JP5094854B2 - パルプの反応性の強化 - Google Patents

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Description

【背景技術】
【0001】
ビスコース法は現在においても、フィラメント(または長繊維)(レーヨン)、ステープル・ファイバー(または短繊維)、フィルム(セロファン)、ソーセージの皮(またはケーシング)等のような製品群(長尺のセルロース要素とも呼ばれている)を製造するための重要な技術である。重要な処理工程は、セルロースキサントゲン酸ナトリウム(溶媒中にセルロースを溶解させるための中間生成物として用いられるセルロース誘導体)の製造である。
【0002】
誘導体化反応の主な原材料はいわゆる溶解パルプ(これは伝統的に亜硫酸法または硫酸塩法によって製造される)であり、種々の種類の材木、例えばユーカリ等の広葉樹材(または硬材)、およびトウヒまたはマツ等の針葉樹材(または軟材)を用いる。溶解パルプは多数のパラメーターによって特徴付けることができる。いくつかの重要なパラメーターを以下に示す:
・結晶化度(セルロース繊維中の結晶領域およびアモルファス領域の割合を表している)が通常60〜70%の範囲
・高分子量のセルロース(いわゆるα−セルロース)の含有量が通常90%より多く、低分子量のセルロース(いわゆるヘミセルロース)の含有量が通常2.5〜6.5%(S18、または水に溶解させた18%苛性ソーダ(水酸化ナトリウム水溶液)における溶解度として測定)。
【0003】
特定の処理条件の下では、低級の溶解パルプ、または、即ちいわゆるペーパーグレード(または製紙用のグレード)パルプを原材料として用いることが可能である。これらのパルプは以下のパラメーターによって特徴付けることができる:
・いわゆるα−セルロースの含有量が90%未満、好ましくは<89%
・いわゆるヘミセルロースの含有量(%S18)が6.5%より多く、好ましくは>10%。
【0004】
ビスコース法は以下の常套の工程を含み、以下のように簡単に要約される:
・500〜700のDP(平均重合度)および7〜8%の含水率を通常有する風乾パルプを、17〜19%NaOH濃度を有する水酸化ナトリウム水溶液に、40〜55℃にて3.5〜5.5%のセルロースのスラリー稠度および>30分の通常の保持時間で浸漬すること。
・生成するナトリウムセルロースIをプレスによって取り出して、32〜35%のセルロース含有量(CiA)および14〜16.5%の水酸化ナトリウム含有量(SiA)を有するアルカリセルロース(AC)を得ること。
・酸化および加水分解によってDPを500〜700から約250〜350に減少させるために、ACを40〜50℃でエージングまたは予備熟成すること。
・ACを二硫化炭素(CS)でキサントゲン酸化して、セルロースの約27〜35%のCSを含むセルロースキサントゲン酸ナトリウムを生成すること。
・希水酸化ナトリウム水溶液にキサントゲン酸塩を溶解させて、ビスコースドープを生成する(前記ビスコースドープは約8.0〜10.0%のセルロース含有量(SiV)およびセルロースの重量パーセント基準で約0.55〜0.65のアルカリ比(AR)として表される、水酸化ナトリウム含有量を有する)。
・濾過および脱気の後に、ビスコースドープを酸浴にノズルを介して噴出させることによって押出すことであって、そこでビスコースは凝固し、再生して長尺のセルロース要素が生成する。セルロース分子の配向を向上させるために、再生プロセスの間、ある種の延伸工程を実施することが可能である。押出しプロセスは、繊維産業においては紡糸(スピニング)、そして膜製造においてはキャスティングと呼ぶ。
・ 再生した細長いセルロース要素を洗浄して不純物を除去し、乾燥させる。
【0005】
紡糸およびキャスティングのための良好なビスコースドープを得るための、品質に関する重要な課題(問題点)は、キサントゲン酸化に使用するAC中においてセルロースの種々の分子量にわたるセルロースキサントゲン酸の置換度(DS)の均一性である。DSの均一性を向上させるための方法が三つ知られている:
a)パルプ中のセルロース繊維の構造を開くための溶解パルプの活性化(これは例えば電子ビーム照射、液体アンモニアによる処理、または水蒸気爆発による)、および、化学物質(水酸化ナトリウムおよび二硫化炭素)との反応のために、セルロース分子への近づきやすさ(特に高次の結晶領域における)をこの方法によって向上させること、
b)比表面積を大きくして液体二硫化炭素との反応を促進するために、キサントゲン酸化の前にACを細かく切断すること、および
c)特許および他の刊行物において界面活性剤として記載されている、誘導体化プロセスの間の不均一反応を向上させる添加物。界面活性剤は界面において、固体状態のACまたはパルプのセルロース繊維と、液体状態の水酸化ナトリウム水溶液または二硫化炭素のような化学物質との間の界面で作用する。
【0006】
界面活性剤を、パルプミルにおける乾燥工程の前に、またはビスコースミルにおける浸漬プロセスの間にパルプに加える。
【0007】
上述の方法を利用するにもかかわらず、DSは通常、未だ比較的不均一なままである。この理由のため、紡糸/キャスティングの前かつ溶解の後のビスコースドープを、室温または室温付近で保存することによって数時間熟成させる。前記熟成時間のあいだに、キサントゲン酸塩基の再分配を含む化学変化がおこる。
【0008】
溶解パルプ、即ちパルプ中のセルロース繊維のいずれのアルカリ処理(水酸化ナトリウム水溶液による浸漬または抽出)の間においても、いくらかの量のヘミセルロースがセルロース繊維から抽出され、水酸化ナトリウム水溶液に溶解する。溶解度が最も高い濃度、ならびに最も膨張して構造が開かれるときの濃度は11%NaOHである。
【0009】
ヘミセルロースが多く溶解するほど、セルロース繊維のフィブリル間(interfibrillar)の空間に、多くの孔が形成される。これらの孔は、過剰量の水酸化ナトリウム水溶液を取り除くためにACをプレスする間に壊れる傾向にある。前記プレスは後のACエージングおよびキサントゲン酸化工程のために必要である。
【0010】
通常の条件(これは標準的な溶解パルプ、および17〜19%NaOHによる通常の浸漬条件を使用する)の下では、AC中のセルロース繊維の構造が壊れることは、キサントゲン酸化工程の主な問題ではない。不均一キサントゲン酸化反応の実質的な低化は、以下の二つの条件の本質的な条件の下で観察されるのみである:
・ 溶解パルプを水酸化ナトリウム水溶液(これは溶解度が最も高いときの濃度に近い濃度:11±3%NaOHを有する)でアルカリ処理すること。これらの条件下では、ヘミセルロースの抽出はその後の構造の崩壊を助長し、その結果、キサントゲン酸化反応が著しく低化する。
・ 溶解パルプの活性化(即ち、上述のDSの均一性を向上させるための方法のいずれかを用い、それによって、構造を開くことによりヘミセルロースへの接近可能性を向上させることによる)の後の、いずれかの濃度(例えば1〜2%、16%でもよい)の水酸化ナトリウム水溶液を用いた抽出。
【発明の概要】
【0011】
本発明はパルプの反応性の強化に関する。
【0012】
本発明は、第一の要旨によると、パルプをアルカリ処理することによってアルカリセルロースを製造する方法であって、セルロース繊維のフィブリル間の空間における孔に入ることが可能なスペーサーの存在下でアルカリ処理を実施することの改善を含む方法を提供する。
【0013】
さらに本発明によると、アルカリセルロースを製造する方法であって、フィブリル間の空間を含むセルロースを含んで成るパルプを供給する工程、およびパルプをアルカリ処理に供してアルカリセルロースを製造する工程を含む方法であって、アルカリ処理を、セルロース繊維のフィブリル間の空間における孔に入ることの可能なスペーサーの存在下で行うことを特徴とする方法である。
【0014】
フィブリル間の空間は:
パルプを活性化させ(例えば電子ビーム照射、液体アンモニアによる処理、または水蒸気爆発による)、その後、活性化されたパルプをアルカリ処理に供することによって;および/またはパルプを11±3%NaOHでアルカリ処理している間に生じ得る。
【0015】
スペーサーは、セルロース繊維のフィブリル間の空間における孔(これは特に、ヘミセルロースの除去によって形成される)に入り、例えば後のプレス工程の間に、崩壊がおこる傾向を減ずる。スペーサーは、孔または空間に収容されるのに適した分子サイズを有する。
【0016】
一般的にスペーサーは、水溶液(一般的に水または水酸化ナトリウム水溶液)中に溶解または分散し得る、分子量が1000〜2500、好ましくは1250〜1750、より好ましくは1400〜1600、最も好ましくは約1500の親水性ポリマーである。
【0017】
好ましくは、スペーサーはセルロース分子と水素結合またはエーテル結合を形成し得る。そのような結合の形成を可能にする化学基は親水基(例えばカルボキシル基、カルボニル基、および水酸基等)である。
【0018】
適切なスペーサーの例として、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、およびポリアクリレート(特にナトリウム塩として)が挙げられる。
【0019】
使用するスペーサーの量は、スペーサーの性質に応じて変わる。一般的に、使用するスペーサーの量は、セルロースを基準として0.5%〜2%(m/m)である。
【0020】
スペーサーは、アルカリ処理の間またはアルカリ処理の前に例えば溶解パルプに、および乾燥前に加えることが可能である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
アルカリセルロースを製造する多くの方法において、ヘミセルロースがセルロース繊維から抽出または除去され、形成された孔またはスペースの崩壊をもたらし、従って、繊維はそれ自身の上に崩れ落ちる。本発明は、ヘミセルロースの抽出または除去によって残った孔または空間に、スペーサーを導入することによって、その傾向を減じる方法を提供する。従って、本発明はパルプの反応性の強化に関するものであり、下記の方法において、具体的に適用できる。
【0022】
A)通常の溶解パルプ(不溶性)
A.1)ビスコースフィラメント用96−αパルプ
ビスコースフィラメントプロセスの特別な要件(即ち、浸漬において、従って、キサントゲン酸化のためのACにおいてヘミセルロースの量が少ないレベル)は、高純度のセルロース(溶解)パルプ、例えば亜硫酸法からの96−α溶解パルプを使用することを必要とする。そのように96%の高いαレベルを達成するには、水酸化ナトリウム水溶液でヘミセルロースを十分抽出して、高αレベルに到達できるように、漂白シーケンスのEo段階は、(90〜92−αパルプの場合の1〜3.5%と比較すると)8〜9%の範囲の水酸化ナトリウムを使用しなければならない。
【0023】
この濃度は、その後のACプレスの間の崩壊を引き起こす丁度上述の11±3%NaOHの範囲内にある。
【0024】
一般の市販の界面活性剤(エトキシ化アルコールであるベロール(Berol)388)を用いると、劣った許容できないビスコースドープ品質が達成されるに過ぎない。浸漬の間にPEG(ポリエチレングリコール)をスペーサーとしてセルロース基準で0.5%(m/m)の量で添加すると、良質なビスコースドープ品質を得ることが可能である。スペーサーはまた、パルプミルにおいて乾燥する前に溶解パルプに加えることも可能である。
【0025】
A.2)二重の浸漬
コットン・リンターを主要な原材料源として用いる場合において、浸漬している間にできるだけ多くのヘミセルロースを(コットン・リンターまたは溶解パルプとして)セルロース繊維から取り出すために、ビスコースミルにおいて二重の浸漬工程が用いられることがある:第一の浸漬において約18%の水酸化ナトリウム、そして第二の浸漬において14%NaOHである。最後の濃度はまた、丁度上述した11±3%の範囲内でもあり、その後の崩壊を引き起こす。溶解パルプを用いる場合、スペーサーとしてセルロース基準で0.5%のPEGを用いてこれらの条件下で処理すると、ビスコースドープの品質は十分に回復する。パルプミルにおいて乾燥する前に、スペーサーをパルプに再度加えることができる。
【0026】
B)溶解パルプの電子ビーム照射(EPT)
上述したように、電子ビーム照射のような活性化処理によりパルプ中のセルロース繊維の構造を開くことによって、いずれのNaOH濃度であってもいずれのアルカリ処理(抽出または浸漬)の後においても、多かれ少なかれ、その後の崩壊を引き起こす。なぜなら、フィブリル間の空間におけるヘミセルロース分子への優れた接近可能性のためであり、フィブリル間の空間では、ヘミセルロース分子が内部スペーサーとして作用する。
【0027】
電子ビーム照射の場合において、形成された孔の崩壊は、ACプレスの後に、ACのいわゆるバルク密度を、未処理の通常のパルプまたは電子ビーム照射の前の同じパルプと比較して、測定することによって直接測定し得る。
【0028】
アルカリ処理の間にスペーサーが存在することによって、崩壊が生じる傾向が減少する。
【0029】
B.1)抽出を伴う電子ビーム照射
この方法の主な目的は、電子ビーム照射による溶解パルプの活性化であって、インラインまたはオフラインで、後の1〜2%NaOHの水酸化ナトリウム水溶液を用いた40〜60℃でのヘミセルロースの抽出と組み合わせた、溶解パルプの活性化である。
【0030】
抽出は、電子ビーム照射の前に既に存在するヘミセルロースを溶解パルプから抽出するという目的だけでなく、パルプの活性化と関連してDPが低下することによって電子ビーム照射の間に生成するヘミセルロースの大部分を溶解および抽出するという目的をも有する。
【0031】
ヘミセルロースの含有量が少ないほど、誘導体化反応、特にビスコースの生成のためのパルプの品質が向上する:浸漬のための水酸化ナトリウム水溶液中のヘミセルロースの含有量がより少ないと、それが、ACにおけるヘミセルロースのより少ない含有量をもたらし、それが、より均一な置換度(DS)をもたらす。
【0032】
実験室での試験により、この方法は、アルカリ抽出工程の間にPEGのようなスペーサーをセルロース基準で0.5〜2%(m/m)の量で加えると、上述の目的を達成するために適切な溶解パルプを生成するのみであることが明らかとなった。
【0033】
B.2)抽出を伴わない電子ビーム照射
溶解パルプは通常、インラインまたはオフラインの電子ビーム照射の後の浸漬において直接用いる。電子ビーム照射パルプを浸漬するための常套の水酸化ナトリウム濃度は、16%NaOHである。ACプレスの間にセルロース繊維の構造が壊れるので、非常に密なACが得られ、ビスコースドープの低品質の原因となる。
【0034】
実験室での試験により、浸漬中にセルロース基準で0.5〜2%(m/m)の濃度でPEGのようなスペーサーが存在すると、スペーサーの代わりに一般的な市販の界面活性剤(例えばベロール(Berol)388)を添加する場合と比較しても、優れたビスコースドープが得られることが明らかとなった。
【0035】
これらの条件下では、電子ビーム照射技術の好都合な点を使用することができる:
・ セルロース基準で<26〜27%の、キサントゲン酸化におけるより少ない二硫化炭素
・ ビスコースドープにおけるより少ないAR:0.37〜0.50
・ ACエージングが不要
・ ビスコースドープの熟成が不要
・ DSの優れた均一性
・ ビスコースドープの優れたレオロジー挙動
・ 優れた粘弾性によって、実質的にゼロのトラッシュレベルおよび長尺のセルロース要素の良好な延伸特性がもたらされる。
【0036】
また、スペーサーは、インラインの電子ビーム照射の後にパルプに加えることも可能である。
【0037】
本発明を、以下の実施例を参照してより詳細に説明するが、これらは、本発明を限定するものでない。
【0038】
実施例において、以下の略語を用いる:
CiA:アルカリセルロース中のセルロース
SiA:アルカリセルロース中のソーダ
CiV:ビスコース中のセルロース
AR:アルカリ比
Kw:濾過性のための粘度補正値
【0039】
実施例においては、ベロール(Berol)、PEG、PASおよびPVAを浸漬工程において添加した。
【実施例1】
【0040】
96%α酸性重亜硫酸法広葉樹パルプ(acid bisulphite hardwood pulp)の使用
ビスコース製造条件:
マーセル化(mercerisation):
浸漬ソーダ:220g/l
浸漬:50℃で30分
補助的な添加剤
プレス:
CiA:33%
SiA:16%
アルカリセルロースのエージング:
温度:54℃
時間:150〜180分
キサントゲン酸化:
33%CS2
温度:30℃
時間:90分
ビスコース:
CiV:9%
AR:0.6
【0041】
0.5%PEG1500および0.5%ベロール(Berol)388mの濾過性への影響(Kw値)
【表1】
Figure 0005094854
【0042】
濾過性は、一定時間に一定のフィルター面積を通過するビスコースの量で表され、従って、ビスコースの品質評価が可能となる。濾過性とビスコースドープ品質との関係は、同等のビスコース製造条件を使用するならば、以下のとおりに説明することができる:
Kw
>1000 悪い
600〜1000 並
400〜600 良好
200〜400 非常に良好
【実施例2】
【0043】
【実施例2】
酸性重亜硫酸法広葉樹パルプの二重浸漬
ビスコース製造条件:
【表2】
Figure 0005094854
【表3】
Figure 0005094854
PEGの濾過性への影響(Kw値)
【表4】
Figure 0005094854
【0044】
溶解パルプの電子ビーム照射
3.1 予備抽出を伴わない溶解パルプの電子ビーム照射
ビスコース製造条件:
予備処理:
300〜500のDPに達するまでの、電子ビーム照射によるパルプの減成
マーセル化:
浸漬ソーダ:180g/l
浸漬:50℃で30分
補助的な添加剤
プレス
CiA:33%
SiA:14%
キサントゲン酸化:
26%CS2
温度:30℃
時間:90分
ビスコース:
CiV:9%
AR:0.52
【0045】
0.5%PEGおよび0.5%ベロール(Berol)の濾過性への影響(Kw値)
【表5】
Figure 0005094854
酸性重亜硫酸法パルプ(広葉樹:針葉樹=9:1)
【表6】
Figure 0005094854
酸性重亜硫酸法広葉樹パルプ
【0046】
3.2 予備抽出を伴う溶解パルプの電子ビーム照射
3.2.1 溶解パルプ
ビスコース製造条件:
予備処理:
300〜350のDPに達するまでの、電子ビーム照射によるパルプの減成
予備抽出
ソーダ:1%NaOH
温度:60℃
時間:60分
マーセル化
浸漬ソーダ:180g/l
浸漬:50℃で30分
補助的な添加剤
プレス:
CiA:33%
SiA:14%
キサントゲン酸化:
24%CS2
温度:30℃
時間:90分
ヒスコース:
CiV:9%
AR:0.53
【0047】
PEGの濾過性への影響(Kw値)
【表7】
Figure 0005094854
予備抽出した酸性重亜硫酸法広葉樹パルプ
【0048】
3.2.2製紙用パルプ(ビスコース条件:3.2.1と同じ)
【表8】
Figure 0005094854
予備抽出した針葉樹材クラフトパルプ
【実施例4】
【0049】
96%α酸性重亜硫酸法広葉樹パルプの使用
ビスコース製造条件:
マーセル化
浸漬ソーダ:220g/l
浸漬:50℃で30分
補助的な添加剤
プレス:
CiA:33%
SiA:16%
アルカリセルロース・エージング:
温度:54℃
時間:210〜220分
キサントゲン酸化:
33%CS2
温度:30℃
時間:90分
ビスコース:
CiV:9%
AR:0.6
【0050】
0.5%のPEG、PAS、PVA(全て1500)、およびベロール(Berol)388の濾過性への影響(Kw値)
【表9】
Figure 0005094854
略語:
PEG:ポリエチレングリコール
PAS:ポリアクリル酸ナトリウム塩
PVA:ポリビニルアルコール

Claims (11)

  1. アルカリセルロースを製造する方法であって、フィブリル間の空間を含むセルロース繊維を含んで成るパルプを供給する工程、およびパルプをアルカリ処理に供してアルカリセルロースを調製する工程を含む方法において、アルカリ処理を、セルロース繊維のフィブリル間の空間における孔に入ることの可能なスペーサーの存在下で行うことを特徴とし、前記スペーサーが、水溶液中に溶解または分散し得る親水性ポリマーであり、該親水性ポリマーが1000〜2500の分子量を有する、方法。
  2. フィブリル間の空間が:
    パルプを活性化させ、その後、活性化されたパルプをアルカリ処理に供することによって、および/またはパルプを11±3%NaOHでアルカリ処理している間に生じる、請求項1に記載の方法。
  3. パルプの活性化が、電子ビーム照射、液体アンモニアによる処理、または水蒸気爆発による、請求項2に記載の方法。
  4. 親水性ポリマーが1250〜1750の分子量を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 親水性ポリマーが1400〜1600の分子量を有する、請求項に記載の方法。
  6. 親水性ポリマーが1500の分子量を有する、請求項に記載の方法。
  7. スペーサーがセルロース分子と水素結合またはエーテル結合を形成し得る、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  8. スペーサーが親水基を含む、請求項に記載の方法。
  9. 親水基がカルボキシル基、カルボニル基、または水酸基である、請求項に記載の方法。
  10. スペーサーがポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、またはポリアクリレートである、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  11. 使用するスペーサーの量が、セルロースを基準として0.5%〜2%(m/m)である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
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