JP2000506215A - ビスコースおよびその製品の製造 - Google Patents

ビスコースおよびその製品の製造

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Abstract

(57)【要約】 エネルギー線により照射されたウッドパルプは、アルカリ/セルロース比が0.37〜0.50であるビスコース製造法により転化されうる。このビスコースは良好なろ過性を有し、そして凝集され、そして再生されて、伸長セルロース部材、例えば、繊維およびフィルムを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ビスコースおよびその製品の製造 発明の分野 本発明はビスコースおよびその製品の製造に関し、詳細には、繊維またはフィ ルムのような伸長部材の製造に関する。 背景技術 ビスコースプロセスは長年にわたって知られており、そして、例えば、K.Goe tze,Chemiefasern nach dem Viskoseverfahren,Springer-Verlag,3rd editio n(1967)(かなり詳細にわたる)および「セルロース」(“Cellulose”)という題の 文献、Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry,VCH Publishing,5t h edition,Volume A5(1986)(より一般的な記載)に記載されている。 ビスコースプロセスの従来の工程は簡単に次のように要約できる。溶解グレー ドのウッドパルプ(または他の適切なセルロース源)を水酸化ナトリウム水溶液中 に浸漬する。プレスにより過剰の液体を除去し、アルカリセルロースを生じさせ る。このアルカリセルロースは、通常、空気中で数時間、予備熟成されて、酸化 分解が起こり、それにより、セルロース鎖の重合度が低下する。アルカリセルロ ースは二硫化炭素と反応(キサントゲン酸化)してキサントゲン酸セルロースを 生成し、それは、その後、水性液体(希水酸化ナトリウム水溶液または水)中に 溶解されて、ビスコースと呼ばれる溶液を形成する。ビスコースは、周囲温度付 近で数時間、貯蔵することにより、熟成される。その間、キサントゲン酸基の再 配置を含む化学変化が起こる。ろ過および脱気を含む他の操作もこの間にビス コースに対して行われる。繊維またはフィルムのような伸長部材の製造において 、熟成されたビスコースは、その後、ダイを通して水性酸浴(通常には、硫酸を ベースとする)中に押出されて、そこで、それは凝集し、そしてキサントゲン酸 セルロースからセルロースは再生される。押出プロセスは、一般に、繊維製造に おいては紡糸およびフィルム製造においてはキャスティングと呼ばれる。再生し た伸長セルロース部材は、その後、洗浄されて不純物が除去され、そして乾燥さ れる。 ビスコースの技術において、キサントゲン酸化工程において導入された二硫化 炭素の重量に関して、ビスコース中の含有分を、アルカリセルロース中のセルロ ースの重量百分率として表現することが一般的である(CiAに対する%CS2 )。これは、しばしば、ビスコース中のセルロースを基準としたCS2含有分( CiVに対する%CS2)と呼ばれる(より低い精度)。アルカリセルロース中 のセルロース百分率(%CiA)は、酸性化、水による洗浄および乾燥により重 量分析的に評価されうる。ビスコース中のセルロースの百分率(%CiV)は、 硫酸の再生、水による洗浄および乾燥により、重量分析的に評価されうる。アル カリセルロースおよびビスコースのアルカリ度(それぞれ%SiAおよび%Si V)は逆滴定により滴定分析的に評価されうる。ここで、分析される材料は、最 初に既知の量の硫酸により酸性化され、そしてその後、残留硫酸は水酸化ナトリ ウムに対する滴定により評価される。このように測定されるアルカリ度は、通常 、対応する水酸化ナトリウムの重量%として報告される。ビスコース中のセルロ ースに対するアルカリの重量比は、一般に、ソーダ/セルロース比またはアルカ リ比と呼ばれる。 ビスコースは、標準(通常、従来)のビスコース繊維と、工業用 ヤーンおよびモダル繊維(ポリノジックタイプおよびHWMタイプを含む)のよ うな種々の特殊なタイプとの両方の製造のために用いることができ、全てのこの ような繊維はビスコースレイヨンとして一般に分類されている。ビスコースは、 セルロースフィルムおよびフードケースおよびティーバッグのようなセルロース 製品の製造に用いることもできる。このような特殊繊維は、特殊なビスコースの 使用を要求するが、他の製品は、一般に、標準(通常、従来)のビスコースを用 いて製造される。一般に、標準ビスコースの製造に用いる方法は、十分な製品特 性を維持しながら、コストを最小限にするという希望を反映するが、特殊タイプ の製造に用いる方法は特殊な製品特性を得るという主たる希望を反映し、コスト は重要性は二次的なものである。製品特性は、とりわけ、セルロース含有分、ア ルカリ含有分、粘度および熟成の度合い(キサントゲン酸置換度、γ値)を含む 押出におけるビスコースのパラメータ、および、硫酸含有分、硫酸ナトリウム含 有分、硫酸亜鉛含有分および温度のような浴のパラメータにより制御されること はよく知られている。これらおよび他のパラメータは相互に依存するものであり 、そして、もし、製品特性を維持し、または、最適化しようとするならば、1つ のパラメータの変更によって、1つ以上の他のパラメータの変更が必要になるこ とがある。 ビスコースプロセスにおいて用いられる、二硫化炭素、水酸化ナトリウムおよ び硫酸を含む、消費されうる薬品の量を低減することにより、ビスコースプロセ スのコストを低減しようとする努力が長年にわたってなされてきた。これまでに 挙げられた製品特性に対する努力とともに、ビスコースのろ過性は、(とりわけ )、アルカリセルロースおよび溶解用溶液のアルカリ度並びに用いる二硫化炭素 の量によって影響が及ぼされることはよく知られている。ろ過性は キサントゲン酸化工程中に導入される二硫化炭素の量ととも変化することはよく 知られている。工業規模の運転のための許容される最小量は、ウッドパルプの品 質および装置設計の進歩的な改良、薬品添加剤の使用、等によって、長年にわた って、CiAに対するCS2として、約30〜35%またはそれ以上から約25 〜30%に低減された。同様に、もし、ソーダ/セルロース比を特定の値よりも 下げると、ビスコースのろ過性は悪影響を受けるであろうということがよく知ら れている。最適なソーダ/セルロース比は約0.83であり、そして、このオー ダーの実比率は幾つかの特殊タイプの繊維の製造において用いられている。標準 ビスコースの製造において、工業規模の運転において用いられてよい最小のソー ダ/セルロース比は約0.55であることが判っており、その値は長年にわたっ て殆ど変化していない。 ビスコースの品質(即ち、ろ過性)は、その製造の重要工程、特に、浸漬、キ サントゲン酸化および溶解の工程の間に含まれるヘミセルロースの量とともに変 化することもよく知られている。もし、純粋なカセイソーダが浸漬および溶解工 程の間に用いられるならば、または、キサントゲン酸化の前にアルカリセルロー スからヘミセルロースを除去する努力がなされるならば、改良した結果は得られ る。純粋な薬品の使用は実験室においては現実的であるかもしれないが、工場に おいては現実的でないであろう。予備熟成されたアルカリセルロースからヘミセ ルロースを除去するように機能する、GB-A-1,256,790に記載されている「2段階 浸漬(double steeping)またはSINI技術」のような方法は商業的に許容され なかった。浸漬の間に溶解しているかなりの割合のヘミセルロースは、例えば、 溶解用溶液中に包含されることにより、満足される製品中に取り込まれてよく、 そして、この材料を廃棄することは商業上も、また、 環境上も健全でないであろう。 DE-A-2,941,624は、ウッドパルプからビスコースを製造するための方法を記載 しており、このウッドパルブは、浸漬工程の前に1〜30kGyの量の高エネル ギー電子により照射され、その後、19%未満、好ましくは約16%の水酸化ナ トリウムを含む溶液に浸漬される。このことは、従来法に対して多くの利点を有 すると言われている。浸漬工程において用いられる水酸化ナトリウムの濃度は下 げることができ、結果として、水酸化ナトリウム、二硫化炭素および硫酸の消費 における節約がなされうる。低下した二硫化炭素の使用の結果として、再生およ び洗浄の間に放出される二硫化炭素および硫化水素から生じる環境汚染が低減さ れる。適切に選ばれた照射度では、予備熟成工程は省略できる。CiVに対して 24〜28%のCS2を用いた良好なろ過性のビスコースの調製が例として挙げ られ、製品は8重量%のセルロースおよび5.3または5.8重量%のアルカリ (ソーダ/セルロース比、0.66または0.73)を含む。SU-A-1,669,916は 、このようなプロセスにおいて、より少量のCS2の使用を記載している。Ci Aに対して9.3%〜23.1%のCS2を用い、8.4重量%のセルロースお よび6.4重量%のアルカリ(ソーダ/セルロース比、0.76)を含む、満足 されるろ過性のビスコースの調製が例として挙げられる。 発明の開示 本発明の目的は、ビスコースプロセスのコストを、特に、工業規模での標準ビ スコースレーヨン繊維およびフィルムの製造において低減する手段を提供するこ とである。 本発明によると、ビスコースの製造法は提供され、その方法は、 (a)溶解グレードのウッドパルプを、1〜30kGy、好まし くは7〜23kGyの照射量で高エネルギービームによって照射すること、 (b)この照射されたウッドパルプを水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬させる こと、 (c)この浸漬され、照射されたウッドパルプをプレスし、アルカリセルロー スを形成させること、 (d)このアルカリセルロースをキサントゲン酸化して、キサントゲン酸セル ロースを生成させること、および、 (e)このキサントゲン酸セルロースを水性溶液中に溶解させて、ビスコース を形成させること、 の工程を含み、 ビスコース中のソーダ/セルロース比は0.35〜0.50の範囲であり、好 ましくは0.37〜0.45の範囲であることを特徴とする。本発明により製造 されたビスコースは良好なろ過性であることが驚くべきことに発見された。 本発明によると、伸長セルロース部材の製造法が更に提供され、その方法は、 (a)溶解グレードのウッドパルブを、1〜30kGy、好ましくは7〜23 kGyの照射量で、高エネルギービームによって照射すること、 (b)この照射されたウッドパルプを水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬させる こと、 (c)この浸漬され、照射されたウッドパルプをプレスして、アルカリセルロ ースを形成させること、 (d)このアルカリセルロースをキサントゲン酸化して、キサントゲン酸セル ロースを生成させること、 (e)このキサントゲン酸セルロースを水性溶液中に溶解させ、 ビスコースを形成させること、 (f)このビスコースをダイを通して酸性浴に押出し、そこで、ビスコースを 凝集させ、そして再生して、伸長セルロース部材を形成させること、および、 (g)この伸長セルロース部材を洗浄し、そして乾燥させること、 の工程を含み、 ビスコース中のソーダ/セルロース比は0.35〜0.50の範囲であり、好 ましくは0.37〜0.45の範囲であることを特徴とする。この伸長部材は繊 維またはフィルムの形態をとってよい。伸長部材は、他のビスコースパラメータ および酸性浴パラメータを大きく変更することなく、本発明により容易に製造で きること、および、このような伸長部材は、工程(a)を用いず、そしてビスコ ース中のソーダ/セルロース比が約0.55〜0.6である、完全に従来の技術 によって製造した伸長部材の性質と同等の性質を有することができることを意外 にも発見した。 ウッドパルプは、ハードウッドであっても、または、ソフトウッドであっても よく、硫酸塩もしくは亜硫酸塩法のような従来の方法によって製造されたもので あってよい。それは、通常、少なくとも85重量%、しばしば90〜98重量% のα−セルロースを含む。溶解グレードのセルロースの他の源も用いられてよい 。照射はイオン照射、好ましくは電子ビームを用いて行われるが、γ線のような 他のエネルギー源も用いてよい。照射は、便利には、アイソドーズ技術を用いて 行われてよく、即ち、照射源付近の表面および照射源からより離れた表面が受け る照射量が同等の大きさであるような厚さ、例えば、約5cmの厚さのウッドパ ルプの積層シート上で行われてよい。ウッドパルプ積層の内部に発生する二次電 子は積層のよ り離れた部分が受ける照射量を増加するように作用する。 浸漬は従来のいずれの方法で行われてもよく、選ばれた方法に適した温度にお いて、例えば、シート浸漬またはスラリー浸漬で行われてよい。浸漬溶液は、通 常、14〜20、しばしば、15〜17重量%の水酸化ナトリウム、および、0 .1〜5、しばしば、0.5〜3.0重量%のヘミセルロース(即ち、β−およ びγ−セルロースを含む、溶解した被酸化性材料であって、ジクロメート酸化に より評価できる)を含む。本発明の方法において、浸漬溶液中の水酸化ナトリウ ムの濃度は、未照射のウッドパルプにおけるよりも、有利には幾分低く、例えば 、1〜2%低い。アルカリセルロースは、好ましくは、28〜38、さらに好ま しくは32〜35重量%のセルロース、および、13〜16重量%のアルカリ( NaOHとして表記して)を含む。アルカリセルロースは、所望ならば、キサン トゲン酸化の前に予備熟成されてもよいが、もし、適切な照射量を用いるならば 、予備熟成は必要ない。従って、一般に、浸漬溶液中に予備熟成のための触媒を 含む必要はない。キサントゲン酸化の工程に導入されるセルロースの重合度(D .P.)は、好ましくは200〜500であり、より好ましくは250〜450 である。セルロースの重合度(D.P.)は水性の金属/アミン錯体溶剤、例え ば、銅アンモニア(cuprammonium hydroxide)溶液中のセルロースの希釈溶液の 粘度測定法により便利に評価される。TAPPIスタンダードT206をベース とする適切な方法を、以下において、試験法1として記載する。 1.セルロースのD.P.は1分子当たりの無水グルコース単位の数の測定値 である。このように測定されたD.P.は粘度平均D.P.であることが理解さ れるであろう。キサントゲン酸化工程は、従来の方法のいずれかにおいて、バッ チ様式で行われるか、また は、連続的に行われてよい。キサントゲン酸化工程に導入される二硫化炭素の量 はCiAに対して15〜30重量%、好ましくは15〜25重量%であってよい 。本発明の方法において、低下した量のCS2を使用することは、コスト面にお いて有利であるだけでなく、加えたCS2のより低い割合のものがH2S生成性の 副生成物に転化することも判った。水性の溶解用溶液は、通常、0〜3.0、し ばしば、0.5〜2.5重量%の水酸化ナトリウムを含む。溶解用溶液は水であ ってもよい。それは、また、浸漬溶液(一般に、浸漬溶液が希釈されて、溶解用 溶液が得られる)中に溶解したヘミセルロースおよび/またはリサイクルされた ビスコース(例えば、フィルターから回収されたもの)に由来する、溶解したセ ルロース材料を0〜1.0、しばしば、0.1〜1.0重量%含んでよい。ビス コースは、通常、7〜11重量%、好ましくは8〜10重量%のセルロースを含 む。良好な品質のビスコースは、CiAに対して15〜25%のCS2且つ0. 35〜0.50のソーダ/セルロース比を用いて製造されうることが驚くべきこ とに判った。 上記に記載したように、浸漬回路からある割合の溶液を取り出し、そしてそれ を希釈して溶解用溶液を提供することが一般に行われる。本発明の方法において 用いられる溶解用溶液は、一般に、従来の方法において用いられる溶液よりも低 い濃度の水酸化ナトリウムを含み、そしてその為、より少量の浸漬溶液しか取り 出す必要かないことは評価されるであろう。浸漬溶液中のヘミセルロースの平衡 濃度は、それ故、本発明の方法が用いられるときに、従来の方法が用いられる場 合よりも高い傾向がある。それ故、その濃度が所望されないほど高い平衡値に上 がらないように、浸漬溶液回路からヘミセルロースを除去することが望ましいで あろう。浸漬溶液からの過剰のヘミセルロースの除去の技術は知られており、そ して、透析お よび逆浸透を含む。 本発明の方法により調製されるビスコースは、従来の添加剤、例えば、浸漬、 キサントゲン酸化および溶解の工程を補助する界面活性剤、および紡糸変性剤と して機能するポリ(アルキレングリコール)およびアミンのようなビスコース添 加剤をさらに含んでよい。 ビスコースが所望の熟成度(塩値(salt figure)、ホッテンロス値(Hottenroth number)およびγ-値測定のような技術により評価されうる)を達成するまで、 再生の前にビスコースを貯蔵することが一般に必要である。比較的に少量のCS2 を使用することにより、比較的に低い初期γ-値となり、その為、過剰熟成を避 けるために、熟成時間および温度を注意深く制御する必要があるであろうという ことが理解されるであろう。このような場合には、γ-値を上げるために押出の 直前に、液体のCS2をビスコース中に注入することが有利であろう。この手順 は、このように導入されたCS2は高い効率および低い副生成物生成をもってセ ルロースと反応し、その為、CS2の全消費量は従来のものより少量であるとい う利点を有する。液体のCS2は、好ましくはビスコース中にバレルまたは同様 のミキサーによって混合される。それにより注入されるCS2の量はCiVに対 して0.1〜2.0%の範囲であろう。 本発明により調製されるビスコースは、従来法のように取り扱われ、そしてろ 過および脱気のような従来のプロセス操作に付され、そして従来の装置において 紡糸され、またはキャスティングされる。従来のビスコースと比較して、本発明 の方法により製造されたビスコースの低下したアルカリ度を補うために再生浴の 酸性度を下げることが望ましいことが判ったが、一般に、満足される製品を製造 するための標準的な紡糸条件に対する変更が殆ど必要ないことが驚くべきことに 判った。標準繊維の製造のための典型的な標準紡糸浴 は7〜12重量%の硫酸、0.5〜3重量%の硫酸亜鉛、および、12〜30、 しばしば、20〜30重量%の硫酸ナトリウムを含み、フィルムの製造のための 通常のキャスティング浴は、同様であるが、硫酸亜鉛を含まない。押出された伸 長部材は、従来法のように、洗浄され、仕上げられ、乾燥され、そして回収され てよい。試験法1−銅アンモニウム溶液の粘度およびD.P.の測定 この試験は、TAPPI標準T206 os−63をベースとする。15±0.1g /lの銅および200±5g/lのアンモニアを含み、そして0.5g/l未満の亜硝酸を含む 、銅アンモニア溶液(cuprammonium hydroxide solution)(Shirley Institute st andard)中にセルロースを溶解させ、正確に判っているセルロースの濃度(約1 %)の溶液を提供する。20℃においてShirleyビスコメータを通る溶液の流れ時 間を測定し、その時間から、粘度は標準的な方法で計算できる。粘度平均D.P .は下記の実験式を用いて決定される。 D.P.=412.4285 1 n〔100(t−k/t)/n.C〕−348 (式中、tは秒による流れ時間であり、kは重力定数であり、Cはチューブ定数 であり、そしてnはg/mlによる試験の温度における水の密度(20℃で0.9 982)である)。 本発明を次の例により例示し、ここで、部および割合は特に指示がないかぎり 重量基準である。 例1 溶解グレードのウッドパルプを高エネルギー電子ビームにより照射し、D.P .370とする。照射されたウッドパルプの試料300gをスラリー浸漬し、そ してスラリーを遠心分離して、アルカリセルロース(32〜33%セルロース、 14.5〜15.5%NaOH)を生じさせる。浸漬溶液中のNaOHの濃度は 200g/l であり、そして温度は40℃であった。この試料をキサントゲン酸化し、そして 溶解させて、ビスコースを生じさせた。溶解のために用いた溶液は、水を用いた 試料4を除いては、希水酸化ナトリウムであった。 照射していないウッドパルプの対照試料を、240g/lのNaOHを含む溶液中に 40℃において浸漬し、そして予備熟成してD.P.370とした。この試料を キサントゲン酸化し、そして希水酸化ナトリウム中に溶解させ、ビスコースを生 じさせた。さらなる実験の詳細および平均結果を表1に示す。 表1 ヘミg/lは浸漬溶液中のヘミセルロースの濃度を示す。A.R.はアルカリ比(SiV %/CiV%)を示す。B.F.は30℃における落下ボール法により測定したビスコー スの粘度を示す。°Hottは15%塩化アンモニウムを用いたホッテンロス法(Hot tenroth method)により測定された、新たに作ったビスコースの熟成度を示す。K wはろ過性を示し、より低い値であるほど、より良好な品質のビスコースである ことを示す。C.C.は1mlのビスコース当たりに8マイクロメートルより大きい サイズの溶解していない粒子を示し、1部のビスコースおよび4部の非常によく ろ過されたNaOH溶液からなる試料に 対して、コルターカウンター(Coulter Electronics Limitedの商標名)を用いて 測定されたものである。 試料1〜4は、対照よりも若干低いろ過性を示したが、全ての試料は非常に良 好なろ過性であると考えることができる。 試料1および対照試料を、50m/分でビスコース繊維製造において用いられ る標準紡糸金口を通して標準紡糸浴中に向けて紡糸し、延伸し、そして切断して 、1.3dtexである最終のデニールのステープル繊維を形成し、洗浄し、そ して乾燥した。紡糸安定性は良好であった。両方の試料は、生産規模で製造した 繊維と同様の繊維特性(靭性および伸長性)を有した。 例2 溶解グレードのウッドパルプ(SAICC0R、SAPPI-SAICC0R(Pty.)Ltd.の商標 名)(130トン(tonne))を高エネルギー電子ビーム(15.5kGyの表面 照射量)により照射し、D.P.370(パルプA)を提供した。第二の試料( 20トン)を照射(19kGyの表面照射量)し、D.P.350(パルプB) を提供した。照射したウッドパルプをスラリー浸漬し、そしてスラリーをロータ リープレスでプレスし、アルカリセルロース(名目で32〜35%セルロース、 14〜16%NaOH)を生じさせた。照射していない対照の試料およびパルプ Aを、16%のNaOHおよび20g/lのヘミセルロースを含む溶液中に40 ℃で浸漬し、パルプBを16%NaOHおよび30g/lのヘミセルロースを含 む溶液中に50℃で浸漬した。対照試料の場合には従来の予備熟成の後であるが 、パルプAおよびBの場合には予備熟成を行わずに、アルカリセルロースをバッ チ様式でキサントゲン酸化し、そして希水酸化ナトリウム中に溶解させ、ビスコ ースを生じさせた。照射したパルプは、より少ないCS2レベルにも係わらず、 より長いキサントゲン酸化 時間を必要とするようであった。実験の更なる詳細および平均の結果を表2に示 す。 A.R.はアルカリ比(SIV%/CIV%)を表す。B.F.は30℃における落下ボール法に より測定されるビスコースの粘度を表す。S.F.は新たに製造されたビスコースの 塩値(salt figure)(塩化ナトリウム法により測定された熟成度)を示す。Kwはろ 過性を表し、より低い値 はより良好な品質のビスコースを示す。C.Cは1mlのビスコース当たりに8マ イクロメートルを越えるサイズの溶解していない粒子を示し、1部のビスコース および4部の非常によくろ過された6%NaOH溶液からなる試料に対してコル ターカウンター(Coulter Electronics Limitedの商標名)を用いて測定される 。 照射されたパルプおよび照射されていないパルプから製造したビスコースの試 料を、CS2のH2S−生成性副生成物への転化に関する0、6および12時間の 老化で評価した。表3に示す結果が得られた。 表3 パルプ CiA%に対 CS2のH2Sへの転化率% するCS2% 0時間 6時間 12時間 対照 31 11.9 16.7 - 照射 22 7.8 12.1 15.2 このように、どの示した時間においても、本発明により製造されたビスコース から得られたH2Sの絶対量がより少量であるだけでなく、より低い割合のCS2がH2 S-生成性物質に転化された。このことは、経済的および環境的見地からみて顕著 な利点である。 ビスコースを、従来法のように、10〜12時間熟成し、ろ過し、脱気し、そして 1.3dtexの繊維に紡糸した。パルプAビスコースおよびパルプBビスコースでの 工場フィルターブロック性能は、CiAに対して31〜32%のCS2を用いて 製造した対照ビスコースのものと同等であった。 ビスコースを、50〜70m/分で、標準紡糸口金を通して、8.0〜9.5 %H2SO4、0.6〜0.9%ZnSO4および23.5〜28.0%Na2SO4 を含む浴中に向けて紡糸し、延伸 し、切断してステープル繊維を形成させ、洗浄し、そして乾燥した。対照試料お よびパルプA試料の名目の繊維D.P.は310であり、パルプB試料では28 0であった。 紡糸安定性および品質は全く良好であった。試し条件下(従来の操作の間の6 時間と比較して10〜12時間の熟成時間)において、低い生産速度で運転され た結果として、パルプAおよびパルプBの実験において、紡糸におけるビスコー スの塩値(salt figure)は低く、そして変えることができた。本発明の方法によ り製造された繊維は、それにも係わらず、満足できる引張特性、凝集性および染 料親和性を示した。この繊維の純度(発泡性、pH並びに水性抽出および有機抽 出により測定して)、その水膨潤性およびそのシンク時間は従来のように製造し た繊維と同等であった。 例3 下記表4に示した条件下で、例2に記載した試みの間にシングルバッチ実験を 行い、その結果を表4に示す。キサントゲン酸化物を水中に溶解し、最小の可能 なソーダ/セルロース比を得た。 表4 パルプ CiAに対 CiV SiV A.R. CS2% % % A 23.4 8.96 3.33 0.37 B 19.3 9.28 4.16 0.45 B 18.5 9.24 4.06 0.44 B 21.7 9.77 4.27 0.44 B.F. S.F. Kw C.C. 秒 52 6.3 - 9300 52 4.0 1020 11400 52 4.0 970 6000 69 5.2 490 5800
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)溶解グレードのウッドパルプを、1〜30kGy、好ましくは7〜 23kGyの照射量で高エネルギービームによって照射すること、 (b)この照射されたウッドパルプを水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬させる こと、 (c)この照射され、浸漬されたウッドパルプをプレスして、アルカリセルロ ースを形成させること、 (d)このアルカリセルロースをキサントゲン酸化させて、キサントゲン酸セ ルロースを生成させること、 (e)このキサントゲン酸セルロースを水性溶液中において溶解させ、ビスコ ースを形成させること、 の工程を含み、 ビスコース中のソーダ/セルロース比は0.35〜0.50、好ましくは0. 37〜0.45であることを特徴とする、ビスコースの製造法。 2.工程(b)において導入される水酸化ナトリウム水溶液は0.1〜5、好 ましくは0.5〜3重量%のヘミセルロース含有分を有することを特徴とする、 請求項1記載の方法。 3.キサトゲン酸化工程(d)において導入される二硫化炭素の量は、アルカ リセルロース中のセルロースの重量を基準として、15〜25重量%であること を特徴とする、請求項1または2記載の方法。 4.工程(e)において用いられる水性溶液は水であることを特徴とする、請 求項1〜3のいずれか1項記載の方法。 5.ビスコースは、7〜11、好ましくは8〜10重量%のセル ロース含有分を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の方 法。 6.(a)溶解グレードのウッドパルプを、1〜30kGy、好ましくは7〜 23kGyの照射量の高エネルギービームにより照射すること、 (b)この照射されたウッドパルプを水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬させる こと、 (c)この照射され、浸漬されたウッドパルプをプレスし、アルカリセルロー スを形成させること、 (d)このアルカリセルロースをキサントゲン酸化して、キサントゲン酸セル ロースを生成させること、 (e)このキサントゲン酸セルロースを水性溶液中に溶解させ、ビスコースを 形成させること、 (f)このビスコースをダイを通して酸性浴に押出し、そこで、ビスコースを 凝集させ、そして再生させて、伸長セルロース部材を形成させること、および、 (g)この伸長セルロース部材を洗浄し、そして乾燥させること、 の工程を含み、 ビスコース中のソーダ/セルロース比が0.35〜0.50であり、好ましく は0.37〜0.45であることを特徴とする、伸長セルロース部材の製造法。 7.キサントゲン酸化工程(d)において導入される二硫化炭素の量は、アル カリセルロース中のセルロースの重量を基準として15〜25重量%であること を特徴とする、請求項6記載の方法。 8.工程(e)において用いられる水性溶液が水であることを特徴とする、請 求項6または7記載の方法。 9.押出工程(f)の前に、二硫化炭素がビスコース中に注入されることを特 徴とする、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。 10.前記伸長部材が標準ビスコースレーヨン繊維であることを特徴とする、 請求項6〜9のいずれか1項記載の方法。
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