JP2002373740A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置

Info

Publication number
JP2002373740A
JP2002373740A JP2001179318A JP2001179318A JP2002373740A JP 2002373740 A JP2002373740 A JP 2002373740A JP 2001179318 A JP2001179318 A JP 2001179318A JP 2001179318 A JP2001179318 A JP 2001179318A JP 2002373740 A JP2002373740 A JP 2002373740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
contact
fixed
spring piece
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001179318A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Tanaka
正宣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2001179318A priority Critical patent/JP2002373740A/ja
Publication of JP2002373740A publication Critical patent/JP2002373740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトプロテクトスイッチとカードインスイ
ッチの両方を備えると共に、部品点数を削減して、コネ
クタ装置全体の小型化が図れるカード用コネクタ装置の
構造を提供する。 【解決手段】 第1、第2の固定側接点3、5と、一つ
の可動側接点4とを備え、可動側接点4は、一端部がハ
ウジング1に片持ち状に支持されると共に、他端部が第
1の固定側接点3と接離する第1ばね片部4aと、この
第1ばね片部4aの他端部側から片持ち状に支持された
一端部側へ延出され、この延出端部が第2の固定側接点
5と接離する第2ばね片部4bとからなり、第1ばね片
部4aの他端部側にはカード7の識別子7dと係合する
第1係合部4gを形成し、第2ばね片部4bの延出端部
側には挿着されたカード7の前端部と係合する第2係合
部4hを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの記憶媒体などに用いられるPCカードや、
デジタルカメラなどの電子機器の記憶媒体などに用いら
れる小型メモリーカードに使用される、カード用コネク
タ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやデジタルカメ
ラなどの電子機器の増設記録装置としてカード用コネク
タ装置が一般的に使用されている。このカード用コネク
タ装置の記憶媒体としてはPCカードやメモリーカード
が広く使用さるようになってきている。
【0003】このPCカードやメモリーカードをカード
用コネクタ装置に挿着して必要な情報の書き込み、及び
読み取りを行うが、一般的には、このPCカードやメモ
リーカードには書き込み禁止を示す識別部が設けられて
おり、また、カード用コネクタ装置側には、カードの挿
入を検出する検出スイッチ(カードインスイッチ)や、
カードの書き込み禁止を識別するための検出スイッチ
(ライトプロテクトスイッチ)が設けられたものがあ
る。
【0004】このカードの挿入を検出する検出スイッチ
の構造としては、ハウジング内に長尺状のリード端子を
対向して配設すると共に、各リード端子の先端に接点部
を形成した検出スイッチを配設し、カードの挿入に伴い
カードの前面部又は側面部などが当接することで検出ス
イッチの接点部がオン/オフされることによりカードの
挿着を検出するようにしたものが知られている。
【0005】また、カードの書き込み禁止を識別するた
めの検出スイッチの構造としては、同じくハウジング内
に長尺状のリード端子を対向して配設すると共に、各リ
ード端子の先端に接点部を形成した検出スイッチを配設
し、カードの挿入に伴いカードの側面部に設けられた識
別子の有無により検出スイッチの接点部がオン/オフさ
れることによりカードの書き込みの禁止/許可を検出す
るようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカード用コネクタ装置の検出スイッチの構造に
おいては、2枚のリード端子を使用しており、各々のリ
ード端子を所定の間隔で対向させて配置しなければなら
ないことから、書き込み禁止/許可を検出するための検
出スイッチとカードが挿入されたことを検出するための
検出スイッチの両方を設けるようにすると、部品点数が
増えてコスト高になるばかりか、コネクタ装置全体の小
型化を図ることができないという問題があった。
【0007】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、書き込み禁止/許可を検出するための検出スイ
ッチとカードが挿入されたことを検出するための検出ス
イッチの両方を備えると共に、部品点数を削減して、カ
ード用コネクタ装置全体の小型化が図れるカード用コネ
クタ装置の構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、カード挿入時にカード
を案内して挿着位置に保持するハウジングと、前記ハウ
ジングに設けられ、カードの側縁部に設けられた識別子
の有無を検出する第1の固定側接点と、カードが挿着位
置に挿着されたことを検出する第2の固定側接点と、カ
ードの挿入に伴って前記第1及び第2の固定側接点と選
択的に接離する一つの可動側接点とを備え、前記可動側
接点は、一端部が前記ハウジングに片持ち状に支持され
ると共に、他端部が前記第1の固定側接点と接離する第
1接点部となる第1ばね片部と、この第1ばね片部の他
端部側から片持ち状に支持された一端部側へ延出され、
この延出端部が前記第2の固定側接点と接離する第2接
点部となる第2ばね片部とからなり、前記第1ばね片部
の他端部側には前記カードの識別子と係合する第1係合
部を形成し、前記第2ばね片部の延出端部側には挿着さ
れた前記カードの前端部と係合する第2係合部を形成し
たことを特徴とする。
【0009】また、第2の手段として、前記ハウジング
の側部には、前記カードの挿入を案内する一対のフレー
ム部が設けられ、このフレーム部の一側部には上方が開
口された収納溝部が形成されており、この収納溝部に前
記第1、第2の固定側接点及び前記可動側接点を収納保
持すると共に、前記ハウジングの開口を覆うようにカバ
ー部材を装着したことを特徴とする。
【0010】また、第3の手段として、前記第1の固定
側接点は、前記カードの挿入方向に対して前記収納溝部
の手前側に配設し、前記第2の固定側接点は前記収納溝
部の後端側に配設すると共に、前記可動側接点を前記第
1の固定側接点と第2の固定側接点との間に配設したこ
とを特徴とする。
【0011】また、第4の手段として、前記カードの識
別子と係合する第1係合部、及び前記カードの前端部と
係合する第2係合部を、絶縁製部材によって形成したこ
とを特徴とする。
【0012】また、第5の手段として、前記ハウジング
に回動規制部を形成し、前記第1ばね片部と第2ばね片
部とが前記回動規制部に当接する方向に常時弾性付勢さ
れることにより、前記第1接点部と前記第1の固定側接
点、及び前記第2接点部と前記第2の固定側接点との間
を離間するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図17に示す。図1は検出スイッチが配設されたハウ
ジングの斜視図、図2はカード用コネクタ装置の平面
図、図3は図2の3−3線における断面図、図4はカー
ド排出時のコネクタ装置の平面図、図5は図4の5−5
線における断面図、図6はカード挿入時のコネクタ装置
の平面図、図7は図6の7−7線における断面図、図8
はカード挿着時で書き込み許可時のコネクタ装置の平面
図、図9は図8の9−9線における断面図、図10はカ
ード挿着時で書き込み禁止時のコネクタ装置の平面図、
図11は図10の11−11線における断面図、図12
は図3の検出スイッチ部分の説明図、図13は図5の検
出スイッチ部分の説明図、図14は図9の検出スイッチ
部分の説明図、図15は図11の検出スイッチ部分の説
明図、図16はカードの平面図、図17は同じく底面図
である。
【0014】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で略U字状に形成されている。このハウジン
グ1の中央には、導電性の金属材からなるコネクタ端子
2が複数個並設されたヘッダー部1aが設けられてお
り、このヘッダー部1aの両端側には、後述するカード
7を挿入ガイドする、ガイドフレーム1bが対向されて
形成されている。前記ヘッダー部1aと前記ガイドフレ
ーム1bに囲まれる部分が後述するカード7の収納部1
cとなっており、この収納部1c側に前記ヘッダー部1
aに並設された前記コネクタ端子2が突出されて形成さ
れている。
【0015】複数の前記コネクタ端子2は、平板状の基
部と、この基部から互いに対向する方向へ略Z字状に屈
曲されて形成された接続片2a及び接触片2bとから形
成されている。前記コネクタ端子2は、前記基部が前記
ハウジング1のヘッダー部1aに設けられた係合溝1d
に係合されて固着されるようになっており、一端側に形
成された前記接続片2aが、前記ヘッダー部1aの外側
面の底面部から外方へ突出して配設されている。この接
続片2aが電子機器などの外部の回路基板上の回路パタ
ーンと半田付けされて信号の伝送が行われるものとな
る。
【0016】また、前記基部の他端側に形成された前記
接触片2bが、前記ヘッダー部1aの内側面の上面部か
らカード7の前記収納部1c側に突出して配設されたも
のとなっている。また、前記接触片2bの先端側には、
後述するカード7の接触端子部7aに接続される接点部
が形成されている。
【0017】前記ガイドフレーム1bには、後述するカ
ード7を挿入する際、カード7の側面をガイドして前記
収納部1cに案内するガイド溝1eが設けられている。
また、一方のガイドフレーム1bには、カード7を案内
する図示しないスライド部材をカード7の収納位置にロ
ックさせるためのロック部を有するハート形のロックカ
ム1fと、スライド部材を排出方向へ付勢する付勢部材
であるコイルばね(図示せず)を収納するばね収納部1
gが設けられている。
【0018】また、他方のガイドフレーム1bには、後
述するカード7への書き込み禁止/許可を検出するため
の検出スイッチ(ライトプロテクトスイッチ)、及びカ
ード7が挿入されたことを検出するための検出スイッチ
(カードインスイッチ)を収納する収納溝部1hが設け
られている。また、前記収納溝部1hには、後述する可
動側接点4の第1、第2接点部4d、4fの回動を規制
する回動規制部1i、1jが設けられている。また、前
記収納溝部1hは、上方が開口された有底溝部状に形成
されており、この溝部に前記検出スイッチを上方から組
み込み収納してから開口部を後述する金属製のカバー6
で塞ぐことにより組み込み性と防塵性の向上を図ってい
る。
【0019】図12乃至図15に書き込み禁止/許可を
検出するための検出スイッチ、及びカードが挿入された
ことを検出するための検出スイッチを示す。書き込み禁
止/許可を検出するための検出スイッチは、第1の固定
側接点3と可動側接点4の第1ばね片部4aとから構成
されている。また、カードが挿入されたことを検出する
ための検出スイッチは、第2の固定側接点5と前記可動
側接点4の第2ばね片部4bとから構成されている。
【0020】前記第1の固定側接点3は、導電性の弾性
を有する金属板で形成されており、前記ハウジング1の
収納溝部1hに固着される第1基部3aと、この第1基
部3aと略U字状に連接して設けられ先端部が電子機器
などの外部の回路基板上の回路パターンと半田付けされ
て信号の伝送が行われる第1基板固定部3bと、前記第
1基部3aから長尺状に延設された第1接点ばね部3c
とから形成されている。
【0021】前記第2の固定側接点5は、同じく導電性
の弾性を有する金属板で形成され、前記ハウジング1の
収納溝部1hに固着される第2基部5aと、この第2基
部5aと略L字状に連接して設けられ電子機器などの外
部の回路基板上の回路パターンと半田付けされて信号の
伝送が行われる第2基板固定部5bと、前記第2基部5
aから延設された第2接点ばね部5cとから形成されて
いる。
【0022】前記可動側接点4は、同じく導電性の弾性
を有する金属板で二つのばね片が互いに平行して対向し
た状態で連接されて一体に形成されており、この可動側
接点4の一端部側に形成された支持基部4cが前記ハウ
ジング1の収納溝部1hに片持ち状に支持されている。
この支持基部4cの他端部側には前記第1の固定側接点
3の第1接点ばね部3cと接離する第1接点部4dが形
成されており、この第1接点部4dを有する一方のばね
片が第1ばね片部4aを構成している。
【0023】また、前記第1ばね片部4aの前記支持基
部4cが形成された一端部側とは反対側の他端部側で前
記第1接点部4dの近傍からは、連接部4eを介して片
持ち状に支持され前記支持基部4c側へ向かって延出さ
れた第2ばね片部4bが形成されている。この第2ばね
片部4bの延出端部には、前記第2の固定側接点5の第
2接点ばね部5cと接離する第2接点部4fが形成され
たものとなっている。
【0024】また、前記第1ばね片部4aの他端部側に
片持ち状に支持された前記連接部4eには、後述するカ
ード7の識別子7dと係合する突出部からなる第1係合
部4gが形成されており、また、前記第2ばね片部4b
の延出端部側の前記第2接点部4fの近傍には、挿着さ
れたカード7の前端部と係合する屈曲部からなる第2係
合部4hが形成されたものとなっている。
【0025】この場合に、前記第1係合部4gは、前記
第1ばね片部4aと第2ばね片部4bとの連接部4eを
突出させて切り起こすことにより一体的に形成するよう
にしているが、前記第1ばね片部4aや第2ばね片部4
bが導電性の金属板から形成されていることから、適宜
に、前記第1係合部4gや第2係合部4hを樹脂などの
絶縁材で覆うようにしてもよく、また、合成樹脂などの
絶縁材で突出部を有する前記第1係合部4gや第2係合
部4hを形成して前記第1ばね片部4aや第2ばね片部
4bにインサート成形などの方法により一体成形するよ
うにしてもよい。この場合には、後述するカードの識別
子の周りにグランド(接地部)が施されているカードを
使用する場合においても、検出スイッチの接点部がグラ
ンドとショートして誤検出する虞がなくなるものとな
る。
【0026】また、前記第1の固定側接点3は、カード
の挿入方向に対して前記収納溝部1hの手前側に配設さ
れ、前記第2の固定側接点5は前記収納溝部1hの後端
側に配設されており、前記第1の固定側接点3と前記第
2の固定側接点5との間に前記可動側接点4が揺動可能
に配置されている。そして、前記可動側接点4がカード
の挿入に伴って揺動されることにより、前記可動側接点
4の第1ばね片部4aが前記第1の固定側接点3の第1
接点ばね部3cと、また、前記可動側接点4の第2ばね
片部4bが前記第2の固定側接点5の第2接点ばね部5
cと接離されるようになっている。
【0027】このように前記第1の固定側接点3と第2
の固定側接点5との間に前記可動側接点4をカードの挿
入に伴って揺動可能に配設するようにしたので、一つの
前記可動側接点4で二つの前記第1、第2の固定側接点
3、5と確実に接離させることができるため、二つの検
出機能を備えた検出スイッチを大型化することなく実現
することができるものとなっている。
【0028】また、前記ハウジング1には前記回動規制
部1i、1jが形成されており、前記可動側接点4の第
1ばね片部4aと第2ばね片部4bとが、前記回動規制
部1i、1jに当接する方向に常時弾性付勢されるよう
に配設されている。このため、前記第1ばね片部4aの
第1接点部4dと前記第1の固定側接点3の第1接点ば
ね部3cとの間、及び前記第2ばね片部4bの第2接点
部4fと前記第2の固定側接点5の第2接点ばね部5c
との間はカードの非挿着時は離間しており、検出スイッ
チの接点部はオフ(ノーマルオープン)状態となってお
り、簡単な構造で確実なノーマルオープンスイッチが得
られるものとなっている。
【0029】カバー部材6は、導電性の金属材で略逆U
字状に形成されており、平板状の上板部6aと、対向し
た側板部6bとから形成されている。前記上板部6aの
中央には、前記接触片2bに対応した位置に下方に切り
曲げられた弾性片6cが設けられており、また、両側部
には同じく下方に切り曲げられた一対の弾性片6d、6
eが設けられている。これらの弾性片6c、6d、6e
を設けることにより、前記ハウジング1に挿入された後
述するカード7の上面側を押圧して接触端子部7aを前
記接触片2bに確実に接触させると共に、カード7の飛
び出しを防止するようにしている。
【0030】また、カード7の挿入側には開口された開
口部6fが形成されている。また、前記側板部3bに
は、アース端子(図示せず)が設けられており、このア
ース端子を図示しない電子機器などの回路基板のアース
パターンに接続することでカード7及びカード用コネク
タ装置のシールドを行っている。前記カバー部材6は、
前記ハウジング1のヘッダー部1a及び前記コネクタ端
子2を覆うように、前記ハウジング1上に係合されるも
のとなっている。
【0031】カード7は、内部に集積回路(IC)が収
納されており、記録媒体として広く使用されているもの
である。このカード7の一表面には、その一端側に複数
の接触端子部7aが形成されており、この接触端子部7
aが前記ハウジング1の収納部1cに収納されて、前記
ヘッダー部1aに配設された複数の接触片2bと接触す
ることにより、外部に接続された電子機器との種々の情
報処理が行われるものとなっている。
【0032】また、前記カード7には、前記接触端子部
7aの形成側のその一隅部に、斜面状の切り欠き部7b
が設けられている。この切り欠き部7bに図示しないス
ライド部材を係合させることによって、スライド部材が
前記カード7の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となる
ように形成されている。
【0033】また、前記カード7の一側面部には、カー
ドの書き込み禁止を示す識別部である凹溝部7cが形成
され、この凹溝部7cにはスライド可能な識別子7dが
設けられている。この識別子7dをスライド移動させる
ことにより、前記凹溝部7cの位置を変更することがで
き、この位置に応じてカードへの書き込みの可否を変更
することが可能となっている。
【0034】次に、カード7が前記ハウジング1に挿着
される状態について説明する。前記カード7を前記ハウ
ジング1に収納するには、カード7を前記ハウジング1
の収納部1cの開口側から挿入する。この時、前記カー
ド7の切り欠き部7bと図示しないスライド部材が係合
され、スライド部材は前記カード7と共に挿入方向へ移
動されて、図示しないロックピンが前記ロックカム1f
内を摺動し、ロック部にロックされる。この状態で、前
記カード7は収納位置に挿着されるものとなる。この
時、前記カード7の先端側に設けられた前記接触端子部
7aは、前記ヘッダー部1aに並設された前記コネクタ
端子2の接触片2bと接続されるものとなる。
【0035】次に、前記カード7を前記収納部1cの収
納位置から排出させるには、図示しないロックピンと前
記ロック部との係合を解除するために、カード7を一旦
挿入方向へ押圧することとなる。この挿入方向へ押圧す
ることにより、前記カード7の移動に伴ってスライド部
材もカードの挿入方向へ移動されることとなり、この
時、ロックピンが前記ロック部から外れて図示しないコ
イルばねの付勢力により初期位置へ排出されるものとな
っている。
【0036】次に、書き込み禁止/許可を検出するため
の検出スイッチ(ライトプロテクトスイッチ)と、カー
ドが挿入されたことを検出するための検出スイッチ(カ
ードインスイッチ)の動作について図2乃至図15を用
いて説明する。まず、カードの挿入前においてはライト
プロテクトスイッチ及びカードインスイッチは共にオフ
状態となっている。(図2、図3、図12)
【0037】この状態から、カード7を挿入すると、前
記可動側接点4の第1ばね片部4aと第2ばね片部4b
との連接部4cに設けられた第1係合部4gが前記カー
ド7の下面によって押圧され、前記第1ばね片部4aが
前記支持基部4cを支点として下方へ揺動されて前記回
動規制部1iから離間されることにより、前記第1接点
部4dが前記第1の固定側接点3の第1接点ばね部3c
と接触される。尚、この状態ではカード7の一端側に形
成された前記接触端子部7aは前記ヘッダー部1aに配
設された接触片2bとは非接触状態となっている。(図
4、図5、図13)
【0038】この状態から、更にカード7を挿入する
と、前記可動側接点4の第2ばね片部4bの延出端部側
の前記第2接点部4fの近傍に設けられた第2係合部4
hが前記カード7の前端部によって押圧され、前記第2
ばね片部4bが下方に揺動されて前記回動規制部1jか
ら離間されることにより、前記第2接点部4fが前記第
2の固定側接点5の第2接点ばね部5cと接触される。
(図6、図7、図14)
【0039】この状態から、更にカード7を挿入する
と、図示しないスライド部材が前記カード7と共に挿入
方向へ移動されて、図示しないロックピンが前記ロック
カム1f内を摺動し、ロック部にロックされてカード7
が挿着位置に保持されるものとなり前記接触端子部7a
が前記接触片2bと接触する。この時、前記第2係合部
4hが前記カード7の前端部によって更に押圧され、前
記第2接点部4fが前記第2接点ばね部5cと確実に接
触されることによりカードインスイッチはオン状態とな
りカード7の挿着が検出されるものとなっている。(図
8乃至図11、図15)
【0040】この時、ライトプロテクトスイッチはカー
ド7の一側面部に設けられた凹溝部7cの識別子7dの
位置に応じて、前記第1係合部4gが押圧又は非押圧状
態となるように形成されていることから、この識別子7
dの位置に応じてカード7への書き込みの可否を変更す
ることが可能となっている。
【0041】図8、図9は、ライトプロテクトスイッチ
がオン状態を示している。この場合には前記第1係合部
4gが識別子7dによって押圧された状態となってお
り、前記第1接点部4dが前記第1接点ばね部3cと接
触することによりカードへの書き込みを可能にしてい
る。また、図10、図11、図15はライトプロテクト
スイッチがオフ状態を示している。この場合には前記第
1係合部4gが識別子7dによって非押圧状態となって
おり、前記第1接点部4dと前記第1接点ばね部3cと
が離間されてカードへの書き込みを禁止している。
【0042】上記した実施例の構成によれば、カード7
の側縁部に設けられた識別子7dの有無を検出する第1
の検出スイッチと、カード7が挿着位置に挿着されたこ
とを検出する第2の検出スイッチとを、前記第1の固定
側接点3と、前記第2の固定側接点5と、カード7の挿
入に伴って前記第1及び第2の固定側接点3、5と選択
的に接離する一つの前記可動側接点4とで構成し、前記
可動接点4の第1ばね片部4aの一端部をハウジング1
に片持ち状に支持すると共に、他端部側に前記第1の固
定側接点3と接離する第1接点部4dを設け、この第1
接点部4dから一端部側に延出された第2ばね片部4b
の端部に前記第2の固定側接点5と接離する第2接点部
4fを形成し、前記第1ばね片部4aの他端部側には前
記カード7の識別子7dと係合する第1係合部4dを設
け、前記第2ばね片部4bの延出端部側には挿着された
前記カード7の前端部と係合する第2係合部4hを形成
したことから、二つの検出部材における可動側接点部材
を共通にすることで部品点数を減らすことができ、しか
も片持ち支持された前記第1ばね片部4aの他端部から
前記第2ばね片部4bを折り返すように形成したことに
より、大型化することなく前記第1、第2ばね片部4
a、4bのばね性を十分に確保することができ、良好な
検出スイッチを実現することができるものとなってい
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード用
コネクタ装置は、カード挿入時にカードを案内して挿着
位置に保持するハウジングと、ハウジングに設けられ、
カードの側縁部に設けられた識別子の有無を検出する第
1の固定側接点と、カードが挿着位置に挿着されたこと
を検出する第2の固定側接点と、カードの挿入に伴って
第1及び第2の固定側接点と選択的に接離する一つの可
動側接点とを備え、可動側接点は、一端部がハウジング
に片持ち状に支持されると共に、他端部が第1の固定側
接点と接離する第1接点部となる第1ばね片部と、この
第1ばね片部の他端部側から片持ち状に支持された一端
部側へ延出され、この延出端部が第2の固定側接点と接
離する第2接点部となる第2ばね片部とからなり、第1
ばね片部の他端部側にはカードの識別子と係合する第1
係合部を形成し、第2ばね片部の延出端部側には挿着さ
れたカードの前端部と係合する第2係合部を形成したこ
とから、二つの検出部材における可動側接点部材を共通
にすることで部品点数を減らすことができ、しかも片持
ち支持された第1ばね片部の他端部から第2ばね片部を
折り返すように形成したことにより、大型化することな
く第1、第2ばね片部のばね性を十分に確保することが
でき、良好な検出スイッチを実現することができる。
【0044】また、ハウジングの側部には、カードの挿
入を案内する一対のフレーム部が設けられ、このフレー
ム部の一側部には上方が開口された収納溝部が形成され
ており、この収納溝部に第1、第2の固定側接点及び可
動側接点を収納保持すると共に、ハウジングの開口を覆
うようにカバー部材を装着したことから、収納溝部は上
方が開口された有底溝部状に形成されており、この溝部
に検出スイッチを上方から組み込み収納してから開口部
を金属製のカバーで塞ぐことにより、組み込み時の作業
性と、防塵性の向上を図ることができる。
【0045】また、第1の固定側接点は、カードの挿入
方向に対して収納溝部の手前側に配設し、第2の固定側
接点は収納溝部の後端側に配設すると共に、可動側接点
を第1の固定側接点と第2の固定側接点との間に配設し
たことから、一つの可動側接点で二つの第1、第2の固
定側接点と確実に接離させることができるため、二つの
検出機能を備えた検出スイッチを大型化することなく実
現することができる。
【0046】また、カードの識別子と係合する第1係合
部、及びカードの前端部と係合する第2係合部を、絶縁
製部材によって形成した場合、カードの識別子の周りに
グランド(接地部)が施されているカードを使用する場
合において、検出スイッチの接点部がグランドとショー
トして誤検出するのを防止できる。
【0047】また、ハウジングに回動規制部を形成し、
第1ばね片部と第2ばね片部とが回動規制部に当接する
方向に常時弾性付勢されることにより、第1接点部と第
1の固定側接点、及び第2接点部と第2の固定側接点と
の間を離間するようにしたことから、第1接点部と第1
の固定側接点、及び第2接点部と第2の固定側接点との
間はカードの非挿着時は離間して、検出スイッチの接点
部はオフ(ノーマルオープン)状態となっており、簡単
な構造で確実なノーマルオープンスイッチが得られるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である検出スイッチが配設さ
れたハウジングを示す斜視図である。
【図2】本発明の同じくカード用コネクタ装置を示す平
面図である。
【図3】本発明の図2の3−3線における断面図であ
る。
【図4】本発明の同じくカード排出時のカード用コネク
タ装置を示す平面図である。
【図5】本発明の図4の5−5線における断面図であ
る。
【図6】本発明の同じくカード挿入時のカード用コネク
タ装置を示す平面図である。
【図7】本発明の図6の7−7線における断面図であ
る。
【図8】本発明の同じくカード挿着時で書き込み許可時
のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図9】本発明の図8の9−9線における断面図であ
る。
【図10】本発明の同じくカード挿着時で書き込み禁止
時のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図11】本発明の図10の11−11線における断面
図である。
【図12】本発明の図3の検出スイッチ部分を示す説明
図である。
【図13】本発明の図5の検出スイッチ部分を示す説明
図である。
【図14】本発明の図9の検出スイッチ部分を示す説明
図である。
【図15】本発明の図11の検出スイッチ部分を示す説
明図である。
【図16】本発明のカードを示す平面図である。
【図17】本発明の同じくカードを示す底面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a ヘッダー部 1b ガイドフレーム 1c 収納部 1d 係合溝 1e ガイド溝 1f ロックカム 1g ばね収納部 1h 収納溝部 1i,1j 回動規制部 2 コネクタ端子 2a 接続片 2b 接触片 3 第1の固定側接点 3a 第1基部 3b 第1基板固定部 3c 第1接点ばね部 4 可動側接点 4a 第1ばね片部 4b 第2ばね片部 4c 支持基部 4d 第1接点部 4e 連接部 4f 第2接点部 4g 第1係合部 4h 第2係合部 5 第2の固定側接点 5a 第2基部 5b 第2基板固定部 5c 第2接点ばね部 6 カバー部材 6a 上板部 6b 側板部 6c,6c,6d 弾性片 6f 開口部 7 カード 7a 接触端子部 7b 切り欠き部 7c 凹溝部 7d 識別子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入時にカードを案内して挿着位
    置に保持するハウジングと、前記ハウジングに設けら
    れ、カードの側縁部に設けられた識別子の有無を検出す
    る第1の固定側接点と、カードが挿着位置に挿着された
    ことを検出する第2の固定側接点と、カードの挿入に伴
    って前記第1及び第2の固定側接点と選択的に接離する
    一つの可動側接点とを備え、前記可動側接点は、一端部
    が前記ハウジングに片持ち状に支持されると共に、他端
    部が前記第1の固定側接点と接離する第1接点部となる
    第1ばね片部と、この第1ばね片部の他端部側から片持
    ち状に支持された一端部側へ延出され、この延出端部が
    前記第2の固定側接点と接離する第2接点部となる第2
    ばね片部とからなり、前記第1ばね片部の他端部側には
    前記カードの識別子と係合する第1係合部を形成し、前
    記第2ばね片部の延出端部側には挿着された前記カード
    の前端部と係合する第2係合部を形成したことを特徴と
    するカード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの側部には、前記カード
    の挿入を案内する一対のフレーム部が設けられ、このフ
    レーム部の一側部には上方が開口された収納溝部が形成
    されており、この収納溝部に前記第1、第2の固定側接
    点及び前記可動側接点を収納保持すると共に、前記ハウ
    ジングの開口を覆うようにカバー部材を装着したことを
    特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の固定側接点は、前記カードの
    挿入方向に対して前記収納溝部の手前側に配設し、前記
    第2の固定側接点は前記収納溝部の後端側に配設すると
    共に、前記可動側接点を前記第1の固定側接点と第2の
    固定側接点との間に配設したことを特徴とする請求項2
    記載のカード用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記カードの識別子と係合する第1係合
    部、及び前記カードの前端部と係合する第2係合部を、
    絶縁製部材によって形成したことを特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載のカード用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングに回動規制部を形成し、
    前記第1ばね片部と第2ばね片部とが前記回動規制部に
    当接する方向に常時弾性付勢されることにより、前記第
    1接点部と前記第1の固定側接点、及び前記第2接点部
    と前記第2の固定側接点との間を離間するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカード
    用コネクタ装置。
JP2001179318A 2001-06-13 2001-06-13 カード用コネクタ装置 Pending JP2002373740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179318A JP2002373740A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 カード用コネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179318A JP2002373740A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 カード用コネクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002373740A true JP2002373740A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19019895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001179318A Pending JP2002373740A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 カード用コネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002373740A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6811443B2 (en) 2002-04-18 2004-11-02 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Electronic component having high mechanical strength and method of manufacturing a metal cover included in the electronic component
JP2008003939A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Yamaichi Electronics Co Ltd Icカード用コネクタ
JP2008198444A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
JP2008218042A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
JP2009076428A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Mitsumi Electric Co Ltd メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法
JP2010224966A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fujitsu Component Ltd カード用コネクタ
US7887348B2 (en) 2005-05-09 2011-02-15 Molex Incorporated Card connector

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6811443B2 (en) 2002-04-18 2004-11-02 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Electronic component having high mechanical strength and method of manufacturing a metal cover included in the electronic component
US7887348B2 (en) 2005-05-09 2011-02-15 Molex Incorporated Card connector
JP2008003939A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Yamaichi Electronics Co Ltd Icカード用コネクタ
JP2008198444A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
JP2008218042A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
JP2009076428A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Mitsumi Electric Co Ltd メモリカードコネクタ及びメモリカードコネクタの製造方法
JP2010224966A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fujitsu Component Ltd カード用コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6399906B1 (en) Switch for a card connector
US6527590B2 (en) Card connector having overstroke for card mounting position
JP4351826B2 (ja) カード用コネクタ装置
US6783399B2 (en) Universal slot for accommodating various types of flash memory cards
KR100495888B1 (ko) 카드용 커넥터장치
US6814596B2 (en) Card connector having low profile and vision indicator
US6848923B2 (en) Switch structure of card connector
US6234844B1 (en) Electronic card connector
US6488528B2 (en) Connector device for card with detection switch for detecting fitting of card
US20020101722A1 (en) Card connector for receiving information card with identifier therein
US6709281B2 (en) Write protect switch for card connector
KR20030007013A (ko) 카드용 커넥터장치
KR100452800B1 (ko) 카드용 커넥터장치
US7112077B2 (en) Card connector having card(s) detection capabilities
KR100559092B1 (ko) 카드용 커넥터 장치
JP2002373740A (ja) カード用コネクタ装置
JP2002298980A (ja) カード用コネクタ装置
JP4012708B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP4287673B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP2002110291A (ja) カード用コネクタ装置
JP3948938B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP3827584B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP3827578B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP3789727B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP3765708B2 (ja) カード用コネクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061114