JP5093575B2 - 防水型電気・電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は浴室等に設置して使用可能な防水型電気・電子機器に関するものであり、特に内部空間にスピーカーを備えたものに関する。
従来より、下記特許文献1に開示されている風呂用リモコンのように、浴室等での使用を想定した防水型の電気・電子機器がある。特許文献1に開示されている風呂用リモコンでは、装置本体の内外における温度差や圧力差に起因して誤作動が起こるのを防止すべく、リモコン本体に通気孔を設けると共に、この通気孔に空気は通過するが水は通過しない膜等からなる防湿部材を張設した構成が採用されている。
また、上記したような風呂用リモコン等の防水型電気・電子機器には、当該機器を構成するケースの内部空間に音声を出力可能なようにスピーカーが設けられ、前記内部空間と外部との境界部分に前記スピーカーの振動板が配されたものがある。
特許第2753974号公報
上記したような構成の、スピーカーを備えた防水型電気・電子機器では、ケースの内部空間の内圧によりスピーカーの振動板が変形して音声が出にくくなってしまう可能性があった。また、この状態でスピーカーに音声信号を入力し続けると、スピーカーを構成するボイスコイルが発熱して焼け切れてしまうおそれがあった。
また、上記したリモコンのように、通気孔を設け、これに通気性を有し、水の通過を阻止可能な膜を設けた場合は、機器内外の圧力差を緩やかに解消させることは可能であったが、前記した圧力差を解消するためには時間がかかってしまっていた。そのため、前記した通気孔や膜を設けた構成とした構造とスピーカーとを備えた防水型電気・電子機器については、ケースの開閉を行った後すぐに使用すると音声が出にくかったり、音質が不安定であったりするといったような問題があった。そのため、上記したような構造は、ケースの開閉後、直ちに使用してスピーカーから音声を発生させたいという要望が想定される防水型電気・電子機器には不適当なものであった。
ここで、上記した風呂用リモコンのように据え付けて使用されるものは、ケースの開閉を行うことが極めて希である。そのため、この種の防水型電気・電子機器では、ケースの開閉に伴うスピーカーの振動板の変形や、これに伴う不具合が通常の使用状態において起こる可能性が低いと考えられる。また一般的に、浴室内の室温変化等による内圧変化は緩やかなものである。そのため、上記特許文献1のようなリモコンでは、リモコン本体に通気孔を設けた構成としておくことによりケース内の内部空間の圧力変化に伴うスピーカーの振動板の変形や、これに伴う不具合を解消しうるものと想定される。
しかし、浴室等のような湯水により濡れることが想定される場所に配して使用可能な、いわゆるポータブル型の防水型電気・電子機器では、その電池の交換等のためにケースの開閉が行われ、内部空間の圧力変化が起こる可能性が高い。また、このような構成の防水型電気・電子機器では、ケースの開閉に伴って、ケースの内圧が一時に大幅に変化し、スピーカーの振動板の変形や、これに伴う不具合が頻繁に起こる可能性がある。そのため、スピーカーを収容したケースの開閉が行われることが想定される防水型電気・電子機器では、前記したような内圧変化が起こっても、これを早期に解消し、前記したような不具合の発生を最小限に抑制可能とすることが求められていた。
そこで、かかる課題を解決すべく、本発明は、スピーカーを収容した内部空間の圧力変化を容易に解消でき、内部空間の圧力変化に伴う不具合の発生を抑制可能な防水型電気・電子機器の提供を目的とした。
上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、外装カバーの内周面あるいは本体部の外周面のいずれかに、外装カバーあるいは本体部の周方向に伸びる係合溝があり、当該係合溝内に、前記カバー側突出部あるいは前記本体側突出部のいずれか一方が設けられており、前記係合溝内に、前記カバー側突出部あるいは前記本体側突出部のうち他方側のものを挿入した状態において前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間を閉止状態とすることができ、前記カバー側突出部および前記本体側突出部が前記係合溝内において周方向に並んだ状態から外装カバーを本体部に対して相対回転させ、カバー側突出部あるいは本体側突出部のいずれか一方が他方を乗り越えた状態とすることにより、外装カバーと本体部とが係合状態になることを特徴とする防水型電気・電子機器である。
本発明の防水型電気・電子機器では、外装カバーを本体部に対して装着して形成される内部空間にスピーカーが配されており、当該スピーカーの振動板が内部空間と外部との境界に配されている。そのため、外装カバーを装着等した際に内部空間の内圧が急激に変化すると、これに連動して振動板が変形した状態になり、音質の変化等の不具合が起こる可能性がある。しかし、本発明の防水型電気・電子機器では、内部空間を閉止状態とした状況であっても、カバー側突出部と本体側突出部とを当接させることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形する。これにより、外装カバーと本体部との間に隙間が生じ、内部空間の閉止状態が一時的に解除される。これに伴い、前記した内部空間と外部との圧力差が解消する。そのため、本発明の防水型電気・電子機器では、内部空間の内圧が急激に変化することがあったとしても、これを容易に解消し、内部空間の圧力変化に伴う音質の変化や、スピーカーの故障等といったような不具合の発生を抑制することができる。
また本発明の防水型電気・電子機器では、係合溝内にカバー側突出部あるいは本体側突出部のいずれか一方が挿入された状態となるように外装カバーを本体部に装着し、内部空間を閉止状態にした後、外装カバーを本体部に対して相対回転させることにより外装カバーと本体部とが係合した係合状態とすることができる。そして、外装カバーと本体部とを係合させるために外装カバーを本体部に対して相対回転させる際に、カバー側突出部あるいは本体側突出部のいずれか一方が他方を乗り越える。すなわち、外装カバーと本体部とを係合させる段階において、カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態になり、この際に閉止状態にあった内部空間が一時的に外部と連通した状態になる。これにより、前記内部空間内と外部とで圧力差が生じていたとしても、これが解消されることとなる。すなわち、本発明の防水型電気・電子機器では、外装カバーと本体部とを係合させる際の一連の動作を行うことにより、内部空間と外部との圧力差を解消することができる。従って、本発明の防水型電気・電子機器は、外装カバーの装着に伴って内部空間の内圧が急激に変化したとしても、これを容易に解消し、内部空間の圧力変化に伴う音質の変化等の不具合の発生を抑制することができる。
ここで、上記したように、カバー側突出部と本体側突出部とを当接させることによって外装カバーを弾性変形させ、これにより形成される隙間を利用して内部空間と外部との圧力差を解消する構成とする場合は、前記隙間が大きく開くよう、カバー側突出部や本体側突出部の高さ(突出量)をなるべく大きくとれる構成であることが望ましい。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項2に記載の発明は、前記カバー側突出部および前記本体側突出部が、それぞれ外装カバーの内周面および本体部の外周面の周方向に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防水型電気・電子機器である。
かかる構成によれば、カバー側突出部と本体側突出部との当接部分において外装カバーを大きく弾性変形させることができ、内部空間と外部との圧力差を効率よく解消することができる。
ここで、上記したように、本発明の防水型電気・電子機器では、カバー側突出部と本体側突出部とを当接させることによって形成される隙間を利用して内部空間と外部との圧力差を解消する構成としている。そのため、本体部に対する位置関係が不正確なまま外装カバーが装着されると、圧力差を解消できないままスピーカーが作動し、音質が不安定であったり、スピーカーの故障を招来する可能性もある。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項3に記載の発明は、外装カバーに操作ボタンが設けられており、本体部に前記操作ボタンにより操作可能な操作スイッチが設けられており、外装カバーと本体部とが係合状態になることを条件として操作スイッチに相当する位置に操作ボタンが到来し、当該操作ボタンにより操作スイッチを操作可能になることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水型電気・電子機器である。
本発明の防水型電気・電子機器では、本体部に設けられた操作スイッチに対応する位置に操作ボタンが到来するように外装カバーを装着しなければ、操作スイッチを操作することができない。従って、本発明の防水型電気・電子機器では、本体部に対して適切な位置関係で外装カバーが装着され、内部空間と外部との圧力差が解消された状態でスピーカーが作動することとなり、前記圧力差に起因する音質変化やスピーカーの故障が起こる可能性を最小限に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に、スピーカーを介して出力する音声の出力制御を行うための制御手段が設けられており、当該制御手段に対して、前記スピーカーを介して出力される音声の音源となるデータを供給可能な音源手段を着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水型電気・電子機器である。
本発明の防水型電気・電子機器では、音源手段を着脱する際に外装カバーを本体部から取り外すこととなる。そのため、音源手段を着脱する度に外装カバーの装着時に内部空間と外部との間に圧力差が発生する可能性がある。しかし、本発明の防水型電気・電子機器では、前記したような圧力差を容易に解消することができる。そのため、本発明の防水型電気・電子機器では、前記した圧力差による音質の変化やスピーカーの不具合が起こらない。
上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水型電気・電子機器は、本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間が閉止になった状態において、前記内部空間の内外を連通する連通孔があり、当該連通孔の途中に、空気の通過を許容し、水の通過を阻止可能な通気膜が配されていることを特徴とするものであってもよい(請求項5)。
かかる構成とすれば、浴室等のように温度変化が大きな場所に設置されても、内部空間と外部との圧力差が発生しにくく、当該圧力差に起因する音質の変化やスピーカーの故障等も起こりにくい防水型電気・電子機器を提供できる。
請求項6に記載の発明は、スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、外装カバーに操作ボタンが設けられており、本体部に前記操作ボタンにより操作可能な操作スイッチが設けられており、外装カバーと本体部とが係合状態になることを条件として操作スイッチに相当する位置に操作ボタンが到来し、当該操作ボタンにより操作スイッチを操作可能になることを特徴とする防水型電気・電子機器である。
請求項7に記載の発明は、スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に、スピーカーを介して出力する音声の出力制御を行うための制御手段が設けられており、当該制御手段に対して、前記スピーカーを介して出力される音声の音源となるデータを供給可能な音源手段を着脱可能であることを特徴とする防水型電気・電子機器である。
本発明によれば、スピーカーを収容した内部空間の圧力変化を容易に解消でき、内部空間の圧力変化に伴う不具合の発生を抑制可能な防水型電気・電子機器を提供できる。
続いて、本発明の防水型電気・電子機器の一実施形態であるオーディオ装置1について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、上下の位置関係については、特に断りのない限りオーディオ装置1を通常の使用形態で設置した状態を示す。
オーディオ装置1は、浴室や台所等のように水を使用する環境下において使用することを想定したものであり、特に高温多湿になりうる浴室においても好適に使用可能なものである。オーディオ装置1は、ユーザーが任意の位置に設置可能な、いわゆるポータブル型の装置である。図1に示すように、オーディオ装置1は、本体部2を有し、本体部の中心軸Vが鉛直方向に向くように設置した状態で使用される。図2に示すように、後に詳述する本体部2の構成部材である脚部3やこれに取り付けられ一体化された内蔵ケース8に対して外装カバー7を被せて装着することにより内部に水密な空間(水密部47)が形成されている。図2に示すように、この空間の内部には、後に詳述する制御基板12a,12bやスピーカー5、電池ボックス6等の電気・電子部材が設けられている。
本体部2は、オーディオ装置1の主要部を構成するものであり、図3や図4に示すように外観が円筒状の外装カバー7と、内蔵ケース8とを備えている。外装カバー7は、透光性を有し、半透明で乳白色の樹脂により形成されている。外装カバー7は、一端側が閉塞された筒状の部材であり、天面15と外周面16(湾曲面)とを有する。すなわち、外装カバー7は、外周面16全体が外側に向けて凸状に湾曲した湾曲面を構成している。外装カバー7は、全体として硬質であるが、その開口端側、すなわち下端側の部分が押圧により僅かにその開口部分の径方向に向けて撓むことができる。
図1〜図3、図7等に示すように、外装カバー7は、天面側から開放端側に向けて徐々にその開口領域が拡張した、いわゆる末広がり状の形状とされている。すなわち、本実施形態で採用されている外装カバー7は、ほぼ全体が天面側から開放端側に向けて断面領域が拡張した形状となっている。
外装カバー7の天面15は、オーディオ装置1の操作部として機能する部分であり、操作用のボタン17が設けられている。また、図7に示すように、外装カバー7の下端側(開放端側)の内周面には、係合溝9が設けられている。
係合溝9は、後に詳述する脚部3の外周に設けられた突起41との組み合わせにより、外装カバー7を脚部3側に係合させるための係合手段として機能するものである。係合溝9は、外装カバー7の周方向に伸びる部分(以下、周溝部9xとも称す)と、外装カバー7の高さ方向に伸びる部分(以下、縦溝部9yとも称す)とが連続した略鈎型の溝である。係合溝9は、外装カバー7の高さ方向に伸びた部分の端部が外装カバー7の開口端(下端)側に解放されている。係合溝9は、外装カバー7の周方向に3箇所設けられており、互いに120度離れた位置関係にある。
図7(b)に示すように、上記した3つの係合溝9のうちの一つ(以下、係合溝9aとも称す)にはリブ11(カバー側突出部)が設けられている。リブ11は、係合溝9aを構成する周溝部9x内に、周溝部9xを縦断するように設けられている。また、リブ11は、外装カバー7の内側に向けて突出している。一方、係合溝9a以外の2つの係合溝9(以下、係合溝9b,9cとも称す)には、リブ11に相当するものは設けられていない。
図2等に示すように、内蔵ケース8は、ケース本体部20と、天部21と、底部22とを有する樹脂製の部材である。内蔵ケース8は、乳白色の樹脂によって形成されている。すなわち、内蔵ケース8は、上記した外装カバー7と透光性の有無の差はあるが、色相が同一の色とされている。
図3に示すように、ケース本体部20は、その主要部をなす主構造部20aと前面カバー部20bとを一体化することによって構成されている。ケース本体部20は、円弧部23と、これに対向した背面部25によって囲まれた空間Pを有する。この空間P内には、電池ボックス6や制御基板12b、表示装置29等が収容されている。
図3に示すように、円弧部23は、前面カバー部20bによってその大半が構成されており、断面形状が略円弧状となっている。ケース本体部20は、前面カバー部20bに設けられた開口部23aに相当する位置に設けられた表示装置29(表示部)を視認できる構造となっている。さらに詳細に説明すると、ケース本体部20は、円弧部23に正面視が略矩形の開口部23aを有している。
表示装置29は、いわゆるセグメントディスプレイ(Segment Display)を取り付けた電子基板(図示せず)を備えた構成とされている。本実施形態では、表示装置29として7セグメントディスプレイ(Seven-Segment Display)を備えたものが採用されている。表示装置29は、いわゆる14セグメントディスプレイや、16セグメントディスプレイ、ドットマトリクス・ディスプレイ等を備えた構成とされていてもよい。
図4に示すように、ケース本体部20の背面部25には、蓋体26が着脱自在なように設けられている。蓋体26は、ケース本体部20内に設けられた電池ボックス6に相当する位置に設けられている。そのため、ケース本体部20は、本体部2の軸線方向に沿って形成され、本体部2を縦断する境界面X(図2、図3を参照)を想定した場合に、この境界面Xを境として領域Bとは逆側に想定される領域A側から蓋体26を取り外し、電池ボックス6に対して電池を着脱することができる。
図2や図3等に示すように、天部21は、上記したケース本体部20の上端側に設けられた、外観が円筒状の部分である。図2に示すように、天部21の内部空間Qは、上記したケース本体部20の内部空間Pと連通している。天部21の内部空間Qには、オーディオ装置1の制御基板12aが収容されている。図2に示すように、制御基板12aは、内部空間P,Q間にわたって配された配線により、ケース本体部20側に配された制御基板12bに対して電気的に接続されている。
図3に示すように、天部21の天面21aは、平面視が略円形であり、複数の開口27を備えている。天面21aには、図示しない保護シートが貼り付けられており、開口27を介して湯水が侵入できない構造とされている。各開口27は、上記した外装カバー7を内蔵ケース8に装着した際に外装カバー7に設けられた各ボタン17が到来するように位置あわせして設けられている。
図2に示すように、天部21内に収容されている制御基板12aは、オーディオ装置1を作動させるための電子部品に加え、オーディオ装置1の操作を行うための押圧式のスイッチ30や、外部メモリに接続するための接続端子31を備えている。本実施形態では、接続端子31としてUSB(Universal Serial Bus)端子を備えている。スイッチ30は、天部21の天面21aに設けられた開口27を介して操作可能とされている。また、接続端子31は、一般的にUSBメモリやUSBフラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ等と称されるものに代表される外部メモリ33(音源手段)の端子を接続することができるものである。本実施形態では、外部メモリ33の端子を天部21の底面21cに設けられた開口28を介して差し込むことにより、外部メモリ33を制御基板12aに接続可能とされている。
上記したように、制御基板12aは、制御基板12bに電気的に接続されている。そして、制御基板12aの接続端子31に接続されたUSBメモリ等の外部メモリ33に記録されている音声データ、すなわち音声信号をデジタルデータに変換したデータは、制御基板12aに読み込まれ、制御基板12b側に伝達される。具体的には、制御基板12aは、外部メモリ33にWAV形式で記録された音声データや、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式やAAC(Advanced Audio Coding)形式に代表される音声圧縮方式で記録された音声データを読み込み、これを制御基板12bに伝達する機能を有する。また、制御基板12bは、制御基板12a側から伝達されてきた音声データをスピーカー5を介して再生する機能を備えている。
図3等に示すように、ケース本体部20の下端側には底部22が設けられている。底部22は、上記したケース本体部20の下方に連続した円筒状の円筒部24aと、フランジ部24bと、係合部24cとを有する。円筒部24aは、外径が上記した天部21よりも小さく、天部21と軸心位置が一致している。底部22は、通常の設置状態において上側となる位置にケース本体部20の背面部25よりも領域A側に張り出した部分があり、当該部分が底部天面22aによって閉塞されている。一方、底部22の下端側の部分は、フランジ部24bの中央にある底部開口24dを介して開放されている。底部22内の空間Rは、後に詳述するスピーカー5のスピーカー本体部40を嵌め込むための空間として機能すると共に、ケース本体部20の空間Pの内外を連通する部分としても機能する。外周面22bは、領域A側の部分に周部開口22cを有する。底部22内の空間Rは、周部開口22cを介してケース本体部20の内部空間Pと連通している。
図3等に示すように、底部22のフランジ部24bの下面側には筒部24eが設けられている。筒部24eは、フランジ部24bから下方に向けて突出した筒状の部分である。係合部24cの内部空間は、上記した底部22の内部空間Rと連続している。筒部24eの内部空間は、前記内部空間Rと同様に、スピーカー5を収容するために使用される。
図2や図6(b)に示すように、フランジ部24bの裏面側、すなわち筒部24eが設けられた側の面には、係合部24cが設けられている。係合部24cは、図6(b)に示すように、後述する脚部3の切欠部3gと係合する部分である。また、フランジ部24bの領域A側の位置であって、係合部24cに相当する位置には、通気用縦貫通孔50が設けられている。通気用縦貫通孔50は、フランジ部24bおよび係合部24cの厚み方向、すなわち内蔵ケース8の軸方向に伸びている。
本体部2において、内蔵ケース8の底部22に対してさらに下方側の位置には、脚部3が取り付けられている。脚部3は、本体部2をオーディオ装置1の設置面から上方に浮かせた状態で支持するための支持体としての機能を有する。これに加えて、脚部3は、スピーカー5を取り付けるためのスピーカー設置手段としての機能を有する。さらに、脚部3は、底部22の貫通孔37内に収まるように取り付けられたスピーカー5から放射される音の反射板としての機能も有する。
図3に示すように、脚部3は、スピーカー収容部3aと、脚天部3bと、脚底部3cと、立設部3dとを有する。スピーカー収容部3aは、図2や図3等に示すように円筒状である。スピーカー収容部3aの外径は、上記した本体部2のフランジ部24bの外径と略同一とされている。図3や図6(a)に示すように、スピーカー収容部3aの内側には切欠部3gが設けられている。切欠部3gは、スピーカー収容部3aの内周壁の一部を切り欠いて形成されたものである。切欠部3gは、スピーカー収容部3aの上方から下方に向かうに従ってスピーカー収容部3aの径方向外側から内側に向けて傾斜した傾斜面3hを有する。傾斜面3hの傾斜は、上記した内蔵ケース8の底部22を構成する係合部24cの下面側の傾斜と略同一とされている。
脚部3の外周には、外装カバー7の内周面に設けられた係合溝9と係合可能な突起41が3つ、脚部3の周方向に略等間隔に形成されている。3つの突起41のうちの一つ(以下、突起41aとも称す)は、上記した内蔵ケース8の底部22において周部開口22cが設けられた側の部分に設けられている。すなわち、脚部3の外周であって、上記した通気用縦貫通孔50が設けられた部位の近傍の位置に突起41aが設けられている。図3に示すように、残りの2つの突起41(以下、突起41b,41cとも称す)についても、脚部3の外周に設けられている。突起41b,41cは、それぞれ突起41aに対して時計回り方向および反時計回り方向に120度ずれた位置に設けられている。
上記した3つの突起41a〜41cは、いずれも外装カバー7の内周面に設けられた鈎状の係合溝9a〜9cに沿って摺動し、係合可能な大きさとされている。また特に、図5(b)に示すように、外装カバー7の装着時に係合溝9aと係合する突起41aについては、突起41b,41cとは異なり、その長さ方向(脚部3の周方向)の中途に段部41eが設けられている。段部41eは、係合溝9aの周溝部9x内に設けられたリブ11が係合可能な大きさとされている。
換言すれば、突起41aは、図5(b)や図8(a)に示すように、正面視した状態において段部41eを境として右端側の部分に、脚部3の外周面よりも径方向外側に突出した爪部41f(本体側突出部)を有する。また、段部41eを境として左側の部分には、爪部41fと同様に脚部3の外周面よりも径方向外側に突出した後端部41gを有する。爪部41fは、段部41eよりも脚部3の径方向外側に突出している。
ここで、外装カバー7を脚部3に対して装着する場合、突起41aを正面視した状態において、外装カバー7は、図5(b)や図8(a)に矢印で示す方向に相対回転される。これに伴い、外装カバー7の内側にある係合溝9a内に形成されたリブ11も前記矢印の方向に移動する。そのため、爪部41fは、突起41aにおいて外装カバー7の装着時に外装カバー7の回転方向、すなわちリブ11の移動方向手前側に位置する部分に相当する。
また、図5に示すように、スピーカー収容部3aの外周には、全周にわたって突出した突出部43aを有する。突出部43aの外径は、上記した外装カバー7の内径と略同一とされている。また、突出部43aには、スピーカー収容部3aの全周を取り囲むように設けられた溝43bを有する。溝43bには、Oリング45が装着されている。
スピーカー収容部3aにはスピーカー5が収容されている。スピーカー5は、上記した制御基板12bに対して電気的に接続されている。スピーカー5は、制御基板12bからの電気信号を受けて、振動板38から放射される音を下方に向けて放射可能なように取り付けられている。すなわち、スピーカー5は、図2や図3に示すように、振動板38が下方を向き、スピーカー5を構成する図示しないコイルや磁石を内蔵したスピーカー本体部40が上方を向く姿勢とされ、スピーカー収容部3aの内部に上方から挿入され、収容されている。
脚天部3bは、平面視が略環状で、その外径が上記したスピーカー収容部3aの外径よりもやや大きな平板状の部分である。脚天部3bの略中央部には、貫通孔3eが設けられている。貫通孔3eの開口径は、上記したスピーカー収容部3aの開口径よりもやや小さい。そのため、スピーカー収容部3aに収容されているスピーカー5は、脚天部3bによって振動板38の外周部分が支持された状態となっている。
スピーカー収容部3aおよび脚天部3bには、通気用縦貫通孔51および通気用横穴52が設けられている。通気用縦貫通孔51は、上下方向に貫通した貫通孔である。通気用縦貫通孔51は、本体部2の組み立て状態において、上記した通気用縦貫通孔50と連通して一連の通路(以下、主通気路55aとも称す)を形成する。また、通気用横穴52は、主通気路55aに合流する通路を形成する。
通気用縦貫通孔51は、一方側の端部が脚天部3bに開口しており、他方側の端部が切欠部3gの傾斜面3hに開口している。また、図5に示すように、通気用横穴52は、上記した突起41aに対して、脚部3の周方向にずれた位置に設けられている。
また、通気用横穴52は、スピーカー収容部3aと脚天部3bとの境界部分近傍、具体的には図6(c)に示すように、上記した突出部43aであって溝43bに対して下方側に外れた部分に開口領域の一部がさしかかるように設けられている。通気用横穴52は、スピーカー収容部3aの径方向に伸びており、上記した通気用縦貫通孔51と連通している。
スピーカー収容部3aの内周面に設けられた切欠部3gの傾斜面3hには、通気用縦貫通孔51の開口を閉塞するように通気膜57(膜体)が貼り付けられている。通気膜57は、空気の通過を許容するが、水の通過を許容しない特性を有するものである。そのため、通気用縦貫通孔51は、仮に脚天部3bの下面側の開口部分から湯水が浸入してきても、通気膜57によって水の移動が阻止され、スピーカー収容部3a側の開口部分から上方に向けて抜けることができない。
脚底部3cは、平面視が略円形の板体の略中央部に外観が略山形の円錐部3fを有する形状とされている。円錐部3fは、その頂部が貫通孔3eの中央を通る中心軸上に位置するように略全周にわたって同一の傾斜で傾斜している。立設部3dは、脚天部3bと脚底部3cを繋ぐように両者の間に立設された部分であり、脚部3の周方向に2つ、互いに180度ずれた位置に設けられている。脚部3は、立設部3dが設けられた位置を除く脚底部3cの外周部分において、脚天部3bと脚底部3cとの間の空間が脚部3の周方向外側に向けて開放された状態となっている。
図2や図6(b)に示すように、脚部3は、スピーカー収容部3aにスピーカー5を収容した状態において、上記した内蔵ケース8の下端部に設けられたフランジ部24bをスピーカー収容部3aに対して上方から突き合わせた状態とされる。また、フランジ部24bの下側に設けられた係合部24cは、通気膜57を介してスピーカー収容部3aに設けられた切欠部3gに突き合わせた状態とされる。この状態でフランジ部24bとスピーカー収容部3aとをネジ止めすることにより、脚部3が本体部2と一体化されている。
上記したようにして内蔵ケース8と脚部3とが一体化されると、上記した通気用縦貫通孔50,51が通気膜57を介して上下方向に連続した状態になる。これにより、通気用縦貫通孔50,51および通気用横穴52からなる通気路55が形成される。
本体部2の底部22と脚部3とを一体化すると、本体部2側に取り付けられたスピーカー5の振動板38が本体部2の内部に形成された水密な空間(水密部47)と外部との境界部分に存在した状態になる。また、振動板38は、脚天部3bに設けられた貫通孔3eを介して脚底部3cに設けられた円錐部3fに対向した状態になる。そのため、スピーカー5から放射された音は、脚底部3cに設けられた円錐部3fに当たって反射し、脚部3の側方に設けられた開放部分から外側に向けて拡がることとなる。
本実施形態のオーディオ装置1は、上記したようにして本体部2と脚部3とを一体化すると共に、本体部2の上方から外装カバー7を被せて、周方向に回転させることにより形成される。外装カバー7は、内側に形成された係合溝9a〜9cのそれぞれに脚部3の外周に設けられた突起41a〜41cを係合させることにより取り付けられる。具体的には、外装カバー7を装着する際は、先ず脚部3に設けられた突起41aと、外装カバー7に設けられた係合溝9aの縦溝部9yとが位置合わせされる。また、他の突起41b,41cについても、それぞれ係合溝9b,9cの縦溝部9yに位置合わせされる。この状態で外装カバー7を脚部3側に向けて押し込むと、突起41a〜41cがそれぞれ各係合溝9a〜9cの縦溝部9y内を上方に向けて摺動する。
外装カバー7の下端部が脚部3に押し込まれると、脚部3に取り付けられたOリング45が外装カバー7の内周面に密着した状態になる。そのため、外装カバー7の内側に形成された空間(水密部47)が閉止された状態になり、水密部47と外部雰囲気との間に圧力差が発生する。
上記したようにして外装カバー7の内側に形成された空間(水密部47)が閉止された状態になると、その後外装カバー7が脚部3に対して時計回り方向、すなわち図5(a),(b)において矢印で示す方向に相対回転される。これにより、突起41a〜41cのそれぞれが、係合溝9a〜9cを構成する周溝部9xに沿って摺動する。そして、さらに外装カバー7を相対回転させると、やがて係合溝9aに設けられたリブ11が突起41aに設けられた段部41eと係合した状態になる。
さらに詳細に説明すると、外装カバー7を脚部3に対して相対回転させると、やがて外装カバー7の内側にある係合溝9a内に形成されたリブ11が突起41aの爪部41fの端部に当接した状態になる。その後、さらに外装カバー7を相対回転させると、爪部41fの端部に設けられた傾斜に沿ってリブ11がスライドする。そして、図8(a)に示すように爪部41fが設けられた部分に外装カバー7側のリブ11が乗り上げた状態になる。
上記したようにして爪部41fにリブ11が乗り上げた状態になると、係合溝9aにおけるリブ11の突出量、並びに、脚部3の外周面に対する爪部41fの突出量の和に相当する分だけ外装カバー7が径方向外側に弾性変形した状態になる。これにより、外装カバー7の内周面と脚部3の外周面に備えられたOリング45との間に隙間が形成される。そのため、外装カバー7の下端部を脚部3側に押し込んだことによって閉止状態になっていた外装カバー7の内部空間からなる水密部47が、前記した隙間を介して外部に連通した状態になる。すなわち、爪部41fにリブ11が乗り上げ、当接した状態において、前記した閉止状態が一時的に解除された状態になる。これにより、前記した水密部47(内部空間)と外部との圧力差が解消される。
爪部41fにリブ11が乗り上げた状態からさらに外装カバー7を相対回転させると、図8(b)に示すように、突起41aの段部41eにリブ11が嵌り込んで係合した状態になる。これにより、外装カバー7が、本体部2を構成する脚部3と一体化された状態になると共に、外装カバー7が縮径し、外装カバー7の内周面が脚部3に設けられたOリング45によって再び封止された状態になる。
また逆に、内部にセットされている外部メモリ33の着脱や、電池ボックス6にセットされている電池の交換等を行う際は、上記したのと逆の手順により外装カバー7を取り外すことができる。
図6(b)に示すように、外装カバー7を装着した状態において、外装カバー7の下端部と脚部3の脚天部3bとの間に若干の隙間60が形成される。また、脚部3の外周面に設けられた通気用横穴52は、開口部分が段違いになっており、脚部3を外側から観察した状態において突出部43aよりも下側の部分が上側の部分よりも奥側、すなわち脚部3の径方向内側に位置している。そのため、外装カバー7を装着した状態において、通気用横穴52の開口の一部、すなわち開口のうち下側の部分は外装カバー7から離れている。さらに、通気用横穴52は、隙間60が形成された部分よりもやや上方に開口している。そのため、オーディオ装置1は、図6(b)や図6(d)に矢印で示すように、隙間60から通気用横穴52に至る空気が通過可能な通気領域65を有する。また、通気領域65は、図6(b)や図6(d)に矢印で示すように、隙間60から内側に向かって流入する空気を一旦上方に立ち上げた後、通気用横穴52に案内可能な形状とされている。
また、オーディオ装置1は、外装カバー7を内蔵ケース8および脚部3に対して覆い被さるように装着し、外装カバー7と脚部3とを相対回転させることにより両者が係合した状態となり、内部に水密部47が形成される。そして、このように外装カバー7と脚部3とが係合するまで相対回転させると、外装カバー7の天面15に設けられた各ボタン17が、内蔵ケース8の天面21aに設けられた各開口27に相当する位置に到来する。
すなわち、本実施形態のオーディオ装置1において、天面15に設けられた各ボタン17、並びに、内蔵ケース8の天面21aに設けられた開口27の配置は、外装カバー7と脚部3とを係合した状態になることではじめて互いに対応した位置に到来するように調整されている。従って、オーディオ装置1は、脚部3に設けられた突起41aが外装カバー7の内側に設けられた係合溝9aに嵌る状態にならないと、外装カバー7と脚部3とを係合させたり、外装カバー7の天面15に設けられたボタン17により制御基板12aに設けられた各スイッチ30を操作することができない構造となっている。
上記したようにして外装カバー7を装着し、オーディオ装置1を組み立てた状態とすると、外装カバー7の外周面16側から内蔵ケース8を構成するケース本体部20の円弧部23に設けられた表示装置29を外装カバー7の外周面16を通して視認することができる。
上記したように、本実施形態のオーディオ装置1では、水密部47を閉止状態とした状況であっても、外装カバー7の内側に設けられたリブ11と本体部2側に設けられた突起41aの爪部41fとが当接し、リブ11が爪部41fに乗り上げた状態になると、外装カバー7が内側から外側に向かう方向に変形し、水密部47の閉止状態が一時的に解除され、水密部47と外部との圧力差が解消される。そのため、本実施形態のオーディオ装置1では、外装カバー7の装着時に水密部47の内圧が急激に変化することがあったとしても、これを容易に解消することができると共に、水密部47の圧力変化に伴う音質の変化や、スピーカー5の故障等といったような不具合の発生を抑制することができる。
上記したように本実施形態のオーディオ装置1では、リブ11および爪部41fが、それぞれ外装カバー7の内周面および本体部2の外周面の周方向に一つずつ設けられている。そのため、外装カバー7を本体部2側に係合させる際に、リブ11と爪部41fが当接すると、当該当接部分において外装カバー7が径方向外側に大きく弾性変形し、外装カバー7の内周面と脚部3の外周面との間に通気に十分な隙間が形成される。そのため、オーディオ装置1では、外装カバー7の装着に伴って発生する水密部47と外部との圧力差を効率よく解消することができる。
なお、上記実施形態では、外装カバー7の内周面と脚部3の外周面との間に形成される隙間をなるべく大きくとることを目的として、リブ11および爪部41fを外装カバー7や脚部3の周方向に一つずつ設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、周方向に複数設けられていてもよい。
上記した構成に加えて、オーディオ装置1は、本体部2の底側を閉塞している脚部3の脚天部3bに、通気路55を構成する通気用縦貫通孔51が開口しており、これを介して本体部2の内外が設置状態を基準として上下方向に連通している。また、通気路55を構成する通気用横穴52は、脚部3を構成する脚天部3bの外周面に開口しており、通気用縦貫通孔50,51が連通して形成される上下方向に伸びる通路に連通している。さらに、通気用横穴52は、図6(b)などに示すように、脚天部3bと外装カバー7の間に形成された隙間60や通気領域65を介してオーディオ装置1の外部と連通している。そのため、オーディオ装置1は、通気路55を介して本体部2が通気可能な状態となっている。従って、オーディオ装置1は、浴室のように室温の変化の大きい雰囲気下に設置されても、本体部2の内外が略同圧に維持される。よって、オーディオ装置1は、浴室のように室温の変化の大きい雰囲気下で使用されても、スピーカー5が動作不良を起こしたり、スピーカー5が故障するといったような不具合が起こりにくい。
上記したように、本実施形態のオーディオ装置1では、本体部2側に設けられたスイッチ30に対応する位置に外装カバー7のボタン17が到来するように外装カバー7を装着しなければ、スイッチ30を作動させることができない。従って、本実施形態のオーディオ装置1では、本体部2に対して適切な位置関係で外装カバー7が装着され、水密部47と外部との圧力差が解消され、外装カバー7と本体部2とが係合状態になってはじめてスピーカー5が作動することとなる。よって、オーディオ装置1では、水密部47の内外の圧力差に起因する音質変化やスピーカー5の故障が起こる可能性を最小限に抑制することができる。
上記したように、オーディオ装置1は、外装カバー7の内部に形成された水密部47内にある内蔵ケース8に制御基板12a,12bが内蔵されている。そして、制御基板12aに対して、スピーカー5を介して出力される音声の音源となるデータを供給するための外部メモリ33を着脱可能とされている。また、内蔵ケース8内に、オーディオ装置1の電源となる電池を着脱できる構成となっている。そのため、オーディオ装置1では、外部メモリ33や電池等を着脱する際に外装カバー7を本体部2から取り外す構成とされており、水密部47内の圧力変動が起こりやすい傾向にある。しかし、オーディオ装置1では、上記したような構成により、本体部2に対する外装カバー7の取り付けの過程で水密部47の内外の圧力差を容易かつスムーズに解消することができる構造となっている。そのため、本実施形態のオーディオ装置1では、外部メモリ33や電池の着脱を行った後であっても、前記した圧力差による音質の変化やスピーカー5の不具合が起こらない。
上記した実施形態では、スピーカー5として、振動板38の形状によりコーン型に分類されるものを採用した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ドーム形の振動板を使ったドーム型スピーカーや平面型、ベンディングウェーブ型等に分類されるものであってもよい。また、スピーカー5は、変換方式による分類によりダイナミック型に分類されるものや、マグネティック型、コンデンサ型(静電型)、圧電型等、従来公知のものから適宜選択することができる。スピーカー5は、振動の放射方式による分類や再生帯域による分類においても適宜のものを選択することができる。
上記実施形態で示したオーディオ装置1は、通気膜57を主通気路55aに対して傾斜するように取り付けることにより、通気膜57の横断面積を大きくとるものであったが本発明はこれに限定されるものではなく、通気膜57を主通気路55aに対して略直交するように取り付けた構成としてもよい。また、オーディオ装置1は、主通気路55aの中途に拡径部51aを設け、これに通気膜57を取り付けた構成であったが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、拡径部51aを持たない構成等としてもよい。
上記したオーディオ装置1は、本体部2の外観が略円筒状のものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、オーディオ装置1は、例えば断面形状が正方形や矩形、多角形の筒等であってもよい。
上記実施形態のオーディオ装置1は、外部メモリ33としていわゆるUSBメモリを採用した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばSDメモリーカード(Secure Digital memory card)やハードディスク等、適宜のものを採用することができる。また、オーディオ装置1は、外部の通信網や装置と有線あるいは無線で接続可能な構成とし、外部の通信網や装置から送信されてきた音声データをスピーカー5を介して再生できるものであってもよい。また、オーディオ装置1は、音声データだけでなく、表示装置29を介して動画データや静止画データを表示(再生)可能なものであってもよい。
オーディオ装置1は、制御基板12aに接続された外部メモリ33から読み込まれた音声データを適宜再生可能なものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、オーディオ装置1は、ラジオチューナーやテレビチューナーを備えており当該チューナーで受信したラジオ放送やテレビ放送を視聴可能なものであったり、従来公知のカセットテープやCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)から音声データや画像データを読み込み、これをスピーカー5や表示装置29により再生可能なものであってもよい。
上記実施形態では、外装カバー7の取り付け不良により電気・電子部材が故障等するのを防止すべく、外装カバー7がしっかりと取り付けられてはじめてボタン17を押圧することによりスイッチ30を操作可能な構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、このような構成を採用していないものであってもよい。
本発明の一実施形態にかかるオーディオ装置を示す斜視図である。 図1のオーディオ装置の断面図である。 図1のオーディオ装置の分解斜視図である。 図1のオーディオ装置の分解斜視図である。 (a)は図1のオーディオ装置を脚部側から観察した状態における脚部近傍の構造を示す斜視図であり、(b)は突起近傍を拡大した斜視図である。 (a)は脚部のスピーカー収容部の一部を示す斜視図、(b)は脚部と本体部とを一体化した状態における要部を拡大した斜視図、(c)は(b)を矢印A方向から見た状態を示す正面図、(d)は脚部のスピーカー収容部近傍の構造を拡大して示す断面図である。 (a)外装カバーを示す断面図であり、(b)は外装カバーに設けられた係合溝の一つを拡大した斜視図である。 (a)は外装カバーを装着する過程におけるリブ部と段部との位置関係を示す要部拡大斜視図であり、(b)は外装カバーを装着した状態におけるリブ部と段部との位置関係を示す要部拡大斜視図である。
1 オーディオ装置(防水型電気・電子機器)
2 本体部
3 脚部
5 スピーカー
9 係合溝
11 リブ(カバー側突出部)
17 ボタン(操作ボタン)
30 スイッチ(操作スイッチ)
41 突起
41e 段部
41f 爪部(本体側突出部)
47 水密部(内部空間)

Claims (7)

  1. スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、
    前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、
    前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、
    前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、
    当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、
    前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、
    前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、
    前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、
    外装カバーの内周面あるいは本体部の外周面のいずれかに、外装カバーあるいは本体部の周方向に伸びる係合溝があり、
    当該係合溝内に、前記カバー側突出部あるいは前記本体側突出部のいずれか一方が設けられており、
    前記係合溝内に、前記カバー側突出部あるいは前記本体側突出部のうち他方側のものを挿入した状態において前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間を閉止状態とすることができ、
    前記カバー側突出部および前記本体側突出部が前記係合溝内において周方向に並んだ状態から外装カバーを本体部に対して相対回転させ、カバー側突出部あるいは本体側突出部のいずれか一方が他方を乗り越えた状態とすることにより、外装カバーと本体部とが係合状態になることを特徴とする防水型電気・電子機器。
  2. 前記カバー側突出部および前記本体側突出部が、それぞれ外装カバーの内周面および本体部の外周面の周方向に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防水型電気・電子機器。
  3. 外装カバーに操作ボタンが設けられており、
    本体部に前記操作ボタンにより操作可能な操作スイッチが設けられており、
    外装カバーと本体部とが係合状態になることを条件として操作スイッチに相当する位置に操作ボタンが到来し、当該操作ボタンにより操作スイッチを操作可能になることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水型電気・電子機器。
  4. 本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に、スピーカーを介して出力する音声の出力制御を行うための制御手段が設けられており、
    当該制御手段に対して、前記スピーカーを介して出力される音声の音源となるデータを供給可能な音源手段を着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水型電気・電子機器。
  5. 本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間が閉止になった状態において、前記内部空間の内外を連通する連通孔があり、
    当該連通孔の途中に、空気の通過を許容し、水の通過を阻止可能な通気膜が配されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水型電気・電子機器。
  6. スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、
    前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、
    前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、
    前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、
    当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、
    前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、
    前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、
    前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、
    外装カバーに操作ボタンが設けられており、
    本体部に前記操作ボタンにより操作可能な操作スイッチが設けられており、
    外装カバーと本体部とが係合状態になることを条件として操作スイッチに相当する位置に操作ボタンが到来し、当該操作ボタンにより操作スイッチを操作可能になることを特徴とする防水型電気・電子機器。
  7. スピーカーを備えた本体部と、当該本体部に対して装着される外装カバーとを有し、
    前記スピーカーが、前記本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に配され、
    前記スピーカーの振動板が、前記内部空間と外部との境界に配されたものであり、
    前記外装カバーが、内側から外側に向かう方向への可撓性を有するものであり、
    当該外装カバーの内周面に、外装カバーの周方向に不連続で、外装カバーの内側に向けて突出したカバー側突出部が設けられており、
    前記本体部に、当該本体部の外周面と不連続で、本体部の径方向外側に向けて突出した本体側突出部があり、
    前記外装カバーを前記本体部に対して装着することにより、前記内部空間が閉止された閉止状態とすることができ、
    前記内部空間が閉止状態となった状況において、前記カバー側突出部と本体側突出部とが当接した状態とすることにより、前記外装カバーが内側から外側に向かう方向に変形して前記閉止状態が解除され、
    本体部に外装カバーを装着することにより形成される内部空間内に、スピーカーを介して出力する音声の出力制御を行うための制御手段が設けられており、
    当該制御手段に対して、前記スピーカーを介して出力される音声の音源となるデータを供給可能な音源手段を着脱可能であることを特徴とする防水型電気・電子機器。
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