JP5093829B2 - 液晶中間体及び製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気光学的液晶表示材料として有用なフルオロナフタレン誘導体の製造に有用な新規化合物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いられるようになっている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知られているが、このうち現在最もよく用いられているのはTN型およびSTN型である。また駆動方式としても従来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般的になり、さらに単純マトリックス方式、最近ではアクティブマトリックス方式が実用化されている。これらのうち、アクティブマトリックス方式によると、最も高画質の表示が可能であり、視野角が広く、高精細化及びカラー化が容易で、動画表示も可能であるので、今後の液晶表示方式の主流になると考えられている。
【0003】
新しい液晶表示素子に対応するために様々な液晶材料が提案されており、本発明者らは6-フルオロナフタレン誘導体
【0004】
【化12】
Figure 0005093829
【0005】
(式中S、A、B、H、I、m、n、X1a、X2a、Yは一般式(I)と同じ意味を表し、X3はフッ素原子、塩素原子を表すが、Sが水酸基もしくはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基の場合を除く。)を開発し報告している。(特願平10-112147)しかし、これらの化合物は液晶材料としての諸特性には優れているものの、原料となる中間体の合成法が複雑なため非常に高価格となり製品への応用が難しいという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、有用な液晶化合物である6-フルオロナフタレン誘導体の合成に有用な新規化合物を提供し、これらの簡便な合成法も提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、一般式(I)で表される新規化合物およびその効率的な製造法を見いだした。
【0008】
発明1 一般式(I)
【0009】
【化13】
Figure 0005093829
【0010】
(式中、Sは炭素原子数1〜16のアルキル基、炭素原子数1〜16のアルコキシル基、炭素原子数2〜16のアルケニル基、炭素原子数3〜16のアルケニルオキシ基、炭素原子数1〜10のアルコキシル基で置換された炭素原子数1〜12のアルキル基もしくは水酸基、またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表し、環Aおよび環Bはそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4-フェニレン基、トランス-1,4-シクロヘキシレン基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、ピリダジン-2,5-ジイル基、1,4-シクロヘキセニレン基、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン基、ピペリジン-1,4-ジイル基、ナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基もしくは1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基を表し、HおよびIはそれぞれ独立的に-CH2-CH2-、-C≡C-、-OCH2-、-CH2O-、-OCF2-、-CF2O-もしくは単結合を表し、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜2で、なおかつm+nは3以下を表し、Yは水素原子、フッ素原子もしくは塩素原子を表し、環Cは
【0011】
【化14】
Figure 0005093829
【0012】
(式中、Jは-CH2=CH2-もしくは-CH2-CH2-を表し、X1aはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表し、X1bは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは水酸基を表し、X2aはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表し、X2bは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは水酸基を表し、X3は水素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表す。ただし、(4)においてX1a、X2aが共にフッ素原子となる場合を除く。)のいずれかを表す。)で表される化合物。
【0013】
発明2 一般式(I)において、Sが炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基もしくは水酸基、又は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表し、AおよびBがそれぞれ独立的に1,4-フェニレン基もしくはトランス-1,4-シクロヘキシレン基を表し、mおよびnがそれぞれ独立的に0〜1を表し、Yが水素原子もしくはフッ素原子を表し、HおよびJがそれぞれ独立的に-CH2-CH2-、-C≡C-もしくは単結合を表すことを特徴とする発明1記載の化合物。
【0014】
発明3 一般式(II)
【0015】
【化15】
Figure 0005093829
【0016】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Yは一般式(I)と同じ意味を表すが、m=n=0でなおかつSが水酸基の場合を除く。)で表される6-ヒドロキシナフタレン誘導体を2当量の親電子的ハロゲン化剤を用いてハロゲン化して得られる化合物一般式(III)
【0017】
【化16】
Figure 0005093829
【0018】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X1b、Jは一般式(I)と同じ意味を表すが、Sが水酸基の場合を除く。)の二重結合を還元した後、もしくは還元せず直接、求核的ハロゲン化剤を用いてさらにハロゲン化して得られる化合物、一般式(IV)
【0019】
【化17】
Figure 0005093829
【0020】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X1b、X2a、X2b、Jは一般式(I)と同じ意味を表す。)を一般式(III)の段階で二重結合を還元していない場合は還元した後、塩基で脱ハロゲン化水素して得られる発明1、発明2記載の一般式(V)
【0021】
【化18】
Figure 0005093829
【0022】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X2aは一般式(I)と同じ意味を表すが、X1a、X2aが共にフッ素原子となる場合も含み、X3は水素原子を表す。)のフルオロナフタレン誘導体の製造方法。
【0023】
発明4 発明3の一般式(V)の3位を強塩基で水素を引き抜きアニオンとした後、ハロゲンガスもしくは親電子的ハロゲン化剤を反応させて発明1、発明2記載の一般式(VI)
【0024】
【化19】
Figure 0005093829
【0025】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X2aは一般式(I)と同じ意味を表すが、X1a、X2aが共にフッ素原子となる場合も含み、X3はフッ素原子もしくは塩素原子を表すが、Sが水酸基の場合を除く。)のフルオロナフタレン誘導体を得る製造方法。
【0026】
発明5 発明3の一般式(III)のカルボニル基を還元して一般式(VII)
【0027】
【化20】
Figure 0005093829
【0028】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X1bは一般式(I)と同じ意味を表し、Jは-CH2=CH2-を表す。)のアルコール誘導体を合成した後、水酸基をハロゲン化して一般式(VIII)
【0029】
【化21】
Figure 0005093829
【0030】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X1b、X2a、Jは一般式(I)と同じ意味を表す。)の化合物を得た後、塩基で脱ハロゲン化して発明1、発明2、発明3記載の一般式(V)のフルオロナフタレン誘導体を得る製造方法。
【0031】
発明6 発明5の一般式(VII)の化合物を環化して一般式(IX)
【0032】
【化22】
Figure 0005093829
【0033】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、Jは一般式(I)と同じ意味を表す。)を合成した後オキシラン環をハロゲン化水素で開環して得られる一般式(X)
【0034】
【化23】
Figure 0005093829
【0035】
(式中S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X2a、Jは一般式(I)と同じ意味を表す。)をハロゲン化して発明5の一般式(VIII)を得た後、脱ハロゲン化して発明1、発明2、発明3記載の一般式(V)のフルオロナフタレン誘導体を得る製造方法。
【0036】
【発明の実施の形態】
発明1においてSは炭素原子数1〜16のアルキル基またはアルコキシル基、炭素原子数2〜16のアルケニル基、炭素原子数3〜16のアルケニルオキシ基、炭素原子数1〜10のアルコキシル基で置換された炭素原子数1〜12のアルキル基もしくは水酸基またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表すが、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基もしくは水酸基または塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基が好ましく、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基もしくは水酸基または臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基がより好ましい。環Aおよび環Bはそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4-フェニレン基、トランス-1,4-シクロヘキシレン基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、ピリダジン-2,5-ジイル基、1,4-シクロヘキセニレン基、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン基、ピペリジン-1,4-ジイル基、ナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基もしくは1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基を表すが、1,4-フェニレン基、トランス-1,4-シクロヘキシレン基、、ナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基もしくは1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基が好ましく、1,4-フェニレン基もしくはトランス-1,4-シクロヘキシレン基がより好ましい。HおよびIはそれぞれ独立的に-CH2-CH2-、-C≡C-、-OCH2-、-CH2O-、-OCF2-、-CF2O-もしくは単結合を表すが、-CH2-CH2-、-C≡C-もしくは単結合が好ましく、単結合がより好ましい。mおよびnはそれぞれ独立的に0〜2でなおかつm+nは3以下を表すが、m+nは2以下が好ましい。また、Sがフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表す場合m=n=0が好ましい。BにおいてJは-CH2=CH2-もしくは-CH2-CH2-が好ましい。X1aはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表し、X1bは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは水酸基を表し、X2aは水素原子、フッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表し、X2bはフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは水酸基を表し、X3は水素原子、塩素原子もしくは臭素原子を表す。その中でも、X1aはフッ素原子、塩素原子が好ましく、フッ素原子が特に好ましい。X1bはフッ素原子、塩素原子、水酸基が好ましい。X2aは水素原子、フッ素原子、塩素原子が好ましい。X2bはフッ素原子、塩素原子、水酸基が好ましい。
【0037】
これらの化合物の特に好ましい例を以下に示す。
【0038】
【化24】
Figure 0005093829
【0039】
【化25】
Figure 0005093829
【0040】
【化26】
Figure 0005093829
【0041】
【化27】
Figure 0005093829
【0042】
【化28】
Figure 0005093829
【0043】
【化29】
Figure 0005093829
【0044】
【化30】
Figure 0005093829
【0045】
【化31】
Figure 0005093829
【0046】
【化32】
Figure 0005093829
【0047】
式中、R1は以下の構造が好ましい。
【0048】
【化33】
Figure 0005093829
【0049】
発明2において、Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基もしくは水酸基または塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表すが、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基もしくは炭素原子数2〜7のアルケニル基または水酸基、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基が好ましく、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜1を表すが、m+n=0の場合、Sは水酸基または塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基もしくはp-トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基が特に好ましく、m+m>0の場合Sは炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が特に好ましい、AおよびBがそれぞれ独立的に1,4-フェニレン基もしくはトランス-1,4-シクロヘキシレン基であることが好ましく、HおよびJがそれぞれ独立的に-CH2-CH2-、-C≡C-もしくは単結合を表すが単結合であることが好ましい。
【0050】
発明3において、S、A、B、H、I、m、n、Y、X1a、X1b、X2a、X2b、Jは発明1および発明2と同じ意味を表すが、Sは保護が必要な水酸基の場合を除く。また一般式(III)の化合物の合成に用いる親電子的ハロゲン化剤は代表的なものとして臭素、塩素ガス、フッ素ガスもしくはフッ化キセノンまたは、MEC試薬(ダイキン工業(株)製)もしくはACCUFLOR NFPy(AlliedSignal製)等のN-フルオロピリジニウム誘導体または、ACCUFLOR NFTh、ACCUFLOR NFSi(AlliedSignal製)、F-TEDA-BF4(AIR PRODUCTS製)等のフッ素化剤が好ましく、反応溶媒は塩化メチレン等のハロゲン系溶媒もしくは、アセトニトリル等の非プロトン性の極性溶媒が好ましく、反応温度は反応時間と副生成物の関係から0℃〜70℃が好ましい。一般式(IV)の化合物の合成に用いる求核的ハロゲン化剤は五塩化リン等の塩素化剤、四フッ化硫黄または、DAST(ジエチルアミノ三フッ化硫黄)もしくはDeoxo-Fluor(AIR PRODUCTS製)等の四フッ化硫黄等価体が好ましく、反応溶媒はフッ素化の場合THF(テトラヒドロフラン)等のエーテル系溶媒ましく、反応温度は反応時間と副生成物の関係から0℃〜70℃が好ましい。一般式(V)の化合物の合成に用いる塩基は、水酸化ナトリウム等の無機化合物、アミン、アルコキシドが好ましいが、反応時間の関係からアルコキシドがより好ましい。一般式(III)もしくは一般式(IV)の還元にはNi、Pd等の金属触媒存在下水素ガスを用いることが好ましく、その際副反応を抑えるためアミン等の塩基もしくはシリカゲル等の吸着剤、もしくはその両方を添加することがより好ましい。
【0051】
発明4において、一般式(V)の3位をアニオンとするのに用いる強塩基としては、ブチルリチウム等のアルキルリチウムもしくはLDA(リチウムジイソプロピルアミド)等のアミドリチウムが好ましく、THF等のエーテル系溶媒もしくはトルエン、ヘキサン等の非極性溶媒中0℃以下で反応させることが好ましい。また、アニオンと反応させるハロゲンガスはフッ素ガス、塩素ガスが好ましく、親電子的ハロゲン化剤は発明3に記載の化合物が好ましく、ACCUFLOR NFSi(AlliedSignal製)がより好ましい。
【0052】
発明5において、一般式(III)のカルボニル基を還元する還元剤は、イソプロパノール等の2級アルコール中アルミニウムイソプロポキシド等の金属アルコキシド存在下に反応を行うメヤワイン-ポンドルフ還元、またはLHA(水素化リチウムアルミニウム)もしくは水素化ホウ素ナトリウム等のヒドリド還元剤が好ましく、メヤワイン-ポンドルフ還元がより好ましい。一般式(VII)のアルコール誘導体のハロゲン化はハロゲン化チオニル、ハロゲン化リン等のハロゲン化剤、四フッ化硫黄または、DAST(ジエチルアミノ三フッ化硫黄)もしくはDeoxo-Fluor(AIR PRODUCTS製)等の四フッ化硫黄等価体が好ましい。一般式(VIII)の脱ハロゲン化水素は発明3に記載の方法と同様に行うことが好ましい。
【0053】
発明6において、一般式(VII)の化合物の環化には、水酸化ナトリウム等の無機塩基もしくはアミンが好ましい。オキシラン環の開環にはハロゲン化水素が好ましく、一般式(VIII)の脱ハロゲン化水素は発明3に記載の方法と同様に行うことが好ましい。
【0054】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0055】
化合物の構造は核磁気共鳴スペクトル(1H-NMR)、質量スペクトル(MS)等により確認した。NMRは日本電子製JNM-LA300、MSは島津製作所製GCMS-QP5050Aを使用した。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表し、sは1重線、dは2重線、tは3重線、mは多重線を表し、また例えばttは3重の3重線を表し、Jはカップリング定数を表す。MSにおけるM+は親ピークを表す。
【0056】
(実施例1)1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの合成
【0057】
【化34】
Figure 0005093829
【0058】
6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール 30gのアセトニトリル 150ml溶液に室温でF-TEDA-BF4(1-クロロメチル-4-フルオロ-1,4-ジアゾニウムビシクロ[2,2,2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)、AIR PRODUCTS製)30gを15分おきに3回加えた。室温で5時間撹拌した後、反応系を氷水に加え反応を停止し、10%水酸化ナトリウム水溶液で中和しトルエンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル10倍、ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製して1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン25.3gを得た。
【0059】
NMR:δ=0.90(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.12(m,2H)、δ=1.20〜1.37(m,7H)、δ=1.65(m,4H)、δ=2.65(tt,1H,J=12Hz,3Hz)、δ=6.40〜7.60(m,5H)
MS:m/e=304(M+
【0060】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン 22gのTHF 100ml溶液に室温でDAST(ジエチルアミノ三フッ化ホウ素) 29gを加え、50℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応系を氷水に加え反応を停止し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で中和しヘキサンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル20倍、ヘキサン)にて精製して1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン15.3gを得た。
【0061】
NMR:δ=0.91(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.04(m,2H)、δ=1.20〜1.54(m,7H)、δ=1.90(m,4H)、δ=2.55(tt,1H,J=12Hz,3Hz)、δ=5.89〜6.16(m,2H)、δ=7.25〜7.71(m,3H)
MS:m/e=326(M+
【0062】
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン9.2gの酢酸エチル40ml溶液をオートクレーブに加え5%パラジウム炭素2g、トリエチルアミン10ml、シリカゲル5gを加え水素圧0.39MPaで3時間反応させた。触媒をセライト濾過した後溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル20倍、ヘキサン)にて精製して1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン5.3gを得た。
【0063】
NMR:δ=0.90(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.12(m,2H)、δ=1.17〜1.62(m,7H)、δ=1.87(m,4H)、δ=2.37〜2.49(m,3H)、δ=3.05(t,2H,J=8.8Hz)、δ=7.03(s,1H)、δ=7.34(d,1H,J=10.8Hz)、δ=7.61(d,1H,J=10.8Hz)
MS:m/e=328(M+
【0064】
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン5.3gのTHF20ml溶液に氷冷下、カリウム-t-ブトキシド4.5gを加えた後昇温し、室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応系を氷水に加え反応を停止し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で中和しヘキサンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル20倍、ヘキサン)にて精製して1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン3.8gを得た。
【0065】
NMR:δ=0.92(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.05(m,2H)、δ=1.15〜1.61(m,7H)、δ=1.85(m,4H)、δ=2.62(tt,1H,J=12Hz,3Hz)、δ=7.23〜7.32(m,1H)、δ=7.45〜7.54(m,2H)δ=7.98(s,1H)、δ=8.00(d,1H,J=12Hz)
MS:m/e=288(M+
【0066】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0067】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン
【0068】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0069】
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
【0070】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0071】
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
【0072】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、6-(4-エチルフェニル)ナフタレン-2-オール、6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン-2-オール、6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン-2-オール、6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン-2-オール、6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0073】
1,1-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン
【0074】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて6-ヨードナフタレン-2-オール、6-ブロモナフタレン-2-オール、6-クロロナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-ヨードナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-ブロモナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-クロロナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0075】
1,1-ジフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-ヨード-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-ヨード-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-ヨードナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-ブロモ-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-ブロモナフタレン
1,1-ジフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-クロロ-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2-テトラフルオロ-6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2-ジフルオロ-6-クロロナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-ヨード-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-ヨード-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-ヨードナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-ブロモ-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-ブロモナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-クロロ-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-クロロナフタレン
【0076】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、8-フルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0077】
1,1,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン
【0078】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、8-フルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0079】
1,1,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
【0080】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、8-フルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0081】
1,1,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
【0082】
実施例1において、6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン-2-オールに換えて、8-フルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン-2-オール、8-フルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン-2-オールを用いて以下の各化合物を得た。
【0083】
1,1,8-トリフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン
1,1,2,2,8-ペンタフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン
【0084】
(実施例2)1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの合成
【0085】
【化35】
Figure 0005093829
【0086】
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン4gのTHF15ml、トルエン6ml溶液を-40℃に冷却しn-ブチルリチウム(1.5Mヘキサン溶液)10.9mlを-20℃以下で滴下した。-40℃で1時間撹拌後ACCUFLOR NFSi(N-フルオロベンゼンスルフォンイミド AlliedSignal製)5.2gを加えた後、室温まで徐々に昇温し室温で8時間撹拌した。反応終了後、反応系を氷水に加え反応を停止しヘキサンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル100倍、ヘキサン)にて精製して1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン1.7gを得た。
【0087】
NMR:δ=0.91(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.09(m,2H)、δ=1.19〜1.67(m,7H)、δ=1.95(m,4H)、δ=2.60(tt,1H,J=12Hz,3Hz)、δ=7.25〜7.33(m,1H)、δ=7.42(d,1H,J=11.6Hz)、δ=7.53(s,1H)、δ=7.94(d,1H,J=11.6Hz)
MS:m/e=306(M+
【0088】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0089】
1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン
【0090】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0091】
1,2,3-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
【0092】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-[トランス-4-(4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0093】
1,2,3-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
【0094】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0095】
1,2,3-トリフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン
【0096】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2-ジフルオロ-6-ヨードナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-ブロモナフタレン、1,2-ジフルオロ-6-クロロナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-ヨードナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-ブロモナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-クロロナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0097】
1,2,3-トリフルオロ-6-ヨードナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-ブロモナフタレン
1,2,3-トリフルオロ-6-クロロナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-ヨードナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-ブロモナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-クロロナフタレン
【0098】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0099】
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)ナフタレン
【0100】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0101】
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]ナフタレン
【0102】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-[トランス-4-(4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0103】
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-[4-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]ナフタレン
【0104】
実施例2において、1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンに換えて1,2,8-トリフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン、1,2,8-トリフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレンを用い以下の化合物を合成した。
【0105】
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(4-エチルフェニル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)ナフタレン
1,2,3,8-テトラフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)ナフタレン
【0106】
(実施例3)1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの合成(別法1)
【0107】
【化36】
Figure 0005093829
【0108】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン 10gのイソプロパノール 80ml溶液に室温で液状のアルミニウムイソプロポキシド6.7gを加えた。副生するアセトンを除きながら60℃で5時間撹拌した後、イソプロパノールを減圧留去し、反応系に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル15倍、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製して1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール2.3gを得た。
【0109】
NMR:δ=0.92(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.10(m,2H)、δ=1.19〜1.35(m,7H)、δ=1.65(m,4H)、δ=2.63(tt,1H,J=12Hz,3Hz)δ=3.03(s,1H)、、δ=4.92(m,1H)、δ=6.10〜7.10(m,5H)
MS:m/e=306(M+
【0110】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール 2gの塩化メチレン8ml溶液を0℃に冷却しDAST(ジエチルアミノ3フッ化硫黄)1.6gを加え撹拌した。3時間撹拌後、反応系を氷水に加え反応を停止し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で中和しヘキサンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル10倍、ヘキサン)にて精製して1,1,2-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン及び1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの混合物1.7gを得た。1,1,2-トリフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン及び1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの混合物1.7gのTHF7ml溶液に氷冷下、カリウム-t-ブトキシド0.5gを加えた後昇温し、室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応系を氷水に加え反応を停止し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で中和しヘキサンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル20倍、ヘキサン)にて精製して1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン1.3gを得た。
【0111】
実施例3において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0112】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
【0113】
実施例3において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0114】
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
【0115】
実施例3において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0116】
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
【0117】
実施例3において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0118】
1,1-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
【0119】
実施例3において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0120】
1,1-ジフルオロ-6-ヨード-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-ブロモ-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1-ジフルオロ-6-クロロ-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1,8-トリフルオロ-6-ヨード-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1,8-トリフルオロ-6-ブロモ-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
1,1,8-トリフルオロ-6-クロロ-1,2-ジヒドロナフタレン-2-オール
【0121】
(実施例4)1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの合成(別法2)
【0122】
【化37】
Figure 0005093829
【0123】
1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン 10gのTHF 50ml溶液に氷冷下LHA(水素化リチウムアルミニウム)0.6gを加えた。室温で2時間撹拌した後、再び氷冷し、反応系に少量の水を加え残留するLHAを分解した後10%塩酸水溶液を加え水酸化アルミを沈殿させ有機層をデカントした。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル5倍、ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製して7b-フルオロ-5-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン8.8gを得た。
【0124】
NMR:δ=0.91(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.13(m,2H)、δ=1.20〜1.36(m,7H)、δ=1.65(m,4H)、δ=2.65(tt,1H,J=12Hz,3Hz)、δ=3.95(m,1H)、δ=6.02〜7.10(m,5H)
MS:m/e=286(M+)
【0125】
7b-フルオロ-5-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン5gの塩化メチレン20ml溶液に氷冷下フッ化水素−ピリジン5mlを加え、室温で強く撹拌しながら5時間反応させた。反応終了後水を加え塩化メチレンで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した後、溶媒を溜去して1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-1-オールと1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの混合物5.2gを得た。
【0126】
1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジヒドロナフタレン-1-オールと1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレンの混合物5gのトルエン25ml溶液に硫酸水素カリウム0.1gを加え水を除きながら2時間還流した。反応終了後水を加えトルエンで抽出した。有機層を水洗した後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル20倍、ヘキサン)にて精製して1,2-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)ナフタレン2.3gを得た。
【0127】
実施例4において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0128】
7b-フルオロ-5-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(トランス-4-エチルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(トランス-4-ブチルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(トランス-4-ペンチルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(トランス-4-ヘキシルシクロヘキシル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
【0129】
実施例4において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[トランス-4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0130】
7b-フルオロ-5-[トランス-4-(トランス-エチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[トランス-4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[トランス-4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[トランス-4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[トランス-4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
【0131】
実施例4において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-[4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0132】
7b-フルオロ-5-[4-(トランス-エチルシクロヘキシル)フェニル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[4-(トランス-プロピルシクロヘキシル)フェニル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[4-(トランス-ブチルシクロヘキシル)フェニル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[4-(トランス-ペンチルシクロヘキシル)フェニル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-[4-(トランス-ヘキシルシクロヘキシル)フェニル]-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
【0133】
実施例4において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-(4-エチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-プロピルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ブチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ペンチルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-(4-ヘキシルフェニル)-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0134】
7b-フルオロ-5-(4-エチルフェニル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(4-プロピルフェニル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(4-ブチルフェニル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(4-ペンチルフェニル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-(4-ヘキシルフェニル)-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
【0135】
実施例4において、1,1-ジフルオロ-6-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-1H-ナフタレン-2-オンに替えて1,1-ジフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1-ジフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-ヨード-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-ブロモ-1H-ナフタレン-2-オン、1,1,8-トリフルオロ-6-クロロ-1H-ナフタレン-2-オンを用いて以下の各化合物を得た。
【0136】
7b-フルオロ-5-ヨード-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-ブロモ-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
7b-フルオロ-5-クロロ-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-ヨード-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-ブロモ-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
1,1,8-トリフルオロ-6-クロロ-1a,7b-ジヒドロ-1-オキサ-シクロプロパ[a]ナフタレン
【0137】
【発明の効果】
本発明に係わる一般式(I)で表される化合物は、実施例に示したように液晶材料として有用なフルオロナフタレン誘導体の製造に極めて有用である。また、一般式(I)で表される化合物群を利用する製造法は、一般に入手可能な原料を用いて従来高価格であったフルオロナフタレン誘導体の製造コストを低減することが可能である。

Claims (4)

  1. 一般式(I)
    Figure 0005093829
    (式中、Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基塩素原子、又は臭素原子を表し、環Aおよび環Bはそれぞれ独立的に1,4-フェニレン基もしくはトランス-1,4-シクロヘキシレン基を表し、HおよびIはそれぞれ独立的に-CH2-CH2-もしくは単結合を表し、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜1で、なおかつm+nは3以下を表し、Yは水素原子を表し、環Cは
    Figure 0005093829
    (式中、Jは-CH=CH-もしくは-CH2-CH2-を表し、X1aはフッ素原子を表し、X1bはフッ素原子を表し、X2aはフッ素原子を表し、X2bはフッ素原子を表す。)のいずれかを表すが、m+n=0の場合、Sは塩素原子、又は臭素原子、を表し、m+n>0の場合Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基又は炭素原子数2〜12のアルケニル基を表す。)で表される化合物。
  2. 一般式(I)が次の式で表される請求項1記載の化合物。
    Figure 0005093829
    Figure 0005093829
    Figure 0005093829
    (式中、R 1 は以下のいずれかの構造
    Figure 0005093829
    を表す。)
  3. 一般式(II)
    Figure 0005093829
    (式中、Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基塩素原子、又は臭素原子を表し、環Aおよび環Bはそれぞれ独立的に1,4-フェニレン基もしくはトランス-1,4-シクロヘキシレン基を表し、HおよびIはそれぞれ独立的に-CH2-CH2-もしくは単結合を表し、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜1で、なおかつm+nは3以下を表し、Yは水素原子を表すが、m+n=0の場合、Sは塩素原子、又は臭素原子を表し、m+n>0の場合Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数2〜12のアルケニル基を表す。)で表される6-ヒドロキシナフタレン誘導体を2当量の親電子的ハロゲン化剤を用いてハロゲン化して得られる化合物一般式(III)
    Figure 0005093829
    (式中、Jは-CH=CH-を表し、X1aはフッ素原子を表し、X1bはフッ素原子を表し、S、A、B、H、I、m、n、Yは一般式(II)と同じ意味を表す。)の二重結合を還元せず直接、求核的ハロゲン化剤を用いてさらにハロゲン化して得られる化合物、一般式(IV)
    Figure 0005093829
    (式中、Jは-CH=CH-を表し、X1aはフッ素原子を表し、X1bはフッ素原子を表し、X2aはフッ素原子を表し、X2bはフッ素原子を表し、S、A、B、H、I、m、n、Yは一般式(II)と同じ意味を表す。)を二重結合を還元した後、塩基で脱ハロゲン化水素して得られる一般式(V)
    Figure 0005093829
    (式中、X1a及びX2aは共にフッ素原子を表し、Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、塩素原子、又は臭素原子を表し、X3は水素原子を表しA、B、H、IYは一般式(II)と同じ意味を表し、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜1で、m+n=0の場合、Sは塩素原子、又は臭素原子、を表し、m+n>0の場合Sは炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表す。)のフルオロナフタレン誘導体の製造方法。
  4. 請求項3の一般式(V)の3位を強塩基で水素を引き抜きアニオンとした後、ハロゲンガスもしくは親電子的ハロゲン化剤を反応させて一般式(VI)
    Figure 0005093829
    (式中、X1a及びX2aは共にフッ素原子を表し、Sは炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、塩素原子、又は臭素原子を表し、X3はフッ素原子を表しA、B、H、IYは一般式(II)と同じ意味を表し、mおよびnはそれぞれ独立的に0〜1で、m+n=0の場合、Sは塩素原子、又は臭素原子、を表し、m+n>0の場合Sは炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基を表す。)のフルオロナフタレン誘導体を得る製造方法。
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