JP5097980B2 - ラッキョウの根茎部連続切除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、掘り取ってほぼ均一な長さの茎部や根部が残存している状態に前処理された形や大きさが様々なラッキョウの鱗茎部から茎部や根部を連続切除するための装置に関するものである。特に製品歩留まりの向上と長時間連続切除し続けることができるための技術に関する。
ラッキョウは、生産者が畑で掘り取り、根部と茎部が適当な長さで残存する状態に鎌で切除調整して出荷される。その後、加工するまでに再度根茎部切除の工程が必要となるが、従来はこれを人手に頼ってきた。人手による方法は、熟練者が行えばほぼ一定の幅に切除することが可能で、漬物の材料に使用できたが、初心者が行う場合や、熟練者でも作業者が複数の場合には人によって切除位置が異なり、安定した品質の製品の出荷ができない。また、刃物を刃先が上に向くように固定し、作業員が手で保持したラッキョウの根部や茎部の部分を刃先に向けて押し込む方法で、切除するようにしていたことから、非常に危険を伴う手作業であった。
特許文献1では、鱗茎部収納容器を多数配置したコンベヤを備え、その移送途中に、回転刃で根茎部を切除するようにしていたり、特許文献2では、茎部と根部をベルトで押さえて、ラッキョウを支持しながら根茎部を切除しているが、茎部と根部とが湾曲しているラッキョウや、大きさが様々なラッキョウを処理すると切除時にラッキョウが回転したり左右に動くことにより切除不良が生じ、製品歩留まり率が低くなり実用的でなかった。
長時間にわたりラッキョウを切除することで液汁が回転刃に付着し凝固して切れ味が低下した場合、切断刃を直接取り外して別の研磨装置で研磨するか、切断刃を駆動した状態で研磨砥石を当てて研磨する方法があるが、いずれの場合も危険な作業が伴い、しかも前者の場合は切断刃の着脱等が極めて非効率である。また、特許文献3では、切断刃の外周縁に形成した刃部に研磨が必要なときのみ側面から研磨部材を接当できる装置が考案されているが、ラッキョウの液汁は粘性が高く、頻繁に研磨部材を接当する必要があり、連続切除には極めて非効率であり実用的でなかった。
特開平6−189729号公報 特開2004−276148号公報 実開平6−692号公報
ラッキョウは大きさが大小混在しており、形はバナナのように湾曲したものからまっすぐなものまである。これを食用部分に無駄が生じないように根部や茎部を切除しなければならず、熟練の程度によらずに製品歩留まり率をあげることが課題である。
また、ラッキョウは切除すると粘性の高い液汁を生じ、切断刃に付着する。時間の経過に伴って固化し、回転刃の切れ味が低下してしまうため、回転刃の研磨の為に作業を中断せざるを得ない。そこで作業時間にロスが出ないように連続切除を可能にすることが課題である。
本発明の目的は、大きさや形が様々なラッキョウの根茎部を切除する際の製品歩留まり率の向上および液汁の固化による回転刃の切れ味低下を解決することである。
ラッキョウの茎部および根部を鱗茎部から切除する装置であって、該装置が、ラッキョウを狭持する凹型の切り欠け部分を弾性力のあるエンドレス移送体の外周に備える。移送体に設けた凹部の切り欠け部分によってラッキョウを狭持する構成において、移送体がプーリーを経由することによって生じる曲率変化を利用し、該凹型の切り欠け部分の形状が長方形から逆台形の状態になった時に切除前ラッキョウをセットし、切除時には凹型の切り欠け部分の締め付けによってラッキョウが固定される。移送体の両側にラッキョウの切除幅に合わせた間隔で回転刃があり、刃に接触することにより、形が様々なラッキョウの根茎部を確実に切除する。
また、切除前のラッキョウの大きさが非常に異なるため、凹型の切り欠け部分の大きさ(幅と長さ)を変えた移送体を並列に4本程度並べ、作業者がラッキョウをセットする際に大きさ別に振り分けてセットすることにより、様々な大きさのラッキョウを切除することが可能になる。
ラッキョウの茎部または根部を切除する回転刃の両サイドに吸水性を有する弾性体を配置し、その弾性体に毛管現象を利用して、少量の水を供給する仕組みで、弾性体は回転刃と常時接触し得る構成をもち、ラッキョウの切除汁を払拭すると同時に洗い流して回転刃に付着する液汁の固化を防止する。
上記のように、ラッキョウが移送体に狭持されることから、根茎部の切除時にラッキョウが回転または左右に動くことがなくなり、製品化率が高くなると同時に従来の手作業による危険性や製品のばらつきが解消される。
また、回転刃に関する技術では、回転刃は常時吸水性を有する弾性体に接触することにより、液汁を払拭すると同時に洗い流すことができるため、作業を中断して研磨する必要がなく、ラッキョウを切除し続けることができるため処理能力の高い根茎部連続切除装置である。さらに研磨作業による刃の消耗を回避することができる。
尚、吸水性を有する弾性体に供給する水の量は、回転刃の液汁を払拭するのに必要最低限に調節してあるので、ラッキョウを必要以上に濡らしてしまうことはない。
根茎部連続切除装置の側面図である 移送体、ベルトと刃の位置関係を示す上面図である ラッキョウを投入、狭持する移送体と押さえベルトの側面図である ラッキョウを投入するときの状態を側面から示す説明図である ラッキョウを投入するときの状態を上面から示す説明図である ラッキョウの根茎部を切除する状態を側面から示す説明図である ラッキョウの根茎部を切除し、切断汁を洗い流す状態を上面から示す説明図である 切除装置で切除する前のラッキョウ(A)、切除後のラッキョウ(B)を示す説明図である
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態の基本を説明する。
ラッキョウ配置溝凹型の切り欠け部分をエンドレス移送体の外周に有する弾性体の移送体がプーリーを経由する際、曲率変化を利用して、配置溝凹部の図形が長方形から逆台形に変形したところへラッキョウをセットし、プーリー経由後、凹部の図形が元の長方形に戻りラッキョウを固定する。続いて、上から押さえベルトでラッキョウを押さえながら、移送体の両側に設置されたラッキョウの切除幅に調整された回転刃に接触することにより根茎部を切除する。
また、切除する際に粘性の高い液汁を生じるため、回転刃に常時接触するように吸水性を有する弾性体を設置し、その弾性体に少量の水を常時供給して、生じた液汁を払拭すると同時に水と共に滴下させて洗い流す。
以下、本発明の実施形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。図1に側面図を示す。以下、動作を図2乃至図8を参照して説明する。
作業者は図3右側に着座した状態で作業を行う。ゴム質の弾性物質であるエンドレス移送体7にラッキョウ配置溝凹型の切り欠け部分を移送体の外周に等間隔に設置し、モーターで移送体を移送することにより、プーリーを経由して作業者から離れていく移送体7の凹型が逆台形8Aの形になっている配置溝にラッキョウ11をセットする(図3、図4及び図5参照)。
その後、移送体が移送されていき、配置溝凹型の切り欠け部分が8Bのように長方形に戻ることにより、形や大きさが様々なラッキョウ11を強固に固定し、回転および左右に動くことを防止する(図6参照)。ただし、ラッキョウの大きさの違いが大きいこともあるため、移送体に設けるラッキョウ配置溝凹型の切り欠け部分の大きさを変えたエンドレス移送体と切断刃のセットを並列に2個、3個と設置し、作業者がラッキョウの大きさに応じてセットする移送体を選択することが好ましい。
さらに押さえベルト10で上から押さえることにより、ラッキョウ11が、回転刃5に垂直に接触して根部11Cと茎部11Aが切除される(図6、図7及び図8参照)。
回転刃5で切除する際にラッキョウを下方向に押す力が発生するので、この力で茎部11Aが動かないように移送体と同じ速度で動く茎部支持ベルト9が茎部を支える構造になっている(図2参照)。
茎部と根部が切除されたラッキョウ可食部11Bは、移送体で運ばれ、曲率変化を生み出すプーリー13を経由することにより、移送体から外れてラッキョウ入れコンテナ14に集約される。
また、根茎部切除によりラッキョウの粘性の高い液汁が回転刃5に付着するため、マイクロポンプ4により水受け1に水を少量ずつ供給し、水受け1から回転刃液汁払拭洗浄用弾性体2へ毛管現象を有する水供給物資3により少量の水を供給する。回転刃5は、ラッキョウの根部11Cと茎部11Aを切除しながら、常時回転刃液汁払拭洗浄用弾性体2に接触し液汁を払拭しながら洗浄するため、連続切除作業を可能にする(図7参照)。
マイクロポンプによって流量が調節された水を直接弾性体に供給する方法も考えられるが、上記のように毛管現象を利用することにより、必要最低限の水をより安定して弾性体2に供給することができる。
本発明は、手作業に頼る手法が一般的であったラッキョウにおける漬物加工の最終根茎部切除処理の作業効率を向上させるとともにラッキョウ産地の栽培面積の拡大と維持に大きく貢献するものである。
1 水受け
2 回転刃液汁払拭洗浄用弾性体
3 水供給物質
4 マイクロポンプ
5 回転刃
6 水槽
7 ラッキョウ狭持移送体
8A ラッキョウ配置溝
8B ラッキョウ固定溝
9 ラッキョウ茎部支持ベルト
10 ラッキョウ押さえベルト
11 ラッキョウ
11A ラッキョウ茎部
11B ラッキョウ可食部
11C ラッキョウ根部
12 ラッキョウのセット位置における移送体の曲率変化を生み出すプーリー
13 茎部と根部を切除したラッキョウを移送体から外すための曲率変化を生み出すプーリー
14 切除後のラッキョウ入れコンテナ

Claims (2)

  1. ラッキョウの茎部および根部を鱗茎部から切除する装置であって、ラッキョウを狭持するための凹型の切り欠け部分を弾性力のあるエンドレス移送体の外周に備え、前記移送体に設けた配置溝凹型の切り欠け部分は移送方向に対してほぼ直角に設けた複数個の溝状であり、前記エンドレス移送体がプーリーの外周を経由する際に曲げられて前記エンドレス移送体に設けた切り欠けの外周側が逆台形状に開いたとき切除前ラッキョウをセットし、前記エンドレス移送体がほぼ直線状に戻った際に凹型の切り欠け部分が平行に戻ることによりラッキョウを強く挟持し、前記移送体がほぼ直線状になっている箇所の両側に所定の切除幅に合わせた間隔で回転刃を設け、前記移送体に狭持されたラッキョウが前記回転刃間を通過する際に、茎部と根部が切除されることを特徴とするラッキョウ根茎部連続切除装置。
  2. 茎部と根部を切除する1対の回転刃に吸水性を有する弾性体を接触するように配置し、前記吸水性を有する弾性体に少量の水を継続的に供給することにより、回転刃に付着するラッキョウの切除汁を払拭しながら洗い流すことを特徴とする請求項1記載のラッキョウ根茎部連続切除装置。
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