JP5097800B2 - 回転角センサ - Google Patents

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Description

本発明は、同軸上に大歯車と小歯車とを備える2段歯車からなるロータと、大歯車及び小歯車に夫々、噛み合う従動歯車とを備える回転角センサに関する。
特許文献1には、ハンドル等の操舵角を検出することが可能な回転角センサが開示されている。特許文献1に示す回転角センサは、大歯車と小歯車とが同軸上に一体に形成されて成るロータと、小歯車に噛み合う第1の従動歯車(回転検出歯車)と大歯車に噛み合う第2の従動歯車(回転検出歯車)とを有して構成される。各従動歯車は、ロータが1回転したときに、夫々、異なる回転数となるように構成されており、回転検出部にて検出された各従動歯車の回転角に基づいて、ロータの多回転角(絶対角)の検出が可能になっている。
特開2004−340677号公報 実開平6−5644号公報 実開昭64−17055号公報
上記した回転角センサの構造では、小歯車に噛み合う第1の従動歯車は、小歯車よりも外方に突出する大歯車と高さ方向で対向した位置関係にあるため、前記第1の従動歯車が大歯車の回転軸方向に圧力等を受けた場合や、第1の従動歯車に対する取付精度の低下やばらつき等により大歯車と干渉する可能性があった。大歯車と小歯車とは歯数が異なる。このため、小歯車に噛み合う第1の従動歯車が大歯車に干渉すると、第1の従動歯車の回転動作が不安定となった。
また小歯車の歯部の裾部分にバリやコーナーR等が生じていると、小歯車に噛み合う第1の従動歯車を安定してスムースに回転させることができない問題があった。更には、小歯車に噛み合う第1の従動歯車が大歯車の突出面上を摺動しながら回転動作する形態では、接触面積が広くなるため第1の従動歯車と大歯車間の摩擦が大きくなる問題があった。
以上のような問題が生じることで、出力信号が乱れたりノイズが生じる等、高精度な回転検出を妨げていた。
特許文献2,3に記載された発明は、歯車の抜け止めを防止する構造に関するものであり、小歯車と大歯車とが同軸上に設けられたロータと、小歯車及び大歯車に夫々噛み合う従動歯車とを有する回転角センサの構造ではなく、したがって、小歯車に噛み合う第1の従動歯車が大歯車に干渉するのを抑制した構成について何も記載されていない。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、小歯車に噛み合う第1の従動歯車が小歯車と同軸上に設けられた大歯車に干渉するのを効果的に抑制できる回転角センサを提供することを目的としている。
本発明における回転角センサは、外周部に第1の歯部を有する小歯車と、前記小歯車と同軸上に設けられ、前記小歯車よりも外方に突出した位置の外周部に第2の歯部を有し前記第2の歯部と前記第1の歯部との間に突出面を有する大歯車とを備えるロータと、前記小歯車の第1の歯部と噛み合う第1の従動歯車と、前記大歯車の第2の歯部と噛み合い前記ロータが所定の角度だけ回転したとき前記第1の従動歯車の回転数と異なる回転数を有する第2の従動歯車と、前記第1の従動歯車及び前記第2の従動歯車の回転角に応じて前記ロータの回転角を検出可能な回転検出部と、を有し、
前記大歯車の前記突出面と、前記第1の従動歯車の前記大歯車との対向面間に凸部が設けられており、
前記凸部は、前記大歯車の前記突出面に、前記ロータの回転軸を中心として形成された環状リブであり、あるいは前記凸部は、前記大歯車の前記突出面と対向する前記第1の従動歯車の前記対向面に、前記第1の従動歯車の回転軸を中心として形成された環状リブであり、
前記回転軸からの半径が異なる複数本の前記環状リブが設けられ、各環状リブ間に凹状の空間が形成されていることを特徴とするものである。
これにより、第1の従動歯車を大歯車の突出面から浮かせた状態で小歯車に噛み合わせることができ、第1の従動歯車が小歯車と歯数が異なる大歯車と干渉するのを効果的に抑制することが可能になる。また、小歯車の外周部に設けられる第1の歯部の裾部にバリやコーナーRが形成されること等があっても、第1の従動歯車を大歯車の突出面から浮かせたことで、第1の従動歯車を、第1の歯部の裾部の状態に関わらず、小歯車に確実且つ安定して噛み合わせることができる。したがって本発明では、従来に比べて、回転角度を高精度に検出することができる。
本発明では、前記凸部は、前記大歯車の前記突出面に、前記ロータの回転軸を中心として形成された環状リブであるこのように本発明では大歯車の突出面を利用して簡単且つ適切に環状リブを形成することが可能である。
また本発明では、前記回転軸からの半径が異なる複数本の前記環状リブが設けられ、各環状リブ間に凹状の空間が形成されているこのとき、前記環状リブ間の前記間隔内に潤滑剤を充填することができる。これにより、第1の従動歯車とロータの大歯車間での摺動摩擦を効果的に低減でき、第1の従動歯車をより安定してスムースに回転動作させることができる。
本発明の回転角センサによれば、第1の従動歯車を大歯車の突出面から浮かせた状態で小歯車に噛み合わせることができ、第1の従動歯車が小歯車と歯数が異なる大歯車と干渉するのを効果的に抑制することが可能になる。また、小歯車の外周部に設けられる第1の歯部の裾部にバリやコーナーRが形成されること等があっても、第1の従動歯車を大歯車の突出面から浮かせたことで、第1の従動歯車を、第1の歯部の裾部の状態に関わらず、小歯車に確実且つ安定して噛み合わせることができる。したがって本発明では、従来に比べて、回転角度を高精度に検出することができる。
本実施形態の回転角センサの斜視図、 本実施形態の回転角センサの分解斜視図、 本実施形態の回転角センサからカバーを取り外した状態の基本構成を示す正面図、 本実施形態におけるロータの一部を拡大して特徴的構成を示した部分拡大斜視図、 本実施形態の特徴的構成を備えたロータと従動歯車とを噛み合わせた状態を示す部分斜視図、 本実施形態における特徴的構成を示すロータ及び第1の従動歯車との部分拡大縦断面図、 (a)〜()は、ロータを構成する大歯車と、小歯車と噛み合う第1の従動歯車との間に形成される凸部(環状リブ)の構成を示す側面図であり、(a)(b)は実施形態を示し、(c)は参考例を示す
図1ないし図3は、本実施形態における回転角センサの基本的構成について説明するための図である。図1は回転角センサの斜視図、図2は、回転角センサの分解斜視図、図3は、カバーを取り外した状態の回転角センサの正面図である。なお図3では、後で説明する基板についても除いて図示したが、前記基板に配置される磁気検出素子は、マグネットとの配置関係を説明するために図面に残した。
まず図1ないし図3を用いて、本実施形態における回転角センサの基本的構成を説明する。
本実施形態における回転角センサ1は、前面が開口されたケース2と、ケース2の開口に装着されてケース2との間に収容部を形成するカバー3とを備える。ケース2とカバー3は夫々、主面2a,3aと、主面2a,3aの外周に沿って形成された側壁部2b,3bとを有して構成される。
図1ないし図3に示すように、ケース2及びカバー3の主面2a,3aには夫々、円形状(円筒状)の貫通孔2c,3cが形成され、貫通孔2c,3cの周囲に円環状の軸受部2d,3dが設けられている。
ケース2内には、ケース2及びカバー3の軸受部2d,3dに回転可能に支持されるロータ6が取り付けられる。ロータ6は、図示しないハンドル等の駆動軸に連結して一体回転するものであり、駆動軸が挿通される開口部21を有して円環状に形成される。ロータ6には、内周面から一対のキー22が径方向内側に突出して形成され、一対のキー22は回転中心を挟んだ対向位置に設けられている。ロータ6は、この一対のキー22に駆動軸側のキーが係合されることで、駆動軸に対して一体回転可能に連結される。
図2,図3に示すように、ロータ6の外周面には、小歯車25と大歯車24とが回転軸O方向に重ねて一体に形成されており、2段歯車を構成している。小歯車25の外周部に凹凸形状の第1の歯部25aが形成されている。大歯車24は、小歯車25よりも外方に突出した位置の外周部に凹凸形状の第2の歯部24aを有する。そして、大歯車24には、第1の歯部25aと第2の歯部24aとの間に突出面24bが形成されている(図3参照)。第1の歯部25aの歯数は、第2の歯部24aの歯数よりも少ない。
また図2,図3に示すように、ケース2内には、小歯車25に噛み合う第1の従動歯車7と、大歯車24に噛み合う第2の従動歯車8が取り付けられる。第1の従動歯車7及び第2の従動歯車8は、ケース2の主面2aに形成されたピン27(図2には一方のピンのみが図示されている)により回転可能に支持されている。
第1の従動歯車7と第2の従動歯車8は外周部に同じ歯数の歯部を有している。本実施形態では、第1の従動歯車7と第2の従動歯車8に同じ形状のものを使用することが可能である。
第1の従動歯車7は、ロータ6の小歯車25に噛み合う位置に設けられ、第2の従動歯車8は、ロータ6の大歯車24に噛み合う位置に設けられるから、第1の従動歯車7と第2の従動歯車8は高さ方向(ケース2の主面2aからカバー3の主面3a方向、回転軸O方向)にずれて配置される。すなわち本実施形態では、第1の従動歯車7は第2の従動歯車8よりもカバー3の主面3a側に配置され、第2の従動歯車8は、第1の従動歯車7よりもケース2の主面2a側に配置される。
また小歯車25に噛み合う第1の従動歯車7の少なくとも歯部7cの部分は、図3に示すように、大歯車24の突出面24bと高さ方向にて対向した位置関係となる。
図2に示すように第1の従動歯車7及び第2の従動歯車8には、中央部に、ピン27を挿入するための貫通孔7a,8aが形成され、その周囲に有底状の凹部7b,8bが形成されている。
そして前記凹部7b,8b内にマグネット(磁石)11,12が装着される。
また、基板15が、ケース2の主面2aに形成されたピン18(ピンは計4個、図2、図3参照)を介して装着される。また、磁気検出素子(例えばGMR素子)16,17が基板15のケース2の主面2aと対向する面側に配置されている。
図3に示すように、磁気検出素子16,17は、マグネット11,12の中央部と対向する位置に配置される。なお、磁気検出素子16,17とマグネット11,12とは非接触である。マグネット11,12の回転に伴って変化する磁界を磁気検出素子16,17にて検出できる。
基板15には図示しない演算回路が設けられている。演算回路では、磁気検出素子16,17の出力に基づいて、ロータ6の多回転角度(絶対角)を演算することが可能である。
また基板15には、出力回路に接続されるコネクタピン19が固定されている。各コネクタピン19は、カバー3の主面3aに形成されたピン位置に対応した貫通孔を備えるコネクタ部20から外部に露出した状態で支持されている。
ケース2の側壁部2bには掛止穴2eが設けられ、カバー3の側壁部3bには掛止凸部3eが設けられる。またカバー3側には図示しないピンが設けられ、ケース2側には前記ピンに対応する挿入孔2fが設けられる。そして、前記ピンを挿入孔2fに挿入し、掛止凸部3eを掛止穴2eに凹凸嵌合させることにより、ケース2とカバー3とを図1のように、組み立てることができる。
上記したように本実施形態では、ロータ6を構成する大歯車24と小歯車25の歯数が異なり(大歯車24の歯数が小歯車25の歯数より多い)、一方、大歯車24及び小歯車25に噛み合う各従動歯車7,8の歯数は一致している。よって、ロータ6の回転に対して第1の従動歯車7と第2の従動歯車8との間に回転差が生じる。このとき、各従動歯車7,8の回転とともにマグネット11,12が回転し、その際に変化する各外部磁界を、固定側である各磁気検出素子16,17により検出する。そして、各磁気検出素子16,17の出力に基づいて、算出回路では、ロータ6の多回転角(絶対角)を算出することができる。
図4ないし図6の各図を用いて本実施形態における回転角センサの特徴的構成を説明する。図4は、ロータ6の一部を拡大して示した部分拡大斜視図、図5は、本実施形態の特徴的構成を備えたロータと従動歯車とを噛み合わせた状態を示す部分斜視図、図6は、ロータ及び第1の従動歯車との部分拡大縦断面図を示す。
本実施形態におけるロータ6は、同軸上に小歯車25と大歯車24とが重なって一体に形成された2段歯車構造である。そして、大歯車24は、小歯車25よりも外方に突出し、大歯車24には、小歯車25の第1の歯部25aと大歯車24の第2の歯部24aとの間に突出面24bが形成されている。
そして、図4ないし図6に示すように、前記突出面24b上には凸状の複数本の環状リブ30,31が形成されている。
図6に示すように環状リブ30は、回転軸Oから半径r1で形成されている。また環状リブ31は、回転軸Oから半径r2で形成される。各環状リブ30,31の幅中心から回転軸Oまでの長さ寸法が前記半径である。そして、半径r2>半径r1となっている。よって、回転軸Oからみたときに、環状リブ30は、小歯車25の第1の歯部25aに近い内側に形成され、環状リブ31は、大歯車24の第2の歯部24aに近い外側に形成される。
ここで「環状リブ」とは、完全な環状、すなわち円形状であるものに限定されない。各環状リブ30,31に直線的な部分や蛇行する部分等があってもよい。また環状リブ30,31は連続的に形成されることが好ましいが、間欠的に形成される構成も含まれる。
図6に示すように、環状リブ30,31は、上面30a,31aと側面30b,31bとを有して構成される。そして小歯車25の第1の歯部25aに噛み合う歯部7cを備える第1の従動歯車7が環状リブ30,31の上面30a,31aに当接して、あるいは若干の隙間を有して回転可能に支持されている。図6に示すように各環状リブ30,31の上面30a,31aと側面30b,31bとの角部30cはR形状で形成されることが、摺動面積を小さくでき、また例えば第1の従動歯車7に対し大歯車24の方向に圧力等が加わっても第1の従動歯車7及び環状リブ30,31が損傷等を受けにくく、第1の従動歯車7を安定してスムースに回転動作させることができ好適である。
図4ないし図6に示すように本実施形態では環状リブ30,31を複数本設けており、各環状リブ30,31の間に凹状の空間32が形成されている。よって、本実施形態では、潤滑剤33を空間32内に充填することが可能である。
このように本実施形態では、大歯車24の突出面24bと第1の従動歯車7の大歯車24との対向面(下面)7dとの間に凸部(環状リブ30,31)が設けられている。
したがって図6に示すように第1の従動歯車7を大歯車24の突出面24bから浮かせた状態で小歯車25に噛み合わせることができる。このため、例えば、第1の従動歯車7に大歯車24の突出面24b方向への圧力等が加わり、第1の従動歯車7が大歯車24の第2の歯部24a方向に近づく変位(傾き)を生じた場合でも、第1の従動歯車7が小歯車25と歯数が異なる大歯車25と干渉するのを効果的に抑制することができる。
また図6に示すように、小歯車25の第1の歯部25aの裾部にバリ34が生じていたり、裾部が適切に垂直面で形成されず傾斜面35等を構成しているような場合でも、第1の従動歯車7を大歯車24の突出面24bから浮かせたことで、第1の従動歯車7を小歯車25に障害なく確実且つ安定して噛み合わせることができる。
以上により本実施形態の回転角センサによれば、従来に比べて、回転角度を高精度に検出することが可能である。
また本実施形態では、回転軸Oから半径r1,r2の異なる複数本の環状リブ30,31(ここでの環状リブは連続的に環状に繋がった形状)を大歯車24の突出面24bに形成している。そして各環状リブ30,31の間には凹状の空間32が形成されており、空間32内に潤滑剤33を充填することが出来る。
このような構成にすることで、上記した効果に加えて第1の従動歯車7と大歯車24間での摺動摩擦を長期に渡り効果的に低減できる。以上により、第1の従動歯車7をより安定してスムースに回転動作させることができ、回転検出の信号が乱れたりノイズが生じる等の不具合を抑制することが可能であり、回転角度の検出精度をより効果的に向上させることが可能である。
図7は、本実施形態における回転角センサの部分側面図である。図7(a)は、図4ないし図6で説明した大歯車24の突出面24bに複数本の環状リブ30,31を設けた例である。図7(b)は、大歯車24の突出面24bと対向する第1の従動歯車7の対向面7d側に環状リブ40,41を設けた例である。図7(b)に示す環状リブ40、41は、第1の従動歯車7の回転軸を中心として異なる半径により形成される。図7(b)の構成でも環状リブ40,41間の空間に潤滑剤42が充填されている。ただし、環状リブ40,41を、第1の従動歯車7の外周部に形成される凹凸状の歯部7cから内側に離れた部分に形成しないと、潤滑剤42を充填する空間を形成できないことから(歯部7cの部分では凸状の歯の部分にしか環状リブを形成できないから連続的に環状に繋がる環状リブを形成できない)、図7(a)に示すようにスペース的な余裕のある大歯車24の突出面24b上に環状リブ30,31を形成することが好適である。なお、第1の従動歯車7の対向面7d及び大歯車24の突出面24bの双方に夫々、環状リブを形成する構成としてもよい。
また図7(c)は、大歯車24の突出面24b上に1つの環状リブ45を形成した例である。図7(c)の構成であっても、第1の従動歯車7を大歯車24の突出面24bから浮かせた状態で小歯車25に噛み合わせることができ、第1の従動歯車7が小歯車25と歯数が異なる大歯車24と干渉するのを効果的に抑制することができる。また、第1の従動歯車7を大歯車24の突出面24bから浮かせた状態とするには凸部は環状リブ以外の形状であってもよい。例えば多数のドット状の凸部が大歯車24の突出面24b上に形成された構成とすることもできる。ただし、第1の従動歯車7を安定してスムースに回転動作させるには環状リブ(連続的に環状に繋がったリブ)を複数本形成し、潤滑剤の充填を施すことが好適である。
また上記では、図4ないし図7(a)(b)では環状リブを2本形成したが、3本以上形成することも可能である。
1 回転角センサ
2 ケース
3 カバー
6 ロータ
7 第1の従動歯車
8 第2の従動歯車
11、12 マグネット
15 基板
16、17 磁気検出素子
24 大歯車
24a 第2の歯部
24b (大歯車の)突出面
25 小歯車
25a 第1の歯部
30、31、40、41、45 環状リブ
32 空間
33、42 潤滑剤

Claims (2)

  1. 外周部に第1の歯部を有する小歯車と、前記小歯車と同軸上に設けられ、前記小歯車よりも外方に突出した位置の外周部に第2の歯部を有し前記第2の歯部と前記第1の歯部との間に突出面を有する大歯車とを備えるロータと、前記小歯車の第1の歯部と噛み合う第1の従動歯車と、前記大歯車の第2の歯部と噛み合い前記ロータが所定の角度だけ回転したとき前記第1の従動歯車の回転数と異なる回転数を有する第2の従動歯車と、前記第1の従動歯車及び前記第2の従動歯車の回転角に応じて前記ロータの回転角を検出可能な回転検出部と、を有し、
    前記大歯車の前記突出面と、前記第1の従動歯車の前記大歯車との対向面間に凸部が設けられており、
    前記凸部は、前記大歯車の前記突出面に、前記ロータの回転軸を中心として形成された環状リブであり、あるいは前記凸部は、前記大歯車の前記突出面と対向する前記第1の従動歯車の前記対向面に、前記第1の従動歯車の回転軸を中心として形成された環状リブであり、
    前記回転軸からの半径が異なる複数本の前記環状リブが設けられ、各環状リブ間に凹状の空間が形成されていることを特徴とする回転角センサ。
  2. 前記環状リブ間に形成された前記空間内に潤滑剤が充填されている請求項記載の回転角センサ。
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