JP5095441B2 - オイルジェット及びオイル供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のピストンとシリンダとの間にオイル(潤滑油)を強制的に供給するオイルジェット及びオイル供給システムに関する。
この種の従来のオイルジェットとしては、種々提供されており、その一つとして以下の特許文献1に記載されたものがある。
概略を説明すれば、このオイルジェットは、内燃機関のシリンダブロックのクランク室の上端部に取り付けられたバルブボディと、該バルブボディの内部軸方向に形成されたバルブ穴と、該バルブ穴の下端部に形成されたオイル供給孔と、バルブ穴の上端部側部に形成されたオイル吐出孔と、バルブ穴内に上下摺動自在に設けられて、前記オイル供給孔の内部開口を開閉するボール弁体と、該ボール弁体を閉方向に付勢するスプリングと、から主として構成されている。
そして、前記オイル供給孔に供給されたオイル圧力によって前記ボール弁体がスプリングのばね力に抗して開作動してオイル供給孔からバルブ穴に流入したオイルを、オイル吐出孔を介してノズルを通ってピストンとシリンダとの間に噴射するようになっている(特許文献1の図5a参照)。
しかし、このオイルジェットは、オイルが前記オイル供給孔からボール弁体を押し上げて開作動させてバルブ穴に流入すると、このバルブ穴内の背圧とオイル供給孔内の圧力との差圧が小さくなってボール弁体が即座に閉作動してしまう。このため、ボール弁体が頻繁に開閉作動を繰り返して変動を起こしてしまう。
一方、同じ従来の公報中には、別異のオイルジェットが記載され、これは、円筒状のバルブボディの内部にオイルジェットシリンダが設けられ、該オイルジェットシリンダの下部側壁に前記オイル供給孔と連通する通孔が形成されており、該通孔が前記オイルジェットシリンダの外周面とバルブボディの内周面との間を通ってバルブボディの上端に形成されたオイル吐出孔に連通している。また、前記バルブボディのバルブ穴内には、オイルジェットピストンが摺動自在に設けられていると共に、該オイルジェットピストンを、前記通孔を閉塞する方向に付勢するスプリングが設けられている。
そして、前記オイル供給孔に供給されたオイルがオイルジェットピストンをスプリングのばね力に抗して押圧することによって、通孔を開成するため、オイルは、前記通孔からバルブボディの外周側を通ってオイル吐出孔を介してノズルを通ってピストンとシリンダとの間に噴射するようになっている(図6a参照)。
したがって、この後者の従来技術では、オイル供給孔に供給されたオイルがオイルジェットピストンの背圧室に流入しないことから、前者の従来技術のようなオイルジェットピストンの開閉変動の発生を抑制することができる。
特開2006−312936号公報(図5a、図6a)
しかしながら、前記後者のオイルジェットにあっては、オイルジェットピストンがスプリングのばね力に抗して大きく後退移動することによって初めて前記通孔を開成するようになっていることから、該オイルジェットピストンのストローク量が大きくなってしまう。この結果、オイルジェット全体の軸方向の長さが大きくなって大型化と重量の増加が余儀なくされている。
本発明は、前記従来のオイルジェットの技術的課題に鑑みて案出されたもので、前記請求項1に記載の発明は、内燃機関のピストンにオイルを供給するオイルジェットであって、少なくとも一端側が開放されるように軸方向に延びる円筒状のオイルジェットシリンダが一体に形成された第1部材と、前記オイルジェットシリンダの内周面とほぼ同形状の外周面を有し、前記オイルジェットシリンダに対して摺動自在に設けられたオイルジェットピストンと、前記オイルジェットピストンの冠面の面積よりも小さな面積の開口部を有するオイル供給部を備え、前記オイルジェットシリンダの一端側の開口端と前記オイル供給部の開口部が対向して配置され、前記オイルジェットシリンダの開口端と軸方向へ離間するように前記第1部材に固定されたプレート状の第2部材と、前記オイルジェットシリンダの開口端と前記第2部材の下面との間の前記オイル供給部の開口部の周囲全体に形成されたオイル導入室と、前記オイルジェットシリンダの開口端と反対側に配置され、前記オイルジェットピストンを前記オイル供給部の開口部方向へ付勢する付勢部材と、前記第1部材の内周とオイルジェットシリンダの外周との間に設けられ、前記オイル導入室を経由してオイルを吐出する吐出通路と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、オイル供給システムに関し、とりわけ、ボディの底面から内燃機関のピストンの摺動方向に沿って延出された円筒状のオイルジェットシリンダを一体に有すると共に、前記ボディの内周とオイルジェットシリンダの外周との間に形成された吐出通路を有するオイルジェット本体と、前記オイルジェットシリンダの内燃機関のピストン側に、前記オイルジェットシリンダの開口端と軸方向へ離間するように前記オイルジェット本体に固定され、前記オイルジェットシリンダの軸方向に沿って開口する開口面積が前記オイルジェットシリンダの一端側の開口面積よりも小さなオイル供給部と、該オイル供給部の開口部孔縁に形成されたストッパ部と、を有するプレート部材と、前記オイルジェットシリンダ内に摺動自在に設けられ、前記オイル供給部からオイルが供給されるオイル導入室と該オイル導入室に供給されるオイル圧よりも低圧に維持される背圧室とを隔成すると共に、冠面が前記ストッパ部に当接することによって前記オイル供給部の開口部を閉止するオイルジェットピストンと、該オイルジェットピストンを前記オイル供給部の開口部側へ付勢する付勢部材と、を備え、前記オイル供給部の開口部から流出したオイルを、該開口部の周囲全体に形成されたオイル導入室からオイルパン側に延びる前記吐出通路を経由して前記内燃機関のピストン側に向かって吐出することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、例えばオイルポンプからオイル供給部に圧送されたオイルが、前記開口部からオイルジェットピストンの冠面に作用して付勢部材の付勢力に抗してオイルジェットピストンが僅かながらも後退移動すると、そのままオイル導入室に導入されて吐出通路に流入し、ここから吐出されることになる。
したがって、オイルジェットピストンのストローク量が小さくてもオイルを速やかに吐出することができるので、オイルジェットの軸方向の長さを十分に小さくすることが可能になる。この結果、オイルジェットの小型化と軽量化が図れる。
請求項19に記載の発明も請求項1の発明と同様な作用効果が得られる。
以下、本発明のオイルジェット及びオイル供給システムをいわゆるレシプロ型内燃機関に適用した実施形態を図面に基づいて詳述する。
〔第1実施の形態〕
すなわち、前記内燃機関1は、図3に示すように、シリンダブロック2のクランクケース3で隔成されたクランク室4の内部にクランクシャフト5が図外の軸受けによって回転自在に支持されている。また、クランクケース3の上部に形成された円筒状のシリンダ壁6の内部には、前記クランクシャフト5とコンロッド7を介して連結されたピストン8が摺動自在に設けられている。
前記シリンダ壁6の壁内には、冷却水が循環するウォータジャケット9が形成されていると共に、前記クランクケース3とシリンダ壁6との間の隔壁10の内部には、図外のオイルポンプから吐出されたオイル(潤滑油)を各機関の各摺動部などに供給するメインオイルギャラリー11が形成されている。
そして、前記隔壁10には、前記シリンダ壁6の内周面とピストン8との間などに冷却用及び潤滑用のオイルを供給するオイルジェット12が取り付けられている。
このオイルジェット12は、図1及び図2に示すように、金属材によって形成されたオイルジェット本体(第1部材)であるボディ13と、該ボディ13の底壁13a内底面から一体に立ち上がった円筒状のオイルジェットシリンダ14と、前記ボディ13の上端部開口13bの内部に固定された円環プレート状の第2部材(プレート部材)である通路構成部15と、前記オイルジェットシリンダ14の内部に上下摺動自在に設けられたオイルジェットピストン16と、ボディ13の底壁13aの内底面とオイルジェットピストン16の冠部との間の背圧室14aに弾装されて、該オイルジェットピストン16を前記通路構成部15方向へ付勢する付勢部材であるバルブスプリング17と、基端部18aが前記ボディ13の周壁下端部に固定されて、先端部18bが上方へ折曲形成されたノズル18と、を備えている。
前記ボディ13は、金属粉末射出成形によって有底円筒状に一体に成形され、下端部に有する大径部13bの外側部に前記隔壁10にボルト19によって固定されるブラケット20が一体に設けられていると共に、上端開口13cの下部に段差径状の環状位置決め部13dが形成されている。前記ブラケット20は、ほぼボディ13の側部から延出形成されていると共に、先端部に前記ボルト19が挿通するボルト挿通孔20aが貫通形成されている。
前記オイルジェットシリンダ14は、ボディ13と一体に成形され、その長さが底壁13a側からボディ13のほぼ2/3程度の長さに設定されていると共に、外周面とボディ13の内周面との間に吐出通路21を隔成している。また、前記背圧室14aは、底壁13aのほぼ中央に上下方向へ貫通形成された通孔13eを介してクランク室4と連通しており、したがって、前記背圧室14aには、前記通孔13eを介してクランク室4内の低圧が導入されるようになっている。
前記通路構成部15は、鉄系金属によって成形され、前記ボディ13の前記位置決め部13c内に径方向へ位置決めされつつ収容されていると共に、前記上端開口13cの上端縁のかしめによって上端開口13c内に軸方向に位置決めされつつ固定されている。また、この通路構成部15は、中央軸方向にオイル供給部であるオイル供給孔22が貫通形成されていると共に、該オイル供給孔22の下面側の孔縁部が平坦面状のストッパ部であるストッパ面23として構成されている。
前記オイル供給孔22は、ボディ13がボルト19を介してブラケット20によって隔壁10に固定された状態では、上端部が前記メインオイルギャラリー11に連通孔11aを介して連通していると共に、前記オイルジェットシリンダ14に臨む下端開口部22aの内径が前記オイルジェットシリンダ14の内径Rよりも小さく設定されている。また、上端開口部の孔縁22bが、メインオイルギャラリー11からのオイルの流入をスムーズにするために、テーパ面に形成されている。
前記オイルジェットピストン16は、鉄系金属によって有蓋円筒状に形成されて、外径がオイルジェットシリンダ14の内径より僅かに小さく形成されて上下摺動可能に形成されていると共に、前記オイル供給孔22と前記背圧室14aとを隔成するようになっている。
また、このオイルジェットピストン16は、バルブスプリング17のばね力によって前記オイルジェットシリンダ14の上端開口から進出して冠面16の外周部が前記ストッパ面23に当接することにより、前記オイル供給孔22の下端開口部22aを閉止するようになっている。また、前記通孔13eによって上下方向の自由な摺動が確保されている。
前記バルブスプリング17は、オイル供給孔22を介してオイルジェットピストン16の冠面16に作用するオイルポンプの吐出圧が所定以上になると圧縮変形してオイルジェットピストン16を下降させるばね力に設定されている。
前記吐出通路21は、オイルジェットシリンダ14の外周側に円筒状の筒状通路として構成され、オイルジェットシリンダ14の軸方向に沿って延設されていると共に、上端側が後述するオイル導入室24に連通している一方、下端側が比較的大きな開口部21aを介してノズル18の基端部18a内に連通している。
また、前記通路構成部15のストッパ面22を含む下面全体と前記オイルジェットシリンダ14の上端縁との間には、円形状の前記オイル導入室24が形成されている。
このオイル導入室24は、前記吐出通路21と常時連通状態に形成されて、オイルジェットピストン16の冠面16がストッパ面23から離間すると同時に、前記オイル供給孔22と連通して内部にオイルを導入するようになっている。
前記ノズル18は、基端部18aが前記ボディ13の大径部13bの下端部に形成された固定用挿通孔26に圧入固定されており、前記固定用挿通孔26は、前記吐出通路21の下端部に連通形成されている。また、このノズル18は、先端部18bが先細り状に形成されていると共に、前記ピストン8の最下降位置の下死点位置では、先端部18bがピストン8の内部に入り込んで該ピストン8のスカート部下端縁と折曲部付近との干渉が防止されるようになっている。
以下、この実施例の作用について説明すると、機関が駆動してオイルポンプからメインオイルギャラリー11に圧送されたオイルが前記オイル供給孔22を介してオイルジェットピストン16の冠面16bに作用する。
そして、機関回転数が例えば2000〜3000rpmの定常運転域になりオイルポンプの吐出圧が上昇すると、前記オイル供給孔22から冠面16に作用するオイル圧も上昇してオイルジェットピストン16を、図2に示すように、バルブスプリング17のばね力に抗して僅かながらも下降させる。そうすると、オイル供給孔22の開口部22aが僅かに開成されると同時に、オイル供給孔22とオイル導入室24が即座に連通する。このため、オイルは、そのままオイル導入室24に導入されて吐出通路21に流入してここからノズル18の基端部18a内に流入して先端部18bからピストン8とシリンダ10の内周面との間などに噴射される。これによって、摺動部の冷却と潤滑性を十分に得ることができる。
このように、オイルジェットピストン16の下降ストローク量が小さくても、オイル導入室24及び吐出通路21、ノズル18を介してオイルをピストン8とシリンダ壁6との間に速やかに供給することができるので、オイルジェット12(ボディ13)の軸方向の長さを十分に小さくすることが可能になる。この結果、オイルジェット12の小型化と軽量化を図ることができる。
特に、前記オイル導入室23は、その断面積が大きく、またオイル供給孔22の開口部22aの周囲全体に形成されていることから、該開口部22aの全体からオイルが速やかに流入するので、ノズル18への供給応答性が良好になると共に、大量のオイルを供給することができる。
また、前記通路構成部15の下面とオイルジェットシリンダ14の上端縁との間にオイル導入室24を形成したことによって、オイルの供給量や範囲に悪影響を与えない空間を確保することが可能になる。
前記ボディ13やオイルジェットシリンダ14を金属粉末射出成形によって一体に形成したため、その成形作業が容易になると共に、成形精度が向上する。
前記吐出通路21は、ほぼ円筒状に形成されていることから、流路断面積が大きくなりオイルの流量を十分に確保することが可能になり、ノズル18から多量のオイルを噴射することができる。
前記オイルジェットピストン16の冠面16とストッパ面23は、平坦面同士の面接触によって当接することから、開口部22aに対するシール性が向上してオイルの漏れを効果的に防止することが可能になる。
また、前記オイルジェットシリンダ14やオイルジェットピストン16をそれぞれ角筒状ではなく円筒状に形成したことから、その製造作業が容易であると共に、両者14,16間は液密的になっていることから、前記オイル導入室24内のオイルが背圧室14aにリークすることはないが、隙間内に僅かに入り込んだオイルや、金属粉末により成形されたオイルジェットシリンダ14に含浸されたオイルによってオイルジェットピストン16の良好な摺動性が確保されている。
前記通路構成部15は、円環状の簡単な構造で、しかも、単にボディ13の上端部をかしめることによって固定するだけなので、その組付作業も容易になり、コストの低減化が図れる。
さらに、前記ノズル18の基端部18aをボディ13の下端部に結合したことから、ピストン8との干渉を防止することができると共に、この干渉の回避によってピストン8のストローク量を可及的に大きくすることが可能になる。
参考例
図4及び図5は参考例を示し、前記通路構成部がボディ13に一体に形成されていると共に、オイルジェットシリンダ14がボディ13とは別体に形成されている。
すなわち、前記ボディ13は、第1実施例と同じく金属粉末射出成形によってほぼ円筒状に一体に成形され、上端部13fが肉厚円筒状に形成されて、その内側に前記メインオイルギャラリー11と連通する円柱状のオイル供給孔22が形成されている。このオイル供給孔22は、上端開口部の孔縁22bが、第1実施例と同じく、メインオイルギャラリー11からのオイルの流入をスムーズにするために、テーパ面に形成されている。また、ボディ13の下端開口の内周部には、段差径状の位置決め部13gが形成されている。
一方、前記オイルジェットシリンダ14は、鉄系金属材によって有底円筒状に一体に形成され、大径円盤状に形成された底部14bが、前記ボディ13の下端開口に前記位置決め部13gを介してかしめによって液密的に固定されている。また、前記底部14bのほぼ中央位置にはオイルジェットピストン16の自由な摺動を確保するための通孔14cが貫通形成されている。
他の構成は、前記第1実施例と同様である。
したがって、この参考例によれば、オイルジェットピストン16の下降ストローク量を小さくすることができるので、オイルジェット12の軸方向の長さを十分に短くすることができるなどの作用効果が得られることは勿論のこと、特にボディ13の構造が第1実施例のものに比較して簡素されるため、その成形作業が容易になる。
また、オイルジェットシリンダ14は、ボディ13とは別体となることから、その成形精度をより高めることが可能になると共に、成形の自由度が向上する。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、前記吐出通路21を円筒状ではなくオイル導入室24とノズル18とを連通する半円筒状、あるいは細長い帯状に形成することも可能であり、また、オイル導入室24もオイルジェットシリンダ14の外周面から前記ノズル18側の吐出通路21までの大きさに小さく設定することも可能である。
本発明の第1実施例のオイルジェットを示す縦断面図である。 本実施例のオイルジェットの作用を示す縦断面図である。 本実施例のオイルジェットが適用される内燃機関の概略縦断面図である。 第2実施例のオイルジェットを示す縦断面図である。
本実施形態の作用説明図。
本実施例のオイルジェットの作用を示す縦断面図である。
符号の説明
1…内燃機関
4…クランク室
8…ピストン
11…メインオイルギャラリー
12…オイルジェット
13…ボディ(オイルジェット本体)
13a…底壁
14…オイルジェットシリンダ
14a…背圧室
15…通路構成部
16…オイルジェットピストン
16a…冠
17…バルブスプリング(付勢部材)
18…ノズル
21…吐出通路
22…オイル供給孔(オイル供給部)
22a…下端開口部
23…ストッパ面(ストッパ部)
24…オイル導入室

Claims (8)

  1. 内燃機関のピストンにオイルを供給するオイルジェットであって、
    少なくとも一端側が開放されるように軸方向に延びる円筒状のオイルジェットシリンダが一体に形成された第1部材と、
    前記オイルジェットシリンダの内周面とほぼ同形状の外周面を有し、前記オイルジェットシリンダに対して摺動自在に設けられたオイルジェットピストンと、
    前記オイルジェットピストンの冠面の面積よりも小さな面積の開口部を有するオイル供給部を備え、前記オイルジェットシリンダの一端側の開口端と前記オイル供給部の開口部が対向して配置され、前記オイルジェットシリンダの開口端と軸方向へ離間するように前記第1部材に固定されたプレート状の第2部材と、
    前記オイルジェットシリンダの開口端と第2部材の下面との間の前記オイル供給部の開口部の周囲全体に形成されたオイル導入室と、
    前記オイルジェットシリンダの開口端と反対側に配置され、前記オイルジェットピストンを前記オイル供給部の開口部方向へ付勢する付勢部材と、
    前記第1部材の内周とオイルジェットシリンダの外周との間に設けられ、前記オイル導入室を経由してオイルを吐出する吐出通路と、
    を備えたことを特徴とするオイルジェット。
  2. 請求項1に記載のオイルジェットにおいて、
    前記第2部材を、第1部材に対してかしめによって固定したことを特徴とするオイルジェット。
  3. 請求項1に記載のオイルジェットにおいて、
    前記第1部材を、焼結合金材によって成形したことを特徴とするオイルジェット。
  4. 請求項3に記載のオイルジェットにおいて、
    前記第1部材を金属粉末射出成形によって成形したことを特徴とするオイルジェット。
  5. 請求項1に記載のオイルジェットにおいて、
    前記第1部材は、前記第2部材に対して前記オイルジェットシリンダの軸方向及び径方向から位置決めする位置決め部を有することを特徴とするオイルジェット。
  6. 請求項5に記載のオイルジェットにおいて、
    前記位置決め部を、前記第1部材に形成された段差部によって形成したことを特徴とするオイルジェット。
  7. 内燃機関のピストンにオイルを供給するオイル供給システムであって、
    ボディの底面から内燃機関のピストンの摺動方向に沿って延出された円筒状のオイルジェットシリンダを一体に有すると共に、前記ボディの内周とオイルジェットシリンダの外周との間に形成された吐出通路を有するオイルジェット本体と、
    前記オイルジェットシリンダの内燃機関のピストン側に、前記オイルジェットシリンダの開口端と軸方向へ離間するように前記オイルジェット本体に固定され、前記オイルジェットシリンダの軸方向に沿って開口する開口面積が前記オイルジェットシリンダの一端側の開口面積よりも小さなオイル供給部と、該オイル供給部の開口部孔縁に形成されたストッパ部と、を有するプレート部材と、
    前記オイルジェットシリンダ内に摺動自在に設けられ、前記オイル供給部からオイルが供給されるオイル導入室と該オイル導入室に供給されるオイル圧よりも低圧に維持される背圧室とを隔成すると共に、冠面が前記ストッパ部に当接することによって前記オイル供給部の開口部を閉止するオイルジェットピストンと、
    該オイルジェットピストンを前記オイル供給部の開口部側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記オイル供給部の開口部から流出したオイルを、該開口部の周囲全体に形成された前記オイル導入室からオイルパン側に延びる前記吐出通路を経由して前記内燃機関のピストン側に向かって吐出することを特徴とするオイル供給システム。
  8. 請求項7に記載のオイル供給システムにおいて、
    前記ボディに設けられた前記吐出通路の端部から前記内燃機関のピストン側に延びるノズルを経由してオイルを吐出することを特徴とするオイル供給システム。
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