JP5094256B2 - 圧縮機制御装置 - Google Patents
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Description
また、圧縮機の振動は騒音の発生原因ともなる。特に、冷蔵庫や家庭用エアコン等では負荷トルク脈動の大きいシングルロータリ型の圧縮機やレシプロ型の圧縮機が用いられているため、これらの機器は居住空間に近接して設置されることから、機器の低振動・低騒音化に対する要求が高い。
また、本発明は、この圧縮機制御装置を適用した冷凍空調装置及びロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
前記モータを可変速駆動するインバータと、前記インバータを介して前記モータを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記圧縮機の停止要求があったとき、前記圧縮機の回転周波数fres[rps]が前記圧縮機及び前記モータのイナーシャJsh、前記支持部材のバネ定数ksh及びダンピング定数Dshとするとき、圧縮機シェルの振動に関する運動方程式から導かれる下式を満足する機械共振周波数の近傍になるように前記インバータの出力周波数を変化させた後、前記インバータの出力をオフするシャットダウン制御手段を有する構成とするものである。
図1は本発明の実施の形態1における圧縮機及び圧縮機制御装置の構成図である。
図1に示すように、例えば密閉式のロータリ圧縮機からなる圧縮機本体1は、密閉容器である圧縮機シェル3を備えおり、この圧縮機本体1を駆動するモータ2は圧縮機シェル3に内蔵されている。また、圧縮機本体1およびモータ2は支持部材4により支持されている。圧縮すべき流体(冷媒)は吸入配管5により圧縮機本体1内に導かれて圧縮され、吐出配管6へ流出される。モータ2は、直流電源(例えば、交流電力を直流電力に変換した直流電源)7に接続されたインバータ8により駆動される。インバータ8の出力する電流ないし電圧の制御信号は制御手段9により生成される。制御手段9はモータ2の回転数、および運転/停止を制御すべくインバータ8の駆動信号を生成する。制御手段9はシャットダウン制御手段10を有しており、シャットダウン制御手段10は制御手段9において圧縮機の停止要求が発生した場合において圧縮機停止までの運転シーケンスを実行する。ここに、制御手段9は例えばマイクロコンピュータ等で構成されており、シャットダウン制御手段10はマイクロコンピュータのS/W(ソフトウエア)により構成されている。
圧縮機の周方向振動はインバータの出力停止と同時に発生するが、高速回転時は、図7に示すように、負荷トルクの振幅が大きくなり、式(4)のΔTが大となり、結果、振れ角(周方向振動)は大となる。
本発明の効果を奏する実施の形態2について説明する。圧縮機及び圧縮機制御装置の構成は図1と同一であり、説明は実施の形態1と同様であるので省略し、ここでは主に、圧縮機の振動抑制原理について説明する。
以上のように制御することで、インバータ停止時の圧縮機のシェル振動を抑制することができる。
次に、本発明の効果を奏する実施の形態3について図12に基づき説明する。図12は本発明の実施の形態3におけるロータリ圧縮機の概略の断面を示す構成図である。
このロータリ圧縮機130は、シリンダ111内でロータ112が偏心回転運動を行うようになっている。ロータ112はシャフト113に偏心して取り付けられており、図示しないモータにより回転駆動される。また、先端がロータ112に当接するベーン114がシリンダ111に摺動自在に設けられており、ベーン114はロータ112の回転に伴い所定の方向(この例では、上下方向)に移動し、シリンダ111内の空間を吸入側の吸入室115と吐出側の圧縮室116とに分離する。ベーン114の位置はアクチュエータ117によって制御される。圧縮すべき流体は吸入口118を通じて吸入室115に吸入され、ロータ112の回転によって圧縮室116内の圧縮された流体は吐出弁119から吐出される。アクチュエータ117は通電ONすると、ベーン114をロータ112から離れた位置に動作し、吸入側圧力と吐出側圧力との差圧をゼロとする。
次に、本発明の効果を奏する実施の形態4について図14に基づき説明する。図14は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の構成を示す。この冷凍サイクル装置は、図2と同様に、圧縮機130、室外熱交換器132、膨張弁134、室内熱交換器133、四方弁131が冷媒配管135で接続されて冷凍サイクルを構成している。また、圧縮機1の吐出側と吸入側とはバイパス弁116を有するバイパス配管137で接続されている。図中、138は室外ファン、139は室内ファン、161は電源、162は圧縮機1のモータ(図示せず)への投入電力をON/OFFする開閉器である。
なお、実施の形態4はバイパス弁を設ける方法にて説明したが、時間的な制約がなければバイパス弁を用いずに膨張弁制御で代替しても良い。この場合の構成図は図15の通りとなる。また動作は図16の通りとなる。圧縮機1の停止要求が発生した場合は膨張弁134の開度を大きくし、圧縮機1の吸入側圧力と吐出側圧力との圧力差を漸減させる。そして所定時間経過した後圧縮機1を停止させる。上記の動作により低振動に圧縮機を停止することが可能となる。
また、本発明は冷媒配管にかかる応力を低下するため、金属疲労による配管断裂の予防の効果があり、冷凍空調機器の経年劣化抑制が出来る。
Claims (3)
- 回転に伴い周期的なトルク脈動を有する圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータと、前記圧縮機本体及び前記モータを支持する支持部材とを備えた圧縮機の制御装置において、
前記モータを可変速駆動するインバータと、前記インバータを介して前記モータを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記圧縮機の停止要求があったとき、前記圧縮機の回転周波数fres[rps]が前記圧縮機及び前記モータのイナーシャJsh、前記支持部材のバネ定数ksh及びダンピング定数Dshとするとき、圧縮機シェルの振動に関する運動方程式から導かれる下式を満足する機械共振周波数の近傍になるように前記インバータの出力周波数を変化させた後、前記インバータの出力をオフするシャットダウン制御手段を有することを特徴とする圧縮機制御装置。
- 回転に伴い周期的なトルク脈動を有する圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータと、前記圧縮機本体及び前記モータを支持する支持部材とを備えた圧縮機の制御装置において、
前記モータを可変速駆動するインバータと、前記インバータを介して前記モータを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記圧縮機の停止要求があったとき、前記圧縮機の回転周波数fres[rps]が前記圧縮機及び前記モータのイナーシャJsh、前記支持部材のバネ定数ksh及びダンピング定数Dshとするとき、圧縮機シェルの振動に関する運動方程式から導かれる下式を満足する所定の回転数範囲になるように前記インバータの出力周波数を変化させるとともに、前記圧縮機の回転位相を圧縮機の振動が低下する所定位相へ移行させた後、前記インバータの出力をオフするシャットダウン制御手段を有することを特徴とする圧縮機制御装置。
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