JP7016979B1 - 操作盤及び工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械の操作盤におけるユーザ操作を簡便にする。【解決手段】工作機械を操作するための操作盤は、工作機械に関連する情報を表示する第1表示部と、キーボードと、複数のボタンと、を備え、ボタンは、第2表示部と、透明カバーと、を有し、第2表示部は、第1の機能を示す第1のキー画像を表示し、かつ、第1表示部に表示されるアプリケーション画面に応じて、第2の機能を示す第2のキー画像に変更できる。【選択図】図3

Description

この発明は、操作盤及び工作機械に関する。
工作機械は、NCプログラムによる自動運転を含めて種々の加工ができる。また、それに関連してNCプログラムの編集や運転などのアプリケーションも利用される。そのため、工作機械やアプリケーションで実現される機能の数は多く、それに伴うユーザによる操作は煩雑になりやすい。ユーザによる操作は、工作機械に備え付けられている操作盤で行われる。
たとえば、操作盤のキーボードによってこれらの機能に関する操作を受け付けることができる。また、操作盤のタッチパネルに機能アイコンを表示すれば、多くの機能をワンタッチで起動させることが可能になる。
特開2002-055702号公報 特開2000-000738号公報
しかし、キーボードで各種の機能を使い分けるためには操作手順が複雑になる。キーボードのファンクションキーに任意の機能を割り当てることもできるが、ファンクションキーの数には限りがあり、利用できる機能が少なくなる。
また、タッチパネルに機能アイコンを表示する方法では、タッチミスが無いようにタッチパネルを見ながら操作する必要があり、使い勝手が良くない。また、タッチパネルの反応は必ずしも良くなく、意図したタイミングで所望機能を起動させにくいということもある。
そこで、本発明は、請求項に記載の操作盤や工作機械等を提供するものである。
これらの概括的かつ特定の態様は、システム、方法、及びコンピュータプログラム、並びに、それらの組み合わせにより、実現されてもよい。
本発明によれば、工作機械の操作盤におけるユーザ操作を簡便にできる。
工作機械の外観図である。 操作盤の外観図である。 操作パネルの平面図である。 機能ボタンとタブボタンの組立図である。 機能ボタンとタブボタンの斜視断面図である。 NC FUNCTION用キー配列の表示例を示す図である。 FUNCTION KEY用キー配列の表示例を示す図である。 工具オフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。 ワークオフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。 プログラム運転画面用キー配列の表示例を示す図である。 プログラム編集画面用キー配列の表示例を示す図である。 操作盤の機能ブロック図である。 ボタン位置記憶部のデータ構造図である。 操作盤におけるボタン制御処理過程を示すフローチャートである。 タブボタン処理過程を示すフローチャートである。 タブボタン処理過程を示すフローチャートである。 NCモード処理過程を示すフローチャートである。 アプリケーション画面処理過程を示すフローチャートである。 機能ボタン処理過程を示すフローチャートである。 使用履歴記憶部のデータ構造図である。 画面キーワード記憶部のデータ構造図である。 キー配列編集画面図である。 SPINDLE用キー配列の表示例を示す図である。 自動モード対応の工具オフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。 変形例11に係るタブボタン処理過程の一部を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して実施形態に係る操作盤および工作機械について説明する。以下の説明では、同一の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
[実施の形態]
図1は、工作機械100の外観図である。
工作機械100は、加工対象である金属等のワークに対し、切削や研削等により所望の形状に加工するものである。また、工作機械100は、数値制御装置(NC装置)を備えており、NCプログラムによる自動運転が可能である。工作機械100は、加工部を有する。工作機械がターニングセンタの場合、ターニングセンタの加工部は、回転軸、サーボモーターおよびタレットなどを含み、主に旋削加工を行う。工作機械がマシニングセンタの場合、マシニングセンタの加工部は、主軸、サーボモーター、パレット、ATCおよび工具マガジンなどを含み、フライス削り、中ぐり、穴あけやねじ立てなどの加工を行う。加工部は、加工領域101内に設置されている。工作機械100には、操作盤102が備え付けられている。操作盤102はユーザ操作のために用いられ、更に工作機械100に関連するアプリケーション(たとえば、NCプログラム編集アプリケーションやNCプログラム運転アプリケーションなど)を動作させる。また、ユーザが操作盤102の加工開始ボタンを押すと、加工部は加工を開始する。工作機械は、ターニングセンタやマシニングセンタ以外の機械、たとえば複合加工機などでもよい。
図2は、操作盤102の外観図である。
操作盤102は、上部に第1表示部104を備え、下部に操作パネル106を備える。第1表示部104には、たとえば液晶ディスプレイとタッチセンサを備えたタッチパネルを用いる。タッチパネルは、第1表示部104であると共に、タッチ操作受付装置を兼ねている。第1表示部104には、工作機械100に関連する情報、たとえばアプリケーションの画面が表示される。複数のアプリケーション画面が同時に表示されることもあるし、複数のアプリケーション画面が1つずつ切り替えて表示されることもある。複数のアプリケーションの画面のうち、ユーザ操作を受け付ける状態になっているアプリケーション画面をアクティブであるという。一般的に、アクティブなアプリケーション画面は、フレームが強調表示され、入力カーソルが表示され入力待ちとなっている。第1表示部104は、タッチセンサを備えず、液晶ディスプレイだけでもよい。
第1表示部104には、たとえば複数のアプリケーション画面が表示される。図2では、左側にプログラム運転画面が表示され、右上にプログラム編集画面が表示され、右下に工具情報画面が表示されている。また、アクティブであるプログラム運転画面は、フレームが太線により強調表示されている。アプリケーション画面とは、アプリケーション284(図12)によって第1表示部104に表示される画面のことである。
図3は、操作パネル106の平面図である。
操作パネル106は、通常のキーボード108などの他、機能ボタン110およびタブボタン112を含む。キーボード108の各キーの表面には、文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つが表示される。機能ボタン110は、状況に応じて機能の割り当てを変更可能なボタンである。機能ボタン110には、現在割り当てられている機能を示すキー画像(文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つ)が表示される。この例では、2行×12列の合計24個の機能ボタン110が設けられている。これら24個を1セットとしてキー配列が複数設定されている。つまり、キー配列の種類によって、各機能ボタン110に割り当てられる機能が特定される。
タブボタン112は、キー配列の種類の変更を指示するためのボタンである。原則として、タブボタン112は、キー配列の種類に対応する。また、操作パネル106は、頻繁に使われる機能や安全に関わる機能(たとえば、緊急停止)に関するボタンや調整つまみなども含んでいる。
なお、この例では、アプリケーション画面は、操作パネル106によって操作することが可能であるが、タッチパネルのタッチ操作も受け付けるようになっている。タッチパネル操作だけでも基本的なオペレーションは可能である。その意味で、操作パネル106における機能ボタンの役割は、副次的であると言える。以下で、機能ボタン110とタブボタン112の構造について説明する。
図4は、機能ボタン110とタブボタン112の組立図である。
カバー120、枠126、ボディ128、透明カバー130、上側支持部132、下側支持部136、第2表示部140の順に重ねられる。ここでは、9個のボタンのみ示すが、他のボタンについても同様である。
図5は、機能ボタン110とタブボタン112の斜視断面図である。
上述の通り、カバー120、枠126、ボディ128、透明カバー130、上側支持部132、下側支持部136、第2表示部140の順に重ねた状態を示している。
カバー120には、機能ボタン110a~機能ボタン110f(図6等参照)に対応するボタン穴122a~ボタン穴122fが形成されている。また、タブボタン112a~タブボタン112c(図6等参照)に対応するボタン穴124a~ボタン穴124cが形成されている。
ボディ128にも、同様に機能ボタン110a~機能ボタン110fおよびタブボタン112a~タブボタン112cに対応するボタン穴が形成されている。
これらのボタン穴から表面が出るように、機能ボタン110a~機能ボタン110fおよびタブボタン112a~タブボタン112cの透明カバー130がセットされる。図4では、機能ボタン110cおよび機能ボタン110dに対応する透明カバー130のみ記載しているが、他の機能ボタン110についても同様である。
透明カバー130は、弾性体を介して上側支持部132で支持される。弾性体は、図示していない。透明カバー130は、指で下方に押されると沈み込み、上側支持部132に設けられている可動接点134を下方へ押し込む。
上側支持部132の下の層に位置する下側支持部136には、固定接点138が設けられており、押し込まれた可動接点134と接触すると通電し、ボタン押下の信号が発生する。このボタンの構造は、従来技術であるタクタイルスイッチと同様である。透明カバー130から指が離れると、弾性体による反発力で元に戻り、ボタン押下の信号が出なくなる。タクタイルスイッチは、ボタンの沈み込み感があるので、ボタン押下のタイミングを指の感覚で認識しやすい。たとえば、工作機械100の内部を見ながら、加工の状況に応じて、ある機能を実行させたい場合に、ユーザは機能ボタン110を見ずに押すことになる。このようなケースでも、タクタイルスイッチの上に指を置いた状態で待機して、タイミングを計って押下するという操作が可能になる。タッチパネルで同様のことを行おうとする場合には、タッチパネルに接触させないようにして所望の機能アイコンの上に指を構えて維持することは難しく、タッチパネルを見ずに操作すると所望の機能アイコンから外れた場所をタッチしてしまうこともある。これに対して、タクタイルスイッチなどの機構的検出のスイッチを用いれば、そのような失敗を防ぐことができる。また、タクタイルスイッチは押し込み感があるので、ユーザが機能起動のタイミングをとらえやすい。
上側支持部132と下側支持部136にも、機能ボタン110a~機能ボタン110fおよびタブボタン112a~タブボタン112cに対応するボタン穴が形成されている。最下層の第2表示部140において、各ボタン穴に相当する領域にキー画像(文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つ)を表示する。したがって、上方から透明カバー130と各ボタン穴を通して、第2表示部140のキー画像が見えるようになっている。機能ボタン100a~機能ボタン110fのそれぞれに割り当てられている機能を示すキー画像が見える。同様に、タブボタン112a~タブボタン112cのそれぞれに割り当てられている機能を示すキー画像が見える。なお、第2表示部140は、たとえば液晶ディスプレイである。
機能ボタン110が押下されると、その機能ボタン110に割り当てられている機能が発揮される。たとえば、自動モードの機能ボタンが押下されると、工作機械100のNCモードが自動モードに切り替わり、手動モードの機能ボタンが押下されると、工作機械100のNCモードが手動モードに切り替わる。また、タブボタン112が押下されると、機能ボタン110のキー配列が切り替わる。キー配列の切り替えについては、図6~図11に関連して説明する。
図6は、NC FUNCTION用キー配列の表示例を示す図である。
「NC FUNCTION」のタブボタン112bが押下されたときに、表示されるNC FUNCTION用キー配列を示している。NC FUNCTION用キー配列(主軸/刃物台ページ)では、タレットや主軸の操作などの機能が、機能ボタン110a~機能ボタン110rに割り当てられる。
機能ボタン110s~機能ボタン110xは、NCモードを切り替えるためボタンである。機能ボタン110sに割り当てられる「MEMORY」(メモリーモード)、機能ボタン110tに割り当てられる「JOG」(ジョグモード)、機能ボタン110uに割り当てられる「MDI」(マニュアルデータインプットモード)、機能ボタン110vに割り当てられる「ZRN」(原点復帰モード)、機能ボタン110wに割り当てられる「EDIT」(編集モード)、および機能ボタン110xに割り当てられる「HANDLE」(ハンドルモード)は、NCモードを切り替える機能の例である。つまり、これらの機能ボタン110s~機能ボタン110xが押下されたときには、その機能ボタン110に対応する種類のNCモードに移行する。「メモリーモード」は、予め用意された制御プログラムにしたがって加工部を作動させる自動運転モードである。「ジョグモード」は、主にジョグボタンの操作により軸移動を行う手動運転モードである。「マニュアルデータインプットモード」は、簡単なプログラム指令を手動で入力して加工部を作動させるモードである。「原点復帰モード」は、工具主軸などの制御対象を機械原点に復帰させるモードである。「編集モード」は、制御プログラムを作成・編集するモードである。「ハンドルモード」は、主にハンドルの操作により軸移動を行う手動運転モードである。
これらのモードのうち、メモリーモード、マニュアルデータインプットモードおよび編集モードは、自動モードに属する。一方、ジョグモード、原点復帰モードおよびハンドルモードは、手動モードに属する。したがって、本実施形態で説明する工作機械の操作シーンの判定(後述する図15のS26、図17のS76など)において、メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モードの場合には、自動モードであると判定する。また、ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモードの場合には、手動モードであると判定する。機能ボタン110s~機能ボタン110xに割り当てられる機能は、各キー配列において共通である。
「SET UP」のタブボタン112cが押下されたときには、SET UP用キー配列に切り替わる。SET UP用キー配列(段取りページ)では、ツールセッタやワークセッタなどの機能が、機能ボタン110a~機能ボタン110rに割り当てられる。「SPINDLE」のタブボタン112dが押下されたときには、SPINDLE用キー配列に切り替わる。
図23は、SPINDLE用キー配列の表示例を示す図である。
SPINDLE用キー配列は、機能ボタン110a、機能ボタン110bおよび機能ボタン110cに機能が割り当てられていない点を除いて、図6に示したNC FUNCTION用キー配列と同様である。「TURRET-」(タレット旋回(-))、「TURRET+」(タレット旋回(+))および「PSM」(プリセッタモード(ON/OFF))は、「SPINDLE」において使用されないので省かれる。
「FUNCTION1」のタブボタン112eが押下されたときには、FUNCTION1用キー配列に切り替わる。「FUNCTION2」のタブボタン112fが押下されたときには、FUNCTION2用キー配列に切り替わる。「FUNCTION3」のタブボタン112gが押下されたときには、FUNCTION3用キー配列に切り替わる。「FUNCTION4」のタブボタン112hが押下されたときには、FUNCTION4用キー配列に切り替わる。「FUNCTION5」のタブボタン112iが押下されたときには、FUNCTION5用キー配列に切り替わる。「FUNCTION6」のタブボタン112jが押下されたときには、FUNCTION6用キー配列に切り替わる。「FUNCTION KEY」のタブボタン112kが押下されたときには、FUNCTION KEY用キー配列に切り替わる。
図7は、FUNCTION KEY用キー配列の表示例を示す図である。
機能ボタン110a~機能ボタン110lは、通常のPCキーボードのファンクションキー「F1」~「F12」と同様に使用可能である。たとえば、CAM(Computer Aided Manufacturing)ソフトなどを利用する際などにも使用される。
ここまで述べたタブボタン112b~タブボタン112kが押下された場合のキー配列は、タブボタン112b~タブボタン112kによって一意に定まる。なお、幾つかのキー配列については、自動的に機能の差し替えを推薦するようにしてもよい。同様に、ユーザがキー配列をカスタマイズできるようにしてもよい。機能の推薦およびキー配列のカスタマイズについては、変形例で説明する。
タブボタン112b~タブボタン112kの例とは異なり、「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下された場合のキー配列は、一意に定まらない。「AUTO CHANGE」のキー配列は、工作機械100におけるNCモード、つまり工作機械100の操作シーンによって決まる。「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下されたときにNCモードが自動モードであれば、NC自動モード用キー配列に切り替わる。NC自動モード用キー配列では、機能ボタン110a~機能ボタン110lにブロックデリートやドライランなどの機能が割り当てられる。たとえば、工作機械100がNC自動モードのときに、第2表示部140は、第2の機能としてブロックデリートを示す第2のキー画像を表示する。反対に、タブボタン112aが押下されたときにNCモードが手動モードであれば、NC手動モード用キー配列に切り替わる。NC手動モード用キー配列では、機能ボタン110a~機能ボタン110lにタレット旋回や主軸正転などの機能が割り当てられる。たとえば、工作機械100がNC手動モードのときに、第2表示部140は、第3の機能としてタレット旋回を示す第3のキー画像を表示する。
ここで、「AUTO CHANGE」のタブボタン112aとアプリケーション画面の関係について触れておく。「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下されたときに表示されているアプリケーション画面は、任意である。つまり、「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下されたときに特定のアプリケーション画面が表示されているとは限らない。図2に示したように、プログラム運転画面とプログラム編集画面と工具情報画面が表示されている場合もあるし、他の組み合わせで複数のアプリケーション画面が表示されている場合もある。複数のアプリケーション画面が表示されている場合に、いずれのアプリケーション画面がアクティブであるかも限定されない。図2に示した例の場合に、プログラム運転画面がアクティブである場合もあるし、プログラム編集画面がアクティブである場合もあるし、工具情報画面がアクティブである場合もある。また、1つのアプリケーション画面だけが表示されている場合もある。1つだけ表示される場合にも、アプリケーション画面の種類は任意である。プログラム運転画面だけが表示されている場合もあるし、プログラム編集画面だけが表示されている場合もあるし、工具情報画面だけが表示されている場合もあるし、他のアプリケーション画面だけが表示されている場合もある。また、「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下されたことによって、第1表示部104に表示されるアプリケーション画面が変化することはない。アプリケーション画面が別のアプリケーション画面に切り替わって表示されたり、アクティブ状態がアプリケーション画面間で遷移したりすることもない。さらに、表示されているアプリケーション画面の種類によってキー配列が決められたり、アクティブになっているアプリケーション画面の種類によってキー配列が決められたりすることもない。また、表示されているアプリケーション画面の種類によってタブボタンが決められたり、アクティブになっているアプリケーション画面の種類によってタブボタンが決められたりすることもない。つまり、タブボタンが自動で選択されることはない。
また、NC自動モード用キー配列の状態で、NCモードが自動モードから手動モードに変わった場合には、その時点でNC手動モード用キー配列に切り替わる。反対に、NC手動モード用キー配列の状態で、NCモードが手動モードから自動モードに変わった場合には、その時点でNC自動モード用キー配列に切り替わる。
「APP」のタブボタン112lが押下された場合のキー配列も、一意に定まらない。「APP」のキー配列は、操作盤104でアクティブになっているアプリケーション画面(以下、「アクティブ画面」という)の種類によって決まる。1種類のアプリケーション画面のみ表示している場合には、表示されているアプリケーション画面がアクティブである。つまり、表示されている1つのアプリケーション画面の種類によって第2表示部140が表示するキー配列が定まる。以下にそれらのキー配列の例を示す。なお、「APP」のタブボタン112l以外のタブボタン112が押下された場合は、アプリケーション画面の種類によってキー配列は切り替わらない。
図8は、工具オフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。
工作機械100がターニングセンタであって、「APP」のタブボタン112lが押下されたときに工具オフセット画面がアクティブであれば、図示した工具オフセット画面用キー配列に切り替わる。工具オフセット画面用キー配列で機能ボタン110a~機能ボタン110rに割り当てられる機能は、工作機械100の操作に関する機能とアプリケーションの操作に関する機能に大別される。後述する図9~図11においても同様である。
機能ボタン110aに割り当てられる「TURRET-」(タレット旋回(-))、機能ボ
タン110bに割り当てられる「TURRET+」(タレット旋回(+))、機能ボタン110cに割り当てられる「PSM」(プリセッタモード(ON/OFF))、機能ボタン110dに割り当てられる「SPINDLE」(主軸選択(メイン))、および機能ボタン110fに割り当てられる「SPINDLE」(主軸選択(サブ))は、工作機械100の操作に関する機能の例である。機能ボタン110aに割り当てられる「TURRET-」(タレット旋回(-))を示すキー画像は、アプリケーション画面に対応して第1ボタンに表示される第1キー画像の例であり、機能ボタン110bに割り当てられる「TURRET+」(タレット旋回(+))を示すキー画像は、アプリケーション画面に対応して第2ボタンに表示される第2キー画像の例である。
一方、機能ボタン110hに割り当てられる「USED OFS」(使用工具オフセット表示)、機能ボタン110iに割り当てられる「UNDO」(元に戻す)、機能ボタン110jに割り当てられる「SEARCH」(補正番号検索)、機能ボタン110kに割り当てられる「REDO」(やり直し)、機能ボタン110lに割り当てられる「INPUT」(直接入力)、機能ボタン110mに割り当てられる「-0.005」(定量入力(-0.005))、機能ボタン110nに割り当てられる「MEASURE」(測定)、機能ボタン110oに割り当てられる「+0.005」(定量入力(+0.005))、および機能ボタン110nに割り当てられる「+INPUT」(+入力)は、工具オフセットアプリケーションの操作に関する機能の例である。
工具オフセット画面のユースケースについて説明する。たとえば、ユーザが工具オフセット値を入力する場合には、「MEASURE」(測定)の機能ボタン110nと「INPUT」(直接入力)の機能ボタン110lを使用する。ユーザが工具オフセット値の修正や摩耗オフセット調整を行う場合には、「+INPUT」(+入力)の機能ボタン110pと「-0.005」(定量入力(-0.005))の機能ボタン110mと「+0.005」(定量入力(+0.005))の機能ボタン110oを使用する。ユーザが工具オフセット値を計測する工具を割り出す場合には、「TURRET-」(タレット旋回(-))の機能ボタン110aと「TURRET+」(タレット旋回(+))の機能ボタン110bを使用する。計測する工具がメイン主軸に使用されるのかサブ主軸に使用されるのかを設定する場合には、「SPINDLE」(主軸選択(メイン))の機能ボタン110dと「SPINDLE」(主軸選択(サブ))の機能ボタン110fを使用する。ユーザがNCプログラム内で使用されている工具オフセットを確認する場合には、「USED OFS」(使用工具オフセット表示)の機能ボタン110hを使用する。
図9は、ワークオフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。
工作機械100がマシニングセンタであって、「APP」のタブボタン112lが押下されたときにワークオフセット画面がアクティブであれば、図示したワークオフセット画面用キー配列に切り替わる。
機能ボタン110aに割り当てられる「PLANE」(ワークセッタ(基準面計測))、機能ボタン110bに割り当てられる「ANGLE」(ワークセッタ(座標修正))、および機能ボタン110cに割り当てられる「CENTER」(ワークセッタ(中心点計測))は、工作機械100の操作に関する機能の例である。
機能ボタン110gに割り当てられる「ACTIVE WORK」(アクティブワーク表示)、機能ボタン110hに割り当てられる「USED WORK」(使用ワークオフセット表示)、機能ボタン110iに割り当てられる「UNDO」(元に戻す)、機能ボタン110jに割り当てられる「SEARCH」(検索)、機能ボタン110kに割り当てられる「REDO」(やり直し)、機能ボタン110lに割り当てられる「INPUT」(直接入力)、機能ボタン110nに割り当てられる「MEAS.」(測定)、機能ボタン110oに割り当てられる「EDIT COMMON」(共通ワーク座標系入力)、機能ボタン110pに割り当てられる「+INPUT」(+入力)、機能ボタン110qに割り当てられる「CENTERING」(心出し)、および機能ボタン110rに割り当てられる「INPUT COORD」(座標取り込み)は、ワークオフセットアプリケーションの操作に関する機能の例である。
ワークオフセット画面のユースケースについて説明する。たとえば、ユーザがワークオフセット値を入力する場合には、「MEAS.」(測定)の機能ボタン110nと「INPUT」(直接入力)の機能ボタン110lを使用する。ユーザが座標系をシフトさせる場合には、「+INPUT」(+入力)の機能ボタン110pを使用する。ユーザが取り付けたワークの計測(ワークセッタ)を行う場合には、「PLANE」(ワークセッタ(基準面計測))の機能ボタン110aと「ANGLE」(ワークセッタ(座標修正))の機能ボタン110bと「CENTER」(ワークセッタ(中心点計測))の機能ボタン110cを使用する。ユーザが加工原点を設定する場合には、「CENTERING」(心出し)の機能ボタン110qを使用する。ユーザが、使用されているワーク補正値を確認する場合には、「ACTIVE WORK」(アクティブワーク表示)の機能ボタン110gを使用する。ユーザがNCプログラム内で使用されているワークオフセットを確認する場合には、「USED WORK」(使用ワークオフセット表示)の機能ボタン110hを使用する。
図10は、プログラム運転画面用キー配列の表示例を示す図である。
「APP」のタブボタン112lが押下されたときにプログラム運転画面がアクティブであれば、図示したプログラム運転画面用キー配列に切り替わる。図2の例ではプログラム運転画面がアクティブであるので、プログラム運転画面用キー配列が表示される。
機能ボタン110aに割り当てられる「SGL BLOCK」(シングルブロック)、機能ボタン110bに割り当てられる「DRY RUN」(ドライラン)、機能ボタン110cに割り当てられる「OPT RUN」(オプショナルストップ)、および機能ボタン110dに割り当てられる「PROG CHK」(プログラムチェック)は、工作機械100の操作に関する機能の例である。
機能ボタン110lに割り当てられる「REWIND」(頭出し)、および機能ボタン110nに割り当てられる「N SEARCH」(Nサーチ)は、プログラム運転アプリケーションの操作に関する機能の例である。
プログラム運転画面のユースケースについて説明する。たとえば、ユーザがNCプログラムの動作確認を行う場合には、「SGL BLOCK」(シングルブロック)の機能ボタン110aと「DRY RUN」(ドライラン)の機能ボタン110bと「PROG CHK」(プログラムチェック)の機能ボタン110dを使用する。ユーザがNCプログラムを一時的に安全に停止させるためには、「SGL BLOCK」(シングルブロック)の機能ボタン110aと「OPT RUN」(オプショナルストップ)の機能ボタン110cを使用する。ユーザがNCプログラムの最初から運転を行う場合には、「REWIND」(頭出し)の機能ボタン110lを使用する。ユーザがNCプログラムの特定の工程を運転する場合には、「N SEARCH」(Nサーチ)の機能ボタン110nを使用する。
図11は、プログラム編集画面用キー配列の表示例を示す図である。
「APP」のタブボタン112lが押下されたときにプログラム編集画面がアクティブであれば、図示したプログラム編集画面用キー配列に切り替わる。
このキー配列の例で、工作機械100の操作に関する機能は割り当てられていない。機能ボタン110hに割り当てられる「MEM」(運転モード)、機能ボタン110iに割り当てられる「UNDO」(元に戻す)、機能ボタン110jに割り当てられる「SEARCH」(検索)、機能ボタン110kに割り当てられる「REDO」(やり直し)、機能ボタン110lに割り当てられる「COPY」(コピー)、機能ボタン110nに割り当てられる「CUT」(切り取り)、機能ボタン110pに割り当てられる「PASTE」(貼り付け)、機能ボタン110qに割り当てられる「REWIND」(先頭)、および機能ボタン110rに割り当てられる「BOTTOM」(末尾)は、プログラム編集アプリケーションの操作に関する機能の例である。
プログラム編集画面のユースケースについて説明する。たとえば、ユーザがNCプログラムを編集する場合には、「COPY」(コピー)の機能ボタン110lと「CUT」(切り取り)の機能ボタン110nと「PASTE」(貼り付け)の機能ボタン110pを使用する。ユーザがNCプログラムの編集個所を移動させる場合には、「SEARCH」(検索)の機能ボタン110jと「REWIND」(先頭)の機能ボタン110qと「BOTTOM」(末尾)の機能ボタン110rを使用する。ユーザがNCプログラムの運転を行う場合には、「MEM」(運転モード)の機能ボタン110hを使用する。
なお、上述のように「APP」のタブボタン112lが選択されている状態で、アクティブ画面が変更になった場合には、アクティブになった操作画面に応じてキー配列が切り替わる。たとえば、プログラム編集画面用キー配列のときに、図2に示したようにプログラム運転画面がアクティブになれば、プログラム運転画面用キー配列に切り替わる。
図12は、操作盤102の機能ブロック図である。
操作盤102の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサ(Coprocessor)などの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。図示した各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
操作盤102は、ユーザインターフェース処理部200、データ格納部230、通信部250、およびデータ処理部280を含む。ユーザインターフェース処理部200は、第1表示部104のタッチパネルおよび操作パネル106を介したユーザインターフェース処理を担当する。データ格納部230は各種データを格納する。データ格納部230は、たとえば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Device)、ハードディスク、その他の記憶デバイス又はそれらを適宜組み合わせて実現される。通信部250は、工作機械100との通信処理を担当する。データ処理部280は、通信部250により取得されたデータおよびデータ格納部230に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部280は、ユーザインターフェース処理部200、データ格納部230、および通信部250のインターフェースとしても機能する。
ユーザインターフェース処理部210は、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部210と、ユーザへの情報提示を行う出力部220とを含む。
入力部210は、第1受付部212および第2受付部214を含む。第1受付部212は、第1表示部104のタッチパネルにおけるタッチ操作を受け付ける。第2受付部214は、操作パネルにおける各種操作を受け付ける。出力部220は、第1表示処理部222および第2表示処理部224を含む。第1表示処理部222は、第1表示部104における表示処理を行う。第2表示処理部224は、第2表示部140における表示処理を行う。
データ格納部230は、ボタン位置記憶部232、キー画像記憶部234、キー配列記憶部236、使用履歴記憶部238、および画面キーワード記憶部240を含む。
ボタン位置記憶部232は、機能ボタン110のキー画像が表示される位置を記憶している。詳しくは、図13に関連して後述する。キー画像記憶部234は、機能毎のキー画像データを記憶している。キー配列記憶部236は、キー配列種類毎にキー配列を記憶する。キー配列は、機能ボタンIDに対応する機能で定義される。使用履歴記憶部238は、各機能に対する関連キーワードとユーザ毎の使用回数を記憶する。詳しくは、図20に関連して説明する。画面キーワード記憶部240は、アプリケーション画面に対する関連キーワードを記憶する。詳しくは、図21に関連して説明する。
通信部250は、データを工作機械100へ送信する送信部260と工作機械100からデータを受信する受信部270を含む。送信部260は、機能の命令を工作機械100へ送信する命令送信部262を含む。
データ処理部280は、オペレーティングシステム282、アプリケーション284、NCモード取得部286、アクティブ画面取得部288、イベント通知部290、使用記録部292、および機能推薦部294を含む。
オペレーティングシステム282は、一般的なPC用のものでもよい。本実施形態では、オペレーティングシステム282が、アプリケーション画面に関するアクティブ状態を管理しているものとする。アプリケーション284は、たとえば、工具オフセットアプリケーション、ワークオフセットアプリケーション、プログラム運転アプリケーション、およびプログラム編集アプリケーションなどである。
NCモード取得部286は、工作機械100に問い合わせて、工作機械100における現在のNCモードを取得する。アクティブ画面取得部288は、オペレーティングシステム282に問い合わせて、現在アクティブになっているアプリケーション画面の種類を取得する。あるいは、アクティブ画面取得部288は、アプリケーション284から現在アクティブになっているアプリケーション画面の種類を取得するようにしてもよい。たとえば、アプリケーション284は、共有メモリ領域を利用してアクティブ画面の種類を、アクティブ画面取得部288へ通知するようにしてもよい。イベント通知部290は、機能ボタン110の押下によって発生した機能イベントをアプリケーション284へ通知する。
使用記録部292は、ユーザが各機能を使用した回数を履歴記憶部238に記録する。機能推薦部294は、キー配列に加える機能をユーザにリコメンドする。
図13は、ボタン位置記憶部232のデータ構造図である。
ボタン位置記憶部232では、機能ボタン110毎に基準位置座標を記憶する。基準位置座標は、第2表示部140におけるキー画像表示領域である矩形の所定点(たとえば、左上端)を示している。この例で、機能ボタンID「FB01」は機能ボタン110aに相当し、(X1:Y1)は、図6に示した「TURRET-」のキー画像が表示される矩形の所定点を示している。機能ボタンID「FB02」は機能ボタン110bに相当し、(X1:Y2)は、図6に示した「TURRET+」のキー画像が表示される矩形の所定点を示している。
図14は、操作盤102におけるボタン制御処理過程を示すフローチャートである。
操作盤102は、タブボタン処理(S10)で、タブボタンが押下された場合のキー配列切り替えを行う。タブボタン処理(S10)については、図15と図16に関連して後述する。
操作盤102は、NCモード処理(S12)で、NCモードが変更された場合のキー配列切り替えを行う。NCモード処理(S12)については、図17に関連して後述する。
操作盤102は、アプリケーション画面処理(S14)で、アクティブ画面が変更された場合のキー配列切り替えを行う。アプリケーション画面処理(S14)については、図18に関連して後述する。
操作盤102は、機能ボタン処理(S16)で、機能ボタン110が押下された場合の処理を行う。機能ボタン処理(S16)については、図19に関連して後述する。
操作盤102は、キーボード等処理(S18)で、従来通りキーボード108や調整つまみ等が操作された場合の処理を行う。そして、S10に戻って処理を繰り返す。
図15と図16は、タブボタン処理過程を示すフローチャートである。
第2受付部214がタブボタン112の押下を検出した場合には(S20のY)、S22以降の処理を行う。第2受付部214がタブボタン112の押下を検出しない場合には(S20のN)、図14のS12へ戻る。
「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが押下された場合には(S22のY)、NCモード取得部286は、工作機械100からNCモードを取得する。(S24)。第2表示処理部224は、取得したNCモード、つまり工作機械100の操作シーンによってキー配列を決める(S26)。工作機械100の操作シーンが自動モード(メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モード)である場合には、第2表示処理部224は、NC自動モード用キー配列に切り替える(S28)。一方、工作機械100の操作シーンが手動モード(ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモード)である場合には、第2表示処理部224は、NC手動モード用キー配列に切り替える(S30)。
キー配列の切り替えにおいて、第2表示処理部224は、キー配列記憶部236を参照して、当該キー配列における各機能ボタン110に対応する機能を特定し、キー画像記憶部234からその機能を示すキー画像データを取得する。そして、第2表示処理部224は、ボタン位置記憶部232を参照して、第2表示部140における各機能ボタン110の基準位置座標に合わせてキー画像を表示する。いずれのキー配列においても同様に処理する。
「NC FUNCTION」のタブボタン112bが押下された場合には(S32のY)、第2表示処理部224は、NC FUNCTION用キー配列に切り替える(S34)。「SET UP」のタブボタン112cが押下された場合には(S36のY)、第2表示処理部224は、SET UP用キー配列に切り替える(S38)。第2表示処理部224は、「SPINDLE」「FUNCTION1」「FUNCTION2」「FUNCTION3」「FUNCTION4」「FUNCTION5」「FUNCTION6」および「FUNCTION KEY」の場合についても同様に、それぞれのキー配列に切り替える。
図16の説明に移る。「APP」のタブボタン112lが押下された場合には(S50のY)、アクティブ画面取得部288は、オペレーティングシステム282からアクティブ画面の種別を取得する(S52)。第2表示処理部224は、アクティブ画面に応じてキー配列を決める。工具オフセット画面がアクティブであれば(S54のY)、第2表示処理部224は、工具オフセット画面用キー配列に切り替える(S56)。ワークオフセット画面がアクティブであれば(S58のY)、第2表示処理部224は、ワークオフセット画面用キー配列に切り替える(S60)。図2に示したようにプログラム運転画面がアクティブであれば(S62のY)、第2表示処理部224は、プログラム運転画面用キー配列に切り替える(S64)。プログラム編集画面がアクティブであれば(S66のY)、第2表示処理部224は、プログラム編集画面用キー配列に切り替える(S68)。いずれのキー配列へ切り替えた後でも、図14のS12へ戻る。
図17は、NCモード処理過程を示すフローチャートである。
「AUTO CHANGE」のタブボタン112aが選択されている場合には(S70のY)、S72以降の処理を行う。「AUTO CHANGE」以外のタブボタン112が選択されている場合には(S70のN)、図14のS14へ戻る。
NCモード取得部286は、工作機械100からNCモードを取得し(S72)、NCモードが変更されたか否かを判定する(S74)。NCモードが変更されていない場合には(S74のN)、図14のS14へ戻る。
NCモードが変更された場合には(S74のY)、第2表示処理部224は、変更されたNCモード、つまり工作機械100の操作シーンによってキー配列を決める(S76)。工作機械100の操作シーンが自動モード(メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モード)である場合には、第2表示処理部224は、NC自動モード用キー配列に切り替える(S78)。一方、工作機械100の操作シーンが手動モード(ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモード)である場合には、第2表示処理部224は、NC手動モード用キー配列に切り替える(S80)。そして、図14のS14へ戻る。
図18は、アプリケーション画面処理過程を示すフローチャートである。
「APP」のタブボタン112lが選択されている場合には(S90のY)、S92以降の処理を行う。「APP」以外のタブボタン112が選択されている場合には(S90のN)、図14のS16へ戻る。
アクティブ画面取得部288は、オペレーティングシステム282からアクティブ画面の種別を取得し(S92)、アクティブ画面が変更されたか否かを判定する(S94)。アクティブ画面が変更されていない場合には(S94のN)、図14のS16へ戻る。
アクティブ画面が変更された場合には(S94のY)、第2表示処理部224は、変更されたアクティブ画面に応じてキー配列を決める。工具オフセット画面がアクティブになれば(S96のY)、第2表示処理部224は、工具オフセット画面用キー配列に切り替える(S98)。ワークオフセット画面がアクティブになれば(S100のY)、第2表示処理部224は、ワークオフセット画面用キー配列に切り替える(S102)。プログラム運転画面がアクティブになれば(S104のY)、第2表示処理部224は、プログラム運転画面用キー配列に切り替える(S106)。プログラム編集画面がアクティブになれば(S108のY)、第2表示処理部224は、プログラム編集画面用キー配列に切り替える(S110)。いずれのキー配列へ切り替えた後でも、図14のS16へ戻る。
図19は、機能ボタン処理過程を示すフローチャートである。
第2受付部214がいずれかの機能ボタン110の押下を検出した場合には(S120のY)、S122以降の処理を行う。いずれの機能ボタン110の押下も検出しない場合には(S120のN)、図14のS18へ戻る。
第2受付部214は、現キー配列で、押下された機能ボタンIDに対応する機能を特定する(S122)。第2受付部214は、当該機能の操作対象が工作機械100であるか、アプリケーション284であるかを判定する(S124)。当該機能の操作対象が工作機械100である場合には、命令送信部262は、当該機能の命令を工作機械100へ送信する(S126)。工作機械100は、受信した命令を実行する。一方、当該機能の操作対象がアプリケーション284である場合には、イベント通知部290は、当該機能のイベントをアプリケーション284へ通知する(S128)。通知を受けたアプリケーション284は、イベントに応じた処理を行う。そして、図14のS18へ戻る。
[変形例1]
操作盤102は、ユーザの各機能の使用履歴(使用実績)に基づいて、アプリケーション画面において使用頻度の高い機能をリコメンドするようにしてもよい。リコメンドの内容は、各ユーザが好んで使う機能によって異なる。したがって、ユーザ毎に機能の使用履歴を管理して、各ユーザにリコメンドする機能を選択する。このようにすれば、ユーザの機能ボタン110の使い方に応じて、機能ボタン110の利用機会が増えるようにキー配列を調整することができる。
図20は、使用履歴記憶部238のデータ構造図である。
使用履歴記憶部238は、ユーザ毎に図示した表を記憶している。上述したように、この表は、ユーザIDに対応付けられている。操作しているユーザを識別するユーザIDは、たとえばユーザがログインする際に特定される。
この表では、各機能に関連キーワードが予め設定されている。機能と関連キーワードの関係は、全ユーザにおいて共通である。関連キーワードは、当該機能に関連が強い特性を示している。この例で、機能「PSM」(プリセッタモード(ON/OFF))には、関連キーワードとして「計測」、「工具」、「オフセット」、「形状」および「摩擦」が対応付けられている。また、当該ユーザがその機能を使用した回数が記憶される。ここで記憶される使用回数は、いずれかのキー配列において使用された回数の合計である。この例では、機能「PSM」(プリセッタモード(ON/OFF))が割り当てられた機能ボタン110が使用された回数が全部で52回であることを示している。
図21は、画面キーワード記憶部240のデータ構造図である。
画面キーワード記憶部240には、アプリケーション画面の種類に対応する関連キーワードを予め設定されている。関連キーワードは、当該アプリケーションに関連が強い特性を示している。この例では、工具オフセット画面には、関連キーワードとして「工具」、「オフセット」、「形状」、「摩耗」、「計測」、および「干渉」が対応付けられている。
機能推薦部294は、使用回数に基づいて、アプリケーション画面毎にリコメンドする機能を選定する。具体的には、ユーザ認証で特定されたユーザに対応する使用履歴記憶部238のデータが参照される。機能推薦部294は、アプリケーション画面に設定されている関連キーワードと一致する関連キーワードが設定されている機能を選定する。機能推薦部294は、一致する関連キーワードの数が多いものを優先するようにしてもよい。また、機能推薦部294は、一致する関連キーワードの数が等しい場合に、使用回数が多い方の機能を優先するようにしてもよい。あるいは、機能推薦部294は、一致する関連キーワードの数と使用回数の両方に基づいて、評価値を算出して、評価値が高い順に機能を選定するようにしてもよい。例えば、評価値は、一致する関連キーワードの数と使用回数の積であってもよい。
機能推薦部294は、リコメンドする機能をユーザに提示して、ユーザの承認を得てからキー配列を更新するようにしてもよい。たとえば、リコメンドする機能を表すキー画像をいずれかの機能ボタン110に表示させて、追加あるいは差し替えの認否を問うようにしてもよい。たとえば、キー画像を一定時間だけ点滅させて、点滅している間にEnterキーが押された場合に承認されたと判断して、リコメンドする機能をその機能ボタンに割り当てるようにキー配列を更新してもよい。
機能推薦部294は、ユーザの承認を得る過程を省いて、リコメンドする機能をキー配列に含めるように自動的に更新してもよい。
ユーザが行う操作の内容によって使用する機能は異なることがあるが、変形例1によればユーザがよく行う操作に合わせたキー配列を実現しやすい。したがって、機能ボタン110を有効活用できる。たとえば、NCプログラムを編集する機会が多いユーザの場合には、NCプログラムの編集に関連する機能がリコメンドされてキー配列に加えられる機会が生まれる。
[変形例2]
ユーザがキー配列をカスタマイズできるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが、機能ボタン110を利用しやすくなり、使い勝手がよくなる。
図22は、キー配列編集画面図である。
キー配列編集画面は、ユーザがキー配列をカスタマイズするときに第1表示部104に表示される。特定のキー配列(たとえばFUNCTION6用キー配列)のみ編集可能としてもよいし、すべてのキー配列において編集可能としてもよい。
キー配列編集画面の上部には、編集対象であるキー配列を表す領域が設けられる。キー配列で定義されている機能を示すキー画像が現機能ボタン領域150に表示される。キー配列編集画面の下部には、置き換える候補となる機能を表す領域が設けられる。候補の機能は、候補機能ボタン領域152にキー画像で表示される。候補機能は、上述のリコメンドによって選定されてもよいし、ユーザがキー画像一覧のページめくりを行って、任意に選べるようにしてもよい。
図22の矢印で示したように、ユーザは、キー配列に加えたい候補機能を表す候補機能ボタン領域152bにタッチして、置きたい場所の現機能ボタン領域150cにスライド操作する。これにより、候補機能ボタン領域152bに表示されていたキー画像が、スライド先の現機能ボタン領域150cに表示される。また、キー配列の定義も更新される。具体的には、タッチされた候補機能ボタン領域152bの候補機能が、スライド先に相当する機能ボタン110cに対応づけて記憶される。スライド先に設定されていたキー画像は、候補機能ボタン領域152に移るようにしてもよい。つまり、タッチとスライドの操作を行えば、任意の候補機能ボタン領域152に表示されていたキー画像と任意の現機能ボタン領域150に表示されていたキー画像の入れ替えが行われる。
また、同様の操作方法によって、現機能ボタン領域150の機能同士を入れ替えるようにしてもよい。その場合には、スライド元の機能ボタンに対応する機能と、スライド先の機能ボタンに対応する機能が入れ替わるように、キー配列の定義が更新される。キー配列の定義は、ユーザIDに対応付けて、ユーザ毎に設定される。
[変形例3]
操作盤102が接続する工作機械100の種類または仕様に応じて、自動的にキー配列を決めるようにしてもよい。このようにすれば、その工作機械100で使用される機能に合わせて、機能ボタン110を有効に活用することができる。
たとえば、ターニングセンタのためのプログラム運転画面用キー配列と、マシニングセンタのためのプログラム運転画面用キー配列とを別に定義しておき、工作機械100から取得した機種情報によって、ターニングセンタあるいはマシニングセンタのためのプログラム運転画面用キー配列を選んで使用するようにしてもよい。また、たとえば工作機械100が備える主軸の数に応じて、「SPINDLE」(主軸選択)の機能ボタン110の数を増減させてもよい。
[変形例4]
実施形態では、機能ボタン110およびタブボタン112としてタクタイルスイッチを用いる例を示したが、機能ボタン110およびタブボタン112として他のスイッチを用いてもよい。たとえば、機能ボタン110およびタブボタン112の表面にタッチセンサを設けて、タッチを検出した場合にボタンが押下されたと判定するようにしてもよい。
[変形例5]
実施形態では、機能ボタン110をキーボード108と別に設ける例を示したが、キーボード108の一部に機能ボタン110を含めるようにしてもよい。つまり、キーボード108は、表面に文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つが表示される第1ボタンと、文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つが表示され、かつ第1表示部104に表示されるアプリケーション画面に応じて表示が切り替わる第2表示部140と透明カバー130とを有する第2ボタンを含むようにしてもよい。また、機能ボタン110以外のキーボード108のキーは、バックライトを有し、バックライトの照明によって文字、数字、記号または図などが明るく光るようにしてもよい。
[変形例6]
機能ボタン110は、円形でもよい。また、機能ボタン110が、調整つまみを兼ねるようにしてもよい。たとえば、円形の機能ボタン110の周りにリングを配して、リングの回転角を検知して、ボリューム値を得るようにしてもよい。
[変形例7]
機能ボタン110は、浅い押下と深い押下を検出可能な多段式のスイッチであってもよい。たとえば、定量入力の機能が割り当てられた機能ボタン110において、浅い押下を検出した場合に、アプリケーション画面における所定パラメータに対して0.005の値を加算し、深い押下を検出した場合に、同様に0.010の値を加算するようにしてもよい。このようにすれば、定量入力(+0.005)の機能ボタン110と定量入力(+0.010)の機能ボタン110を別個に設ける場合に比べて、必要な機能ボタン110の数を減らして、操作パネル106をコンパクトにできる。
[変形例8]
実施形態では、操作パネル106を、情報処理装置に相当する演算器、記憶装置および第1表示部104などと一体とする例を示したが、操作パネル106を独立させてもよい。その場合には、演算器、記憶装置および第1表示部104を含む情報処理装置に、USB(Universal Serial Bus)接続などで操作パネル106が接続するようにしてもよい。
[変形例9]
実施形態では、タブボタン処理(図15)およびNCモード処理(図17)において、メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モードの場合には、自動モードであると判定して、NC自動モード用キー配列に切り替え、一方、ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモードの場合には、手動モードであると判定して、NC手動モード用キー配列に切り替える例について説明した。但し、メモリーモード、マニュアルデータインプットモード、編集モード、ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモードに対応する別個のキー配列を用意して、それぞれのモードに対応するキー配列に切り替えるようにしてもよい。
[変形例10]
実施形態では、機能ボタン110s~機能ボタン110xに割り当てられるモード選択の機能は、各キー配列において共通であると説明したが、一部又はすべてのキー配列において機能ボタン110s~機能ボタン110xのいずれか又はすべてに、共通でない別の機能を割り当ててもよい。たとえば、そのキー配列に割り当てるべき機能の数が多い場合に、使用されない(あるいは使用頻度が低い)モード選択の機能に代えて、別の機能を割り当ててもよい。
[変形例11]
特定の画面がアクティブである場合に、NCモードに応じてキー配列を変えるようにしてもよい。つまり、アクティブ画面の種別と操作シーンの組み合わせによってキー配列が決まるようにしてもよい。ここでは、工具オフセット画面がアクティブであるときに、NCモードが自動モードであれば、手動モードのときとは異なるキー配列が表示される例を示す。手動モードのときは、図8に示した工具オフセット画面用キー配列と同様の手動モード対応の工具オフセット画面用キー配列が表示されるものとする。
図24は、NC自動モード対応の工具オフセット画面用キー配列の表示例を示す図である。
NCモードが自動モードのときは、「TURRET-」(タレット旋回(-))、「TURRET+」(タレット旋回(+))、「PSM」(プリセッタモード(ON/OFF))、「SPINDLE」(主軸選択(メイン))および「SPINDLE」(主軸選択(サブ))の機能が省かれ、機能ボタン110a、機能ボタン110b、機能ボタン110c、機能ボタン110dおよび機能ボタン110fに機能が割り当てられない。これらの機能は、NCモードが手動モードの場合にのみ使用されるからである。その他の機能については、図8の場合と同様である。
図25は、変形例11に係るタブボタン処理過程の一部を示すフローチャートである。
S50からS54までの処理は、図16の場合と同様である。
工具オフセット画面がアクティブであれば(S54のY)、NCモード取得部286は、工作機械100からNCモードを取得する(S130)。第2表示処理部224は、取得したNCモード、つまり工作機械100の操作シーンによってキー配列を決める(S132)。工作機械100の操作シーンが自動モード(メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モード)である場合には(S132の「自動モード」)、第2表示処理部224は、NC自動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図24)に切り替える(S134)。一方、工作機械100の操作シーンが手動モード(ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモード)である場合には(S132の「手動モード」)、第2表示処理部224は、手動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図8)に切り替える(S136)。
図18に示したアプリケーション画面処理でも同様に、S96で、工具オフセット画面がアクティブであると判定した場合に、NCモード取得部286は、工作機械100からNCモードを取得する。第2表示処理部224は、取得したNCモード、つまり工作機械100の操作シーンによってキー配列を決める。工作機械100の操作シーンが自動モード(メモリーモード、マニュアルデータインプットモードまたは編集モード)である場合には、第2表示処理部224は、NC自動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図24)に切り替える。一方、工作機械100の操作シーンが手動モード(ジョグモード、原点復帰モードまたはハンドルモード)である場合には、第2表示処理部224は、手動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図8)に切り替える。
[変形例12]
実施形態では、第1表示部104に、複数のアプリケーション画面を表示する例を示したが、第1表示部104に、1つのアプリケーション画面を表示してもよい。その場合には、表示されているアプリケーション画面がアクティブになる。
[まとめ]
工作機械を操作するための操作盤102は、工作機械に関連する情報を表示する第1表示部104を有する。操作盤102は、さらに図4に例示したように第2表示部140と透明カバー130を有し、状況に応じて機能の割り当てを変更可能な機能ボタン110を備える。機能ボタン110は、図3に例示したようにキーボードと別に設けられてもよいし、変形例5で説明したようにキーボードの一部に含められるようにしてもよい。
図6から図11に例示したように、タブボタン112が押下されると機能ボタン110のキー配列が切り替わる。第2表示部140は、各機能ボタン110にそれぞれの機能を示す文字、数字、記号、図の少なくともいずれか1つを表示する。特に、「APP」のタブボタン112lが押下されたときには、図8(工具オフセット画面用キー配列)、図9(ワークオフセット画面用キー配列)、図10(プログラム運転画面用キー配列)および図11(プログラム編集画面用キー配列)に例示したようにアプリケーション画面に応じてキー画像が切り替わる。この処理については、図16のS50からS68に関連して説明している。
また、「APP」のタブボタン112lが選択されている状態で、アクティブ画面が変更になった場合にも、アクティブになった操作画面に応じてキー配列が切り替わる。たとえば「APP」のタブボタン112lが選択されている状態における機能ボタン110aに着目すると、第1表示部104に工具オフセット画面(アプリケーション画面の例)が表示されているときには図8に示すように「TURRET-」(タレット旋回(-))(第1機能の例)を示すキー画像(第1のキー画像の例)が表示される。第1表示部104に表示されるアプリケーション画面がワークオフセット画面に切り替わると、図9に示すように「PLANE」(ワークセッタ(基準面計測))(第2機能の例)を示すキー画像(第2のキー画像の例)が表示される。この処理については、図18のS90からS110に関連して説明している。
アプリケーション画面が1つ表示されている場合には、表示されている画面がアクティブである。したがって、「APP」のタブボタン112lが選択されている状態で、工具オフセット画面(アプリケーション画面の例)のみが表示されていれば工具オフセット画面がアクティブであるので、第2表示部140は、図8の工具オフセット画面用キー配列に従い「TURRET-」(タレット旋回(-))を示すキー画像を機能ボタン110aに表示する(アプリケーション画面に対応した第1キー画像を第1ボタンに表示する例)。また、同じく第2表示部140は、工具オフセット画面用キー配列に従い「TURRET+」(タレット旋回(+))を示すキー画像を機能ボタン110bに表示する(アプリケーション画面に対応した第2キー画像を第2ボタンに表示する例)。
アプリケーション画面が複数表示されている場合には、表示されている複数のアプリケーション画面のうち1つのプリケーション画面がアクティブになる。図2の例では、プログラム運転画面とプログラム編集画面と工具情報画面とが表示され、プログラム運転画面がアクティブになっている。このとき、第2表示部140は、アクティブなプログラム運転画面に対応するプログラム運転画面用キー配列(図10)に従って、「SGL BLOCK」(シングルブロック)を示すキー画像と「DRY RUN」(ドライラン)を示すキー画像を含む12個のキー画像が、機能ボタン110aと機能ボタン110bとを含む12個の機能ボタンに表示される(アクティブなアプリケーション画面に対応した第1キー画像と第2キー画像を含む複数のキー画像が第1ボタンと第2ボタンとを含む複数のボタンに表示される例)。
変形例11では、図25に示したように、「APP」のタブボタン112lが選択されている状態で(S50のY)、工具オフセット画面がアクティブである場合に(S54のY)、工作機械の操作シーンが自動モードであれば(S134の「自動モード」)、NC自動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図24)に切り替え、手動モードであれば(S134の「手動モード」)、NC手動モード対応の工具オフセット画面用キー配列(図8)に切り替える(表示するアプリケーション画面に応じて変更する複数のボタンのキー画像を、さらに工作機械の操作シーンに応じて切り替える例)。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施形態および上記変形例を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。
本開示の全請求項に記載の操作盤および工作機械は、機械要素の他、ハードウェア資源、例えば、プロセッサ、メモリ、及びプログラムとの協働などによって、実現される。
100 工作機械、101 加工領域、102 操作盤、104 第1表示部、106 操作パネル、108 キーボード、110 機能ボタン、112 タブボタン、120 カバー、122 ボタン穴、124 ボタン穴、126 枠、128 ボディ、130 透明カバー、132 上側支持部、134 可動接点、136 下側支持部、138 固定接点、140 第2表示部、150 機能ボタン領域、152 タブボタン領域、200 ユーザインターフェース処理部、210 入力部、212 第1受付部、214 第2受付部、220 出力部、222 第1表示処理部、224 第2表示処理部、230 データ格納部、232 ボタン位置記憶部、234 キー画像記憶部、236 キー配列記憶部、238 使用履歴記憶部、240 画面キーワード記憶部、250 通信部、260 送信部、262 命令送信部、270 受信部、280 データ処理部、282 オペレーティングシステム、284 アプリケーション、286 NCモード取得部、288 アクティブ画面取得部、290 イベント通知部、292 使用記録部、294 機能推薦部

Claims (5)

  1. 工作機械を操作するための操作盤であって、
    前記工作機械に関連する情報を表示する第1表示部と、
    キーボードと、
    複数のボタンと、を備え、
    前記複数のボタンは、第2表示部と、透明カバーと、を有し、
    前記第2表示部は、前記第1表示部に複数のアプリケーション画面が表示された場合に、第1ボタンと第2ボタンとの表示を、前記複数のアプリケーション画面の中でアクティブなアプリケーション画面に対応した第1キー画像と第2キー画像とに変更し、
    前記第2表示部は、前記工作機械の操作シーンに応じて前記第1キー画像および前記第2キー画像のうちの少なくとも1つを切り替える、操作盤。
  2. 工作機械を操作するための操作盤であって、
    前記工作機械に関連する情報を表示する第1表示部と、
    キーボードと、
    第1ボタン及び第2ボタンを含む複数のボタン、を備え、
    前記複数のボタンは、第2表示部と、透明カバーと、を有し、
    前記第2表示部は、前記第1表示部にアプリケーション画面が表示された場合に、前記第1ボタンの表示及び前記第2ボタンの表示を、それぞれ前記アプリケーション画面に応じた機能を示す第1のキー画像及び第2のキー画像に変更し、
    前記第2表示部は、前記工作機械の操作シーンに応じて前記第1ボタンの表示及び前記第2ボタンの表示のうちの少なくとも一方を切り替える、操作盤。
  3. 工作機械を操作するための操作盤であって、
    前記工作機械に関連する情報を表示する第1表示部と、
    キーボードと、
    複数のボタンと、を備え、
    前記複数のボタンは、第2表示部と、透明カバーと、を有し、
    前記第2表示部は、前記第1表示部に複数のアプリケーション画面が表示された場合に、第1ボタンと第2ボタンとを含む前記複数のボタンの表示を、前記複数のアプリケーション画面の中でアクティブなアプリケーション画面に対応した第1キー画像と第2キー画像を含む複数のキー画像に変更し、さらに前記工作機械の操作シーンに応じて前記複数のキー画像のうちの少なくとも1つを切り替える、操作盤。
  4. 工作機械を操作するための操作盤であって、
    前記工作機械に関連する情報を表示する第1表示部と、
    キーボードと、
    複数のボタンと、を備え、
    前記ボタンは、第2表示部と、透明カバーと、を有し、
    前記第2表示部は、第1の機能を示す第1のキー画像を表示し、かつ、前記工作機械がNC自動モードのときに第2の機能を示す第2のキー画像を表示し、前記工作機械がNC手動モードのときに第3の機能を示す第3のキー画像を表示する、操作盤。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の操作盤と、
    前記操作盤の加工開始ボタンを押すと、加工を開始する加工部と、を備える、工作機械。
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