JP5097683B2 - Oa用ブレード - Google Patents

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Description

本発明は、長尺薄肉の金属板などによるプレートの片面に、ゴム材などによる弾性部材を接着してあるOA用ブレードに関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置(以下、これらを総称して「OA装置」と称す)においては、現像ローラの外周上に現像剤を担持させ回転する現像ローラによって供給される現像剤の量を規制するための現像ブレードの他、感光ドラム或いはベルト上のクリーニングを用途とするクリーニングブレードや転写ブレードなど種々のブレードが採用されている。これらブレードをOA用ブレードと称して以下の説明をする。
上記OA用ブレードとしては、例えば現像剤が通過する隙間を形成するのに十分な柔軟性と、現像剤を摩擦帯電させるのに必要な特性とを有するゴム部材を長尺形状の金属などのプレート上に長手方向に沿って接着した形態のものが広く採用されている。
このような現像剤の量規制をするOA用ブレードは、例えば接着剤を予め塗布した金属プレートを金型内の所定位置にセットし、トラスファー成形法や射出成形法を用いて材料を金型のキャビティに注入して、金型内で金属プレートにシリコーンゴムなどのゴム部材を貼付けた状態に成型する製造方法が採用されている。ここで、ゴム部材は現像ローラに接触(当接)されて現像剤の搬送量を規制して、現像ローラ上に均一な現像剤(トナー)が形成されるようにしている。
上記のようなOA用ブレードでは、上記のように現像剤に接触するゴム部材がプレート上で現像領域に対応して長手方向に沿って貼付けされているが、規制した現像剤の一部がOA用ブレードの背面側(現像剤の流れ方向で下流側)に回り込む状態(以下、この状態を「現像剤の漏れ」と称する)が発生してしまうと、現像画像の劣化や現像剤による汚染や浪費などを誘発する原因となる。そこで、従来からOA装置に関連する技術として、現像剤の漏れを防止するための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1は、供給ローラの中心とOA用ブレード先端との距離L1が、供給ローラの中心と現像ハウジング周壁との最小距離L2より小さく設定してある現像装置を提案している。また現像装置はハウジングとOA用ブレードとの間にシール材が配備されており、このシール材の先端位置は上記距離L1と上記最小距離L2との間になるように設定するのが好ましい。これにより、OA用ブレード付近の現像剤の圧粉を防ぐと共にブレード背面への現像剤の漏れを防止できるとしている。
特開2004−205733号公報
上記の特許文献1は、現像ローラと供給ローラとの接触部などの空間に現像剤が圧粉状態で滞留すること、そして、これに伴ってブレードの背面側への現像剤の漏れが発生するので、これに対処する技術を提案している。しかしながら、特許文献1の技術は、プレートのゴム部材の両端部で発生する現像剤の漏れについて配慮しておらず、これについては検討すべき余地がある。現像剤を規制するゴム部材の両端部で発生する現像剤の漏れについて、図を参照して説明する。
図10は、OA用ブレードのプレートにシール材を配備する場合の従来の構成例として(a)、(b)2つを例示している図である。なお、この各図ではそれぞれの下に、破線で示す円内CY部分を拡大した外観斜視図を示している。
ここで示すOA用ブレードBLは、いずれも長尺形状のプレートPLの中央部に長手方向LDに沿ってゴム部材RAが接着されたもので、ゴム部材RAの長さは現像剤を規制する範囲に応じて設定されている。なお、(a)、(b)のOA用ブレードで異なるのは、ゴム部材RAの形状であり、OA装置の要請に応じて適宜に設計される。(a)の場合は、ゴム部材RAは両端部に切欠部HGがあり、前面は現像剤の流れ方向CDに沿って湾曲面として形成されている。一方、(b)の場合は、ゴム部材RAはシンプルな直方体形状とされ、現像剤の流れ方向CDに対してエッジを立てた状態に形成されている。
図10(a)、(b)で示すようなOA用ブレードをOA装置用のカートリッジ内に組付する際には、図で示すようにその両端にウレタンフォームなどで形成したシール部材SEが貼付けられる。このようにシール部材SEを貼るのは、OA用ブレードの背部や現像ローラにおいては現像ローラの端部から外に現像剤の漏れを防止するためである。
ところが、上記シール部材SEの貼付けは手作業とされる場合も多く、その貼付けの位置にはずれが発生し易い。このようにゴム部材RAの両側で現像剤を止めるために配備するシール部材SEに位置ずれが発生していると、ゴム部材RAとシール部材SEとの間に許容できない隙間SPが出来てブレードの背面側や現像ローラにおいては現像ローラの端部から外へ現像剤が漏れてしまう。これにより前述した問題が顕在化してしまう。
なお、シール部材SEの貼付け作業を高精度に自動化することも考えられるのであるが、そのためには貼付け装置の開発やその製造でコストが嵩むことなる。また、隣接して配備されるゴム部材とシール部材とでは採用する素材が異なる場合があるので、これらの間に生じる隙間を確実に塞ぐことには困難がある。
よって、本発明の目的は、弾性部材の両側に隣接してシール部材が設けられてなるOA用ブレードで、現像剤の漏れを確実に防止できるOA用ブレードを提案することである。
上記目的は、長尺形状のプレート上に、被接触体に当接される弾性部材が長手方向に沿って設けられ、該弾性部材の前記長手方向で両側に隣接してシール部材が設けられてなるOA用ブレードにおいて、前記弾性部材が、前記シール部材と対向する側面から前記シール部材に向かって突出し、厚み方向へ延在している突出部を備え、前記突出部は、前記シール部材に当接することを特徴とするOA用ブレードにより達成できる。
また、前記突出部は、前記弾性部材の少なくとも全厚みに亘って設けられている構造とするのが好ましい。また、前記突出部は、現像剤の流れ方向で対向する前記弾性部材の前面に連続して形成してある構造とするのが好ましい。また、前記突出部は、前記プレート上面に対して垂直な方向に延在するように形成してある構造とするのが好ましい。また、前記突出部は、前記厚み方向で前記弾性部材の本体厚みよりも長く形成してある構造とするのが好ましい。そして、前記突出部が複数形成してある構造としてもよい
そして、前記突出部は、前記弾性部材の上面側の端縁に沿って延在する付加部を更に備える構造とするのが好ましい。上記のようなOA用ブレードは、好適例として現像ブレードとして形成できる。
本発明によるOA用ブレードは、プレート上に設けた弾性部材が両側にあるシール部材に向かって突出している突出部を備えるので、弾性部材とシール部材との隙間に現像剤が進入して背部側や現像ローラにおいては現像ローラ端部から外に回り込むこと、すなわち現像剤の漏れを確実に予防できる。このようなOA用ブレードは、これを製造する金型に簡単な変更を加えるだけで従来と同様に製造できる。そのため、本発明は簡単に実行できる。よって、本発明OA用ブレードを採用するOA装置は、現像剤の漏れによる現像画像の劣化や現像剤による汚染や浪費が無く、高精度、高精細の画像形成する装置となる。
以下、本発明にかかる一実施形態を、図を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、現像ブレードを例にとって説明するが、適用できるOA用ブレードとしてはこれに限るものではない。
図1は、OA用ブレードをOA装置に取付けたときの様子を模式的に示している図である。また、図2は本実施形態に係るOA用ブレードについて示した平面図である。
OA用ブレード1は、薄肉で長尺形状なプレートとしての金属プレート2と、その片面2aの一部に配置された弾性部材としてのゴム部材3とを含んで構成されている。このようなゴム部材3としては、例えば2液硬化性ポリウレタン、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、液状シリコーンゴムなどの熱硬化性のゴム材を好適に採用することができるが、生産性に優れているという点から液状シリコーンゴムを採用するのが望ましい。
金属プレート2は、例えばステンレスなどで形成することができる。また、ゴム部材3は、金属プレート2の長手方向LDに沿って接着剤により接着固定されている。より具体的には、長手方向LDにおけるゴム部材3の長さは現像領域に応じて設定されており、その両側にブランクエリアBAが設けられている。よって、OA用ブレード1の基本形態は、両側のブランクエリアBA間の中央部にゴム部材3が接着されている状態である。両側のブランクエリアBAは、カートリッジ内に組付けするときに、現像剤の漏れを防止するためのシール部材を貼付けるための領域として確保されている。
なお、図1で示すようにOA用ブレード1は、回転する現像ローラ100の周面に接触(当接)する姿勢で配置され、現像ローラ周面100a上の現像剤101の層厚さを規制するように機能する。
そして、図3は、図2で矢印X矢視方向へ見た構造を一部拡大して、詳細に示したOA用ブレード1の斜視図である。ゴム部材3は、両側の側面SFに外側のブランクエリアBAに向かって突出している突出部PRを備えている。本発明に係るOA用ブレード1は、このようにゴム部材3が側面SFから外向きの突出部PRを備える構造にすることで、前述した現像剤の漏れを効果的に防止するものである。
前述したように長手方向LDのブランクエリアBAにはシール部材が貼付けされる。ここで、ゴム部材3が長手方向LDで外向きの突出部PRを備えていれば、後からシール部材が隣接して配置されたときに、突出部PRがシール部材に当接する状態を形成できる。これにより、ゴム部材3とシール部材との間に隙間が発生していても、この隙間を塞いで現像剤の漏れを防止できる。
図3で示すようなOA用ブレード1は、所定寸法(例えば、B5〜A3版の用紙の縦、横の寸法)に作製された金属プレートが使用される。そして、このような金属プレート上に、例えば長手方向LDに210〜250mm程度、厚み方向ZDで1.0〜3.0mm程度、そして幅方向WDで4.0〜9.0mm程度のゴム部材3が接着される。このようなゴム部材3に設ける突出部PRは、隣接配置されたシール部材4にある程度の接触圧をもって当接すること、および、隙間SPを全体的に塞ぐことができる長さを有するように形成するのが望ましい。そのためには、突出部PRがゴム部材3の厚み方向ZDの全域(全厚み)に亘って設けられているのが望ましい。よって、突出部PRはゴム部材3の厚み方向へ延在していることが必要で、より好ましくは金属プレート2上面に対して垂直な方向に延在させておくのが望ましい。
そして、上記突出部PRは例えば図3で示すように、三角柱を寝かせたような形状であり、この場合には、例えば高さ(長手方向LDの長さ)HLを5〜500μm程度、根元側である基端部はその幅(幅方向WDの長さ)WLを10〜500μm程度に形成する。
図4(a)〜(d)は、OA用ブレード1についてゴム部材3に形成する突出部PRの配置例をまとめて示した図である。この図4では、前述したシール部材4を金属プレート2のブランクエリアBAの所定位置に貼付け状態を破線で図示しており、ゴム部材3の側面とシール部材4との間に形成される隙間SPを突出部PRで塞いだ様子を示している。
先ず、図4(a)は、現像剤の流れ方向CDに対して突出部PRをゴム部材3の本体の前面FFに連続して形成した場合である。なお、この図4(a)は図3で示している構造と同様である。また、ここでは端部に切欠部HGが形成されているゴム部材3の構造を例示しているが、本発明に関して切欠部HGは必須の構造でない。切欠部HGを設けることなく、ゴム部材3全体の前面が幅方向で同じ位置となる形状でもよい。
次の図4(b)は、幅方向WDで側面SFの途中に突出部PRを配置した構造例である。(a)のように現像剤の流れ方向CDで前面FFに一致させて突出部PRを設けるのが現像剤の漏れ防止に効果的であるが、この(b)例示のように隙間SPの途中で現像剤の漏れを防止するようにしてもよい。なお、(a)、(b)では突出部PRは、厚み方向ZDの全厚みに亘って設けられている。
更に、図4(c)はゴム部材3の本体よりも厚み方向ZDで、突出部PRの方が長く、すなわち突出部PRが上に飛び出しているように形成した場合である。このような構造を採用すると突出部PRで堰き止められた現像剤が、その後にこの突出部PRを飛び越えて背面に回るという事態にも対処して現像剤の漏れを防止できる。なお、この(c)は(a)で示す構造の改善例であるが、(b)で示す構造にも適用できる。
そして、図4(d)は突出部PRの一端にゴム部材3の上面側の端縁に沿って延在する舌片形状の薄い付加部PRaを設けた場合である。この付加部PRaはゴム部材3の上面TFに平行に延在して隙間SPの上部を覆うように配備するのが好ましい。このような構造を採用すると突出部PRで堰き止められた現像剤が、その後にこの突出部PRを飛び越えて背部の隙間SPに入る事態を予防して現像剤の漏れを防止できる。なお、この(d)は(b)で示す構造の改善例であるが、(a)で示す構造にも適用できる。
上記図3、図4は、ゴム部材3が有する突出部PRの横断面形状を三角柱形状とした場合を例示しているが、これに限らない。図5で示すように横断面がアーチ形状である柱状としてもよい。
また、図3、図4では、ゴム部材3が有する突出部PRを1個設ける場合を例示しているが、これに限らない。図6で示すように、ゴム部材3が突出部PRを例えば幅方向WDにおいて複数個形成した構造としてもよい。
上述したようなOA用ブレード1は、金属プレート2上に設けたゴム部材3が両側にあるシール部材4に向かって突出している突出部PRを有しているので、ゴム部材3とシール部材4との隙間SPに現像剤が進入して背部側に回り込むこと、すなわち現像剤の漏れを確実に予防できる。
前述のOA用ブレード1は、従来のブレードと同様に金型を用いて製造することができる。OA用ブレード1の好適な製造法を更に図を参照して説明する。
図7は、OA用ブレード1を製造する際に使用する金型の片方である下型10の構造を模式的に示した平面図である。また、図8は図7で示す下型10と上型15を備えた金型5の全体構造を示した側面構成図である。上型15は下型10と対応した形状を有しており、下型10上にセットされると内部にOA用ブレード1と対応する形状が形成される。
図7で例示する下型10は、OA用ブレード1(図2参照)を複数同時に製造できるように設計されている。この下型10は、複数個取り(図7の例示は4個取り)するように設計されている。この図7では、4個のOA用ブレードを同時に製造するように下型10内に4個のキャビティCA−1〜CA−4が形成されている。製造工程では、下型10の所定位置に金属プレート2(図2参照)をセットし、各キャビティCA−1〜CA−4内に材料を充填し、これを硬化させるとゴム部材3を所定位置に備えたOA用ブレード1を製造できる。なお、図7中で符号14は材料をキャビティCA−1内に供給するゲート(注入口)の位置に相当する。
OA用ブレード用金型5は、上記のように下型10と上型15とで構成されている点は従来の金型と同様であるが、前述した突出部PRを有するゴム部材3を備えるOA用ブレードを製造できるように一部が変更されている。具体的には、上記各キャビティCA−1〜CA−4の側内壁(キャビティ面)に外側へ向けて突出している窪み部が設けてある。この窪み部を設定することにより、前述したように突出部PRを備えたゴム部材3を形成できる。このように従来において使用していた金型の一部に、簡易な変更を加えるだけで、上記した突出部PRを形成できる。金型に形成した4個のキャビティCAは同様であるので、第1のキャビティCA−1を例に説明する。
図9は、図7で示している第1キャビティCA−1の左端部のLE部分を拡大して側面方向から見た図である。ただし、この図9はキャビティCA−1に隣接して、2つのブロックRK−1、RK−2が嵌め込まれている場合で、ブロックRK−1に窪み部CRを形成したときを示している。ゴム部材3の外形形状は金型に設けたキャビティによって規定されている。ゴム部材3に突出部PRを形成したいキャビティの側面の位置に外向きの窪み部CRが形成してある。より具体的には一方のブロックRK−1に窪み部CRに相当する部分が切欠いて形成されており、この窪み部CRの開口MUがキャビティCA−1に対向する。よって、キャビティCA−1にこの開口MUに対応する開口を設けておくことで、キャビティCA−1と窪み部CRとが連続した空間となっている。
なお、開口MUは採用するゴム材料の性状に応じて、少なくとも当該材料を窪み部CR側へスムーズに流し込める寸法(大きき)に設定することが必要である。例えば、材料として液状シリコーンを採用し、金型温度160〜180(℃)、充填圧力20〜80MPa、充填時間0.5〜3.0(s)、材料粘度100〜800Pa・s(10s−1)程度として送り込むような場合では、開口寸法を例えば10〜500μmとする。この開口寸法は、突出部PRの基部についての幅WLの寸法と対応する。
再度、図8を参照して金型5に適用されている構造について説明する。金型5の上型15には射出ノズル40から供給される材料MAはスプルー41を介して受け入れ、下型10のキャビティCAに向けて送るためのランナ部23、24が形成されている。これらランナ部23、24を合わせてコールドランナとなる。ここで縦方向に延在するランナ部24の下端の出口24aは、キャビティCAに材料を注入する前述したゲート14に接続されている。材料は金属プレート2に設けた開口を介して下型10の各キャビティCA−1〜CA−4内に充填される。
金型5には液状シリコーンなどの熱硬化性の材料を各キャビティCA内に確実に注入できるように、必要に応じて材料を冷却するコールドランナ構造を配備しておくのが望ましい。このコールドランナ構造は後述するようにコールドランナ23、24に適用されている。
図8に示すように、ランナ部24の一部は冷却ジャケット26により囲まれており、冷却可能なコールドランナとして構成される。すなわち、筒状空間をなすランナ部24は、これを形成するブッシュ25を介して筒状の冷却ジャケット26に接していて、冷却ジャケット26には、冷却媒体、例えば冷却水を通過させる冷却管路27が設けられ、この冷却媒体を冷却管路27に導いて通過させることにより、冷却ジャケット26の筒内に設けられたランナ部24を冷却して、ここを通過する液状シリコーンなどの材料MAを硬化が進み難い温度に維持して硬化させないようにしている。なお、図8でPLがパーティングラインであり、これより上側が上型15、下側が下型10である。
下型10のキャビティCAの周囲にはキャビティCAに注入された熱硬化性の材料MAを硬化させるためのヒータ32が、下型10だけでなく上型15の下側にも配備されている。その一方で上型15にはランナ部23、24に材料MAが滞留していても、これを硬化させることがないように冷却管路31が設けられている。この冷却管路31はランナ部24周辺のコールドランナ構造とは別に上型15の上側全体を冷却する。上型15の中段には、熱効率を高めるための好ましい構造として断熱層28、29が配備してある。
更に、金型5が備えておくのが好ましい構造を、図8を参照して説明する。下型10にはキャビティCA−1〜CA−4の周囲には密閉用のパッキン17が配備されると共に、当該パッキン17の内側に(図6ではパッキンをくぐって)真空引き部18が設けられている。この真空引き部18は、外部のガス吸引装置19に接続されてパッキン17内にあるキャビティの周囲を真空引きできるように構成してある。このように真空引きする構造を更に備えていると、キャビティの周囲を低圧に調整できるので材料を窪み部CRへスムーズに流し込むことで突出部PRを備えたゴム部材を確実に形成できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば現像剤の漏れを確実に防止できるOA用ブレードを提供できる。このようなOA用ブレードを採用するOA装置は精度良く、現像剤を規制して、高精度、高精細の画像形成することができる。
OA用ブレードをOA装置に取付けたときの様子を模式的に示している図である。 本実施形態に係るOA用ブレードについて示した平面図である。 図2で矢印X矢視方向へ見た構造を一部拡大して、詳細に示したOA用ブレードの斜視図である。 (a)〜(d)は、OA用ブレードについてゴム部材に形成する突出部の配置例をまとめて示した図である。 ゴム部材に形成する突出部の他の形状例について示している図である。 ゴム部材に形成する突出部を複数個設ける例について示している図である。 OA用ブレードを製造する際に使用する金型の片方である上型の構造を模式的に示した平面図である。 図7で示す上型と下型を備えた金型の全体構造を示した側面構成図である。 図7で示しているキャビティの左端部のLE部分を拡大した図である。 OA用ブレードのプレートにシール材を配備する場合の従来の構成を説明するために示した図である。
符号の説明
1 OA用ブレード
2 金属プレート(プレート)
3 ゴム部材(弾性部材)
4 シール部材
5 金型
100 現像ローラ(被接触体)
CA キャビティ
LD 長手方向
WD 幅方向
ZD 厚み方向
PR 突出部
SF 側面
FF 前面

Claims (8)

  1. 長尺形状のプレート上に、被接触体に当接される弾性部材が長手方向に沿って設けられ、該弾性部材の前記長手方向で両側に隣接してシール部材が設けられてなるOA用ブレードにおいて、
    前記弾性部材が、前記シール部材と対向する側面から前記シール部材に向かって突出し、厚み方向へ延在している突出部を備え
    前記突出部は、前記シール部材に当接する、ことを特徴とするOA用ブレード。
  2. 前記突出部は、前記弾性部材の少なくとも全厚みに亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のOA用ブレード。
  3. 前記突出部は、現像剤の流れ方向で対向する前記弾性部材の前面に連続して形成してあることを特徴とする請求項1に記載のOA用ブレード。
  4. 前記突出部は、前記プレート上面に対して垂直な方向に延在するように形成してある、ことを特徴とする請求項1に記載のOA用ブレード。
  5. 前記突出部は、前記厚み方向で前記弾性部材の本体厚みよりも長く形成してある、ことを特徴とする請求項1に記載のOA用ブレード。
  6. 前記突出部が複数形成してあることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のOA用ブレード。
  7. 前記突出部は、前記弾性部材の上面側の端縁に沿って延在する付加部を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載のOA用ブレード。
  8. 現像ブレードとして形成されている、ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のOA用ブレード。
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