の表示指令を送信した後(S19)、処理が終了する。
操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図16に示す手動運転モード初期画面(2)をLCD32に表示させる。この手動運転モード初期画面(2)においては、上半部に、作動モードの設定キーなどを表示させる。下半部に、「機械座標」、装着されている工具などの情報や、「工具交換」キー、「主軸」キーなどの手動運転を行う場合に指令を入力する為のキーを表示させる。
手動運転モードでない場合(S15;No)、MDI運転モード(Fc=1)であるか否かを判定する。MDI運転モードの場合(S16;Yes)、操作表示パネル9へMDI運転モード初期画面(2)の表示指令を送信した後(S20)、処理が終了する。
操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図17に示すMDI運転モード初期画面(2)をLCD32に表示させる。このMDI運転モード初期画面(2)においては、上半部に、作動モード設定キーなどを表示させる。下半部に、「機械座標」、加工プログラムを入力する為のキー、入力した加工プログラムを表示させる。
MDI運転モードでない場合(S16;No)、編集メニューモード(Fd=1)であるか否かを判定する。編集メニューモードの場合(S17;Yes)、操作表示パネル9へ編集メニューモード初期画面(2)の表示指令を送信した後(S21)、処理が終了する。
操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図18に示す編集メニューモード初期画面(2)をLCD32に表示させる。この編集メニューモード初期画面(2)においては、上半部に、作動モード選択キーなどを表示させる。下半部には、操作表示パネル9の図示外のコネクタを介して接続したUSBメモリ等の外部メモリに対して加工プログラムを入出力する為の「外部入出力」キーを表示させる。尚、下半部に編集対象の加工プログラムを表示させることも可能である。
編集メニューモードでない場合は(S17;No)、前記の場合と同様にメモリ運転モードであると判定し、操作表示パネル9へメモリ運転モード初期画面(2)の表示指令を送信した後(S18)、処理が終了する。
操作表示パネル9がこの表示指令を受信すると、操作表示パネル9のCPU34が、図19に示すメモリ運転モード初期画面(2)をLCD32に表示させる。このメモリ運転モード初期画面(2)においては、上半部に、作動モード選択キーなどを表示させる。下半部に、メモリ運転対象の加工プログラムを表示させる。
次に、制御装置7が実行する画面連動表示制御(着脱表示パネル接続時)について、図20に基づいて説明する。但し、図中Si(i=50,51・・・)は各ステップを示す。
図20のフローチャートは、着脱表示パネルモードにおいて、作業者が操作表示パネル9のキー操作を行った場合起動する割込み処理である。編集メニューモードを選択した後、工具情報表示を指令するキー(図示省略)を選択した場合について説明する。
図22、図23に示すように、着脱表示パネル8と操作表示パネル9のLCD21,32に工具情報表示画面を夫々表示させる(S50)。次に、操作したキーが「工具長」キーであり工具長設定モードを選択した場合は(S51;Yes)、図24に示すように、着脱表示パネル8において予め選択しておいた「工具番号」の「工具長」をハイライト表示させる(S55)。このとき、操作表示パネル9に図25に示すテンキー入力画面の表示指令を送信した後(S56)、処理が終了する。
操作したキーが「工具長」キーでない場合に(S51;No)、「工具名」キーのキー操作を行って工具名設定モードを選択した場合は(S52;Yes)、図26に示すように、着脱表示パネル8において「工具名」をハイライト表示させる(S57)。このとき、操作表示パネル9に図27に示す複数のアルファベットを入力可能なアルファベットキー入力画面の表示指令を送信した後(S58)、処理が終了する。
操作したキーが「工具名」キーでない場合に(S52;No)、「工具種類」キーのキー操作を行って工具種類選択モードを選択した場合は(S53;Yes)、図28に示すように、着脱表示パネル8において「工具種類」をハイライト表示させる(S59)。このとき、操作表示パネル9に図29に示す工具種類選択画面の表示指令を送信した後(S60)、処理が終了する。但し、操作したキーが「工具種類選択」キーでない場合には(S53;No)、キー操作に応じた動作を実行させた後(S54)、処理が終了する。
次に、制御装置7が実行する画面連動表示制御(着脱表示パネル非接続時)について、図21に基づいて説明する。但し、図中Si(i=70,71・・・)は各ステップを示す。図21のフローチャートは、操作表示パネルモードにおいて、作業者が編集メニューモードを選択した後、操作表示パネル9のキー操作を行った場合起動する割込み処理である。工具情報表示を指令するキー(図18のATC工具キー)を選択した場合について説明する。作業者が図18のATC工具キーを操作すると、図30に示すように、操作表示パネル9のLCD32に工具情報表示画面を表示させる(S70)。
次に、図30に示す操作表示パネル9のタッチパネル33において、操作したキーが「工具長」キーであり工具長設定モードを選択した場合は(S71;Yes)、操作表示パネル9に、図31に示す工具長入力画面の表示指令を送信した後(S75)、処理を終了する。
操作したキーが「工具長」キーでない場合に(S71;No)、「工具名」キー(図示省略)のキー操作を行って工具名設定モードを選択した場合は(S72;Yes)、操作表示パネルに、工具名入力画面(図示省略)の表示指令を送信した後(S76)、処理を終了する。
操作したキーが「工具名」キーでない場合に(S72;No)、「工具種類」キーのキー操作を行って工具種類選択モードを選択した場合は(S73;Yes)、操作表示パネル9に、工具種類選択画面(図示省略)の表示指令を送信した後(S77)、処理を終了する。但し、操作したキーが「工具種類」キーでない場合には(S73;No)、キー操作に応じた動作を実行させた後(S74)、処理を終了する。
次に、以上説明した制御装置7の作用、効果について説明する。
このように、着脱表示パネル8をマシニングセンタ1に接続したことを検知した場合(着脱表示パネルモード時)は、設定した作動モードに対応する表示画面を操作表示パネル9と着脱表示パネル8に夫々表示させるので、作動モードに対応する最適なキーやスイッチを最適な配置パターンで操作表示パネル9に表示させることができ、操作表示パネル9の操作性を向上させることができる。さらに、作動モードに対応する最適な表示画面を着脱表示パネル8に表示させることができるので、着脱表示パネル8の表示が見やすくなる。
また、着脱表示パネルモードのときは、操作表示パネル9を入力手段として機能させて、加工プログラムの作成、編集等の段取り操作を行うことができるため、着脱表示パネル8の大きなLCD21に加工プログラム等の情報を表示させ、操作表示パネル9のLCD32の前面のタッチパネル33から能率的に操作可能となる。これにより、段取り操作時の操作性と能率を高めることができる。このとき、操作表示パネル9を入力手段として有効活用するため、着脱表示パネル8にキーボードを付随的に設ける必要がないため、着脱表示パネル8の携帯性(可搬性)を高め、設備コストを節減することができる。
着脱表示パネル8をマシニングセンタ1に接続していないことを検知した場合(操作表示パネルモード時)には、設定した作動モードに対応する表示データを操作表示パネル9にのみ表示させるので、作動モードに対応する最適な表示画面やキーやスイッチを最適な配置パターンで操作表示パネル9に表示させることができる。これにより、操作表示パネル9の操作性を向上させることができると共に表示が見やすくなる。操作表示パネルモードのとき、操作表示パネル9を入力手段及び表示手段として機能させて、マシニングセンタ1を通常使用状態で使用するため、操作表示パネル9の構成を簡単化し、その製作コストを節減することができる。
作動モードは、手動運転モードとMDI運転モードと編集メニューモードとメモリ運転モードとを含むので、これらの作動モード選択時において、着脱表示パネルモード時には、操作表示パネル9の操作性が向上すると共に、着脱表示パネル8の表示が見やすくなる。操作表示パネルモード時には、操作表示パネル9の操作性の向上と表示の見やすさを両立させることができる。その結果、この場合の作業能率を格段に向上させることができる。編集メニューモードにおいて工具名設定モードを選択した場合、図27に示すように、操作表示パネル9に複数のアルファベットを入力可能なアルファベットキー入力画面を表示させるので、編集メニューモードにおいて工具名設定モード選択時に操作表示パネル9の操作性が向上する。
次に、本発明の実施例2について、図32〜図35に基づいて説明する。但し、前記実施例と同一の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。
この実施例2においては、制御装置7が、無効操作登録制御、特定機能登録制御、メモ情報記憶表示制御を行うものである。制御装置7のROM11は、図32のフローチャートに示す無効操作登録制御プログラム、図33のフローチャートに示す特定機能登録制御プログラム、図34のフローチャートに示すメモ情報記憶表示制御プログラムを記憶している。
先ず、制御装置7が実行する無効操作登録制御について図32に基づいて説明する。
但し、図中Si(i=80,81・・・)は各ステップを示す。
この無効操作登録制御は、操作表示パネルモードにおいて操作表示パネル9により制御装置7に指令可能な少なくとも1つの機能について操作表示パネル9による操作を無効とするものである。本実施例では、例えば、「工具長設定」を無効するためのパラメータ設定を例にして説明する。
この無効操作登録制御を開始すると、前記パネルモードフラグFaに基づいて、着脱表示パネルモードか否かを判定する(S80)。着脱表示パネル8が接続状態であって、操作表示パネル9が入力手段として機能している状態のときは、着脱表示パネルモードであると判定する(S80;Yes)。このときS81において、無効操作登録処理のパラメータ設定として「工具長設定」=「無効」を設定する。その設定内容を、RAM12に記憶する。
次に、操作表示パネルモードか否かの判定を行う(S82)。操作表示パネルモードである場合(S82;Yes)、S83においてパラメータ設定として「工具長設定」を選択したか否かを判定する。
「工具長設定」を選択した場合(S83;Yes)には、S84において、「工具長設定」が無効であることを表すため、図35に示すように、操作表示パネル9のLCD32に工具長入力枠をグレーアウト(無効)で表示させて(S84)、処理を終了する。従って、操作表示パネルモードのとき、すなわち着脱表示パネル8が非接続状態のときに、着脱表示パネルモードで無効操作登録された「工具長設定」というパラメータ設定を実行することができない。
但し、操作表示パネルモードではない場合(S82;No)や、パラメータ設定として「工具長設定」を選択しなかった場合(S83;No)は、この処理を終了する。尚、図32に示すフローチャートのS80,S81を実行する制御装置7が無効操作登録手段を構成する。本実施例では、「工具長設定」を無効操作登録する場合を例にして説明したが、その他の操作についても前記と同様に無効操作登録することができることは勿論である。
このように、無効操作登録制御により、操作表示パネルモードにおいて操作表示パネル9から制御装置7に指令可能な少なくとも1つの機能について、操作表示パネル9による操作を無効とすることを、着脱表示パネルモードのときに制御装置7に登録可能にしたため、着脱表示パネルモードにおいて設定したパラメータ(例えば、工具長など)を操作表示パネルモードにおいて作業者が勝手に設定変更したりできないように構成することができる。このように、作業者による勝手な加工プログラムの編集等を制限できるので、マシニングセンタ1の信頼性を高めることができる。
次に、制御装置7が実行する特定機能登録制御について図33に基づいて説明する。但し、図中Si(i=90,91・・・)は各ステップを示す。
この特定機能登録制御は、着脱表示パネルモードにおいて操作表示パネル9による複数のキー操作を介して制御装置7に指令可能な特定の機能を、操作表示パネルモードにおいて特定機能を呼び出す1つのキー操作により指令可能とすることを着脱表示パネルモードのときに制御装置7に登録可能にするものである。
本実施例では、例えば、着脱表示パネルモードにおいて操作表示パネル9による複数のキー操作を介して制御装置7に指令可能な、「円弧補正パラメータ(I)」を設定する操作を呼び出すための特定機能登録を例にして説明する。この制御を開始すると、最初に、着脱表示パネルモードか否かを判定する(S90)。着脱表示パネル8を接続している状態で、操作表示パネル9が入力手段として機能する状態のときには、前記パネルモードフラグFaに基づいて着脱表示パネルモードであると判定する(S90;Yes)。
次に、S91において、操作(I)に「円弧補正パラメータ(I)」を設定するという操作(機能)を登録する機能登録設定を行う。特定機能登録処理は、着脱表示パネルモードのときにのみ実行可能な処理である。次に、S92において特定機能を登録したことを示すフラグFを「1」に設定する。着脱表示パネルモードでない場合(S90;No)や、特定機能の登録がない場合には、フラグFは「0」のまま、S93に移行する。
S93において、操作表示パネルモードか否かの判定を行う。着脱表示パネル8を接続していない状態であり、操作表示パネル9が入力手段及び表示手段として機能している状態のときは、操作表示パネルモードであるため、S93の判定がYesとなる。次に、登録操作呼出しメニュー「操作(I)」キーを操作したか否かを判定する(S94)。
登録操作呼出しメニュー「操作(I)」キーを操作した場合には、S94の判定がYesとなり、「操作(I)」に特定機能を登録したことを示すフラグFが「1」か否かを判定する(S95)。フラグFが「1」である場合は(S95;Yes)、S91において登録した「円弧補正パラメータ(I)」を設定するという機能を呼び出して、操作表示パネル9のLCD32に表示させて(S96)、「円弧補正パラメータ(I)」に所望の諸数値を設定する(S97)。その後、処理を終了する。
但し、操作表示パネルモードでない場合(S93:No)、登録操作呼出しメニュー「操作(I)」キーを操作しなかった場合(S94:No)、フラグFが「1」でない場合には(S95:No)、「円弧補正パラメータ(I)」をLCD32に表示させずに、処理を終了する。尚、図33に示すフローチャートのS90,91を実行する制御装置7が特定機能登録手段を構成する。本実施例では、特定機能登録制御として、「円弧補正パラメータ(I)」を例にして説明したが、これは一例に過ぎず、これ以外の種類の特定機能も同様に登録可能である。
このように、特定機能登録制御により、着脱表示パネルモードにおいて操作表示パネル9の複数のキー操作を介して制御装置7に指令可能な特定の機能を、操作表示パネルモードにおいて特定機能を呼び出す1つのキー操作により指令可能に構成したので、着脱表示パネル8が接続されていない操作表示パネルモードのとき、作業者は、複雑な操作を1つのキー操作で行うことができる。そのため、操作表示パネルモードにおける操作性を高めることができる。
次に、制御装置7が実行するメモ情報記憶表示制御について図34に基づいて説明する。但し、図中Si(i=100,101・・・)は各ステップを示す。
このメモ情報記憶表示制御は、着脱表示モードにおいて操作表示パネル9のタッチパネル33を介して入力したメモ的な入力情報を制御装置7のRAM12に記憶させて、そのメモ的な入力情報を着脱表示パネル8の画面の一部に表示させるものである。通常、制御装置7は、着脱表示パネルモードにおいて加工プログラムの作成中にこの制御を実行する。
この制御を開始すると、最初に、前記のパネルモードフラグFaに基づいて、着脱表示パネルモードか否かを判定する(S100)。着脱表示パネル8が接続状態であり、操作表示パネル9が入力手段として機能している状態のときは、着脱表示パネルモードであると判定し(S100:Yes)、S101へ移行する。
次に、S101において、「手書きメモ書き込み」キーを押下し、タッチパネル33にメモ情報を入力する処理を行う。ここで、タッチパネル33へのメモ情報の入力は、タッチペン(図示略)を用いて、又は指先にて、タッチパネル33に直接書き込んで行う。入力したメモ情報をRAM12のメモリに記憶し(S102)、着脱表示パネル8のLCD21に加工プログラム編集画面を表示させる(S103)。
次に、加工プログラム編集画面を表示させた状態において、「手書きメモ表示」キーを押下したか否かを判定する(S104)。「手書きメモ表示」キーを押下した場合には(S104:Yes)、着脱表示パネル8のLCD21に表示させる表示画面の下部にメモ情報の内容を表示させる(S105)。作業者は、表示させたメモ情報を参照しながら、加工プログラムの編集を行うことができる(S106)。加工プログラムの編集を終了すると、この処理を終了する。
但し、「手書きメモ表示」キーを押下しない場合は(S104:No)、メモ情報の内容の表示を行わないまま、作業者は加工プログラムの編集を行って(S106)、加工プログラムの編集を終了すると、この処理を終了する。尚、RAM12が入力情報記憶手段に相当する。
このように、着脱表示パネルモードにおいて操作表示パネル9から入力されるメモ的な入力情報を記憶するRAM12を制御装置7に設け、そのメモ的な入力情報を着脱表示パネル8の表示画面の下部に表示可能に構成したので、加工プログラムの作成、編集等の段取り操作時に、実際に紙媒体にペンを使ってメモをとる必要がなくなり、段取り操作を能率的に行うことができる。
本発明の実施例に係るマシニングセンタの正面図である。 マシニングセンタの制御系のブロック図である。 着脱表示パネルの正面図である。 操作表示パネルの正面図である。 初期画面表示制御プログラムのフローチャートの一部である。 初期画面表示制御プログラムのフローチャートの残部である。 着脱表示パネル接続確認処理のフローチャートである。 作動モード設定処理のフローチャートである。 着脱表示パネルに表示される手動運転モード初期画面を示す図である。 操作表示パネルに表示される手動運転モード初期画面(1)を示す図である。 着脱表示パネルに表示されるMDI運転モード初期画面を示す図である。 操作表示パネルに表示されるMDI運転モード初期画面(1)を示す図である。 着脱表示パネルに表示される編集メニューモード初期画面を示す図である。 着脱表示パネルに表示されるメモリ運転モード初期画面を示す図である。 操作表示パネルに表示されるメモリ運転モード初期画面(1)を示す図である。 操作表示パネルに表示される手動運転モード初期画面(2)を示す図である。 操作表示パネルに表示されるMDI運転モード初期画面(2)を示す図である。 操作表示パネルに表示される編集メニューモード初期画面(2)を示す図である。 操作表示パネルに表示されるメモリ運転モード初期画面(2)を示す図である。 着脱表示パネル接続時における画面連動表示制御プログラムのフローチャートである。 着脱表示パネル非接続時における画面連動表示制御プログラムのフローチャートである。 着脱表示パネルに表示される工具情報表示画面を示す図である。 操作表示パネルに表示される工具情報選択画面を示す図である。 着脱表示パネルにおける工具長情報ハイライト表示を示す図である。 操作表示パネルに表示されるテンキー入力画面を示す図である。 着脱表示パネルにおける工具名設定ハイライト表示を示す図である。 操作表示パネルに表示されるアルファベットキー入力画面を示す図である。 着脱表示パネルにおける工具種類情報ハイライト表示を示す図である。 操作表示パネルに表示される工具種類選択画面を示す図である。 操作表示パネルに表示される工具情報表示画面を示す図である。 操作表示パネルに表示される工具長入力画面を示す図である。 無効操作登録制御プログラムのフローチャートである。 特定機能登録制御プログラムのフローチャートである。 メモ情報記憶表示制御プログラムのフローチャートである。 操作表示パネルにおける工具長入力枠のグレーアウト表示を示す図である。
符号の説明
1 マシニングセンタ
7 制御装置
8 着脱表示パネル
9 操作表示パネル
12 RAM
21,32 LCD
33 タッチパネル
35 フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. タッチパネル付きのディスプレイを有する操作表示パネルを備えた工作機械の数値制御装置において、
    前記ディスプレイよりも大型のディスプレイを有し、前記工作機械に着脱可能に接続される着脱表示パネルと、
    前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたか否かを検知する検知手段と、
    前記工作機械の複数の作動モードを択一的に設定するモード設定手段と、
    前記操作表示パネルと前記着脱表示パネルに夫々表示させる複数の表示データを前記複数の作動モードに対応付けて記憶した表示データ記憶手段と、
    前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたことを検知した場合には、前記モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを前記操作表示パネルと前記着脱表示パネルに夫々表示させ、前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されていないことを検知した場合には、前記モード設定手段で設定された作動モードに対応する表示データを前記操作表示パネルにのみ表示させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記複数の作動モードは、少なくとも、手動操作で前記工作機械を運転する手動運転モードと、加工プログラムを手動入力して前記工作機械を運転するMDI運転モードと、前記加工プログラムを編集する編集メニューモードと、予め入力された前記加工プログラムを実行させて前記工作機械を運転するメモリ運転モードとを含むことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記編集メニューモードにおいては、少なくとも、工具長設定モードと、工具名設定モードと、工具種類選択モードを択一的に選択可能であることを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
  4. 前記編集メニューモードにおいて前記工具名設定モードを選択した場合、前記操作表示パネルに複数の文字を入力可能な文字入力画面を表示させることを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置。
  5. 前記操作表示パネルを前記工作機械にデータを入力する入力手段として機能させる第1モードと、前記操作表示パネルを前記入力手段及び前記工作機械の状態を表示させる表示手段として機能させる第2モードとを備え、
    前記制御手段は、前記検知手段によって前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されたことを検知した場合、前記第1モードとして前記操作表示パネルを制御し、前記着脱表示パネルが前記工作機械に接続されていないと検知した場合、前記第2モードとして前記操作表示パネルを制御することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  6. 前記第2モードにおいて前記操作表示パネルにより前記制御手段に指令可能な少なくとも1つの機能について前記操作表示パネルによる操作を無効とすることを、前記第1モードのときに前記制御手段に登録可能な無効操作登録手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の数値制御装置。
  7. 前記第1モードにおいて前記操作表示パネルによる複数のキー操作を介して前記制御手段に指令可能な特定の機能を、第2モードにおいて1つのキー操作により前記制御手段が前記特定の機能を指令可能とするように前記第1モードのときに前記特定の機能を登録可能な特定機能登録手段を前記制御手段に設けたことを特徴とする請求項5又は6に記載の数値制御装置。
  8. 前記第1モードにおいて前記操作表示パネルから入力されるメモ的な入力情報を記憶する入力情報記憶手段を前記制御手段に設け、そのメモ的な入力情報を前記着脱表示パネルの画面の一部に表示可能に構成したことを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の数値制御装置。
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