JP5095402B2

JP5095402B2 - 吸収用品

Info

Publication number: JP5095402B2
Application number: JP2007524761A
Authority: JP
Inventors: ポンタス・ウィンクヴィスト
Original assignee: エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー
Priority date: 2004-08-06
Filing date: 2004-08-06
Publication date: 2012-12-12
Anticipated expiration: 2024-08-06
Also published as: WO2006014127A1; PL1773273T3; US20090012490A1; AU2004321975A1; CA2574041A1; AU2004321975B2; JP2008508930A; BRPI0418993B8; MY140175A; BRPI0418993A; BRPI0418993B1; MX2007001079A; EP1773273A1; EP1773273B1; AR049967A1

Description

本発明は請求項１のプリアンブルによる吸収用品に関する。

一般に、成人のための失禁用製品は、液体非透過性背面シートと、液体透過性表面シートと、これら二つの層間に配置された吸収コアとからなる。液体透過層は身体に最も近接して配置されることになり、一方、液体非透過層は製品の外面を形成している。吸収コアは比較的大量の液体を素早く吸収する能力を有していることが望ましく、しかも当該コアは液体を分散させると共に蓄えることが可能であることが望ましい。

上記吸収用品は、使用時には着用者の前側および背後にそれぞれ位置させられる前部および後部を有する。前部および後部はそれぞれ前端領域および後端領域において終端をなしている。製品を確実に装着させることを可能とするために、ある種の掛止機構(これは着用者に対して適所で製品を固定する役割を担う)が製品には配される。一般に、そうした掛止機構は、前端領域および後端領域に、たとえば、Velcro(登録商標)ファスナーのような面ファスナー機構(フック・ループ掛止機構)、あるいは粘着性テープタブを備えた機構の形態の相互作用掛止部材を設けることによって形成される。面ファスナー機構を利用する場合、フックを有する二つの部分が後端領域の二つのタブに配置され、そして対応する二つの別体の受け部分(これは止着の際にフックと協働作用するループを有する)が前端領域内に配置される。

特許文献１には、従来技術による吸収用品が開示されているが、これはラミネートの形態となった吸収コアおよび通気性を有する背面シートを有する。従来型の連続した受け領域は背面シートの外面に配置されている。この受け領域は、吸収用品の前部の前部領域においてコアの一部分と重なり合う。さらに、二つの異なる層からなるラミネートの形態である背面シートが、面ファスナー機構の受け領域を構成できることも開示されている。

だが、失禁症の成人のための、これまで公知の製品は数々の欠点を有する。さまざまなサイズの失禁者用製品が存在するものの、それぞれ個々のサイズはたいてい、より少数の使用者にとってのみ最適である。なぜなら個人それぞれの身体サイズは異なるからである。失禁用製品を個人の体格に適合させようとするとコストが掛かり過ぎてしまうであろう。最適状態には少し足りない程度の適合具合が製品の着用を快適なものとし得るという事実に加えて、さらに、適合具合が不十分な場合、製品の機能は低下し得る。たとえば、前部の吸収コアの上側縁部周りの領域に対応する、内側の液体透過性表面シートの一部が、身体に対してぴったりと接触して密閉機能を発揮できれば有益である。これは、漏れが防止されるという利点を有する。失禁安全用品の多くの使用者にとっては、適合性が不十分なために、この機能を常に実現できるとは限らない。

掛止機構が、したがってウエストサイズが関係する場合、製品は、その前部の前端領域に、掛止部材(例えばフックなど)と相互作用する比較的大きな受け領域を配することによって、体格の異なる使用者に適合させることができる。しかしながら、他方で、それぞれ個々の受け領域(これはたいていループを備えた素材層からなる)は可能な限り小さなものであることが望ましい。というのは、製品は受け領域が配された区域において、かなりの程度硬くなるので、そうした素材層は製品の延性や柔軟性に悪影響を与えるからである。さらに、そうした素材層は、通常、製品の残りの部分よりも通気性が極めて低い。この結果、受け領域を大きくすると、通気性が低下するために、快適性が低下すると共に、肌を刺激する可能性が高まる。さらに、受け領域を大きくすると素材コストが増大するが、これが今度は製品を一層高価なものとするもの事実である。
国際公開第98/38956号パンフレット

本発明の目的は、これまでに知られた用品に付随する上記問題を実質的に軽減する受け手段を具備してなる吸収用品を提供することである。したがって、本発明による吸収用品は、当該タイプのこれまで公知の製品と比べて吸収用品の適合性および柔軟性をかなりの程度改善する受け手段を備える。

上記目的は、請求項１に記載の吸収用品によって達成される。フレキシブルな不織布ラミネートを受け手段として使用することにより(この場合には不織布ラミネートおよび吸収コアは互いに重なり合い、こうして形成される重複領域は少なくとも４５ｃｍ^２の範囲(面積)を有する)、受け手段は、着用時に、直接的にあるいは内側液体透過層を介して身体に対して吸収コアをぴったりと接触させかつ密閉(シール)するために利用できる。この結果、優れた延性および適合性が実現されると同時に機能が改善される。

不織布ラミネートを用いることにより、本発明による用品は、プロセス工学的利点だけでなく、優れた延性および柔軟性を呈することができ、その上、不織布ラミネートは比較的低コストで製造できる。全体として、これらの特性によって、性能あるいは経済性を犠牲にすることなく、比較的大きな受け区域を形成することが可能となる。

比較的大きな重複領域は、所望の快適性を持つ、成人のための失禁用製品(当該製品はそれ自体、極めてソフトであり柔軟性に富む)を実現するためには重要である。指示されるサイズの最小限の重複領域が、原則として、所望の快適性を実現できるようにするために必要であることが分かっている。重複部分を得るために必要な受け手段の比較的大きな面積によってまた、タブ(これはたとえばフックを備える)を受け手段に対して止着する際に、タブの位置を変更することが可能となり、これは、ウエストの長さを、したがって製品のサイズをある程度まで変更することができることを意味する。加えて、受け手段が連続領域であることによって、吸収用品のより合理的な生産が可能となる。なぜなら、用品の外面への受け手段の取り付けは、たいてい、二つの別個の受け手段を取り付けるのに比べて、より少ない工程段階によって実施できるからである。

以下、図面を参照して、本発明の例証的実施形態について説明する。

図１および図２には、好ましくは成人向けの失禁用用品をなしている吸収用品を示すが、当該用品は、液体非透過性背面シート２と液体透過性表面シート３との間に配置された吸収コア１を具備してなる。背面シート２は本用品の外面を構成し、そして表面シート３は、使用時に身体に最も近接して位置する本用品の内面を構成する。本用品は横方向(左右方向)の幾何学的軸線４と、縦方向(長さ方向)の幾何学的軸線５とを有する。横方向軸線４は本用品を後部６と前部７とに区分する。後部６は後端領域８を提供し、前部７は前端領域９を提供する。背面シート２は、一つ、二つ、あるいは多数の層から形成でき、しかも好ましくは通気性を有する層である。たとえば、背面シート２は、内側層(これは液体非透過性ならびに通気性を有し、しかもコアに最も近接して配置される)と、その表面に配置された通気性を有する外側層とから構成できる。表面シート３は一つまたは複数の液体透過性素材からなる層から構成できる。コア１は、さまざまな素材から、たとえば、セルロースパルプ、織物、不織布、繊維素材、フォーム素材、超吸収素材、合成素材(たとえば熱可塑性繊維)などから形成できる。

本発明によれば、本用品に配置された掛止部材１２を受けるための面１０を提供するために、コア１に関して背面シート２と向き合う側には受け手段１１が配置されている。受け手段１１および掛止部材１２は、本用品を使用者に装着する際、互いに接合されるよう構成されている。図３に示すように、この受け手段は不織布ラミネート１１(これは少なくとも第１の内側層１３および少なくとも第２の外側層１４を含む)であり、この不織布ラミネート１１は、本用品に配設された掛止部材１２を受けるために背面シート２の外面に配置されている。好ましくは、掛止部材１２は後端領域８に配置されており、したがって、本用品を使用者に着用させるとき、不織布ラミネート１１に対して接合されるようになっている。好ましくは、不織布ラミネート１１は、面ファスナー(フック・ループファスナー)機構を形成するために、フックの形態の掛止部材１２を受けるよう構成されている。フックを受けるための適当な面を実現する一つの方策は、カーディング(carding)によって不織布ラミネートを形成することである。好ましくは、不織布ラミネート１１は、スパンボンド(spunbond)不織布からなる上記第１の内側層１３と、掛止部材１２用の受け面１０を提供するための毛羽立てられた不織布からなる上記第２の外側層１４とを含むフレキシブルなラミネート(積層体)である。

不織布ラミネート１１と吸収コア１とは互いに重なり合っており、これによって形成された重複領域(図１および図２では単に説明のために陰影を付けている)１５は、少なくとも４５ｃｍ^２の範囲(面積)を有する。好ましくは、重複領域１５の範囲は少なくとも６０ｃｍ^２であり、より好ましくは少なくとも７５ｃｍ^２であり、最も好ましくは少なくとも１００ｃｍ^２である。重複領域のこの面積は、図２に示すように、本吸収用品を平坦な、引き伸ばされた状態として測定したものである。前部７の前端領域９において、コア１は周縁部１６を有しており、長手方向のその主延長部は幾何学的横断軸線４と実質的に平行である。概して、コア１のこの周縁部１６は幾何学的横断軸線４と実質的に平行であって、かつ前部７を横切って実質的に直線状に延在している。重複領域１５が上記周縁部１６の少なくとも一部分を含み、かつ好ましくは重複領域１５が周縁部１６の大部分または実質的にその全体を含むことが、表面シート３および／またはコア１を使用者の身体に対して、ぴったりと密着させる(シールする)ためには有利である。

後部６の後端領域８は二つのタブ１７を備えることが可能である。各それぞれのタブ７は、それを不織布ラミネート１１に対して取り付けることを可能とするための上記掛止部材(好ましくはフック)１２を備える。外側層１４の不織布ラミネート１１の面１０、たとえば毛羽立てられた不織布は、ループを提供できるが、フックはこのループを掛止できる。

好ましくは、不織布ラミネート１１は、本用品の通気性の悪化を回避するために空気を通す。不織布ラミネート１１の通気性は、好ましくは背面シート２の通気性と同等以上である。ＭＶＴＲ値(mass vapour transmission rate(全体的蒸気透過率))で表された不織布ラミネート１１の通気性は、２０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上とすることができ、好ましくは４０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上であり、最も好ましくは６０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上である。ＭＶＴＲ値は、試験方法ＡＳＴＭＥ‐９６０によって測定できる。

本発明の実施に特によく適した不織布ラミネートの例は、スパンボンド／毛羽立て(carded)不織布ラミネートであり、このものでは、スパンボンド層はラミネートの第１の内側層１３を形成し、そして毛羽立てられた層はラミネートの第２の外側層１４を形成している。そうした不織布ラミネートに関しては、次のような層、すなわち２.２〜２.５dtexの繊維からなる、３０ｇ／ｍ^２の坪量を有する１００％ポリプロピレンのホワイトスパンボンド層を使用でき、これに対して毛羽立てられた層は、２.２dtexの繊維からなる、３０ｇ／ｍ^２の坪量を有する１００％ポリプロピレンのホワイト層とすることができる。

だが、通常、応力は特別高くないので、上記内側および／または外側層の坪量を３０ｇ／ｍ^２未満とすることができる。したがって、たとえば１８ｇ／ｍ^２の、より小さな坪量でも通常は許容し得る。坪量は好ましくは、強度および柔らかさの両方に関する要求を満たすために、１５ｇ／ｍ^２ないし８０ｇ／ｍ^２であり、より好ましくは２０ないし６５ｇ／ｍ^２である。坪量測定は、温度２１℃および湿度５５％で、乾燥した素材を用いて実施されるべきである。

上記毛羽立て層(ホワイト、１００％ポリプロピレン、２.２dtex、１８ないし３０ｇ／ｍ^２)はまた、衣類に向って外側に面する外面層として使用でき、この外面層に対しては、本製品を使用する際に利用されることになる掛止タブの、(面ファスナー機構の)フック状部材を備えた素材セクションを着脱可能な様式で取り付けることができる。

不織布ラミネートの層は超音波を用いて接合しラミネートとすることができるが、また、他の接合方法、たとえば接着、熱溶着など、あるいはこうした方法の組み合わせを利用できる。同じ接合方法を、ラミネートを背面シートに対して取り付けるのに利用できる。だがコスト的な理由から超音波接合が通常は最も好ましい。上記層の総接合面積は、ラミネートの総面積の３ないし２０％、好ましくは５ないし１０％の大きさとすることができる。

だが、多数の異なる不織布素材を、本発明によるラミネートを形成するために利用可能であることに留意されたい。

上記不織布ラミネートは好ましくは、４０ｇｆ(重量グラム)以下の剛性(ピーク曲げ剛性)を有し、好ましくは、この剛性は２５ｇｆよりも小さなものである。この剛性は、米国特許第5,009,653号明細書に開示された改良型試験方法を用いて測定される。この試験方法は、ＡＳＴＭＤ４０３２.８２「CIRCULAR BEND PROCEDURE」を変更したものである。

有利なことには、不織布ラミネートは液体透過性を有するものとすることができる。概して、素材のより大きな寸法公差を許容可能であるので、液体透過性ラミネートに要求される品質管理は低いレベルのものでよく、これによって生産を合理化できかつ節約が図れる。

液体透過性表面シート３は、たとえばスパンボンド、メルトブローン、毛羽立て、水中絡み合い(hydroentangled)、湿式積層(wetlaid)不織布などのような不織布素材から形成できる。適当な不織布素材は、セルロースあるいはコットン繊維のような天然繊維、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビスコースなどの合成繊維、あるいは天然繊維と合成繊維の混合物から形成できる。さらに表面シート素材は、たとえば欧州特許出願公開第1 035 818号明細書に開示されるような接合パターンで互いに接合できるトウ繊維から形成できる。表面シート素材のその他の例は、多孔質フォーム、穿孔プラスチックフィルムなどである。表面シート材として配置される素材は、軟らかで、かつ肌を刺激せず、かつ尿や月経液などの体液が容易に浸透するようなものであるべきである。さらに、表面シートは吸収用品のそれぞれ異なる部分では異なるものであってもよい。

液体非透過性背面シート２(これは着用時に衣類に向って外側に面する本用品の側でコア領域を覆う)は、薄いプラスチックフィルムなどの液体非透過性素材からなるが、このプラスチックフィルムとしては、たとえば、ポリエチレンあるいはポリプロピレンフィルム、液体非透過性素材で覆われた不織布素材、液体が素材に浸透するのに抗するかあるいはそれを阻止する疎水性不織布素材、あるいはプラスチックフィルムと不織布素材とのラミネートが挙げられる。背面シートは、水蒸気を吸収コアから放出できるようにするため(ただし液体がこの層を通過するのは依然として阻止される)、コア領域では通気性を有していてもよい。

通気性を有する背面シート素材の例は、多孔質フィルム、スパンボンドおよびメルトブローン層からなる不織布ラミネート、多孔質ポリマーフィルムと不織布素材のラミネートである。好ましくは、背面シートは弾力性を持たない。

固形粒子(たとえば炭酸カルシウムのような無機物)を含むポリオレフィンからなるフィルムを、本用品の背面シートの例として挙げることができる。ある条件では、こうしたフィルムは多孔質構造体をなすことが知られており、これは水蒸気の発散を可能にすると同時に液体バリアを提供する。これは、さまざまな種類の衛生用品の好ましい特性である。吸収用品の快適さのかなりの部分は、実際のところ、熱の発生と熱損失との間のバランスを維持するその能力である。被覆を介した熱損失は、直接的な乾燥熱損失によって、あるいは水分の蒸発によって生じ得る。後者の現象が関係する場合、衣類または吸収用品を形成するために使用される素材によって水分が蒸気に変化する速度は、概ね素材の通気性に関連付けられる。通気性とは、フィルムすなわち吸収用品を経て水分／水蒸気を放散させる能力である。この特性に加えて、上記吸収用品を実現するために使用される素材が液体非透過性であることを要求する多くの用途が存在する。こうした用途としては、おむつおよび失禁安全用品の背面シート、パンティライナー、医療用保護用品、滅菌衣類、ギブス、包帯、静脈注射および造孔(ostomic)処置用の保護具、家屋基礎用の保護織物のような通気性のある建築物用膜材などが挙げられる。

水蒸気を透過させることができ、かつ多孔質であるが、やはり液体を透過させないよう構成されたフィルムは、米国特許第4,626,252号明細書および米国特許第5,073,316号明細書に開示されている。そこで説明されているように、多孔質フィルムは、ポリオレフィン樹脂、無機フィラーおよび軟化剤を混ぜ合わせ、混合物のフィルムを形成し、そしてフィルムを単軸および二軸延伸することによって得られる。この種のフィルムはまた、米国特許第5,998,505号明細書および国際公開第98/05501号パンフレットに開示されている。

本発明は実例として説明したその実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内での本発明のさまざまな変形および変更は、本発明の概念がいったん開示されれば、当業者には明らかとなるであろうことを強調しておく。

本発明による吸収用品の斜視図である。本発明による吸収用品の平面図である。本発明による用品の受け手段を提供するための不織布ラミネートを示す断面図である。

符号の説明

１吸収コア
２液体非透過性背面シート
３液体透過性表面シート
４横方向軸線
５縦方向軸線
６後部
７前部
８後端領域
９前端領域
１０受け面
１１受け手段(不織布ラミネート)
１２掛止部材
１３内側層
１４外側層
１５重複領域
１６周縁部
１７タブ

Claims

吸収コア(１)と液体不透過性背面シート(２)とを具備してなる吸収用品であって、
用品に配された掛止部材(１２)を受けるための面(１０)を提供するために、前記コア(１)に関して前記背面シート(２)と向き合う面には受け手段(１１)が配置されており、かつ前記受け手段(１１)と前記掛止部材(１２)とは、用品を使用者に着用させる際に、互いに接合されるよう構成されており、
前記受け手段は、少なくとも一つの内側層(１３)および一つの外側層(１４)を含む、フレキシブルな不織布ラミネート(１１)であって、かつ前記不織布ラミネート(１１)と前記吸収コア(１)とは互いに重なり合っており、こうして形成された重複領域(１５)が少なくとも４５ｃｍ^２の範囲を有するようになっていることを特徴とする吸収用品。
前記重複領域(１５)の範囲は少なくとも６０ｃｍ^２であることを特徴とする請求項１に記載の用品。
前記重複領域(１５)の範囲は少なくとも７５ｃｍ^２であることを特徴とする請求項１に記載の用品。
前記重複領域(１５)の範囲は少なくとも１００ｃｍ^２であることを特徴とする請求項１に記載の用品。
前記内側ラミネート層(１３)はスパンボンド不織布からなり、かつ前記外側ラミネート層(１４)は毛羽立てられた不織布からなることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１項に記載の用品。
前記不織布層(１１)は、面ファスナー機構のフックの形態の掛止部材(１２)を受けるよう構成されていることを特徴とする請求項１ないし請求項５のいずれか１項に記載の用品。
用品は、それを前部(７)と後部(６)とに分ける幾何学的横断軸線(４)を有すると共に、前記コア(１)は、長さ方向のその主延長部が前記幾何学的横断軸線(４)と実質的に平行である周縁部(１６)を有し、前記重複領域(１５)は前記周縁部(１６)の少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項１ないし請求項６のいずれか１項に記載の用品。
前記重複領域(１５)は、前記周縁部(１６)の大部分を、あるいは実質的に前記周縁部(１６)の全体を含むことを特徴とする請求項７に記載の用品。
前記周縁部(１６)は前記前部(７)に配置されていることを特徴とする請求項７または請求項８に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は通気性を有することを特徴とする請求項１ないし請求項９のいずれか１項に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は、２０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上のＭＶＴＲ値で表される通気性を有することを特徴とする請求項１０に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は、４０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上のＭＶＴＲ値で表される通気性を有することを特徴とする請求項１０に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は、６０００ｇ／ｍ^２／２４ｈ以上のＭＶＴＲ値で表される通気性を有することを特徴とする請求項１０に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は、４０ｇｆ以下の、好ましくは２５ｇｆよりも低い剛性を有することを特徴とする請求項１ないし請求項１３のいずれか１項に記載の用品。
前記内側ラミネート層(１３)は、１５〜８０ｇ／ｍ^２の、好ましくは２０〜６５ｇ／ｍ^２の坪量を有することを特徴とする請求項１ないし請求項１４のいずれか１項に記載の用品。
前記外側ラミネート層(１４)は、１５〜８０ｇ／ｍ^２の、好ましくは２０〜６５ｇ／ｍ^２の坪量を有することを特徴とする請求項１ないし請求項１５のいずれか１項に記載の用品。
用品は液体透過性表面シート(３)を含み、前記コア(３)は、前記液体非透過性背面シート(２)と前記液体透過性表面シート(３)との間に配置されていることを特徴とする請求項１ないし請求項１６のいずれか１項に記載の用品。
成人のための失禁安全用品を形成していることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のいずれか１項に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)の通気性は、前記背面シート(２)の通気性と同等以上であることを特徴とする請求項１ないし請求項１８のいずれか１項に記載の用品。
前記不織布ラミネート(１１)は液体透過性を有することを特徴とする請求項１ないし請求項１９のいずれか１項に記載の用品。