JP4659468B2 - 現像ユニット及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真画像形成装置に用いられる現像ユニット及びプロセスカートリッジに関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
なお、現像ユニットとは、現像剤(トナー)を収容したトナー収納枠体と現像手段を収容した現像枠体とを接合して一体的としたユニット、もしくはトナー収容部と現像手段とを一体に現像枠体と蓋部材を溶着して一体化したユニットであり、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
また、プロセスカートリッジとは、少なくとも、現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化したものであり、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
従来の複写機やプリンタに搭載される現像手段(現像装置)においては、現像装置に設けられた回転する現像ローラのような現像剤担持体の長手方向の両端部に、現像領域外へトナーが流出するのを防止するための端部シール部材が設けてある。このトナー流出を防ぐ端部シール部材には現像ローラの長手方向の両端部に一定の間隔をもって磁性体のシール部材(以下、磁気シール)を配置し、これによりトナーの流出を防止する方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、磁気シールの取り付け方法については、弾性部材を現像ブレードの板金と磁気シールの間に圧縮させて磁気シールを突き当て方向に加圧する構成が提案されている(特許文献2参照)。
また、端部シール部材と現像剤層厚規制部材の両端部間のトナー流出を防ぐためのシール部材が設けられている構成が提案されている(特許文献3参照)。
特開平10−039630号公報 特開2002−258607号公報 特開平6−289702号公報
上記構成においては、磁気シールの取り付け方法において、弾性部材を現像ブレードの板金と磁気シールの間に圧縮させて磁気シールを突き当て方向に加圧する構成であるため、そのための複数の弾性部材や、さらに現像剤層厚規制部材の両端部と端部シールとの間のトナー流出を防ぐためのシール部材、また現像ブレードと現像枠体との隙間からのトナー漏れを防止する弾性部材など、複数のシール部材が必要であった。また、上記3つのシール(弾性)部材を一体化し1枚の弾性部材としたものも提案されている(特許文献3)。しかし、この構成では、形状が複雑になるため材料取りの観点で不利であり、貼り付け工程の機械化が困難な場合があった。また、上記構成をすべて別体の部材で構成した場合は、部品点数及び組み付け工数が増える点で不利であった。
そこで本発明は、従来のシール構成をさらに発展させ、生産性の向上を目的としたものである。
上記目的を達成するために本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像枠体と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤担持体の長手方向に亘って位置して、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向に亘って、かつ、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体側と反対側に位置して、前記現像枠体内の現像剤の循環を規制する現像剤循環規制部材と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向の端部に位置して、現像剤の漏れを防止する端部シール部材と、
前記現像枠体と前記層厚規制部材との間、前記現像剤循環規制部材と前記層厚規制部材との間、かつ、前記端部シール部材と前記層厚規制部材との間、に設けられたシール部材であって、前記現像枠体と前記現像剤循環規制部材と前記端部シール部材とに液体の状態で塗布された後に、前記層厚規制部材によって圧縮されたシール部材と、
を有することを特徴とする現像ユニットである。
また、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像枠体と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤担持体の長手方向に亘って位置して、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向に亘って、かつ、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体側と反対側に位置して、前記現像枠体内の現像剤の循環を規制する現像剤循環規制部材と、
前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向の端部に位置して、現像剤の漏れを防止する端部シール部材と、
前記現像枠体と前記層厚規制部材との間、前記現像剤循環規制部材と前記層厚規制部材との間、かつ、前記端部シール部材と前記層厚規制部材との間、に設けられたシール部材と、
を有し、
前記現像剤循環規制部材は、前記長手方向の端部において、前記シール部材を塗布するための塗布面と、該塗布面に設けられた溝部とを有することを特徴とする現像ユニットである。
また、本発明におけるプロセスカートリッジは、上記現像ユニットと、電子写真感光体と、を有し、電子写真画像形成装置に着脱可能であることを特徴とする。
本発明によれば、生産性の向上を図った現像ユニット及びプロセスカートリッジを提供できる。
以下に図面を参照して、この発明の最良な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(画像形成装置全体の説明)
本発明の一実施形態に係る画像形成装置として、レーザビームプリンタを用いた例について図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1についての断面図である。画像形成装置1は、得られた画像情報に基づいたレーザLをスキャナ2によって発射し、プロセスカートリッジ3に内蔵された感光体ドラム7上にレーザLを照射する。前記感光体ドラム7上には潜像が形成され、プロセスカートリッジ3によって、この潜像がトナーにより現像化される。
一方、記録紙積載板22上に積載された記録紙Sが、給紙ローラ23および分離パッド24によって1枚づつ分離されながら給紙され、中間ローラ25と搬送ローラ26によって、さらに下流側に搬送され、この搬送された記録紙S上に、上述の感光体ドラム7上に形成されたトナーによる顕像が転写ローラ21によって転写される。
そして、この未定着のトナー像が形成された記録紙Sは、さらに下流側に搬送され、内部に熱源を有する定着器27によってトナー像が定着されて、その後、中間排紙ローラ28を経て、排出ローラ29によって機外に排出される。
ここでのプロセスカートリッジ3は、図3に示すように感光体ドラム7と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。プロセス手段としては、例えば感光体ドラム7を帯電させる帯電ローラ4、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する現像手段5、感光体ドラム7表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段6等がある。
前記現像手段5は、現像剤担持体である現像ローラ10、現像ローラ10の表面上のトナーに摩擦帯電電荷を付与するとともに所定厚のトナー層を形成するための層厚規制部材としての現像ブレード12および現像ローラ10内に内蔵されたマグネットローラ11を備え、これらは現像枠体8に保持されており、またこの現像枠体8は蓋部材9と溶着され、トナーを収容するトナー収納部14を形成し、これらを一体として現像ユニットDを構成している。
トナー収納部14内にはトナーを撹拌するとともにトナーを現像枠体8内の現像室13へ送り込む撹拌部材15が設けられており、トナー収納部14内のトナーは、撹拌部材15の回転によって、現像室13内の現像ローラ10へと送り出される。トナーは、マグネットローラ11を内蔵している現像ローラ10の表面に付着し、現像ローラ10の回転によって搬送され、現像ブレード12にて摩擦帯電電荷が付与されるとともに所定厚のトナー層が現像ローラ10上に形成され、感光体ドラム7の現像領域へと搬送される。この現像領域へ供給されたトナーは、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、潜像を現像化してトナー像を形成する。
本実施形態のプロセスカートリッジ3は、図3に示すようにクリーニング枠体6aに感光体ドラム7を回転可能に支持し、クリーニング手段6、帯電ローラ4が組み込まれたクリーニングユニットCと、上記の現像ユニットDと、で構成されている。
このプロセスカートリッジ3は、ユーザによって図1に示す画像形成装置1のカートリッジドア20を開いて、画像形成装置1に設けたカートリッジ装着手段に対して取り外し可能に装着される。
(現像ユニット構成及び磁気シール構成)
次に本実施形態の現像ユニット及び磁気シールの構成について、図4〜図7を用いて説明する。図4は現像ユニットDを示す斜視図である。現像ユニットDは、現像枠体8と、現像ローラ10および現像ローラ10上のトナー層厚を規制するための板金部12aと弾
性部12bからなる現像ブレード12と現像ローラ10の長手方向の両端部からのトナー漏れを防止するための端部シール部材としての磁気シール10r、スクレーパ51、等からなる。
図5の現像ユニットDの断面図に示すように、磁気シール10rは現像枠体8に対して取り付けられており、この磁気シール10rと現像ローラ10の外周面との間には間隙g2が形成されている。
また、図7(a)、(b)及び図8に示すように、磁気シール10rの磁石10r1の幅方向(現像ローラ10の長手方向)側面には磁性材料からなる磁性板10r2が接合されている。尚、磁気シール10rの構成要素である磁石10r1はNd−Fe−Bの磁性粉末を含有するナイロンバインダを備えた幅2.9mmの射出成形品であって、その側面に接合された磁性板10r2は厚さ0.6mmの鉄材で構成され、両者は射出成形のインサート成形によって接合されている。
磁石10r1の内周面10r3(現像ローラ10の外周面と対向する面)には周方向に複数のNS極が着磁され、現像ローラ10内のマグネットローラ11との間の集中磁界により間隙g2に磁気ブラシの穂立ちが形成されて現像ローラ10の端部からのトナーの漏出が防がれる。本実施形態では、前記間隙g2は0.1mm〜0.7mmに設定されており、そのときの磁気シール10rの磁力による磁束密度は現像ローラ10上で100mT〜200mT程度である。
ところで、磁気シール10r内の磁石10r1と磁性板10r2との位置関係は、図7(a)に示すように、現像枠体8の開口部側に磁石10r1が配置され、開口部よりも外側(現像ローラ10の長手方向の両端部)に磁性板10r2が配置されている。
上述のように磁石10r1を現像枠体8の開口部側に、磁性板10r2を開口部より外側にそれぞれ配置することによって、磁気シール10rの磁力線は、図7(b)に示すように、磁石10r1と磁性板10r2との間に形成されて透磁率の高い磁性板10r2に入っていくため、磁気シール10rの幅の外側まで広がる磁力線が発生しない。したがって、磁気シール10r上のトナーは磁性板10r2より外側に広がらないため、磁気シール10rの表面の磁力の強い範囲でトナーを確実に保持することが可能となり、ユーザによってプロセスカートリッジ3が画像形成装置1へ着脱される際に衝撃等が加えられてもトナーが漏れることのない良好なシール性が得られる。
また、図5に示すように、現像ローラ10の長手方向の両端部の磁気シール10rに対応する位置には、磁気シール10rと現像ローラ10表面の間隙から出てくるトナーが現像ローラ10の回転により感光体ドラム7との対向面に移動しないように、トナーを掻き取るスクレーパ51が現像ローラ10の両端部に設けられている。
スクレーパ51には図9に示すように現像枠体8の位置決めボス8eと嵌合する位置決め穴51dと現像ブレード板金部12aに設けられたエンボス部12e(図17)と嵌合する位置決め穴51e、及びスクレーパ51を固定ビス31で固定するためのビス穴51cがある。また、スクレーパ51には、現像ローラ10と当接してトナーを掻き取る掻き寄せ部51aがある。スクレーパ51の材質としては摺動性を有するポリアセタール(POM)やポリカーボネイト等を用いる。
(磁気シール位置決め構成)
次に、磁気シール10rの取付方法を図5〜図8及び図10〜図15を参照して説明する。また、磁気シール10r及びスクレーパ51は現像ローラ10の両端部に取り付けら
れているが、説明では片側の構成を図示してある。
図5、図8に示すように、磁気シール10rは、内周側に現像ローラ10との間に間隙g2を形成する半円弧形状の内周面10r3を有し、この内周面10r3と反対側に位置する外周側には現像枠体8と接する半円弧形状の外接面10r4を有している。
また、磁気シール10rの上側には位置決めのために加圧するフラットな加圧面10r5を有し、下先端部分には現像枠体8と当接する当接端面10r6を有している。
一方、現像枠体8には、図5、図10に示すように、磁気シール10rの外接面10r4と接する取付円弧部8aと磁気シール10rの当接端面10r6と当接する取付端面8bが設けられている。
図11は磁気シール10rの現像枠体8への組み付け軌跡を示す。ここでは、説明上2箇所の磁気シールの位置を示した。磁気シール10rを現像枠体8に組み付ける際には、現像枠体8の取付円弧部8aに磁気シール10rの外接面10r4が接するまで持ち込み(図中矢印X方向に)、磁気シール10rの枠体当接端面10r6が現像枠体8の取付端面8bに突き当たるまで回転すると(矢印R方向に)図6に示すように磁気シール10rが所定の位置に決まる。そして、磁気シール10rが取付端面8bに突き当たった状態を保つために、後述のホットメルト30を磁気シール10rの加圧面10r5へ塗布し、磁気シール10rを矢印R方向へ加圧し、位置を決める構成となっている。
なお、磁気シール10rの加圧面10r5の両側の長手端面10r7(図8参照)を、現像枠体8の長手位置決め面8c(図10参照)の間に挿入することで磁気シール10rの長手方向の位置決めを行っている。
次に現像室13内のトナー(現像剤)の循環を規制する現像剤循環規制部材としての規制板80を、現像枠体8の所定の位置へ組み付ける(図5及び図12)。この規制板80は断面が略T字状であり、現像ブレード12の近傍のトナー収納部14側に設けられ、トナーの循環を適切にするものである。材質は樹脂、金属などであればよいが非磁性体であることが望ましい。本実施形態では後述の載置面としての塗布面81を容易に形成できるように樹脂を用いている。現像枠体8への組み付けに関しては、両面テープなどによる接着や、溶剤または熱などによる溶着、ビス止めなどの方法によって行う。図13に規制板80の片方の端部の斜視図を示す。図13のように規制板80の長手方向両端部には後述のホットメルト30を塗布するための塗布面81(81a、81b)が設けられており、塗布面81には溝部82が設けられている。溝部82を設けることで、ホットメルト30の塗布位置を安定させることができる。
さらに、塗布面81の近傍にはホットメルトはみ出し防止の略L字状の囲い部としての
囲いリブ83が形成されている。この囲いリブ83は、後で説明する現像ブレード12と現像ローラ10の組み付け時に、塗布されたホットメルト30の現像室13長手方向の中央方向へのはみ出しと、現像ローラ10上へのはみ出しを防止するものである。従って、囲いリブ83は長手方向で磁気シール10rと反対側と、現像ブレード12の弾性部12bの先端方向の2方向に塗布面81を囲う形(略L字状)となっている。
なお、塗布したホットメルト30が現像枠体8の壁8k及び磁気シール10rとに接触しやすいように、塗布面81の断面を示す図14(a)または図14(b)に示す如く、塗布面81は磁気シール側の方(81a)が低い形状になっていることが望ましい。
(ホットメルトの塗布)
前述のように本実施形態においては、磁気シール10rの位置決めを行うことと、現像ブレード12と磁気シール10rとの間と、規制板80長手方向両端部と現像枠体8との間(図14におけるS2)と、さらに現像ブレード12と現像枠体8の長手方向にわたる間をシールし、トナー漏れを防ぐ目的で液状エラストマーを、(本実施形態ではホットメルト30)一体的に塗布する(図15)。ホットメルト30の塗布領域について説明すると、図16示すようなノズル62からホットメルト30を吐出させながら矢印(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の順に移動させることで塗布領域を形成する。具体的には、規制板80の長手方向の端部における一方の塗布面81を始点としてノズル62から加熱液状化されたホットメルト30の吐出が開始され、矢印(1)、(2)のように磁気シール10rの加圧面10r5上へノズル62が移動する。引き続き矢印(3)のように現像枠体8の長手方向に渡ってノズル62が移動することで現像枠体8の溝部8fに塗布される。次に矢印(4)で他方の磁気シール10rの加圧面10r5上に塗布され、最後に塗布の終点として規制板80の他方の塗布面81上に塗布されるところまでノズル62が移動する。ここでホットメルト30の吐出を終了し、塗布工程が完了する。
次にホットメルト(液状エラストマー)30を塗布するための塗布装置70の構成を説明する。図18はホットメルト30を塗布するための塗布装置70の平面図であり、図示の塗布装置70は塗布動作を行う架台71上のツーリングユニットとホットメルト30の供給装置72によって構成されている。尚、供給装置72において使用する液状エラストマーとしてのホットメルト30は熱可塑性の合成ゴム材料であり、常温では固化状態を示す。
供給装置72では、ゴム材料を120℃〜180℃に昇温させて溶融状態(500〜10000mPa・S)にし、液体状態のホットメルト30を得る。そして、ホットメルト30を液体状態のままホース74を経てディスペンサー75に供給することによって、ホットメルト30を塗布する。ここで、ホース74はホットメルト30を液状のまま供給装置72からディスペンサー75へ安定的に搬送するためのものであって、その全外周には不図示のヒーターが設けられている。
ところで、ディスペンサー75は架台71上に載置された支持台73に固定されており、支持台73に固定されたディスペンサー75の下面にはNC直動ユニット76が設けられており、その移動台上にワークである現像枠体8が載置される。又、NC直動ユニット76の移動動作に同期してディスペンサー75の弁が開閉動作する。
図19はディスペンサー75の断面形状とホットメルト30の塗布状態を示す側面図である。図示のように、ディスペンサー75の内部にはホース74によって溶融状態のホットメルト30が圧送されている。そして、ディスペンサー75のノズル62の部分には開閉弁77が設けられており、この開閉弁77をソレノイド等によって持ち上げて開くことによってノズル62は開放され、圧送されているホットメルト30がホース74の内圧によって吐出される。これに同期してノズル62或はワークである現像枠体8を直線移動させることによってホットメルト30の線状の塗布が可能となる。
これらの塗布工程自体は機械化することで安定し且つ高速に作業が行うことができる。
(現像ユニットの完成)
次に、図17に示すように、現像ブレード12は板金部12aの両端をスクレーパ51とともに、現像枠体8にビス31により固定し、次に現像ローラ10、マグネットローラ11を組み込み、その後図4に示すように左右から、サイドカバー40a,40bをビス等により現像枠体8に固定することにより現像ユニットDが組みあがる。
(ホットメルトによるシール構成)
現像枠体8の溝部8fに塗布されたホットメルト30は、現像ブレード12を現像枠体8に組み付けると図5に示すように現像ブレード12の板金部12a及び弾性部12bでホットメルト30を圧縮して現像ブレード12の裏面からのトナー漏れを防止することができる。また、図5の8f部拡大図に示すように塗布したホットメルト30が溝部8fの凹形状部に流れ込むことで、溶解したホットメルト30が固化する前に所定位置からずれてしまうことを防止している。
磁気シール10rは、図6に示すように、現像ブレード12を組付けることにより、現像ブレード12の板金部12aがホットメルト30を圧縮して磁気シール10rの加圧面10r5が図6のY方向に加圧される。それにより磁気シール10rの当接端面10r6が、現像枠体8の取付端面8b方向に絶えず押圧されて磁気シール10rの位置が固定される。以上から磁気シール10rと現像ローラ10のギャップが適正に保たれる。
図20に示すように、現像ブレード12と現像ローラ10を取り付けた際に現像ブレード12の弾性部12bが変形することで、規制板80の塗布面81に塗布されたホットメルト30が圧縮される。これにより固化時も柔軟性に優れるホットメルト30は図20紙面垂直方向に変形し、塗布面81から長手方向の磁気シール10r側へ少しはみ出る形で現像枠体8の壁8k及び磁気シール10rの側面に接触する。よって現像ブレード12の端部と磁気シール10rとの隙間が埋められること(と、規制板80と現像枠体8の壁8kとの隙間S2が埋められること)で、現像ブレード12の端部のトナー漏れを防止することができる。
前述のホットメルト30の物性としては、
(a)低温での脆性が強く、−20℃の環境化において75%圧縮時に割れが生じず;
(b)高温での流動性を抑制するため環境法軟化点測定法によって測定される軟化点が60℃以上であり;
(c)かつ現像ブレード12の板金部12a及び弾性部12bによる圧縮時に反発力による現像ブレード12の変形を防ぐ目的として常温での硬度(JIS A)が10以下と柔軟性に優れると共に;
(d)圧縮復元性90%以上の値を示し、被着体に対する密着性と易分離性を兼ね備えた;
シール材として優れた適性を有するスチレン系熱可塑性エラストマーが好適である。また塗布状態確認およびセンサーによる検知を容易とするため着色(本実施形態ではグレー着色)していることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、現像枠体8と現像ブレード12との間をシールするシール部材と、規制板80と磁気シール10rとの間をシールし、且つ、現像ブレード12と規制板80との間をシールするシール部材とを、液状エラストマーとしてのホットメルト30の塗布にて一体化し、且つ塗布工程を自動化することで、生産性の向上を図ったプロセスカートリッジを提供できる。
なお、本実施形態では、プロセスカートリッジの一部をなす現像ユニットの適用例を述べたが、本実施形態の特徴構成を組み込んだ現像ユニット単体に適用してもよく、また本実施形態の特徴構成を一体的に組み込んだプロセスカートリッジにも適用できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式断面図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを示す模式断面図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニットの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニットの模式断面図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニットの模式断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールの磁石と現像ローラの位置関係を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るスクレーパの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る磁気シール取り付け部を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールの取り付け方法を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像枠体に磁気シールと規制板を組み付けた状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る規制板の説明図である。 本発明の実施形態に係る規制板と磁気シール及び現像枠体との位置を示す横断面模式図である。 本発明の実施形態に係るホットメルトが塗布された状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るホットメルト塗布軌跡の説明図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニットの組立説明図である。 本発明の実施形態に係るホットメルト塗布装置の説明図である。 本発明の実施形態に係る塗布装置ディスペンサーと塗布状態の説明図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニットの模式断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 スキャナ
3 プロセスカートリッジ
4 帯電ローラ
5 現像手段
6 クリーニング手段
6a クリーニング枠体
7 感光体ドラム
8 現像枠体
8f 溝部
9 蓋部材
10 現像ローラ
10r 磁気シール
12 現像ブレード
13 現像室
14 トナー収納部
30 ホットメルト
80 規制板
81 塗布面
82 溝部
83 囲いリブ

Claims (7)

  1. 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、
    現像枠体と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤担持体の長手方向に亘って位置して、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向に亘って、かつ、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体側と反対側に位置して、前記現像枠体内の現像剤の循環を規制する現像剤循環規制部材と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向の端部に位置して、現像剤の漏れを防止する端部シール部材と、
    前記現像枠体と前記層厚規制部材との間、前記現像剤循環規制部材と前記層厚規制部材との間、かつ、前記端部シール部材と前記層厚規制部材との間、に設けられたシール部材であって、前記現像枠体と前記現像剤循環規制部材と前記端部シール部材とに液体の状態で塗布された後に、前記層厚規制部材によって圧縮されたシール部材と、
    を有することを特徴とする現像ユニット。
  2. 前記シール部材は、前記長手方向に亘って前記現像枠体に塗布され、前記長手方向の端部において、前記現像剤循環規制部材及び前記端部シール部材に塗布されていることを特徴とする請求項に記載の現像ユニット。
  3. 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、
    現像枠体と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤担持体の長手方向に亘って位置して、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向に亘って、かつ、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体側と反対側に位置して、前記現像枠体内の現像剤の循環を規制する現像剤循環規制部材と、
    前記現像枠体に取り付けられ、前記長手方向の端部に位置して、現像剤の漏れを防止す
    る端部シール部材と、
    前記現像枠体と前記層厚規制部材との間、前記現像剤循環規制部材と前記層厚規制部材との間、かつ、前記端部シール部材と前記層厚規制部材との間、に設けられたシール部材と、
    を有し、
    前記現像剤循環規制部材は、前記長手方向の端部において、前記シール部材を塗布するための塗布面と、該塗布面に設けられた溝部を有することを特徴とする現像ユニット。
  4. 前記塗布面は、前記溝部を境として、前記端部シール部材側が、他方側より低くなっていることを特徴とする請求項に記載の現像ユニット。
  5. 前記現像剤循環規制部材は、前記塗布面から前記シール部材がはみ出すのを防ぐための囲い部を有することを特徴とする請求項又はに記載の現像ユニット。
  6. 前記シール部材は、前記長手方向において前記塗布面の端部で、前記現像枠体に接触していることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の現像ユニット。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の現像ユニットと、前記電子写真感光体と、を有し、電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ。
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