JP2002231343A - カードコネクタおよび弾性コンタクト片 - Google Patents

カードコネクタおよび弾性コンタクト片

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JP2002231343A
JP2002231343A JP2001024424A JP2001024424A JP2002231343A JP 2002231343 A JP2002231343 A JP 2002231343A JP 2001024424 A JP2001024424 A JP 2001024424A JP 2001024424 A JP2001024424 A JP 2001024424A JP 2002231343 A JP2002231343 A JP 2002231343A
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card
piece
closer
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JP2001024424A
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Seiichiro Mihashi
誠一郎 三橋
Seiji Shishikura
誠司 宍倉
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Yamaichi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Electronics Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN02102591.6A priority patent/CN1217449C/zh
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
    • H01R13/2442Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted with a single cantilevered beam

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクト端子の耐衝撃性、耐振動性を向上
させて、衝撃などの際のカードの接触パッドとコンタク
ト端子との電気的瞬断を防止する。 【解決手段】 コンタクト端子40のバネ片部43の断
面積を変化させるなどして、コンタクト端子40のバネ
片部43の根元側に近い部分の質量を、該バネ片部43
の先端側に近い部分の質量よりも大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機、電
話機、PDA(personal digital assistance)、携帯
型オーディオ、カメラ等の電子機器に取り付けられるカ
ードコネクタおよび該カードコネクタなどに内蔵される
弾性コンタクト片に関し、さらに詳しくは耐衝撃性を向
上させ、電気的瞬断のない接触構造を得るための改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機、電話機、PDA、カメラ等
の電子機器においては、メモリさらには制御回路が内蔵
された、SIM(subscriber identity module)カー
ド、MMC(multi media card)、スマートメディア
(商標)、SD(super density;secure digital)カ
ード、メモリステック(商標)などのICカードを装着
させることで、各種の機能拡張などを行うようにしてい
る。
【0003】このようなICカードを着脱自在に装着す
るためのコネクタ構造においては、金属製のバネ片で構
成された複数のコンタクト端子をコネクタハウジング内
に設け、これら複数のコンタクト端子を、装填されたI
Cカードの表または裏面に形成された複数の接触パッド
と接触させ、これらの接触を介してICカードをコネク
タが取り付けられた電子機器と電気的に接続するように
している。ICカードの複数の接触パッドには、電源ラ
インに接続される電源用パッドと各種信号を授受するた
めの複数の信号用パッドとが含まれ、これらがそれぞれ
カードコネクタの複数のコンタクト端子を介して電子機
器側の電源回路および各種信号処理回路と接続される。
【0004】このような携帯用の小型電子機器に使用さ
れるカード用コネクタにおいては、コネクタ内にカード
が装填されている状態のときに、機器の落下などによっ
てコネクタに衝撃、振動が加えられると、衝撃の大きさ
によってはカードの接触パッドがコネクタのコンタクト
端子から離れて電気的導通が断たれて瞬断が発生するこ
とがあり、極端な場合には、カードがコネクタから離脱
されてしまう。
【0005】このような事故が、電子機器からカードに
データを書き込んでいる最中に発生すると、書込み中の
データが失われたり、カードの記憶データに損傷が与え
られたりし、最悪の場合には、メモリカード自体が故障
してしまう可能性もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は、このようなカ
ードコネクタに内蔵されている従来のコンタクト端子6
0の一例を示すものである。
【0007】このコンタクト端子60は、コネクタハウ
ジング内に片持ちはり状に支持されるものであり、プリ
ント配線基板のコンタクトパッドに半田接続される端子
部61、コネクタハウジングに圧入固定させるための固
定部62、弾性的に変位するバネ片部63を有してい
る。バネ片部63は、固定部62に対し所定の角度だけ
折曲されており、その先端側に接点部64を有する。接
点部64は、上方に突出されており、カードの接触パッ
ドと当接する。
【0008】この従来のコンタクト端子60において、
固定部62と接点部64との間にあるバネ片部63は、
全長にわたってほぼ同じ厚みおよび同じ幅を有してい
る。このため、この従来のコンタクト端子のバネ片部6
3の質量分布はほぼ均一となり、接点部64を含めたバ
ネ片部63の重心位置aも接点部64側の近くとなる。
【0009】このような従来のコンタクト端子に、機器
落下などによって衝撃が加わった場合、その衝撃力ある
いは衝撃の際の慣性力はバネ片部63の全長にわたって
ほぼ均等に作用することになり、接点部64側に近い重
心位置aに衝撃力が作用することになる。このため、従
来のコンタクト端子は、衝撃、振動などが発生した場
合、カード装填状態においてもバネ片部63の弾性変位
または変形が容易に発生し、この結果カードの接触パッ
ドとコンタクト端子の接点部との電気的瞬断が発生す
る。このように、従来のコンタクト端子は、耐衝撃性、
耐振動性が弱いという問題があった。
【0010】なお、コンタクト端子を構成するバネ片の
接触圧を大きく設定することで、カードの耐衝撃性を強
くする手法が考えられる。しかし、この手法では、カー
ドの挿入・抜去の際に必要な操作力も同じ割合で増加す
るので、カード挿脱の際の操作性が悪くなる問題があ
る。
【0011】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、コンタクト端子の耐衝撃性、耐振動性を向上
させて、衝撃などの際のカード保持性を向上させるよう
にしたカードコネクタを提供することを解決課題とす
る。
【0012】またこの発明は、耐衝撃性、耐振動性を向
上させることで、衝撃、振動などが発生したときでも、
常に被当接体との当接状態を維持することができる弾性
コンタクト片を提供することを解決課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の一形態では、
コネクタハウジングに固定するための固定部と、この固
定部と反対側に接点部を有し前記固定部から延在されて
弾性変位するバネ片部とを有する複数のコンタクト端子
を備え、複数の接触パッドが形成されているカードを、
前記複数の接触パッドがコネクタハウジング内に配され
た前記複数のコンタクト端子の接点部と夫々当接するよ
うに、コネクタハウジング内に保持するカードコネクタ
において、例えばバネ片部の断面積を変化させるなどし
て、コンタクト端子のバネ片部の固定部に近い側の部分
の質量を、該バネ片部の接点部に近い側の部分の質量よ
りも大きくしている。
【0014】そのための具体的な手法としては、(1)コ
ンタクト端子のバネ片部の断面積を、接点部側から固定
部側に近づくほど大きくする、(2) バネ片部の幅を接点
部側から固定部側に近づくほど大きくする、(3)バネ片
部の厚みを接点部側から固定部側に近づくほど大きくす
る、などがある。
【0015】かかる発明によれば、コンタクト端子のバ
ネ片部の固定部に近い側の質量を、該バネ片部の接点部
に近い側の質量よりも大きくしているので、バネ片部の
重心位置は従来に比べ固定部側に寄ることになる。した
がって、コネクタに衝撃が加わった場合、バネ片部にお
ける衝撃力あるいは慣性力の分布は、バネ片部の接点部
側よりバネ片部の固定部側のほうが大きいものとなり、
固定部側に近い重心位置に衝撃の際の力が作用すること
になる。このため、このコンタクト端子によれば、衝撃
の際、カードの接触パッドと接触する接点部が変位ある
いは変形し難くなり、衝撃、振動などの際の電気的瞬断
をより確実に防止できるようになる。
【0016】またこの発明の他の形態では、片持ち状に
支持するための固定部と、この固定部と反対側に接点部
を有し前記固定部から延在されて弾性変位するバネ片部
とを有し、前記接点部で被当接体に圧接される片持ち状
の弾性コンタクト片において、前記コンタクト端子のバ
ネ片部の固定部に近い側の部分の質量を、該バネ片部の
接点部に近い側の部分の質量よりも大きくしたことを特
徴とする。
【0017】弾性コンタクト片は、信号や電源接続用の
コンタクト端子以外にも、カードのライトプロテクトボ
タンの位置検出スイッチあるいはコネクタ内へのカード
装填の有無を検出するカード認識スイッチなどの各種の
スイッチ、カードイジェクト時のカードの飛出しを防止
するためのブレーキ力をカードに付与するためのブレー
キ片、あるいはカードの抜け落ちを防止するためのカー
ドロック機構などに用いられている。
【0018】この発明の弾性コンタクト片によれば、バ
ネ片部の重心位置を固定部側に移動させることで、弾性
コンタクト片の接点部を変位あるいは変形し難くしたの
で、衝撃、振動によって被当接体に圧接される接点部が
被当接体から離間されることをより確実に防止できるよ
うになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を添付図
面にしたがって詳細に説明する。
【0020】以下の実施形態では、本発明をSDカード
と呼称される二段カード用のコネクタに適用した場合に
ついて説明する。
【0021】図1はICカード(メモリカード)として
のSDカード20をカード裏面から見たものであり、こ
のSDカード20は、厚さtの上側本体部21と、上側
本体部21より僅かに幅が狭い下側本体部23を有して
いる。すなわち、カード20の両側端部には、段差部2
7がカード側端に沿って形成されている。上側本体部2
1の一方の先端部には誤挿入防止のための切欠き部22
を有している。
【0022】下側本体部23の先端側には複数の凹部2
4が形成されており、これらの凹部24に接触パッド2
5が配設されている。接触パッド25は、電源ピン、デ
ータ、コマンド、クロック用などの信号ピンを含む9ピ
ン構成となっている。
【0023】カード20の側面には、ノッチ(凹部)2
8が形成されており、このノッチ28内をライトプロテ
クトボタン26がカード挿脱方向(矢印A方向)にスラ
イド可能に配設されている。ライトプロテクトボタン2
6は、書込み禁止位置と、書込み許可位置の2つの位置
をとり得、これら2つの位置間でスライド可能に構成さ
れている。
【0024】図2は上記カード20を装填するためのカ
ードコネクタ1の実施形態を示す斜視図である。
【0025】このカードコネクタ1は、携帯電話機、P
DA、携帯型オーディオ、小型携帯用ゲーム機、カメラ
等の電子機器に配設されるものであり、上記したカード
20は、接触パッド面を下にしてコネクタ1内に装填さ
れる。
【0026】コネクタハウジング2は、樹脂材料などの
絶縁体によって成形加工されたハウジング本体10と、
金属あるいは樹脂材料によって成形加工されたカバー体
15とによって構成されている。コネクタハウジング2
は、上板部3、下板部4、左右の側面板部5、後面板部
6などによって形成されており、これら上板部3、下板
部4、側面板部5および後面板部6によってカード20
を装填するためのカード収容部7が形成されている。カ
ード20は、ハウジング2の前面に形成されたカード挿
入口33から挿入される。
【0027】左右の側面板部5には、カード20の挿脱
を案内するガイド溝50が形成されており、カード20
は接触パッド面を下にした状態でガイド溝50に沿って
挿脱される。各ガイド溝50は、上面壁51、側壁52
および下面壁53によって形成されている。さらに、各
案内溝50の端縁から下方に延在するように側壁59が
形成されている。この場合は、ガイド溝50の上面壁5
1はカバー体15によって構成されている。
【0028】ハウジング2の内部には、挿入されたIC
カード20を突き当てる突き当て壁(図示せず)が形成
されている。この突き当て壁の一方の角部には、ICカ
ード20の切欠き部22を突き当てるべく突出されたコ
ーナ壁36が形成されている。
【0029】ハウジング下板部4には、複数(この場合
9本)のコンタクト端子40を位置決めして圧入するた
めの複数の圧入溝32が形成されている。
【0030】図3は圧入溝32に圧入固定されるコンタ
クト端子40の第1の実施形態を拡大して示したもので
ある。
【0031】図3に示すように、コンタクト端子40
は、金属製の片持ち状のバネ片で構成されており、電子
機器のプリント配線基板のコンタクトパッドに半田接続
される端子部41、圧入溝32内で固定させるための固
定部42、弾性的に変位するバネ片部43を有してい
る。バネ片部43は、固定部42に対し所定の角度だけ
折曲されており、上方に突出してカード20の接触パッ
ド25と当接する接点部44を先端側に有している。こ
れらの複数のコンタクト端子40は、コネクタハウジン
グ2の前面側からカード挿入方向に圧入されることによ
り、ハウジングに形成された圧入溝32内に固定され
る。
【0032】ここで、図3のコンタクト端子40におい
ては、接点部44と固定部42とに挟まれたバネ片部4
3の幅は、根元側(固定部42側)に近づくに従って徐
々に大きくなっている。根元側の幅をW1とし、先端側
の幅をW2とした場合、その比W1/W2は2以上であ
ることが望ましい。
【0033】図3の場合は、固定部42の幅をバネ片部
43の根元部の幅W1とほぼ同じにしているが、固定部
42の幅は根元部の幅W1よりも大きくしてもよいし、
小さくしてもよい。
【0034】この図3に示すコンタクト端子40によれ
ば、バネ片部43の幅を、根元側(固定部42側)に近
づくに従って大きくしているので、接点部64を含めた
バネ片部63の重心位置bは、図6に示した従来のコン
タクト端子に比べ、根元側(固定部42側)に寄ること
になる。したがって、このコンタクト端子40によれ
ば、コネクタに衝撃が加わった場合、従来に比べ根元側
(固定部42側)に寄った重心位置bに衝撃の際の力が
作用することになる。別言すれば、衝撃発生の際のバネ
片部43における衝撃力分布あるいは慣性力分布は、バ
ネ片部43の固定部42側に近づくに従ってその値が大
きくなるものとなる。このため、このコンタクト端子4
0のバネ片部43は従来に比べ弾性変位あるいは変形し
難いものとなり、衝撃、振動などの際のカード20の接
触パッド25とコンタクト端子40の接点部44との電
気的瞬断をより確実に防止できるようになる。
【0035】なお、図3の場合は、固定部42側に近づ
くに従ってバネ片部43の幅を徐々に大きくしたが、バ
ネ片部43の固定部42に近い側の幅W1が接点部44
に近い側(先端側)の幅W2よりも大きく設定されてそ
の重心位置を従来に比べ固定部42側に移動できるもの
であれば、バネ片部43の形状は任意である。例えば、
先端側の半分程度を同一幅の幅狭とし、残りの根元側部
分を同一幅の幅大としたバネ片部43を採用するように
してもよい。
【0036】図4はコンタクト端子についての第2の実
施形態を示すものである。
【0037】この第2の実施形態のコンタクト端子40
においては、接点部44と固定部42とに挟まれたバネ
片部43の厚みは、根元側(固定部42側)に近づくに
従って徐々に厚くなっている。根元側の厚みをd1と
し、先端側の厚みをd2とした場合、その比d1/d2
は3/2以上であることが望ましい。
【0038】図4の場合は、固定部42、端子部41の
厚みをバネ片部43の根元部の厚みd1とほぼ同じにし
たが、これら部分の厚みは任意であり、根元部の厚みd
1よりも大きくしてもよいし、小さくしてもよい。
【0039】この第2の実施形態のコンタクト端子によ
れば、バネ片部43の厚みを、根元側(固定部42側)
に近づくに従って厚くしているので、接点部64を含め
たバネ片部63の重心位置bは、図6に示した従来のコ
ンタクト端子に比べ、根元側(固定部42側)に寄るこ
とになる。したがって、この図4のコンタクト端子40
によれば、コネクタに衝撃が加わった場合、図3のコン
タクト端子と同様、根元側に寄った重心位置bに衝撃の
際の力が作用することになる。このため、このコンタク
ト端子40のバネ片部43は従来に比べ弾性変位あるい
は変形し難いものとなり、衝撃、振動などの際のカード
20の接触パッド25とコンタクト端子40の接点部4
4との電気的瞬断をより確実に防止できるようになる。
【0040】なお、図4の場合は、固定部42側に近づ
くに従ってバネ片部43の厚みを徐々に大きくしたが、
バネ片部43の固定部42に近い側の厚みd1が接点部
44に近い側(先端側)の幅d2よりも大きく設定され
てその重心位置を従来に比べ固定部42側に移動できる
ものであれば、バネ片部43の形状は任意である。例え
ば、先端側の半分程度を厚みの薄い同一厚みに形成し、
残りの根元側部分を厚みの厚い同一厚みに形成した段差
部のあるバネ片部43を採用するようにしてもよい。
【0041】このように図3および図4に示したコンタ
クト端子40によれば、バネ片部43の幅または厚みを
固定部42側に近づくに従って大きくすることで、バネ
片部43の断面積を固定部42側に近づくに従って大き
くし、これによりバネ片部43の質量を固定部42側に
近づくに従って大きくしている。
【0042】しかし、他の手法を用いて、コンタクト端
子のバネ片部43の固定部42に近い側の部分の質量
を、バネ片部43の接点部44に近い側の部分の質量よ
りも大きくしてもよい。たとえば、前記両部分の材質自
体、あるいはめっきの材質を変えることで、バネ片部4
3の固定部42に近い側の部分とバネ片部43の接点部
44に近い側の部分との質量を異ならせるようにしても
よい。
【0043】つぎに、図5は、図2のコネクタハウジン
グ2の側面板部5の内側に配設されるライトプロテクト
検出スイッチSWを示すものである。
【0044】このスイッチSWは、被当接体としてのカ
ード20に当接される部分(接点部)がずれるように配
設された2つの片持ち状の接触バネ片80,90によっ
て構成され、これら2つの接触バネ片80,90の接離
によってカード20のライトプロテクトボタン26の位
置を検出する。
【0045】接触バネ片80は、プリント基板に半田付
け固定される端子部81、コネクタハウジング2に固定
される固定部82、バネ片部83、カード20の側面に
当接される接点部84を有している。
【0046】接触バネ片90は、同様に、端子部91、
固定部92、バネ片部93および接点部94を有する金
属片で構成されており、バネ片部93の途中には接触バ
ネ片80と接触する接点突起95が形成されている。
【0047】接触バネ片80の先端部が他方の接触バネ
片90と干渉することがないように、接触バネ片80の
先端部はコネクタ下方側に屈曲させている。
【0048】カード20のライトプロテクトボタン26
が図5に示すような位置にあるときには、両接触バネ片
80、90は、接触バネ片90の接点突起95を介して
接触しており、スイッチSWはオンの状態にある。ライ
トプロテクトボタン26が、他方の位置にスライドされ
たときには、両接触バネ片80、90はいずれの部位に
おいても離間しており、スイッチSWはオフの状態にあ
る。
【0049】このようにこのスイッチ構造では、ライト
プロテクトボタン26の位置に応じて2つの接触バネ片
80,90が接離するので、この接離を電気的に検出す
ることで、ICカード20のライトプロテクトボタン2
6が書込み禁止/書込み許可の何れに位置しているかを
検出することができる。
【0050】ここで、このようなライトプロテクト検出
スイッチSWを構成する2つの接触バネ片80,90に
おいては、先の図3あるいは図4に示したように、バネ
片部83,93の幅または厚みを根元側に近づくに従っ
て大きくすることで、バネ片部83,93の質量を根元
側に近づくに従って大きくしている。このため、これら
接触バネ片80,90のバネ片部83,93は従来に比
べ弾性変位あるいは変形し難いものとなり、耐衝撃性が
強くなる。したがって、衝撃、振動などが発生した際の
誤検出をより確実に防止できるようになる。
【0051】なお、ライトプロテクト検出スイッチとし
ては、2つの接触バネ片で構成されたもの以外に、1つ
の接触バネ片と固定片とで構成されたものもあり、この
ような構成のライトプロテクト検出スイッチの接触バネ
片にも、本発明を適用するようにしてもよい。
【0052】(変形態様)上記実施形態では、弾性コン
タクト片40として、バネ片部43を一方向に延在させ
たタイプに本発明を適用するようにしているが、バネ片
部43の途中に折り返し部を有する折り返し形状のコン
タクト端子にも本発明を適用することができる。
【0053】また、コネクタ内へのカード装填の有無を
検出するカード認識スイッチ、カードイジェクト時のカ
ードの飛出しを防止するためのブレーキ力をカードに付
与するためのブレーキ片、あるいはカードの抜け落ちを
防止するためのカードロック片などの用途にも、本発明
の弾性コンタクト片を適用するようにしてもよい。
【0054】さらに、上記実施形態では、ICカード2
0としてSDカードを例にとって説明を行ったが、本発
明をSIMカード、MMCカード、スマートメディア
(商標)、カード、メモリステック(商標)などの他の
任意のICカード用のカードコネクタに適用するように
してもよい。また、そのためのカードコネクタ構造も任
意であり、各種カードに適合した構造とすればよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のカードコ
ネクタによれば、コンタクト端子のバネ片部の固定部に
近い側の質量を、該バネ片部の接点部に近い側の質量よ
りも大きくしているので、バネ片部の重心位置は従来に
比べ固定部側に寄ることになる。したがって、コンタク
ト端子は弾性変位あるいは変形し難くなり、衝撃、振動
などの際のコンタクト端子とカードの接触パッドとの電
気的瞬断をより確実に防止できるようになる。
【0056】また、この発明の弾性コンタクト片によれ
ば、バネ片部の重心位置を従来に比べより固定部側に移
動させるようにしたので、衝撃、振動によって被当接体
に圧接される接点部が被当接体から離間されることをよ
り確実に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカードコネクタに装填されるI
Cカードの一例を示す斜視図である。
【図2】この発明に係るカードコネクタの実施形態に関
してその概観構成を示す斜視図である。
【図3】この発明に係るカードコネクタに用いられるコ
ンタクト端子についての第1の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図4】この発明に係るカードコネクタに用いられるコ
ンタクト端子についての第2の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図5】ライトプロテクト検出スイッチの一例を示す水
平断面図である。
【図6】従来のコンタクト端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 コネクタハウジング 3 上板部 4 下板部 5 側面板部 6 後面板部 7 カード収容部 10 ハウジング本体 15 カバー体 20 カード 21 上側本体部 22 切欠き部 23 下側本体部 24 凹部 25 接触パッド 26 ライトプロテクトボタン 27 段差部 28 ノッチ 32 圧入溝 33 カード挿入口 36 コーナ壁 40 コンタクト端子(弾性コンタクト片) 41 端子部 42 固定部 43 バネ片部 44 接点部 50 ガイド溝 60 コンタクト端子 61 端子部 62 固定部 63 バネ片部 64 接点部 80 接触バネ片 81 端子部 82 固定部 83 バネ片部 84 接点部 90 接触バネ片 91 端子部 92 固定部 93 バネ片部 94 接点部 95接点突起 SW ライトプロテクト検出スイッチ a 重心位置 b 重心位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに固定するための固
    定部と、この固定部と反対側に接点部を有し前記固定部
    から延在されて弾性変位するバネ片部とを有する複数の
    コンタクト端子を備え、複数の接触パッドが形成されて
    いるカードを、前記複数の接触パッドがコネクタハウジ
    ング内に配された前記複数のコンタクト端子の接点部と
    夫々当接するように、コネクタハウジング内に保持する
    カードコネクタにおいて、 前記コンタクト端子のバネ片部の固定部に近い側の部分
    の質量を、該バネ片部の接点部に近い側の部分の質量よ
    りも大きくしたことを特徴とするカードコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コンタクト端子のバネ片部の固定部
    に近い側の断面積を、該バネ片部の接点部に近い側の断
    面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載
    のカードコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクト端子のバネ片部の断面積
    を、接点部側から固定部側に近づくほど大きくするよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載のカードコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記バネ片部の幅を接点部側から固定部
    側に近づくほど大きくすることを特徴とする請求項3に
    記載のカードコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記バネ片部の厚みを接点部側から固定
    部側に近づくほど大きくすることを特徴とする請求項3
    に記載のカードコネクタ。
  6. 【請求項6】 片持ち状に支持するための固定部と、こ
    の固定部と反対側に接点部を有し前記固定部から延在さ
    れて弾性変位するバネ片部とを備え、前記接点部で被当
    接体に圧接される片持ち状の弾性コンタクト片におい
    て、 前記コンタクト端子のバネ片部の固定部に近い側の部分
    の質量を、該バネ片部の接点部に近い側の部分の質量よ
    りも大きくしたことを特徴とする弾性コンタクト片。
  7. 【請求項7】 前記コンタクト端子のバネ片部の固定部
    に近い側の断面積を、該バネ片部の接点部に近い側の断
    面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項6に記載
    の弾性コンタクト片。
  8. 【請求項8】 前記コンタクト端子のバネ片部の断面積
    を、接点部側から固定部側に近づくほど大きくするよう
    にしたことを特徴とする請求項7に記載の弾性コンタク
    ト片。
  9. 【請求項9】 前記バネ片部の幅を接点部側から固定部
    側に近づくほど大きくすることを特徴とする請求項8に
    記載の弾性コンタクト片。
  10. 【請求項10】 前記バネ片部の厚みを接点部側から固
    定部側に近づくほど大きくすることを特徴とする請求項
    8に記載の弾性コンタクト片。
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