JP5535018B2 - 回転センサ付軸受 - Google Patents
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Description
この発明の他の目的は、さらに、軸の形状が変化しても変更する部品点数を少なくできるようにすることである。
この構成の場合、蓋部材がエンコーダ収容空間を閉鎖する蓋としての機能と、エンコーダおよび基板を抜け止めを兼用するため、抜け止め専用のストッパが不要で、より一層、軸方向にコンパクトに構成できる。
特に、基板を、基板表面がエンコーダの回転面に対して径方向に一定ギッャプで磁力を受けるようにセンサハウジングに取付けるようにした場合は、前記軸の軸径が変わっても、基板に共通部品を使用することが容易となる。
この構成の場合、センサハウジング自身が軸受となるため、別体の軸受を取付ける必要がなく、コンパクトで低コストの回転センサ付軸受となる。センサハウジングの材質が合成樹脂製であると、樹脂の持つ自己潤滑性により滑り軸受として機能でき、より一層の低コスト化が得られる。
センサハウジング4の外周部にはフランジ状の位置決め部5が、全周にわたり一体に設けられている。この回転センサ付軸受が組み込まれる機器のハウジング40に前記位置決め部5を係合させることにより、センサハウジング4が軸方向に位置決めされる。センサハウジング4における軸受設置側端の外径部には、図2(A)に正面図で示すように、前記機器のハウジング40に係合してセンサハウジング4の回転を阻止する回り止め6が、一体の突部として設けられている。
軸21における一端から前記軸受20で支持される部位までの外周部には、「Dカット」等と呼ばれる、軸方向に延びる平坦面とされた切欠部21aが形成されている。また、エンコーダ2の内周面には、図3(B)に左側面図として示すように、軸21の前記切欠部21aに係合する回り止め用の平坦面部2aが形成されている。すなわち、エンコーダ2の内周面は、円形の一部を平坦面部2aで内径側に突出させた断面形状とされている。これにより、エンコーダ2は、軸21に対して軸方向から挿入して組み込むことができ、エンコーダ2の平坦面部2aが軸21の切欠部21aに係合することで、エンコーダ2が軸21に回転不能に取付けられる。
また、軸径や軸の形状が変化しても、共通の基板7を使用できるので、変更部品点数を少なくできる。すなわち、軸径や軸の形状が変化すると、それに合わせるようにセンサハウジング4も変化させる。その際に形状変化前と同等の磁力をセンサ8が、受けるようにセンサハウジング4を設計する。さらに、センサ基板取付部の寸法も形状変化前と同一とし、基板7を収めるように設計する。そうすることにより、形状変化前と同じセンサ感度、回路構成及び実装基板7を使用できるようになり、基板の共通化が可能になる。
この実施形態の場合も、センサハウシング4に対する基板7の左右方向の位置決めが可能となる。なお、基板7を位置決めする対策として、基板7の凹部7aや、図1〜図5に示す実施形態における基板嵌合溝10の底面の凸部10bや、この実施形態における蓋部材11の凸部11bを省略して、基板嵌合溝10に嵌合させた基板7を接着などでセンサハウジング4に直接固定しても良い。
この場合も、基板7の係合突部14による機器のハウジング40への係合により、センサハウシング4に対する基板7の左右方向の位置決めが可能となる。ただし、この場合には、基板7をセンサハウジング4の基板嵌合溝10に対して左右反転姿勢で嵌合させることはできない。
このように、2つのセンサ部3A,3Bを設けた場合、これら両センサ部3A,3Bの検出信号の位相差から軸21の回転方向も検出することができる。
このように、センサハウジング4の内周面に転がり軸受20Cを取付けた場合も、標準形状の軸受の組込みが可能で、さらなるコスト低減が可能となる。
2,2A,2B…エンコーダ
3,3A,3B…センサ部
4…センサハウジング
4a…軸挿通孔
4b…エンコーダ収容空間
7…基板
7a…凹部
8,8A,8B…センサ
9…コネクタ
10…基板嵌合溝
19a…エンコーダ対面口
10b…凸部
11…蓋部材
14…係合突部
20,20A〜20C…軸受
21…軸
Claims (15)
- 軸受を内周に設けた軸挿通孔を有するセンサハウジングに、前記軸受で支持される軸により回転させられる環状のエンコーダと、このエンコーダを検出するセンサとを有する回転センサを組み込んだ回転センサ付軸受において、
前記センサハウジングに、このセンサハウジングの外周面の円形状断面の弦となる方向に広がって軸方向に延びるスリット状の基板嵌合溝を設け、この嵌合溝に、前記センサが設置された基板を嵌合させたことを特徴とする回転センサ付軸受。 - 請求項1において、前記センサハウジングに、前記軸受に対して軸方向に隣合って、前記エンコーダを軸方向に挿入可能なエンコーダ収容空間を、前記ハウジングの端面に開口させて設け、かつ前記基板嵌合溝を前記ハウジングの前記端面に開口させ、前記ハウジングの端部でエンコーダ収容空間を閉鎖する蓋部材により、前記基板と前記エンコーダの抜け止めを行った回転センサ付軸受。
- 請求項2において、前記基板嵌合溝は、前記ハウジングの前記端面に開口し、かつ両側縁がハウジングの外周面に開口した回転センサ付軸受。
- 請求項3において、前記基板は、前記センサと、このセンサに接続される電子部品およびコネクタを実装した回路基板であって、前記センサと前記コネクタとを前記弦となる方向に並べた回転センサ付軸受。
- 請求項4において、前記基板が前記基板嵌合溝から側方へ突出し、この基板の突出部分に、前記コネクタを実装した回転センサ付軸受。
- 請求項3ないし請求項5のいずれか1項において、前記蓋部材を前記ハウジングに対して軸方向に組み込むようにした回転センサ付軸受。
- 請求項3ないし請求項6のいずれか1項において、前記基板は、前記基板嵌合溝に対して左右逆向きに挿入してもハウジングに対する前記センサの位置が変わらない箇所に前記センサを取付けた回転センサ付軸受。
- 請求項7において、前記基板は四角形状とし、前記基板嵌合溝の底面に、前記基板の側方への位置決め用の凹部または凸部を設け、前記基板の前記基板嵌合溝の底面に沿う辺、および前記左右逆向きに挿入した姿勢で前記基板の前記基板嵌合溝の底面に沿う辺に、前記基板嵌合溝の底面の位置決め用の凹部または凸部と係合する凸部または凹部を設けた回転センサ付軸受。
- 請求項8において、前記基板は四角形状とし、前記蓋部材に、前記基板の側方への位置決め用の凹部または凸部を設け、前記基板の前記蓋部材に沿う辺、および前記左右逆向きに挿入した姿勢で前記蓋部材に沿う辺に、前記蓋部材の位置決め用の凹部または凸部と係合する凸部または凹部を設けた回転センサ付軸受。
- 請求項2ないし請求項9のいずれか1項において、前記基板嵌合溝が前記エンコーダ収容空間に対して連通するエンコーダ対面口を有し、前記基板嵌合溝に嵌合した前記基板の前記センサが前記エンコーダ対面口の位置で、前記エンコーダの外周面に対して径方向にギャップを介して対向する回転センサ付軸受。
- 請求項2ないし請求項10のいずれか1項において、前記センサハウジングの前記基板嵌合溝をセンサハウジングの周方向の互いに異なる複数箇所に設け、各基板嵌合溝に、それぞれ前記センサが設置された基板を嵌合させた回転センサ付軸受。
- 請求項1ないし請求項11のいずれか1項において、前記エンコーダとして、回転検出用のエンコーダに加えて、原点検出用のエンコーダとを設け、この原点検出用のエンコーダを検出する原点検出用のセンサを前記基板に設けた回転センサ付軸受。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか1項において、前記センサハウジングが合成樹脂製であり、前記軸受が、前記センサハウジングの内周面で構成される滑り軸受である回転センサ付軸受。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか1項において、前記軸受は、前記センサハウジングの内周面に取付けられた滑り軸受である回転センサ付軸受。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか1項において、前記軸受は、前記センサハウジングの内周面に取付けられた転がり軸受である回転センサ付軸受。
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