JP5098710B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
ところで、スーパーなどの小売り店舗で行なわれている陳列販売方法の一つとして、包装容器から商品を取り出して棚などに並べ直すことなくその包装容器を天面部を切り開いて、顧客が商品を包装容器から直接取り出すことができるようにした陳列の仕方がある。
そして、このような陳列販売にも対応できるように、包装容器自体に広告機能を持たせるようにした工夫が提案されており、例えば、特許文献1に示されているように、包装容器の天面部の三方の折り部に切り取りミシン目を入れて、店舗側で前記切り取りミシン目を切断して、切り起こした天面部を折り曲げることで起立した広告板が得られるようにしたものがある。
そこで、ラップラウンドタイプの包装容器の一部分を利用して販売促進用の広告板を包装容器に一体となった状態で形成する手法の有用性を活かしながら、包装容器の折り部の強度を確保することを課題とし、一部分が広告板として利用できる有用な段ボール製の包装容器を提供することを目的とする。
また、本発明において、上記天面部には上記折り罫での第二の捲り部の折りによって起きる立ち上がり部が設けられているものとすることが可能である。
また、天面部における第四の切り取りミシン目の延長線上に、切り取りミシン目を非存在とした天面部補強部が位置しているので、胴部回りを折り機で折り曲げても、第四の切り取りミシン目やその延長線上に、包材の反発力による応力が集中せず、製函時に天面部が折れるという問題を未然に防止できる。
請求項3の発明によれば、第二の捲り部を折曲することで立ち上がり部が起立することとなり、折曲した第二の捲り部により形成される広告板の形状が異形になってアイキャッチ効果が頗る向上するようになる。
図中1は包装容器で、該包装容器1は段ボール製のものであり、図2に示すように、ブランクの状態で乗せ置かれた収容物を包み込むことができるように天面部2と底面部3と一対の側面部4とが連接していて、巻き折り状に包み込んで横筒状の箱胴部5が形成されている。さらに、前記箱胴部5の両端部では、前記側面部4に連接された内フラップ6が連接されているとともに、天面部2と底面部3にも外フラップ7が連接されており、前記内フラップ6が折り込まれ、この内フラップ6に前記外フラップ7を折り重ねて内フラップ6に貼り合わせて閉じた閉鎖側面部8を形成している。
(第一の捲り部)
まず、一方の閉鎖側面部8において、天面部2に連接の外フラップ7に二本の縦の切り取りミシン目12を入れて、この間を引き起こし可能な上記第一の捲り部10としており、縦の切り取りミシン目12から側方の領域は、重ね合わせ下位の内フラップ6に接着固定されている。
まず、天面部2における後述の切り取りミシン目によって区画された第二の捲り部11には、一方の閉鎖側面部8と他方の閉鎖側面部8との対向方向(図示の実施の形態において天面の長辺方向)での中央位置から他方の閉鎖側面部8側に寄った位置にして閉鎖側面部の幅方向に沿う折り罫13と、天面部2の中央に位置して前記他方の閉鎖側面部8側に凸として端部それぞれが前記折り罫13に連続している円弧状のカット14が入れられていて、前記カット14により切り込み形成された立ち上がり部14aが、第二の捲り部11での折り罫13から一方の閉鎖側面部側となる領域に連続した状態で設けられている。
なお、実施の例ではカット14を円弧状のものとしたが、本発明においてカット14の形状が実施の形態に限定されるものではない。
つぎに、上記第一の捲り部10がある外フラップ7側の折り部9に位置した縦の切り取りミシン目12の端部から側面部4側の折り部9それぞれに達する斜めの第一の切り取りミシン目15が入れられている。そして、この第一の切り取りミシン目15に連続する第二の切り取りミシン目16があって、側面部4側の折り部9に沿って前記第一の切り取りミシン目15と上記折り罫13の端部とに前記第二の切り取りミシン目16が連続して入れられている。
なお、本発明において、天面部とは後述の糊代を含めたものである。そして、本実施の形態において、糊代が位置する側の部分にはその糊代基端の折り部9の位置に沿って上記第二の切り取りミシン目16が入れられているものである。
なお、箱胴部5での胴貼りをするために糊代19が一方の側面部4を構成する面板の上端に連接され、天面部2を構成する面板とこの糊代19とが接着剤を介して一体となっており、この実施の形態においては前記天面部2はこの糊代19も含むものとしている。
そのため、糊代19に上記第一、第三の切り取りミシン目15、17が同様にして穿設されて重なる位置にある。そして、第二の切り取りミシン目16が折り部9に入れられている。よって、第二の捲り部11を引きこすことで第一、第二、第三の切り取りミシン目15、16、17が切断される。
さらに、この実施の形態では上記糊代が天面側に位置するものを示したが、糊代による貼り合わせが他の面部の位置で行なわれるものであってもよい。
そして、第二の捲り部11が上述した切断縁21に係止することで、二つ折りにして、かつ上記円弧状のカットにより切り起こされた立ち上がり部14aを有した形態となり、安定的に起立した広告板としての機能を果たすことができるようにしている。
さらに、天面部2における上記第四の切り取りミシン目18の延長線上には、切り取りミシン目を非存在とすることによって包材の強度低下を防止した天面部補強部Cが位置しており、製函時の天面部2の曲げ折りに際して包材の反発による応力が第四の切り取りミシン目18に集中し難くして、天面部の折れによる製函不良を防止している。そして、第四の切り取りミシン目18自体を側面部4側の折り部9の長手方向に沿う直線としていて、第二の捲り部11の引き起こしが他方の閉鎖側面部8の上縁位置まで一気に行なえるようにして、捲り上げ操作が容易になるようにしている。
2…天面部
3…底面部
4…側面部
5…箱胴部
8…閉鎖側面部
9…折り部
10…第一の捲り部
11…第二の捲り部
12…縦の切り取りミシン目
13…折り罫
15…第一の切り取りミシン目
16…第二の切り取りミシン目
17…第三の切り取りミシン目
18…第四の切り取りミシン目
20…第一の切り取りミシン目の位置の切断縁
21…第四の切り取りミシン目の位置の切断縁
A…折り部補強部分
B…切断容易部分
C…天面部補強部
Claims (3)
- 天面部と底面部と一対の側面部とが連接して横筒状の箱胴部が形成され、前記箱胴部の両端部に、前記側面部に連接された内フラップとこの内フラップに折り重ねて貼り合わせた前記天面部と底面部とに連接の外フラップとで閉じた閉鎖側面部が設けられている包装容器であって、
前記一方の閉鎖側面部における天面部側に連接した前記外フラップには、二本の縦の切り取りミシン目を入れて引き起こし可能にした第一の捲り部が設けられ、
前記天面部には、閉鎖側面部の幅方向に沿う折り罫と、前記一方の閉鎖側面部側の折り部における前記縦の切り取りミシン目の端部から側面部側の折り部それぞれに達する斜めの第一の切り取りミシン目と、側面部側の折り部に沿って前記第一の切り取りミシン目と前記折り罫とに連続する第二の切り取りミシン目と、前記第二の切り取りミシン目における他方の閉鎖側面部側の端部から天面部中心線側に傾斜した第三の切り取りミシン目と、前記第三の切り取りミシン目から側面側の折り部と平行にして他方の閉鎖側面部側の折り部に達して天面部中心線側に寄った位置にある第四の切り取りミシン目とが入れられて、
前記一方の閉鎖側面部側の折り部と前記第一から第四の切り取りミシン目と他方の閉鎖側面部側の折り部とで囲まれてなる第二の捲り部が、天面部中に区分形成され、この第二の捲り部は、前記第一の捲り部の引き起こしに伴なって天面部から引き起こされ、第二の捲り部が前記折り罫位置で折曲した第二の捲り部が、他方の閉鎖側面部側の第四の切り取りミシン目の位置での破断縁との係止により起立可能となる構成とされ、
天面部における側面部側の折り部は、切り取りミシン目を非存在にした折り部補強部分とこの間での側面部側の折り部に第二の切り取りミシン目が位置してなる切断容易部分とが交互に配置されてなるものであり、
天面部における前記第四の切り取りミシン目の延長線上には、切り取りミシン目を非存在とした天面部補強部が位置していることを特徴とする包装容器。 - 上記折り罫は、上記一方の閉鎖側面部と他方の閉鎖側面部との対向方向での中央位置から前記他方の閉鎖側面部側に寄った位置にある請求項1に記載の包装容器。
- 上記天面部には上記折り罫での第二の捲り部の折りによって起きる立ち上がり部が設けられている請求項1または2に記載の包装容器。
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