JP4335046B2 - 現像剤量規制ブレードの製造方法および現像剤量規制ブレード成型用金型 - Google Patents

現像剤量規制ブレードの製造方法および現像剤量規制ブレード成型用金型 Download PDF

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現像ローラの外周面に対向する姿勢で取付けられ、現像ローラの外周面によって供給される現像剤の量を規制する現像剤量規制ブレードの製造方法および現像剤量規制ブレード成型用金型に関し、特に、金型を簡素化することができるものに関する。
複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置において、特にカラー用のものに関しては、非磁性現像剤を帯電させその電荷により感光ドラムに現像剤を転写する方式が採用されていて、この方式においては、現像ローラの外周上に現像剤を担持させ、回転する現像ローラによって供給される現像剤の量を、この外周面に対向する姿勢で取付けられ現像剤量規制ブレードにより規制するとともにこのブレードで現像剤を摩擦帯電させることが行われている。
そして、この現像剤量規制ブレードとして、現像剤が通過する隙間を形成するのに十分な柔軟性と、現像剤を摩擦帯電させるのに必要な特性とを有するゴム部材を薄肉細片状のホルダに接着したものが多く用いられる。(例えば、特許文献1参照。)
従来、このような現像剤量規制ブレードの製造方法として、ホルダに接着剤を塗布し、このホルダを金型キャビティに装填し、トラスファー成形法や射出成形法を用いてゴム材料をキャビティ内に注入して、ホルダにゴム部材を接着させて成型する方法が知られており(例えば、特許文献1参照。)、この方法においては、従来から、接着剤をホルダの全面に塗布することが行われており、これは、例えば、ホルダ全体を接着剤のディップ槽に浸漬することにより、接着剤を簡単に塗布することができるからである。
特開2000−61953号公報
しかしながら、接着剤をホルダの全面に塗布した場合には、ゴム材料をホルダの面に沿って注入することができず、例えば、ホルダの面に垂直に向かう方向からゴム材料を注入しなければならず、このため金型構造が複雑になってしまうという問題があった。このことを、図1を参照して説明する。図1(a)は、現像剤量規制ブレードの一部分を示す斜視図であり、図1(b)は、従来の製造方法における現像剤量規制ブレード成型用金型を、ホルダを装填した後閉止した状態で示す断面図である。
現像剤量規制ブレード90は、薄肉細片状ホルダ91の一方の面91Aにホルダ長さ方向に延在するゴム部材92が接着されて配置され、このホルダ面91Aは、ゴム部材92が配置されたゴム配置エリアとそれに隣接するゴム隣接エリア91cと、これらのエリアを除いた、何も配置しないブランクエリア91bとで構成される。このブランクエリア91bは、現像剤量規制ブレード90自身を取付ける際の取付け面として機能させる等、何も配置することができないエリアである。
そして、現像剤量規制ブレード90を形成する金型80は、キャビティ81、キャビティにゴム材料を注入するためのランナスプルー87およびゲート88を設けた本体型83と、金型80に装填されるホルダ91を保持するインサート型84と、キャビティ81にゴム材料を注入するためのランナ85を設けたスプルー板86とを組み合わせて構成される。
この金型80を用いてブレード90を形成するには、少なくとも一方の面91Aの全面に接着剤を塗布したホルダ91をインサート型84に保持させて金型を閉止し、ゴム材料を、ランナ85、ランナスプルー87およびゲート88をこの順に通過させてキャビティ81に注入し、ゴム材料が冷却されたのち、金型80を開いて、ゴム部材92がホルダ91に接着されて成型された現像剤量規制ブレード90を取り出す。このとき、断面の小さなゲート88に対応する部分でランナスプルー87内のゴムが切断され、ゴム部材92にはゲート跡93aが残り、ランナスプルー87およびランナ85内に残ったゴム93は、本体型83とスプルー板86とを開くことにより取り出すことができる。
この金型80においては、ランナスプルー87は、ホルダ面91Aに垂直な方向に向いて設けられ、これは、もし、ランナスプルーを、図中、87Aで示すようにホルダ面91A上に沿って設けた場合には、ランナスプルー87Aに残ったゴム93Aは、接着剤が全面に塗布されたホルダ面91Aに接着されてしまいホルダ91から切り離すことができず、何も配置されてはならないブランクエリア91bに、ランナスプルー87Aに残ったゴムが配置されてしまうことになるからである。
このように従来の現像剤量規制ブレードの製造方法においては、ホルダ全面に接着剤を塗布することにより、塗布そのものは簡易に行うことができるものの、ランナスプルー87を、ホルダ面91Aに垂直な方向に向けて設けなければならないため、これを87Aの位置に設けた場合に比して、図1から明らかなように、金型が複雑な構造となってしまい、金型の費用が膨大なものとなってしまうという問題点があった。このように、一個取りの金型であっても、これを3分割構造にしなければならないのは、もし、スプルー板86をなくして二分割構造とし、ゴム材料を、成型機のノズルから直接ランナスプルー87に射出するものとした場合には、ランナスプルー87内のゴムを本体型83から除去することができないからである。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、金型構造を複雑にすることなく現像剤量規制ブレードを形成することのできる現像剤量規制ブレードの製造方法および現像剤量規制ブレード成型用金型を提供することを目的とする。
(1)本発明は、薄肉細片状ホルダの一方の面内に、ホルダ長さ方向に延在するゴム部材が接着されて配置され、このホルダ面の、ゴム部材配置エリアおよびそれに隣接するゴム隣接エリアを除いたエリアは、何も配置しないブランクエリアとされてなる現像剤量規制ブレードを製造するに際し、
前記ホルダ面に、ブランクエリアとこれに隣接する一部のゴム隣接エリアとを残して、ゴム部材用接着剤を塗布し、次いで、このホルダを、そのゴム配置エリア上にキャビティが形成されるよう金型に装填し、その後、ゴム材料を、このホルダ外縁上の点からホルダ面上をゴム配置エリアまで導いてキャビティに注入しゴム部材をホルダ上に成型する現像剤量規制ブレードの製造方法である。
(2)本発明は、(1)の現像剤量規制ブレードの製造方法に用いられる金型であって、
キャビティと、ゴム材料を前記ホルダ面に沿ってキャビティまで導くランナスプルーとの間に、ゴム部材から突出してタブとなる部分を形成するタブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させるとともに接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とランナスプルーとを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結してなる現像剤量規制ブレード成型用金型である。
(3)本発明は、(2)において、前記タブ形成部を、装填されるホルダの長さ方向一方側に寄せて配置し、ホルダ長さ方向他方側に、エア抜き穴を設けてなる現像剤量規制ブレード成型用金型である。
(4)本発明は、(3)において、前記エア抜き穴とキャビティとの間に、ゴム部材から突出してタブとなる部分を形成するタブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させるとともに接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とエア抜き穴とを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結してなる現像剤量規制ブレード成型用金型である。
(5)本発明は、(2)〜(4)のいずれかにおいて、前記タブゲートを連結するタブ形成部上の位置を、キャビティと真反対の側のタブ形成部中心に向く位置としてなる現像剤量規制ブレード成型用金型である。
(6)本発明は、(3)〜(5)のいずれかにおいて、前記エア抜き穴を、外部に設けた負圧発生装置に接続可能に構成してなる現像剤量規制ブレード成型用金型である。
(1)の発明によれば、接着剤は、ブランクエリアとこれに隣接する一部のゴム隣接エリアとを残して塗布されるので、ゴム材料を、このホルダ外縁上の点からホルダ面上をゴム配置エリアまで導いてキャビティに注入しても、キャビティまで導かれたゴムがブランクエリアに接着されたまま製品に残ることはなく、このような経路でゴム材料を注入することにより、金型を、ホルダ面で分割しさえすれば、製品とともに注入経路に残ったゴムも併せて取り出すことができ、金型構造を簡易なものにすることができる。
(2)の発明によれば、キャビティと、ゴム材料を前記ホルダ面に沿ってキャビティまで導くランナスプルーとの間に、タブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させたので、ゴム部材と一体となって製品に残るタブはゴム隣接エリアに位置してブランクエリアにはみ出すことはなく、また、タブ形成部を接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とランナスプルーとを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結したので、ランナスプルー内のゴムはホルダと接着されることはなく、製品取り出しに際して、これをタブゲートの位置で製品側となるゴム部分から切り離することができる。
(3)の発明によれば、前記タブ形成部を、装填されるホルダの長さ方向一方側に寄せて配置し、ホルダ長さ方向他方側に、エア抜き穴を設けたので、ゴム材料の注入口を一カ所としても、キャビティの長さ方向の一方から他方にゴム材料を充満させてゆくに際し、他方側に発生したエア溜まりにより流れが滞ることがなく、低い注入圧でも、キャビティ形状を忠実に転写したゴム部材を成型することができる。
(4)の発明によれば、エア抜き穴とキャビティとの間にタブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させるとともに接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とエア抜き穴とを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結したので、前述の通り、ゴム部材と一体となって製品に残るタブはゴム隣接エリアに位置してブランクエリアにはみ出すことはなく、また、ランナスプルー内のゴムはホルダと接着されることはなく、製品取り出しに際してこれをタブゲートの位置で製品側となるゴム部分から切り離することができる。
(5)の発明によれば、前記タブゲートを連結するタブ形成部上の位置を、キャビティと真反対の側のタブ形成部中心に向く位置としたので、わざわざゲートカット装置を設ける必要がなく、むしり取るだけで、ランナスプルーやタブゲート中に残ったゴムをタブゲートの位置で切り離すことができる。
(6)の発明によれば、前記エア抜き穴を、外部に設けた負圧発生装置に接続できるように構成したので、負圧発生装置を稼働させてキャビティ内のエアを吸引することにより、ホルダがキャビティ内で動くのを抑制してホルダの位置決めするとともに、強制的にエア溜まりのエアを排出し、ゴム材料をキャビティに充満する際のゴム流れを一層スムースなものにして、ゴム部材のキャビティへの転写性をさらに向上させることができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図2は、本実施形態の製造方法により形成された現像剤量規制ブレードをその取付け状態において示す部分断面図であり、図3は、現像剤量規制ブレードを示す正面図である。現像剤量規制ブレード1は、薄肉細片状をなすホルダ2と、その一方の面2aに配置されたゴム部材3とよりなる。ホルダ2は、通常、金属、例えばステンレスにより形成され、また、ゴム部材3は、ホルダ長さ方向に延在するとともにホルダ面に接着剤により固定される。そして、ブレード1は、現像ローラ5の外周面5aに対向する姿勢で、ブレード支持体4に取付けられ、現像ローラ5の回転によりその外周面5aによって運ばれる現像剤の量を規制するよう機能する。
ゴム部材3を配置するホルダ面2aは、3つのエリアに大別することができ、図4は、ホルダ面2a上のこれらのエリア区分を示す概念図である。区画線6fで囲まれるゴム配置エリア6は、ゴム部材3が配置されるエリアであり、一方、区画線7fの外側のエリアは、何も配置しない、いいかえれば、何も配置してはいけないブランクエリア8である。ブランクエリア8は、例えば、ホルダ2をブレード支持体4に取付けるための平坦面として機能させる領域、あるいは、ブレード1の最終的な取付け状態において、他の取付け部品との干渉を避けなければならない領域として、何も配置することができないエリアである。
そして、これらのエリアに挟まれたエリア、すなわち、区画線6fと7fとで区画されたゴム隣接エリア7は、ゴム部材3は配置されないが、ゴム部材3のエクステンション等の部材を配置することは制限されないエリアである。
このような現像剤ブレード1を製造するには、金型にホルダ2を装填したあと、トランスファ成形法もしくは射出成形法によりゴム材料をキャビティに注入してホルダ2上にゴム部材を成型するが、その詳細について以下に説明する。まず、金型に装填されるホルダ2のホルダ面2aに、ゴム部材3を接着するための接着剤を塗布するが、この塗布に際して、ホルダ面2aの全面に塗布するのではなく、図4に示すように、ゴム配置エリア6を含む接着剤塗布範囲境界線9の内側の領域PA、すなわち、ブランクエリア8の少なくとも一部の領域8nと、このブランクエリア部分に隣接するゴム隣接エリア部分の領域7nとを残して、ゴム部材接着用接着剤を塗布する。
次いで、このホルダ2を金型に装填するが、図5は、現像剤規制ブレード成型用金型を、ホルダ2が装填された状態で示す断面図であり、図6は、図5のVI−VI断面を示す断面図である。これらの図における例は、一度に二本のブレード1を成型することができる二本取り用のものを示した。また、図7は、図5における”a”部の詳細を示す拡大図であり、図8は、この金型により形成された現像剤規制ブレード1の両端部の詳細を示す拡大図である。
金型11は、矢印Tに沿って相互に離隔接近変位する本型13およびインサート型14と、これらの型13、14に対して矢印Tに沿って相対的に離隔接近変位するスプルー板15とを具えてなり、スプルー板15には、射出されたゴム材料を通過させるための主スプルー22とランナ23とが、インサート型14には、ホルダ2を配置するための凹部21が、本型13には、ゴム部材3に対応するキャビティ17と、このキャビティ17にゴム材料を注入するためのランナスプルー24とが、それぞれ設けられる。
また、図中、12は、ゴム材料を射出する成型機のインジェクションヘッドであり、19はゴム材料用管路である。インジェクションヘッド12は、スプルー板15に対して矢印Tに沿って相対的に離隔接近変位し、スプルー板15と当接する位置において、ゴム材料用管路19と主スプルー22とが連通するよう配置される。
キャビティ17は、凹部22に装填されたホルダ2のホルダ面2aのゴム配置エリア6上に位置するよう構成され、また、ゴム材料をキャビティ17に導くランナスプルー24はホルダ2のホルダ面2a上に形成され、さらに、キャビティ17とランナスプルー24との間に、ゴム部材3から突出してタブ31Aとなる部分を形成するタブ形成部18Aが設けられ、このタブ形成部18Aは、ホルダ面2aのゴム隣接エリア7上に位置するとともに接着剤塗布範囲境界線9を跨いで配置され、タブ形成部18Aとランナスプルー24とは、接着剤塗布範囲PAの外側に配置されたタブゲート25Aで連結される。
このタブ形成部18Aは、ホルダ長さ方向一方の側に寄せて配置され、ホルダ長さ方向他方側に、エア抜き穴26が設けられ、エア抜き穴26は、装填されたホルダ2のホルダ面2a上に設けられる。そして、エア抜き穴26とキャビティ17との間に、ゴム部材3から突出してタブ31Bとなる部分を形成するタブ形成部18Bが設けられ、このタブ形成部18Bも、ホルダ面2aのゴム隣接エリア7上に位置するとともに接着剤塗布範囲境界線9を跨いで配置され、タブ形成部18Bとエア抜き穴26とは、接着剤塗布範囲PAの外側に配置されたタブゲート25Bで連結される。
この金型11を用いて、ブレード1を成型するには次のようにして行う。本型13、インサート型14、スプルー板15、および、インジェクションヘッド12を互いに離隔した配置にセットし、まず、接着剤を塗布済にホルダ2を、インサート型14の凹部22にセットする。
続いて、本型13およびインサート型14とを相互に接近させ、さらに、スプルー板15をこれらの型13、14に接近させて、金型11を閉じる。次いで、インジェクションヘッド12をスプルー板15に当接させ、この状態で、ゴム材料を射出する。射出されたゴム材料は、ゴム材料用管路19、主スプルー22、ランナ23、ランナスプルー24、タブゲート25A、および、タブ形成部18Aをこの順に通過し、キャビティ17に注入される。このように、ゴム材料は、ランナスプルー24以降、接着剤塗布範囲9の外側に位置するホルダ外縁上の点Pからホルダ面2a上をゴム配置エリア6まで導かれてキャビティ17に注入される。
キャビティ17に注入されたゴム材料は、中に残留しているエアをエア抜き穴26から排出させながらキャビティ17内に充満される。そして、余分なゴム材料は、タブ形成部31Bおよびエア抜き穴26の一部に進入しそこで冷却される。
ゴム材料注入して、所定時間経過したのち、本体型13とインサート型14とを離隔させて、成形されたブレード1を取り出すが、このとき、タブ31A、31Bはゴム部材3と一体となって製品側に残るが、タブゲート25A、25Bおよび、ランナスプルー24、およびエア抜き穴26に残ったゴムは、ホルダ2とは接着剤で接着されていないので、径がもっとも細いタブゲート25A、25Bの位置でタブと切り離さすことができ、ゴム隣接エリア7上に位置するタブ31A、31Bはもちろんのこと、ブランクエリア8上にゴムが残ることはない。
このように、本発明の製造方法においては、ゴム材料を、ホルダ面2aに直角な方向から注入する代りに、ホルダ面2a上を通過させてキャビティ17に注入しても、ブランクエリア8上にゴムが残らないブレード1を形成することができ、その結果、前述の通り金型構造を簡素化することができる。
なお、図7にその詳細を示すように、タブゲート25A、25Bを、タブ形成部18A、18Bのキャビティ17と真反対の側にそれぞれ連結するとともに、ランナスプルー24もしくはエア抜き穴26と直角な面上の、タブ形成部18A、18Bの中央に位置させて、タブ形成部18A、18Bの中心に向くよう配置することにより、残余のゴム45、46をタブ31A、31Bから容易に切り離すことができる。
また、エア抜き穴26は、金型の外に配置した図示しない負圧発生装置に接続されるよう構成され、負圧発生装置で強制的にエア溜まりのエアを排出することにより、ゴム材料をキャビティに充満する際のゴム流れを一層スムースにして、ゴム部材のキャビティへの転写性を向上させることができる。
ゴム材料を、ホルダ面2a上を導いてブレード1を成型する金型の他の態様について、図9および図10に示した、それらの金型で成型された現像剤量規制ブレードの正面図を参照して説明する。図9に示す例は、ゴム材料を、ホルダ2のゴム配置エリアの、幅方向反対側のホルダ外縁上の点Pからホルダ面2a上を導いてキャビティに注入する場合の例であり、この場合、ホルダ面2a上の接着剤塗布範囲PAは、図中、接着剤塗装範囲境界線9A、9Bのそれぞれの外側領域18A、18Bを除く範囲とすることにより、ゴム隣接エリア6内に延在するタブ31A、31Bだけを製品に残し、残余のゴム45A、46Aを切り離すことができる。なお、この場合も、タブ31A、31Bは、接着剤塗装範囲境界線9A、9Bをそれぞれ跨ぐ位置に形成される。
また、図10に示す例は、ゴム材料を、ホルダ2の長さ方向一方の、ホルダ外縁上の点Pからホルダ面上を導いてキャビティに注入する場合の例であり、この場合、ホルダ面2a上の接着剤塗布範囲PAを、図中、接着剤塗装範囲境界線9Cで区切られる範囲に限定することにより、ゴム隣接エリア7内に延在するタブ31C、31Dだけを製品に残し、残余のゴム45B、46Bを切り離すことができる。この場合も、タブ31C、31Dは、接着剤塗装範囲境界線9Cをそれぞれ跨ぐよう配置される。
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に用いられる現像剤量規制ブレードに適用することができる。
従来の現像剤量規制ブレードを本発明に係る実施形態の現像剤量規制ブレードを、その取付け状態において示す部分断面図である。 本実施形態の製造方法により形成された現像剤量規制ブレードをその取付け状態において示す部分断面図である。 本実施形態の現像剤量規制ブレードを示す正面図である。 ホルダ面2a上のエリア区分を示す概念図である。 現像剤規制ブレード成型用金型を、ホルダの装填状態で示す断面図である。 図5のVI−VI断面を示す断面図である。 図5におけるタブ形成部の詳細を示す拡大図である。 現像剤規制ブレード1の両端部の詳細を示す拡大図である。 他の形態の金型で成型された現像剤量規制ブレードの正面図である。 他の金型で成型された現像剤量規制ブレードの正面図である。
符号の説明
1 現像剤量規制ブレード
2 ホルダ
2a ホルダ面
3 ゴム部材
4 ブレード支持体
5 現像ローラ
6 ゴム配置エリア
6f 区画線
7 ゴム隣接エリア
7f 区画線
8 ブランクエリア
9、9A、9B、9C 接着剤塗布範囲境界線
11 金型
12 インジェクションヘッド
13 本型
14 インサート型
15 スプルー板
17 キャビティ
18A、18B タブ形成部
19 ゴム材料用管路
21 凹部
22 主スプルー
23 ランナ
24 ランナスプルー
25A、25B タブゲート
26 エア抜き穴
31A、31B、31C、31D タブ
45、45A、45B 残余のゴム
46、46A、46B 残余のゴム
PA、PA、PA 接着剤塗布範囲

Claims (6)

  1. 薄肉細片状ホルダの一方の面内に、ホルダ長さ方向に延在するゴム部材が接着されて配置され、このホルダ面の、ゴム部材配置エリアおよびそれに隣接するゴム隣接エリアを除いたエリアは、何も配置しないブランクエリアとされてなる現像剤量規制ブレードを製造するに際し、
    前記ホルダ面に、ブランクエリアの少なくとも一部と、このブランクエリア部分に隣接するゴム隣接エリア部分とを残して、ゴム部材用接着剤を塗布し、次いで、このホルダを、そのゴム配置エリア上にキャビティが形成されるよう金型に装填し、その後、ゴム材料を、接着剤塗布範囲の外側に位置するホルダ外縁上の点からホルダ面上をゴム配置エリアまで導いてキャビティに注入しゴム部材をホルダ上に成型する現像剤量規制ブレードの製造方法。
  2. 請求項1に記載の現像剤量規制ブレードの製造方法に用いられる金型であって、
    キャビティと、ゴム材料を前記ホルダ面に沿ってキャビティまで導くランナスプルーとの間に、ゴム部材から突出してタブとなる部分を形成するタブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させるとともに接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とランナスプルーとを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結してなる現像剤量規制ブレード成型用金型。
  3. 前記タブ形成部を、装填されるホルダの長さ方向一方側に寄せて配置し、ホルダ長さ方向他方側に、エア抜き穴を設けてなる請求項2に記載の現像剤量規制ブレード成型用金型。
  4. 前記エア抜き穴とキャビティとの間に、ゴム部材から突出してタブとなる部分を形成するタブ形成部を設け、このタブ形成部を、ホルダ面のゴム隣接エリア上に位置させるとともに接着剤塗布範囲境界線を跨がせて配置し、タブ形成部とエア抜き穴とを、接着剤塗布範囲の外側に配置されたタブゲートで連結してなる請求項3に記載の現像剤量規制ブレード成型用金型。
  5. 前記タブゲートを連結するタブ形成部上の位置を、キャビティと真反対の側のタブ形成部中心に向く位置としてなる請求項2〜4のいずれかに記載の現像剤量規制ブレード成型用金型。
  6. 前記エア抜き穴を、外部に設けた負圧発生装置に接続可能に構成してなる請求項3〜5のいずれかに記載の現像剤量規制ブレード成型用金型。
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