JP5098345B2 - 車載装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、無線を介して料金等の収受に関連するデータ処理行う車載装置に関する。
車載装置と路側装置とが通信を行うことによりノンストップで有料道路の料金支払いを行うことができるシステム(いわゆるETCシステム)が広く普及している。そして、ETCシステムと同様のシステムを用いて、様々な類似サービスを実現させる試みがなされつつある。具体的なサービスとしては、例えば、駐車料金の支払いや、ガソリン購入料金の支払いや、ドライブスルー方式におけるファーストフード購入料金の支払い等である。これらのサービスがETCシステムと同様のシステムによって実現された際には、一枚のICカードによって料金の支払いを行うことができるようになっていればユーザにとって都合が良いことは言うまでもない。しかし、サービス毎に決済処理の方法が異なっていたり、サービス毎に決済システム提供会社が異なっていたりすることにより、実現の際には、それぞれ専用のICカードを使用しなければならなくなるケースも多いと考えられる。この場合は、車載装置に挿入するICカードをユーザがサービス毎に取り替えなければならず、ユーザは大変手間である。
このような問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載された発明が提案されている。この発明は、複数のICカード読み取り装置を設けることにより複数のICカードを車載装置に挿入させたままで利用できるようにし、ICカードを挿抜することなくサービスに応じたICカードによって決済を行わせることを可能にしたものである。
特開2005−275598号公報
ところで、このように複数種類のサービスを利用できるようになっていると、どこでどのサービスが提供されているかをユーザが把握しきれないという問題が生じる。
もちろん、サービスが提供されている場所に行けば、案内板等によってユーザは提供されているサービスを把握できる。しかし、サービスが提供されている場所に行かなければ、提供されているサービスを把握できないとすければ、ユーザは提供されているサービスを十分に活用することができない。
また、サービスの提供されている場所が明示された地図を見ることよって、ユーザはサービスの提供場所を把握することももちろんできる。しかし、様々なサービスが混在した状態で地図が記載されていれば、ユーザは自身の判断で、車載装置に挿入されているICカードに対応するサービスの情報だけを地図内から選択しなければならない。また、サービス毎に複数種類の地図が用意されていたとすれば、ユーザは自身の判断で、車載装置に挿入されているICカードに対応するサービスが記載された地図を選択しなければならない。このような手間をユーザに要求することはユーザにとって負担であり、サービスが有効活用されないということになりかねない。
本発明はこのような問題にかんがみなされたものであり、サービスが有効活用されるための車載装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の車載装置は、第一の通信手段と、第二の通信手段と、第一の記憶手段と、第二の記憶手段と、位置特定情報取得手段と、カ
ード情報記憶処理実行手段と、データ処理実行手段と、サービス情報記憶処理実行手段とを備える。第一の通信手段は路側装置と無線通信を行い、第二の通信手段は、サービスの利用に必要なカード情報を記憶する外部記憶媒体と通信を行う。第一の記憶手段は、カード情報を記憶するため手段であり、第二の記憶手段は、カード情報以外の他の情報を記憶するための手段である。位置特定情報取得手段は、位置を特定可能な位置特定情報を取得する手段である。カード情報処理実行手段は、第二の通信手段を介して外部記憶媒体からカード情報を読み出して第一の記憶手段に記憶させ、データ処理実行手段は、第一の通信手段を介して路側装置と通信を行い、第一の記憶手段に記憶されているカード情報に基づいて、サービスの利用に必要なデータ処理を行う。サービス情報記憶処理実行手段は、データ処理実行手段によりデータ処理が実行されるか否かにかかわらず、第一の通信手段を介して路側装置からサービス特定情報を取得すると、その取得したサービス特定情報と、第一の記憶手段に記憶されているカード情報に含まれるサービス特定情報とを比較し、一致することを条件に、取得したサービス特定情報と、位置特定情報取得手段より取得した位置特定情報とを関連づけて第二の記憶手段に記憶させる。
このように第二の記憶手段にサービス特定情報と位置特定情報とが記憶されるようになっていれば、この記憶させておいた情報に基づいて、例えば、ユーザが指定したサービスの提供場所をユーザに提示したり、その提供場所まで経路案内を実行したりすることが可能になる(つまり、サービスが有効活用され得る)。前者の具体例としては、受付手段(ユーザからの操作指示を受け付けるための手段)が受け付けた操作指示に対応するサービス特定情報によって第二の記憶手段に記憶されている情報を検索し、検索された位置特定情報を表示手段(表示機能を有する手段)や音声出力手段(音声出力機能を有する手段)に報知させるようにするとよい。また、後者の具体例としては、前者の場合と同様にして検索された位置特定情報によって特定される位置まで現在位置から経路を算出し、算出した経路を表示手段や音声出力手段によって報知させるようにするとよい。
また、サービス情報記憶処理実行手段は、路側装置から取得したサービス特定情報と、第一の記憶手段に記憶されているカード情報に含まれるサービス特定情報とを比較し、一致することを条件に、そのサービス特定情報を位置情報特定情報と関連付けて第二の記憶手段に記憶するため、利用可能性の高いサービスについてのサービス特定情報及び位置特定情報が第二の記憶手段に記憶され、第二の記憶手段の記憶領域が有効活用される。
ところで、カード情報は第一の記憶手段から削除できるようになっているとよい。なぜなら、例えば、一時的にカード情報を第一の記憶手段に記憶させてサービスを利用し、利用後は当該カード情報を車載装置で使用できないようにさせたいという要望が考えられるからである。このため、請求項に記載のように、第一の記憶手段は記憶させた前記カード情報を削除可能に構成されており、サービス情報記憶処理実行手段は、第一の記憶手段からカード情報が削除されたことを検知すると、削除されたカード情報に対応するサービス特定情報と当該サービス特定情報に関連づけられた位置特定情報とを、第二の記憶手段から削除又は第二の記憶手段において無効状態にするようになっているとよい。なお、ここで言う「無効状態」というのは、当該情報を利用できない状態を意味し、例えば、フラグによって無効状態であるか否かを表すようにするとよい。
このようになっていれば、一時的にカード情報を第一の記憶手段に記憶させてサービスを利用し、利用後は当該カード情報を車載装置で使用できないようにさせたいというような要望を実現可能である。その上、使用できないようにさせたカード情報と、第二の記憶手段に記憶されている情報との整合も維持される。
また、車載装置を搭載した車両がサービス提供場所に接近したことを、ユーザに報知するようになっているとよい。なぜなら、「そのサービスが提供されているならばサービスを利用しよう」とユーザが考えたり、「たしかこの近くでサービスが提供されていたと思うが間違いだっただろうか」とユーザが不安に思ったりすることを軽減できるからである。このため、請求項に記載のように、報知手段と報知処理実行手段とを備えるように車載装置を構成する。報知手段は、ユーザに種々の情報を報知するための手段である。報知処理実行手段は、路側装置が設置された場所に接近したか否かを、第二の記憶手段に記憶されている位置特定情報と位置特定情報取得手段から取得される位置特定情報とに基づいて判定し、路側装置が設置された場所に接近したと判定した場合は、その場所に対応する位置特定情報に関連づけられたサービス特定情報を第二の記憶手段から読み出し、その読み出したサービス特定情報に基づき、路側装置により提供されているサービスに関する情報を報知手段に報知させる手段である。ここで言う「接近したか否か」というのは、例えば、当該車載装置が搭載された車両の位置と位置特定情報によって特定される地点との距離が所定距離になったか否かということによって判定するようになっているとよい。また、「サービスに関連する情報」というのは、例えば、サービス名称や、サービス種別、サービス提供会社名、サービス利用料金等、ユーザがサービスを理解する際に役立つ情報を意味する。
このようになっていれば、サービスが利用される可能性を高めるとともにユーザの不安も軽減させることができる。
また、車載装置を搭載した車両がサービス提供場所に接近したことを、ユーザに報知するようになっている場合には、さらに、ユーザによって指定されたサービスについてのみ報知対象にするようになっていてもよい。つまり、請求項に記載のように、ユーザからの操作指令を受け付ける受付手段を更に備えるように車載装置を構成し、報知処理実行手段は、受付手段を介してサービス特定情報が指定されると、指定されたサービス特定情報に対応するサービスについてのみ、報知の対象とするようになっているとよい。
このようになっていれば、ユーザの意志により、ユーザが利用する可能性の低いサービスについての報知を行わせないようにすることができるため、報知に対してユーザがわずらわしさを感じることが少なくなる。
ところで、路側装置が撤去されたり移動されたりすることにより、以前はサービスを利用できた場所で、現在は利用できない場合というのもあり得る。したがって、そのような場所についての情報は、第二の記憶手段から削除するか、第二の記憶手段において当該情報を無効状態にするようになっているとよい。つまり、請求項に記載のように、サービス情報記憶処理実行手段は、路側装置が設置された場所に到達したか否かを、第二の記憶手段に記憶されている位置特定情報と位置特定情報取得手段から取得される位置特定情報とに基づいて判定し、路側装置が設置された場所に到達したと判定したにもかかわらず、第一の通信手段を介して路側装置から取得できるはずのサービス特定情報を取得できなかった場合は、第二の記憶手段に記憶された該当するサービス特定情報と当該サービス特定情報に関連づけられた位置特定情報とを、第二の記憶手段から削除又は第二の記憶手段において無効状態にするようになっているとよい。
このようになっていれば、無意味な報知がなされることを軽減することができる。
なお、上述したサービス情報記憶処理実行手段としての機能をプログラムによって実現してもよい(請求項)。このようなプログラムを、車載装置が内蔵するコンピュータに実行させれば、その車載装置は、上述した本発明の車載装置と同様の作用及び効果を奏する。また、プログラムはネットワーク等を用いて流通させることも可能である上、車載装置におけるプログラムの入れ替えは、部品の入れ替えに比較して容易である。したがって、車載装置の機能向上を容易に行うこともできる。
同様に、上述した報知処理実行手段としての機能をプログラムによって実現してもよい。この場合も、車載装置の機能向上を容易に行うことができる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
図1は、データ処理システム1の構成を示すブロック図である。データ処理システム1は、車両に搭載された車載装置5と、カード情報を記憶するICカード40と、料金所等に設置された路側装置30と、を備えたシステムである。なお、これらは、図1には一つずつしか描かれていないが、通常、複数存在する。また、車載装置5と路側装置30とは、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)によって通信が行われ、車載装置5とICカード40とは近距離無線通信によって通信が行われる。また、車載装置5は、主に路側装置30及びICカード40との通信を行う通信装置10と、主に経路案内等の処理を実行するナビゲーション装置20とから構成される。通信装置10とナビゲーション装置20とは有線(例えば、車内LAN)を介して通信が行われる。
次に、通信装置10の詳細について図2(a)のブロック図を用いて説明する。通信装置10は、無線アンテナ11と、DSRC部12と、HMI13と、SAM14と、非接触通信インターフェース15と、記憶部16と、有線通信部18と、制御部19とを備える。
無線アンテナ11は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部12は、無線アンテナ11を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。なお、通信対象は路側装置30である。
HMI13は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLEDやスピーカ等から構成される。
SAM14は、路側装置30との通信情報の暗号化・復号化、及び、通信装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)の暗号化・復号化を行う。また、カード情報の暗号化・復号化も行う。
非接触通信インターフェース15は、ICカード40と非接触の近距離無線通信を行うためのインターフェースである。通信相手としては、ICカード40に限らず非接触通信が可能な携帯電話やPDA等とも通信できる。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい。
記憶部16は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。
有線通信部18は、車内LANや専用線等を介してナビゲーション装置20と通信を行う部位である。
制御部19は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部12、HMI13、SAM14、非接触通信インターフェース15及び記憶部16をプログラムに基づいて統括的に制御する部位である。
次に、ナビゲーション装置20の詳細について図2(b)のブロック図を用いて説明する。ナビゲーション装置20は、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、利用者からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、通信装置10と有線通信を行う有線通信部23と、各種の情報を記憶可能な記憶部24と、地図データや音声データ等が記録された地図記憶媒体からデータを入力する地図データ入力器25と、地図や各種情報の表示を行うための表示部26と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力部27と、利用者が発話した音声に基づく電気信号を出力するマイクロフォン28と、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,有線通信部23,記憶部24,地図データ入力器25,マイクロフォン28からの入力に応じて各種処理を実行し、有線通信部23、記憶部24,表示部26,音声出力部27を制御する制御部29とを備えている。
位置検出器21は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの電波を図示しないGPSアンテナを介して受信してその受信信号を出力するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の前後方向の加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ21cとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21cからの出力信号に基づいて制御部29が、車両の位置,方位,速度等を算出する。なお、GPS受信機21aからの出力信号に基づいて現在位置を求める方式は様々な方式があるが、単独測位方式、相対測位方式のいずれであってもよい。
操作スイッチ群22は、表示部26の表示面と一体に構成されたタッチパネル及び表示部26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等から構成される。尚、タッチパネルと表示部26とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、そのいずれを用いてもよい。
記憶部24は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリやハードディスク等)から構成され、各種の情報を記憶することができる。
地図データ入力器25は、図示しない地図データ記憶媒体(例えばハードディスクやDVD−ROM等)に記憶された各種データを入力するための装置である。地図データ記憶媒体には、地図データ(ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、背景データ、道路データ、名称データ、マークデータ、交差点データ、施設のデータ等)、案内用の音声データ、音声認識データ等が記憶されている。なお、地図データ記憶媒体からこれらのデータを入力する代わりに、通信ネットワークを介してこれらのデータを入力するようになっていてもよい。
表示部26は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等からなり、表示部26の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置と地図データ入力器25より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。
マイクロフォン28は、利用者が音声を入力(発話)するとその入力した音声に基づく電気信号(音声信号)を制御部29に出力するものである。利用者はこのマイクロフォン28に様々な音声を入力することにより、ナビゲーション装置20を操作することができる。
制御部29は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM及びフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。例えば、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図データ入力器25を介して読み込んだ現在位置付近の地図等を表示部26に表示する現在地表示処理や、地図データ入力器25に格納された地図データと、操作スイッチ群22の操作に従って設定された目的地とに基づいて現在位置から目的地までの最適な経路を算出する経路算出処理や、その算出した経路を表示部26に表示させたり音声出力部27に音声として出力させたりすることにより経路を案内する経路案内処理等を実行する。
[動作の説明]
次に、車載装置5の動作について、場合を分けて説明する。なお、説明は本発明に関連する部分についてのみ行い、一般的なナビゲーション装置等が有する機能についての説明は省略する。
(1)サービスの利用
図3のシーケンス図を用い、ユーザがサービスを利用する場合の車載装置5の動作について説明する。以下では、サービスとして、通行料金の支払いを行うサービス(いわゆるETC)を利用する場合について説明する。
通信装置10のHMI13(具体的には、操作ボタン)を介してユーザからカード情報のコピーが指示されると、通信装置10の制御部19は、非接触通信インターフェース15を介してICカード40からカード情報を読み出す(S105)。そして通信装置10の制御部19は、読み出したカード情報を、記憶部16に記憶させる(S110)。なお、ICカード40から受け取ったカード情報は、暗号化されているため、SAM14によって解読した後、記憶部16に記憶させる。また、カード情報は、少なくとも、ICカードID(ICカード40を識別するためのID)、有効期限(ICカード40の利用有効期限)、及び、サービスコード(サービスの種別を特定可能なコード)とから構成される。また、記憶部16はカード情報を複数記憶させることができる。
その後、車載装置5を搭載した車両がサービス提供場所A(本例では、料金所入口)に到達したとする。すると、サービス提供場所Aに設置された路側装置30からBST(Beacon Service Table)信号が通信装置10に送られてくる(S115)。なお、本例の路側装置30が送信するBST信号には、BSTに定義されているデータ項目「ApplicationList」に、サービスの種別を特定するためのサービスコードが設定されている(BSTの詳細についてはETCプロトコル仕様書(日本道路公団,首都高速道路公団,阪神高速道路公団,本州四国連絡橋公団より出版)等参照)。したがって、通信装置10の制御部29は、「ApplicationList」に設定されているサービスコードを調べることにより、路側装置30で受けられるサービスの種別を特定することができる(本例の場合は通行料金の支払いサービス)。
続いて、通信装置10の制御部19は、サービス提供場所Aで提供されているサービスは、利用可能なサービスであるか否かを判定する(S120)。具体的には、S115で送信されてきたBSTに設定されているサービスコードと同じサービスコードを含むカード情報が記憶部16に記憶されているか否かを判定する(記憶されていれば利用可能なサービスであると判定し、記憶されていなければ利用可能なサービスではないと判定する)。なお、ユーザが予めサービス毎に利用可否を設定できるようにし、その設定内容も考慮して利用可能なサービスであるか否かを判定するようになっていてもよい。
判定の結果、サービス提供場所Aにおいて提供されているサービスは、利用可能なサービスでないと判定した場合には(S120:No)、以降の処理ステップ(S130〜S170)をスキップする。なお、この場合、ユーザは車両を停止させて通行チケットを受け取ることになる。
一方、サービス提供場所Aにおいて提供されているサービスは、利用可能なサービスであると判定した場合には(S120:Yes)、通信装置10は、VST(Vehicle Service Table)信号を路側装置30へ送信する(S130)。そして、記憶部16に記憶させておいたカード情報と、予め記憶部16に記憶されている通信装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)とを路側装置30へ送信する(S135)。なお、路側装置30との間の情報のやりとりは、全てSAM14を用いて暗号化して行う(以下の説明においても同様)。
カード情報と通信装置情報とを受け取った路側装置30は、これらの情報と入口特定情報(どのインターチェンジの入口を通過したのかを特定するための情報)とを所定の手法で暗号化し、入口情報として通信装置10へ送信する(S140)。
入口情報を受け取った通信装置10は、その受け取った入口情報を記憶部16に記憶させる(S150)。
その後、車載装置5を搭載した車両がサービス提供場所B(本例では、料金所出口)に到達したとする。すると、サービス提供場所Bに設置された路側装置30からBST信号が通信装置10に送られてくる(S155)。それに対して、通信装置10は、VST信号を路側装置30へ送信する(S160)。そして、さらに、記憶部24に記憶されているカード情報と通信装置情報と入口情報とを路側装置30へ送信する(S165,S170)。
これらの情報を受信した路側装置30は、図示しない管理センタに対して通行料金の決済処理等の依頼を行う。
(2)サービスコードの記憶
次に、図4のシーケンス図を用いて、サービスコード等が記憶される様子について説明する。なお、以下の説明では、路側装置30からBSTを受信するところから説明を開始する。また、以下で説明する処理は、上述した「(1)サービスの利用」で説明したS120以降の処理と同様の処理(路側装置30との通信処理)と並行して実行される。また、以下の説明では、サービスとして、ガソリン料金の支払いを行うサービスを利用する場合について説明する。
車載装置5を搭載した車両がサービス提供場所C(本例では、ガソリンスタンド)に到達したとする。すると、サービス提供場所Cに設置された路側装置30からBST信号が通信装置10に送られてくる(S215)。なお、路側装置30が送信するBST信号には、上述した通り、サービスの種別を特定するためのサービスコードが設定されている。
続いて、通信装置10の制御部19は、サービス提供場所Cで提供されているサービスは利用可能なサービスであるか否かを判定する(S220)。具体的には、S215で送信されてきたBSTに設定されているサービスコードと同じサービスコードを含むカード情報が記憶部16に記憶されているか否かを判定する(記憶されていれば利用可能なサービスであると判定し、記憶されていなければ利用可能なサービスでないと判定する)。
S220における判定の結果、サービス提供場所Cで提供されているサービスは利用可能なサービスでないと判定した場合は(S220:No)、通信装置10の制御部19は、今回はサービス提供場所Cでは何も実行しない。一方、サービス提供場所Cで提供されているサービスは利用可能なサービスであると判定した場合は(S220:Yes)、通信装置10の制御部19は、S215で送信されてきたBSTに設定されているサービスコードと、BSTにVSTで応答した後に路側装置30から送られてくる位置特定情報(路側装置30の設置位置を示す位置情報であり、具体的には、緯度・経度や、2次メッシュ座標等)とを、ナビゲーション装置20へ有線通信部18を介して送る(S225)。なお、通信装置10が路側装置30から位置特定情報を取得する様子については、図4のシーケンス図では省略する。
サービスコードと位置特定情報とを受け取ったナビゲーション装置20の制御部29は、受け取ったサービスコードと位置特定情報とを組にして記憶部24に記憶する(S230)。なお、記憶部24は、サービスコードと位置特定情報の組を複数記憶することができるようになっており、既に同じ情報が記憶されている場合は、制御部29は記憶部24に記憶させない。
続いて、ナビゲーション装置20の制御部29は、S225で受け取ったサービスコードに対応するサービスはユーザが案内を望むサービスであるか否かを判定する(S235)。具体的には、S225で受け取ったサービスコードが、予めユーザによって案内を希望するサービスとして設定されたサービスコードと一致するか否かを判定する(一致すれば案内を希望するサービスと判定し、一致しなければ案内を希望しないサービスと判定する)。なお、予めユーザによって案内を希望するサービスとして設定されたサービスコードは、S230で記憶させたサービスコードとは別に記憶部24に予め記憶されている。
判定の結果、案内を希望するサービスであると判定した場合は(S235:Yes)、S225で受け取ったサービスコードに対応するサービスが現在位置で利用可能である旨を案内する(S240)。具体的には、例えば、「現在位置において、ガソリン購入料金の決済が可能な電波を捕捉いたしました」というようなメッセージを、ナビゲーション装置20の表示部26に表示させたり、ナビゲーション装置20の音声出力部27に音声として出力させたりすることによって案内する。なお、メッセージ内容としては、他には、サービス名称、サービス種別、サービス提供会社名、サービス利用料金等、ユーザがサービスを理解する際に役立つ情報が考えられる。
一方、案内を希望するサービスでないと判定した場合は(S235:No)、何も案内を行わない。つまり、ナビゲーション装置20において何も案内がされることなく、車両はサービス提供場所Cを離脱する。
(3)サービスコードが得られるはずの場所で得られなかった場合
次に、図5のシーケンス図を用いて、サービスコードが得られるはずの場所で路側装置30からサービスコードが得られなかった場合について説明する。
記憶部24に記憶されている位置特定情報(S230で記憶部24に記憶した位置特定情報)に対応する場所(サービス提供場所C)に到達したとする。すると、ナビゲーション装置20の制御部29は、通信装置10から送られてくるはずのサービスコードと位置特定情報とを受けるための待機を行う(S305)。なお、ここで言う、通信装置10から送られてくるサービスコードと位置特定情報というのは、S225で送られてくるサービスコードと位置特定情報に相当するものである。また、送られてくるはずのサービスコードと位置特定情報自体の特定は、車両の現在位置と記憶部24に記憶されている位置特定情報とに基づいて行う。
その後、通信装置10からこれらの情報が送られてくることなく、車両がサービス提供場所Cを離脱したとする。すると、ナビゲーション装置20の制御部29は、通信装置10から送られてくるはずのサービスコードと位置特定情報とを受け取らなかったことを検知し(S310)、該当するサービスコードと位置特定情報とを記憶部24から削除する(S315)。
(4)ユーザからの指示によってカード情報が削除された場合
次に、図6のシーケンス図を用いて、ユーザからの指示によってカード情報が通信装置10から削除された場合について説明する。
通信装置10のHMI13(具体的には、操作ボタン)を介してユーザからカード情報の削除が指示されると、通信装置10の制御部19は、記憶部16からカード情報を削除する(S405)。なお、カード情報の削除は、通信装置10のHMI13の代わりに、ナビゲーション装置20の操作スイッチ群22が用いられて、その削除指示がナビゲーション装置20から通信装置10の制御部19に伝達されるようになっていてもよい。
通信装置10の制御部19は、記憶部16からカード情報の削除を行うと、そのカード情報に含まれるサービスコードを明示して、ナビゲーション装置20にカード情報が削除された旨を伝達する(S410)。
カード情報が削除された旨を受け取ったナビゲーション装置20の制御部29は、記憶部24から該当するサービスコードと、そのサービスコードと組にして記憶された位置特定情報とを削除する(S415)。
(5)経路案内の実行
次に、図7のフローチャートを用いて、経路案内が実行される様子について説明する。
ナビゲーション装置20は、操作スイッチ群22を介して案内を望むサービスの指定を受け付ける(S505)。具体的には、例えば、記憶部24に記憶されているサービスコードに対応するサービス名が表示部26に表示され、ユーザによっていずれかのサービス名が指定されることにより受け付ける。なお、受け付けたサービスについては、そのサービスコードを、案内を望むサービスのサービスコードとして記憶部24に記憶させておく。
その後、ナビゲーション装置20において、周知の方法によって目的地が設定され、経路案内の実行が開始されたとし、そして、車両がサービス提供場所に接近したとする。
すると、ナビゲーション装置20は、案内経路データ(案内経路を特定するためのリンクデータ群等)と、位置検出器21からの信号に基づいて特定される現在位置と、地図データ入力器25を介して得られる道路データと、記憶部24に記憶されている位置特定情報とから、案内経路上及びその経路周辺であって現在走行中の地点の先にあるサービス提供場所に接近したことを検知する(S510)。なお、接近というのは、例えば、サービス提供場所の手前500m程度を意味する。また、案内経路上及びその経路周辺というのは、案内経路上だけに限らず、その案内経路の周辺の施設や細街路等を意味する。
サービス提供場所への接近を検知すると、当該サービス提供場所で提供されているサービスは、ユーザが案内を望むサービスであるか否かを判定する(S515)。具体的には、当該サービス提供場所で提供されているサービスのサービスコードを記憶部24から読み出すとともに、読み出したサービスコードが、案内を望むサービスのサービスコードとして記憶部24に記憶されているか否かを判定することによって判定する。
その結果、接近しているサービス提供場所で提供されているサービスは、ユーザが案内を望んでいるサービスであると判定した場合は(S515:Yes)、サービス提供場所に接近しつつあることを案内する(S520)。具体的には、例えば、「まもなく、ガソリン購入料金の決済が可能な場所に到達いたします」というようなメッセージを、ナビゲーション装置20の表示部26に表示させたり、ナビゲーション装置20の音声出力部27に音声として出力させたりすることによって案内する。なお、メッセージ内容としては、他には、サービス名称、サービス種別、サービス提供会社名、サービス利用料金等、ユーザがサービスを理解する際に役立つ情報を案内するようになっているとよい。
一方、接近しているサービス提供場所で提供されているサービスは、ユーザが案内を望んでいるサービスではないと判定した場合は(S515:No)、何も案内を行わない。つまり、ナビゲーション装置20において何も案内がされることなく、車両はサービス提供場所Cを離脱する。
[実施形態の効果]
車載装置5を構成する通信装置10は、サービス提供場所で路側装置30と通信を行うことにより路側装置30からサービスコードを取得する(S215)。また、位置特定情報についても路側装置30から取得する。車載装置5を構成するナビゲーション装置20は、通信装置10が取得したサービスコードと位置特定情報とを記憶する(S230)。その後、ナビゲーション装置20は、記憶された情報に基づいてサービス提供場所に車両が接近したことを検知すると(S510)、当該場所において提供されているサービスの案内を行う(S520)。
したがって、上記実施形態の車載装置5によれば、ユーザはその案内に基づいて、サービスの利用有無を決定したり、案内経路周辺にあるサービス提供場所へ立ち寄ったりすることができる。
なお、通信装置10は、路側装置30からサービスコードを受信した際に、通信装置10で利用可能なサービスについてのものであるか否かを判定し(S220)、利用可能である場合にのみナビゲーション装置20は、サービスコードと位置特定情報とを記憶部24に記憶する(S220,S225,S230)。
したがって、利用可能性の高いサービスについてのサービスコード及び位置特定情報のみがナビゲーション装置20の記憶部24に記憶されるため、記憶部24の記憶領域が有効活用される。
また、通信装置10の記憶部16に記憶させたカード情報は、ユーザの操作によって削除できるようになっている(S405)。そして、通信装置10の記憶部16からカード情報が削除されると、ナビゲーション装置20は、当該カード情報によって受けられるサービスに関係した情報(サービスコード及び位置特定情報)を記憶部24から削除する(S415)。
したがって、一時的にカード情報を車載装置5に記憶させてサービスを利用し、利用後は当該カード情報を車載装置5で使用できないようにさせたいというようなユーザの要望を実現できる。その上、削除させたカード情報と、ナビゲーション装置20の記憶部24に記憶されている情報との整合も維持される。
また、経路案内中におけるサービスの案内は、ユーザによって指定されたサービスについてのみ行われるようになっている(S515,S520)。
したがって、ユーザの意志により、ユーザが利用する可能性の低いサービスについての案内を行わせないようにすることができるため、案内に対してユーザがわずらわしさを感じることが少なくなる。
また、サービスが提供されているはずの路側装置30からサービスコードが得られなかった場合には、ナビゲーション装置20は、得られるはずのサービスコードと位置特定情報とを記憶部24から削除する(S315)。
したがって、例えば、路側装置30が撤去されたり移動されたりすることにより、以前はサービスを利用できた場所で、現在は利用できなくなった場合には、それが記憶部24に記憶されている情報に反映され、無意味な案内がなされることがなくなる。
[他の実施形態]
(1)ナビゲーション装置20は、S230において、通信装置10を介して路側装置30から受け取った位置特定情報を記憶する代わりに、ナビゲーション装置20の位置検出器21から出力される信号から特定される現在位置の情報を記憶するようになっていてもよい。このようになっていても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(2)カード情報が削除されても、ナビゲーション装置20においては、該当するサービスコードと位置特定情報とを削除しないようになっていてもよい。例えば、削除する代わりに無効フラグを立てて無効にするようにしておけば、再度カード情報が記憶された場合、改めてサービスコードと位置特定情報とを記憶部24に記憶されることを待たなくても無効フラグを降ろすだけで、サービス提供場所に接近したことの報知が可能になる。
(3)上述した実施形態では、ナビゲーション装置20の記憶部24にサービスコードと位置特定情報とを記憶させるようになっていたが、サービスコードと位置特定情報とを通信装置10の記憶部16に記憶させるようになっていてもよい。そして、ナビゲーション装置20の制御部29は、必要に応じて、有線通信部23を介して通信装置10の記憶部16を参照するようになっていてもよい。
このようになっていれば、通信装置10を別の車両に移設したとしても、それまでに記憶させたサービスコードと位置特定情報とを利用することができる。
(4)上記実施形態では、経路案内が実行されている場合に、サービス提供場所に接近したことを案内するようになっていたが、経路案内が実行されていない場合にも、サービス提供場所に接近したことを案内するようになっているとよい。例えば、現在走行中の道路を道なりにたどった場合に存在するサービス提供場所について、そのサービス提供場所まで現在位置から500mになった時点でサービス提供場所において提供されているサービスの案内を行うようになっているとよい。
このようになっていれば、経路案内が実行されていなくても、サービスの案内がなされるため、サービスがより活用されやすくなると考えられる。
(4)ナビゲーション装置20の記憶部24に記憶させた情報(サービスコード及び位置特定情報)に基づき、表示部26に表示させる地図上にサービス提供場所をアイコン等によって明示できようになっているとよい。このようになっていれば、サービスがより活用されやすくなると考えられる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
通信装置10の無線アンテナ11及びDSRC部12が第一の通信手段に相当し、非接触通信インターフェース15が第二の通信手段に相当し、記憶部16が第一の記憶手段に相当し、制御部19がカード情報処理実行手段及びデータ処理実行手段に相当する。ナビゲーション装置20の記憶部24が第二の記憶手段に相当し、制御部29が報知処理実行手段に相当する。
また、通信装置10の制御部19及びナビゲーション装置20の制御部29が、サービス情報記憶処理実行手段に相当する。具体的には、上述したS220〜S230等の処理が、サービス情報記憶処理実行手段が実行する処理に相当する。
また、路側装置30から受信したBSTにVSTで応答した後に路側装置30から送られてくる位置特定情報(路側装置30の設置位置を示す位置情報)を、通信装置10を介してナビゲーション装置20の制御部29が受け取る処理が、位置特定情報取得手段としての機能に相当する。なお、「他の実施形態」の欄の(2)で説明した別例の場合では、ナビゲーション装置20の位置検出器21が位置特定情報取得手段に相当する。
また、ナビゲーション装置20の表示部26及び音声出力部27が報知手段に相当し、操作スイッチ群22が受付手段に相当する。
また、サービスコードがサービス特定情報に相当する。
データ処理システムの概略構成を示すブロック図である。 通信装置とナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 サービスの利用の様子を説明するためのシーケンス図である。 サービスコードが記憶される様子を説明するためのシーケンス図である。 サービスコードが得られるはずの場所で得られなかった場合について説明するためのシーケンス図である。 ユーザからの指示によってカード情報が削除された場合について説明するためのシーケンス図である。 経路案内が実行される様子について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…データ処理システム、5…車載装置、10…通信装置、11…無線アンテナ、12…DSRC部、13…HMI、14…SAM、15…非接触通信インターフェース、16…記憶部、18…有線通信部、19…制御部、20…ナビゲーション装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、22…操作スイッチ群、23…有線通信部、24…記憶部、25…地図データ入力器、26…表示部、27…音声出力部、28…マイクロフォン、29…制御部、30…路側装置、40…ICカード。

Claims (7)

  1. 路側装置と無線通信を行う第一の通信手段と、
    サービスの利用に必要なカード情報を記憶する外部記憶媒体と通信を行う第二の通信手段と、
    前記カード情報を記憶するための第一の記憶手段と、
    前記カード情報以外の他の情報を記憶するための第二の記憶手段と、
    前記第二の通信手段を介して前記外部記憶媒体から前記カード情報を読み出して前記第一の記憶手段に記憶させるカード情報記憶処理実行手段と、
    前記第一の通信手段を介して前記路側装置と通信を行い、前記第一の記憶手段に記憶されている前記カード情報に基づいて、サービスの利用に必要なデータ処理を行うデータ処理実行手段と、
    現在位置を特定可能な位置特定情報を取得する位置特定情報取得手段と、
    前記データ処理実行手段により前記データ処理が実行されるか否かにかかわらず、前記第一の通信手段を介して前記路側装置からサービス特定情報を取得すると、その取得したサービス特定情報と、前記第一の記憶手段に記憶されている前記カード情報に含まれるサービス特定情報とを比較し、一致することを条件に、取得した前記サービス特定情報と、前記位置特定情報取得手段より取得した前記位置特定情報とを関連づけて前記第二の記憶手段に記憶させるサービス情報記憶処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする車載装置。
  2. 請求項1に記載の車載装置において、
    前記第一の記憶手段は、記憶させた前記カード情報を削除可能に構成されており、
    前記サービス情報記憶処理実行手段は、前記第一の記憶手段から前記カード情報が削除されたことを検知すると、削除された前記カード情報に対応する前記サービス特定情報と当該サービス特定情報に関連づけられた前記位置特定情報とを、前記第二の記憶手段から削除又は前記第二の記憶手段において無効状態にすること、
    を特徴とする車載装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載装置において、
    さらに、
    ユーザに種々の情報を報知するための報知手段と、
    前記路側装置が設置された場所に接近したか否かを、前記第二の記憶手段に記憶されている前記位置特定情報と前記位置特定情報取得手段から取得される前記位置特定情報とに基づいて判定し、前記路側装置が設置された場所に接近したと判定した場合は、その場所に対応する前記位置特定情報に関連づけられた前記サービス特定情報を前記第二の記憶手段から読み出し、その読み出した前記サービス特定情報に基づき、前記路側装置により提供されているサービスに関する情報を前記報知手段に報知させる報知処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする車載装置。
  4. 請求項3に記載の車載装置において、
    さらに、
    ユーザからの操作指令を受け付ける受付手段を備え、
    前記報知処理実行手段は、前記受付手段を介して前記サービス特定情報が指定されると、指定されたサービス特定情報に対応するサービスについてのみ、前記報知の対象とすること、
    を特徴とする車載装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車載装置において、
    前記サービス情報記憶処理実行手段は、前記路側装置が設置された場所に到達したか否かを、前記第二の記憶手段に記憶されている前記位置特定情報と前記位置特定情報取得手段から取得される前記位置特定情報とに基づいて判定し、前記路側装置が設置された場所に到達したと判定したにもかかわらず、前記第一の通信手段を介して前記路側装置から取得できるはずのサービス特定情報を取得できなかった場合は、前記第二の記憶手段に記憶された該当する前記サービス特定情報と当該サービス特定情報に関連づけられた前記位置特定情報とを、前記第二の記憶手段から削除又は前記第二の記憶手段において無効状態にすること、
    を特徴とする車載装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車載装置における前記サービス情報記憶処理実行手段として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、請求項3又は請求項4に記載の車載装置における前記報知処理実行手段として機能させるためのプログラム。
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