JP5094363B2 - 自動車用燃料タンクの製造装置 - Google Patents

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本発明は、熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造装置に関するものであり、特に、熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形することにより外壁が形成され、内部に内蔵部品を有する自動車用燃料タンクの製造装置に関するものである。
従来、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
一方、ブロー成形方法においても、燃料タンクの内部にバルブ類や燃料の流動音を抑制するためのバッフルプレート等の内蔵部品を設けることが求められている。
そこで、内蔵部品を樹脂枠にセットして、その樹脂枠を金型内にセットして、ブロー成形して樹脂枠を燃料タンクの外壁の内周面に固着して内蔵部品を燃料タンク内部に取付けるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしこの場合には、内蔵部品220を樹脂枠にセットして燃料タンクの外壁の内周面に固着するため、成形後に樹脂枠を切除する手間が必要であり、小さい内蔵部品220では、樹脂枠が大きくなり、重量が増加する場合がある。
また、燃料タンクの内部に内蔵部品220を設けるには、図15〜図16に示すように保持棒241ど内蔵部品220を保持して行っている場合もある(例えば、特許文献2および特許文献3参照。)。
それは、まず、図15に示すように、パリソン208がブロー成形金型240内に入る前に内蔵部品220を保持棒241に載せて、ブロー成形金型240を開いて、その内部に位置させる。その後、ブロー成形金型240を開いたままで、パリソン208を下降させて、パリソン208の内部に内蔵部品220が位置するようにする。
その後、図16に示すように、ブロー成形金型240を閉じる前に、ブロー成形金型240の両側から押圧ピン242を出し、パリソン208を押圧して、パリソン208を内蔵部品220の側端に押付ける。このとき、パリソン208の内面はまだ固化していないので、パリソン208と内蔵部品220の側端は、融着することができる。
そして、保持棒241を下降させて、ブロー成形金型240を閉じて、空気を吹き込み、ブロー成形を行う。
この製造装置において、内蔵部品220は簡単な構造であるため、単に保持棒241の先端に置かれているが、燃料タンクの内蔵部品220のように複雑な形状においては、内蔵部品220を保持棒241によりパリソン208の中の所定の位置に確実に保持する必要がある。しかしそのため、ブロー成形中に、パリソン8の先端部分を閉じることが十分でなかった。
特開平1−301227号公報 特開平6−143396号公報 米国特許第5326514号公報
そのため、本発明は、内蔵部品を有する燃料タンクの製造において、パリソンを確実に塞ぎ、精度あるブロー成形をすることができる自動車用燃料タンクの製造装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、内部に内蔵部品を取付けられ、熱可塑性合成樹脂で形成された外壁を有する自動車用燃料タンクをブロー成形で形成する自動車用燃料タンクの製造装置において、
自動車用燃料タンクの製造装置は、自動車用燃料タンクの外壁を成形するブロー成形金型と、自動車用燃料タンク内に内蔵部品を取付けるために、ブロー成形金型の開閉部に内蔵部品を保持する内蔵部品保持装置を有し、
ブロー成形金型は、開閉可能な2つの型を有し、開閉面に自動車用燃料タンクを形成するキャビティーが形成され、パリソンを挟持してキャビティーで自動車用燃料タンクの外壁を成形し、
内蔵部品保持装置は、内蔵部品を保持する保持棒を設け、保持棒はブロー成形金型が開いたときに、ブロー成形金型が開いたキャビティーに対向する位置に内蔵部品を保持し、ブロー成形金型が閉じたときにパリソンの内部に内蔵部品が位置し、パリソンが挟持された後に、ブロー成形金型から抜け出るように進退自在に構成され、
ブロー成形金型の下方に保持棒と共にパリソンを挟持する第1ピンチ板と、第1ピンチ板と並行に第2ピンチ板を形成し、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ複数に当接部で分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動し、第1ピンチ板は、保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、保持棒とパリソンを同時に挟持し、第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、保持棒が抜けた後にパリソンを挟持するように構成されたことを特徴とする自動車用燃料タンクの製造装置である。
請求項1の本発明では、自動車用燃料タンクの製造装置は、自動車用燃料タンクの外壁を成形するブロー成形金型と、自動車用燃料タンク内に内蔵部品を取付けるために、ブロー成形金型の開閉部に内蔵部品を保持する内蔵部品保持装置を有する。このため、ブロー成形において、燃料タンクの外壁を形成するパリソン内部の所定位置に内蔵部品を取付けることができる。
ブロー成形金型は、開閉可能な2つの型を有し、開閉面に自動車用燃料タンクを形成するキャビティーが形成され、パリソンを挟持してキャビティーで自動車用燃料タンクの外壁を成形する。このため、パリソンをブロー成形金型のキャビティー部分で挟持して、パリソンを膨らませて所望の形状の自動車用燃料タンクを成形することができる。
内蔵部品保持装置は、内蔵部品を保持する保持棒を設け、保持棒はブロー成形金型が開いたときに、ブロー成形金型が開いたキャビティーに対向する位置に内蔵部品を保持する。このため、内蔵部品をブロー成形金型のキャビティーの所定位置に保持することができ、燃料タンクの内部の所定位置に確実に取付けることができる。
ブロー成形金型が閉じたときにパリソンの内部に内蔵部品が位置し、パリソンが挟持された後に、ブロー成形金型から抜け出るように進退自在に構成されている。このため、ブロー成形金型の開いたときに、ブロー成形金型のキャビティーの位置に内蔵部品を保持し、ブロー成形金型に挟持されたパリソンの内部に内蔵部品を取り付けた後に、パリソンの開口部を確実に塞ぐことができる。
ブロー成形金型の下方に保持棒と共にパリソンを挟持する第1ピンチ板と、第1ピンチ板の直下に第2ピンチ板を形成し、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ複数に当接部で分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動し、第1ピンチ板は、保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、保持棒とパリソンを同時に挟持し、第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、保持棒が抜けた後にパリソンを挟持するように構成された。このため、分割された第1ピンチ板の当接部で保持棒とパリソンを挟持して、パリソンの先端を閉じて、内蔵部品をパリソンに取付け、分割された第2ピンチ板の当接部でパリソンを完全に閉じて、ブロー成形を完全にすることができる。
請求項2の本発明は、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ2分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動し、第1ピンチ板は、保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、保持棒とパリソンを同時に挟持し、第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、当接部が形成され、保持棒が抜けた後にパリソンを挟持する自動車用燃料タンクの製造装置である。
請求項2の本発明では、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ2分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動する。このため、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、パリソンを横方向から直角に確実に挟持することができ、パリソンを完全に閉じることができる。
第1ピンチ板は、保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、保持棒とパリソンを同時に挟持するため、保持棒があっても保持棒に沿ってパリソンを閉じることができる。
第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、保持棒が抜けた部分のパリソンの孔を挟持するため、パリソンを完全に挟持することができる。
請求項3の本発明は、第2ピンチ板は、第1ピンチ板よりも小さく形成された自動車用燃料タンクの製造装置である。
請求項3の本発明では、第2ピンチ板は、第1ピンチ板よりも小さく形成されたため、保持棒が抜けた部分のパリソンの孔を小さな設備で確実に閉じることができる。
請求項4の本発明は、保持棒は複数本設けられ、第1ピンチ板の凹部は、複数の保持棒に対応した数の複数の凹部が形成された自動車用燃料タンクの製造装置である。
請求項4の本発明では、保持棒は複数本設けられ、第1ピンチ板の凹部は、複数の保持棒に対応した数の複数の凹部が形成された。複数の保持棒を有するため、大きな形状の内蔵部品を、内蔵部品が変形することなく、取付けることができ、内蔵部品が保持棒の周りを回転することが防止できる。また、第1ピンチ板の複数の保持棒に対応した数の複数の凹部により、保持棒とパリソンを同時に挟持して、パリソンを閉じることができる。
請求項5の本発明は、燃料タンクの外壁を形成するパリソンは、外側から、外部本体層、外部接着剤層、バリヤ層、内部接着剤層と内部本体層の5層で形成され、外部本体層と内部本体層は、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成され、バリヤ層はエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)で形成され、外部接着剤層と内部接着剤層は、高密度ポリエチレン(HDPE)とバリヤ層の両方に接着性を有する合成樹脂で形成され、パリソンをブロー成形する自動車用燃料タンクの製造装置である。
請求項5の本発明では、燃料タンクの外壁を形成するパリソンは、外部本体層と内部本体層は、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成されたため、燃料タンクの外側は、充分な剛性と耐衝撃性を有するとともに、内部本体層に燃料が浸透しても燃料タンクの剛性を確保し、耐衝撃性を向上させることができる。
バリヤ層はエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)で形成されるため、ガソリンの透過防止性に優れるとともに、溶融成形が可能で加工性にも優れている。また、高湿度下において、あるいはアルコールを含有するガソリンに対しても優れた透過防止性を有する。外部接着剤層と内部接着剤層は、高密度ポリエチレン(HDPE)とバリヤ層の両方に接着性を有する合成樹脂で形成されたため、外部接着剤層と内部接着剤層は、バリヤ層と、外部本体層及び内部本体層とをそれぞれ強固に接着して、燃料タンクの各層間を強固に接着し、一体化させて、燃料透過防止性と、強度を有する燃料タンクの聖像装置である。
本件発明は、第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ複数に当接部で分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動し、第1ピンチ板は、保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、保持棒とパリソンを同時に挟持し、第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、保持棒が抜けた後にパリソンを挟持するように構成されため、第1ピンチ板で保持棒とパリソンを挟持して、パリソンの先端を閉じて、内蔵部品をパリソンに取付ける。さらに、保持棒が抜けた後のパリソンの孔を第2ピンチ板で完全に閉じて、ブロー成形を完全にすることができる。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク1について、図1〜図14に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態の燃料タンク1の斜視図であり、図2は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク1の外壁10の一部断面図であり、外壁10の多層構造の構成を示すものである。
図3は、本発明の実施の形態において使用する自動車用の燃料タンク1の内部に取付けられる内蔵部品20を示す斜視図であり、図4は、本発明の自動車用の燃料タンク1の製造装置のブロー成形金型40と内蔵部品保持装置50の斜視図である。
図5〜図10は、燃料タンク1を製造するブロー成形する工程を示す図であり、図11〜図14は第1ピンチ板43と第2ピンチ板44の作動を示す図である。
本発明の実施の形態で製造される燃料タンク1は、図1に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
また、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付孔6が形成されている。
本実施の形態において製造される燃料タンク1は、後述するブロー成形の製造装置で製造されるが、燃料タンク1の外壁は、ブロー成形で形成され、その外壁10は、図2に示すように、外側から順に表皮層11、外部本体層12、外部接着剤層13、バリヤ層14、内部接着剤層15及び内部本体層16から形成されている。外壁10の構成については後述する。
燃料タンク1の内部には、例えば、図3に示す内蔵部品20が取付けられている。内蔵部品20の取付け方法については後述する。
まず、図3に基づき、第1の実施の形態の内蔵部品20について説明する。内蔵部品20は、複数の箱状物25を一体的に連結して形成されている。箱状物25は、内部に空間を有し、各部分には孔26が複数個形成されている。このため、燃料タンク1内の燃料油は、箱状物25内を自由に出入りできるとともに、燃料タンク1内部の燃料油の波うちを防止して、波うち音の発生を防止することができる。更に、箱状物25内に、燃料ポンプ、等のキャニスター等を取付けることができる。
また、箱状物25の側面には挿入孔27が形成され、挿入孔27には後述するように第1保持棒51と第2保持棒52が挿入される。図3では、挿入孔27は図面の手前の2つの箱状物25の右側面に形成されているが、奥の箱状物25の側面にも挿入孔27が形成されている。そして、図3の矢印Aの方向から第1保持棒51と第2保持棒52が挿入される。
箱状物25にそれぞれ燃料タンク1の外壁10の上側と下側に当接する柱部材21が形成されている。このため、柱部材21で燃料タンク1内に箱状物25を所定の位置に取付けることができる。更に、柱部材21で燃料タンク1の外壁10の上側と下側を支えて、強度を増加させるとともに、燃料タンク1の収縮と膨張を保持することができる。柱部材21の先端には、取付部材30が取付けられている。
柱部材21は、燃料タンク1の内部の所定の位置に取付けられて、後述するように取付部材30が燃料タンク1の外壁10の上側と下側の内面に融着されることにより、燃料タンク1内に取付けられて、燃料タンク1の外壁10の上側と下側の複数の部分を保持することができる。このため、燃料タンク1の外壁10の強度を増加させることができるとともに、燃料タンク1の膨張や収縮を防止できるとともに、衝撃に対しても強度を維持することができる。
柱部材21は、それぞれ寸法変化吸収部材23が形成されている。また、箱状物25を一体的に連結する連結部分にそれぞれ寸法変化吸収部材23が形成されている。寸法変化吸収部材23で箱状物25を連結しても良く、あるいは梁部材で連結し、梁部材に寸法変化吸収部材23を形成してもよい。
柱部材21に寸法変化吸収部材23を形成したため、燃料タンク1や箱状物25が膨張や収縮しても柱部材21に取付けられた寸法変化吸収部材23が撓んで、柱部材21と燃料タンク1の外壁10が剥離することがなく、燃料タンク1の強度を維持することができる。また、燃料タンク1への衝撃も吸収することができる。
箱状物25を一体的に連結する連結部分に形成された寸法変化吸収部材23により、燃料タンク1や箱状物25の横方向の膨張や収縮を吸収することができ、箱状物25の燃料タンク1内の位置を維持することができる。
また、バッフルプレートや、各種のホース類と接続するバルブ類や、燃料タンク1の内部に設けられるサブタンク等を箱状物25に設けることができる。箱状物25の替わりに、柱部材21を横方向に連結した梁部材を使用することができる。
さらに、梁部材の一部に燃料タンク1の外壁10の収縮あるいは膨張に対応するために寸法変化吸収部材23を形成することができる。
内蔵部品20は、ポリアセタール、高密度ポリエチレン(HDPE)等の耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂で形成することができる。これにより燃料タンク1の強度を向上させることができるとともに、燃料タンク1の内部に取付けられても、燃料油による膨潤等で剛性が低下することがない。
柱部材21の先端には取付部材30が取付けられている。取付部材30は、図3に示すように円筒状又は四角形の筒状に形成する場合や、平板状に形成する場合がある。
取付部材30は、内蔵部品20と連結又は連続する連結部31と、燃料タンク1の外壁10の内面に当接する当接部32から形成される。
本実施の形態では、連結部31は、円筒状に形成され、内部が中空状である。連結部31の下端には、係止部が形成され、連結部31が柱部材21の先端に嵌め込まれたときに、係止部の爪が柱部材21の先端に係合されて、取付部材30が強固に取付けられる。
平板状の取付部材30は、連結部31はなく、当接部32の下面に設けられた突起や、接着面で柱部材21の先端に係止又は接着して取付けられる。
当接部32は、燃料タンク1の外壁10の内面に密着する円形の当接面33と、当接面33から突出し断面形状が三角形で、燃料タンク1の外壁10の内部に侵入する突条34が形成されている。突条34は、図3の形態では、円弧状に複数本平行に形成されている。このため、当接面33のどちらの方向にもずれることがなく、全方向において、当接面33が強固に燃料タンク1の外壁10に溶着されることができる。
次に、本発明の自動車用燃料タンク1の製造装置と、その装置を使用したブロー成形による燃料タンク1の製造方法を、図4〜図14に基づき説明する。
まず図4に示すように、自動車用燃料タンク1の製造装置は、ブロー成形金型40と内蔵部品保持装置50から構成されている。
ブロー成形金型40は、パーティングラインで2つに分割して形成され、ブロー成形金型移動装置(図示せず)で左右に開くことが可能なようにスライドされる。ブロー成形金型40は、内部に燃料タンク1を形成するキャビティー41が形成されている。更に、左右のブロー成形金型40にはそれぞれスライド可能な押圧ピン42が設けられている。
ブロー成形金型40の下部には、図5〜図14に示すように、第1ピンチ板43と第2ピンチ板44が取付けられている。
第1ピンチ板43は、図11と図14に示すように、2枚の長方形の板状に当接部43cで分割して形成され、第1シリンダー48で左右方向、即ち後述する保持棒、保持棒を2本設けた場合は、第1保持棒51と第2保持棒52に対し直角にスライド可能に取付けられて、当接部43cで2枚の第1ピンチ板43は当接する。第1ピンチ板43の分割は3枚以上に分割することもできる。
第1ピンチ板43の当接部43cは、図14に示すように、それぞれ保持棒と当接する部分が保持棒を挟持することができるように凹部43bが形成されている。これにより、パリソン8と保持棒を一緒に挟持することができ、保持棒があってもパリソン8を閉じることができる。凹部43bは、図14では1つ形成されているが、保持棒が複数ある場合には、保持棒の数に合わせて形成される。
第2ピンチ板44は、第1ピンチ板43の直下に設けられ、第1ピンチ板43と同様に第2シリンダー49で左右方向、即ち後述する保持棒に対し直角にスライド可能に取付けられて、当接部44cで2枚の第2ピンチ板44は当接する。
第2ピンチ板44は、第1ピンチ板43よりも小さく形成される。これは、第2ピンチ板44が、パリソン8の保持棒の抜けた孔を閉じればよいからである。また、第2ピンチ板44には、凹部は形成されない。従って、第2シリンダー49も小さくすることができる。
内蔵部品保持装置50には、内蔵部品20を保持する保持棒が設けられている。本発明の実施の形態では2本の第1保持棒51と第2保持棒52が設けられているが、1本でも多数本でもよい。2本の保持棒の場合は、第1保持棒51と第2保持棒52を上下にスライドさせる保持棒スライド機構53が設けられている。第1保持棒51と第2保持棒52の2本の保持棒があるため、内蔵部品20が保持棒に対して回転方向に移動することがなく、キャビティー41に対して回転方向と横方向の位置決めを確実にすることができる。
第1保持棒51と第2保持棒52には、それぞれ下から第1段差54と第2段差55が形成され、第1段差54と第2段差55の部分で、その直径が段々に細くなるように形成してもよい。この第1保持棒51と第2保持棒52は、図3に示す内蔵部品20の箱状物25の側面に形成された挿入孔27に挿入される。
このため、第1段差54で図3における手前の箱状物25の挿入孔27を係止し、保持し、第2段差55で図3における奥の箱状物25の挿入孔27を係止し、保持する。このため、それぞれの保持棒で内蔵部品20の複数の部分を複数の段差で、確実に係止して保持することができ、軟らかい内蔵部品20や大きな内蔵部品20の各部分を確実に燃料タンク1内部の所定位置に保持することができる。
段差を形成せず、第1保持棒51と第2保持棒52を徐々に先細りの形状にしても、挿入孔27の径をそれに応じて形成すれば、所定の位置に内蔵部品20を保持することができる。
このようにして、第1保持棒51と第2保持棒52は、本実施の形態では断面形状が円形であるが、楕円形にすることもできる。断面形状が円形又は楕円形のため、後述する内蔵部品20の挿入孔27と位置あわせが容易であり、内蔵部品20に形成された挿入孔27に第1保持棒51と第2保持棒52を挿入することが容易である。
まず。第1保持棒51と第2保持棒52に内蔵部品20を保持させる。その後、第1保持棒51と第2保持棒52は、ブロー成形金型40が開いたときに、保持棒スライド機構53が第1保持棒51と第2保持棒52を上方にスライドさせて、ブロー成形金型40のキャビティー41の位置に内蔵部品20を位置させることができる。
ブロー成形金型40が閉じてパリソン8の内部に内蔵部品20が位置し、パリソン8がブロー成形金型40に挟持された後に、第1保持棒51と第2保持棒52は、ブロー成形金型40から抜け出るように進退自在に構成されている。ブロー成形金型40に挟持されたパリソン8に内蔵部品20をパリソン8の内部に取り付けた後に、後述するように、パリソン8の開口部を確実に塞ぐことができる。
次に図5〜図14に基づき、本発明の燃料タンク1の製造設備を使用した製造方法を説明する。
まず、図5に示すように、ブロー成形金型40を開き、上記のように内蔵部品20を第1保持棒51と第2保持棒52に保持して、保持棒スライド機構53により内蔵部品20をブロー成形金型40が開いた内部のキャビティー41の部分に位置させる。そして、パリソン8を下降させて、内蔵部品20をパリソン8の内部に位置させる。
その後、図6に示すように、ブロー成形金型40を開いたままで、ブロー成形金型40の下部に取付けられている、パリソン8の先端部分を第1保持棒51と第2保持棒52とともに挟持する。
このとき、図12に示すように、2枚の第1ピンチ板43は、それぞれ第1シリンダー48により第1保持棒51および第2保持棒52の方向にスライドするが、第2ピンチ板44はスライドしない。これにより、第1保持棒51と第2保持棒52を挟みつつパリソン8の先端を閉塞すると同時にパリソン押出ダイの中央に空いた孔から空気を所定量吹き込んでプリブローしてパリソン8を膨らませる。これによりパリソン8が対向するパリソン8と当接することや、内蔵部品に干渉することを防止できる。さらに後述するようにエアノズル47をパリソン8に刺し込むときにパリソン8に張りを持たせて、刺し込み易くすることができる。
そして、図7に示すように、ブロー成形金型40を若干閉じるとともに、ブロー成形金型40に設けられた複数の押圧ピン42をスライドさせる。このとき、複数の押圧ピン42は、内蔵部品20の取付部材30と対応する位置に設けられているので、パリソン8を内蔵部品20に取付けられた取付部材30と押圧ピン42で挟むように押圧することができる。
そうすると、パリソン8の内面はまだ溶融状態にあるため、上述のように、取付部材30の当接部32の突条34がパリソン8の内面に進入し、当接部32とパリソン8が融着することができる。このとき、内蔵部品20は、第1保持棒51と第2保持棒52および押圧ピン42により保持されているので、取付部材30と内蔵部品20は、燃料タンク1の外壁の内面の所定の位置に確実に取付けられることができる。
その後、図8と図13に示すように、内蔵部品20を押圧ピン42により保持したままで、第1保持棒51と第2保持棒52を保持棒スライド機構53により下降させて、ブロー成形金型40から抜き、2枚の第2ピンチ板44をそれぞれ第2シリンダー49によりスライドさせて、2枚の第2ピンチ板44を当接させパリソン8を閉じる。2枚の第2ピンチ板44の当接部44c、44cは、それぞれ、凹部はなく、直線状に形成されているため、第1保持棒51と第2保持棒52により生じたパリソン8の先端部の孔を塞ぐことができる。
第1保持棒51と第2保持棒52を抜いた状態では、パリソン8の孔から内部の空気が抜けて、パリソン8が縮んでしまうため、第1保持棒51と第2保持棒52を抜いた後、直ちに2枚の第2ピンチ板44を閉じてパリソン8を塞ぐ。これによりパリソン8が縮むのを防止して、パリソン8が対向するパリソン8と当接したり、内蔵部品と干渉したりすることを防止できる。
このとき、第2ピンチ板44を第1ピンチ板43よりも上に設けると第1保持棒51と第2保持棒52の先端が第2ピンチ板44を通過した後第1ピンチ板43を通過する前に直ちにパリソン8を閉塞できるので好ましい。
さらに、図9に示すように、ブロー成形金型40をさらに閉じて、スライドカッター46でパリソン8を切断する。このとき、ブロー成形金型40は完全に閉じてなく、若干開いたままである。ブロー成形金型40を閉じるときには、押圧ピン42は、そのままパリソン8と内蔵部品20を押圧続ける。これにより、内蔵部品20を所定位置に保持し続けることができる。
そして、エアノズル45からパリソン8の内部に空気を吹き込み、パリソン8の外面をブロー成形金型40に押圧して、燃料タンク1の形状を概略形成する。
その後さらに、図10に示すように、ブロー成形金型40を完全に閉じる。これによりパリソン8の先端と後端は、ブロー成形金型40により完全に閉じられることができる。このとき、押圧ピン42の先端面とブロー成形金型40のキャビティー内面とは同一平面になることができる。そして、さらにエアノズル45からパリソン8の内部に空気を吹き込み、パリソン8の外面をブロー成形金型40に完全に押圧して、燃料タンク1の形状を完全に形成する。そして、エアノズル45から空気を吹き込み、エア抜き47から空気を取出して、パリソン8の内部に空気を循環させてブロー成形を完了する。その後、ブロー成形金型40を開き、燃料タンク1を取出す。
本発明の自動車用の燃料タンク1の製造装置で使用されるパリソン8は、6層から構成されるパリソンが使用される。6層以上の層構成を有するパリソンを使用することもできる。また、後述するように、表皮層11は外部本体層12に再生部材や、フィラー等を混入する場合に使用されるが、表皮層11を省略することもできる。
表皮層11、外部本体層12は、耐衝撃性が大きく、燃料油に対しても剛性が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることが好ましい。外部本体層12が、無機フィラーを含有した場合には、外部本体層12の表面を覆うため、表皮層11が使用され、表面に無機フィラーが出ることがなく、表面を円滑にすることができる。
表皮層11と外部本体層12と、後述する内部本体層16に使用する高密度ポリエチレン(HDPE)は、例えば、具体的には以下のポリエチレンを使用することができる。
高密度ポリエチレン(HDPE)は、溶融流動速度(MRF:21.6kg/10min)が5〜7であって、密度(g/cm3)が0.944〜0.950のものを使用することができる。
外部本体層12は、高密度ポリエチレン(HDPE)を主に含有する再生材を主材として形成してもよい。高密度ポリエチレン(HDPE)を主に含有する再生材は、例えば、使用後に回収された燃料タンク1を粉砕してリサイクルして使用する場合や、燃料タンク1の製造工程中で発生する製造工程中で発生する切れ端や不良品を粉砕してリサイクルして使用する場合がある。燃料タンク1は、主として高密度ポリエチレン(HDPE)から構成されているため、燃料タンク1を粉砕した再生材は、高密度ポリエチレン(HDPE)を主として有している。
これ等の再生材を100%使用する場合と、再生材に新材の高密度ポリエチレン(HDPE)を混合して使用する場合がある。
バリヤ層14は、燃料油の透過が極めて少ない熱可塑性合成樹脂から形成されている。バリヤ層14を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、半芳香族ナイロン(PPA)を使用することができるが、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)が好ましい。
バリヤ層14を有するため、後述する内部本体層16を浸透してきたガソリン等の燃料油を、バリヤ層14で透過を防ぐことができ、大気中に燃料油が蒸発することを防止できる。
バリヤ層14として、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)を使用する場合は、ガソリンの透過防止性に優れるとともに、溶融成形が可能で加工性にも優れている。また、高湿度下においても、ガソリンの透過防止性に優れている。さらに、アルコールを含有するガソリンに対しても優れた透過防止性を有することができる。
外部接着剤層13は、外部本体層12とバリヤ層14の間に設けられて、この2層を接着し、内部接着剤層15は、内部本体層16とバリヤ層14の間に設けられて、この2層を接着する。外部接着剤層13と内部接着剤層15は、同じ材料で形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)とバリヤ層14の両方に接着性を有する合成樹脂で形成される。このため、外部接着剤層13と内部接着剤層15は、バリヤ層14と、外部本体層12及び内部本体層16とをそれぞれ強固に接着して、それぞれの層が一体的に密着して、燃料タンク1の燃料透過防止性と、強度を確保することができる。
外部接着剤層13と内部接着剤層15に使用される接着性の熱可塑性合成樹脂としては、例えば、変性ポリオレフィン樹脂を使用することができ、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン樹脂、特に不飽和カルボン酸変性ポリエチレン樹脂が好ましい。これは、ポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸を共重合又はグラフト重合させることにより製造することができる。
内部本体層16は、表皮層11で述べたように、表皮層11の使用するものと同じ材料である高密度ポリエチレン(HDPE)を使用する。
内部本体層16は、燃料タンク1の外壁10の全体の厚さの15%〜67%の厚さを有する。外壁10は全体として3mm〜8mmの肉厚を有するため、0.45mmから5.36mmの範囲の肉厚を有する。これにより、燃料タンク1の外壁10は、内部本体層16が充分な肉厚を有するため、燃料で膨潤しても剛性を保ち、耐衝撃性を確保することができる。
本発明の実施の形態である燃料タンク斜視図である。 本発明の燃料タンクの外壁の構造を示す部分拡大断面図である。 本発明の燃料タンクの内部に取付けられる内蔵部品の斜視図である。 本発明の燃料タンクの製造装置の斜視図である。 本発明の燃料タンクの製造装置のブロー成形金型を開いた状態の断面図である。 本発明の燃料タンクの製造装置のブロー成形金型を開いて、パリソンの先端を閉じた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型の押圧ピンをスライドさせた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型の押圧ピンをスライドさせ、保持棒をブロー成形金型から抜いた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型を若干閉じて、パリソン内部に空気を吹き込んだ状態の断面図である。本発明の燃料タンクの製造装置のブロー成形金型を開いた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型を完全に閉じた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示す第1ピンチ板を閉じた状態の平面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示す第1ピンチ板を閉じた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示す第2ピンチ板を閉じた状態の断面図である。 本発明の燃料タンク製造装置を示す第1ピンチ板と第2ピンチ板の斜視図断面図である。 従来の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型を閉じた状態の断面図である。 従来の他の燃料タンク製造装置を示すブロー成形金型の押圧ピンをスライドさせた状態の断面図である。
符号の説明
1 燃料タンク
8 パリソン
10 外壁
20 内蔵部品
30 取付部材
40 ブロー成形金型
41 キャビティー
42 押圧ピン
43 第1ピンチ板
43b、44b 凹部
44 第2ピンチ板
45 エアノズル
50 内蔵部品保持装置
51 第1保持棒
52 第2保持棒

Claims (5)

  1. 内部に内蔵部品を取付けられ、熱可塑性合成樹脂で形成された外壁を有する自動車用燃料タンクをブロー成形で形成する自動車用燃料タンクの製造装置において、
    上記自動車用燃料タンクの製造装置は、上記自動車用燃料タンクの外壁を成形するブロー成形金型と、上記自動車用燃料タンク内に上記内蔵部品を取付けるために、上記ブロー成形金型の開閉部に上記内蔵部品を保持する内蔵部品保持装置を有し、
    上記ブロー成形金型は、開閉可能な2つの型を有し、開閉面に上記自動車用燃料タンクを形成するキャビティーが形成され、パリソンを挟持して該キャビティーで自動車用燃料タンクの外壁を成形し、
    上記内蔵部品保持装置は、上記内蔵部品を保持する保持棒を設け、該保持棒は上記ブロー成形金型が開いたときに、上記ブロー成形金型が開いた上記キャビティーに対向する位置に上記内蔵部品を保持し、上記ブロー成形金型が閉じたときに上記パリソンの内部に上記内蔵部品が位置し、上記パリソンが挟持された後に、上記ブロー成形金型から抜け出るように進退自在に構成され、
    上記ブロー成形金型の下方に上記保持棒と共にパリソンを挟持する第1ピンチ板と、該第1ピンチ板と並列に第2ピンチ板を形成し、上記第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ複数に当接部で分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで上記保持棒に対して直角方向に移動し、上記第1ピンチ板は、上記保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、上記保持棒と上記パリソンを同時に挟持し、上記第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、上記保持棒が抜けた後に上記パリソンを挟持するように構成されたことを特徴とする自動車用燃料タンクの製造装置。
  2. 上記第1ピンチ板と第2ピンチ板は、それぞれ2分割して形成されるとともに、それぞれシリンダーで保持棒に対して直角方向に移動し、上記第1ピンチ板は、上記保持棒を挟持できるように当接部の挟持部分に凹部が形成され、上記保持棒と上記パリソンを同時に挟持し、上記第2ピンチ板は、凹部のない直線状の当接部が形成され、上記保持棒が抜けた後に上記パリソンを挟持する請求項1に記載の自動車用燃料タンクの製造装置。
  3. 上記第2ピンチ板は、上記第1ピンチ板よりも小さく形成された請求項1または請求項2に記載の自動車用燃料タンクの製造装置。
  4. 上記保持棒は複数本設けられ、上記第1ピンチ板の凹部は、複数の上記保持棒に対応した数の複数の凹部が形成された請求項2または請求項3に記載の自動車用燃料タンクの製造装置。
  5. 上記燃料タンクの外壁を形成するパリソンは、外側から、外部本体層、外部接着剤層、バリヤ層、内部接着剤層と内部本体層の5層で形成され、上記外部本体層と内部本体層は、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成され、上記バリヤ層はエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)で形成され、上記外部接着剤層と内部接着剤層は、高密度ポリエチレン(HDPE)とバリヤ層の両方に接着性を有する合成樹脂で形成され、上記パリソンをブロー成形する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用燃料タンクの製造装置。
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