JP5257406B2 - 電磁制御弁のばらつき調整機構及びばらつき調整方法 - Google Patents

電磁制御弁のばらつき調整機構及びばらつき調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、電磁ソレノイドのシャフトによりスプールを軸線に沿う方向へ移動させて液体の流通態様を制御するようにした電磁制御弁に適用され、同方向についての電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する電磁制御弁のばらつき調整機構及びばらつき調整方法に関するものである。
自動車等の車両に搭載される内燃機関として、燃費改善、出力向上等を意図して、吸気バルブや排気バルブといった機関バルブのバルブタイミングを可変とするためのバルブタイミング可変機構を設けたものが知られている。こうした内燃機関では、バルブタイミング可変機構に対するオイル(液体)の供給・排出(給排)を通じて、カムシャフトの端部に固定された同機構の可動部材を動作させ、それによってカムシャフトのクランクシャフトに対する相対回転位相を変更することで、機関バルブのバルブタイミングを可変としている。
オイルの上記給排は、バルブタイミング可変機構とオイルポンプと繋ぐ油圧回路の途中に設けられたオイルコントロールバルブの駆動を通じて制御される。このオイルコントロールバルブは電磁制御弁の一種であり、油圧回路におけるオイルポンプ及び排出通路とバルブタイミング可変機構との間におけるオイルの給排の流路を切り換えるための棒状のスプールを備えている。そして、スプールを軸線に沿う方向についての任意の位置へ移動させると、オイルコントロールバルブに形成された各種ポートの、オイルポンプ及び排出通路に対する接続状態が切り換えられるとともに、同ポートの開度が調整される。これらの切り換え及び開度調整により、バルブタイミング可変機構に対するオイルの給排の流路が切り換えられるとともに、同可変機構へのオイルの供給量及び同可変機構からのオイルの排出量が調整される。そして、こうした切り換えや調整を通じて、バルブタイミング可変機構の可動部材が動作してクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相が変更される。
なお、上述したような、オイルコントロールバルブの駆動を通じて制御されるバルブタイミング可変機構としては、例えば、特許文献1に記載されたものが挙げられる。
ところで、バルブタイミング可変機構では、同可変機構を作動させる際の応答性を向上させることや、同可変機構とオイルコントロールバルブとの間におけるオイルの給排の流路上でのオイル漏れを抑制することが要求される。これらの要求に応えるために、バルブタイミング可変機構の中心部分にオイルコントロールバルブの主要部(弁として機能する部分)を配置することが考えられる。こうした配置により、オイルコントロールバルブがバルブタイミング可変機構に近くなる。オイルコントロールバルブ及びバルブタイミング可変機構間のオイルの流路が短くなり、シールの必要な面の面積が少なくなり、上記の要求が満たされる。
この場合、上記スプールは、オイルの流路の途中に配置されたハウジングの収容室内に往復動可能に収容される。このスプールは、ばねにより収容室の軸線に沿う方向へ付勢される。収容室の外部において、ハウジングが取付けられたカムシャフトや、同カムシャフトを支持するシリンダヘッドとは異なる部材、例えばチェーンカバーには、電磁ソレノイドが取付けられる。電磁ソレノイドは、スプールと同一軸線上で往復動するシャフトを有し、通電に伴い発生する電磁力によりシャフトをスプールに押圧させ、前記ばねの付勢力に抗する方向へスプールを移動させる。そして、この電磁ソレノイドに対する通電が制御されることにより、軸線に沿う方向におけるスプールの位置が調整されることで、バルブタイミング可変機構に対するオイルの給排が制御される。
特開平9−324613号公報
オイルコントロールバルブでは、上記のように、スプールの軸線に沿う方向における位置が、オイルの流路の切り換えやオイルの供給量及び排出量を決定するうえで重要な要素となる。
一方で、スプールを収容するハウジングが、シリンダヘッドに支持されたカムシャフトに取付けられるのに対し、電磁ソレノイドが、それらのカムシャフトやシリンダヘッドとは異なる部材(チェーンカバー)に取付けられる。そのため、各部材(カムシャフト、シリンダヘッド、チェーンカバー等)の製造誤差、組付け誤差等により、軸線に沿う方向についての電磁ソレノイドの取付け位置がばらつくおそれがある。シャフトがスプールに直接接触する構造では、上記取付け位置ばらつきに伴い、シャフトの同方向についての位置がばらつくと、スプールの位置もその影響を受ける。スプールが、意図する箇所とは異なる箇所に位置することとなり、オイルの流路が意図するように切り換えられなかったり、所望の量のオイルが給排されなくなったりする。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、軸線に沿う方向について電磁ソレノイドの取付け位置にばらつきがあっても、スプールの位置に影響を及ぼさないようにすることのできる電磁制御弁のばらつき調整機構及びばらつき調整方法を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、液体の流路の途中に配置されたハウジングの収容室内に往復動可能に収容され、かつ付勢手段により同収容室の軸線に沿う方向へ付勢されたスプールと、通電に伴い発生する電磁力によりシャフトを前記スプールに押圧させ、同スプールを前記付勢手段の付勢力に抗する方向へ移動させる電磁ソレノイドとを備え、前記電磁ソレノイドに対する通電を制御することにより、前記軸線に沿う方向における前記スプールの位置を調整することで、前記液体の流通態様を制御する電磁制御弁に適用され、前記軸線に沿う方向についての前記電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する電磁制御弁のばらつき調整機構であって、前記シャフト及び前記スプールの一方を被装着部材とし、かつ他方を被当接部材とした場合に、前記被装着部材の前記軸線に沿う一端であって前記被当接部材に対向する端部には調整部材が設けられ、前記調整部材を含む前記被装着部材の前記軸線に沿う実質的な長さを実長さAとしたとき、同調整部材は、前記実長さAが大きくなる方向への前記調整部材の移動が阻止される一方で、前記実長さAが小さくなる方向への前記調整部材の移動は許容されるように前記被装着部材に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、シャフトと、収容室の軸線に沿う方向の付勢力を受けるスプールとについて、一方が被装着部材とされ、他方が被当接部材とされる。従って、被装着部材の軸線に沿う一端であって、被当接部材に対向する端部に調整部材が装着されると、上記付勢力により、被当接部材が上記調整部材に接触する。この接触により、被装着部材と被当接部材との間に調整部材が介在された状態となる。この状態では、調整部材が介在する分、被装着部材と被当接部材とが所定の間隔をもって離間する。
そして、調整部材に対し、被装着部材の実長さAを小さくさせる方向の力が加えられて、調整部材が同方向へ移動させられると、シャフト及びスプールの間隔が小さくなる側へ調整される。この調整により、軸線に沿う方向についての電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきが調整され、同ばらつきがスプールの位置に影響を及ぼさないようになる。
なお、調整部材に対し、実長さAを大きくさせる方向の力が加えられても、調整部材の同方向への移動は阻止される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記調整部材は係止部を備え、前記被装着部材は被係止部を備え、前記係止部及び前記被係止部の少なくとも一方は複数設けられ、前記調整部材は、前記係止部のいずれかが前記被係止部のいずれかに係止されることにより前記被装着部材に組付けられており、前記係止部とこれが係止される前記被係止部との組合わせを変えることにより前記実長さAが変更されることを要旨とする。
上記の構成によれば、調整部材における係止部のいずれかが、被装着部材における被係止部のいずれかに係止されることで、調整部材が被装着部材に組付けられる。この係止により、実長さAが大きくなる方向への調整部材の移動が阻止される一方で、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動が許容される。
そして、調整部材に力が加えられ、同調整部材が、被装着部材の実長さAを小さくする方向へ移動させられると、係止部とこれが係止される被係止部との組合わせが変わり、シャフト及びスプールの間隔が小さくなる側へ調整される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記調整部材は、前記軸線に接近又は離間する方向へ弾性変形し得る弾性片を有し、前記係止部は同弾性片に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、調整部材の弾性片に設けられた係止部のいずれかが、被装着部材における被係止部のいずれかに係止されることで、調整部材が被装着部材に組付けられる。この係止により、実長さAが大きくなる方向への調整部材の移動が阻止される。
これに対し、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動は許容される。すなわち、調整部材に対し、被装着部材の実長さAを小さくする方向の力が加えられると、弾性片が軸線に接近又は離間する方向(径方向)へ弾性変形する。この弾性変形に伴い、係止部が、被係止部に係止する係止位置から、係止を解除する解除位置へ移動すると、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動が可能となる。
上記調整部材の移動により、係止部が被係止部を乗り越えると、弾性片が弾性復元力により元の形態に戻る。これに伴い、係止部が上記解除位置から係止位置へ移動し、実長さAが小さくなる側の被係止部に係止する。
さらに、調整部材が簡単な構成であることから、ばらつき調整機構の低コスト化が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記調整部材は、前記シャフトが前記スプールを押圧するときに前記実長さAが小さくなる方向の力を受けるとともに、前記電磁制御弁による前記液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力が加わったとき、前記実長さAが小さくなる方向の移動が許容されるように前記被装着部材に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、調整部材に対し、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時に受け、かつ実長さAが小さくなる方向の力の最大値以下の力が加わった場合には、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動は許容されない。
一方、調整部材に対し、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力が加えられると、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動が許容される。調整部材が同方向へ移動すると、シャフト及びスプールの間隔が小さくなる側へ調整される。
なお、係止部の被係止部との係止により、調整部材は、シャフトに対し、実長さAを大きくする方向へ移動することを阻止される。これに加え、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時には、調整部材を、実長さAが小さくなる方向へ移動させるほど大きな力が同調整部材に加わることがない。そのため、この通常制御時には、実長さAの大きくなる側にも小さくなる側にも調整部材が移動することはなく、実長さAが調整された値に維持される。シャフト及びスプールの間隔が不用意に変わって電磁制御弁の流量特性が変化することがない。
上記請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明における電磁制御弁は、例えば、請求項5に記載の発明によるように、オイルの給排により可動部材を動作させて内燃機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変更することで、機関バルブのバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構に用いられ、前記オイルを前記液体とし、かつ前記給排を前記流通態様として制御するものであってもよい。
この場合、上記ばらつき調整機構が用いられて電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきが調整されると、その調整後には、スプールに対するシャフトの押圧により、軸線に沿う方向について所望とする箇所にスプールが位置するようになる。その結果、バルブタイミング可変機構において、オイルの給排を適正に行って可動部材を的確に動作させることが可能となり、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を正確に変更し、機関バルブのバルブタイミングを機関運転状態に適したものにすることができるようになる。
請求項6に記載の発明は、液体の流路の途中に配置されたハウジングの収容室内に往復動可能に収容され、かつ付勢手段により同収容室の軸線に沿う方向へ付勢されたスプールに対し、電磁ソレノイドのシャフトを、同電磁ソレノイドへの通電に伴い発生する電磁力により押圧させ、同スプールを前記付勢手段の付勢力に抗する方向へ移動させることで前記液体の流通態様を制御するとともに、前記シャフト及び前記スプールの一方を被装着部材とし、かつ他方を被当接部材とする電磁制御弁に適用され、前記被装着部材の前記軸線に沿う一端であって前記被当接部材に対向する端部には調整部材が設けられ、前記調整部材は、同調整部材を含む前記被装着部材の前記軸線に沿う実質的な長さを実長さAとしたとき、前記実長さAが大きくなる方向への前記調整部材の移動は阻止される一方で、前記実長さAが小さくなる方向への前記調整部材の移動は許容されるとともに、前記シャフトが前記スプールを押圧するときに前記実長さAが小さくなる方向の力を受けるように前記被装着部材に設けられ、前記電磁制御弁による前記液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力を前記調整部材に加えることによって前記実長さAを調整し、前記軸線に沿う方向についての前記電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整することを要旨とする。
請求項6に記載の発明の方法に従って、軸線に沿う方向についての電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する場合には、シャフトと、収容室の軸線に沿う方向の付勢力を受けるスプールとについて、一方が被装着部材とされ、他方が被当接部材とされる。被装着部材の軸線に沿う一端であって、被当接部材に対向する端部に調整部材が装着されると、上記の付勢力により、被当接部材が上記調整部材に接触する。この接触により、被装着部材と被当接部材との間に調整部材が介在された状態となる。この状態では、調整部材が介在する分、被装着部材と被当接部材とが所定の間隔をもって離間する。
調整部材に対し、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時に受け、かつ実長さAが小さくなる方向の力の最大値以下の力が加えられた場合には、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動は許容されない。
一方、調整部材に対し、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力が加えられると、実長さAが小さくなる方向への調整部材の移動が許容される。調整部材が同方向へ移動すると、シャフト及びスプールの間隔が小さくなる側へ調整される。軸線に沿う方向についての電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきが調整され、同ばらつきがスプールの位置に影響を及ぼさないようになる。
なお、係止部の被係止部との係止により、調整部材は、シャフトに対し、実長さAを大きくする方向へ移動することを阻止される。これに加え、電磁制御弁による液体の流通態様の通常制御時には、調整部材を、実長さAが小さくなる方向へ移動させるほど大きな力が同調整部材に加わることがない。そのため、この通常制御時には、実長さAの大きくなる側にも小さくなる側にも調整部材が移動することはなく、実長さAが調整された値に維持される。シャフト及びスプールの間隔が不用意に変わって電磁制御弁の流量特性が変化することがない。
本発明を具体化した一実施形態において、ばらつき調整機構が適用されるバルブタイミング可変機構の概略構成を示す略図。 同バルブタイミング可変機構の部分側断面図。 ばらつき調整機構を用いて電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきが調整されたバルブタイミング可変機構を示す部分側断面図。 図3におけるB部を拡大して示す部分側断面図。 図4における調整部材を示す斜視図。 ばらつき調整機構を用いて電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する手順を示す部分側断面図。 同じく、電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する手順を示す部分側断面図。 電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきが調整された後のバルブタイミング可変機構を示す部分側断面図。
以下、本発明を内燃機関のバルブタイミング可変機構に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図2に示すように、内燃機関は、その出力軸であるクランクシャフト5と、吸気バルブ、排気バルブといった機関バルブ6を開閉動作させるカムシャフト12とを備えている。これらのクランクシャフト5及びカムシャフト12は、図1の矢印で示す方向へ回転可能に支持されている。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、内燃機関にはバルブタイミング可変機構11が組込まれている。バルブタイミング可変機構11は、上記クランクシャフト5に対するカムシャフト12の相対回転位相を変更することで、上記機関バルブ6のバルブタイミングを可変とする機構である。ここで、「バルブタイミングの可変」とは、機関バルブ6の開弁時期から閉弁時期までの期間(開弁期間)を一定に保持した状態で進角又は遅角させ得ることである。
バルブタイミング可変機構11は、液体(ここではオイル)の流通態様の1つである給排(供給及び排出)により動作する可動部材13を備えている。可動部材13は、ボルト14によりカムシャフト12に固定されている。すなわち、ボルト14がカムシャフト12の軸線L1上において可動部材13に貫通され、そのボルト14の先端(図2の右端)のねじ部15が、同カムシャフト12の端部に螺入されることで、同ボルト14基端のフランジ部16とカムシャフト12との間で可動部材13が挟み込まれている。なお、図1ではボルト14の図示が割愛されている。また、カムシャフト12の上記軸線L1は、後述するハウジング(ボルト14)、収容室33、調整部材61及びシャフト52の各軸線と合致している。そのため、これらのハウジング(ボルト14)、収容室33、調整部材61及びシャフト52の各軸線について説明するときには、このカムシャフト12の軸線L1を用いることとする。
可動部材13とボルト14のフランジ部16との間には、フロントブッシュ17が配置されている。また、可動部材13とカムシャフト12との間には、リヤブッシュ18及び支持体19が配置されている。これらのフロントブッシュ17、リヤブッシュ18及び支持体19は、ボルト14等により、上記可動部材13とともにカムシャフト12に一体回転可能に締結されている。
上記支持体19の外側には、カムスプロケット21が相対回転可能に支持されている。このカムスプロケット21、及びクランクシャフト5のクランクスプロケット7には、タイミングチェーン22が掛装されており、カムスプロケット21にはタイミングチェーン22を介してクランクシャフト5の回転駆動力が伝達される。
カムスプロケット21には、バルブタイミング可変機構11のケース23が固定されている。そのため、クランクシャフト5の回転がカムスプロケット21に伝達されると、同カムスプロケット21及びケース23が軸線L1を中心として回転する。この回転は、ケース23内のオイル及び可動部材13を介してカムシャフト12に伝達される。そして、可動部材13をケース23に対し相対回転させると、クランクシャフト5に対するカムシャフト12の相対回転位相が変更され、機関バルブ6のバルブタイミングが変更される。
上記ケース23は、上記可動部材13を囲むように設けられている。このケース23の内周面には、軸線L1に向かって突出する複数の突部24が、周方向に所定の間隔を隔てて形成されている。また、可動部材13の外周面には、軸線L1から遠ざかる方向に突出する複数のベーン25がそれぞれ隣合う突部24間に位置するように形成されている。ケース23内において可動部材13及び両突部24によって囲まれた部分は、ベーン25により進角側油圧室26及び遅角側油圧室27に区画されている。
そして、進角側油圧室26にオイルを供給するとともに遅角側油圧室27からオイルを排出すると、可動部材13がケース23に対し図1中の時計回り方向へ相対回転してカムシャフト12のクランクシャフト5に対する相対回転位相が進角側に変更され、機関バルブ6のバルブタイミングが進角側に変更される。また、遅角側油圧室27にオイルを供給するとともに進角側油圧室26からオイルを排出すると、可動部材13がケース23に対し図1中反時計回り方向へ相対回転してカムシャフト12のクランクシャフト5に対する相対回転位相が遅角側に変更され、機関バルブ6のバルブタイミングが遅角側に変更される。
なお、タイミングチェーン22、バルブタイミング可変機構11等は、チェーンカバー28(図3等参照)によって非接触状態で覆われている。
進角側油圧室26及び遅角側油圧室27に対するオイルの給排に関しては、バルブタイミング可変機構11とオイルポンプ29とを繋ぐ油圧回路の途中に、電磁制御弁としてのオイルコントロールバルブ31を設け、そのオイルコントロールバルブ31の駆動を通じて制御することが考えられる。本実施形態では、バルブタイミング可変機構11を作動させる際の応答性向上や、同可変機構11とオイルコントロールバルブ31との間のオイルの流路上でのオイル漏れ抑制を意図して、同オイルコントロールバルブ31において弁として機能する部分が、バルブタイミング可変機構11の中心部分(軸線L1と同一線上)に配置されている。
より詳しくは、オイルコントロールバルブ31は、ハウジング、スプール32、付勢手段としてのばね45及び電磁ソレノイド50を備えている。ハウジングは、上述した可動部材13等をカムシャフト12に締結するボルト14によって構成されている。このハウジング(ボルト14)は、電磁ソレノイド50側の端面において開口する有底筒状の収容室33を有している。
収容室33は、供給通路34を介してオイルポンプ29に接続されるとともに、そのオイルポンプ29により汲み上げられるオイルを貯留するためのオイルパン35に対し排出通路36を介して接続されている。また、ボルト14には、収容室33の内外を連通させる第1ポート38及び第2ポート39が設けられている。収容室33は、第1ポート38及び進角側油路41を介して上記進角側油圧室26に接続されている。また、同収容室33は、第2ポート39及び遅角側油路42を介して上記遅角側油圧室27に接続されている。
スプール32は、収容室33の軸線(カムシャフト12の軸線L1)に沿う方向へ延びる棒状をなしている。スプール32は、自身の軸線をカムシャフト12の軸線L1に合致させた状態で、収容室33内に往復動可能に収容されている。スプール32は、バルブタイミング可変機構11の進角側油圧室26及び遅角側油圧室27に対するオイルの給排を行うべく、収容室33内を軸線L1に沿う方向へ移動する。スプール32は、軸線L1に沿う方向についての位置設定を通じて、第1ポート38及び第2ポート39と供給通路34及び排出通路36との接続状態の切り換えを行うとともに、それら第1ポート38及び第2ポート39の開度調整を行う。
ばね45は、スプール32と収容室33の内底部33Bとの間に配置されており、圧縮されることにより、スプール32を収容室33から露出させる方向(図1及び図2の左方)へ付勢する。
図1〜図3の少なくとも1つに示すように、電磁ソレノイド50のケース51は、収容室33の外部において、上記ハウジング(ボルト14)が取付けられた部材(カムシャフト12)とも、同カムシャフト12を支持するシリンダヘッド(図示略)とも異なる部材であるチェーンカバー28に取付けられている。ケース51における軸線L1上にはシャフト52が配置されている。シャフト52は、軸受53,54により、ケース51に対し軸線L1に沿う方向へ往復動可能に支持されている。シャフト52の一部は、ケース51からバルブタイミング可変機構11側(図3の右側)へ露出している。ケース51内において、シャフト52の周りにはプランジャ55が固定されている。さらに、ケース51内において、プランジャ55の周りには、電流が流されることにより、同プランジャ55及びシャフト52を内底部33B側へ移動させてスプール32に押圧させる電磁力を発生するソレノイド56が設けられている。
電磁力によりシャフト52のスプール32に対する押圧力を調整すると、その押圧力と上記ばね45の付勢力とが釣り合うようスプール32が軸線L1に沿う方向へ移動し、同軸線L1に沿う方向についてのスプール32の位置が調整される。そして、スプール32を軸線L1に沿う方向における任意の位置へ移動させることで、第1ポート38及び第2ポート39の供給通路34及び排出通路36に対する接続状態の切り換えが行われるとともに、それら第1ポート38及び第2ポート39の開度調整が行われる。
より詳しくは、電磁ソレノイド50によるシャフト52の押圧力を大きくしてスプール32を図1及び図3中右側に変位させると、第1ポート38が供給通路34に接続されるとともに第2ポート39が排出通路36に接続される。これらの接続により、進角側油圧室26にオイルが供給されるとともに遅角側油圧室27からオイルが排出される。これらのオイルの給排により、可動部材13がケース23に対し図1中時計回り方向に相対回転して機関バルブ6のバルブタイミングが進角側に変更される。また、このときにスプール32の軸線L1に沿う方向についての位置を微調整すれば、第1ポート38及び第2ポート39の開度が調整され、さらには進角側油圧室26へのオイル供給量及び遅角側油圧室27からのオイル排出量が微調整される。こうした微調整により、機関バルブ6のバルブタイミングが進角側の任意のタイミングとなるよう、可動部材13のケース23に対する相対回転位置を定めることが可能になる。
一方、電磁ソレノイド50によるシャフト52の押圧力を小さくしてスプール32を図1及び図3中左側に変位させると、第1ポート38が排出通路36に接続されるとともに第2ポート39が供給通路34に接続される。これらの接続により、遅角側油圧室27にオイルが供給されるとともに進角側油圧室26からオイルが排出される。これらのオイルの給排により、可動部材13がケース23に対し図1中反時計回り方向に相対回転して機関バルブ6のバルブタイミングが遅角側に変更される。また、このときにスプール32の軸線L1に沿う方向についての位置を微調整すれば、第1ポート38及び第2ポート39の開度が調整され、さらには遅角側油圧室27へのオイル供給量及び進角側油圧室26からのオイル排出量が微調整される。こうした微調整により、機関バルブ6のバルブタイミングが遅角側の任意のタイミングとなるよう、可動部材13のケース23に対する相対回転位置を定めることが可能になる。
ところで、オイルコントロールバルブ31では、上記のように、スプール32の軸線L1に沿う方向における位置が、オイルの流路の切り換えや、オイルの供給量・排出量を決定するうえで重要な要素となる。
一方で、スプール32を収容するハウジング(ボルト14)が、シリンダヘッドに支持されたカムシャフト12に取付けられるのに対し、電磁ソレノイド50が、それらのカムシャフト12やシリンダヘッドとは別部材であるチェーンカバー28に取付けられる。そのため、各部材(カムシャフト12、シリンダヘッド、チェーンカバー28等)の製造誤差、組付け誤差等により、軸線L1に沿う方向についての電磁ソレノイド50の取付け位置がばらつくおそれがある。シャフト52がスプール32に直接接触する構造では、取付け位置ばらつきに伴い、シャフト52の軸線L1に沿う方向についての位置がばらつくと、スプール32の位置もその影響を受ける。スプール32が、意図する箇所とは異なる箇所に位置することとなり、オイルの流路が意図するように切り換えられなかったり、所望の量のオイルが供給・排出されなくなったりする。
こうした問題に対処するため、本実施形態のバルブタイミング可変機構11には、軸線L1に沿う方向について電磁ソレノイド50の取付け位置にばらつきがあった場合に、その取付け位置ばらつきを調整する機構(ばらつき調整機構60)が設けられている。
図3〜図5の少なくとも1つに示すように、このばらつき調整機構60は、シャフト52及びスプール32の一方を被装着部材とし、かつ他方を被当接部材としている。本実施形態では、シャフト52を被装着部材とし、スプール32を被当接部材としている。ばらつき調整機構60は、シャフト52の軸線L1に沿う一端であって、スプール32に対向する端部(シャフト52のスプール32側端部(図3及び図4の右端部))に組付けられた調整部材61を備えている。
ここで、調整部材61を含むシャフト52の軸線L1に沿う実質的な長さ、より正確には、図3中、シャフト52の左端から、調整部材61の蓋部63の外側面までの長さを「実長さA」とする。調整部材61は、シャフト52によるスプール32の押圧時に、実長さAが小さくなる方向の力を受ける。調整部材61は、この実長さAが大きくなる方向(図3の右方)への調整部材61の移動が阻止される一方で、実長さAが小さくなる方向(図3の左方)への調整部材61の移動は許容されるようにシャフト52に組付けられている。
こうした態様での調整部材61の組付けのために、次の構造が採用されている。
調整部材61は、カムシャフト12の軸線L1を自身の軸線とする円筒状の筒状部62と、その筒状部62のスプール32側の端部を塞いでスプール32に当接される蓋部63とを備えている。調整部材61には、複数本のスリット64が軸線L1の周りに略等角度間隔で形成されている。各スリット64は、筒状部62においては、その略全長にわたり、軸線L1に平行に形成されている。各スリット64は、蓋部63においては、その外周縁から軸線L1に向けて延びている。そして、筒状部62において、隣合うスリット64によって挟まれた部分により、軸線L1から離間する方向へそれぞれ弾性変形し得る複数の弾性片65が構成されている。
各弾性片65の内面であって実長さAが小さくなる側(電磁ソレノイド50側)の端部には、係止部68が設けられている。各係止部68は、弾性片65の内面から、電磁ソレノイド50側ほど軸線L1に近づくように、同軸線L1に対し斜めに交差する方向へ突出している。
シャフト52のスプール32側端部の外周面において、軸線L1に沿う複数箇所には、被係止部67が設けられている。各被係止部67は、シャフト52の外周面の全周に設けられていて円環状をなしている。各被係止部67は、実長さAが小さくなる側(電磁ソレノイド50側)ほど拡径するテーパ面67Aを有している。
調整部材61は、弾性片65毎の係止部68が被係止部67のいずれかに係止されることによりシャフト52に組付けられている。係止部68の被係止部67との上記係止により、実長さAが大きくなる方向への調整部材61の移動を阻止される一方で、実長さAが小さくなる方向への調整部材61の移動が許容される。これらの移動についての阻止・許容は、例えば、次の要素を好適に設定することによって実現されている。
・各スリット64の長さ
・弾性片65の幅
・弾性片65の厚み(肉厚)
・各被係止部67のシャフト52からの突出高さ
・各被係止部67におけるテーパ面67Aの勾配
また、調整部材61を、シャフト52のスプール32側の端面52Aから1つ目の被係止部67と2つ目の被係止部67とに係止したとき(図6参照)、その端面52Aと蓋部63との間隔は、次の要素の合計値よりも大きく設定されている。
・スプール32がオイルの給排制御に際し、通常採り得る移動範囲の一端から他端まで移動したときの移動量(ストローク)
・電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきについて通常採り得る範囲の最大値
また、上記実長さAは、係止部68とこれが係止される被係止部67との組合わせを変えることにより変更可能である。
上記調整部材61は、シャフト52がスプール32を押圧するときに実長さAが小さくなる方向の力を受けるとともに、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受ける上記力の最大値よりも大きな力が加わったとき、実長さAが小さくなる方向の移動が許容されるようにシャフト52に組付けられている。本実施形態では、シャフト52を通じスプール32を収容室33の内底部33Bに圧接させたときに、調整部材61に対し上記移動を許容される大きさの力(通常制御時に受ける力の最大値よりも大きな力)が加わるように設定されている。
次に、上記のように構成された本実施形態のばらつき調整機構60を用いて、軸線L1に沿う方向についての電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整する方法について説明する。
まず、図6に示すように、電磁ソレノイド50をチェーンカバー28に取付けた後、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排制御に先立ち、電磁ソレノイド50に対する通電を止め、シャフト52及びスプール32を軸線L1に沿って引き離す方向へ移動させる。例えば、シャフト52をケース51の最も奥まで没入させるとともに、スプール32をばね45の付勢力に抗して内底部33Bに当接する位置まで押す。このようにして、シャフト52及びスプール32を採り得る範囲において最も大きく引き離す。
続いて、シャフト52の軸線L1に沿う一端であって、スプール32に対向する端部(シャフト52のスプール32側の端部)に対し、その端面52Aから蓋部63を最大量離間させた状態で調整部材61を組付ける。この組付けに際しては、弾性片65毎の係止部68の先端部を、端面52Aに最も近い被係止部67のテーパ面67Aに当てる。スプール32をばね45の付勢力に抗して内底部33Bに圧接させる際と同程度の力で、調整部材61をシャフト52に押付ける。このとき、調整部材61では、筒状部62において隣合うスリット64間の弾性片65が軸線L1から離間する側へ弾性変形して同筒状部62が拡開する。各係止部68が上記被係止部67を乗り越えると、各弾性片65が弾性復元力により元の形態に戻ろうとし、同係止部68が、実長さAを小さくする側(電磁ソレノイド50側)の被係止部67のテーパ面67Aに当接して、端面52Aから1つ目の被係止部67と2つ目の被係止部67とに係止する。この係止により、調整部材61がシャフト52に組付けられた状態となる。
上記の係止により、調整部材61は、実長さAが大きくなる方向への移動を阻止されるが、実長さAが小さくなる方向への移動を許容される。この段階では、シャフト52の端面52Aと蓋部63との間隔は、スプール32がオイルの給排制御に際し、通常採り得る移動範囲の一端から他端まで移動するときの移動量(ストローク)と、電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきについて通常採り得る範囲の最大値とを合計した値よりも若干大きい。
スプール32を内底部33B側へ押すのを止めると、ばね45によって付勢されたスプール32が調整部材61の蓋部63に押圧状態で接触する。この接触により、シャフト52とスプール32との間に調整部材61が介在された状態となる。調整部材61が介在する分、スプール32は、シャフト52に対し所定の間隔をもって離間する。
シャフト52のスプール32側の端面52Aと蓋部63との間の空間は、電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整するために利用されるとともに、その調整の際のシャフト52の移動(ストローク)を吸収するために利用される。
次に、電磁ソレノイド50に通電する、例えば、電磁ソレノイド50に対し、採り得る最大の電流又は過電流を通電する。これらの電流は、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排制御時に通常流される電流よりも多い。そして、上記通電に伴い発生する電磁力により、シャフト52が収容室33の内底部33Bへ向けて移動させられる。このシャフト52の動きは、調整部材61を介してスプール32に伝達される。図7に示すように、スプール32はシャフト52及び調整部材61によって押圧されて、ばね45の付勢力に抗して内底部33Bに向けて移動する。
スプール32に加わっているばね45の付勢力は、同ばね45の圧縮が進むに従い(スプール32が内底部33Bに近づくに従い)増大する。しかし、スプール32が内底部33Bに圧接される前、すなわち、内底部33Bから離れているとき、又は内底部33Bに軽く触れているときには、ばね45の付勢力は、スプール32を内底部33Bに圧接させようとするシャフト52の押圧力(電磁ソレノイド50の電磁力)ほど大きくない。
また、このときに調整部材61が受ける、実長さAが小さくなる方向の力は、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受ける力の最大値以下である。
そのため、調整部材61では、係止部68が、係止している被係止部67を乗り越えて、実長さAが小さくなる側(電磁ソレノイド50側)の被係止部67へ移動することはない。
スプール32が内底部33Bに接触した後も、シャフト52を通じ、そのスプール32を内底部33Bに圧接させようとする力が加わると、同スプール32が内底部33Bに圧接される(突き当てられる)。スプール32の内底部33Bに向かう動きが、その内底部33Bによって阻止される。調整部材61に対し、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受け、かつ実長さAが小さくなる方向の力の最大値よりも大きな力が加えられる。
このとき、調整部材61では、筒状部62における各弾性片65が軸線L1から離間する側へ弾性変形して同筒状部62が拡開する(図4の二点鎖線参照)ことで、シャフト52における調整部材61の係止箇所が変化する(係止部68の係止の対象となっている被係止部67が実長さAを小さくする側のものに変わる)のを許容する。すなわち、各弾性片65の弾性変形に伴い、係止部68が、被係止部67に係止する係止位置(筒状部62が拡開する前の位置)から、係止を解除する解除位置(筒状部62が拡開したときの位置)へ移動すると、実長さAが小さくなる方向への調整部材61の移動が可能となる。
そして、各弾性片65の弾性変形(筒状部62の拡開)により、係止部68が上記被係止部67を乗り越えると、各弾性片65が弾性復元力により元の形態に戻ろうとする。これに伴い、係止部68が上記解除位置から係止位置へ移動する。係止部68は、実長さAの小さくなる側の被係止部67のテーパ面67Aに当接して、同被係止部67に係止する。
係止部68とこれが係止される被係止部67との組合わせが、実長さAを小さくする側の組合わせに変わることにより同実長さAが小さくなる。シャフト52の端面52Aと蓋部63との間の空隙(シャフト52及びスプール32の間隔)が小さくなり、電磁ソレノイド50の軸線L1に沿う方向についての取付け位置ばらつきが調整される。係止部68及び被係止部67の組合わせの上記変更は、取付け位置ばらつきがスプール32の位置に影響を及ぼさないようになるまで行われる。
上記取付け位置ばらつきの調整後に、例えばスプール32の内底部33Bとの当接位置を基準とし、その電磁ソレノイド50に対する通電を制御すると、スプール32に対するシャフト52の押圧により、図8に示すように軸線L1に沿う方向について所望とする箇所にスプール32が位置するようになる。従って、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時には、バルブタイミング可変機構11では、オイルの給排が適正に行われて可動部材13が的確に動作させられる。クランクシャフト5に対するカムシャフト12の相対回転位相が正確に変更され、機関バルブ6のバルブタイミングが内燃機関の機関運転状態に適したものになる。
なお、係止部68の被係止部67との係止により、調整部材61は、シャフト52に対し、実長さAを大きくする方向へ移動することを阻止される。これに加え、オイルコントロールバルブ31の給排の通常制御時には、調整部材61に対し、実長さAが小さくなる方向へ移動させるほど大きな力が加わることがない。そのため、この通常制御時には、実長さAの大きくなる側にも小さくなる側にも調整部材61が移動することはなく、実長さAが調整された値に維持される。シャフト52及びスプール32の間隔が不用意に変わってオイルコントロールバルブ31の流量特性が変化することがない。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)調整部材61を含むシャフト52の軸線L1に沿う実質的な長さを実長さAとする(図3)。シャフト52の軸線L1に沿う一端であってスプール32に対向する端部に対し、調整部材61を、下記の条件を満たす態様で組付けるようにしている。
・実長さAが大きくなる方向への調整部材61の移動が阻止される。
・実長さAが小さくなる方向への調整部材61の移動が許容される。
そのため、調整部材61に対し、実長さAを小さくさせる方向の力を加えて、調整部材61を同方向へ移動させることにより、シャフト52及びスプール32の間隔を小さくなる側へ調整することができる。そして、この調整により、軸線L1に沿う方向についての電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整し、同ばらつきがスプール32の位置に影響を及ぼさないようにすることが可能となる。
(2)調整部材61に係止部68を設け、シャフト52に被係止部67を複数設ける。係止部68を被係止部67のいずれかに係止させることにより、調整部材61をスプール32に組付ける。そして、係止部68とこれが係止される被係止部67との組合わせを変えることにより実長さAを変更するようにしている(図3)。
そのため、被係止部67のいずれかに対する係止部68の係止により、実長さAが大きくなる方向への調整部材61の移動を阻止することとともに、実長さAが小さくなる方向への調整部材61の移動を許容することができる。
そして、調整部材61を、実長さAを小さくする方向へ移動させることで、係止部68とこれが係止される被係止部67との組合わせを変え、シャフト52及びスプール32の間隔を小さくなる側へ調整することができる。
(3)調整部材61に、軸線L1から離間する方向へ弾性変形し得る弾性片65を形成し、この弾性片65に係止部68を設けている(図4、図5)。
このため、上記のような簡単な構成でありながら、調整部材61に対し、実長さAを小さくする方向の力が加えられた場合に、軸線L1から離間する方向(径方向外方)へ弾性片65を弾性変形させることで、実長さAが小さくなる方向への調整部材61の移動を許容することができる。また、係止部68が被係止部67を乗り越えた場合に、弾性片65をもとの形態に復帰させて係止部68を、実長さAを小さくする側の被係止部67に係止させることができる。
さらに、調整部材61が簡単な構成であることから、ばらつき調整機構60の低コスト化を図ることもできる。
(4)調整部材61として、カムシャフト12の軸線L1を自身の軸線とする筒状部62と、筒状部62のスプール32側の端部に設けられた蓋部63とを備えるものを用いている。また、少なくとも筒状部62に、軸線L1に沿う方向へ延びる複数のスリット64を形成し、筒状部62において隣合うスリット64間の部分により弾性片65を構成している(図4、図5)。このような簡単な構成でありながら、電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつき調整用の調整部材61を成立させることができる。
(5)シャフト52がスプール32を押圧するときに、調整部材61が、実長さAが小さくなる方向の力を受けるようにしている。そして、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受ける上記力の最大値よりも大きな力が調整部材61に加わったとき、実長さAが小さくなる方向の移動が許容されるように、調整部材61をシャフト52に設けている(図3)。
このため、調整部材61に対し、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受ける力の最大値よりも大きな力を加えた場合にのみ、調整部材61を、実長さAが小さくなる方向へ移動させ、シャフト52及びスプール32の間隔を小さくなる側へ調整することができる。
また、オイルの給排の通常制御時に、シャフト52及びスプール32の間隔が不用意に変わってオイルコントロールバルブ31の流量特性が変化するのを抑制することができる。
(6)電磁ソレノイド50への通電によりシャフト52を通じ、スプール32を収容室33の内底部33Bに圧接させることによって、調整部材61に対し、オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に受け、かつ実長さAが小さくなる方向の力の最大値よりも大きな力を加えるようにしている(図6、図7)。
そのため、電磁ソレノイド50に通電してシャフト52を移動させる過程で電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整することができる。シャフト52のスプール32側の端部に調整部材61を装着して、係止部68を被係止部67に係止した後は、電磁ソレノイド50に通電してシャフト52を移動させるだけでよい。調整部材61を装着した後は、自動的にばらつきを調整することができ、手間が掛からず調整の作業性に優れる。
(7)オイルコントロールバルブ31を、オイルの給排により可動部材13を動作させてクランクシャフト5に対するカムシャフト12の相対回転位相を変更することで、機関バルブ6のバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構11に用い、オイルの給排を制御するようにしている(図2)。
そのため、電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整したうえで、同電磁ソレノイド50に対する通電を制御することで、スプール32に対するシャフト52の押圧により、軸線L1に沿う方向について所望とする箇所にスプール32を位置させることができる。バルブタイミング可変機構11において、オイルの給排を適正に行って可動部材13を的確に動作させることができる。その結果、クランクシャフト5に対するカムシャフト12の相対回転位相を正確に変更することができるようになる。
(8)ハウジング(ボルト14)をカムシャフト12と同一の軸線L1上に配置し、可動部材13を、同ハウジング(ボルト14)を取り囲むように配置することで、オイルコントロールバルブ31において弁として機能する部分(ボルト14、スプール32等)をバルブタイミング可変機構11の中心部分に配置している(図1、図2)。そのため、バルブタイミング可変機構11を作動させる際の応答性向上を図り、同可変機構11とオイルコントロールバルブ31との間におけるオイルの給排の流路上でのオイル漏れを抑制することができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・調整部材61におけるスリット64の本数や長さ、各弾性片65の厚み(肉厚)、各被係止部67のシャフト52からの突出高さ、各被係止部67におけるテーパ面67Aの勾配等を適宜変更してもよい。
・調整部材61におけるスリット64は、筒状部62のみに設けられてもよい。
・シャフト52の径が充分大きい場合には、その端面52Aにおいて開口する凹部を設け、ここに調整部材61を挿入することで、同調整部材61をシャフト52に装着する構成を採用してもよい。この場合には、上記凹部の内壁面に被係止部を設け、調整部材61における弾性片65の先端部外面に係止部68を形成する。こうした構成を採用した場合には、電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整する際、弾性片65は軸線L1に接近する方向へ弾性変形することとなる。
・シャフト52のスプール32側の端部外周面において、軸線L1に沿う複数箇所に環状の凹部を設け、これらの凹部を被係止部67としてもよい。
・調整部材61における蓋部63は、筒状部62のスプール32側の端部に設けられればよく、上記実施形態とは異なり同端部を完全に塞ぐものでなくてもよい。
・上記実施形態とは逆に、スプール32を被装着部材とし、シャフト52を被当接部材とする。スプール32の軸線L1に沿う一端であってシャフト52に対向する端部(スプール32のシャフト52側端部)に調整部材61を設ける。スプール32には、調整部材61の係止部68が係止される被係止部67を複数設ける。そして、調整部材61の蓋部63にシャフト52を当接させるようにしてもよい。
ただし、この変更は、スプール32の内部にオイルの通路が設けられている場合には、その通路が調整部材61によって塞がれないことを条件に行う。
・軸線L1に沿う方向について、係止部68及び被係止部67の少なくとも一方が複数であるという条件を満たす範囲内で、係止部68及び被係止部67の単数・複数の組合わせを変更してもよい。
組合わせとしては、以下のものがある。
(A)係止部68が単数であり、かつ被係止部67が複数である組合わせ(上記実施形態がこれに該当する)
(B)係止部68が複数であり、かつ被係止部67が単数である組合わせ
(C)係止部68が複数であり、かつ被係止部67が複数である組合わせ
・付勢手段は、スプール32を収容室33から露出させる方向へ付勢するものであればよく、ばねとは異なるものを付勢手段として用いてもよい。また、付勢手段としてばねを用いる場合には、コイルばねとは異なる種類のばねを用いてもよい。
・本発明は、電磁ソレノイド50がチェーンカバー28とは異なる箇所に取付けられて、軸線L1に沿う方向についての電磁ソレノイド50の取付け位置がばらつく場合にも適用可能である。
・電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきが最も大きくなる場面としては、上記実施形態で説明したように、ハウジング(ボルト14)がカムシャフト12や、同カムシャフト12を支持するシリンダヘッドとは異なる部材に同電磁ソレノイド50が取付けられた場合が考えられる。従って、本発明は、このように取付けられた電磁ソレノイド50の取付け位置ばらつきを調整する際に、最も有効であると考えられる。
しかし、本発明は、電磁ソレノイド50の取付け位置にばらつきが生ずる場面であれば、上述した場合に限らず広く適用可能である。
・シャフト52を通じ、スプール32を収容室33の内底部33Bに圧接させるために、電磁ソレノイド50とは異なる手段を採用してもよい。
・オイルコントロールバルブ31によるオイルの給排の通常制御時に調整部材61が受け、かつ実長さAが小さくなる方向の力の最大値よりも大きな力を調整部材61に加えるために、スプール32を収容室33の内底部33Bに圧接させる手段とは異なる手段を採用してもよい。
・本発明は、オイルとは異なる液体の流通態様を制御する電磁制御弁にも適用可能である。
5…クランクシャフト、6…機関バルブ、11…バルブタイミング可変機構、12…カムシャフト、13…可動部材、14…ボルト(ハウジングを構成)、31…オイルコントロールバルブ(電磁制御弁)、32…スプール(被当接部材)、33…収容室、34…供給通路(流路)、36…排出通路(流路)、41…進角側油路(流路)、42…遅角側油路(流路)、45…ばね(付勢手段)、50…電磁ソレノイド、52…シャフト(被装着部材)、60…ばらつき調整機構、61…調整部材、65…弾性片、67…被係止部、68…係止部、A…実長さ、L1…軸線。

Claims (6)

  1. 液体の流路の途中に配置されたハウジングの収容室内に往復動可能に収容され、かつ付勢手段により同収容室の軸線に沿う方向へ付勢されたスプールと、通電に伴い発生する電磁力によりシャフトを前記スプールに押圧させ、同スプールを前記付勢手段の付勢力に抗する方向へ移動させる電磁ソレノイドとを備え、前記電磁ソレノイドに対する通電を制御することにより、前記軸線に沿う方向における前記スプールの位置を調整することで、前記液体の流通態様を制御する電磁制御弁に適用され、前記軸線に沿う方向についての前記電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整する電磁制御弁のばらつき調整機構であって、
    前記シャフト及び前記スプールの一方を被装着部材とし、かつ他方を被当接部材とした場合に、前記被装着部材の前記軸線に沿う一端であって前記被当接部材に対向する端部には調整部材が設けられ、
    前記調整部材を含む前記被装着部材の前記軸線に沿う実質的な長さを実長さAとしたとき、
    同調整部材は、前記実長さAが大きくなる方向への前記調整部材の移動が阻止される一方で、前記実長さAが小さくなる方向への前記調整部材の移動は許容されるように前記被装着部材に設けられていることを特徴とする電磁制御弁のばらつき調整機構。
  2. 前記調整部材は係止部を備え、前記被装着部材は被係止部を備え、前記係止部及び前記被係止部の少なくとも一方は複数設けられ、前記調整部材は、前記係止部のいずれかが前記被係止部のいずれかに係止されることにより前記被装着部材に組付けられており、前記係止部とこれが係止される前記被係止部との組合わせを変えることにより前記実長さAが変更される請求項1に記載の電磁制御弁のばらつき調整機構。
  3. 前記調整部材は、前記軸線に接近又は離間する方向へ弾性変形し得る弾性片を有し、前記係止部は同弾性片に設けられている請求項2に記載の電磁制御弁のばらつき調整機構。
  4. 前記調整部材は、前記シャフトが前記スプールを押圧するときに前記実長さAが小さくなる方向の力を受けるとともに、前記電磁制御弁による前記液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力が加わったとき、前記実長さAが小さくなる方向の移動が許容されるように前記被装着部材に設けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載の電磁制御弁のばらつき調整機構。
  5. 前記電磁制御弁は、オイルの給排により可動部材を動作させて内燃機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変更することで、機関バルブのバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構に用いられ、前記オイルを前記液体とし、かつ前記給排を前記流通態様として制御するものである請求項1〜4のいずれか1つに記載の電磁制御弁のばらつき調整機構。
  6. 液体の流路の途中に配置されたハウジングの収容室内に往復動可能に収容され、かつ付勢手段により同収容室の軸線に沿う方向へ付勢されたスプールに対し、電磁ソレノイドのシャフトを、同電磁ソレノイドへの通電に伴い発生する電磁力により押圧させ、同スプールを前記付勢手段の付勢力に抗する方向へ移動させることで前記液体の流通態様を制御するとともに、前記シャフト及び前記スプールの一方を被装着部材とし、かつ他方を被当接部材とする電磁制御弁に適用され、
    前記被装着部材の前記軸線に沿う一端であって前記被当接部材に対向する端部には調整部材が設けられ、
    前記調整部材は、同調整部材を含む前記被装着部材の前記軸線に沿う実質的な長さを実長さAとしたとき、前記実長さAが大きくなる方向への前記調整部材の移動は阻止される一方で、前記実長さAが小さくなる方向への前記調整部材の移動は許容されるとともに、前記シャフトが前記スプールを押圧するときに前記実長さAが小さくなる方向の力を受けるように前記被装着部材に設けられ、
    前記電磁制御弁による前記液体の流通態様の通常制御時に受ける前記力の最大値よりも大きな力を前記調整部材に加えることによって前記実長さAを調整し、前記軸線に沿う方向についての前記電磁ソレノイドの取付け位置ばらつきを調整することを特徴とする電磁制御弁のばらつき調整方法。
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