JP5093048B2 - ケーブル固定構造 - Google Patents
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Description
この端子接続構造は、上蓋と、箱形状のケーシングと、樹脂により形成された端子台を有する。
端子台はケーシングの内部に収容されている。
端子台上には、入力ケーブル及び装置側ケーブルの端子が接続される端子接続部が形成されている。
端子台は、隔壁としての載置板部及び間仕切り壁を備えている。
載置板部及び間仕切り壁は、端子接続部とは隔絶された接地用空間を形成する。
ケーシングの底部には、接地用空間に対応する位置にシールド線接地部が設けられている。
入力ケーブルのシールド部の先端はボルトによりシールド線接地部に接続されている。
シールド部が編組構造を有する場合、従来技術では、シールド部を接地部にボルト止めする際に、シールド部の金属線が折損するおそれがある。
折損したシールド部の一部が異物として装置側の電子基板等へ進入すると、進入した異物により電子基板の回路の短絡を招く可能性がある。
異物の装置側への進入を防止するため、異物の進入経路にシール部材を設けることも考えられる。
しかしながら、シール部材等の追加は、ケーブル固定構造における部品点数を増大させるという問題が生じる。
シールド部は、スリーブの通孔への圧入の際に、スリーブの貫通孔内においてスリーブの締め付けを受けるだけである。
従って、シールド部が編組構造を有する場合でも、シールド部を接地させる際に、シールド部が折損されることは殆どない。
その結果、シールド部の一部が異物化を防止することができる。
また、通孔へスリーブを圧入するだけで、シールド部がスリーブを介してシールド部接地部に接地されるから、ボルト止めによる従来のケーブル固定構造と比較してケーブルの壁部材への固定作業が容易となる。
スリットは、シール部材の収容される大径側空間部と、装置側となる小径側空間部とを連通する。
スリットが非直線状に形成されている場合、スリットが直線状に形成されている場合と比較して、スリット内での異物の移動は困難である。
その結果、異物の小径側空間部への進入を防止することができる。
その結果、異物の小径側空間部への進入を防止することができる。
その結果、貫通孔側コーナー部のシールド部に対する掛止によるシールド部の折損を防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係るケーブル固定構造について図面に基づき説明する。
図1に示す電動圧縮機10は、スクロール式の圧縮機構(図示せず)と、圧縮機構を駆動する電動モータ(図示せず)と、をハウジング内に備える。
ハウジングは、圧縮機構を収容するスクロールハウジング11と、電動モータを収容するモータハウジング12を有する。
スクロールハウジング11とモータハウジング12は互いに接合されている。
周壁部13の上部には壁部材としてのカバー14が固定されている。
周壁部13及びカバー14により密閉された収容空間Sが形成される。
この収容空間Sには電動モータを制御するインバータ15が収容されている。
インバータ15は、ケーブル16により電力の供給を受ける装置に相当する。
したがって、以下の説明では、一方のケーブル16のみを説明する。
インバータ15へ電力を供給するケーブル16は、図2に示すように、電力供給用の導線部17と、導線部17の周囲を被膜する第1被膜部18と、第1被膜部18の周囲を覆うシールド部19と、シールド部19の周囲を被膜する第2被膜部20と、を備えている。
導線部17及びシールド部19は導電性材料により形成されている。
第1被膜部18及び第2被膜部20は絶縁材料により形成されている。
シールド部19は、多数の細い金属線の編み込みによる編組構造を有する。
コネクタ部21には導線部17と接続された端子(図示せず)が内蔵されている。
コネクタ部21は、電源側の別のケーブル(図示せず)と接続される。
ケーブル16の他方の端部には、導線部17と接続された端子17Aが備えられている。
端子17Aは、収容空間Sにおいてインバータ15の端子15Aと接続されている。
両端子17A、15Aは端子接続部22を形成する。
第2被膜部20が取り除かれていることによりシールド部19が露出されている。
露出されたシールド部19は第1被膜部18を覆うように折り返されている。
折り返されたシールド部19(以後、「接地シールド部19A」と表記する)が重なる第2被膜部20には、導電性の金属リング(図示せず)が嵌められている。
金属リングは、第2被膜部20と接地シールド部19Aとの間に位置し、接地シールド部19Aを支持する。
この実施形態では、接地シールド部19Aがシールド部19の接地のために用いられる。
シール収容部23には、内周面をなすカバー内周面24と、底面をなすカバー底面部25とが備えられている。
シール部材26はゴム系材料により形成されている。
シール部材26の中央付近には、一対の挿通孔27が形成されている(図2では一方の挿通孔27のみを図示)。
挿通孔27にはケーブル16が挿通されるが、ケーブル16の外周とシール部材26との密着性を高めるために複数のリブが挿通孔27にわたって形成されている。
シール部材26の外周面であるシール外周面28には複数のリブが設けられている。
これらのリブは、シール部材26をシール収容部23に収容したとき、シール外周面28をカバー内周面24に密着する。
シール外周面28とカバー内周面24との密着により、シール部材26はカバー14に支持固定される。
シール部材26はカバー14とケーブル16との間を密封する。
図1に示すように、固定金具37は、コネクタ部21を保持するコネクタ保持部37Aを備えている。
固定金具37は、シール収容部23に収容されたシール部材26の脱落を防止する押さえ部37Bを備えている。
押さえ部37Bには、ケーブル16を通す孔38が形成されている。
通孔29は円孔であって、通孔29にはケーブル16の外周径と比較して十分に大きな孔径が設定されている。
通孔29はカバー14にシールド部接地部30を形成する。
シールド部接地部30は、スリーブ31を介して接地シールド部19Aを接地させる部位である。
通孔29には、ケーブル16が挿通されたスリーブ31が圧入される。
図3に基づきスリーブ31を説明する。
スリーブ31の一端には、大径部33が形成されている。
スリーブ31の他端には小径部34が形成されている。
大径部33の外周径は通孔29の孔径よりも大きく、小径部34の外周径は通孔29の孔径よりも小さい。
スリーブ31は、中央を貫通する貫通孔32を備えている。
貫通孔32は大径部33から小径部34へ向けて孔径が縮小される。
ケーブル16が貫通孔32に挿通され、貫通孔32内に接地シールド部19Aが位置するようにケーブル16が挿通される。
スリーブ31は大径部33から小径部34へ向けて径が縮小されるテーパー面35を備えている。
スリーブ31の外周面はテーパー面35により構成される。
スリット36は貫通孔32とスリーブ31の外側を連通する。
スリット36と貫通孔32は、スリーブ31に貫通孔側コーナー部31A、31Bを形成する。
この実施形態では、スリット36は非直線状である波形状に形成されている。
スリーブ31にスリット36が設けられていることにより、スリーブ31が通孔29に圧入されている状態では、スリーブ31が圧入されていない状態と比較して、スリット36の幅は縮小され、貫通孔側コーナー部31A、31Bが接近する。
スリーブ31を通孔29に圧入した状態では、スリーブ31は円筒状に変形する。
圧入されたスリーブ31のスリット36は、シール収容部23と収容空間Sとを連通する。
スリーブ31が通孔29に圧入されている状態では、大径部33を臨むシール収容部23は大径側空間部に相当する。
小径部34を臨む収容空間Sは小径側空間部に相当する。
図4(a)に示すように、固定金具37の孔38に端子17A側からケーブル16を通し、さらに、シール部材26の挿通孔27へケーブル16を通す。
シール部材26は、ゴム系材料により形成されているほか、挿通孔27が備えるリブによりケーブル16の外周面と密着する。
シール部材26の挿通孔27には第2被膜部20が位置する。
次に、ケーブル16をスリーブ31の貫通孔32に挿通する。
ケーブル16の接地シールド部19Aが貫通孔32内に位置するように、ケーブル16を貫通孔32に挿通する。
スリーブ31は通孔29への圧入により円筒状に変形する。
スリーブ31の変形に伴いスリット36の幅は狭くなる。
通孔29の孔径は一定であるから、スリット36の大径部33寄りは、小径部34寄りと比較してスリット36の幅が狭くなる度合いが大きい。
スリーブ31の圧入により、スリーブ31は接地シールド部19Aを締め付けるから、接地シールド部19Aはケーブル16に嵌められた金属リングとスリーブ31により狭圧される。
導電性の金属リングは、接地シールド部19Aのスリーブ31の締め付けによる変形を抑制するほか、接地シールド部19Aの接地性能を向上させる。
したがって、接地シールド部19Aはスリーブ31により強固に保持される。
通孔29にスリーブ31が圧入されている状態では、接地シールド部19Aはスリーブ31を介してシールド部接地部30に接地される。
シール外周面28がカバー14のカバー内周面24と密着され、シール部材26はカバー14に支持固定される。
シール部材26がカバー14に支持固定されることにより、ケーブル16のカバー14に対する固定がより強固となる。
この実施形態では、シール部材26がシール収容部23に収容された状態では、シール収容部23においてスリーブ31とシール部材26との間に空間が形成される。
シール部材26をシール収容部23に収容した後、固定金具37をカバー14に固定し、固定金具37はシール部材26のシール収容部23からの脱落を防止する。
そして、端子17Aと端子15Aを接続して端子接続部22を形成し、ケーブル16をインバータ15に接続する。
カバー14を周壁部13へ固定すると、収容空間Sは外部と遮断される。
接地シールド部19Aは、スリーブ31の圧入の際に、スリーブ31の貫通孔32内においてスリーブ31の締め付けを受けるだけである。
従って、接地シールド部19Aを接地させる際に、接地シールド部19Aの一部が異物化することは殆どない。
この摺動の際に、接地シールド部19Aの一部が折損する可能性がある。
接地シールド部19Aの折損が発生した場合、折損された接地シールド部19Aの一部は、異物としてスリット36入り込むおそれがある。
スリット36が波形状に形成されていることから、スリット36に入り込んだ異物が波形状のスリット36に沿って移動しない限り、収容空間Sにこの異物が達することはない。
気密試験を実施する場合、収容空間Sの排気を行って収容空間S内を負圧にする。
スリット36はシール収容部23とインバータ15を収容する収容空間Sとを連通するから、シール部材26の気密性能が不十分な場合には、外部から大気が収容空間Sに導入されて収容空間Sは十分な負圧が得られない。
シール部材26の気密性能が十分に発揮されている場合には、収容空間Sは十分な負圧を得ることができる。
つまり、収容空間Sの負圧の状態に基づきシール部材26の気密性能を確認することができる。
(1)ケーブル16が挿通されたスリーブ31を通孔29への圧入するだけで、接地シールド部19Aはスリーブ31を介してシールド部接地部30に接地することができる。接地シールド部19Aは、スリーブ31の圧入の際に、スリーブ31の貫通孔32内においてスリーブ31の締め付けを受けるだけであるから、スリーブ31の圧入時に接地シールド部19Aの一部が異物化することは殆どない。
(2)通孔29へスリーブ31を圧入するだけで、接地シールド部19Aがスリーブ31を介してシールド部接地部30に接地されるから、ボルト止めによる従来のケーブル固定構造と比較してケーブル16のカバー14への固定作業が容易となる。また、部品点数が増えることはない。
(4)スリット36が非直線状である波形状に形成されているから、スリット36が直線状に形成されている場合と比較して、異物のスリット36内での移動は困難であるから、異物の収容空間Sへの進入を防止することができる。
次に、第2の実施形態に係るケーブル固定構造について説明する。
第2の実施形態のケーブル固定構造では、スリーブが第1の実施形態と異なるが、スリーブを除く構成は第1の実施形態と同一である。
従って、第1の実施形態と同一要素については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
スリーブ41の他端には小径部44が形成されている。
スリーブ41は大径部43から小径部44へ向けて径が縮小されるテーパー面45を備えている。
大径部43の外周径は通孔29の孔径よりも大きく、小径部44の外周径は通孔29の孔径よりも小さい。
スリーブ41は、中央を貫通する貫通孔42を備えている。
貫通孔42は一端から他端へ向けて孔径が縮小されている。
ケーブル16が貫通孔42に挿通され、貫通孔42内に接地シールド部19Aが位置するようにケーブル16が挿通される。
各スリット46は、大径部43から小径部44の手前まで形成される直線状のスリット46である。
スリット46の一端は大径部43に達しているが、端部は小径部44へ達していない。
スリット46は貫通孔42とスリーブ41の外側を連通する。
図5(a)に示すように、隣り合うスリット46は互いに90度の角度を保つ。
図5(c)に示すように、スリーブ41が通孔29に圧入されている状態では、スリーブ41が圧入されていない状態と比較して、スリット46の幅は縮小される。
スリーブ41を通孔29に圧入した状態ではスリーブ41は円筒状に変形する。
小径部44付近では、テーパー面45が通孔29と当接せず、通孔29との間に僅かな隙間29Aを形成する。
スリット46の小径部44側の端部が隙間29Aを臨むことにより、圧入されたスリーブ41のスリット46は、シール収容部23と収容空間Sとを連通する。
従って、スリット46内の異物が収容空間Sへ達することは困難である。
また、スリット46の小径部44側の端部が隙間29Aを臨むから、第1の実施形態と同様に、収容空間S内の負圧にすることにより、シール部材26の気密性能を確認することができる。
次に、第3の実施形態に係るケーブル固定構造について説明する。
第3の実施形態のケーブル固定構造では、スリーブが第1、2の実施形態と異なる。
スリーブを除く構成は第1の実施形態と同一である。
従って、第1の実施形態と同一要素については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
スリーブ51の一端には、大径部53が形成されている。
スリーブ51の他端には小径部54が形成されている。
スリーブ51は大径部53から小径部54へ向けて径が縮小されるテーパー面55を備えている。
スリーブ51は、中央を貫通する貫通孔52を備えている。
貫通孔52は一端から他端へ向けて孔径が縮小される
ケーブル16が貫通孔52に挿通され、貫通孔52内に接地シールド部19Aが位置するようにケーブル16が挿通される。
大径部53の外周径は通孔29の孔径よりも大きく、小径部54の外周径は通孔29の孔径よりも小さい。
スリーブ51は、大径部53から小径部54へ達する直線状のスリット56を備えている。
スリット56は大径部53から小径部54へ向けて幅が狭くなっている。
貫通孔側コーナー部51A、51Bは、角丸めにより面取りされている。
貫通孔側コーナー部51A、51Bが面取りされている理由は、スリーブ51の通孔29への圧入時に、貫通孔側コーナー部51A、51ABが接地シールド部19Aに掛止され難くするためである。
圧入時のスリーブ51の変形に伴い、スリット56は幅が狭くなり、貫通孔側コーナー部51A、51Bは接地シールド部19Aに対して摺動する。
この実施形態では、貫通孔側コーナー部51A、51Bは角丸めにより面取りされているから、通孔29へのスリーブ51の圧入時において、貫通孔側コーナー部51A、51Aが接地シールド部19Aに掛止されない。
その結果、貫通孔側コーナー部51A、51Bが接地シールド部19Aを折損することもなく、折損による接地シールド部19Aの一部が異物化することを防止することができる。
因みに、貫通孔側コーナー部が角丸めにより面取りされていない場合、貫通孔側コーナー部は、スリーブ51の圧入時の締め付けにより接地シールド部19Aに掛止されやすい。
○第3の実施形態では、直線状のスリットを有するスリーブの貫通孔側コーナー部に角丸めによる面取りを形成したが、第1、第2の実施形態におけるスリーブの貫通孔側コーナー部について、同様の角丸めによる面取りを適用してもよい。
12 モータハウジング
13 周壁部
14 カバー
15 インバータ
16 ケーブル
19 シールド部
19A 接地シールド部
21 コネクタ部
22 端子接続部
23 シール収容部
26 シール部材
29 通孔
30 シールド部接地部
31、41、51 スリーブ
32、42、52 貫通孔
33、43、53 大径部
34、44、54 小径部
35、45、55 テーパー面
36、46、56 スリット
51A、51B 貫通孔側コーナー部
S 収容空間
Claims (3)
- 導線部とその周りを覆うシールド部とを有するケーブルと、前記ケーブルにより電力が供給される装置と前記導線部とを接続する端子接続部と、前記シールド部を接地するシールド部接地部と、前記ケーブルを支持固定する壁部材と、を備えたケーブル固定構造において、
前記シールド部接地部は、前記壁部材に形成される通孔に形成され、
前記ケーブルを挿通したスリーブを前記通孔に圧入することにより、前記シールド部は前記スリーブを介して前記シールド部接地部に接地され、
前記スリーブは、
中央を貫通し、前記ケーブルが挿通される貫通孔と、
一端に形成された大径部と、
他端に形成された小径部と、
前記大径部から前記小径部へ向けて径が縮小されるテーパー面と、を備え、
前記大径部を臨み、前記通孔と連通する大径側空間部が形成され、
前記小径部を臨み、前記通孔と連通する小径側空間部が形成され、
前記大径側空間部は、前記ケーブルを挿通し、前記壁部材と前記ケーブルとの間を密封するシール部材を収容し、
前記スリーブは、前記大径側空間部と前記小径側空間部を連通するスリットを備え、
前記スリットは、非直線状に形成されていることを特徴とするケーブル固定構造。 - 導線部とその周りを覆うシールド部とを有するケーブルと、前記ケーブルにより電力が供給される装置と前記導線部とを接続する端子接続部と、前記シールド部を接地するシールド部接地部と、前記ケーブルを支持固定する壁部材と、を備えたケーブル固定構造において、
前記シールド部接地部は、前記壁部材に形成される通孔に形成され、
前記ケーブルを挿通したスリーブを前記通孔に圧入することにより、前記シールド部は前記スリーブを介して前記シールド部接地部に接地され、
前記スリーブは、
中央を貫通し、前記ケーブルが挿通される貫通孔と、
一端に形成された大径部と、
他端に形成された小径部と、
前記大径部から前記小径部へ向けて径が縮小されるテーパー面と、を備え、
前記大径部を臨み、前記通孔と連通する大径側空間部が形成され、
前記小径部を臨み、前記通孔と連通する小径側空間部が形成され、
前記大径側空間部は、前記ケーブルを挿通し、前記壁部材と前記ケーブルとの間を密封するシール部材を収容し、
前記スリーブは、前記大径側空間部と前記小径側空間部を連通するスリットを備え、
前記スリットは、前記大径部から前記小径部の手前まで形成されていることを特徴とするケーブル固定構造。 - 導線部とその周りを覆うシールド部とを有するケーブルと、前記ケーブルにより電力が供給される装置と前記導線部とを接続する端子接続部と、前記シールド部を接地するシールド部接地部と、前記ケーブルを支持固定する壁部材と、を備えたケーブル固定構造において、
前記シールド部接地部は、前記壁部材に形成される通孔に形成され、
前記ケーブルを挿通したスリーブを前記通孔に圧入することにより、前記シールド部は前記スリーブを介して前記シールド部接地部に接地され、
前記スリーブは、
中央を貫通し、前記ケーブルが挿通される貫通孔と、
一端に形成された大径部と、
他端に形成された小径部と、
前記大径部から前記小径部へ向けて径が縮小されるテーパー面と、を備え、
前記大径部を臨み、前記通孔と連通する大径側空間部が形成され、
前記小径部を臨み、前記通孔と連通する小径側空間部が形成され、
前記大径側空間部は、前記ケーブルを挿通し、前記壁部材と前記ケーブルとの間を密封するシール部材を収容し、
前記スリーブは、前記大径側空間部と前記小径側空間部を連通するスリットを備え、
前記スリットと前記貫通孔は、前記スリーブに貫通孔側コーナー部を形成し、
前記貫通孔側コーナー部は、角丸めにより面取りされていることを特徴とするケーブル固定構造。
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