JP5089900B2 - 無線端末装置、無線基地局の制御方法、無線端末装置の制御方法 - Google Patents

無線端末装置、無線基地局の制御方法、無線端末装置の制御方法

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Description

本発明は、無線端末装置、無線基地局の制御方法、無線端末装置の制御方法に関し、たとえば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)などのように、送受信の信号処理において高速フーリエ変換(FFT)を行う無線通信システムにおける無線送受信技術に適用して有効な技術に関する。
たとえば、特許文献1に記載されているように、OFDMA伝送方式では、各ユーザ(端末受信器)に単一もしくは複数のサブキャリアを割り当てて、基地局と複数のユーザとの間で通信を行う。例えば、基地局においてNポイント逆高速フーリエ変換(IFFT)によりOFDMA信号を生成し、端末受信器において受信する場合について考える。端末受信器は、受信した時間信号を高速フーリエ変換(FFT)し、周波数領域の信号に変換し、自身に割り当てられた帯域のサブキャリア信号を選択して、その後のサブキャリア復調処理を行う。従って、端末受信器は複数のユーザ宛てのデータを含む時間信号を一括してFFTする。
送信器(基地局)においてNポイントIFFTサイズでOFDMA信号が生成された場合、受信器においてもNポイントFFTを行う。受信器においてNポイント以下(N/2やN/4など)でFFTを行うと、自身に割り当てられたサブキャリアに他ユーザのサブキャリアが折り重なり、正常に受信できない。
しかし、基地局において大きなFFTサイズ(N=2048ポイントなど)で信号生成して送信した場合、受信器においても同じサイズのFFTを行うと、端末受信器におけるFFT演算量及び計算時間が大きくなり、消費電力も大きくなってしまうという技術的課題がある。
FFTによる消費電力を低減させる従来技術として、上述の特許文献1が存在する。当該特許文献1では、通信トラフィックが小さい時に、送信信号のサブキャリアを2のべき乗間隔に並び替えてから逆フーリエ変換することで、送信信号のIFFTサイズを減少させ、当該送信信号を受信する際にも送信側のIFFTと同じポイント数でFFTすることが可能である。これにより送受信システム内でFFTのポイント数を削減しようとしている。
しかし、当該特許文献1は、端末受信器側のFFTポイント数を削減するためには、送信側で2のべき乗間隔にユーザのサブキャリアを並べ替える(互い違いに配置する)必要があり、各ユーザに隣接サブキャリアを割り当てて伝送する場合には当該特許文献1の技術を利用することができない。また、当該特許文献1の技術では、例えば基地局側からN/2ポイントで送信したとき、受信側は同じくN/2ポイントになるのであって、送信側よりも少ないN/4ポイントやN/8ポイントのFFTサイズにすることはできない。
一方、特許文献2には、無線受信装置において、基地局から受信したマルチキャリア信号の使用周波数帯の全域における伝播路状態を判定し、OFDMの使用周波数帯の中から、伝播路状態の良好な周波数帯域を特定して、基地局に通知することにより、周波数スケジューリングのための通信データ量の削減および受信装置の消費電力の削減を実現しようとする技術が開示されている。
しかし、受信装置におけるFFTサイズの変更については言及していない。
特開平11−346203号公報 特開2005−244958号公報
本発明の目的は、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の無線端末装置に対する送信情報と複数のサブキャリアの割り当て方法に影響されることなく、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での受信感度の向上を実現することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
前記マルチキャリア信号から複数の前記サブキャリアを取り出す高速フーリエ変換手段と、
前記高速フーリエ変換手段の前段に配置され、ディジタル化された前記マルチキャリア信号のサンプリング数を前記Nポイントから変化させることが可能な間引き手段と、
前記マルチキャリア信号に随伴するサブキャリア割り当て情報に基づいて前記サンプリング数を前記Nポイントから変化させた場合に他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重なるか否かを判別し、前記間引き手段におけるサンプリング数を決定する判定手段と、
を含む無線端末装置を提供する。
本発明の第2の観点は、複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことでマルチキャリア信号を生成して前記無線端末に送信する無線基地局の制御方法であって、
前記無線端末装置において、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を前記Nポイントから変更したときに、前記サブキャリアの折り返し信号が重ならないように、前記送信情報の前記サブキャリアに対する割り当てを行う第1割り当て方法、
および前記無線端末装置において、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を前記Nポイントから変更したときに折り返しの関係となる複数の前記サブキャリアに、同一の前記送信情報を割り当てる第2割り当て方法、
の少なくとも一方を、前記無線基地局に実行させる無線基地局の制御方法を提供する。
本発明の第3の観点は、複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する第1ステップと、
前記マルチキャリア信号に随伴するサブキャリア割り当て情報を取得する第2ステップと、
前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すとき、前記サブキャリア割り当て情報に基づいて、サンプリング数を前記Nポイントから変化させる第3ステップと、
を含む無線端末装置の制御方法を提供する。
すなわち、本発明では、一例として基地局は、送信情報としての各OFDMAシンボルに対してNポイントの逆高速フーリエ変換(IFFT)を行い、送信信号を生成する。無線端末装置は、始めに下り信号のサブキャリア割り当て情報を含むシンボルを復号して、自身と他ユーザのサブキャリア割り当て情報を取得する。次に、当該サブキャリア割り当て情報をもとに、FFTサイズをN/2ポイントに変更した場合に他ユーザが自身に割り当てられたサブキャリアに重なるかどうかを判断する。重ならないと判断した場合、以降の下り信号の各シンボルに対して、N/2サンプルに間引きし、シリアル・パラレル変換(S/P変換)により並列データに変換し、N/2ポイントFFTを行い、パラレル・シリアル変換(P/S変換)により直列データに変換する。
これにより、以下の効果を奏する。
(1)基地局から送られてくるサブキャリア割り当て情報を取得することで、端末においてFFTサイズを変更することが可能かどうか判断することができる。また、どのタイミングでFFTサイズを変更すれば良いのかも分かる。従来にはこのようなシステムはなかった。
(2)折り返し信号を利用することで、NポイントFFTで送られてきた信号を、N/2ポイントFFTで受信することが可能である。すなわち、仮に送信をN/2ポイントFFTであった場合には、受信はN/4ポイントFFTとなる。
(3)基地局から送られてくるサブキャリア割り当て情報を受信してFFTサイズを変更するため、端末側に閉じた形で利用可能であるため、汎用性も高い。
(4)信号の折り返しを利用するので、各ユーザが隣接サブキャリアを使用している場合でも、サブキャリアが互い違いに配置されている場合でも利用可能である。
この場合、無線端末装置の受信器における間引き数を、N/2をN/4、N/8、・・・(分母は2のべき乗(2:m=1,2,3・・・))にする。
これにより、受信信号が複数回折り返される。NポイントIFFTで送信された信号を、N/4、N/8...のより小さなFFTサイズで受信することができる。
また、基地局は、各OFDMAシンボルに対してNポイントの逆高速フーリエ変換(IFFT)を行い、送信信号を生成する。無線端末装置は、始めに下り信号のサブキャリア割り当て情報を含むシンボルを復号して、自身と他ユーザのサブキャリア割り当て情報を取得する。次に、当該サブキャリア割り当て情報をもとに、FFTサイズをN/2ポイントに変更した場合に他ユーザが自身に割り当てられたサブキャリアに重なるかどうかを判断する。重なると判断した場合、以降の下り信号をイメージ除去フィルタにより帯域制限する。次に、帯域制限された各シンボルに対して、N/2サンプルに間引きし、シリアル・パラレル変換(S/P変換)により並列データに変換し、N/2ポイントFFTを行い、パラレル・シリアル変換(P/S変換)により直列データに変換する。
これにより、無線端末装置の受信器でFFTサイズの変更を行った場合に自身に割り当てられたサブキャリアに折り重なる他ユーザの信号を減衰させ、自装置宛ての送信情報を的確に受信することができる。
この場合、イメージ除去フィルタは、ディジタルフィルタで構成することができる。イメージ除去フィルタにディジタルフィルタを利用することにより、RFアナログ信号処理部の複雑さを増やさずにイメージ除去が実現可能である。
あるいは、イメージ除去フィルタは、アナログフィルタで構成することができる。イメージ除去フィルタにアナログフィルタを利用することにより、ディジタル信号処理部の複雑さを増やさずにイメージ除去が実現可能である。
あるいは、イメージ除去フィルタは、用意されている複数のフィルタの中から、サブキャリア割り当て情報をもとに自身に割り当てられたサブキャリアに最も近いフィルタが選択される構成とすることができる。
これにより、各ユーザのサブキャリア割り当てが変わったとしても、複数の種類のフィルタから自身に割り当てられたサブキャリア帯域に最も近いフィルタを選択することで、対応が可能となる。
このイメージ除去フィルタを用いて帯域制限を行う場合でも、間引き数N/2をN/4、N/8、・・・(分母は2のべき乗)にすることができる。
このように、N/4,N/8...になると、折り返し回数が多く、自無線端末装置に割り当てられたサブキャリアに他の信号が重なりやすい。フィルタによる帯域制限と組み合わせることで、よりFFTのサイズを変更させる機会を多くすることが可能となる。
また、本発明の場合、基地局はサブキャリア割り当てを行う際に、それぞれの無線端末装置(ユーザ)がFFTサイズを変更したときに折り返し信号が重なることのないように割り当てを行う。
これにより、無線端末装置の受信器がFFTサイズを変更することができる機会を増やすことができる。
また、本発明では、基地局において、FFTサイズを変更すると折り返しの関係となるサブキャリアに同一のデータを割り当てて、NポイントFFTにより信号生成を行う。
これにより、無線端末装置における受信器でのSN比、受信感度が改善される。
本発明によれば、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能となる。
また、複数の無線端末装置に対する送信信号と複数のサブキャリアの割り当て方法に影響されることなく、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能となる。
また、無線端末装置におけるマルチキャリア信号の受信処理での受信感度の向上を実現することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である無線端末装置の制御方法を実施する無線端末装置の受信処理系の構成の一例を示す概念図であり、図2は、本実施の形態の無線端末装置を含む無線通信システム(OFDMA伝送システム)の構成の一例を示す概念図である。
図2に例示されるように、本実施の形態の無線通信システムは、基地局20と、その配下の複数の無線端末装置10(たとえば、#1〜#4)を含んでいる。
図1に例示されるように、本実施の形態の無線端末装置10の受信処理系は、アンテナ11、無線受信部12、A/D変換部13、間引き処理部14、S/P変換器15a、高速フーリエ変換部15、P/S変換器15b、復調処理部16、判定部17(判定手段)を含んでいる。
アンテナ11は、基地局20から到来する下りフレーム30(マルチキャリア信号)を受信する。
無線受信部12は、図示しない増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、直交復調器、低域通過フィルタなどからなり、無線周波数の下りフレーム30をベースバンド周波数に変換する。
A/D変換部13は、下りフレーム30のアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
間引き処理部14は、A/D変換部13から出力されるディジタル信号のサンプル点を、必要に応じて、一定の間隔で抜き取る処理を行う。
たとえば、後述のように、基地局20の側における下りフレーム30の生成において、NポイントのIFFTが行われた場合、本実施の形態では、間引き処理部14は、一例として、間引き数をN/2(m=1,2,3・・・)、すなわち、N/2、N/4、N/8、・・・にする。
高速フーリエ変換部15(FFT)は高速フーリエ変換器である。
高速フーリエ変換部15の前後には、S/P変換器15aおよびP/S変換器15bが設けられている。
S/P変換器15aは、間引きしたディジタル信号をシリアル・パラレル変換(S/P変換)して高速フーリエ変換部15に入力する。
P/S変換器15bは、高速フーリエ変換部15から出力される複数のサブキャリアを、パラレル・シリアル変換(P/S変換)して、復調処理部16に出力する。
復調処理部16は、サブキャリアの復調処理を行って、復調されたディジタルデータ上位の図示しない処理部に送出する。
本実施の形態の場合、復調処理部16には、判定部17が設けられている。
この判定部17は、復調された下りフレーム30に含まれる後述のダウンリンクマップ32の情報から、当該無線端末装置10及び他のユーザ(無線端末装置10)のサブキャリア割り当て情報を取得し、間引き処理部14による間引き(FFTのポイント数の変更)を実行した場合における折り返し信号の重なりの有無を判定する。また、判定結果に応じて、間引き処理部14の動作を間引き制御信号14aによって制御する。
図3は、本実施の形態のOFDMA伝送システムにおける下りフレーム30の構成例を示す概念図である。
本実施の形態の下りフレーム30は、IEEE802.16−2004の標準仕様に含まれている下り信号のフレーム構成に準拠している。
すなわち、下りフレーム30は、プリアンブル31、ダウンリンクマップ32、複数のサブキャリア33を含む。
この図3の例では4ユーザが存在しており、複数のサブキャリア33の各々に、それぞれ、#1〜#4の各々の無線端末装置10に向けて送出される送信データである下りバースト#1、下りバースト#2、下りバースト#3、下りバースト#4が割り当てられている。
下りフレーム30の先頭には同期処理などに用いられるプリアンブル31が設けられ、その次には各ユーザに対するサブキャリア割り当て情報を含むDL−MAPシンボル(ダウンリンクマップ32)が設けられている。
本実施の形態では、基地局20において下りフレーム30を生成するための逆高速フーリエ変換(IFFT)のサイズ(Nポイント)は、一例として、N=2048ポイントとする。下りフレーム30は、基地局20において2048ポイントのIFFTで信号生成される。
無線端末装置10は、下りフレーム30の受信において、始めにプリアンブル31を含むシンボル、及びダウンリンクマップ32(DL−MAP)を含むシンボルを復号する。判定部17は、この中のDL−MAPの情報を読み取ることで、当該無線端末装置10及び各ユーザ(他の無線端末装置10)のサブキャリア割り当て情報を取得する。また下りフレーム30の帯域幅は20MHzとする。
図4に、ある時刻Tにおいて基地局が送信した下り信号を周波数領域で示す。20MHz帯域内には#4の無線端末装置10に宛てて送信された下りバースト#4の信号のみが存在しており、他の端末の信号は存在していない。
図5に、無線端末装置10においてFFTサイズを2048ではなく1024(=N/2)として受信した場合の受信信号を周波数領域で示す。0〜10MHzに、下りバースト#4の折り返し信号が現れている。実際には0〜10MHzの信号のみが表示され、10〜20MHzの信号は表示されない。従って、#4の無線端末装置10では、0〜10MHzに表示された信号を復調処理部16においてサブキャリア復調し、復号することで、当該無線端末装置10に向けて基地局20から2048ポイントのIFFTで送信された、正しい受信データを得ることが可能である。
基地局20の送信器で一つのOFDMAシンボルをNポイントIFFTして生成された信号は、一つのOFDMAシンボルがNサンプルとなり送信される。無線端末装置10の受信処理系ではアンテナ11から受信された信号を無線受信部12(RF部)においてベースバンド信号に変換し、A/D変換部13(ADC)によりディジタル信号に変換する。当該ディジタル信号は、一つのOFDMA信号がNサンプルになっており、そのままFFTを行うと、NポイントFFTが行われる。
本実施の形態では、NポイントFFTをN/2ポイントFFTとするため、一つのOFDMAシンボルがNサンプルのディジタル信号を、間引き処理部14において間引き処理をしてN/2サンプルの信号に変換する。その上で、N/2サンプルの信号をFFTすると、N/2ポイントFFTとなる。
無線端末装置10の受信処理系では、始めに下りフレーム30のダウンリンクマップ32(DL−MAP)を含むシンボルを、送信側のIFFTと同じNポイントFFTにより受信して、復号を行う。これにより、当該無線端末装置10と他ユーザ(無線端末装置10)(下りバースト#1〜下りバースト#4)に割り当てられるサブキャリア33の帯域(f1〜f4)の情報を得る。
次に、帯域割り当て情報から、以降のOFDMAシンボル(サブキャリア33)に対するFFTサイズを(N/2)ポイントに変更しても、他のユーザの送信データが自端のデータに重なるかどうかの判定を行う。重ならないと判断したときは、間引き処理部14においてサンプリング数の間引きを行い、以降の各OFDMAシンボルに対してFFTサイズを(N/2)ポイントに変更して受信する。
図6は、本実施の形態の無線端末装置10の上述の作用を説明するフローチャートである。
無線端末装置10は、下りフレーム30を受信すると(ステップ101)、まず、基地局20におけるIFFTと同じNポイント(この場合、2048ポイント)で、ダウンリンクマップ32を復調して、当該無線端末装置10と、他の無線端末装置10におけるサブキャリア割り当て情報を取得する(ステップ102)。
そして、判定部17は、ユーザは一人か否か(すなわち、基地局20の配下には当該無線端末装置10のみが存在するか否か)を判別する(ステップ103)。
そして、図4のように、ユーザが一人の場合には、折り返しで他のユーザのデータと重なる懸念がないので、たとえば、間引き処理部14においてディジタルデータのサンプリングを半分に間引き(ステップ104)、高速フーリエ変換部15では、1024(=N/2)ポイントで、FFTを実行することで(ステップ105)、複数のサブキャリア33の分離および復調を行う(ステップ106)。
そして、復調された自端末(この場合、#4)宛ての下りバースト#4のデータを無線端末装置10内の上位システムに送出する(ステップ107)。
一方、上述のステップ103で複数のユーザが存在すると判明した場合には、判定部17は、間引き処理部14における間引きを実行した場合の折り返し信号において、各ユーザのサブキャリア33の帯域が重なるか否かを判別する(ステップ108)。
そして、重なり合うと判明した場合には、送信元の基地局20のIFFTと同じNポイント(この場合、2048ポイント)にて、高速フーリエ変換部15におけるFFTを実行する(ステップ109)。
また、上述のステップ108で折り返し信号が重ならないと判明した場合には、上述のステップ104以降のポイント数の間引きおよびFFTの実行を行う。
すなわち、図7に例示されるように、基地局20からの下りフレーム30(送信信号)に下りバースト#2と下りバースト#3のみが20MHzの周波数領域で存在する場合、無線端末装置10の間引き処理部14、高速フーリエ変換部15において1024(=N/2)ポイントに間引いてのFFTを行った場合の受信信号は、周波数領域で図8に示すように、0〜10MHz帯域内の折り返し信号に下りバースト#2と下りバースト#3として、重なりあわずに、それぞれ現れる。
この場合、#2と#3の各々の無線端末装置10では、自端末宛ての下りバースト#2または下りバースト#3の折り返し信号が他ユーザの信号と重ならないと判断し、FFTサイズを変更して受信することができる。
本実施の形態1によれば、無線端末装置10における、複数のサブキャリア33を含む下りフレーム30のようなマルチキャリア信号の受信処理において、高速フーリエ変換でのポイント数を間引くことで、当該高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能となる。
すなわち、無線端末装置10の回路規模の小型化、電池駆動の際の連続稼働時間の延長等の性能向上を実現できる。
また、基地局20から送られてくる下りフレーム30に随伴するダウンリンクマップ32に格納されているサブキャリア割り当て情報に基づいて、無線端末装置10の側で独自にFFTのポイント数を変更するため、基地局20の側における仕様変更等を必要とすることなく、無線端末装置10の内部に閉じた形で実現でき、汎用性も高い。
間引き処理部14、高速フーリエ変換部15のFFTにおけるポイント数の削減による信号の折り返しを利用するので、各ユーザが隣接サブキャリアを使用している場合でも、サブキャリアが互い違いに配置されている場合でも、サブキャリアの位置関係は変化しないので、多様なサブキャリアの割り当て方法に利用可能である。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1では、間引き処理部14によるポイント数の間引きによって、折り返し信号が重なり合う場合には、間引き処理を抑止して、送信側のIFFTと同一のNポイントで、高速フーリエ変換部15におけるFFTを実行する場合(上述のステップ108、ステップ109)を例示した。
これに対して、本実施の形態2では、折り返し信号で無線端末装置10の信号に重なり合う、他の無線端末装置10の信号を、イメージフィルタによって除去することで、折り返し信号が重なる場合でも、間引き処理部14および高速フーリエ変換部15におけるポイント数の間引きを実現する例について説明する。
すなわち、図9に例示されるように、周波数領域で、送信信号に下りバースト#2(f2)と下りバースト#4(f4)が存在し、図10に例示されるように、無線端末装置10において1024(=N/2)ポイントのFFTを行った場合の受信信号において、0〜10MHz帯域内の折り返し信号のf2の位置に下りバースト#2と下りバースト#4が重なって現れる場合、信号を正常に受信することはできない。すなわち、そのままではFFTサイズを変更することはできない。
そこで、本実施の形態2では、FFTサイズを変更すると自無線端末装置10に割り当てられた帯域に他のユーザの信号が重なってしまう場合に、イメージ除去フィルタを適用して、他の無線端末装置10の信号を除去する。
図11に、本実施の形態2におけるイメージ除去のためのディジタルフィルタ18(フィルタ手段)を有する無線端末装置10の受信系の構成例を示す。
この無線端末装置10では、上述の図1に例示した受信処理系の構成のA/D変換部13(ADC)と間引き処理部14の間にディジタルフィルタ18を挿入した構成となっている。
また図12に、イメージ除去のためのアナログフィルタ19(フィルタ手段)を有する無線端末装置10の構成例を示す。このアナログフィルタ19を用いる場合には、上述の図1に例示した受信処理系の構成の無線受信部12と、A/D変換部13(ADC)の間にアナログフィルタ19が挿入される。
図13に、本実施の形態2におけるディジタルフィルタ18(もしくはアナログフィルタ19)の特性例を示す。このディジタルフィルタ18は、下りバースト#3の帯域f2を含む5MHzから15MHz辺りが通過帯域pf1であり、その外の帯域の信号は減衰される。このディジタルフィルタ18を図9で示される送信信号(下りフレーム30)を受信したときに適用すると、下りバースト#2(f2)の信号は通過して、下りバースト#4(f4)の信号は減衰される。
図14に、ディジタルフィルタ18の適用後にFFTサイズを2048から1024に変更したときの受信信号を周波数領域で示す。下りバースト#2に折り重なる信号はなく、正常に受信することができる。
すなわち、#2の無線端末装置10では、下りフレーム30が、図9のような状態であっても、ディジタルフィルタ18の通過帯域pf1が、下りバースト#2の帯域f1を包含するように制御することで、他の無線端末装置10向けの下りバースト#4に影響されることなく、正常に受信することができる。
IEEE802.16−2004やIEEE802.16eでは、下りと上りを合わせて1フレームを構成する。無線端末装置10は、どのサブキャリア群(サブキャリア33)を割り当てられるかはダウンリンクマップ32(DL−MAP)を受信するまで分からない。すなわち、#1〜#4と個々の無線端末装置10との対応関係は、下りフレーム30毎に変化する可能性がある。また、フレームごとにサブキャリア33の割り当て帯域が変化する可能性がある。
従って、個々の無線端末装置10の受信処理系では、数種類の特性のディジタルフィルタ18(アナログフィルタ19)を用意しておくのが良い。ダウンリンクマップ32(DL−MAP)を受信し、サブキャリア割り当て情報を得た上で、もしFFTサイズを変更したときに自身に割り当てられた帯域に他ユーザの信号が重なると判断した場合は、数種類あるディジタルフィルタ18もしくはアナログフィルタ19の中から自身に割り当てられたサブキャリア33の帯域に最も通過帯域が近いフィルタを選び帯域制限を行う。
図15に、FFTサイズをNからN/2に変更する場合に予め用意するディジタルフィルタ18またはアナログフィルタ19の特性群を示す。
図15の中にはローパスフィルタ(通過帯域pf2)、バンドパスフィルタ(通過帯域pf1)、ハイパスフィルタ(通過帯域pf3)の3種類のフィルタが示されている。図15中で区別を付けやすいように、バンドパスフィルタを点線で描いている。この例では、ローパスフィルタとバンドパスフィルタは5MHz程度、通過帯域pf1と通過帯域pf2がオーバラップしているため、帯域幅5MHz程度の信号であればどの帯域に割り当てられたとしても対応することができる。より広い帯域の信号には、フィルタの数を増やすことで対応可能である。
図16に、FFTサイズをNからN/4に変更する場合に予め用意するディジタルフィルタ18またはアナログフィルタ19の特性群を示す。図16の中にはローパスフィルタ(通過帯域pf4)、5種類のバンドパスフィルタ(通過帯域pf5、通過帯域pf6、通過帯域pf7、通過帯域pf8、通過帯域pf9)、ハイパスフィルタ(通過帯域pf10)の合計7種類が示されている。区別のため、バンドパスフィルタの一部は点線で描かれている。
尚、アナログフィルタ19を用いる場合は、通過帯域を可変にすることができるチューナブルフィルタを用いても良い。この場合、図12に例示されるように、判定部17から帯域制御信号19aを入力することで、アナログフィルタ19の通過帯域を可変に制御する。
図17は、本実施の形態2における無線端末装置10の動作の一例を示すフローチャートである。上述の図6と異なる部分のみ説明する。
この図17のフローチャートでは、各ユーザの帯域が重なると判定された場合に(ステップ108)、ディジタルフィルタ18またはアナログフィルタ19を制御して、受信データであるサブキャリア33群に対して上述のような帯域制限を行うこと(ステップ120)、が上述の図6と異なっている。
これにより、間引き処理部14および高速フーリエ変換部15におけるFFTのポイント数の間引きを行った場合でも、折り返し信号において、自身(図14の例では、たとえば#2の無線端末装置10)向けのデータに他の#4のユーザのデータが重なり合うことを防止でき、高速フーリエ変換部15におけるFFTのポイント数の間引きを行った場合でも、正確に自身宛てのサブキャリア33(この場合、下りバースト#2)を受信できる。
このように、ディジタルフィルタ18、ディジタルフィルタ18等のイメージ除去フィルタを用いて帯域制限を行うことにより、高速フーリエ変換部15におけるFFTサイズの間引きによる折り返し信号の重なりを懸念することなく、間引き数を、たとえばN/2から、N/4、N/8、・・・のように、さらに大きくにすることができる。
すなわち、間引き数がN/4,N/8...のように大きくなると、折り返し回数が多く、自無線端末装置10に割り当てられたサブキャリア33に他の信号が重なりやすいが、本実施の形態2のように、ディジタルフィルタ18、アナログフィルタ19のようなイメージフィルタによる帯域制限と組み合わせることで、FFTサイズを小さくすることによる、高速フーリエ変換の演算量、計算時間、消費電力を削減できる確率が大きくなる。
換言すれば、複数の無線端末装置10に対する送信信号と複数のサブキャリア33の割り当て方法に影響されることなく、無線端末装置10におけるマルチキャリア信号(下りフレーム30)の受信処理での高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力を削減することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、無線端末装置10の側における間引き処理部14および高速フーリエ変換部15におけるFFTのポイント数の間引きを想定して、基地局20の側で、折り返し信号の重なりを回避するように、各ユーザへのサブキャリア33の割り当てを行う場合(第1割り当て方法)について例示する。
図18は、本実施の形態3における基地局20の送信処理系の構成の一例を示す概念図である。
基地局20は、アンテナ21、無線送信部22、D/A変換部23、逆高速フーリエ変換部24、信号生成部25を含む、送信処理系を備えている。
信号生成部25は、ディジタルの複数の送信データ#1〜送信データ#4を、下りフレーム30における複数のサブキャリア33の各帯域に割り当てて変調する処理、およびプリアンブル31、ダウンリンクマップ32の生成処理等を行う。
逆高速フーリエ変換部24は、複数のサブキャリア33に対するNポイントのIFFT(逆フーリエ変換)によって時間信号に変換する処理を行う。
D/A変換部23は、逆高速フーリエ変換部24で生成された時間信号をアナログ信号に変換する処理を行う。
無線送信部22は、このアナログ信号を無線周波数に変換する処理を行う。
D/A変換部23は、無線周波数の下りフレーム30を無線端末装置10に向けて放射する。
図19のフローチャートにて、本実施の形態3の基地局20の動作を説明する。
基地局20の信号生成部25は、まず、送信データを準備した後(ステップ201)、ユーザ(無線端末装置10)の数が一つか否かを判別する(ステップ202)。
そして、ユーザ(無線端末装置10)が複数の場合には、個々の無線端末装置10において高速フーリエ変換部15におけるFFTのポイント数を送信時の値から間引いても、折り返し信号で各ユーザのデータ(たとえば下りバースト#3と下りバースト#4)が重ならないようにサブキャリア33を割り当てる(ステップ203)。
その後、サブキャリアの変調を実行し(ステップ204)、さらに、逆高速フーリエ変換部24において、N(2048)ポイントでIFFTを実行し(ステップ205)、D/A変換部23でアナログ信号に変換し(ステップ206)、無線送信部22で無線周波数に変換してアンテナ21から無線端末装置10に向けて下りフレーム30として送信する(ステップ207)。
なお、上述のステップ202で、ユーザが一人の場合には、任意のサブキャリア33に対して当該ユーザの送信データを割り当てる(ステップ208)。この場合には、上述の図4および図5の場合に相当し、どのサブキャリア33に送信データを割り当てても、無線端末装置10において折り返し信号が重なる懸念はない。
本実施の形態3では、基地局20の信号生成部25が、上述のステップ203におけるサブキャリア33に対する送信データの割り当てにおいて、図20に周波数領域で示すように、送信信号の下りバースト#3と下りバースト#4のサブキャリア33が隣り合うように互い違いに配置する。
この図20のようにサブキャリア33の割り当てが行われた下りバースト#3および下りバースト#4に対して、無線端末装置10の受信処理系で1024(=N/2)ポイントでFFTを行った場合の受信信号を、図21に周波数領域で示す。
各ユーザが隣接サブキャリアを割り当てられている元の図20の場合と同様に、0〜10MHz帯域内の折り返し信号の下りバースト#3と下りバースト#4は重なっておらず、#4(#3)の無線端末装置10は、自端末向けの下りバースト#4(#3)の信号を正常に受信することができる。
すなわち、下りフレーム30を受信する無線端末装置10の側において、FFTサイズの変更によって、高速フーリエ変換に伴う演算量、計算時間、消費電力の削減を実現できる確率が増す。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4として、無線端末装置10の側でFFTサイズを変更すると信号が折り返しで重なることを利用して、基地局20が、同一のデータを折り返し信号で重なり合うサブキャリア33に割り当てることで、受信信号のSN比を改善する例(第2割り当て方法)について説明する。
基地局20の構成は、上述の実施の形態3の場合と同様である。また、この実施の形態4の場合のフローチャートを図22に例示する。
この図22のフローチャートでは、図19のステップ202およびステップ203の代わりに、ステップ211およびステップ212を実行する点が異なっている。
すなわち、基地局20の信号生成部25において、サブキャリア33に余裕がある場合(ステップ211)、図23に示すように、下りフレーム30の2つのサブキャリア33に下りバースト#2の同一データを割り当てる(ステップ212)。この2つのサブキャリア33は、無線端末装置10の間引き処理部14および高速フーリエ変換部15でFFTサイズ(ポイント数)を変更したときに、折り返しで重なる位置に配置される。
このように配置された複数の下りバースト#2は、そのままでは、無線端末装置10において、図24に例示されるように、振幅L0で周波数軸方向に離散的に受信される。
一方、無線端末装置10がFFTサイズを、基地局20の2048(N)ポイントから1024(N/2)ポイントに変更して受信したときの受信信号を周波数領域で示すと図25のようになる。10MHzの帯域内において下りバースト#2の信号電力(振幅L1)は、折り返しにより重なり合って元の値(図24の振幅L0)よりも大きくなり、SN比が改善され、受信感度が向上することが分かる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
前記マルチキャリア信号から複数の前記サブキャリアを取り出す高速フーリエ変換手段と、
前記高速フーリエ変換手段の前段に配置され、ディジタル化された前記マルチキャリア信号のサンプリング数を前記Nポイントから変化させることが可能な間引き手段と、
前記サンプリング数を前記Nポイントから変化させた場合に他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重なるか否かを、前記マルチキャリア信号に随伴するサブキャリア割り当て情報に基づいて判別し、前記間引き手段におけるサンプリング数を決定する判定手段と、
を含むことを特徴とする無線端末装置。
(付記2)
付記1記載の無線端末装置において、
前記判定手段は、前記サンプリング数を(N/2)ポイント(mは1以上の自然数)としたときに、他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重ならない場合に、前記間引き手段における前記サンプリング数を前記(N/2)ポイントに設定することを特徴とする無線端末装置。
(付記3)
付記1記載の無線端末装置において、
前記間引き手段の上流側に、自無線端末装置に割り当てられた前記サブキャリア信号を選択的に通過させるように前記マルチキャリア信号の帯域に制限を加えるフィルタ手段をさらに備えたことを特徴とする無線端末装置。
(付記4)
付記1記載の無線端末装置において、
前記フィルタ手段は、ディジタルフィルタからなることを特徴とする無線端末装置。
(付記5)
付記1記載の無線端末装置において、
前記フィルタ手段は、アナログフィルタからなることを特徴とする無線端末装置。
(付記6)
複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことでマルチキャリア信号を生成して前記無線端末に送信する無線基地局の制御方法であって、
前記無線端末装置において、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を前記Nポイントから変更したときに、前記サブキャリアの折り返し信号が重ならないように、前記送信情報の前記サブキャリアに対する割り当てを行う第1割り当て方法、
および前記無線端末装置において、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を前記Nポイントから変更したときに折り返しの関係となる複数の前記サブキャリアに、同一の前記送信情報を割り当てる第2割り当て方法、
の少なくとも一方を、前記無線基地局に実行させることを特徴とする無線基地局の制御方法。
(付記7)
複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する第1ステップと、
前記マルチキャリア信号に随伴するサブキャリア割り当て情報を取得する第2ステップと、
前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すとき、前記サブキャリア割り当て情報に基づいて、サンプリング数を前記Nポイントから変化させる第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線端末装置の制御方法。
(付記8)
付記7記載の無線端末装置の制御方法において、
前記第3ステップでは、前記サンプリング数を前記Nポイントから(N/2)ポイント(mは1以上の自然数)に変化させたときの個々の前記サブキャリアの折り返し信号が重ならない場合に、前記サンプリング数を前記(N/2)ポイントに間引くことを特徴とする無線端末装置の制御方法。
(付記9)
付記7記載の無線端末装置の制御方法において、
前記第3ステップでは、前記サンプリング数を前記Nポイントから(N/2)ポイント(mは1以上の自然数)に変化させたときの個々の前記サブキャリアの折り返し信号が重なる場合に、前記マルチキャリア信号に対して特定の前記サブキャリアを選択的に通過させる帯域制限を行った後に前記サンプリング数を前記(N/2)ポイントに間引くことを特徴とする無線端末装置の制御方法。
(付記10)
付記7記載の無線端末装置の制御方法において、
ディジタルフィルタまたはアナログフィルタを用いて前記帯域制限を行うことを特徴とする無線端末装置の制御方法。
本発明の一実施の形態である無線端末装置の制御方法を実施する無線端末装置の受信処理系の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線端末装置を含む無線通信システム(OFDMA伝送システム)の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるOFDMA伝送システムにおける下りフレームの構成例を示す概念図である。 ある時刻において基地局が送信した下り信号を周波数領域で示す概念図である。 図4の下り信号を受信する無線端末装置においてFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線端末装置の作用を説明するフローチャートである。 ある時刻において基地局が送信した下り信号を周波数領域で示す概念図である。 図7の下り信号を受信する無線端末装置においてFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。 ある時刻において基地局が送信した下り信号を周波数領域で示す概念図である。 図9の下り信号を受信する無線端末装置においてFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である、ディジタルフィルタを有する無線端末装置の受信系の構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である、アナログフィルタを有する無線端末装置の受信系の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線端末装置に備えられたディジタルフィルタもしくはアナログフィルタ等のイメージフィルタの特性例を示す概念図である。 図9の下り信号にイメージフィルタを適用しFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。 FFTサイズをNポイントからN/2ポイントに変更する場合に予め用意するイメージフィルタの特性群を示す概念図である。 FFTサイズをNポイントからN/4ポイントに変更する場合に予め用意するイメージフィルタの特性群を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線端末装置の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である基地局の構成の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である基地局の作用を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態である基地局から送信される下り信号を周波数領域で示す概念図である。 図20の下り信号を受信する無線端末装置においてFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である基地局の作用を説明するフローチャートである。 2つのサブキャリアに同一データを割り当てる場合の下りフレームの構成例を示す概念図である。 同一のデータを複数のサブキャリアに割り当てた下り信号を周波数領域で示す概念図である。 図24の下り信号を受信する無線端末装置においてFFTサイズを間引いた場合の受信信号を周波数領域で示す概念図である。
符号の説明
10 無線端末装置
11 アンテナ
12 無線受信部
13 A/D変換部
14 間引き処理部
14a 間引き制御信号
15 高速フーリエ変換部
15a S/P変換器
15b P/S変換器
16 復調処理部
17 判定部
18 ディジタルフィルタ
19 アナログフィルタ
19a 帯域制御信号
20 基地局
21 アンテナ
22 無線送信部
23 D/A変換部
24 逆高速フーリエ変換部
25 信号生成部
30 下りフレーム
31 プリアンブル
32 ダウンリンクマップ
33 サブキャリア

Claims (4)

  1. 複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
    前記マルチキャリア信号から複数の前記サブキャリアを取り出す高速フーリエ変換手段と、
    前記高速フーリエ変換手段の前段に配置され、ディジタル化された前記マルチキャリア信号のサンプリング数を前記Nポイントから変化させることが可能な間引き手段と、
    前記サンプリング数を前記Nポイントから変化させた場合に他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重なるか否かを、送信側から受信したダウンリンクマップ情報から得られる前記マルチキャリア 信号に随伴するサブキャリア割り当て情報に基づいて判別し、前記間引き手段におけるサンプリング数を決定する判定手段と、
    を含み、
    前記判定手段は、前記サンプリング数を(N/2)ポイント(mは以上の自然数)としたときに、他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重ならない場合に、前記間引き手段における前記サンプリング数を前記(N/2)ポイントに設定し、前記サブキャリア同士が重なる場合には、前記サンプリング数を変更しないことを特徴とする無線端末装置。
  2. 請求項1記載の無線端末装置において、
    前記間引き手段の上流側に、自無線端末装置に割り当てられた前記サブキャリア信号を選択的に通過させるように前記マルチキャリア信号の帯域に制限を加えるフィルタ手段をさらに備えたことを特徴とする無線端末装置。
  3. 複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことでマルチキャリア信号を生成して前記無線端末に送信する無線基地局の制御方法であって、
    前記無線端末装置において、送信側から受信したダウンリンクマップ情報から得られるサブキャリアの割り当て情報に基づいて、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を(N/2 )ポイント(mは2以上の自然数)としたときに、他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重ならないと判断した場合に、前記サンプリング数を前記(N/2 )ポイントに設定し、前記サブキャリア同士が重なると判断した場合には、前記サンプリング数を変更しないように、前記送信情報の前記サブキャリアに対する割り当てを行う第1割り当て方法、
    および前記無線端末装置において、前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すときのサンプリング数を前記Nポイントから変更したときに折り返しの関係となる複数の前記サブキャリアに、同一の前記送信情報を割り当てる第2割り当て方法、
    いずれかを選択して、前記無線基地局に実行させ、
    ことを特徴とする無線基地局の制御方法。
  4. 複数の無線端末装置に対する送信情報が割り当てられた複数のサブキャリアに対してNポイント(Nは自然数)の逆高速フーリエ変換を行うことで生成されたマルチキャリア信号を受信する第1ステップと、
    送信側から受信したダウンリンクマップ情報から得られる前記マルチキャリア信号に随伴するサブキャリア割り当て情報を取得する第2ステップと、
    前記マルチキャリア信号に高速フーリエ変換を行って複数の前記サブキャリアを取り出すとき、前記サブキャリア割り当て情報に基づいて、サンプリング数を前記Nポイントから変化させる第3ステップと、
    を含み、
    前記第3ステップでは、前記サンプリング数を(N/2)ポイント(mは以上の自然数)としたときに、他の無線端末装置と自無線端末装置の前記サブキャリア同士が重ならない場合に、前記サンプリング数を前記(N/2)ポイントに設定し、前記サブキャリア同士が重なる場合には、前記サンプリング数を変更しないことを特徴とする無線端末装置の制御方法。
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