JP5099353B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP5099353B2
JP5099353B2 JP2008140553A JP2008140553A JP5099353B2 JP 5099353 B2 JP5099353 B2 JP 5099353B2 JP 2008140553 A JP2008140553 A JP 2008140553A JP 2008140553 A JP2008140553 A JP 2008140553A JP 5099353 B2 JP5099353 B2 JP 5099353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
conveying
supply
continuously variable
variable transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008140553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009284822A (ja
Inventor
靖 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2008140553A priority Critical patent/JP5099353B2/ja
Publication of JP2009284822A publication Critical patent/JP2009284822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5099353B2 publication Critical patent/JP5099353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、走行装置の前方に刈取部を、走行装置の上方に脱穀装置を夫々設け、刈取部で刈り取った穀稈を脱穀装置の脱穀室に供給する穀稈供給搬送装置(フィードチエン)を設け、穀稈供給搬送装置および刈取部は走行速度に同調して回転数を増減するように変速させ、この刈取部の回転を専用の刈取用変速装置により変速するようにした構成は、公知である。
特開2004−283048号公報
前記公知例は、単に、刈取部および穀稈供給搬送装置を、走行速度に同調させて変速する構成のため、刈取部から穀稈供給搬送装置までの穀稈の搬送は円滑になるが、一定回転の扱胴に対して穀稈供給搬送装置の搬送速度が変化するため、脱穀作業が安定しないという課題がある。
また、公知例の刈取用変速装置はギヤケースの機体外側に設けているため、刈取部への回転出力軸をギヤケースの内側に設けなければならず、頻繁に行われるベルトの装着およびメンテナンス作業が面倒であるという課題がある。
本願は、穀稈搬送構成を工夫し、搬送を円滑にすると共に、脱穀作業を円滑にし、扱胴等への回転伝達用のベルトの装着を容易にしたものである。
本発明では、走行装置3の前方に刈取部4を、走行装置3の上方に脱穀装置2を夫々設け、前記刈取部4で刈り取った穀稈の株元側を挟持して脱穀装置2の脱穀室に供給しながら搬送する穀稈供給搬送装置12の始端側に、シンクロ用前側供給搬送装置13を設け、前記穀稈供給搬送装置12には脱穀装置2の扱胴34と共にエンジン22からの一定回転を伝達し、前記シンクロ用前側供給搬送装置13および前記刈取部4は走行速度に同調して回転数を増減させる専用の刈取搬送用無段変速装置21により変速駆動する構成とし、該刈取搬送用無段変速装置21は、前記エンジン22の回転を前記扱胴34および穀稈供給搬送装置12に分岐して伝達するギヤケース50の機体内側の部位取り付けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、走行装置3の走行速度が速くなると、刈取搬送用無段変速装置21により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達する回転を上昇させ、走行装置3の走行速度が遅くなると、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達する回転を遅くするように、同調させて変速して、穀稈供給搬送装置12へ至る穀稈の搬送を円滑にする。
本発明では、前記ギヤケース50の機体外面側に前記刈取部4に回転を出力する刈取用中間出力軸39および前記穀稈供給搬送装置12に回転を出力する穀稈供給搬送中間出力軸41を設け、前記ギヤケース50の内面側には前記刈取搬送用無段変速装置21を設けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、エンジン22の回転が扱胴34の伝動下手側のギヤケース50の中間伝動軸31に伝達され、中間伝動軸31の回転がギヤケース50の外面側に突出する穀稈供給搬送中間出力軸41を介して穀稈供給搬送装置12に伝達されて穀稈供給搬送装置12を一定回転駆動させる。
穀稈供給搬送中間出力軸41の伝動下手側の刈取HST入力軸37から刈取搬送用無段変速装置21に回転入力され、刈取搬送用無段変速装置21により走行速度に同調させた変速回転がギヤケース50の刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40から出力され、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動する。
請求項1の発明では、刈取搬送用無段変速装置21により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を、走行速度に同調させて変速させるので、刈取部4からシンクロ用前側供給搬送装置13まで穀稈を円滑に搬送でき、一方、扱胴34の回転数とシンクロ用前側供給搬送装置13の搬送速度の回転は常時一定であるため、脱穀中の穀稈の搬送姿勢の乱れは発生せず、効率よく脱穀作業を行うことができる。
請求項2の発明では、ギヤケース50の外面側に刈取部4および穀稈供給搬送装置12に回転を出力する出力部を集中させることができ、出力部のメンテナンス作業を容易にでき、ギヤケース50の内面側の刈取搬送用無段変速装置21を設けているので、機体重量バランスやギヤケース50および刈取搬送用無段変速装置21の取付バランスを良好にできる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取部、5は前記脱穀装置2の側部に設けた該脱穀装置2より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部、7はグレンタンク5内の穀物を揚穀する揚穀排出装置である。
前記刈取部4の一例を示すと、分草体10、引起装置(図示省略)、刈刃11および搬送装置を有して構成する。
12は、搬送装置により搬送され穀稈を脱穀装置2の脱穀室(図示省略)に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置、13は穀稈供給搬送装置12の始端側に設けたシンクロ用前側供給搬送装置である。
前記穀稈供給搬送装置12の構成は任意であるが、例えば、挾扼杆(図示省略)と搬送供給チエン(フィードチェン)15により構成する。挾扼杆は脱穀装置2の上部カバー16に上下自在に取付けられ、搬送供給チエン15に弾着して穀稈を挟持搬送する。搬送供給チエン15は無端チエンにより構成し、任意構成の案内レール(図示省略)により案内されて移動するように構成する。
しかして、前記穀稈供給搬送装置12は、前記刈取部4で刈り取られた穀稈を脱穀装置2の脱穀室(図示省略)の穀稈供給口14(図6)から供給し、脱穀されて脱穀室の穀稈排出口(図示省略)より排出するまで搬送するものであり、刈取部4で刈り取った穀稈を穀稈供給搬送装置12まで搬送する構成は任意であるが、穀稈供給搬送装置12に引き継ぐシンクロ用前側供給搬送装置13は、刈取部4と同調して変速されるように構成する。
前記シンクロ用前側供給搬送装置13は駆動歯車17と案内ローラ18との間に前側供給チエン19を掛け回して構成している。
シンクロ用前側供給搬送装置13は刈取部4からの搬送穀稈を穀稈供給搬送装置12に引継ぐのを良好にする。
即ち、走行装置3は走行用無段変速装置(静油圧式無段変速装置)20により走行速度変更可能に構成し、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13へ伝達する回転も走行装置3の走行速度に同調して変速するようにし、刈取部4からの搬送穀稈を穀稈供給搬送装置12へ直接引継ぐのではなく、刈取部4からシンクロ用前側供給搬送装置13まで同じ搬送速度状態とし、刈取部4で植立状態の搬送穀稈を穀稈供給搬送装置12の搬送姿勢に合わせた横向きとし、穀稈供給搬送装置12にはシンクロ用前側供給搬送装置13から同じ搬送姿勢で搬送速度のみを変えてることで引継を良好にする。
更に、穀稈供給搬送装置12の搬送速度は一定として脱穀装置2の扱胴(図示省略)の回転との関係を変化させないようにして、脱穀作業を安定させる。
この場合、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13は、刈取搬送専用の刈取搬送用無段変速装置(静油圧式無段変速装置)21により走行速度に同調させて変速する。
そのため、脱穀装置2と穀稈供給搬送装置12をエンジン22からの一定駆動回転で駆動して脱穀作業を安定させつつ、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13の回転を刈取搬送用無段変速装置21により走行速度に同調させて変速して、穀稈供給搬送装置12への引継を円滑・確実にする。
また、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13への伝動回転は、刈取搬送用無段変速装置21により変速するので、通常は走行速度に同調させて変速するが、所定条件のときは、刈取搬送用無段変速装置21単独で刈取部4および/またはシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動するように構成する。
そのため、機体停止状態から所定走行速度の間でも、刈取搬送用無段変速装置21により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を十分な回転数で駆動させることができ、機体走行開始直後から安定して刈取部4および脱穀装置2を駆動させられ、刈取作業および脱穀作業を安定・確実に行える。
また、走行用無段変速装置20から走行装置3への回転を停止させたとき、刈取搬送用無段変速装置21単独でシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動すると、機体走行停止状態でシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動し、シンクロ用前側供給搬送装置13および穀稈供給搬送装置12へ手刈り穀稈を供給でき、刈取作業および脱穀作業の作業性および操作性を向上させられる。
エンジン22から走行用無段変速装置20および刈取搬送用無段変速装置21への回転伝達機構の構成は任意であるが、一例を示すと、25Aは走行用出力プーリー、25Bは刈取脱穀用出力プーリー,26は走行用無段変速装置20の入力プーリー、27は走行用無段変速装置20を設けたミッションケース、28は刈取脱穀用出力プーリー25Bの回転が伝達される中間プーリー,29は中間軸、30は中間歯車、31は中間伝動軸、32は一対の脱穀用傘歯車、33は脱穀伝動軸、33Aは脱穀用中間プーリー、33Bは扱胴伝達用プーリ、34は扱胴、35は処理胴、36は刈取用中間歯車、37は刈取搬送用無段変速装置21の刈取HST入力軸、38は刈取搬送用無段変速装置21の刈取HST出力軸、39は刈取用中間出力軸、40は搬送シンクロ用出力軸、41は穀稈供給搬送中間出力軸、41Aは供給搬送用プーリー、42は唐箕、43は穀稈供給搬送装置12の駆動歯車、44は刈取脱穀クラッチ、45は刈取用中間出力軸39に設けた刈取中間出力プーリー,46は刈取中間入力プーリー、47は刈取中間出力プーリー45と刈取中間入力プーリー46に掛け回したベルトである。
この場合、刈取用中間歯車36および刈取用中間出力軸39等を設けたギヤケース50の操縦部6側に刈取搬送用無段変速装置21を設ける。そのため、機体重量バランスやギヤケース50の取付バランスを良好にする。
ギヤケース50の穀稈供給搬送装置12側の刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41には、刈取中間出力プーリー45に掛け回したベルト47等の張力が作用するが、この張力の作用する反対側のギヤケース50に刈取搬送用無段変速装置21を設けているので、バランスが良好になる。
また、エンジン22の回転を扱胴34および穀稈供給搬送装置12に分岐して伝動するギヤケース50の機体内側の部位に刈取搬送用無段変速装置21を取り付けることにより、エンジン22を冷却後の排風を刈取搬送用無段変速装置21に当たやすく配置でき、刈取搬送用無段変速装置21の冷却効果によって刈取搬送用無段変速装置21の十分な性能発揮状態を維持する。
また、前記刈取搬送用無段変速装置21は刈取HST入力軸37を後側に、刈取HST出力軸38を前側に夫々配置して、横置きとし、刈取HST出力軸38からの出力を上下に分岐させ、刈取HST出力軸38の上方に搬送シンクロ用出力軸40を、刈取HST出力軸38の下方に刈取用中間出力軸39を夫々配置する。
刈取搬送用無段変速装置21を横置きとしているので、機体の重心を低重心として、走行を安定させる。また、脱穀装置2の前面側から刈取部4に回転を伝達するうえで、ギヤケース50の前方に刈取部4の刈取用中間出力軸39を配置して入力位置と出力位置とが前後に交差させず伝動機構を構成でき、効率的な配置となる。
刈取HST出力軸38からの出力を上方の搬送シンクロ用出力軸40と下方の刈取用中間出力軸39とに上下に分岐しているので、上下に交差させずに伝動機構を構成できる。
また、シンクロ用前側供給搬送装置13への伝動はギヤケース50内のギヤ伝動なので、スリップがなく、刈取部4からシンクロ用前側供給搬送装置13への引継が良好に行われ、伝動トラブルを防止できる。
しかして、刈取用中間出力軸39から回転が伝達される前記刈取中間入力プーリー46は刈取用中間伝動軸51に設け、刈取用中間伝動軸51には刈取用出力プーリー52を設ける。また、刈取用中間伝動軸51には、前記刈取中間入力プーリー46とは別に、刈取用補助入力プーリー53を設け、刈取用補助入力プーリー53には走行用無段変速装置20により変速されてミッションケース27から出力する刈取用補助出力プーリー54との間にベルト55を掛け回す。
刈取用補助入力プーリー53と刈取用補助出力プーリー54とベルト55は、補助刈取シンクロ機構56を構成し、補助刈取シンクロ機構56は走行用無段変速装置20により変速された回転がミッションケース27から出力して刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動するように構成する。
この場合、刈取搬送用無段変速装置21は、例えば、図10のように、走行速度に対して所定割合で伝動回転を増速する標準作業ラインと、該標準作業ラインより短時間で増速するようにした倒伏作業ラインにより変速するように構成すると共に、前記標準作業ラインよりも低い回転上昇率の補助伝動ラインの変速回転を、ミッションケース27から走行用無段変速装置20を経由させて刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13へ回転伝達する補助刈取シンクロ機構56を設けて構成する。
そのため、機体を急発進させた刈取作業時に、車速に伴って、刈取搬送用無段変速装置21が回転を上昇させるが、何らかの原因で刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回るようなとき、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させる。
また、微速走行している場合、車速センサの車速検出が曖昧で、刈取搬送用無段変速装置21の回転上昇の反応が鈍くて、刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回るようなとき、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させる。
また、刈取搬送用無段変速装置21が破損等に起因して制御できないときも、刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回ることになるので、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させる。
なお、補助刈取シンクロ機構56による補助伝動ラインの傾斜は、刈取搬送用無段変速装置21の標準作業ラインよりも低い回転上昇率の傾斜とし、通常、刈取搬送用無段変速装置21によって刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を刈取シンクロさせる制御を優先させる。
また、刈取用補助入力プーリー53と刈取用補助出力プーリー54の何れかには刈取用補助出力プーリー54が逆転するのを防止するワンウエイクラッチ57を設ける。
しかして、前記扱胴34に回転伝達する脱穀用傘歯車32を内蔵した扱胴駆動ギヤケース60は前記機体フレ−ム1に設けた支持台61上に取付け(図4,図7)、この扱胴駆動ギヤケース60の上方で脱穀装置2の脱穀室の穀稈供給口14に穀稈を誘導する入り口漏斗(じょうご)62の下方に、扱胴駆動ベルト63と前記ギヤケース50を配置する(図4、図7)。
正面視、前記扱胴駆動ベルト63とギヤケース50の間に前記刈取搬送用無段変速装置21を配置する。
したがって、前記入り口漏斗62の下方空間に刈取搬送用無段変速装置21を配置しているので、従前使用していない入り口漏斗62の下方空間を有効利用できる。
また、ギヤケース50の走行方向の左側に設けたシンクロ用前側供給搬送装置13や穀稈供給搬送装置12へ回転を伝達するベルトに影響されないで、刈取搬送用無段変速装置21を設けられる。
また、前記刈取部4は刈取フレーム65の刈取下側フレーム66を前記機体フレーム1側に対して回動自在に構成し、刈取部4を回動中心S中心に外方回動させてオープンさせると、刈取搬送用無段変速装置21の周辺を開放するように構成すると(図5)、刈取搬送用無段変速装置21等のメンテナンスを容易にできて好適である。
刈取部4をオープンさせる構成は任意であり、実施例では、刈取部4の刈取フレーム65の刈取下側フレーム66をリンク機構68により外方回動するようにしている。
67は刈取フレーム65を支持する縦支持フレームであり、支持台69に回転自在に取付け、刈取上下シリンダ(図示省略)により刈取部4を上下させる。
なお、ギヤケース50の支持構成は任意であるが、本願では扱胴駆動ギヤケース60に取付固定している。
しかして、前記刈取搬送用無段変速装置21内には油圧ポンプ75と油圧モータ76が設けられ、油圧ポンプ75と油圧モータ76の油圧回路にはチェックバルブ77を設けて、油圧ポンプ75の回転が逆転域になったとき、逆回転を油圧モータ76へ伝達させないようにしている。
そのため、刈取部4を逆転駆動させることを防止して、刈取部4の破損を防止する。
刈取搬送用無段変速装置21から刈取部4への伝動回路中にワンウエイクラッチを設ける必要が無く、コストダウンしうるコストメリットを大きくする。
また、刈取搬送用無段変速装置21のバック回路を廃止するので、刈取搬送用無段変速装置21自体のコストメリットを大きくする。
また、刈取搬送用無段変速装置21の操作レバー(図示省略)が若干バック域側へオーバーランしても、油圧ポンプ75の逆回転を油圧モータ76へ伝達しないので、刈取搬送用無段変速装置21の操作レバーのニュートラル調整が容易になる。
78は走行用無段変速装置20の油圧ポンプ、79は走行用無段変速装置20の油圧モータである。
しかして、前記刈取搬送用無段変速装置21には、前記走行用無段変速装置20のチャージポンプ80からのオイルを分流して供給するように構成する。
したがって、走行用無段変速装置20と刈取搬送用無段変速装置21とチャージポンプ80を共用するので、コストメリットを高くする。
また、チャージポンプ80によるオイルの供給は、ラインフィルタ81を出たあとに分流させる回路に構成する。
したがって、ラインフィルタ81を共用できるので、夫々専用のラインフィルタ81を設置する設置スペースや配管を不要にでき、コストメリットを高くし、また、オイル管理も容易になる。
しかして、前記ギヤケース50は、前記機体フレ−ム1に設けたバッテリー82の上方に設け、ギヤケース50の内側に前記刈取搬送用無段変速装置21を設け、ギヤケース50の外側に刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41の夫々の端部を突出させて、前側供給チエン19やベルト47等を駆動するように構成する。
脱穀装置2の前側のギヤケース50の下方空間に、バッテリー82を設けているので、バッテリー82のメンテナンス作業を容易に行える。
ギヤケース50の左側の上方のシンクロ用前側供給搬送装置13と上下中間のギヤケース50と下方のバッテリー82とをそれぞれ配置しているので、ギヤケース50の左側の上下方向の空間を有効利用できる。
また、前記刈取搬送用無段変速装置21をギヤケース50の右側に設けているので、チャージポンプ80を走行用無段変速装置20と共用する場合等の配管が容易になる。
ギヤケース50の外面にベルト47や前側供給チエン19等を設けているので、ベルト47や前側供給チエン19等のメンテナンスが容易になる。
ギヤケース50の出力部の反対側に刈取搬送用無段変速装置21が設けられるので、前側供給チエン19やベルト47に影響されずに刈取搬送用無段変速装置21を適正に配置できる。
しかして、前記刈取搬送用無段変速装置21は扱胴34に回転伝達する中間伝動軸31の下流側に設け、前記穀稈供給搬送装置12はクラッチ83により単独で入切可能に構成し、かつ、穀稈供給搬送装置12が駆動状態のときのみ刈取搬送用無段変速装置21を駆動するように構成する(図13)。
したがって、刈取搬送用無段変速装置21が扱胴34の下流側に設けられているので、刈取部4が駆動するときは必ず脱穀装置2が駆動される。
また、刈取部4の駆動条件に、穀稈供給搬送装置12の駆動を条件としているので、刈取部4で刈り取られた穀稈は駆動している穀稈供給搬送装置12に引き継がれ、穀稈供給搬送装置12により扱胴34が駆動している脱穀装置2に供給され、詰まり等のトラブル発生を防止する。
この場合、旋回時に刈取部4を上昇させると自動的に前記クラッチ83を切りにして、穀稈供給搬送装置12を停止させ、刈取搬送用無段変速装置21を停止させる自動制御を採用したときに、穀稈供給搬送装置12が駆動状態のときのみ刈取搬送用無段変速装置21を駆動するので、穀稈の詰まり発生を防止する。
なお、クラッチ83の入切の検出は、クラッチ83を入切させるモータ84への出力の有無を検知して行っているが、検出スイッチを設けてもよく、その構成は任意である。
また、前記走行用無段変速装置20と刈取搬送用無段変速装置21は、主変速レバー(図示省略)の傾倒角度に応じて、同期させて作動させるが、同期および作動させるための構成は任意であり、例えば、主変速レバーと走行用無段変速装置20および刈取搬送用無段変速装置21をリンク等の機械的構成により連結したり、主変速レバーの傾倒角度を電気的に検出し、この信号により走行用無段変速装置20と刈取搬送用無段変速装置21を電気的に制御するようにしてもよい。
しかして、シンクロ用前側供給搬送装置13の下方に刈取用中間出力軸39と刈取中間入力プーリー46に掛け回したベルト47を配置し、ベルト47は常時張りに構成する。
シンクロ用前側供給搬送装置13とベルト47を上下方向に配置しているので、左右方向のスペースをコンパクトにする。
即ち、刈取用中間出力軸39の上方にシンクロ用前側供給搬送装置13の駆動歯車17を配置しているので、刈取用中間出力軸39と駆動歯車17の部分で平面視シンクロ用前側供給搬送装置13の前側供給チエン19とベルト47が重なるので、左右方向の設置スペースをコンパクトにする。
また、ベルト47は常時張りにしているので、刈取搬送用無段変速装置21の回転を刈取部4に遅れることなく伝達できる。
シンクロ用前側供給搬送装置13の前側供給チエン19とベルト47を上下方向に配置しているので、シンクロ用前側供給搬送装置13の前側供給チエン19とベルト47の夫々のメンテナンスを容易にする。
(実施例の作用)
機体を走行させると、刈取部4が圃場の穀稈を刈り取って搬送し、刈取部4により搬送された穀稈はシンクロ用前側供給搬送装置13に引き継がれ、シンクロ用前側供給搬送装置13は穀稈を穀稈供給搬送装置12に受け渡し、穀稈供給搬送装置12は穀稈を一定速度で搬送して脱穀装置2の脱穀室に供給して脱穀する。
走行装置3は走行用無段変速装置20により主変速レバー(図示省略)を傾倒させると、走行用無段変速装置20がエンジン22の一定回転を無段階に変速して伝達し、走行速度変更可能に構成し、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13へ伝達する回転も走行装置3の走行速度に同調して変速するようにしているので、刈取部4からシンクロ用前側供給搬送装置13への引継は、回転数が同調しているので円滑に行われる。
そして、シンクロ用前側供給搬送装置13は植立状態で刈取部4から搬送される穀稈の姿勢を横倒し状態に変えて引き継ぐので、シンクロ用前側供給搬送装置13と穀稈供給搬送装置12との間で搬送速度に若干の差があっても、搬送姿勢が横向きなので、円滑に引き継げる。
即ち、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13は、刈取搬送専用の刈取搬送用無段変速装置21により走行速度に同調させて変速しているので、脱穀装置2と穀稈供給搬送装置12をエンジン22からの一定駆動回転で駆動して脱穀効率を向上させつつ、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13の回転を走行速度に同調させて刈取搬送用無段変速装置21により変速して、穀稈供給搬送装置12への引継を円滑・確実にする。
また、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13への伝動回転は、刈取搬送用無段変速装置21により変速するので、通常は走行速度に同調させて変速するが、所定条件のときは、刈取搬送用無段変速装置21単独で刈取部4および/またはシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動させることができるので、作業態様を広げ、汎用性を向上させられる。
即ち、機体停止状態から所定走行速度の間でも、刈取搬送用無段変速装置21により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を十分な回転数で駆動させることができるので、機体走行開始直後から安定して刈取部4および脱穀装置2を駆動させられ、刈取作業および脱穀作業を安定・確実に行える。
また、走行用無段変速装置20から走行装置3への回転を停止させたとき、刈取搬送用無段変速装置21単独でシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動すると、機体走行停止状態でシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動させることができるので、シンクロ用前側供給搬送装置13および穀稈供給搬送装置12へ手刈り穀稈を供給する供給作業を容易にでき、刈取作業および脱穀作業の作業性および操作性を向上させられる。
しかして、エンジン22の回転が中間プーリー28に伝達され、中間プーリー28は中間軸29と中間歯車30を介してケースの中間伝動軸31に回転を伝達し、中間伝動軸31で扱胴34側と穀稈供給搬送中間出力軸41および刈取搬送用無段変速装置21とに伝動を分岐する。
脱穀用傘歯車32に伝達された回転は扱胴34に伝達して駆動する。
中間伝動軸31の回転は穀稈供給搬送中間出力軸41に伝達されて、穀稈供給搬送中間出力軸41の回転は穀稈供給搬送装置12の終端側から入力させて、穀稈供給搬送装置12を駆動する。
したがって、穀稈供給搬送中間出力軸41は走行用無段変速装置20および刈取搬送用無段変速装置21とは無関係にエンジン22からの一定に設定された回転を、穀稈供給搬送装置12に伝達し、穀稈供給搬送装置12と扱胴34とは常時同じ関係で回転する。
穀稈供給搬送中間出力軸41の下手側には刈取用中間歯車36により回転が伝達される刈取搬送用無段変速装置21の刈取HST入力軸37を設けているので、穀稈供給搬送中間出力軸41の回転が刈取搬送用無段変速装置21のポンプに入力されて、刈取搬送用無段変速装置21のモータから変速された回転が刈取HST出力軸38により出力され、刈取HST出力軸38は刈取用中間出力軸39および搬送シンクロ用出力軸40により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動回転させる。
刈取搬送用無段変速装置21は、穀稈供給搬送中間出力軸41を軸装したギヤケース50の操縦部6側(内側)に設けているので、機体重量バランスやギヤケース50の取付バランスを良好にする。
ギヤケース50の穀稈供給搬送装置12側には刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41の端部を突出させ、刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41には駆動歯車17や刈取中間出力プーリー45等を設けているので、駆動歯車17や刈取中間出力プーリー45等に掛け回した前側供給チエン19やベルト47の張力が作用するが、この張力の作用する反対側のギヤケース50に刈取搬送用無段変速装置21を設けているので、バランスが良好になる。
また、刈取搬送用無段変速装置21の本体のメンテナンス作業に比しベルトの点検・交換は頻繁に行われるので、ベルト47等をギヤケース50の外側に配置しているので、メンテナンス作業を容易にする。
また、刈取搬送用無段変速装置21は刈取HST入力軸37を後側に、刈取HST出力軸38を前側に夫々配置して横置きとし、刈取HST出力軸38の上方に搬送シンクロ用出力軸40を、刈取HST出力軸38の下方に刈取用中間出力軸39を夫々配置して、刈取HST出力軸38からの出力を上下に分岐させているので、ベルト47および前側供給チエン19の配置が合理的になる。
刈取搬送用無段変速装置21を横置きとしているので、機体の重心を低重心として、走行を安定させる。また、脱穀装置2の前面側から刈取部4に回転を伝達するうえで、ギヤケース50の前方に刈取部4の刈取用中間出力軸39を配置して入力位置と出力位置とを前後に交差させず伝動機構が構成できるので、効率的な配置となる。
刈取HST出力軸38からの出力を上方の搬送シンクロ用出力軸40と下方の刈取用中間出力軸39とに上下に分岐しているので、上下に交差させずに伝動機構を構成できる。
また、シンクロ用前側供給搬送装置13への伝動はギヤケース50内のギヤ伝動なので、スリップがなく、刈取部4からシンクロ用前側供給搬送装置13への引継が良好に行われ、伝動トラブルを防止できる。
しかして、走行用無段変速装置20は主変速レバー(図示省略)の操作により走行速度変速し、この走行速度に対して、刈取搬送用無段変速装置21は、例えば、走行速度に対して所定割合で伝動回転を増速する標準作業ラインと、該標準作業ラインより上昇率の高い加速をするようにした倒伏作業ラインとを選択的に採用して、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を駆動させる。
図9の実施例では、刈取用中間出力軸39から回転が伝達される刈取用中間伝動軸51には、刈取用出力プーリー刈取用出力プーリー52とは別に、刈取用補助出力プーリー53を設け、刈取用補助入力プーリー53には走行用無段変速装置20により変速された回転がミッションケース27の補助刈取シンクロ機構56の刈取用補助出力プーリー54を介して伝動されるように構成しているので、刈取搬送用無段変速装置21の出力回転が標準作業ラインに満たない場合には、走行用無段変速装置20による回転を補助刈取シンクロ機構56が刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動するので、刈取作業を続行させられる。
また、機体を急発進させた刈取作業時に、車速の上昇に対して刈取搬送用無段変速装置21の回転上昇が追随できない等の何らかの原因で刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回るようなとき、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させるので、刈取作業を続行させられる。
また、微速走行している場合、車速センサの車速検出が曖昧で、刈取搬送用無段変速装置21の回転上昇の反応が鈍くて、刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回るようなとき、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させるので、刈取作業を続行させられる。
また、刈取搬送用無段変速装置21が破損等に起因して制御できないようなときも、刈取搬送用無段変速装置21の変速が補助伝動ラインの回転を下回ることになるが、このようなときでも、補助刈取シンクロ機構56から刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13に伝達して駆動させるので、刈取作業を続行させられる。
また、補助刈取シンクロ機構56による補助伝動ラインの回転寸の変化の傾斜は、刈取搬送用無段変速装置21の標準作業ラインよりも低い回転上昇率の傾斜としているので、通常、刈取搬送用無段変速装置21によって刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置13を刈取シンクロさせる制御を優先させることがでる。
しかして、扱胴34に回転伝達する脱穀用傘歯車32を内蔵した扱胴駆動ギヤケース60は機体フレ−ム1に設けた支持台61上に取付け、この扱胴駆動ギヤケース60の上方で脱穀装置2の脱穀室の穀稈供給口14に穀稈を誘導する入り口漏斗62の下方に、扱胴駆動ベルト63と前記ギヤケース50を配置しているので、入り口漏斗62の下方空間に刈取搬送用無段変速装置21を配置できるので、従前使用していない入り口漏斗62の下方空間を有効利用できる。
また、ギヤケース50の走行方向の左側に設けたシンクロ用前側供給搬送装置13や穀稈供給搬送装置12へ回転を伝達するベルトに影響されないで、刈取搬送用無段変速装置21を設けられる。
また、刈取部4の刈取フレーム65はリンク機構68により外方回動自在に構成しているので、刈取部4をオープンさせると、刈取搬送用無段変速装置21の周辺を開放し、刈取搬送用無段変速装置21等のメンテナンスを容易にする。
しかして、刈取搬送用無段変速装置21内には油圧ポンプ75と油圧モータ76が設けられ、油圧ポンプ75と油圧モータ76の油圧回路にはチェックバルブ77を設けて、油圧ポンプ75の回転が逆転域になったとき、逆回転を油圧モータ76へ伝達させないようにしているので、刈取部4を逆転駆動させることを防止して、刈取部4の破損を防止する。
しかして、刈取搬送用無段変速装置21には、走行用無段変速装置20のチャージポンプ80からのオイルを分流して供給するように構成しているので、走行用無段変速装置20と刈取搬送用無段変速装置21とチャージポンプ80を共用するので、コストメリットを高くする。
この点、刈取搬送用無段変速装置21はギヤケース50の内側に設けているので、配管等とが容易となって合理的な構成になる。
同様に、チャージポンプ80によるオイルの供給は、ラインフィルタ81を通過後のオイル流路を分流させる回路に構成としているので、一層、チャージポンプ80を共用することによる設置スペースや配管を不要にでき、コストメリットを高くし、また、オイル管理も容易になる。
しかして、ギヤケース50は、機体フレ−ム1に設けたバッテリー82の上方に設け、ギヤケース50の内側に刈取搬送用無段変速装置21を設け、ギヤケース50の外側に刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41の夫々の端部を突出させて、ベルト47やチエン19を駆動するように構成しているので、脱穀装置2の前側に扱胴駆動ギヤケース60とギヤケース50とミッションケース27とバッテリー82を効率よく整然と配置して、夫々の設置スペースを効率化でき、脱穀装置2の前側の空間を有効利用できる。
また、ギヤケース50の左側の上方のシンクロ用前側供給搬送装置13と上下中間のギヤケース50と下方のバッテリー82とをそれぞれ配置しているので、ギヤケース50の左側の上下方向の空間を有効利用できる。
また、前記刈取搬送用無段変速装置21をギヤケース50の右側に設けているので、チャージポンプ80を走行用無段変速装置20と共用する場合等の配管が容易になる。
ギヤケース50の外面に前側供給チエン19やベルト47を設けているので、前側供給チエン19やベルト47のメンテナンスが容易になる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
コンバインの側面図。 シンクロ用前側供給搬送装置付近の側面図。 一部展開状態の伝動機構の概略図。 シンクロ用前側供給搬送装置付近の側面図。 刈取搬送用無段変速装置付近の一部展開状態平面図。 刈取搬送用無段変速装置付近の一部展開状態平面図。 刈取搬送用無段変速装置付近の一部展開状態正面図。 刈取搬送用無段変速装置付近の一部展開状態正面図。 伝動機構の他の実施例の一部概略図。 刈取部の回転数と車速との関係図。 刈取搬送用無段変速装置の油圧回路図。 ブロック図。 フローチャート図。
符号の説明
1…機体フレ−ム、2…脱穀装置、3…走行装置、4…刈取部、5…グレンタンク、12…穀稈供給搬送装置、13…シンクロ用前側供給搬送装置、14…穀稈供給口、17…駆動歯車、18…案内ローラ、19…前側供給チエン、20…走行用無段変速装置、21…刈取搬送用無段変速装置、22…エンジン、26…入力プーリー、27…ミッションケース、28…中間プーリー、29…中間軸、30…中間歯車、31…中間伝動軸、32…脱穀用傘歯車、33…脱穀伝動軸、34…扱胴、35…処理胴、36…刈取用中間歯車、37…刈取HST入力軸、38…刈取HST出力軸、39…刈取用中間出力軸、40…搬送シンクロ用出力軸、41…穀稈供給搬送中間出力軸、42…唐箕、43…駆動歯車、44…刈取脱穀クラッチ、45…刈取中間出力プーリー、46…刈取中間入力プーリー、47…ベルト、50…ギヤケース、51…刈取用中間伝動軸、52…刈取用出力プーリー、53…刈取用補助入力プーリー、54…刈取用補助出力プーリー、55…ベルト、56…補助刈取シンクロ機構、60…扱胴駆動ギヤケース、61…支持台、62…入り口漏斗、63…扱胴駆動ベルト、65…刈取フレーム、66…刈取下側フレーム、67…縦支持フレーム、68…リンク機構、75…油圧ポンプ、76…油圧モータ、77…チェックバルブ、80…チャージポンプ、81…ラインフィルタ、82…バッテリー、83…クラッチ、84…クラッチ用モータ。

Claims (2)

  1. 走行装置(3)の前方に刈取部(4)を、走行装置(3)の上方に脱穀装置(2)を夫々設け、前記刈取部(4)で刈り取った穀稈の株元側を挟持して脱穀装置(2)の脱穀室に供給しながら搬送する穀稈供給搬送装置(12)の始端側に、シンクロ用前側供給搬送装置(13)を設け、前記穀稈供給搬送装置(12)には脱穀装置(2)の扱胴(34)と共にエンジン(22)からの一定回転を伝達し、前記シンクロ用前側供給搬送装置(13)および前記刈取部(4)は走行速度に同調して回転数を増減させる専用の刈取搬送用無段変速装置(21)により変速駆動する構成とし、該刈取搬送用無段変速装置(21)は、前記エンジン(22)の回転を前記扱胴(34)および穀稈供給搬送装置(12)に分岐して伝達するギヤケース(50)の機体内側の部位取り付けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1において、前記ギヤケース(50)の機体外面側に前記刈取部(4)に回転を出力する刈取用中間出力軸(39)および前記穀稈供給搬送装置(12)に回転を出力する穀稈供給搬送中間出力軸(41)を設け、前記ギヤケース(50)の内面側には前記刈取搬送用無段変速装置(21)を設けたことを特徴とするコンバイン。
JP2008140553A 2008-05-29 2008-05-29 コンバイン Active JP5099353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008140553A JP5099353B2 (ja) 2008-05-29 2008-05-29 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008140553A JP5099353B2 (ja) 2008-05-29 2008-05-29 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009284822A JP2009284822A (ja) 2009-12-10
JP5099353B2 true JP5099353B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=41454644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008140553A Active JP5099353B2 (ja) 2008-05-29 2008-05-29 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5099353B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103503629B (zh) * 2012-06-18 2017-09-15 井关农机株式会社 联合收割机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312523A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2003009637A (ja) * 2001-07-05 2003-01-14 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの作業機無段変速機
JP4519453B2 (ja) * 2003-12-02 2010-08-04 三菱農機株式会社 コンバインの伝動装置
JP2005124583A (ja) * 2004-12-28 2005-05-19 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバインの刈取部の補助搬送装置
JP4658252B2 (ja) * 2005-03-25 2011-03-23 三菱農機株式会社 コンバイン
JP4756375B2 (ja) * 2006-09-29 2011-08-24 井関農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009284822A (ja) 2009-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5170422B2 (ja) コンバイン
JP2009240211A (ja) コンバインの前処理部への動力伝達装置
JP4835747B2 (ja) コンバイン
KR20080038060A (ko) 콤바인
JP5088260B2 (ja) コンバイン
JP4241654B2 (ja) コンバインの伝動構造
JP5099353B2 (ja) コンバイン
KR101064244B1 (ko) 콤바인
JP2010029105A5 (ja)
JP5408444B2 (ja) コンバイン
JP2009284823A (ja) コンバイン
JP2009022285A (ja) コンバイン
JP2010252731A (ja) コンバイン
JP2009017794A (ja) コンバイン
JP2016021963A (ja) コンバイン
JP2009022203A (ja) コンバイン
JP5382918B2 (ja) コンバイン
JP5448504B2 (ja) コンバイン
JP2015208294A (ja) コンバイン
JP2002305944A (ja) コンバインにおけるフィードチェーンの駆動装置
JP2007028980A (ja) コンバインの穀稈搬送構造
JP2006325557A (ja) 脱穀装置
JP5288132B2 (ja) コンバイン
JP2004049047A (ja) コンバインの刈取駆動装置
JP2005013168A (ja) コンバインの前処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120829

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5099353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150