JPH08328380A - 現像剤量規制部材及び現像装置 - Google Patents

現像剤量規制部材及び現像装置

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JPH08328380A
JPH08328380A JP7155512A JP15551295A JPH08328380A JP H08328380 A JPH08328380 A JP H08328380A JP 7155512 A JP7155512 A JP 7155512A JP 15551295 A JP15551295 A JP 15551295A JP H08328380 A JPH08328380 A JP H08328380A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーの漏れなどがおこるブレード両端部で
のトナーの均一塗布を可能にする現像剤量規制部材を提
供することにある。 【構成】 圧力を規制する支持層4a上に、帯電量を規
制する弾性層4bを有している現像剤量規制部材4であ
って、その長手方向の両端部でその中心部よりも弾性層
側4bに円弧状に反っている形状に形成されていること
を特徴とする現像剤量規制部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体上に形成した静
電潜像を現像して可視化するのに使用する現像装置に関
し、特にキャリアを含まない一成分現像剤を用いて現像
する現像装置に使用する現像剤量規制部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1は現像装置の概略構成を示す図であ
る。図1に示すように、矢印b方向に回転する現像剤担
持部材3(以下、現像スリーブとも言う)が静電潜像を
現像する現像領域に担持搬送する一成分現像剤6(以
下、トナーとも言う)の層厚を薄層に規制する方法とし
ては、現像スリーブ3に、ゴムまたは金属製の現像剤量
規制部材4(以下、現像剤量規制ブレードとも言う)を
当接させ、この現像剤量規制ブレード4と現像スリーブ
3との当接部(ニップ部)の間にトナー6を通過させて
規制することにより、現像スリーブ3上にトナーの薄膜
を形成し、かつ当接部での摩擦でトナー6に潜像を現像
するための摩擦帯電(トリボ)を付与させる方法等が採
られている。
【0003】ここで、上記現像剤量規制ブレード4は、
現像スリーブ3に対して、その回転方向bに対しカウン
ター方向となるように、すなわち、現像剤量規制ブレー
ド4の現像容器2への固定端よりも、現像スリーブ3へ
当接した自由端が回転方向bの上流側になるように当接
しているため、弾性体で形成する必要がある。
【0004】従来は、この現像剤量規制ブレードとして
弾性体であるゴム製ブレードを使用する方法が用いられ
る場合があるが、長期使用の場合、弾性体が経時的変化
(塑性変形)を起こし耐久性に問題があった。
【0005】そこで、現像剤量規制ブレードとして、特
開平6−258926号公報に記載されているように、
現像剤の帯電量を規制する弾性層4aと、弾性層に接着
し圧力を規制する支持層4bから構成された二層以上の
現像剤量規制ブレードを利用したものが提案されてい
る。
【0006】ここで、A3版対応の電子写真プロセスで
は、A3幅方向が約306.5mmあり、広い現像領域
に対応した長細い形状の現像ブレードが必要とされる。
このように広い現像領域の場合、弾性体と剛体の二層構
造の場合、現像剤量規制ブレードの長さが細長い為、現
像領域全体にトナーを均一に塗布するための圧力設定に
バラツキがおこりやすい。
【0007】特に、現像剤量規制部材の長手方向の両端
部では、現像剤量規制ブレードをスリーブ上のトナーに
一定の圧力で押しつけるのが非常に難しい。これは、ブ
レード両端部では特に、トナー溜まり,トナー漏れなど
の原因でスリーブ上にトナーを押しつける圧力が中心部
よりも低下する問題によるものである。
【0008】この現像剤量規制ブレードの両端部の押し
付け圧力の逃げによる低圧状態は、両端部にスリーブ上
のトナーの厚みを上げる原因となり、その結果画像の濃
度不足,カブリなどが発生しやすくなる。現像装置内で
の現像剤量規制ブレードによるスリーブ上へのトナーの
長手方向の均一性は、現像プロセスにおいて最も重要視
されている。従来は現像剤量規制ブレード取付治具等に
より両端部の圧力を低下しないように対処していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の対処方法では、機械の軽量化,省スペース化及び低
コスト化への対応により、採用することが困難になり、
現像剤量規制ブレード自体の構成から解決することが要
望されていた。
【0010】そこで、現像剤量規制ブレード自体で、現
像領域全体に現像スリーブ上でトナーを均一に当てる、
特にトナー漏れの起こる両端部のトナーを現像領域中心
部と同等に塗布することの可能な現像剤量規制ブレード
の構成が必要とされていた。
【0011】本発明は、上記問題点を解決し、トナーを
現像剤量規制ブレードと現像スリーブの間に現像スリー
ブの回転方向と垂直の幅方向全体に均一に塗布するこ
と、特にトナーの漏れなどがおこる両端部でのトナーの
均一塗布を可能にする現像剤量規制ブレードを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、上記目的は、圧力を規制する支持層上に、帯電量を
規制する弾性層を有している現像剤量規制部材であっ
て、その長手方向の両端部が弾性層側に円弧上に反って
いる形状に形成することにより達成される。
【0013】先ず、本発明を図2に基づいて説明する。
【0014】図2−に示すように従来の現像剤量規制
ブレードの形状は平坦であったが、本発明の現像剤量規
制ブレード4は、図2−のように、圧力を規制する支
持層4aと帯電量を規制する弾性層4bから成る二層構
成で、かつその両端部が弾性層4b側に円弧状に反って
いる形状であることを特徴とするものである。
【0015】ここで、現像剤量規制ブレードの支持層と
弾性層の材質について述べる。支持層の材質は、現像剤
量規制ブレードが現像剤に接触する弾性層側が現像スリ
ーブに押し当てる圧力で、経時変化するのを防止する物
性を必要とされるため、弾性層の曲げ弾性率よりも支持
層の曲げ弾性率が大きい材質を選択するのが望ましい。
【0016】ここで、支持層に用いることのできる部材
としては、金属性の平板、例えば、ステンレススチー
ル板,リン青銅板,アルミニウム板等の部材で、現像ス
リーブへの圧接力制御上、厚み20μm〜500μmが
良く、また樹脂製の平板、例えばポリエチレンテレフ
タレート樹脂板,ポリカーボネート樹脂板,延伸ポリプ
ロピレン樹脂板等のバネ性硬質弾性体であって、厚み5
0μm〜100μmのものが好ましい。
【0017】また、弾性層のゴム材料としては、HTV
ゴム(高温硬化型ミラブルシリコーンゴム等),熱可塑
性ウレタンゴム,液状ウレタンゴム,液状ニトリルブタ
ジエンゴム,液状シリコーンゴム(LTV,RTV等)
や、それぞれの変性品,ブレンド品等のゴム弾性体が良
い。厚みは0.1〜2.5mmの範囲内であることが好
ましい。
【0018】次に、現像剤量規制ブレードの支持層と弾
性層の二層構成で、かつ、その長手方向の両端部が弾性
層側に円弧状に反る形状に成形する方法について述べ
る。
【0019】まず、現像剤量規制ブレードの長手方向の
両端部の反っている支持層に弾性層を両面テープやホッ
トメルトで接着する方法、また、液状プライマー,熱硬
化プライマー,ペースト状接着剤などを支持層上に塗っ
て圧力と場合によっては熱も加えて接着する方法があ
る。
【0020】また、熱プレス金型内で支持層と弾性層を
一体熱接着成形する方法がある。特開平6−25892
6号公報では、平滑性の高い現像剤量規制ブレードの製
造方法について記載されているが、同様な方法で、成形
する金型内部の形状を変えることによって、現像剤量規
制ブレードの長手方向の両端部が弾性層側に円弧状に反
っている形状の現像剤量規制ブレードの成形が可能とな
る。
【0021】その金型内部の形状を変えた例として、図
3−のように平面熱プレス用金型の型内が、お椀状に
端部が反るように加工した金型内に支持層の上に弾性層
の原料を設置し、密閉金型内で熱と圧力により弾性層を
熱硬化させると共に、支持層上に塗布してあるプライマ
ーにより熱溶着させる成形方法である(この方法は弾性
層材料が粘度の高い材料の場合に有効である)。
【0022】次に、熱プレス成形の金型形状を現像剤量
規制ブレードの長手方向の両端部を弾性層側に円弧状に
深く彫り込む方法以外の、熱プレス成形での該現像剤量
規制ブレードの製造方法について述べる。同様な熱プレ
ス成形でも、現像剤量規制ブレードの長手方向の両端部
を弾性層側に円弧状に反らす方法として、金型内の現像
剤量規制ブレードの長手方向の両端部の温度分布を、成
形時、高くする方法(図3−)、また、現像剤量規制
ブレードの長手方向の両端部の弾性層部分の厚みを厚く
する方法(図3−)などが有効である。
【0023】ここで、熱プレス金型内一体成形では、弾
性層の厚みが厚かったり、成形時の型内温度が高くなっ
たりして、成形条件で支持層上の弾性層の反り量は大き
くなるため、反り量が大きすぎないように注意しなけれ
ばならない。これは、現像剤量規制ブレードの長手方向
の両端部の反り量が大きすぎる場合、現像剤量規制ブレ
ードが現像スリーブ上の現像剤に強い圧力で当たりすぎ
るため、現像剤を現像スリーブ上に塗布する適正量より
も少ない現像剤が現像スリーブ上に塗布される。そのた
め、画像領域両端部に現像剤が十分に行きわたらず、画
像領域両端部のベタ黒濃度が薄くなるからである。
【0024】次に、熱プレス成形以外の同様な製造方法
について述べる。例えば、金型内で支持層上に弾性層の
原材料を射出成形,注入成形する方法がある。射出成形
は、射出成形機を使用し、プライマーを塗布した支持層
を中に設置した現像剤量規制ブレードの長手方向の両端
部が弾性層側に反るように金型を彫り込んだ金型内に、
弾性層材料を流し込む成形方法等(この方法は弾性層材
料が粘度の高い材料でも、低い材料でも有効である)が
ある。これらの方法は、支持層上にプライマーをあらか
じめ塗り、原材料が液状の弾性体を、支持層の反り方向
に一体熱接着成形するが、その時、現像剤量規制ブレー
ドの長手方向の両端部が円弧状に反るように、熱プレス
成形と同様に細工(金型構成(図3−)、熱分布(図
3−)、ブレード厚み(図3−)構成など)した金
型内で弾性層をシート状に熱接着成形する。そして、成
形後必要に応じて二次加硫し、最後に任意の寸法に切断
して製造することも可能である。(射出成形より加工前
の材料の粘度が低い場合には、射出成形より圧力の低い
注入成形が低コストで有効である。)
【0025】また、特開平6−258934号公報に記
載されているように、遠心成形機内において、二層の円
弧状に反ったシートを成形する方法がある。これは、遠
心成形機内で支持層を外側に設置して熱をかけ、弾性層
をドラムが回転中に熱硬化と熱接着させる成形方法(こ
の方法は弾性層材料が粘度の低い材料の場合に有効であ
る)で、その後、反っている方向にそって任意の長さに
長さ,幅を切断することにより、本発明の現像剤量規制
ブレードを製造することができる。
【0026】また、金型内に現像剤量規制ブレードの長
手方向の両端部が弾性層側に反るように金型の弾性層の
両端部側が円弧状に反った形状の二枚の縦型の合わせ金
型内に原料を流し込み、その後、熱をかけて弾性層を熱
硬化及び支持層に熱接着させる成形方法(この方法は加
工前の弾性層材料が粘度の低い材料の場合のみ有効であ
る)もある。
【0027】また、本発明の現像剤量規制ブレードは、
支持層と弾性層の二層のみでなく、表面に任意の摩擦帯
電材料を被覆するなどしても効果があり、二層以上の現
像剤量規制ブレードでも有効である。
【0028】次に、現像剤量規制ブレードの弾性層部分
の材質の差によっても、長手方向の両端部の反る量が弾
性層の差などが原因で変化することもわかっている。例
えば、長さ316mm,幅16mm,総厚み0.4mm
の現像剤量規制ブレードの反り量は、同じSUS304
H材を使用した場合、弾性層にシリコーンゴムを使用す
ると、定盤上で3mm(図4−)、中心押さえでつり
さげて測定すると、15mm(図4−)反っている。
しかし、弾性層にナイロンを10μmコーティングした
ウレタンブレードを測定すると、定盤上で5mm(図4
−)、中心押さえでつりさげて測定すると、25mm
(図4−)反っている。
【0029】ここで、現像剤量規制ブレードの長手方向
の両端部が弾性層側に両端部で50mmを超えて反りす
ぎていては、電子写真プロセスの画像は悪くなる。これ
は、現像剤担持体上に現像剤を通して圧力が高くなりす
ぎて、両端部の現像剤担持体の現像剤の量が少なくなり
すぎて、現像剤が紙上に十分乗らず、両端部の画像が薄
くなる。
【0030】つまり、現像剤量規制ブレードの長手方向
の両端部の反り量は、定盤上に支持層側を下にしておい
た場合、50mm以下が好ましく、より好ましくは35
mm以下である。また、その下限は、通常5mm以上、
より好ましくは10mm以上が好ましい。
【0031】また、現像剤量規制ブレードの長さは、A
4からA3版対応を考慮して200〜316mm程度が
好ましい。
【0032】次に、図1に沿って本発明の弾性ブレード
を用いた画像形成装置について説明する。
【0033】図1中、2はトナー6を収容した現像容器
で、本現像装置は、現像容器2内にトナー担持体とし
て、図中矢印a方向に回転する像担持体の感光体1と対
向設置した現像スリーブ3を備え、感光体1上の静電潜
像を現像してトナー像として可視化するようになってい
る。現像スリーブ3は、図で見て右略半周面を現像容器
2内に突入し、左略半周面を現像容器2外へ露出して、
感光体1に対向するようにして、回転自在に横設されて
いる。現像スリーブ3と感光体1との間には僅かな微小
間隔が設けられる。現像スリーブ3は、感光体1の回転
方向aに対し、矢印b方向に回転駆動される。
【0034】更に上記現像容器2内には、現像スリーブ
3の上方位置に本発明の弾性ブレード4が設けられ、ま
た弾性ブレード4よりも現像スリーブ3の回転方向上流
側の位置に弾性ローラー5が設けられる。
【0035】弾性ブレード4は、現像スリーブ3の回転
方向上流側に向けて下がる向きに傾斜して設けられ、現
像スリーブ3の上部外周面に回転方向に対向して当接さ
れる。
【0036】弾性ローラー5は、現像スリーブ3の感光
体1と反対側の部分に当接され、且つ回転可能に支持さ
れる。
【0037】現像装置は、上記構成にて、弾性ローラー
5が矢印c方向に回転し、弾性ローラー5の回転により
トナー6を担持して現像スリーブ3の近傍に供給し、現
像スリーブ3と弾性ローラー5とが当接する当接部(ニ
ップ部)において、弾性ローラー5上のトナー6が現像
スリーブ3と摺擦されることにより、現像スリーブ3上
に付着する。
【0038】その後現像スリーブ3の回転に伴い、現像
スリーブ3上に付着したトナー6は、弾性ブレード4と
現像スリーブ3との当接部でこれらの間に侵入し、ここ
を通過する際に現像スリーブ3の表面と弾性ブレード4
の両者により摺擦されて、十分に摩擦帯電を受ける。
【0039】以上のようにして帯電されたトナー6は、
上記の弾性ブレード4と現像スリーブ3との当接部を抜
け出して、現像スリーブ3上にトナー6の薄層を形成
し、感光体1と微小間隙を開けて対向した現像部へと搬
送される。そして現像部において現像スリーブ3と感光
体1との間に、現像バイアスとして、例えば直流に交流
を重畳した交互電圧を印加することにより、現像スリー
ブ3上のトナー6が感光体1の静電潜像に対応して転移
し、静電潜像に付着、現像してトナー像として可視化す
る。
【0040】現像部において現像に消費されずに現像ス
リーブ3上に残存したトナー6は、現像スリーブ3の回
転と共に現像スリーブ3の下部より現像容器2内に回収
される。
【0041】回収されたトナー6は、弾性ローラー5に
よって現像スリーブ3との当接部で現像スリーブ3から
剥ぎ取られる。同時に弾性ローラー5の回転により現像
スリーブ3上に新たなトナー6が供給され、新たなトナ
ー6は、再び現像スリーブ3と弾性ブレード4との当接
部へ搬送される。
【0042】一方、上記の剥ぎ取られたトナー6の大部
分は、弾性ローラー5の回転に伴い現像容器2内のトナ
ー6中に搬送されて混ざり合い、剥ぎ取られたトナー6
の帯電電荷が分散される。
【0043】なお、トナーには、磁性トナー,非磁性カ
ラートナー等が用いられ、平均粒径が2から15μmの
ものが好ましい。
【0044】本発明によれば、現像剤量規制ブレード
は、現像剤を介して現像スリーブに対する圧接力を規制
する支持層上に、現像剤と接触して現像剤への帯電量を
規制する弾性層を有しているので、弾性体が塑性変形を
起こすことなく長期間に亘って現像剤への所定の帯電量
を付与する。しかも、現像スリーブへの押し付け圧力が
逃げ易い現像剤量規制ブレード両端部の圧力を中央部同
様に規制するために、現像剤量規制部材の長手方向の両
端部を弾性層側に反った形状に形成することにより、現
像剤を現像剤担持部材上全体にムラ無く均一に圧力をか
けられ、現像スリーブ上の一成分現像剤を現像剤担持部
材上に均一に塗布することが可能になり、両端部の濃度
薄の問題が解決する。
【0045】そこで、現像領域全体に現像スリーブ上で
トナーの状態を均一にする為、両端部がスリーブ側に反
っている形状に構成された現像剤量規制ブレードを形成
することを提案した。この現像剤量規制ブレードにすれ
ば、スリーブ上の幅方向全体にトナーを均一に規制,帯
電させることができ、特に両端部の低圧化を防ぐことが
でき、トナー膜厚を中心部と同じにすることができ、か
つ省スペース,低コスト,高精度の設定による圧力調整
を必要としない現像剤量規制ブレードを製造することが
可能となった。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0047】〈実施例1〉本発明の実施例1を図2に基
づいて説明する。
【0048】本実施例においては、図2に示すように支
持層4aとしての0.06mmのステンレスの金属箔
(SUS304CSP−H)にシリコーンゴム用プライ
マーを塗りその上に、上面を鏡面に仕上げてあり、現像
剤量規制ブレードの長手方向の両端部が弾性層側に反る
ように図3−のように細工した金型内に、高温硬化型
LTVシリコーンゴム(東レ・ダウコーニング製、液状
シリコーンゴム(LSR)DY35−7002)をゴム
用射出成形機(松田製作所製)によって射出成形し、1
20℃で5分間、金型内に放置し、0.4mmのシリコ
ーンゴムの弾性層4bをステンレス箔の上に形成する。
その後、二次加硫として200℃の環境に4時間放置す
る。次に冷却、切断機(荻野精機製スーパーカッター)
により切断を図2−のように行い、現像剤量規制ブレ
ードとして使用する。
【0049】〈実施例2〉実施例2においては、図2に
示すように支持層4aとしての0.06mmのステンレ
スの金属箔(SUS304CSP−H)にシリコーンゴ
ム用プライマーを塗りその上に、上面を鏡面に仕上げて
あり、現像剤量規制ブレードの長手方向の両端部が弾性
層側に反るように図3−のように細工した金型内で、
更に図3−のように両端部の温度を高くし、高温硬化
型LTVシリコーンゴム(東レ・ダウコーニング製、液
状シリコーンゴム(LSR)DY35−7002)をゴ
ム用射出成形機(松田製作所製)によって射出成形し、
120℃で5分間、金型内に放置し、0.4mmのシリ
コーンゴムの弾性層4bをステンレス箔の上に形成す
る。その後、二次加硫として200℃の環境に4時間放
置する。次に冷却後、切断機(荻野精機製スーパーカッ
ター)により切断を図2−のように行い、現像剤量規
制ブレードとして使用する。
【0050】〈実施例3〉実施例1と同じ型内射出成形
方法で、現像剤量規制ブレードの支持層上に、プライマ
ーを塗りその上に、上面を鏡面に仕上げてあり、現像剤
量規制ブレードの長手方向の両端部が弾性層側に反るよ
うに図3−のように細工した金型内で、更に図3−
のように両端部の温度を高くし、更に図3−のように
両端部の弾性層の厚みを厚くした金型で、高温硬化型L
TVシリコーンゴム(東レ・ダウコーニング製、液状シ
リコーンゴム(LSR)DY35−7002)をゴム用
射出成形機(松田製作所製)によって射出成形し、12
0℃で5分間、金型内に放置し、0.4mmのシリコー
ンゴムの弾性層4bをステンレス箔の上に形成する。そ
の後、二次加硫として200℃の環境に4時間放置す
る。次に冷却後、切断機(荻野精機製スーパーカッタ
ー)により切断を図2−のように行い、現像剤量規制
ブレードとして使用する。
【0051】〈比較例1〉実施例1と同じ型内射出成形
方法で0.4mmのシリコーンゴムシートを作り、両面
テープを貼った0.06mmのSUS箔上に接着成形す
る。接着成形後、図2−のように切断して使用する。
【0052】以上、実施例と比較例により成形加工した
現像剤量規制ブレードを複写機に装着し(キヤノン製N
P1215改造機)、画像出力評価をした結果を表1に
示す。なお、画像濃度ムラ及び白スジ現象の評価に、1
0,000枚の耐久を行っている。
【0053】結果から明らかなように比較例1は両端部
画像出力でカブリ現象があり、また実施例3は比較例1
より良くなるが、画像両端部で濃度薄があり、結果とし
て実施例1,2より画像出力が良くない。また、耐久に
よって、実施例と比較例との評価結果の差は大きくなっ
た。
【0054】
【表1】 ・画像濃度ムラ:全面ベタ黒出力時の黒色濃度の白抜け
度合で評価 ・白スジ現象 :全面ベタ黒出力時に白スジの発生度合
で評価
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
像剤量規制ブレードが、圧力を規制する支持層と帯電量
を規制する弾性層との二構成で、かつ、現像ブレードの
長手方向に対して両端部が弾性層側に円弧状に湾曲して
反っている形状の現像ブレードを製作できる。そして、
その両端部の反っている現像ブレードを現像器に組み込
むことによって、現像剤担持体上の現像剤を両端部で、
トナー溜まり,トナー漏れなどが起こらず、現像スリー
ブ上の両端部のトナー塗布量が薄くなることなく、現像
スリーブ上全域に一定の圧力を規制できる現像ブレード
が達成される。それによって、現像スリーブ上のニップ
位置全域に同一圧力でトナーを一様に摩擦帯電させるこ
とができ、高品質の現像を提供することができる。ま
た、両端部の反り量が50mm以下での条件が、画像良
好の最適条件である。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】従来及び本発明の実施例における現像剤量規制
部材の形状を示す図である。
【図3】熱プレス成形する時の金型機構を示す図であ
る。
【図4】現像剤量規制部材の反り量を測定する方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体 2 現像剤収容容器 3 現像スリーブ(現像剤担持部材) 4 現像剤量規制弾性ブレード(現像剤量規制部材) 4a 支持層 4b 弾性層 5 トナー(一成分現像剤)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力を規制する支持層上に、帯電量を規
    制する弾性層を有している現像剤量規制部材であって、
    その長手方向の両端部でその中心部よりも弾性層側に円
    弧状に反っている形状に形成されていることを特徴とす
    る現像剤量規制部材。
  2. 【請求項2】 一成分現像剤を用いて現像する現像装置
    に使用されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤
    量規制部材。
  3. 【請求項3】 現像剤量規制部材は、定盤上に支持層側
    を下にしておいた場合、長手方向の両端部が50mm以
    内の反り量で反っている形状を特徴とする請求項1又は
    2に記載の現像剤量規制部材。
  4. 【請求項4】 現像剤を収容する現像剤収容容器と、前
    記容器から現像剤を現像部に担持搬送する現像剤担持部
    材と、該現像剤担持部材表面上に塗布される現像剤の量
    を規制する現像剤量規制部材とを有する現像装置におい
    て、 前記現像剤量規制部材が、圧力を規制する支持層上に、
    帯電量を規制する弾性層を有している現像剤量規制部材
    であって、その長手方向の両端部でその中心部よりも弾
    性層側に円弧状に反っている形状に形成されている現像
    剤量規制部材であることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤が一成分現像剤であることを特徴
    とする請求項4に記載の現像装置。
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