JP5381921B2 - センターボルト - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、オイルの給排により可動部材を動作させてクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を可変とするバルブタイミング可変機構を備えた内燃機関に適用されて、前記可動部材を前記カムシャフトに固定すべく同カムシャフトの端部にねじ締結される円筒形状のハウジングと、前記ハウジングと同一の中心軸の円筒形状をなして同ハウジング内に装入されてなるとともにオイルの給排経路をなす貫通孔がその周壁に形成されてなるスリーブと、を備えるセンターボルトにおいて、前記スリーブは、その周壁が途切れた形状をなす分断部が軸線方向における前記周壁の一端から他端まで延設されてなり、前記スリーブの外周面と前記ハウジングの内周面との接触面圧によって、前記ハウジング内における前記スリーブの移動が制限され、且つ前記カムシャフトへの前記センターボルトの締結固定に際して同センターボルトが捩られた場合には前記スリーブと前記ハウジングとの相対移動が許容されることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンターボルトにおいて、前記分断部は、非直線状に延設されてなることをその要旨とする。
図1に、本実施の形態のセンターボルトが適用される内燃機関の概略構成を示す。
同図1に示すように、内燃機関10には機関バルブ(例えば吸気バルブ)の開閉時期(バルブタイミング)を変更するためのバルブタイミング可変機構20が設けられている。
同図3に示すように、本実施の形態では、バルブタイミング可変機構20の可動部材21がセンターボルト12ともどもカムシャフト11に締結固定されている。そして、このセンターボルト12としては、バルブタイミング可変機構20の作動応答性の向上や同機構20とオイルコントロールバルブとの間の経路におけるオイル漏れの抑制などを図るために、上記オイルコントロールバルブの機能が付与されたものが採用されている。
センターボルト12は円筒形状のハウジング51を備えている。このハウジング51には、その内部と外部とを連通する複数の貫通孔51aが形成されている。これら貫通孔51aは、センターボルト12がカムシャフト11に固定されたときに、バルブタイミング可変機構20の供給通路41、進角側油路43、遅角側油路44、およびロック油路45(いずれも図1参照)のいずれかに接続される位置にそれぞれ形成されている。
図4および図5に示すように、本実施の形態では、スリーブ52の周壁に同周壁が途切れた形状をなす分断部58が形成されている。この分断部58は、スリーブ52の周壁において同スリーブ52の軸線方向における一端から他端まで延びる形状に形成されている。なお、スリーブ52の形成は、板状の金属材料をプレス加工したものを曲げ加工によって円筒形状に成形するといったように行われる。また、スリーブ52をハウジング51(図3参照)の内部に装入する際には、スリーブ52の半径が小さくなるように弾性変形させた状態で同スリーブ52がハウジング51の内部に差し込まれる。これにより、スリーブ52の外周面がハウジング51の内周面に押し付けられた状態で同スリーブ52が取り付けられるようになる。
分断部58が形成されないスリーブは、その断面形状が円環形状になる部分が多いために、剛性が高くなり易く弾性変形し難い構造になる。そのため、仮にそうしたスリーブを採用すると、スリーブの外周面とハウジング51の内周面との接触面圧に影響を与える因子として同スリーブの外径とハウジング51の内径との関係が占める比重がごく大きくなるために、上記接触面圧の設定の自由度がごく低くなってしまう。しかも、ハウジング51の内径やスリーブの外径には製造公差などによる個体差があるために、上記接触面圧の管理が困難になるといった不都合も生じる。なお、この不都合はハウジング51やスリーブとして個体差の小さいものを採用することにより解消することができるが、その場合にはコストアップが避けられない。
(1)スリーブ52の周壁が途切れた形状をなす分断部58を同スリーブ52の軸線方向における該周壁の一端から他端まで延びる形状に形成した。そのため、ハウジング51とスリーブ52との不要な相対移動を抑えつつ同スリーブ52における内部応力の発生を抑えることができ、ハウジング51内に配設されるスリーブ52の耐久性能の向上を図ることができる。
・スリーブ52の軸線方向における一方の端部と当接する位置に、例えば円環形状の部材やC字形状の部材を固定するなど、Cリング53以外の部材を取り付けるようにしてもよい。要は、スリーブ52の軸線方向への不要な移動を抑えることのできる規制部材であれば、Cリング53以外のものを採用することができる。
・スリーブの分断部を、直線状に延びる形状で形成するようにしてもよい。
・スリーブの分断部を、同スリーブの軸線方向における一端から他端まで延びる形状に形成することに限らず、次の[形状イ]〜[形状ハ]に記載するように形成してもよい。[形状イ]スリーブの分断部を断続的に延びる形状で形成する。[形状ロ]スリーブの分断部を、その軸線方向における一端を始点とするとともに、その軸線方向における一端と他端との間の中間部位を終点として延びる形状で形成する。[形状ハ]スリーブの分断部を、その軸線方向における一端と他端との間の中間部位にのみ形成する。
・スリーブの形成に用いる材料としては、所定の弾性と耐熱性とを有する材料であれば、樹脂材料などの金属材料以外の材料を用いることができる。
Claims (5)
- オイルの給排により可動部材を動作させてクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を可変とするバルブタイミング可変機構を備えた内燃機関に適用されて、前記可動部材を前記カムシャフトに固定すべく同カムシャフトの端部にねじ締結される円筒形状のハウジングと、前記ハウジングと同一の中心軸の円筒形状をなして同ハウジング内に装入されてなるとともにオイルの給排経路をなす貫通孔がその周壁に形成されてなるスリーブと、を備えるセンターボルトにおいて、
前記スリーブは、その周壁が途切れた形状をなす分断部が軸線方向における前記周壁の一端から他端まで延設されてなり、
前記スリーブの外周面と前記ハウジングの内周面との接触面圧によって、前記ハウジング内における前記スリーブの移動が制限され、且つ前記カムシャフトへの前記センターボルトの締結固定に際して同センターボルトが捩られた場合には前記スリーブと前記ハウジングとの相対移動が許容される
ことを特徴とするセンターボルト。 - オイルの給排により可動部材を動作させてクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を可変とするバルブタイミング可変機構を備えた内燃機関に適用されて、前記可動部材を前記カムシャフトに固定すべく同カムシャフトの端部にねじ締結される円筒形状のハウジングと、前記ハウジングと同一の中心軸の円筒形状をなして同ハウジング内に装入されてなるとともにオイルの給排経路をなす貫通孔がその周壁に形成されてなるスリーブと、を備えるセンターボルトにおいて、
前記スリーブは、その外周面と前記ハウジングの内周面との接触面圧が最も高い部分に、前記貫通孔とは別に、その周壁が途切れた形状をなす分断部が軸線方向に延びる形状で形成されてなり、
前記スリーブの外周面と前記ハウジングの内周面との接触面圧によって、前記ハウジング内における前記スリーブの移動が制限され、且つ前記カムシャフトへの前記センターボルトの締結固定に際して同センターボルトが捩られた場合には前記スリーブと前記ハウジングとの相対移動が許容される
ことを特徴とするセンターボルト。 - 請求項1または請求項2に記載のセンターボルトにおいて、
前記スリーブは、その分断部が前記貫通孔を避けて延びる形状に形成されてなる
ことを特徴とするセンターボルト。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンターボルトにおいて、
前記分断部は、非直線状に延設されてなる
ことを特徴とするセンターボルト。 - 請求項4に記載のセンターボルトにおいて、
前記分断部は、その対向面が互いに咬み合う凹凸形状に形成されてなり、該凹凸形状の凸部が先端に向かうほど先細のテーパ形状に形成されてなるとともに、前記凹凸形状の凹部が底部に向かうほど幅狭のテーパ形状に形成されてなる
ことを特徴とするセンターボルト。
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