JP5098580B2 - メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法 - Google Patents

メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5098580B2
JP5098580B2 JP2007284501A JP2007284501A JP5098580B2 JP 5098580 B2 JP5098580 B2 JP 5098580B2 JP 2007284501 A JP2007284501 A JP 2007284501A JP 2007284501 A JP2007284501 A JP 2007284501A JP 5098580 B2 JP5098580 B2 JP 5098580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
memory card
connector
card
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007284501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009076428A (ja
Inventor
剛 今野
勝弘 掘
誠 渡邊
好紀 太田
進一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2007284501A priority Critical patent/JP5098580B2/ja
Priority to KR1020080063808A priority patent/KR101015422B1/ko
Priority to CN200810131339XA priority patent/CN101378154B/zh
Priority to TW097130855A priority patent/TW200919837A/zh
Publication of JP2009076428A publication Critical patent/JP2009076428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5098580B2 publication Critical patent/JP5098580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/0772Physical layout of the record carrier
    • G06K19/07732Physical layout of the record carrier the record carrier having a housing or construction similar to well-known portable memory devices, such as SD cards, USB or memory sticks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0056Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers housing of the card connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/70Structural association with built-in electrical component with built-in switch
    • H01R13/703Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part

Description

本発明は、メモリカードを挿入して基板に実装され、挿入されたメモリカードと基板とを電気的に接続されるメモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法に関する。
従来からデジタルカメラなどのデータの記憶媒体として、メモリカードが広く用いられており、種々の種類や規格の小型のメモリカードが市販されている。最近では、携帯電話用のデータの記憶媒体としてもメモリカードが用いられており、非常に小型のメモリカードも市販されている。
これらのメモリカードを記憶媒体とするデジタルカメラや携帯電話などの電子機器には、メモリカード用のコネクタ(メモリカードコネクタ)が装着され、メモリカードは、メモリカードコネクタに挿入することで電子機器に装着される。
このようなメモリカードコネクタには、例えば、特許文献1又は特許文献2に示すように、コネクタ本体に挿入されたメモリカードを電気的に検出するためのカード検出スイッチが設けられている。
図18は、従来のメモリカードコネクタにおけるメモリカード挿入を検出するカード検出スイッチの構成を示す図である。
図18に示す従来のメモリカードコネクタでは、カード検出スイッチ1は、コネクタ本体3において、装着されるメモリカード2の挿入方向に沿って延在する一方の案内側壁4側に設けられている。
カード検出スイッチ1は、コネクタ本体の案内側壁4に沿って配置された固定板5、固定板5に対して幅方向に並べて離間して配置された可動板6とから構成されている。
可動板6は、固定板5に対してコネクタ本体3の幅方向で対向し、案内側壁4側からコネクタ本体に挿入されるメモリカードの挿入経路内に突出する折曲部7を有する。
メモリカード2が装着位置に在るときは、メモリカード2の側面に押されて、可動板6における折曲部7の基端及び基端が固定板5に当接し、可動板6と固定板5は電気的に接続状態となる。
このように従来のメモリカードコネクタでは、挿入方向に沿う一方の案内側壁4側において、初期状態では、固定板5及び可動板6はオープンの状態であり、メモリカードが挿入されることにより、可動板6が側方に撓むことで可動して固定板5に接触して、メモリカードの挿入を検出している。
また、メモリカード2をコネクタ本体3から抜去すると、可動板6の折曲部7は復帰して可動板6と固定板5は電気的に遮断状態となる。なお、これら可動板6と固定板5の終端は、コネクタ本体3が実装される図示しないプリント基板のカード検出回路に接続されている。
特開2003−22870号公報 特開2005−71666号公報
ところで、近年、小型化が図れているメモリカードが搭載される電子機器も小型化が図られており、当該電子機器にメモリカードを搭載するためのメモリカードコネクタ自体の小型化、実装スペースの省スペース化が望まれている。
しかしながら、従来のメモリカードコネクタでは、メモリカードの挿入により可動板6を、挿入されるメモリカード2の側方、つまり、当該メモリカード2から離間する方向の固定板5側に撓ませることで可動させて、固定板5に接触させるため、固定板5も挿入されるメモリカードから離間する方向に撓む。
このため、コネクタ本体において、挿入されるメモリカードの側方で、可動板6の可動及び固定板5の撓みのための幅方向のスペース確保する必要があり、コネクタ自体の外形を大きくしてしまい、コネクタの小型化が困難であるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、挿入されるメモリカードの小型化に伴い小型化及び実装スペースの省スペース化を図ることができるメモリカードコネクタを提供することを目的とする。
本発明のメモリカードコネクタは、カード挿入口からメモリカードが挿入されるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に挿入されたメモリカードを検出するカード検出部とを備えるメモリカードコネクタにおいて、前記カード検出部は、第1端子と、前記第1端子を前記メモリカードの厚み方向で押圧して当該第1端子と接触した状態で配置され、前記カードの挿入領域に突出する一部が、挿入される前記メモリカードにより押圧されて前記挿入領域から後退することにより弾性変形して前記第1端子から前記厚み方向に離間する第2端子とを有し、前記コネクタ本体は、少なくとも底板部と当該底板部から立設する側壁部とを有する樹脂製のハウジングを備え、前記第1端子及び前記第2端子は、前記ハウジングの側壁部に、インサート成形によって前記第2端子を前記第1端子に押圧させて接触させた状態で離間自在に形成され、前記第2端子が前記第1端子から離間することにより、前記コネクタ本体への前記メモリカードの挿入を検出する構成を採る。
本発明のメモリカードコネクタの製造方法は、メモリカードコネクタのハウジングを形成する下金型内に、可撓性を有し、先端側に向かって上方に傾斜する長尺の2つの端子を上下に離間して配置するステップと、上金型により、前記2つの端子のうち上方に位置する端子の先端部分を下方に押圧して撓ませることにより、前記上側の端子を前記下側に位置する端子に接触させて、下側に位置する端子を撓ませて予圧をかけるステップと、前記上金型により前記2つの端子に予圧をかけた状態で下金型に樹脂を注入し、前記メモリカード挿入検出部をインサート成形するステップとを有するようにした。
本発明によれば、メモリカードコネクタにおいて、挿入されるメモリカードの小型化に伴い小型化及び実装スペースの省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタの構成を示す部分断面図である。なお、本実施の形態において前,後、左,右とは、上記メモリカードコネクタにおいて、挿入されるカード挿入口を正面として、前、後、左、右を意味する。
図1に示すメモリカードコネクタ100は、一側面部分にメモリカードが挿入されるカード挿入口101を備えた矩形板状をなす。メモリカードコネクタ100では、底板部112、両側壁部114、115及び基端側壁部116を備えるハウジング110に、上面となるシールドケース120を上方から被せることによって、カード挿入口101から挿入されたメモリカードを収容して装着状態にする内部収容領域を備えたコネクタ本体が形成されている。
このメモリカードコネクタ(以下、単に「コネクタ」ともいう)100は、挿入されるメモリカードの形状に対応して形成されている。ここでは、図示しないが、ハウジング110の底板部112の後端側に幅方向に並べて複数のコンタクトピンが、メモリカードの下面先端部に幅方向に複数並べて配設されたパットに対応して配置されている。
なお、これら複数のコンタクトピンは、それぞれ可撓性を有し、底板部112から上方に突出し、上下動する接点部(図示省略)を有する。
これら接点部が、カード挿入口101から挿入されるメモリカードのパットに押圧されることで、接点部とパットとは対応する組同士で接触して、それぞれ電気的に接続される。
ハウジング110は、絶縁性を有する樹脂製であり、肉薄の底板部112及び両側壁部114、115とで正面視略コ字状をなしている。
なお、ハウジング110に取り付けられるコンタクトピンは、ハウジング110を成形する際に、インサート成形によってハウジングに組み付けられた状態で取り付けられる。
ハウジング110の両側壁部114、115は、カード挿入口101を介してコネクタ100内に挿入されるメモリカードを基端側壁部116側に案内する。
ハウジング110の両側壁部114、115のうち、一方の側壁部114側、ここでは、右側の側壁部114側には、コネクタ100に挿入されるメモリカードの挿入を電気的に検出するカード検出部(カード検出スイッチ)150が配設されている。なお、カード検出部150は、カードの装着を電気的に検出してもよい。
なお、ハウジング110における両側壁部のうち他方の側壁部側には、図示しないが、カードの挿抜によりハウジング底面上をメモリカードの挿抜方向に沿って前後に移動するスライダと、スライダをメモリカード挿入口側に向けて付勢するコイルスプリングとを含むイジェクト機構が配設されている。なお、イジェクト機構は、メモリカードを、コネクタ100に完全に挿入された挿入完了位置と、その手前の挿入位置で軽く保持するためのハーフロック位置との2箇所の位置で保持できる周知の技術であるため説明は省略する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタ100のカード検出部の構成を示す図である。なお、図2において、メモリカードコネクタ100に挿入されるメモリカードを符号200で示し、当該メモリカード200の下面の先端部を模式的に先端部201として示す。なお、本実施の形態のメモリカード200の側縁部下部には、長手方向に沿って下方及び側方に開口する溝が形成されている。このため、図示するメモリカード200の下面の先端部201は、溝の底面における先端部201となる。
カード検出部150は、側壁部114側で、メモリカードの挿入方向Aに沿って上下配置された長尺帯状の第1端子160及び第2端子170を有する。
これら第1端子160及び第2端子170は、可撓性を有し、弾性変形する導電性部材からなり、ここでは帯状の金属板により形成されている。
第1端子160は、側壁部114において、挿入されたメモリカードの側面と対向する面部分に、一端部側(コネクタ本体の後端部側)の部位161の下面が下方に露出した状態で固定されている。
側壁部114において、第1端子160における一端部側の部位161の上部分には切欠114aが形成され、当該一端部側の部位161の上部分の上面は、露出した状態となっている。
この切欠114aは、第2端子170の下方からの押圧により生じる第1端子160の上方への撓みを上方に解放して、接触部分での接触状態をより確実なものとしている。
この第1端子160は、側壁部114に、先端部(コネクタ本体の後端部)側と、他端部(コネクタ本体の前端部)側とでそれぞれ所定の高さ位置で、ここでは水平に、固定されている。
この第1端子160に対して、第2端子170は、ハウジング110の側壁部114に、第1端子160の下方で、且つ、第1端子160よりもコネクタ100の内方に配置されている。
第2端子170では、本体部分の側辺部が、第1端子160の下方で対向して配置され、先端部側(コネクタの後端部側)で、第1端子160における先端部側の部位161の下面を上方に押圧して当該下面と接触した状態で配設されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタ100のカード検出部を説明するための要部側断面図である。
図2及び図3に示すように、第2端子170は、側壁部114において、ハウジング110において内部底面側から上方に突出し、挿入されるメモリカード200の側縁部下部に形成された溝に沿って摺動するレール部114bの延長線上に配置されている。
具体的に、第2端子170は、挿入方向でレール部114bから挿入方向に沿って延出される可動部179を有する。この可動部179はコネクタ100に挿入されるメモリカードの挿入領域内に配置されている。
また、第2端子170の可動部179は、レール部114bにおける挿入方向側の端面から、挿入方向に突出して配置され、ハウジング110内で、先端部172を含めて下方に可動自在となっている。
図2及び図3に示すように、第2端子170は、一端部172側に向かって下方に湾曲しており、その一端部172には、上方に突出する折曲部174が形成されている。
折曲部174は、第2端子170の本体部分176よりも側方(ここでは、第1端子160側である右側)に突出する突出片178を有し、この突出片178で第1端子160の部位に当接している。
このようにカード検出部は、図2及び図3に示すように、通常時において、第2端子170の突出片が第1端子160の一端部側の部位を押圧し、第1端子160及び第2端子170とが互いに電気的に接続されている。
そして、メモリカード200が挿入されると、挿入されるメモリカード200の側部はレール部114b上を挿入方向に移動し、第2端子170において上面で露出する可動部179上面を移動していく。
これにより、第2端子170では、挿入されるメモリカード200(ここではメモリカードの下面201で示す)によって、折曲部174における可動部179の基端側の斜面が挿入方向に押圧される。
すると、第2端子170では、折曲部174が下方に押圧されて、折曲部174の突出片178は第1端子160の一端部側の部位161から下方に移動する。
これによりカード検出部150では、第1端子160と第2端子170との接触状態、つまり、接続状態が解除される。
図4は、本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタ100のカード検出部の構成を示す図であり、第1端子160から第2端子170が離間した状態を示す図である。なお、図4では、図2と同様に、メモリカードコネクタ100に挿入されるメモリカードを符号200で示し、当該メモリカード200の下面の先端部を模式的に先端部201として示す。
図4のようにメモリカードコネクタ100のカード検出部150では、第1端子160と第2端子170との接続状態が解除されることによって、メモリカードコネクタ100にメモリカード200が挿入されたこと或いは装着されたことを電気的に検出することができる。
次に、本実施の形態のメモリカードコネクタ100の製造方法を説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタ100の製造方法の説明に供する図である。
本実施の形態に係るメモリカードコネクタ100では、カード検出部及び、挿入されるメモリカードのパットに接続される複数の端子を備えるハウジングは、インサート成形により成形されるものである。
具体的には、先ず、図5(a)に示すように、ハウジングを成形する下金型210内に、複数のコンタクトピンとともに、カード検出部150の第1端子160及び第2端子170をインサート品として装填する。ここでは、第1端子160及び第2端子170は、複数のコンタクトピンととともに金属板を加工することにより形成されたものとする。なお、各部同士は、成形後必要に応じて絶縁されるものである。
インサート品としての第1端子160及び第2端子170は、それぞれ、基端部側でハウジングの底板となる部位から立ち上がり、先端部164、172に向かって上方に傾斜するように形成されている。
具体的には、第1端子160では、下金型210内に配置された底面となる部位から所定高さで立ち上がる立ち上がり部160aと、当該立ち上がり部160aからコネクタ100の基端部側に、水平に延出された水平部160bと、水平部160bの端部から垂直に立ち上がる第2立ち上がり部160dにより基端部分166が形成されている。また、第2立ち上がり部160dの先端から、配設されるコネクタ内において外部に露出する部位である第1端子160の本体及び先端部となる傾斜片160cが上方に傾斜して延出されている。
また、第2端子170では、第1端子160の水平部160bの先端部下方から立ち上がる立ち上がり部170aと当該立ち上がり部170aから先端方向に向かって水平に延出する水平片170bとで基端部が形成されている。また、水平片170bのコネクタ100の後端部側の端部から上方に湾曲して湾曲片170cが形成されている。また、この湾曲片170cは、先端側に向かって上方に傾斜しており、その先端部に、上方に突出する折曲部174が形成されている。
このようなインサート品を装填した後、図5(b)に示すように、下金型210内に配設される上金型部品220により、第1端子160の先端部164を鉛直上方から下方に押圧するように成形金型の型閉めを行う。
そして、図5(c)に示すように、上金型部品220で第1端子160を押圧していき、第1端子160を撓ませて、第2端子170と接触させる。
さらに上金型部品220を第1端子160に上方から押圧して、図5(d)に示すように型閉め状態とする。このとき、上金型部品220により上方から押圧される第1端子160は弾性変形して撓み、第2端子170を下方に押圧して当該第2端子170を下方に撓ませて予圧をかけた状態となる。
このようにメモリカードコネクタ100では、カード挿入検出部150において、互いに離間する方向に付勢された第1端子160及び第2端子170に予圧をかけることで、両端子160、170を接触させた状態とした後で、樹脂を注入してインサート品を溶融樹脂で包んで固化させ、一体化した複合部品を製造する。
カード挿入検出部150において、溶融樹脂により包まれて固化される部位は、予圧がかけられた状態の第1端子160の立ち上がり部160a、水平部160b及び第2立ち上がり部160dとを有する基端部分166と、予圧がかけられた状態の傾斜片164において、第2立ち上がり部160dから連続する基端部分と、第2端子170との接触部位161より先端側の部分とする。
また、第2端子170において、溶融樹脂により包まれて固化される部位は、予圧が掛けられた状態の立ち上がり部170a及び水平片170bの一部からなる基端部分である。
このように本実施の形態のコネクタ100では、カード検出部は、上下に配置された第1及び第2端子170を含むインサート成型品に対して、インサート金型によって予圧をかけられる第1端子160を撓ませて、予圧をかける第2端子170を接触させることによって予圧をかけている。
すなわち、本実施の形態では、カード挿入口101からメモリカードが挿入されるコネクタ本体と、コネクタ本体に挿入されたメモリカードを検出するカード検出スイッチ150とを備えるメモリカードコネクタ100において、カード検出スイッチ150は、コネクタ本体に固定された第1端子160と、第1端子160を、メモリカードの厚み方向で押圧して当該第1端子160と接触した状態で配置され、メモリカードの挿入によって、第1端子160から厚み方向に弾性変形して離間する第2端子170とを有している。
カード検出部150では、第2端子170が第1端子160から離間することにより、コネクタへのメモリカードの挿入を検出するようにした。また、コネクタ本体は、少なくとも底板部と当該底板部から立設する側壁部114、115とを有する樹脂製のハウジング110を備え、第1端子160及び第2端子170は、ハウジング110の側壁部114に、インサート成形によって第2端子170を第1端子160に押圧させて接触させた状態で離間自在に形成されている。
さらに、第1端子160及び第2端子170は、それぞれ長尺帯状をなし、コネクタ本体内に、それぞれ挿入方向に沿って上下に配置され、第1端子160は、第2端子170にメモリカードの厚み方向で押圧された状態で接触して配置され、第2端子170は、コネクタ本体内に挿入されるメモリカードにより第1端子160から離間する方向に押圧される。
また、第1端子160は、コネクタ本体においてメモリカードの挿入を案内する側壁部114の一方側において、挿入されるメモリカードの側面と対向する位置に配置され、第2端子170は、側壁部114の一方側において、第1端子160の下方で、コネクタ本体における底面部分から上方のメモリカード挿入領域に挿入方向側の端部を突出させた状態で配置されているとともに、挿入方向側の端部に、第1端子160側に突出して第1端子160を下方から押圧する突出片176が設けられている。この突出片178は、第2端子170において先端部側を上方に屈曲して形成された折曲部174から第1端子160側に突設されている。
このようなメモリカードコネクタ100によれば、メモリカードを挿入することで第2端子170が第1端子160の下方に移動することで当該第1端子160から離間して、両端子の接触状態が解除、つまり、両端がオープンな状態となり、コネクタが実装される図示しないプリント基板のカード検出回路に、コネクタ100に対するメモリカードの挿入又は装着を検出させることができる。
このコネクタ100では、メモリカードの挿入を電気的に検出するために、第1端子160に対して弾性変形して可動、つまり、撓むことで離間する第2端子170の可動領域(撓む領域)を挿入されるメモリカードの厚み方向で、メモリカードの厚み範囲で形成している。
よって、従来と異なり、メモリカードコネクタ100の幅方向に端子の可動領域を形成することがなく、省スペース化を図ることができる。
また、本実施の形態では、メモリカードコネクタ100のハウジングを形成する下金型内に、可撓性を有し、先端側に向かって上方に傾斜する長尺の2つの端子を上下に離間して配置するステップと、上金型により、前記2つの端子のうち上方に位置する端子の先端部分を下方に押圧して撓ませることにより、前記上側の端子を前記下側に位置する端子に接触させて、下側に位置する端子を撓ませて予圧をかけるステップと、前記上金型により前記2つの端子に予圧をかけた状態で下金型に樹脂を注入し、前記メモリカード挿入検出部をインサート成形するステップとを有するようにしている。
これにより、実装スペースの省スペース化が図れたメモリカードコネクタ100を、インサート成形によって肉薄コネクタ100として容易に製造することができ、さらに実装スペースを小さくすることができる。
また、予圧がかけられた状態で互いに接触している第1端子160及び第2端子170は、コネクタ100の幅方向で離間するようにしたため、成型時の樹脂が動作を阻害しないように金型によって端子の周辺を保護するために、手組にてコネクタ100を製作する必要がない。
また、本実施の形態では、カード検出部150をコネクタ100の側壁部分となるハウジングの側壁部114に設けた構成としたが、これに限らず、側壁部115に設けても良い。この場合、側壁部115に設けたエジェクト機構を、側壁部114に設け、メモリカードもこれに対応する形態に変更するものとする。また、カード検出部150を基端側側壁部116に設けて、コネクタ100に対して最深まで挿入されたメモリカードの先端によって第2端子170を第1端子160から離間させてメモリカードの挿入を検出するようにしてもよい。
このように、カード挿入検出部150は、コネクタ本体に固定された第1端子160に対して、第1端子160を押圧して接触して配置された可動端子である第2端子170が、コネクタ本体に挿入されるメモリカードにより、メモリカードの厚み方向に弾性変形して、第1端子160から離間して、コネクタ本体へのメモリカードの挿入が検出される。これにより、第1端子160と第2端子170とが接触する際の可動領域を、コネクタ本体の幅方向に確保する必要が無く、その分、コネクタ本体の幅が小さくなる。また、インサート成形により製造されるため、手組より端子を組み込む必要がなく、薄肉厚のメモリカードコネクタとすることができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るコネクタの構成を示す図である。なお、本実施の形態2において前,後、左,右とは、第1実施の形態と同様に、コネクタ側から見て、挿入される挿入口を正面として、前、後、左、右を意味する。なお、本実施の形態2におけるコネクタは、挿入されるメモリカードと電気的に接続するカードコネクタとして説明するが、これに限らず、USB(Universal Serial Bus)プラグが接続されるUSBコネクタとしても良い。
図6に示すコネクタ300は、一側面部分にメモリカードが挿入されるカード挿入口301を備えた矩形板状をなす。このコネクタ300は、コネクタ100と同様の外観形状となっており、同様の機能を有する。すなわち、コネクタ300では、底板部312、両側壁部314、315及び基端側壁部316を備えるハウジング310に、上面となるシールドケース320を上方から被せることによって、カード挿入口301から挿入されたメモリカードを収容して装着状態にする内部収容領域を備えたコネクタ本体が形成されている。
このコネクタ300は、挿入されるメモリカードの形状に対応して形成されている。ここでは、図示しないが、ハウジング310の底板部312の後端側に幅方向に並べて複数のコンタクトピンが、メモリカードの下面先端部に幅方向に複数並べて配設されたパットに対応して配置されている。
なお、これら複数のコンタクトピンは、それぞれ可撓性を有し、底板部312から上方に突出し、上下動する接点部(図示省略)を有する。
これら接点部が、カード挿入口301から挿入されるメモリカードのパットに押圧されることで、接点部とパットとは対応する組同士で接触して、それぞれ電気的に接続される。
ハウジング310は、絶縁性を有する樹脂製であり、ハウジング110と略同様に形成されており、肉薄の底板部312及び両側壁部314、315で正面視略コ字状をなしている。
なお、ハウジング310に取り付けられるコンタクトピンは、ハウジング310を成形する際に、インサート成形によってハウジングに組み付けられた状態で取り付けられる。
ハウジング310の両側壁部314、315は、カード挿入口301を介してコネクタ300内に挿入されるメモリカードを基端側壁部316側に案内する。
ハウジング310の両側壁部314、315のうち、一方の側壁部314側、ここでは、右側の側壁部314側には、コネクタ100と同様に、コネクタ300に挿入される接続対象物(ここではメモリカード)の挿入を電気的に検出するカード検出部(カード検出スイッチ)350(図7参照)が配設されている。
なお、ハウジング310における両側壁部のうち他方の側壁部側には、図示しないが、カードの挿抜によりハウジング底面上をメモリカードの挿抜方向に沿って前後に移動するスライダと、スライダをメモリカード挿入口側に向けて付勢するコイルスプリングとを含むイジェクト機構が配設されている。なお、イジェクト機構は、メモリカードを、コネクタ100に完全に挿入された挿入完了位置と、その手前の挿入位置で軽く保持するためのハーフロック位置との2箇所の位置で保持できる周知の技術であるため説明は省略する。
なお、本実施の形態2のコネクタ300に挿入されるメモリカードは、上述のメモリカード200と同様のものであり、カードの側縁部下部には、長手方向に沿って下方及び側方に開口する溝が形成されている。
図7は、同コネクタの側壁部に組み込まれた状態のカード検出部の構成を示す図であり、カード検出部が組み込まれた側壁部を内側から見た図である。図8及び図9は図7におけるカード検出部の要部構成を示す拡大図である。
カード検出スイッチ350は、側壁部314側で、メモリカードの挿入方向Aに沿って上下配置された長尺帯状の第1端子360、460及び第2端子370、470を有する。カード検出スイッチ350は、挿入されるメモリカードによって、第1端子360及び第2端子370、第1端子460及び第2端子470のそれぞれが離間することで当該メモリカードの挿入を検出する。
このカード検出スイッチ350は、側壁部314に沿って挿入方向に一列に並べて配置され、それぞれカード挿入を検出する第1検出スイッチ(以下「第1スイッチ」という)350A及び第2検出スイッチ(以下、「第2スイッチ」という)350Bを備える。第1スイッチ350Aは、図7及び図8に示すように、第1端子360及び第2端子370を用いて構成されている。また、第2スイッチ350Bは、図7及び図9に示すように、第1端子460及び第2端子470を用いて構成されている。
なお、第2スイッチ350Bの基本的構成は、第1スイッチ350Aとほぼ同様である。このため、第1スイッチ350Aの構成について詳細に説明を行い、第2スイッチ350Bの構成については、同名称を付けて説明は省略する。
第1スイッチ350Aを構成する第1端子360及び第2端子370は、それぞれ可撓性を有し、弾性変形可能な細長の導電性部材からなる。ここでは第1端子360及び第2端子370は、金属板を加工することにより形成されている。
第1端子360は、側壁部314の内壁面に、延在方向に沿って切り欠かれることにより内部収容領域側に開口して形成された切欠部317内に、挿入口側から奥側に向かって延び出るように配設され、その先端は自由端となっている。
つまり、この第1端子360では、基端側が切欠部317を形成する前側の側壁部分314aに固定され、先端部361は、切欠部317内で、挿入されるメモリカードの側面と横方向(ここでは水平方向)で対向し、挿入方向と直交する方向(コネクタの厚み方向)である上下方向に、揺動自在となっている。
図7及び図8に示すように、第1端子360の先端部361は、下面を下方に露出させており、この部分で下方に配置された第2端子370の接触片部372により上方に押圧され、当該第1端子360の上方に配置された規制アーム部380に当接している。
規制アーム部380は、側壁部314に、第1端子360に沿って、当該第1端子360と所定間隔を空けて対向して取り付けられている。
詳細には、規制アーム部380は、図7に示すように、コネクタ300内において、側壁部314の切欠部317内で露出する第1端子部360の真上に、切欠部317を挿入方向で画成する壁部間314a、314bに架設された状態で配設されている。
ここでは、壁部134aの壁面317aコネクタ300の底面と平行に配置され、第1端子360と対向する面(ここでは下面)には、当該第1端子360と接触する部位に、第1端子360側に突出する凸部382が形成されている。
この凸部382に、下方から押圧されて上方に移動した第1端子360が当接することによって、その移動を規制している。この凹部382は、ここでは下方に突出する半球状をなしており、第1端子360における先端部361の上面が当接して摺動しやすくなっている。また、規制アーム部380に凸部382を形成することにより、第1端子360の規制アーム部380に対する当接位置を決めやすくすることができる。
なお、第2スイッチ350Bでは、第1端子460は第1端子360と、凸部482を有する規制アーム部480は凸部382を有する規制アーム部380と、それぞれ同様に構成され、同様の位置関係で配置されている。また、第1端子460に対する第2端子470の位置関係及び作用も、第1端子360に対する第2端子370と同様である。すなわち、第1端子460の先端部461は、下面側から第1端子470の接触片部471により規制アーム部480側に押圧され、凸部482に当接する。これら第1端子460、規制アーム部480及び第2端子470は、側壁部314において中央壁部314bと、後端側壁部分314cとの間に形成された切欠部317a内に配設されている。具体的には、第1端子460は、基端部側を中央壁部分314b側で固定されて、先端部461を自由端としており、規制アーム部480は、第1端子460の上方で、壁部分314b、314c間に架設されている。また、第2端子470は、接触片部472を切欠部317a内で上下動するように取り付けられている。なお、この第2端子470は、第2端子370と略同様の構成であるため、その説明は、第2端子370の説明を行うことで省略する。
このように構成された規制アーム部380、480は、ここでは、第1端子360にスイッチコンタクト400として一体的に形成されており、このスイッチコンタクト400を側壁部314に固定することで、上述した位置関係で配設されている。
図10はコネクタのカード検出スイッチ350におけるスイッチコンタクトを示す側面図である。なお、このスイッチコンタクトは、コネクタから外した状態、つまり、コネクタ300のハウジングの側壁部314に沿って当該側壁部314に組み込まれる前の状態を示している。
図10に示すスイッチコンタクト400は、長尺の導電性部材、ここでは金属板を加工することによって形成される。スイッチコンタクト400は、規制アーム部380、480を含む長細長板状をなす本体アーム410と、この本体アーム410に、本体アーム410の延在方向と直交して延出して設けられ、側壁部314に圧入して固定される圧入部420とを有する。
詳細には、圧入部420は、本体アーム410において、規制アーム部380となる部位の基端側の端部に形成された基端側圧入部422と、規制アーム部380、480の間の部位(ここでは本体アームの略中央部分)に形成された中央圧入部424と、規制アーム部480の先端側の端部に形成された先端側圧入部426とを有する。
これら基端側圧入部422、中央圧入部424及び先端側圧入部426は、本体アーム410から、互いに平行に延出されるとともに、それぞれ本体アーム410の延在方向と同一方向の幅を有する板状をなしている。これら基端側圧入部422、中央圧入部424及び先端側圧入部426において、幅方向で離間して本体アーム410と直交する両側辺から圧入用のリブ428が張り出して設けられている。
また、中央圧入部424は、基端側圧入部422及び先端側圧入部426よりも長く延出されている。この中央圧入部424の先端部424aは、側壁部314の中央壁部分314bに形成された上下に連通する連通孔に圧入により固定され、コネクタ300の底面から下方に突出する。また、中央圧入部424の先端部424aは、カード検出用のリード部として機能し、コネクタ300が実装される基板のカード検出用の配線に接続される。
本体アーム410では、その一端側(基端側)から、基端側圧入部422に沿って延び出た連結部432を介して第1端子部360が、規制アーム部380と所定間隔を空けて対向するように配置されている。
同様に、本体アーム410では、中央圧入部424より他端側(先端側)で、当該中央圧入部424と隣り合うように沿って延び出た連結部434を介して第1端子部460が、規制アーム部480と所定間隔を空けて対向するように配置されている。
これら第1端子360、460は、第2端子部370、470により押圧されていない状態では、スイッチコンタクト400として、規制アーム部480である本体アーム410と略平行に延びるように形成されている。
このように形成されたスイッチコンタクト400が、基端側圧入部422、中央圧入部424及び先端側圧入部246を側壁部314の壁部分314a、314b、314bのそれぞれに圧入することによって、ハウジング310に固定されている。
これにより、側壁部314では、規制アーム部380、480は、側壁部314に、先端部(コネクタ本体の後端部)側と、他端部(コネクタ本体の前端部)側とでそれぞれ所定の高さ位置で、切欠部317、317a内を渡るように、ここでは水平に固定される。
また、第1端子360、460は、スイッチコンタクト400が側壁部314に固定された状態、つまりハウジング310に組み込まれた状態では、ハウジング310に取り付けられた第2端子370、470によって、規制アーム部380、480のそれぞれに押圧された状態で配置される。
図11は、同コネクタのカード検出部における第1端子に対する第2端子の位置関係を示す平面図である。なお、図11では、第1スイッチ350Aにおける第1端子360と、第2端子370との位置関係を示し、メモリカード200の挿入方向を挿入方向Aとして便宜的に示している。なお、第2スイッチ350Bにおける第1端子460及び第2端子部470の位置関係は、第1スイッチ350Aと同様であるため説明は省略する。
図7に示すように、第2端子370は、側壁部314において、ハウジング310において内部底面側から上方に突出し、挿入されるメモリカード200の側縁部下部に形成された溝に沿って摺動するレール部314dの延長線上に配置されている。
また、第2端子370は、図11に示すように、第1端子360の鉛直下方で当該第1端子360と重なる領域と、第1端子360よりもコネクタ300内側のカード収容領域とに渡って配置されている。
具体的に、第2端子370は、接触片部372と、切欠部317を画成する挿入口側の壁部分314aの端面と面一のレール部314dの端面314eから挿入方向に沿って延び出た長尺の端子本体374とを有する。接触片部372は、端子本体374から分岐して端子本体374の延在方向に沿って設けられている。
第2端子370では、端子本体374は、基端から、中央圧入部が圧入される側壁部314の中央部の側方に至るまでの長さを有し、その先端部を自由端としている。この第2端子370は、自身の弾性変形により、先端部が第1端子に対して接離方向、つまり、上下方向に変位するように揺動自在に配置されている。
ここでは、端子本体374は、端面314eから延びる可動板部373と、可動板部373の先端から、第1端子360側、つまり上方に突出して形成され、コネクタ300に挿入されるメモリカードの挿入領域内に配置される折曲部375とを有する。折曲部375は、可動板部373の先端から連続し、当該可動板部373が配置される面より上方に傾斜する傾斜面と、当該傾斜面の上端で下方に折曲してなる傾斜面とを有するように構成されている。
なお、この折曲部375は、メモリカードの挿入領域内に配置されるため、挿入されるメモリカードの下面(溝部の底面)によって、第1端子360と離間する方向、つまり、下方に押圧される。これにより折曲部375は、端子本体374自体を第1端子360と離間する方向、ここでは下方に変形して移動させる。
接触片部372は、端子本体374の可動板部373における第1端子360側(ここでは、第1端子360側である右側)の側辺部から、端子本体374の延在方向に沿って延びるとともに、第1端子360側(上方)に折れ曲がるように形成されている。
接触片部372は、第1端子360の下面に、当該下面を上方に押圧した状態で当接されている。接触片部372は、図11に示すように、先端部372aを第1端子360と接触する接触部とし、この先端部372aは、端子本体374に沿って延在する片部本体372bと交差する方向に折曲して、第1端子360の幅全体で接触するように形成されている。
ここでは、端子本体374と、片部本体372bとは、横方向(コネクタ300の左右方向)に、互いに離間して対向するように配置されている。つまり、片部本体372bは、端子本体374に、当該端子本体374の側辺部との間には空隙Gが形成されるように取り付けられている。
図7及び図8に示すように、接触片部372(詳細には先端部372a)は、第1端子360と対向し、当該第1端子360の変形移動方向と同一方向で移動可能となっている。
具体的には、接触片部372は、第1端子360の真下で、上下方向に移動自在に配置され、端子本体374の弾性変形によって第1端子360を規制アーム部380側に押圧した状態で下方に可動自在に配置されている。なお、第1端子360の復元力よりも、第1端子360に対する第2端子370の押圧力の方が大きい。
このように配置された第2端子360は、インサート成形によって、コネクタ300のハウジング310に、当該コネクタ300の奥側に向かって上方に傾斜した状態で組み込まれている。
ハウジング310を成型する金型への組み込み時において、第2端子360では、端子本体374は、レール端面314dから、延出する水平レベルに対して上方に傾斜して延びた状態で配置される。これにより、折曲部375及び接触片部372は、ハウジング310の底面が形成される面から離間する側(上方側)に変位した位置に位置される。特に、インサート成型時における接触片部372の配置位置は、スイッチコンタクト400を組み込むことでなるカード検出スイッチにおいて図7に示す状態位置よりも上方の位置となる。
インサート成形後、上記状態で第2端子370(470)が設けられたハウジング310に、スイッチコンタクト400を圧入により取り付けることによって、接触片部372は、規制アーム部380により上方への移動が規制された第1端子360により下方に押圧されて変位し、第2端子370自体も下方に押圧されて変位した位置に配置される。
このように構成されたカード検出スイッチ350は、コネクタ300にメモリカードが挿入されていない常態時では、図7〜図9に示すような状態となる。すなわち、カード検出スイッチ350では、側壁部314において、第1端子360に第2端子370が当接するとともに、第1端子460に第2端子470が当接することによって、それぞれクローズ状態で保持される。
言い換えれば、第1端子360、460を含むスイッチコンタクト400と第2端子370、470とが組み込まれたコネクタ300では、通常時において、第2端子370、470の接触片部372、472が、それぞれ対応する第1端子360、460の自由端側の部位を押圧している。これにより、第1端子360、460を含む第1スイッチ350A及び第2端子370、470を含む第2スイッチ350Bは、それぞれのスイッチにおいて、端子同士が互いに電気的に接続された状態となっている。
カード検出スイッチ350では、コネクタ300にメモリカード200がA方向に挿入されることによって、スイッチがOFFとなり、カード挿入が検出される。
ここで、コネクタ300におけるカード検出スイッチ350の動作について説明する。
図12は本発明の実施の形態2に係るコネクタにおいて、メモリカード200の挿入により、スイッチがOFFになる直前のカード検出部における第1スイッチ350Aの構成を示す要部断面図である。また、図13は、図12に示す状態の第1スイッチ350Aの要部構成を示す拡大図である。なお、図12は、コネクタ300において、レール部314eの内側面部分に沿う側壁部314の側断面図である。図14は、第1端子360から第2端子370が離間した要部構成を示す図である。
まず、図7〜図9に示す状態のコネクタ300に、メモリカード200を挿入する。コネクタ300に挿入口301(図7参照)からメモリカード200がA方向に挿入されると、挿入されるメモリカード200の側部203は、レール部314d上を挿入方向に移動し、第2端子370において上面で露出する可動板部373上面を移動していく。
これにより、第2端子370では、挿入されるメモリカード200(ここではメモリカードの下面201で示す)の先端部201(詳細には先端面の角部分)によって、折曲部374において、可動板部373から上方に折り曲がって立ち上がる傾斜部分375aが挿入方向に押圧される。
すると、第2端子370では、折曲部375がメモリカードに挿入方向で押圧されることによって、下方に移動する。これに伴い、可動板部375が下方(第1端子360から離間する方向)に変位する。
図12及び図13に示すように、可動板部375の下方への変位に伴い、接触片部372は、下方に移動する。この接触片部372の移動によって、上方の規制アーム部380側に押圧されていた第1端子360は、規制アーム部380の凸部382から離間する。
コネクタ300内にメモリカード200が更に挿入されると、第2端子370では、折曲部375はさらに挿入方向に押圧されて下方に変位する。
これにより、可動板部373も下方に移動して、接触片部372も更に下方(第1端子30とは離間する方向)に移動する。
ここで、接触片部372が第1端子360から離間する際、第1端子360が基端部側を中心に揺動するとともに、接触片部372も可動板部375の基端部側を中心とした揺動により下方に移動する。これにより接触片部372は、第1端子360に対して摺動しながら離間するように移動する。
すると、図14に示すように、接触片部372は、第1端子360から離間して、当該第1端子360への押圧状態を解除する。よって、カード検出スイッチ350では、第1端子360と第2端子370との接触状態、つまり、接続状態が解除される。
このように、メモリカード200がコネクタ300に挿入されて、第1端子360に対して接触片部372が完全に離間している間は、第2端子370の第1端子360に対する接続状態は解除される。つまり、第1端子360と第2端子370とのスイッチはオープン状態となり、カード検出スイッチ350は、カード挿入状態を検出する。
このように第1スイッチ350Aをオープン状態にしたメモリカード200が更にコネクタ300内に挿入されると、側壁部314において第2スイッチ350Bが配置される部分へ移動する。
さらにメモリカード200が挿入されると、第2端子470も第2端子370と同様に、挿入されるメモリカード200(図12に示すメモリカード200)の先端角部分201によって、折曲部475において、可動板部473から上方に折り曲がって立ち上がる傾斜部分475aが挿入方向に押圧される。
すると、第2端子470では、折曲部475がメモリカードに挿入方向で押圧されることによって、下方に移動し、可動板部473も下方(第1端子460から離間する方向)に変位する。
図15は、本発明の実施の形態2に係るコネクタにおいて、メモリカード200の挿入により、第2スイッチがOFFになる直前のカード検出部の要部構成を示す図である。図15に示すように、可動板部473の下方への変位に伴い、接触片部472は、下方に移動する。この接触辺部472の移動によって、当該接触片部472により押圧されている第1端子460は、規制アーム部480の凸部482から離間する。
メモリカードがコネクタ300の奥側まで挿入されると、第2端子470では、折曲部475はさらに挿入方向に押圧されて下方に変位する。
これにより、可動板部473も下方に移動して、接触片部472も第1端子460に対して摺動しながら更に下方(第1端子30とは離間する方向)に移動する。この状態を図16に示す。
図16に示すように、接触片部472は、第1端子460から離間して、当該第1端子460への押圧状態を解除する。これにより、カード検出スイッチ350では、第1端子460と第2端子470との接触状態、つまり、接続状態が解除される。
このように、メモリカード200がコネクタ300に装着されることにより、第1端子460に対して接触片部472が完全に離間している間は、第2端子470の第1端子460に対する接続状態は解除される。つまり、第1端子460と第2端子470とのスイッチはオープン状態となり、カード検出スイッチ350を介してカード装着状態であることが検出される。
カード検出スイッチ350では、第1端子360及び第2端子370を有する挿入口側の第1スイッチ350Aは、カード挿入を検出するとともに、カードを書き込み禁止とするプロテクトスイッチのロック状態及び非ロック状態を検出する。
すなわち、第2端子370では、折曲部375の頂点部分が、コネクタ300に装着されたカードのプロテクトスイッチのロック位置に対応した位置に位置するとき、接触片部372は第1端子360を押圧した状態となるように構成されている。
よって、第1スイッチ350Aは、カード挿入時において、カード挿入を検出するとともに、カードの装着時に、プロテクトスイッチのロック状態、つまりカードのリードライト状態を検出することができる。
図17は、カード検出スイッチ350において、第1スイッチ350A及び第2スイッチ350Bともオープン状態、つまり、コネクタ300にメモリカードが装着された状態を示す図である。
図17に示すコネクタ300の状態では、第1スイッチ350Aにおいて、第2端子370が第1端子360に当接しておらず、両端子360、370の接続が遮断された状態(スイッチオープン状態)となっている。すなわち、メモリカードに設けられたスライド移動するプロテクトスイッチが、カードの書き込み禁止位置に位置されており、第2端子370の折曲部375が装着されたカード書き込み禁止位置まで復元できない状態となっている。これによりカード検出部350では、第1スイッチ350Aのオフ、第2スイッチ350Bのオフにより、書き込み禁止のカードが挿入されたことを検出できる。なお、コネクタにメモリカードが装着された際に、折曲部375が復元し、書き込み禁止位置の切欠部内に配置されている場合、接触片部372は第1端子360を押圧して当該第1端子360と接続された状態となる。この状態では、カード検出部350は、読み書き自在はメモリカードが挿入されたことを検出する。
また、第1端子460及び第2スイッチ470を有する第2スイッチ350Bは、コネクタ300の奥側に配設されているため、装着されたカードを抜き去る場合、第1スイッチ350Aよりも早く、カードの抜脱を検出することができる。
また、カード検出スイッチ350の第1スイッチ350A及び第2スイッチ350Bでは、それぞれ、第1端子360、460を押圧することで当該第1端子360、460に接続される第2端子370、470の接触片部372、472は、第1端子360、460に対して摺動しながら接離する。
よって、これら第1端子360、460及び第2端子370、470の接触部分に異物が挟まる場合でも、互いが摺り合いながら接離することにより摺合う部分での異物を除去できる。すなわち、カード検出スイッチ350における第1端子及び第2端子間のコンタクトクリーニングを行うことができる。
また、第2端子370、470において、接触片部372、472は、端子本体374、474の可動板部373、473から離間するように分岐し、当該端子本体374、474の延在方向に沿って形成されている。これにより、接触片部372、472と端子本体374、474との間に隙間G(図11参照)が設けられている。なお、接触片部472と端子本体474との間の隙間は接触片部372と端子本体374との間の隙間Gと同様に設けられるため図示を省略する。このため、接触片部372と端子本体374との間、接触片部472と端子本体474との間のそれぞれに異物が溜まることがなく、コネクタ内の異物を効率よく排除して、第1端子及び第2端子同士の接触状態を良好な接触状態にすることができる。
また、本実施の形態2のコネクタ300では、第2端子370、470は、インサート成形によりハウジング310とともに形成され、第1端子360、460は、規制アーム部380、480とともにスイッチコンタクト400として一体的に形成されている。
そして、このスイッチコンタクト400を、第2端子370、470を具備するハウジング310の側壁部314に、第1端子360、460が第2端子370、470に押圧されるように、圧入することによって取り付けてなる。
よって、コンタクトクリーニング機能を有するコネクタ300を容易に組み立てることができる。
また、カード挿入検出部350は、コネクタ本体に固定された第1端子360、460に対して、第1端子360、460を押圧して接触して配置された第2端子370、470が、コネクタ本体に挿入されるメモリカードにより、メモリカードの厚み方向に弾性変形して、第1端子360、460から離間して、コネクタ本体へのメモリカードの挿入が検出される。これにより、第1端子360、460と第2端子370、470とが接触する際の可動領域を、コネクタ本体の幅方向に確保する必要が無く、その分、コネクタ本体の幅が小さくなっている。
なお、上記本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、種々の改変をなすことができ、そして本発明が該改変させたものに及ぶことは当然である。
本発明に係るメモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法は、挿入されるメモリカードの小型化に伴い小型化及び実装スペースの省スペース化を図ることができる効果を有し、小型化されたメモリカードが装着される小型電子機器に用いるものとして有用である。
本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタの構成を示す部分断面図 本発明の実施の形態1に係るメモリカードコネクタのカード検出部の構成を示す図 同メモリカードコネクタのカード検出部を説明するための要部側断面図 同メモリカードコネクタのカード検出部の構成を示す図 同メモリカードコネクタの製造方法の説明に供する図 本発明の実施の形態2に係るコネクタの構成を示す図 同コネクタの側壁部に組み込まれた状態のカード検出部の構成を示す図 図7におけるカード検出部の要部構成を示す拡大図 図7におけるカード検出部の要部構成を示す拡大図 同コネクタのカード検出部におけるスイッチコンタクトを示す側面図 同コネクタのカード検出部における第1端子に対する第2端子の位置関係を示す平面図 本発明の実施の形態2に係るコネクタにおいて、メモリカードの挿入により、スイッチがOFFになる直前のカード検出部における第1スイッチの構成を示す要部断面図 図12に示すカード検出部における第1スイッチの要部構成を示す拡大図 第1端子から第2端子が離間した要部構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るコネクタにおいて、メモリカードの挿入により、第2スイッチがOFFになる直前のカード検出部の要部構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るコネクタにおいて、メモリカードの挿入により、スイッチがOFFになる直前の第2スイッチの状態を説明するための図 カード検出スイッチにおいて、第1スイッチ及び第2スイッチのオープン状態を示す図 従来のメモリカードコネクタにおけるメモリカード挿入を検出するカード検出スイッチの構成を示す図
符号の説明
100、300 メモリカードコネクタ
110、310 ハウジング
112 底板部
114、314 側壁部
150、350 カード検出スイッチ(カード検出部)
160、360、460 第1端子
170、370、470 第2端子
174 折曲部
178 突出片

Claims (6)

  1. カード挿入口からメモリカードが挿入されるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に挿入されたメモリカードを検出するカード検出部とを備えるメモリカードコネクタにおいて、
    前記カード検出部は、
    第1端子と、
    前記第1端子を前記メモリカードの厚み方向で押圧して当該第1端子と接触した状態で配置され、前記カードの挿入領域に突出する一部が、挿入される前記メモリカードにより押圧されて前記挿入領域から後退することにより弾性変形して前記第1端子から前記厚み方向に離間する第2端子とを有し、
    前記コネクタ本体は、少なくとも底板部と当該底板部から立設する側壁部とを有する樹脂製のハウジングを備え、
    前記第1端子及び前記第2端子は、前記ハウジングの側壁部に、インサート成形によって前記第2端子を前記第1端子に押圧させて接触させた状態で離間自在に形成され、
    前記第2端子が前記第1端子から離間することにより、前記コネクタ本体への前記メモリカードの挿入を検出することを特徴とするメモリカードコネクタ。
  2. 前記第1端子は、前記コネクタ本体に前記第2端子との接触面を露出させた状態で固定され、
    前記第2端子は、前記一部が前記メモリカードに押圧されることによって、前記接触面に対し、前記厚み方向に弾性変形して接離する請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  3. 前記第1端子及び第2端子は、それぞれ長尺帯状をなし、前記コネクタ本体内に、それぞれ挿入方向に沿って上下に配置され、
    前記第1端子は、前記第2端子に前記メモリカードの厚み方向で押圧された状態で接触して配置され、
    前記第2端子は、前記コネクタ本体内に挿入される前記メモリカードにより前記第1端子から離間する方向に押圧されることを特徴とする請求項1または2記載のメモリカードコネクタ。
  4. 前記第1端子は、前記コネクタ本体において前記メモリカードの挿入を案内する側壁部の一方側において、挿入される前記メモリカードの側面と対向する位置に配置され、
    前記第2端子の前記一部は、前記側壁部の一方側において、前記第1端子の下方で、前記コネクタ本体における底面部分から上方の前記メモリカード挿入領域に挿入方向側の端部を突出させた状態で配置されているとともに、前記挿入方向側の端部に、前記第1端子側に突出して前記第1端子を下方から押圧する突出片である請求項記載のメモリカードコネクタ。
  5. 前記突出片は、前記第2端子において前記挿入方向側の端部である先端部側を上方に屈曲して形成された折曲部から前記第1端子側に突設されている請求項記載のメモリカードコネクタ。
  6. メモリカードコネクタのハウジングを形成する下金型内に、可撓性を有し、先端側に向かって上方に傾斜する長尺の2つの端子を上下に離間して配置するステップと、
    上金型により、前記2つの端子のうち上方に位置する端子の先端部分を下方に押圧して撓ませることにより、前記上側の端子を前記下側に位置する端子に接触させて、下側に位置する端子を撓ませて与圧をかけるステップと、
    前記上金型により前記2つの端子に与圧をかけた状態で下金型に樹脂を注入し、前記メモリカード検出部をインサート成形するステップと
    を有するメモリカードコネクタの製造方法。
JP2007284501A 2007-08-31 2007-10-31 メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法 Expired - Fee Related JP5098580B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007284501A JP5098580B2 (ja) 2007-08-31 2007-10-31 メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法
KR1020080063808A KR101015422B1 (ko) 2007-08-31 2008-07-02 메모리 카드 커넥터 및 메모리 카드 커넥터 제조 방법
CN200810131339XA CN101378154B (zh) 2007-08-31 2008-08-06 存储卡连接器及存储卡连接器的制造方法
TW097130855A TW200919837A (en) 2007-08-31 2008-08-13 Memory card connector and manufacturing method thereof

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007227183 2007-08-31
JP2007227183 2007-08-31
JP2007284501A JP5098580B2 (ja) 2007-08-31 2007-10-31 メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076428A JP2009076428A (ja) 2009-04-09
JP5098580B2 true JP5098580B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=40421559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007284501A Expired - Fee Related JP5098580B2 (ja) 2007-08-31 2007-10-31 メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5098580B2 (ja)
KR (1) KR101015422B1 (ja)
CN (1) CN101378154B (ja)
TW (1) TW200919837A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5488876B2 (ja) * 2009-09-14 2014-05-14 Smk株式会社 コネクタ
JP5585156B2 (ja) 2010-03-26 2014-09-10 ミツミ電機株式会社 薄型コネクタ
JP5024687B2 (ja) * 2010-04-20 2012-09-12 山一電機株式会社 Icカード用コネクタ
JP5615601B2 (ja) * 2010-06-11 2014-10-29 アルプス電気株式会社 記録媒体用コネクタ
KR101233600B1 (ko) * 2011-07-20 2013-02-14 주식회사 제이앤티씨 메모리 소켓 커넥터의 제조 방법
KR101320603B1 (ko) * 2012-02-23 2013-10-23 (주)씨엘 카드 커넥터의 카드 검출 스위치 장치
JP6097072B2 (ja) * 2012-12-27 2017-03-15 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
KR200473311Y1 (ko) 2013-03-26 2014-06-25 히로세코리아(주) 카드 커넥터
WO2016060510A1 (ko) * 2014-10-17 2016-04-21 몰렉스 엘엘씨 전자기기용 카드 소켓
KR101630766B1 (ko) 2014-10-17 2016-06-15 몰렉스 엘엘씨 전자기기용 카드 소켓
TWI718921B (zh) * 2020-04-07 2021-02-11 宣德科技股份有限公司 檢測裝置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6425775B1 (en) * 2001-03-16 2002-07-30 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Smart card connector
JP2002373740A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ装置
JP3965282B2 (ja) * 2001-06-29 2007-08-29 モレックス インコーポレーテッド ロック装置付きカードコネクタ
JP4287673B2 (ja) * 2003-02-26 2009-07-01 アルプス電気株式会社 カード用コネクタ装置
JP3859625B2 (ja) * 2003-08-20 2006-12-20 日本圧着端子製造株式会社 メモリカード用コネクタ
CN2671166Y (zh) * 2003-09-19 2005-01-12 钜航科技股份有限公司 插卡连接器插卡检测装置
JP2005108764A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Kel Corp カードコネクタ
KR100624203B1 (ko) * 2004-08-24 2006-09-19 한국몰렉스 주식회사 메모리 카드용 커넥터
CN2783571Y (zh) * 2005-02-25 2006-05-24 金嘉电子科技(苏州)有限公司 单槽式存储卡连接器
CN201112915Y (zh) * 2007-07-04 2008-09-10 上海莫仕连接器有限公司 电子卡连接器

Also Published As

Publication number Publication date
CN101378154B (zh) 2011-09-14
CN101378154A (zh) 2009-03-04
JP2009076428A (ja) 2009-04-09
TW200919837A (en) 2009-05-01
KR20090023062A (ko) 2009-03-04
KR101015422B1 (ko) 2011-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098580B2 (ja) メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法
US7887348B2 (en) Card connector
JP6395557B2 (ja) カード保持部材及びカード用コネクタセット
US9960536B2 (en) Card holding member and card connector
US7427206B2 (en) Card connector
US9866249B1 (en) Card holding member and card connector
JP5049003B2 (ja) カードコネクタ及びハウジングSubAssyの製造方法
JP5818366B2 (ja) カード用コネクタ
JP5738689B2 (ja) カード用コネクタ
JP5749589B2 (ja) カード用コネクタ
JP4866451B2 (ja) カード用コネクタ
TWM466395U (zh) 卡連接器
JP4582214B2 (ja) コネクタ
JP5476846B2 (ja) コネクタ及び検出スイッチ
JP2002231343A (ja) カードコネクタおよび弾性コンタクト片
JP4184251B2 (ja) カードコネクタ
JP4789654B2 (ja) カード用コネクタ
JP5497717B2 (ja) カード用コネクタ
JP5391615B2 (ja) コネクタ及び検出スイッチ
JP4668467B2 (ja) 端子保護装置付きカードコネクタ
WO2017115696A1 (ja) メモリカードコネクタ
KR100978511B1 (ko) 카드용 커넥터
JP2013206801A (ja) Icカード用コネクタ
JP2003031313A (ja) カードコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees