JP5090205B2 - オーバーフロータンク - Google Patents

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Description

本発明は、メダルを貯留するホッパー装置を備えたスロットマシンに設置され、ホッパー装置から溢れたメダルを貯留するオーバーフロータンクに関するものである。
従来、メダルを用いて遊技を行うスロットマシンには、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出すホッパー装置と、ホッパー装置から溢れたメダルを貯留するオーバーフロータンクとが設けられている。
このようなスロットマシンが設置された遊技場では、オーバーフロータンクに貯留されたメダルが所定量に達すると、遊技場のスタッフによりメダルが回収される。
また、遊技場にメダル自動回収設備を設置し、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルをメダル自動回収設備により回収される場合もある。具体的には、スロットマシンの筐体の床板には、上下方向に貫通する回収穴が設けられる。また、回収穴の真下には、回収穴を通過したメダルをメダル自動回収設備へ滑り落とすための回収シュートが設置される。そして、オーバーフロータンクの底板の一部を破断して開口を形成することにより、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルが、オーバーフロータンクの開口及び回収穴を通過して回収シュートに落下し、メダル自動回収設備に回収される(特許文献1・段落番号0094〜0096参照)。
特開2001−212282号公報
しかし、特許文献1に記載されたオーバーフロータンクは、一旦底板を破断すると、元に戻すことはできない。つまり、一旦底板を破断したオーバーフロータンクは、ホッパー装置から溢れたメダルを貯留することができない。したがって、ホッパー装置から溢れたメダルをオーバーフロータンクに貯留させて遊技場のスタッフが回収する場合には、底板を破断していないオーバーフロータンクを用意する必要があり、共用することができなかった。
また、回収シュートが、回収穴の真下における手前寄りに位置するときには、底板の前半部分を破断し、回収穴の真下における奥寄りに位置するときには、底板の後半部分を破断する。そのため、回収シュートの位置によっては、オーバーフロータンクの開口の位置が合わずに、新たにオーバーフロータンクを用意しなければならないことがあった。
また、メダル自動回収設備によりメダルを回収する場合に、底板の前半部分または後半部分を破断したときに、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルが、破断されずに残された底板の部分に落下して積載することがあった。
そこで、各請求項に記載された発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、ホッパー装置から溢れたメダルをオーバーフロータンクに貯留させて遊技場のスタッフが回収するスロットマシンと、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルをメダル自動回収設備により回収させるスロットマシンとに、共用することができ、且つ、回収シュートの位置によらずに用いることができるオーバーフロータンクを提供することを目的とする。
さらに、請求項に記載の発明は、メダル自動回収設備によりメダルを回収する場合に、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルが底板に積載されないオーバーフロータンクを提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
メダルを貯留するホッパー装置(5)を備えたスロットマシン(S)に設置され、ホッパー装置(5)から溢れたメダルを貯留するオーバーフロータンク(6)であって、
4つの側板からなる四角枠状の上下方向に開口した胴体(60)と、
4つの側板に囲まれて胴体(60)の中空を上下に仕切る底板(70)とを備え、
対向する一対の側板のうちで、一方を前側板(61)とし、他方を後側板(62)とし、
底板(70)は、前側板(61)と後側板(62)との略中間で前側板(61)寄りの第一底板(71A)と後側板(62)寄りの第二底板(71B)とに分割でき、
第一底板(71A)は、前側板(61)に隣接する端部が回転中心となるように、回動可能に軸着され、
第二底板(71B)は、後側板(62)に隣接する端部が回転中心となるように、回動可能に軸着され、
オーバーフロータンク(6)は、
第一底板(71A)と第二底板(71B)とを連結する連結部(80)を備え、
第一底板(71A)と第二底板(71B)とを連結部(80)により連結して合体することにより、底板(70)の上面側における胴体(60)の中空にメダルを貯留でき、
連結部(80)により連結されて合体する第一底板(71A)及び第二底板(71B)の位置を合体位置とし、
合体位置から下方向へ所定角度を超えて底板(70)が回動することを阻止するための阻止部が、第一底板(71A)及び第二底板(71B)のそれぞれについて設けられ、
連結部(80)による第一底板(71A)と第二底板(71B)との連結を解除するとともに、第一底板(71A)及び/又は第二底板(71B)を上方向に回動することにより、メダル胴体(60)の中空を通過するようにすることができ、
連結部(80)による第一底板(71A)と第二底板(71B)との連結を解除するとともに、第一底板(71A)又は第二底板(71B)のいずれか一方を上方向に回動し他方を下方向に回動すると、当該他方の底板(70)について設けられた阻止部により当該他方の底板(70)が所定の下り傾斜を形成し、当該他方の底板(70)の上面に落下したメダルを当該オーバーフロータンク(6)の下方の所定位置へ誘導することができるように形成されていることを特徴とするオーバーフロータンク(6)に関するものである。
底板(70)は、第一底板(71A)と第二底板(71B)とを連結部(80)により連結して合体することにより、胴体(60)の中空を上下に仕切ることができる。換言すると、連結して合体した底板(70)は、胴体(60)において下側の開口よりも上方で、且つ上側の開口よりも下方に位置する。
底板(70)は、第一底板(71A)及び/又は第二底板(71B)を上方向に回動することにより、メダルに胴体(60)の中空を通過させる。換言すると、第一底板(71A)及び/又は第二底板(71B)を上方向に回動することにより、胴体(60)の中空の仕切りが開放されて、メダルが胴体(60)の中空を流通する。
連結して合体した底板(70)、つまり合体位置にある第一底板(71A)及び第二底板(71B)は、胴体(60)において下側の開口よりも上方に位置する。また、第一底板(71A)は、合体位置から下方向へ回動していくと、当該第一底板(71A)について設けられた阻止部により回動阻止されて傾斜するようになる。また、第二底板(71B)は、合体位置から下方向へ回動していくと、当該第二底板(71B)について設けられた阻止部により回動阻止されて所定角度で傾斜するようになる。
(請求項1)
請求項1に記載された発明によれば、ホッパー装置から溢れたメダルをオーバーフロータンクに貯留させて遊技場のスタッフが回収する場合には、第一底板と第二底板とを連結部により連結して合体させ、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルをメダル自動回収設備により回収させる場合には、連結部による第一底板と第二底板との連結を解除するとともに、第一底板及び/又は第二底板を上方向に回動させることにより、どちらの場合でも共用することができる。また、回収シュートの位置に応じて第一底板又は第二底板を上方向に回動させることにより、回収シュートの位置によらずに用いることができる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、第一底板と第二底板とのうちで、いずれか一方を合体位置から上方に回動させ、他方を合体位置から下方向へ所定角度まで回動させることができる。これにより、ホッパー装置からオーバーフロータンクに溢れたメダルが他方の底板に落下しても、傾斜により筐体の回収穴へ落下するので、他方の底板にメダルを積載させないようにすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を2例挙げて、図面を参照しつつ順次説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図16は、第1の実施の形態を示すものである。
図1は、本発明のオーバーフロータンク6を備えたスロットマシンSを示す斜視図である。図2は、本発明のオーバーフロータンク6を備えたスロットマシンSにおいて前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わないスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す斜視図である。図4は、スロットマシンSから取り出した状態のオーバーフロータンク6及び被せ板9を示す斜視図である。図5は、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わない場合におけるオーバーフロータンク6を示す平面図である。図6は、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わない場合におけるオーバーフロータンク6を示す底面図である。図7は、図6の連結部80を拡大した拡大図である。図8は、図5のA−A線に沿った断面図である。図9は、図5のB−B線に沿った断面図である。図10は、図6のC−C線に沿った断面図である。図11は、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行うスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す斜視図である。図12は、回収シュートZが手前寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す説明図である。図13は、回収シュートZが手前寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す平面図である。図14は、回収シュートZが奥寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す説明図である。図15は、回収シュートZが奥寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す平面図である。図16は、第一底板71Aが第一係止ピン68に係止される状況を示す説明図である。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、図1及び図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。また、筐体1の内部には、交換ユニット2が着脱可能に設けられている
また、前扉3は、正面開口部11の上部(開口上部13)を開閉可能に閉塞する上扉30と、正面開口部11の下部(開口下部14)を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、床板15、左右の側板である左板16Lと右板16R、背板16B、及び天板17からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右板16R及び左板16Lには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
そして、床板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のON/OFFの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のON/OFFの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、床板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すためのホッパー装置5が設置されている。電源ユニット4及びホッパー装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
また、左板16L内面の正面側の端部における中板12よりも下方の位置には、図2に示すように、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体側蝶番18が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
また、右板16Rの内面における中板12よりも上方の位置、及び左板16Lの内面における中板12よりも上方の位置には、交換ユニット2を固定するための係合クリップ26が設けられている。
また、図2及び図3に示すように、床板15の上面には被せ板9が設置されるとともに、被せ板9の上面にはオーバーフロータンク6が設置されている。オーバーフロータンク6は、ホッパー装置5から溢れたメダルを貯留することが可能であり、遊技場のスタッフは、筐体1からオーバーフロータンク6を取り出してメダルを回収する。
また、図4及び図11に示すように、床板15には、上下方向に貫通する回収穴19が形成されている。回収穴19は、ホッパー装置5から溢れたメダルをオーバーフロータンク6に貯留させる場合には、床板15の上面に設置された被せ板9により塞がれる(図3参照)。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、直方体状に組まれた金属枠である枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22と、枠体21に固定された基板ユニット24Aとを備えている。
枠体21は、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体に取り扱うためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。さらに、枠体21の正面側の左右の縦枠には、筐体1の係合クリップ26に固定するための係合フック27がそれぞれ設けられている。
また、基板ユニット24Aは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24Aは、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
また、交換ユニット2は、図2に示すように、中板12の上に乗せ、筐体1内部に収納される。そして、係合フック27を係合クリップ26に引っ掛けて止めることにより、交換ユニット2は筐体1内部に固定される。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を開閉可能に閉塞するための扉である。
また、上扉30の左側裏面端部には、上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この上扉側蝶番36を、枠体21に設けられた枠体側蝶番25と係合させることで、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。
また、上扉30は、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を備えている。図柄表示窓31は、各回転リール23の図柄が3個ずつ表示可能に形成されている。
そして、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示するためのものである。画像表示装置34は、具体的には、例えば、液晶ディスプレイやCRT等を用いることができる。
また、画像表示装置34の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
また、図柄表示窓31の下方には、図1に示すように、7セグメント表示器などを用いて、クレジットされたメダルの枚数や設定値を表示するための数値表示部32が設けられている。
また、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置として機能する。
また、上扉30の裏面上部の左右には、図2に示すように、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が設けられている。
なお、上扉30は、筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を開閉可能に閉塞するための扉である。
また、下扉40の左側裏面端部には、下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この下扉側蝶番46を、筐体1の左板16Lに設けられた筐体側蝶番18と係合させることで、下扉40は、筐体1の左板16Lに回動自在に取り付けられている。また、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも正面側に突出するようになっている。つまり、下扉40が開放されると、上扉30も開放可能となるように形成されている。
また、下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンSを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54が設けられている。
また、図1に示すように、下扉40の上部右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための前パネル45が取り付けられている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター7が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター7の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。
(ホッパー装置5)
ホッパー装置5は、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すためのものである。ホッパー装置5は、特に図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための送り出し機構と、送り出し機構により排出されたメダルを検出するための払い出しセンサーとを備えている。
また、送り出し機構により排出されたメダルは、メダル排出部44を通ってメダル受け皿43に払い出されるようになっている。
また、メダルタンクには、満杯になって溢れたメダルをオーバーフロータンク6へ滑り落とすためのオーバーフローシュートが設けられている。
(オーバーフロータンク6)
オーバーフロータンク6は、メダルを貯留するホッパー装置5を備えたスロットマシンSに設置され、ホッパー装置5から溢れたメダルを貯留するものである。本実施の形態では、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わない場合において、被せ板9は、回収穴19を被うように床板15に設置され、オーバーフロータンク6は、被せ板9の上面に設置される(図3参照)。また、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行う場合において、被せ板9は、筐体1の右板16Rに係止するとともに回収穴19を露出させ、オーバーフロータンク6は、回収穴19が下方に位置するように床板15に設置される(図11参照)。また、オーバーフロータンク6は、どちらの場合においても、ホッパー装置5から溢れたメダルを受け止めることができるようになっている。
オーバーフロータンク6は、4つの側板からなる四角枠状の上下方向に開口した胴体60と、4つの側板に囲まれて胴体60の中空を上下に仕切る底板70とを備える。
図4に示すように、胴体60の4つの側板は、中空を有するように四角枠状に配置されている。ここで、オーバーフロータンク6をスロットマシンSに設置した際に、4つの側板のうち、手前側に位置する側板を「前側板61」とし、前側板61に対向して奥側に位置する側板を「後側板62」とし、前側板61の右側に位置する側板を「右側板63」とし、前側板61の左側に位置する側板を「左側板64」とする。
また、前側板61の上端部には、オーバーフロータンク6を掴みやすくするための把持部65が設けられている。また、右側板63の内面には、前側板61から後側板62まで略水平に伸びる右枠部66が、左側板64の内面には、前側板61から後側板62まで略水平に伸びる左枠部67が、対向するように設けられている。
図4、図5及び図8に示すように、底板70は、胴体60の中空を上下に仕切るとともに、メダルを積載することができるようになっている。そして、底板70は、前側板61と後側板62との略中間で分割されるようなっている。ここで、分割した底板70のうちで、前側板61寄りの方を「第一底板71A」とし、後側板62寄りの方を「第二底板71B」とする。
また、第一底板71Aは、第一底板71Aの前側板61に隣接する端部において管状に巻き上がった第一軸管部72Aと、第一軸管部72Aの中空を貫通する第一軸ピン73Aとを備えている。また、第一底板71Aは、第一軸ピン73Aを右枠部66の前側板61側の端部から左枠部67の前側板61側の端部へ架設することにより、第一軸ピン73Aを回転中心として胴体60に回動可能に軸着される。
また、第二底板71Bは、第二底板71Bの後側板62に隣接する端部において管状に巻き上がった第二軸管部72Bと、第二軸管部72Bの中空を貫通する第二軸ピン73Bとを備えている。また、第二底板71Bは、第二軸ピン73Bを右枠部66の後側板62側の端部から左枠部67の後側板62側の端部へ架設することにより、第二軸ピン73Bを回転中心として胴体60に回動可能に軸着される。
また、図5及び図9に示すように、第一底板71Aの第二底板71Bに隣接する端部には、右突出片74Rと左突出片74Lとが設けられている。また、図6及び図9に示すように、第二底板71Bの第一底板71Aに隣接する端部には、右突出片74Rに対応する右窪み部75Rと、左突出片74Lに対応する左窪み部75Lとが設けられている。右突出片74Rが右窪み部75Rに収まるとともに左突出片74Lが左窪み部75Lに収まると、第一底板71Aと第二底板71Bとが一直線に揃うようになっている。
また、底板70は、図5ないし図8に示すように、第一底板71Aと第二底板71Bとを連結する連結部80を備えている。
本実施の形態の連結部80は、図7に示すように、第一レール部81Aと、第二レール部81Bと、スライド部82とで構成されている。
具体的には、第一底板71Aの下面における第二底板71B側の端部の略中央に、第一レール部81Aが設けられている。また、第二底板71Bの下面における第一底板71A側の端部の略中央に、第二レール部81Bが設けられている。右突出片74Rが右窪み部75Rに収まるとともに左突出片74Lが左窪み部75Lに収まると、第一レール部81Aと第二レール部81Bとが一直線に並ぶようになっている。また、第一レール部81A及び第二レール部81Bは、矩形の平板と、平板の3辺より突出するとともに端部が鉤状に折れ曲がった鉤部とを備えている。
また、スライド部82は、第一レール部81Aの平板と鉤部とで囲まれた空間に収まるとともに、この空間を摺動することができるようになっている。また、スライド部82は、第二レール部81Bの平板と鉤部とで囲まれた空間に収まるとともに、この空間を摺動することができるようになっている。
また、第一レール部81Aには、第一ボタン83aと第二ボタン83bとが設けられ、第二レール部81Bには、第三ボタン83cと第四ボタン83dとが設けられている。第一レール部81Aと第二レール部81Bとが一直線に並んだときに、第一ボタン83a、第二ボタン83b、第三ボタン83c及び第四ボタン83dが一直線に並ぶようになっている。また、第一レール部81Aと第二レール部81Bとが一直線に並んだときに、第一ボタン83aと第二ボタン83bとの間隔、第二ボタン83bと第三ボタン83cとの間隔、及び第三ボタン83cと第四ボタン83dとの間隔が等しくなるように形成されている。
また、スライド部82には、第一ボタンホール84aと第二ボタンホール84bとが形成されている。ここで、スライド部82は、第一レール部81Aにおいて、第一ボタンホール84aと第二ボタンホール84bとの内のいずれか一方に第一ボタン83aが嵌まるとともに、他方に第二ボタン83bが嵌まることができるようになっている。これにより、スライド部82は第一レール部81Aに係止される。また、スライド部82は、第二レール部81Bにおいて、第一ボタンホール84aと第二ボタンホール84bとの内のいずれか一方に第三ボタン83cが嵌まるとともに、他方に第四ボタン83dが嵌まることができるようになっている。これにより、スライド部82は第二レール部81Bに係止される。
また、スライド部82は、第一レール部81Aと第二レール部81Bとが一直線に並んだ場合に、第一ボタンホール84aと第二ボタンホール84bとの内のいずれか一方に第二ボタン83bが嵌まるとともに、他方に第三ボタン83cが嵌まることができる。これにより、スライド部82は第一レール部81A及び第二レール部81Bに係止される。そして、スライド部82が第一レール部81A及び第二レール部81Bに係止されることにより、第一底板71Aと第二底板71Bとが連結されて合体する(図6〜図8、図10参照)。
ここで、連結部80により連結されて合体する第一底板71A及び第二底板71Bの位置を合体位置とする。図8、図12及び図14に示すように、第一底板71Aの第一軸管部72Aには、第一底板71Aが合体位置から下方向へ所定角度を超えて回動することを阻止するための第一阻止部76Aが設けられている。第一阻止部76Aは、第一軸ピン73Aと平行に伸びる鍔状に第一軸管部72Aから張り出した部材である。第一底板71Aは、合体位置から下方向へ所定角度を回動すると、この第一阻止部76Aが前側板61に突き当たるため、合体位置から下方向へ所定角度を超えて回動することができないようになっている。つまり、第一底板71Aは、第一阻止部76Aにより一定の下り傾斜を維持されることとなる。
また、図8、図12及び図14に示すように、第二底板71Bの第二軸管部72Bには、第二底板71Bが合体位置から下方向へ所定角度を超えて回動することを阻止するための第二阻止部76Bが設けられている。第二阻止部76Bは、第二軸ピン73Bと平行に伸びる鍔状に第二軸管部72Bから張り出した部材である。第二底板71Bは、合体位置から下方向へ所定角度を回動すると、この第二阻止部76Bが後側板62に突き当たるため、合体位置から下方向へ所定角度を超えて回動することができないようになっている。つまり、第二底板71Bは、第二阻止部76Bにより一定の下り傾斜を維持されることとなる。
また、図16に示すように、前側板61の上部には、前側板61から胴体60の中空に突出した第一係止ピン68が設けられ、第一底板71Aには、第一係止ピン68に対応する位置に厚さ方向に貫通する第一係止穴77が設けられている。そして、第一底板71Aを前側板61に接するまで上方向に回動させると、第一係止ピン68と第一係止穴77とが嵌め合わされて、第一底板71Aが第一係止ピン68に係止されるようになっている。また、第一係止ピン68が第一底板71Aの重みで第一係止穴77より抜け出さないが、第一底板71Aを前側板61から離れる方向に強く回動させると、第一係止ピン68が第一係止穴77より抜け出して、第一底板71Aと第一係止ピン68との係止が解除されるようになっている。
また、特に図示しないが、後側板62の上部には、後側板62から胴体60の中空に突出した第二係止ピンが設けられ、第二底板71Bには、第二係止ピンに対応する位置に厚さ方向に貫通する第二係止穴が設けられている。そして、第二底板71Bを後側板62に接するまで上方向に回動させると、第二係止ピンと第二係止穴とが嵌め合わされて、第二底板71Bが第二係止ピンに係止されるようになっている。また、第二係止ピンが第二底板71Bの重みで第二係止穴より抜け出さないが、第二底板71Bを後側板62から離れる方向に強く回動させると、第二係止ピンが第二係止穴より抜け出して、第二底板71Bと第二係止ピンとの係止が解除されるようになっている。
(オーバーフロータンク6の設置)
メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わないスロットマシンSにおけるオーバーフロータンク6の設置について説明する。この場合、ホッパー装置5から溢れたメダルを、オーバーフロータンク6に貯留することになる。
先ず、右突出片74Rを右窪み部75Rに収めるとともに左突出片74Lを左窪み部75Lに収めることにより、第一底板71Aと第二底板71Bとを一直線に揃える。そして、スライド部82を摺動させて、第一ボタンホール84aと第二ボタンホール84bとの内のいずれか一方に第二ボタン83bを嵌めるとともに、他方に第三ボタン83cを嵌める(図6〜図8、図10参照)。これにより、第一底板71Aと第二底板71Bとが連結部80により連結されて合体し、第一底板71Aと第二底板71Bとにより胴体60の中空が上下に仕切られる。
また、図3に示すように、被せ板9は、回収穴19を被うように床板15に設置され、オーバーフロータンク6は、被せ板9の上面に設置される。そして、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6に溢れたメダルは、底板70の上面側における胴体60の中空に貯留される。
次に、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行うスロットマシンSにおいて、回収シュートZが手前寄りに設置されたときのオーバーフロータンク6の設置について説明する(図12及び図13参照)。
先ず、スライド部82を摺動させて第一レール部81Aまたは第二レール部81Bに係止させる。そして、第一底板71Aを前側板61に接するまで上方向に回動させて、第一底板71Aを第一係止ピン68に係止させる。また、第二底板71Bは、第二阻止部76Bが後側板62に突き当たるまで下方向に回動して、下り傾斜を形成するようになる。
また、被せ板9は、筐体1の右板16Rに係止するとともに回収穴19を露出させ、オーバーフロータンク6は、回収穴19が下方に位置するように床板15に設置される。
そして、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6へ溢れたメダルは、胴体60の中空を通過して、回収穴19へ落下する。また、第二底板71Bにより受け止められたメダルは、下り傾斜により回収穴19へ誘導されて落下するため、第二底板71Bに多くのメダルが蓄積しない。
次に、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行うスロットマシンSにおいて、回収シュートZが奥寄りに設置されたときのオーバーフロータンク6の設置について説明する(図14及び図15参照)。
先ず、スライド部82を摺動させて第一レール部81Aまたは第二レール部81Bに係止させる。そして、第二底板71Bを後側板62に接するまで上方向に回動させて、第二底板71Bを第二係止ピンに係止させる。また、第一底板71Aは、第一阻止部76Aが前側板61に突き当たるまで下方向に回動して、下り傾斜を形成するようになる。
また、被せ板9は、筐体1の右板16Rに係止するとともに回収穴19を露出させ、オーバーフロータンク6は、回収穴19が下方に位置するように床板15に設置される。
そして、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6へ溢れたメダルは、胴体60の中空を通過して、回収穴19へ落下する。また、第一底板71Aにより受け止められたメダルは、下り傾斜により回収穴19へ誘導されて落下するため、第一底板71Aに多くのメダルが蓄積しない。
以上のように、本実施の形態によれば、ホッパー装置5から溢れたメダルをオーバーフロータンク6に貯留させて遊技場のスタッフが回収する場合には、第一底板71Aと第二底板71Bとを連結部80により連結して合体させ、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6に溢れたメダルをメダル自動回収設備により回収させる場合には、連結部80による第一底板71Aと第二底板71Bとの連結を解除するとともに、第一底板71A及び/又は第二底板71Bを上方向に回動させることにより、どちらの場合でも共用することができる。また、回収シュートZの位置に応じて第一底板71A又は第二底板71Bを上方向に回動させることにより、回収シュートZの位置によらずに用いることができる。
また、第一底板71Aと第二底板71Bとのうちで、いずれか一方を合体位置から上方に回動させて胴体60に係止させ、他方を合体位置から下方向へ所定角度まで回動させることができる。これにより、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6に溢れたメダルが他方の底板に落下しても、傾斜により筐体1の回収穴19へ落下するので、他方の底板にメダルを積載させないようにすることができる。
また、第一底板71Aは、オーバーフロータンク6の設置されたスロットマシンSの床板15に接触しなくても、合体位置から下方向へ所定角度回動すると第一阻止部76Aにより阻止される。また、第二底板71Bは、オーバーフロータンク6の設置されたスロットマシンSの床板15に接触しなくても、合体位置から下方向へ所定角度を回動すると第二阻止部76Bにより阻止される。これにより、第一底板71A及び第二底板71Bは、筐体1の回収穴19の形状によらずに、所定角度の傾斜を形成することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第一底板71Aは、下方向への回動を第一阻止部76Aにより阻止され、第二底板71Bは、下方向へ所定角度を超えて回動することを第二阻止部76Bにより阻止されるようになっている。第2の実施の形態では、第一底板71A及び第二底板71Bは、オーバーフロータンク6の設置されたスロットマシンSに接触することにより下方向へ回動することを阻止されるようにしたものである。
具体的には、第2の実施の形態に係るオーバーフロータンク6は、第一軸管部72Aに第一阻止部76Aを備えておらず、また、第二軸管部72Bに第二阻止部76Bを備えていない以外は、第1の実施の形態に係るオーバーフロータンク6と同様の構造である。
(図面の説明)
図17及び図18は、第2の実施の形態を示すものである。
図17は、回収シュートZが手前寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す説明図である。図18は、回収シュートZが奥寄りに設置されたときのスロットマシンSに設置されたオーバーフロータンク6を示す説明図である。
(オーバーフロータンク6の設置)
メダル自動回収設備によりメダルの回収を行うスロットマシンSにおいて、回収シュートZが手前寄りに設置されたときのオーバーフロータンク6の設置について説明する(図17参照)。
先ず、スライド部82を摺動させて第一レール部81Aまたは第二レール部81Bに係止させる。そして、第一底板71Aを前側板61に接するまで上方向に回動させて、第一底板71Aを第一係止ピン68に係止させる。
また、被せ板9は、筐体1の右板16Rに係止するとともに回収穴19を露出させ、オーバーフロータンク6は、回収穴19が下方に位置するように床板15に設置される。そして、第二底板71Bは、第二阻止部76Bが床板15に突き当たるまで下方向に回動して、下り傾斜を形成するようになる。つまり、第二底板71Bは、床板15に接触することにより、下方向へ回動することを阻止される。
そして、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6へ溢れたメダルは、胴体60の中空を通過して、回収穴19へ落下する。また、第二底板71Bにより受け止められたメダルは、下り傾斜により回収穴19へ誘導されて落下するため、第二底板71Bに多くのメダルが蓄積しない。
次に、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行う遊技場において、回収シュートZが奥寄りに設置されたときのオーバーフロータンク6の設置について説明する(図18参照)。
先ず、スライド部82を摺動させて第一レール部81Aまたは第二レール部81Bに係止させる。そして、第二底板71Bを後側板62に接するまで上方向に回動させて、第二底板71Bを第二係止ピンに係止させる。
また、被せ板9は、筐体1の右板16Rに係止するとともに回収穴19を露出させ、オーバーフロータンク6は、回収穴19が下方に位置するように床板15に設置される。そして、第一底板71Aは、第一阻止部76Aが床板15に突き当たるまで下方向に回動して、下り傾斜を形成するようになる。つまり、第一底板71Aは、床板15に接触することにより、下方向へ回動することを阻止される。
そして、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6へ溢れたメダルは、胴体60の中空を通過して、回収穴19へ落下する。また、第一底板71Aにより受け止められたメダルは、下り傾斜により回収穴19へ誘導されて落下するため、第一底板71Aに多くのメダルが蓄積しない。
なお、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わないスロットマシンSにおけるオーバーフロータンク6の設置については、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態によれば、ホッパー装置5から溢れたメダルをオーバーフロータンク6に貯留させて遊技場のスタッフが回収する場合には、第一底板71Aと第二底板71Bとを連結部80により連結して合体させ、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6に溢れたメダルをメダル自動回収設備により回収させる場合には、連結部80による第一底板71Aと第二底板71Bとの連結を解除するとともに、第一底板71A及び/又は第二底板71Bを上方向に回動させることにより、どちらの場合でも共用することができる。また、回収シュートZの位置に応じて第一底板71A又は第二底板71Bを上方向に回動させることにより、回収シュートZの位置によらずに用いることができる。
また、第一底板71Aと第二底板71Bとのうちで、いずれか一方を合体位置から上方に回動させて胴体60に係止させ、他方を合体位置から下方向へ回動させてスロットマシンSの床板15に接触させることができる。これにより、ホッパー装置5からオーバーフロータンク6に溢れたメダルが他方の底板に落下しても、傾斜により筐体1の回収穴19へ落下するので、他方の底板にメダルを積載させないようにすることができる。
(他の実施の形態)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。
例えば、上述した実施の形態では、連結部80を、第一レール部81A、第二レール部81B及びスライド部82で構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。
具体的には、図19及び図20に示すように、略半円形の平板である回転板85と、第一底板71Aの下面における第二底板71B側の端部の略中央に回転板85を回転可能に支持する回転軸86とで、連結部80を構成することができる。また、第一底板71Aの下面に第一凹部91を形成するとともに、第二底板71Bの下面に第二凹部92を形成して、回転板85が第一凹部91及び第二凹部92内を回転するようにすることもできる。
そして、図19に示すように、回転板85の弧部が第二底板71Bの凹部92に位置するときには、第一底板71Aと第二底板71Bとが連結されて合体し、底板の上面にメダルを積載することができる。また、図20に示すように、回転板85の弧部が第一底板71Aの凹部91に位置するときには、第一底板71A及び第二底板71Bを回動させることができる。
第1の実施の形態に係るオーバーフロータンクを備えたスロットマシンを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るオーバーフロータンクを備えたスロットマシンにおいて前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態であって、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わないスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す斜視図である。 第1の実施の形態であって、スロットマシンから取り出した状態のオーバーフロータンク及び被せ板を示す斜視図である。 第1の実施の形態であって、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わない場合におけるオーバーフロータンクを示す平面図である。 第1の実施の形態であって、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行わない場合におけるオーバーフロータンクを示す底面図である。 図6の連結部を拡大した拡大図である。 図5のA−A線に沿った断面図である。 図5のB−B線に沿った断面図である。 図6のC−C線に沿った断面図である。 第1の実施の形態であって、メダル自動回収設備によりメダルの回収を行うスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す斜視図である。 第1の実施の形態であって、回収シュートが手前寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す説明図である。 第1の実施の形態であって、回収シュートが手前寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す平面図である。 第1の実施の形態であって、回収シュートが奥寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す説明図である。 第1の実施の形態であって、回収シュートが奥寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す平面図である。 第1の実施の形態における第一底板が第一係止ピンに係止される状況を示す説明図である。 第2の実施の形態であって、回収シュートが手前寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す説明図である。 第2の実施の形態であって、回収シュートが奥寄りに設置されたときのスロットマシンに設置されたオーバーフロータンクを示す説明図である。 連結部の変形例であって、(A)第一底板と第二底板とが連結された状態を示す平面図、(B)D−D線に沿った断面図である。 連結部の変形例であって、(A)第一底板と第二底板との連結が解除された状態を示す平面図、(B)E−E線に沿った断面図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 ホッパー装置
6 オーバーフロータンク 7 メダルセレクター
8 報知装置 9 被せ板
10 制御装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 床板
16R 右板 16L 左板
16B 背板 17 天板
18 筐体側蝶番 19 回収穴
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 26 係合クリップ
27 フック部 28 リールテープ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 画像表示装置 35 スピーカ
36 上扉側蝶番 37 有効ライン
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 メダル排出部 45 前パネル
46 下扉側蝶番
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ
60 胴体 61 前側板
62 後側板 63 右側板
64 左側板 65 把持部
66 右枠部 67 左枠部
68 第一係止ピン
70 底板
71A 第一底板 71B 第二底板
72A 第一軸管部 72B 第二軸管部
73A 第一軸ピン 73B 第二軸ピン
74R 右突出片 74L 左突出片
75R 右窪み部 75L 左窪み部
76A 第一阻止部 76B 第二阻止部
77 第一係止穴
80 連結部
81A 第一レール部 81B 第二レール部
82 スライド部
83a 第一ボタン 83b 第二ボタン
83c 第三ボタン 83d 第四ボタン
84a 第一ボタンホール 84b 第二ボタンホール
85 回転板 86 回転軸
91 第一凹部 92 第二凹部

Claims (1)

  1. メダルを貯留するホッパー装置を備えたスロットマシンに設置され、ホッパー装置から溢れたメダルを貯留するオーバーフロータンクであって、
    4つの側板からなる四角枠状の上下方向に開口した胴体と、
    4つの側板に囲まれて胴体の中空を上下に仕切る底板とを備え、
    対向する一対の側板のうちで、一方を前側板とし、他方を後側板とし、
    底板は、前側板と後側板との略中間で前側板寄りの第一底板と後側板寄りの第二底板とに分割でき、
    第一底板は、前側板に隣接する端部が回転中心となるように、回動可能に軸着され、
    第二底板は、後側板に隣接する端部が回転中心となるように、回動可能に軸着され、
    オーバーフロータンクは、
    第一底板と第二底板とを連結する連結部を備え、
    第一底板と第二底板とを連結部により連結して合体することにより、底板の上面側における胴体の中空にメダルを貯留でき、
    連結部により連結されて合体する第一底板及び第二底板の位置を合体位置とし、
    合体位置から下方向へ所定角度を超えて底板が回動することを阻止するための阻止部が、第一底板及び第二底板のそれぞれについて設けられ、
    連結部による第一底板と第二底板との連結を解除するとともに、第一底板及び/又は第二底板を上方向に回動することにより、メダル胴体の中空を通過するようにすることができ、
    連結部による第一底板と第二底板との連結を解除するとともに、第一底板又は第二底板のいずれか一方を上方向に回動し他方を下方向に回動すると、当該他方の底板について設けられた阻止部により当該他方の底板が所定の下り傾斜を形成し、当該他方の底板の上面に落下したメダルを当該オーバーフロータンクの下方の所定位置へ誘導することができるように形成されていることを特徴とするオーバーフロータンク。
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