JP5088799B2 - 被覆電線セット機構及び被覆電線接続器 - Google Patents

被覆電線セット機構及び被覆電線接続器 Download PDF

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Description

本発明は、被覆電線の被覆材を一部破って接続板片に芯線を接続させた状態で当該被覆電線をセットする被覆電線セット機構及びその被覆電線セット機構を用いた被覆電線接続機器に関する。
従来、被覆電線と他の被覆電線とを電気的に接続する被覆電線接続器として、例えば、図15A及び図15Bに示すような構造のものが提案されている(特許文献1参照)。図15A及び図15Bにおいて、この被覆電線接続器は、2本のワイヤハーネス(被覆電線)を平行にガイドするための断面略半円状のガイド溝2a、2bが形成される身部3と、この身部3の両側縁に対して薄肉ヒンジ4を介して連結されるとともに、前記ガイド溝2a及び2bに対応する断面略半円形状のガイド溝5a、5bを有する蓋部6a、6bと、双方のガイド溝2a、2bに亘って固定されると共に、ガイド溝2a、2bに対応する電線噛込みスリット7a、7bの形成された導電性の接続片7とを有している。このような構造の被覆電線接続器では、まず、蓋部6a、6bのガイド溝5a、5bに被覆電線8a、8bをセットした後、その被覆電線8a、8bと共に蓋部6a、6bを肉薄ヒンジ4を境に身部3上に被せる。そして、ペンチ等の工具を使って身部3と双方の蓋部6a、6bとを加圧結合させる。
このようにして身部3に被覆電線8a、8bがセットされた蓋部6a、6bを結合する従来の被覆電線接続器においては、例えば、図16A、図16Bに模式的に示すように、被覆電線8a、8bの電気的な接続がなされる。即ち、蓋部6a、6bを身部3に結合することにより、被覆電線8a、8bが蓋部6a、6bのガイド溝5a、5bに受けられつつ接続片7の噛込みスリット7a、7b内に押し入れられ、被覆電線8a、8bの被覆材が破られる。これにより、蓋部6aのガイド溝5aと身部3のガイド溝2aにて囲まれる空間を通る被覆電線8aの芯線(銅線)が噛込みスリット7aにおいて接続片7に接続した状態になると共に、蓋部6bのガイド溝5bと身部3のガイド溝2bにて囲まれる空間を通る被覆線8bの芯線(銅線)が噛込みスリット7bにおいて接続片7に接続した状態になり、その結果、接続片7を介して被覆電線8a、8bが電気的に接続される。
実用新案登録第2571408号公報
前述した従来の被覆電線接続器にあっては、接続片7に形成された噛込みスリット7a、7bに単に被覆電線8a、8bを入れ込むことによって被覆材を破るようにしているので、確実に被覆電線8a、8bの被覆材を破いてその芯線を接続片7に接触させて被覆電線8a、8bの電気的な接続を確実に行うことが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、被覆電線の被覆材を破って接続板片に確実に芯線を接続させた状態で当該被覆電線をセットすることのできる被覆電線セット機構と、該被覆電線セット機構を用いて2つの被覆電線の電気的な接続を確実に行うことのできるようにした被覆電線接続器とを提供するものである。
本発明に係る被覆電線セット機構は、被覆電線をガイドする第1のガイド溝の形成された第1のハウジングと、前記第1のガイド溝に対応した第2のガイド溝が形成され、該第2のガイド溝が前記第1のガイド溝に対向接合するように前記第1のハウジングと結合可能な第2のハウジングとを有し、前記第1のハウジングには、前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置された金属製の第1の接続板片と、前記第1の接続板片と前記第1のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第1のガイド溝内に前記第1の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第1の規制ブロックとが設けられ、前記第2のハウジングは、前記第1のハウジングに結合された際に前記被覆電線を前記第1の規制ブロックと挟みつつ前記第1のガイド溝に向けて押す第2の規制ブロックが設けられるとともに、前記第1のハウジングに結合された際に前記第1のハウジングの前記第1の接続板片及び前記第1の規制ブロックが入り込む空隙部が形成され、更に、前記第1のハウジングには、前記第2のハウジングの前記第2の規制ブロックが入り込む空隙部が形成された構成となる。
このような構成により、第1のハウジングにおいて、第1の接続板片と第1の規制ブロックとが、第1のガイド溝の延びる方向において異なる位置にて、両縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置されているので、第1のガイド溝と第2のガイド溝との間に被覆電線が挟まれるようにして第1のハウジングと第2のハウジングとが結合されると、第1の規制ブロックと第2の規制ブロックとによって前記被覆電線が挟まれて位置規制がされつつ前記第2の規制ブロックによって当該被覆電線が前記第1のガイド溝に向けて押され、前記被覆電線が前記第1のガイド溝に入り込んでいく過程で、前記第1の接続板片と前記第1の規制ブロックとによって被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれる状態となる。その結果、被覆電線が第1の接続板片と第1の規制ブロックとの間で傾いた状態となり、その傾いた状態の被覆電線が第1の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押されていくことになるので、第1の接続板片の角が前記被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得る。
なお、第1のハウジングの第1の接続板片と第1の規制ブロックとが、第2のハウジングに形成された空隙部に入り込み、第2のハウジングの第2の接続板片と第2の規制ブロックとが、第1のハウジングに形成された空隙部に入り込むようになっているので、前記被覆電線が前記第1のガイド溝及び前記第2のガイド溝にて囲まれる空間に収まる状態での第1のハウジングと第2のハウジングとの結合を妨げることがないようにすることができる。
また、本発明に係る被覆電線セット機構は、前記第2のハウジングにおいて、更に、前記第2の規制ブロックが、前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝内にはみ出すように配置されており、前記第2の規制ブロックと前記第2のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第2のガイド溝に前記第2の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第2の接続板片が設けられ、前記第1のハウジングには、前記第2のハウジングに結合された際に前記第2の接続板片が入り込む空隙部が形成された構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合すると、前記第1の規制ブロックと前記第2の規制ブロックによって前記被覆電線が挟まれて位置規制がされつつ前記第2の規制ブロックによって当該被覆電線が前記第1のガイド溝に向けて押され、前記被覆電線が前記第1のガイド溝に入り込んでいく過程で、更に、第2の接続板片と前記第2の規制ブロックとによって被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれる状態となる。その結果、被覆電線が更に第2の接続板片と第2の規制ブロックとの間で傾いた状態となり、その傾いた状態の被覆電線が第2の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押され、かつ、第2のガイド溝が前記被覆電線に向かっていくことになるので、更に第2の接続板片の角が前記被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得る。
また、なお、第2のハウジングに設けられた第2の接続板片が、第1のハウジングの空隙部に入り込むので、前記被覆電線が前記第1のガイド溝及び前記第2のガイド溝にて囲まれる空間に収まる状態での第1のハウジングと第2のハウジングとの結合を維持することができる。
本発明に係る被覆電線接続器は、第1の被覆電線をガイドする第1のガイド溝と、該第1のガイド溝と並んで配置され、第2の被覆電線をガイドする第2のガイド溝とが形成された第1のハウジングと、前記第1のガイド溝及び前記第2のガイド溝に対応した第3のガイド溝及び第4のガイド溝が形成され、前記第3のガイド溝が前記第1のガイド溝に対向接合するとともに前記第4のガイド溝が前記第2のガイド溝に対向接合するように前記第1のハウジングと結合可能な第2のハウジングとを有し、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを結合させて、対向接合する前記第1のガイド溝及び前記第3のガイド溝にて囲まれる空間を通る第1の被覆電線と、対向接合する前記第2のガイド溝及び前記第4のガイド溝にて囲まれる空間を通る第2の被覆電線とを電気的に接続する被覆電線接続器であって、前記第1のハウジングには、前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置された金属製の第1の接続板片と、前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝内にはみ出すように配置され、前記第1の金属板片と電気的に導通する金属製の第2の接続板片と、前記第1の接続板片と前記第1のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第1のガイド溝内に前記第1の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第1の規制ブロックと、前記第2の接続板片と前記第2のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第2のガイド溝内に前記第2の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第2の規制ブロックと、が設けられ、前記第2のハウジングは、前記第1のハウジングに結合された際に前記第1の被覆電線を前記第1の規制ブロックと挟みつつ前記第1のガイド溝に向けて押す第3の規制ブロックと、前記第1のハウジングに結合された際に前記第2の被覆電線を前記第2の規制ブロックと挟みつつ前記第2のガイド溝に向けて押す第4の規制ブロックとが設けられるとともに、前記第1のハウジングに結合された際に前記第1のハウジングの前記第1の接続板片、前記第2の接続板片、前記第1の規制ブロック及び前記第2の規制ブロックが入り込む空隙部が形成され、更に、前記第1のハウジングには、前記第2のハウジングに結合された際に前記第2のハウジングの前記第3の規制ブロック及び前記第4の規制ブロックが入り込む空隙部が形成された構成となる。
このような構成により、第1のハウジングにおいて、第1の接続板片と第1の規制ブロックとが、第1のガイド溝の延びる方向において異なる位置にて、両縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置されるとともに、第2の接続板片と第2の規制ブロックとが、第2のガイド溝の延びる方向において異なる位置にて、両縁線から当該第2のガイド溝内にはみ出すように配置されているので、第1のガイド溝と第3のガイド溝との間に第1の被覆電線が挟まれるとともに、第2のガイド溝と第4のガイド溝との間に第2の被覆電線が挟まれるようにして第1のハウジングと第2のハウジングとが結合されると、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとによって前記第1の被覆電線が挟まれて位置規制がされつつ前記第3の規制ブロックによって当該第1の被覆電線が前記第1のガイド溝に向けて押され、前記第1の被覆電線が前記第1のガイド溝に入り込んでいくとともに、第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとによって前記第2の被覆電線が挟まれて位置規制されつつ前記第4の規制ブロックによって当該第2の被覆電線が前記第2のガイド溝に押されていく過程で、前記第1の接続板片と前記第1の規制ブロックとによって前記第1の被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれるとともに、第2の接続板片と前記第2の規制ブロックとによって前記第2の被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれる状態となる。その結果、第1の被覆電線が第1の接続板片と第1の規制ブロックとの間で傾いた状態となって、その傾いた状態の第1の被覆電線が第1の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押されていくとともに、第2の被覆電線が第2の接続板片と第2の規制ブロックとの間で傾いた状態となって、その傾いた状態の第2の被覆電線が第2の接続板片に擦れつつ第2のガイド溝に押されていくことになるので、第1の接続板片の角が前記第1の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得るとともに、第2の接続板片の角が前記第2の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなる。
なお、第1のハウジングの第1の接続板片、第2の接続板片、第1の規制ブロック及び前記第2の規制ブロックが第2のハウジンに形成された空隙部に入り込み、第2のハウジングの第3の規制ブロック及び第4の規制ブロックが第1のハウジングに形成された空隙部に入り込むようになっているので、前記第1の被覆電線が前記第1のガイド溝及び前記第3のガイド溝にて囲まれる空間に収まるとともに、前記第2の被覆電線が前記第2のガイド溝及び前記第4のガイド溝にて囲まれる空間に収まる状態での第1のハウジングと第2のハウジングとの結合を妨げることがないようにすることができる。
また、本発明に係る被覆電線接続器は、前記第1の接続板片と前記第2の接続板片とが単一の共通接続板片にて形成され、該共通接続板片の一方端部が前記第1の接続板片として前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝にはみ出し、前記共通接続板片の他方端部が前記第2の接続片として前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝にはみ出している構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングにおける第1の接続板片と第2の接続板片とが共通の部材(共通接続板片)にて形成されるので、第1のハウジングにおける構造の簡略化を図ることができる。
更に、本発明に係る被覆電線接続器は、前記第3の規制ブロックと前記第4の規制ブロックとが前記第3のガイド溝から前記第4のガイド溝に渡って形成された単一の共通規制ブロックにて形成され、該共通規制ブロックの一方端部が前記第3の規制ブロックとして機能し、前記共通規制ブロックの他方端部が前記第4の規制ブロックとして機能する構成とすることができる。
このような構成により、第2のハウジングにおける第3の規制ブロックと第4の規制ブロックとが共通の部材(共通規制ブロック)にて形成されるので、第2のハウジングにおける構造の簡略化を図ることができる。
また、本発明に係る被覆電線接続器は、前記第2のハウジングにおいて、更に、前記第3の規制ブロックが、前記第3のガイド溝の縁線から当該第3のガイド溝内にはみ出すように配置されており、前記第3の規制ブロックと前記第3のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第3のガイド溝に前記第3の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第3の接続板片が設けられ、前記第4の規制ブロックが、前記第4のガイド溝の縁線から当該第4のガイド溝内にはみ出すように配置されており、前記第4の規制ブロックと前記第4のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第4のガイド溝に前記第4の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第4の接続板片が設けられ、前記第1のハウジングには、前記第2のハウジングに結合された際に前記第2のハウジングの前記第3の接続板片及び前記第4の接続板片が入り込む空隙部が形成された構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合すると、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとによって前記第1の被覆電線が挟まれて位置規制がされつつ前記第3の規制ブロックによって当該第1の被覆電線が前記第1のガイド溝に向けて押され、前記第1の被覆電線が前記第1のガイド溝に入り込んでいくとともに、第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとによって前記第2の被覆電線が挟まれて位置規制されつつ前記第4の規制ブロックによって当該第2の被覆電線が前記第2のガイド溝に押されていく過程で、更に、第3の接続板片と前記第3の規制ブロックとによって第1の被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれるとともに、第4の接続板片と第4の規制ブロックとによって第2の被覆電線がその延びる方向において異なる位置にてその両側から挟み込まれる状態となる。その結果、第1の被覆電線が更に第3の接続板片と第3の規制ブロックとの間で傾いた状態となり、その傾いた状態の第1の被覆電線が第3の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押され、かつ、第3のガイド溝が前記第1の被覆電線に向かっていくとともに、第2の被覆電線が更に第4の接続板片と第4の規制ブロックとの間で傾いた状態となり、その傾いた状態の第2の被覆電線が第4の接続板片に擦れつつ第2のガイド溝に押され、かつ、第4のガイド溝が第2の被覆電線に向かっていくことになるので、更に第3の接続板片の角が前記第1の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得るとともに、第4の接続板片の角が前記第2の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得る。
また、なお、第2のハウジングに設けられた第3の接続板片及び第4の接続板片が、第1のハウジングの空隙部に入り込むので、第1の被覆電線が第1のガイド溝及び第3のガイド溝にて囲まれる空間に収まるとともに、第2の被覆電線が第2のガイド溝及び第4のガイド溝にて囲まれる空間に収まる状態での第1のハウジングと第2のハウジングとの結合を維持することができる。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第1の接続板片及び前記第3の接続板片は、前記第1のガイド溝及び前記第3のガイド溝の延びる方向において、同じ位置に配置され、前記第2の接続板片及び前記第4の接続板片は、前記第2のガイド溝及び前記第4のガイド溝の延びる方向において、同じ位置に配置された構成とすることができる。
このような構成により、第1の被覆電線がその延びる方向における同位置にて第1の接続板片と第3の接続板片とによってその被覆が破られるとともに、第2の被覆電線がその延びる方向における同位置にて第2の接続板片と第4の接続板片とによってその被覆が破られるようになるので、第1の被覆電線及び第2の被覆電線それぞれの被覆材が略全周にわたって破ることができるようになる。
更に、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の先端から所定部分及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の先端から所定部分の少なくともいずれか一方が傾斜面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合する際に、第1の規制ブロックの傾斜面に沿ってよりスムーズに第1の被覆電線を当該第1の規制ブロックと第1の接続板片との間に導くこと、及び第2の規制ブロックの傾斜面に沿ってよりスムーズに第2の被覆電線を当該第2の規制ブロックと第2の接続板片との間に導くことの少なくともいずれかが可能になる。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の先端から所定部分及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の先端から所定部分の少なくともいずれか一方が傾斜面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合する際に、第3の規制ブロックの傾斜面に沿ってよりスムーズに第1の被覆電線を当該第3の規制ブロックと第3の接続板片との間に導くこと、及び第4の規制ブロックの傾斜面に沿ってよりスムーズに第2の被覆電線を当該第4の規制ブロックと第4の接続板片との間に導くことの少なくともいずれかが可能になる。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の少なくともいずれか一方が粗面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとに挟まれる第1の被覆電線が当該第1の規制ブロックと当該第3の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第1の規制ブロックの接触抵抗の大きい粗面によって回転し易くなること、及び第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとに挟まれる第2の被覆電線が当該第2の規制ブロックと当該第4の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第2の規制ブロックの接触抵抗の大きい粗面によって回転し易くなることの、少なくともいずれかを可能にすることができる。その結果、第1の接続板片及び第3の接続板片によって第1の被覆電線の被覆材を容易に破ること、及び第2の接続板片及び第4の接続板片によって第2の被覆電線の被覆材を容易に破ることの少なくともいずれかが可能になる。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の少なくともいずれか一方が粗面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとに挟まれる第1の被覆電線が当該第1の規制ブロックと当該第3の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第3の規制ブロックの接触抵抗の大きい粗面によって回転し易くなること、及び第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとに挟まれる第2の被覆電線が当該第2の規制ブロックと当該第4の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第4の規制ブロックの接触抵抗の大きい粗面によって回転し易くなることの少なくともいずれかが可能になる。その結果、第1の接続板片及び第3の接続板片によって第1の被覆電線の被覆材を容易に破ること、及び第2の接続板片及び第4の接続板片によって第2の被覆電線の被覆材を容易に破ることの少なくともいずれかが可能になる。
更に、本発明に係る被覆電線接続器において、前記傾斜面が粗面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロック、第2の規制ブロック、第3の規制ブロック及び第4の規制ブロックの少なくともいずれかの傾斜面にて第1の被覆電線及び第2の被覆電線の少なくともいずれか一方が対応する規制ブロックと接続板片との間に導かれる際に、前記傾斜面が接触抵抗の大きい粗面であることによって当該被覆電線を回転し易くすることが可能となる。その結果、対応する接続板片にて挟まれる前記被覆電線の被覆材を容易に破ることができるようになる。
なお、前述した各規制ブロックの粗面は、被覆電線との接触抵抗を増大させることを意図して表面を粗くしたものであればよい。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記傾斜面は、階段状に形成されることで粗面となる構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロック、第2の規制ブロック、第3の規制ブロック及び第4の規制ブロックの少なくともいずれかの傾斜面にて第1の被覆電線及び第2の被覆電線の少なくともいずれか一方が対応する規制ブロックと接続板片との間に導かれる際に、前記傾斜面が接触抵抗の大きい階段状であることによって当該被覆電線を回転し易くすることが可能となる。その結果、対応する接続板片にて挟まれる前記被覆電線の被覆材を容易に破ることができるようになる。
更に、本発明に係る被覆電線接続器において、前記階段状となる前記傾斜面の各段を構成する面は、当該規制ブロックの先端に向けて立ち上がるように傾斜している構成とすることができる。
このような構成により、傾斜面と相対移動する被覆電線に対する当該傾斜面の抵抗がより大きくなり、前記被覆電線をより確実に回転させることができるようになる。
また、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の表層部分及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の表層部分少なくともいずれか一方が軟質材にて形成される構成とすることができる。
このような構成により、第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとに挟まれる第1の被覆電線が当該第1の規制ブロックと当該第3の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第1の規制ブロックの接触抵抗の大きい軟質材にて形成された表層部分によって回転し易くなること、及び第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとに挟まれる第2の被覆電線が当該第2の規制ブロックと当該第4の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第2の規制ブロックの接触抵抗の大きい軟質材にて形成された表層部分によって回転し易くなることの、少なくともいずれかを可能にすることができる。その結果、第1の接続板片及び第3の接続板片によって第1の被覆電線の被覆材を容易に破ること、及び第2の接続板片及び第4の接続板片によって第2の被覆電線の被覆材を容易に破ることの少なくともいずれかが可能になる。
更に、本発明に係る被覆電線接続器において、前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の表層部及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の表層部少なくともいずれか一方が軟質材にて形成される構成とすることができる。
このような構成により、
第1のハウジングと第2のハウジングとの結合によって、第1の規制ブロックと第3の規制ブロックとに挟まれる第1の被覆電線が当該第1の規制ブロックと当該第3の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第3の規制ブロックの接触抵抗の大きい軟質材にて形成された表層部分によって回転し易くなること、及び第2の規制ブロックと第4の規制ブロックとに挟まれる第2の被覆電線が当該第2の規制ブロックと当該第4の規制ブロックとに対して相対移動する際に、前記第4の規制ブロックの接触抵抗の大きい軟質材にて形成された表層部分によって回転し易くなることの少なくともいずれかが可能になる。その結果、第1の接続板片及び第3の接続板片によって第1の被覆電線の被覆材を容易に破ること、及び第2の接続板片及び第4の接続板片によって第2の被覆電線の被覆材を容易に破ることの少なくともいずれかが可能になる。
本発明に係る被覆電線セット機構によれば、被覆電線が第1の接続板片と第1の規制ブロックとの間で傾いた状態となり、その傾いた状態の被覆電線が第1の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押されていくことになって、第1の接続板片の角が前記被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得るため、被覆電線の被覆材を破って前記第1の接続板片に確実に芯線を接続させた状態で当該被覆電線をセットすることができる。
また、本発明に係る被覆電線接続器によれば、第1の被覆電線が第1の接続板片と第1の規制ブロックとの間で傾いた状態となって、その傾いた状態の第1の被覆電線が第1の接続板片に擦れつつ第1のガイド溝に押されていくとともに、第2の被覆電線が第2の接続板片と第2の規制ブロックとの間で傾いた状態となって、その傾いた状態の第2の被覆電線が第2の接続板片に擦れつつ第2のガイド溝に押されていくことになることから、第1の接続板片の角が前記第1の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなり得るとともに、第2の接続板片の角が前記第2の被覆電線の被覆材を破ってその芯線に噛込み易くなるので、第1の被覆電線の芯線と第2の被覆電線の芯線とを電気的に導通する第1の接続板片と第2の接続板片により確実に接続すること、即ち、第1の被覆電線と第2の被覆電線の電気的な接続を確実に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る被覆電線接続器は、図1A、図1B、図2、図3、図4A及び図4Bに示すように構成される。なお、図1Aは、被覆電線接続器の第1のハウジングを示す斜視図であり、図1Bは、被覆電線接続器の第2のハウジングを示す斜視図であり、図2は、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合して第1の被覆電線と第2の被覆電線とを接続した状態の被覆電線接続器外観を示す斜視図であり、図3は、第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に切った断面を模式的に示す断面図であり、図4Aは、第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に直交する方向に切った断面を示す断面図であり、図4Bは、第1のハウジングと第2のハウジングとを結合した状態での各部の平面上での位置関係を示す図である。
図1A、図1B、図2及び図4Aにおいて、この被覆電線接続器は、合成樹脂(例えば、ABS樹脂やPP樹脂)にて形成された第1のハウジング10及び第2のハウジング20を備えている。第1のハウジング10には、断面が略半円状となって第1の被覆電線Woをガイドする第1のガイド溝11aと、第1のガイド溝11aと所定の間隔をもって平行に配置され、断面が略半円形状となって第2の被覆電線Wsをガイドする第2のガイド溝11bとが形成されている。なお、例えば、第1の被覆電線Woを、車両内を引き回されている電源用の電線(ワイヤハーネス)とし、第2の被覆電線Wsを、その電源用の電線から新たに分岐させる電線(ワイヤハーネス)とすることができる。
第2のハウジング20には、第1のハウジング10に形成された第1のガイド溝11a及び第2のガイド溝11bに対応したそれぞれ断面が略半円形状となる第3のガイド溝21a及び第4のガイド溝21bが形成されている。そして、第1のガイド溝11aと第3のガイド溝21aとが対向接合するとともに、第2のガイド溝11bと第4のガイド溝21bとが対向接合するように、第1のハウジング10と第2のハウジング20とが結合可能となっている。
この被覆電線接続器は、特に図2に示すように、第1のハウジング10と第2のハウジング20とを結合させて、対向接合する第1のガイド溝11a及び第3のガイド溝21aで囲まれる円柱状空間を通る第1の被覆電線Woと、対向接合する第2のガイド溝11b及び第4のガイド溝21bで囲まれる円柱状空間を通る第2の被覆電線Wsとを電気的に接続する。
更に、詳細な構造についてみると、図1A、図1B及び図4Aに示すように、第1のハウジング10には、第1のガイド溝11aから第2のガイド溝11bにわたってそれらガイド溝11a、11bの延びる方向に略直交するように金属製(例えば、鉄や銅などの導電性を有するもの)の共通接続板片13が圧入固定等により設けられている。この共通接続板片13は、一方端部(第1の接続板片部分)が第1のガイド溝11aの縁線11a(s2)から当該第1のガイド溝11a内にはみ出すとともに、他方端部(第2の接続板片部分)が第2のガイド溝11bの縁線11b(s2)から当該第2のガイド溝11b内にはみ出すように配置されている。また、第1のハウジング10には、第1の規制ブロック12a及び第2の規制ブロック12bが設けられている。これら第1の規制ブロック12a及び第2の規制ブロック12bは第1のハウジング10と一体的に樹脂成形されている。第1の規制ブロック12aは、図4Bに示すように、共通接続板片13(第1の接続板片部分)と第1のガイド溝11aの延びる方向においてΔだけずれた位置に、当該共通接続板片13(第1の接続板片部分)と逆側の縁線11a(s1)から当該第1のガイド溝11a内にはみ出すように配置されている。また、第2の規制ブロック12bも、同様に、共通接続板片13(第2の接続板片部分)と第2のガイド溝11bの延びる方向においてΔだけずれた位置に、当該共通接続板片13(第2の接続板片部分)と逆側の縁線11b(s1)から当該第2のガイド溝11b内にはみ出すように配置されている。そして、共通接続板片13(第1の接続板片部分)と第1の規制ブロック12aとの間には第1の被覆電線Woが入り込むべき隙間が形成されるとともに、共通接続板片13(第2の接続板片部分)と第2の規制ブロック12bとの間には第2の被覆電線Wsが入り込むべき隙間が形成されている。
第2のハウジング20には、第3のガイド溝21aから第4のガイド溝21bにわたってそれらガイド溝21a、21bの延びる方向に直交するように共通規制ブロック23が設けられている。この共通規制ブロック23は、第2のハウジング20と一体的に樹脂成形されている。共通規制ブロック23は、一方端部(第3の規制ブロック部分)が第3のガイド溝21aの縁線21a(s2)から当該第3のガイド溝21a内にはみ出すとともに、他方端部(第4の規制ブロック部分)が第4のガイド溝21bの縁線21b(s2)から当該第4のガイド溝21b内にはみ出すように配置されている。また、第2のハウジング20には、金属製(例えば、鉄や銅などの導電性を有するもの)の第3の接続板片22a及び第4の接続板片22bが設けられている。第3の接続板片22aは、図4Bに示すように、共通規制ブロック23と第3のガイド溝21aが延びる方向においてΔだけずれた位置に、共通規制ブロック23(第3の規制ブロック部分)と逆側の縁線21a(s1)から当該第3のガイド溝21aにはみ出すように配置されている。また、第4の接続板片22bも、同様に、共通規制ブロック23と第4のガイド溝21bが延びる方向においてΔだけずれた位置に、共通規制ブロック23(第4の規制ブロック部分)と逆側の縁線21b(s1)から当該第4のガイド溝21bにはみ出すように配置されている。そして、第3の接続板片22aと共通規制ブロック(第3の規制ブロック部分)との間には第1の被覆電線Woが入り込むべき隙間が形成されるとともに、第4の接続板片22bと共通規制ブロック(第4の規制ブロック部分)との間には第2の被覆電線Wsが入り込むべき隙間が形成されている。
更に、第1のハウジング10に設けられた共通接続板片13と、第2のハウジング20に設けられた第3の接続板片22a及び第4の接続板片22bとは、図4Bに示すように、第1の被覆電線Wo(第2の被覆電線Ws)が延びる方向において同じ位置に配置されている。そして、第1のハウジング10と第2のハウジング20とが結合した状態で、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)の縁端と第3の接続板片22aの縁端とが部分的に接触するとともに、共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)の縁端と第4の接続板片22bの縁端とが部分的に接触するようになっている。
第1のハウジング10に設けられた第1の規制ブロック12a及び第2の規制ブロック12bの先端から所定部分が傾斜面12aS、12bSとなり、第2のハウジング20に設けられた共通規制ブロック13の一方端部(第3の規制ブロック部分)の先端から所定部分及び他方端部(第4の規制ブロック部分)の先端から所定部分が傾斜面23aS、23bSとなっている。また、第1のハウジング10に設けられた共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)及び他方端部(第2の接続板片部分)それぞれの先端角部分が略円弧状に形成されている。更に、第2のハウジング20に設けられた第3の接続板22aの共通規制ブロック23に対向する側の角部分と、第4の接続板22bの共通規制ブロック23に対向する側の角部分とがそれぞれ略円弧状に形成されている。これにより、第1の被覆電線Woを第1のハウジング10における第1の規制ブロック12aと共通接続板片13(第1の接続板片部分)との間の隙間に導き易くなるとともに、その第1の被覆電線Woを第2のハウジング20における第3の接続板22aと共通規制ブロック23(第3の規制ブロック部分)との間の隙間にも導き易くなり、また、第2の被覆電線Wsを第1のハウジング10における第2の規制ブロック12bと共通接続板片13(第2の接続板片部分)との間に導き易くなるとともに、その第2の被覆電線Wsを第2のハウジング20における第4の接続板片22bと共通規制ブロック23(第4の規制ブロック部分)との間の隙間に導き易くなる。
また、更に、図1A及び図1Bとともに図3を参照するに、第1のハウジング10には、第2のハウジング20と結合した際に、第2のハウジング20に設けられた第3の接続板片22a及び第4の接続板片22bが入り込む空隙部15a、15bが形成されるとともに、第2のハウジング20に設けられた共通規制ブロック23が入り込む空隙部14が形成されている。第2のハウジング20には、第1のハウジングと結合した際に、第1のハウジング10に設けられた共通接続板片13が入り込む空隙部25が形成されるとともに、第1のハウジング10に設けられた第1の規制ブロック12a及び第2の規制ブロック12bが入り込む空隙部24a、24bが形成されている。これらの空隙部14、15a、15b、24a、24b、25により、共通接続板片13、第1の規制ブロック12a及び第2の規制ブロック12bが第1のハウジング10の第2のハウジング20との接合面から突出していても、また、第3の接続板片22a、第4の接続板片22b及び共通規制ブロック23が第2のハウジング20の第1のハウジング10との接合面から突出していても、第1のガイド溝11aと第3のガイド溝21aとを対向接合させるとともに、第2のガイド溝11bと第4のガイド溝21bとを対向接合させた状態で第1のハウジング10と第2のハウジング20とを結合することが可能となる(図2参照)。
前述したような構造の被覆電線接続器は、次のようにして使用される。
第1の被覆電線Woを第1のハウジング10の第1のガイド溝11aに合わせるとともに、第2の被覆電線Wsを第1のハウジング10の第2のガイド溝11bに合わせた状態で、第1のハウジング10と第2のハウジング20を結合させる。第1のハウジング10と第2のハウジング20とが結合していく過程で、第1の被覆電線Woは、図5A及び図7に示すように、共通規制ブロック23と第1の規制ブロック12aとによって挟まれて位置規制がされつつ共通規制ブロック23によって第1のガイド溝11aに向けて押されていく。そのとき、同時に、共通規制ブロック23と第1の規制ブロック12aによって位置規制のなされている第1の被覆電線Woは、第1の規制ブロック12aによって相対的に第3のガイド溝21aに向けて押されていく。その過程で、第1の被覆電線Woは、第1のハウジング10側において、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)と第1の規制ブロック12aとの間に挟まれるとともに、第2のハウジング20側において、第3の接続板片22aと共通規制ブロック23の一方端部(第3の規制ブロック部分)との間に挟まれる。
このとき、第1のハウジング10において、共通接続板片13と第1の規制ブロック12aとが第1の被覆電線Woの延びる方向においてΔだけずれた異なる位置にあることから、共通接続板片13と第1の規制ブロック12aとによって挟まれる第1の被覆電線Woが、図5B及び図8に示すように、その共通接続板片13と第1の規制ブロック12aとの間で傾いた状態となる。また、同様に、第2のハウジング20においても、第3の接続板片22aと共通規制ブロック23の一方端部(第3の規制ブロック部分)とが第1の被覆電線Woの延びる方向においてΔだけずれた異なる位置にあることから、第3の接続板片22aと共通規制ブロック23とによって挟まれる第1の被覆電線Woが、図5B及び図9に示すように、その第3の接続板片22aと共通規制ブロック23との間で傾いた状態となる。
このように傾いた状態の第1の被覆電線Woは、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)に擦られつつ第1のガイド溝11aに押されていくとともに、第3の接続板片22aに擦られつつ第3のガイド溝21aに相対的に押されていく過程で、図8及び図9に示すように、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)の角が第1の被覆電線Woの被覆材(例えば、軟質のPVC)に食い込んでそれを破りつつその芯線Wo(s)に噛込むとともに、図9に示すように、第3の接続板片22aの角が第1の被覆電線Woの被覆材に食い込んでそれを破りつつ芯線Wo(s)に噛込む。
更に、第1の被覆電線Woが共通規制ブロック23の一方端部(第3の規制ブロック部分)によって第1のガイド溝11aに押し入れられるとともに、第1の規制ブロック12aによって相対的に第3のガイド溝21aに押し入れられていく過程で、図10に示すように、第1の被覆電線Woに対する共通規制ブロック23の移動方向Aと第1の規制ブロック12aの移動方向Bとが逆方向となることから、第1の規制ブロック12aと共通規制ブロック23に挟まれる第1の被覆電線Woが回転させられつつ(図10において時計回り方向に)共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)に擦られるとともに、第3の接続板片22aに擦られる。
また、もともと合成樹脂製の第1の規制ブロック12aに対する第1の被覆電線Woの接触抵抗が、金属製の共通接続板片13に対する第1の被覆電線Woの接触抵抗より大きいことから、第1の被覆電線Woが金属製の共通接続板片13と合成樹脂製の第1の規制ブロック12aとの間を移動(相対移動)する際に、例えば、図11(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、その比較的大きい接触抵抗に起因した第1の規制ブロック12a側からの反力によって、第1の被覆電線Woには回転力(図12において時計回り方向)が与えられる。
このような合成樹脂製の第1の規制ブロック12a及び共通規制ブロック23の機能によって、第1の被覆電線Woが回転しつつ移動するので、前述したように共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)の角が食い込んだ第1の被覆電線Woの被覆材の半周分が確実に切り裂かれる。また同時に、前述したように第3の接続板片22aの角が食い込んだ第1の被覆電線Woの被覆材の残り半周分もまた確実に切裂かれる。
そして、第1のハウジング10と第2のハウジング20とが図2に示すように完全に結合すると、図6A及び図6Bに示すように、第1の被覆電線Woが第1のハウジング10の第1のガイド溝11a及び第2のハウジング20の第3のガイド溝21aにて囲まれる空間に保持されるとともに、被覆材を切裂いた共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)と第3の接続板片22aとが第1の被覆電線Woの芯線Wo(s)に強固に噛み込んだ状態となる。また、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)の縁端と第3の接続板片22aの縁端とが部分的に接合して、それらによって囲まれる空隙Eaが形成され(図6A参照)、共通接続板片13の一方端部(第1の接続板片部分)と第3の接続板片22aとによって強固に噛込まれた状態となる第1の被覆電線Woの芯線Wo(s)がその空隙Ea内に確実に保持される。なお、空隙Eaは、例えば、第1の被覆電線Woの被覆材の径よりも狭く、前記共通接続板片13と第3の接続板片22aとが芯線Wo(s)をつぶして当該芯線Wo(s)に密着する程度の幅に設定される。
第2の被覆電線Wsについても、第1の被覆電線Woの場合と同様に、第1のハウジング10と第2ハウジング20とを結合する際に、共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)と第2の規制ブロック12bとの間及び第4の接続板片22bと共通規制ブロック23の他方端部(第4の規制ブロック)との間のそれぞれで傾いた状態となり、その傾いた状態の第2の被覆電線Wsが共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)に擦れつつ第2のガイド溝11bに押されていくとともに、第4の接続板片22bに擦れつつ第4のガイド溝21bに押されていく。それにより、第1の被覆電線Woの場合と同様に、第1のハウジング10と第2のハウジング20とが図2に示すように完全に結合すると、第2の被覆電線Wsは、図6Aに示すように、第1のハウジング10の第2のガイド溝11b及び第2のハウジング20の第4のガイド溝21bにて囲まれる空間に保持されるとともに、被覆材を切裂いた共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)と第4の接続板片22bとがその芯線Ws(s)に強固に噛み込んだ状態となる。また、共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)の縁端と第4の接続板片22bの縁端とが部分的に接合して、それらによって囲まれる空隙Ebが形成され(図6A参照)、共通接続板片13の他方端部(第2の接続板片部分)と第4の接続板片22bとによって強固に噛込まれた状態となる第2の被覆電線Wsの芯線Ws(s)がその空隙Eb内に確実に保持される。なお、空隙Ebは、前記空隙Eaと同様に、例えば、第2の被覆電線Wsの被覆材の径よりも狭く、前記共通接続板片13と第4の接続板片22bとが芯線Ws(s)をつぶして当該芯線Ws(s)に密着する程度の幅に設定される。
前述したように、第1の被覆電線Woと第2の被覆電線Wsとを収めて第1のハウジング10と第2のハウジング20とを結合することにより、第1の被覆電線Woと第2の被覆電線Wsとが共通接続板片13を介して電気的に接続された状態となる。
本実施の形態に係る被覆電線接続器によれば、共通接続板13の一方部分(第1の接続板片部分)の角及び第3の接続板片22aの角のそれぞれが前記第1の被覆電線Woの被覆材を破ってその芯線Wo(s)に噛込むとともに、共通接続板片13の他方部分(第2の接続板片部分)の角及び第4の接続板片22bの角のそれぞれが前記第2の被覆電線Wsの被覆材を破ってその芯線Ws(s)に噛込むので、第1の被覆電線Woの芯線Wo(s)と第2の被覆電線Wsの芯線Ws(s)とを共通接続板片13により確実に接続すること、即ち、第1の被覆電線Woと第2の被覆電線Woとの電気的な接続を確実に行うことができるようになる。
上述した実施の形態において、第1のハウジング10に設けられた第1の規制ブロック12a、第2の規制ブロック12b、第2のハウジング20に設けられた共通規制ブロック23の少なくともいずれかの被覆電線(第1の被覆電線Woまたは第2の被覆電線Ws)との接触面は、被覆電線との接触抵抗を増大させて、当該被覆電線を回転させ易くするという観点から、粗面にすることが好ましい。具体的には、第1の規制ブロック12aの傾斜面12aS、第2の規制ブロック12bの傾斜面12bS、共通規制ブロック23の一方の傾斜面23aS及びその他方の傾斜面23bSの少なくともいずれかは、粗面にすることが好ましい。
なお、粗面とは、梨地状にする、細かいボスや凹凸を形成する等、被覆電線との接触抵抗を増大させることを意図して表面を粗くしたものであればよい。
特に、前記各傾斜面12aS、12bS、23aS、23bSの少なくともいずれかは、第1の規制ブロック12aの傾斜面12aS及び共通規制ブロック23の一方側端部側の傾斜面23aSの例を示す図12Aや図13Aのように、階段状に形成することにより、粗面化することができる。この場合、例えば、第1の規制ブロック12aの傾斜面12aSについて図12Bに示すように、階段状の傾斜面12aSの各段を構成する面121pは、その立ち下がり面121dに対して垂直に延びるように形成される。また、被覆電線との接触抵抗を更に大きくするという観点から、図13Bに示すように、階段状の傾斜面12aSの各段を構成する面122pをその第1の規制ブロック12aの先端に向けて立ち上がるように傾斜させることができる。
また、更に、前記同様被覆電線との接触抵抗を増大させるという観点から、第1のハウジング10に設けられた第1の規制ブロック12a、第2の規制ブロック12b、第2のハウジング20に設けられた共通規制ブロック23の少なくともいずれかの被覆電線(第1の被覆電線Woまたは第2の被覆電線Ws)と接触する表層部分をシリコンゴム等のような軟質材で形成することができる。例えば、図14に示すように、第1の規制ブロック12aの第1の被覆電線Woに接触する表層部分12(fo)及び共通規制ブロック23の一方端部(第3の規制ブロック部分)の第1の被覆電線Woに接触する表層部分23(fo)をシリコンゴム等の軟質材にて形成することができる。この場合、第1のハウジング10と第2のハウジング20とが結合する際に、第1の被覆電線Woに対する共通規制ブロック23の相対移動方向Aと、同じ第1の被覆電線Woに対する第1の規制ブロック12aとの相対移動方向Bとが反対となり、それぞれ軟質材にて形成される表層部分12(fo)と表層部分23(fo)とに十分密着した第1の被覆電線Woが確実に回転させられる。これにより、第1の被覆電線Woの被覆材が共通接続板片13及び第3の接続板片22aによって確実に切裂かれるようになる。
なお、前述した共通接続板片13は、第1のガイド溝11aにはみ出す部分(第1の接続板片部分)と第2のガイド溝11bにはみ出す部分(第2の接続板片部分)とに分割し、それらを電気的に導通させるように構成するようにしてもよい。
また、前述した共通規制ブロック23も、第3のガイド溝21aにはみ出す部分(第3の規制ブロック部分)と第4のガイド溝21bにはみ出す部分(第4の接続板片部分)との分割することができる。
共通規制ブロック23を分割する場合、従来の被覆電線接続器(図15A、図15B参照)のように、第2のハウジング20を、それぞれ分離された、第3のガイド溝21aが形成された部分と、第4のガイド溝22aが形成された部分とで構成することも可能である。
第1の被覆電線Woをセットする部分(第1のハウジング10における第1のガイド溝11a、第1の規制ブロック12a及び共通接続板片部13の一方端部と、第2のハウジング20における第3のガイド溝21a、共通規制ブロック23の一方端部及び第3の接続板片22a)または、第2の被覆電線Wsをセットする部分(第1のハウジング10における第2のガイド溝11b、第2の規制ブロック12b及び共通接続板片部13の他方端部と、第2のハウジング20における第4のガイド溝21b、共通規制ブロック23の他方端部及び第4の接続板片22b)を、単独で、被覆電線セット機構として、配線端子等として利用することも可能である。
また、第1のハウジング10と第2のハウジング20とを屈曲性を有する腕部を介して一体成形した構造とすることもできる。
以上、説明したように、本発明に係る被覆電線セット機構は、被覆電線の被覆材を破って接続板片に確実に芯線を接続させた状態で当該被覆電線をセットすることができるという効果を有し、配線端子等として有効に利用することができる。
また、本発明に係る被覆電線接続器は、2つの被覆電線の電気的な接続を確実に行うことができるという効果を有し、車両内に引き回された被覆電線を分岐させる等の機器として有効に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る被覆電線接続器の第1のハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る被覆電線接続器の第2のハウジングを示す斜視図である。 図1Aに示す第1のハウジングと図1Bに示す第2のハウジングとを結合して第1の被覆電線と第2の被覆電線とを接続した状態の被覆電線接続器外観を示す斜視図である。 第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に切った断面を模式的に示す断面図である。 第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に直交する方向に切った断面を示す断面図(その1)である。 第1のハウジングと第2のハウジングとを結合した状態での各部の平面上での位置関係を示す図(その1)である。 第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に直交する方向に切った断面を示す断面図(その2)である。 第1のハウジングと第2のハウジングとを結合した状態での各部の平面上での位置関係を示す図(その2)である。 第1のハウジング及び第2のハウジングそれぞれを被覆電線の延びる方向に直交する方向に切った断面を示す断面図(その3)である。 第1のハウジングと第2のハウジングとを結合した状態での各部の平面上での位置関係を示す図(その3)である。 第1の被覆電線Wo(第2の被覆電線Ws)を、共通接続板片と第1の規制ブロック(第2の規制ブロック)との間、及び第3の接続板片(第4の接続板片22b)と共通規制ブロックとの間に挟んだ状態を示す図である。 共通接続板片と第1の規制ブロックとによって挟まれた状態の第1の被覆電線Woを示す図である。 共通接続板片と第1の規制ブロックとによって及び第3の接続板片と共通規制ブロックとによってそれぞれ挟まれた状態の第1の被覆電線Woを示す図である。 第1のハウジングおいて第1の被覆電線を挟む共通接続板片と第1の規制ブロックと、第2のハウジングにおいて第1の被覆電線を挟む第3の接続板片と共通規制ブロックとの関係を示す図である。 第1のハウジングにおける共通接続板片と第1の規制ブロックとの間を相対移動する第1の被覆電線の状態(a)、(b)、(c)、(d)を示す図である。 第1のハウジングおいて共通接続板片とともに第1の被覆電線を挟む第1の規制ブロックの傾斜面及び、第2のハウジングにおいて第3の接続板片とともに第1の被覆電線を挟む共通規制ブロックの傾斜面の構成例を示す図である。 図12Aに示す傾斜面を拡大して示す図である。 第1のハウジングおいて共通接続板片とともに第1の被覆電線を挟む第1の規制ブロックの傾斜面及び、第2のハウジングにおいて第3の接続板片とともに第1の被覆電線を挟む共通規制ブロックの傾斜面の他の構成例を示す図である。 図13Aに示す傾斜面を拡大して示す図である。 第1のハウジング及び第2のハウジングおいて第1の被覆電線を挟む第1の規制ブロック及び共通規制ブロックの前記第1の被覆電線との接触面の構造例を示す図である。 従来の被覆電線接続器を示す斜視図(その1)である。 従来の被覆電線接続器を示す斜視図(その2)である。 従来の被覆電線接続器の2つの被覆電線を接続する前の状態を示す断面図である。 従来の被覆電線接続器の2つの被覆電線を接続した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 第1のハウジング
11a 第1のガイド溝
11b 第2のガイド溝
12a 第1の規制ブロック
12b 第2の規制ブロック
13 共通接続板片(第1の接続板片部分、第2の接続板片部分)
14、15a、15b 空隙部
20 第2のハウジング
21a 第3のガイド溝
21b 第4のガイド溝
22a 第3の接続板片
22b 第4の接続板片
23 共通規制ブロック(第3の規制ブロック部分、第4の規制ブロック部分)
24a、24b、25 空隙部

Claims (16)

  1. 被覆電線をガイドする第1のガイド溝の形成された第1のハウジングと、
    前記第1のガイド溝に対応した第2のガイド溝が形成され、該第2のガイド溝が前記第1のガイド溝に対向接合するように前記第1のハウジングと結合可能な第2のハウジングとを有し、
    前記第1のハウジングには、
    前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置された金属製の第1の接続板片と、
    前記第1の接続板片と前記第1のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第1のガイド溝内に前記第1の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第1の規制ブロックと、が設けられ、
    前記第2のハウジングは、
    前記第1のハウジングに結合された際に前記被覆電線を前記第1の規制ブロックと挟みつつ前記第1のガイド溝に向けて押す第2の規制ブロックが設けられるとともに、
    前記第1のハウジングに結合された際に前記第1のハウジングの前記第1の接続板片及び前記第1の規制ブロックが入り込む空隙部が形成され、
    更に、前記第1のハウジングには、
    前記第2のハウジングの前記第2の規制ブロックが入り込む空隙部が形成された、被覆電線セット機構。
  2. 前記第2のハウジングにおいて、更に、
    前記第2の規制ブロックが、前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝内にはみ出すように配置されており、
    前記第2の規制ブロックと前記第2のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第2のガイド溝に前記第2の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第2の接続板片が設けられ、
    前記第1のハウジングには、
    前記第2のハウジングに結合された際に前記第2の接続板片が入り込む空隙部が形成された、請求項1記載の被覆電線セット機構。
  3. 第1の被覆電線をガイドする第1のガイド溝と、該第1のガイド溝と並んで配置され、第2の被覆電線をガイドする第2のガイド溝とが形成された第1のハウジングと、
    前記第1のガイド溝及び前記第2のガイド溝に対応した第3のガイド溝及び第4のガイド溝が形成され、前記第3のガイド溝が前記第1のガイド溝に対向接合するとともに前記第4のガイド溝が前記第2のガイド溝に対向接合するように前記第1のハウジングと結合可能な第2のハウジングとを有し、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを結合させて、対向接合する前記第1のガイド溝及び前記第3のガイド溝にて囲まれる空間を通る第1の被覆電線と、対向接合する前記第2のガイド溝及び前記第4のガイド溝にて囲まれる空間を通る第2の被覆電線とを電気的に接続する被覆電線接続器であって、
    前記第1のハウジングには、
    前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝内にはみ出すように配置された金属製の第1の接続板片と、
    前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝内にはみ出すように配置され、前記第1の金属板片と電気的に導通する金属製の第2の接続板片と、
    前記第1の接続板片と前記第1のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第1のガイド溝内に前記第1の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第1の規制ブロックと、
    前記第2の接続板片と前記第2のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第2のガイド溝内に前記第2の接続板片と逆側の縁線からはみ出すように配置された第2の規制ブロックと、が設けられ、
    前記第2のハウジングは、
    前記第1のハウジングに結合された際に前記第1の被覆電線を前記第1の規制ブロックと挟みつつ前記第1のガイド溝に向けて押す第3の規制ブロックと、
    前記第1のハウジングに結合された際に前記第2の被覆電線を前記第2の規制ブロックと挟みつつ前記第2のガイド溝に向けて押す第4の規制ブロックとが設けられるとともに、
    前記第1のハウジングに結合された際に前記第1のハウジングの前記第1の接続板片、前記第2の接続板片、前記第1の規制ブロック及び前記第2の規制ブロックが入り込む空隙部が形成され、
    更に、前記第1のハウジングには、
    前記第2のハウジングに結合された際に前記第2のハウジングの前記第3の規制ブロック及び前記第4の規制ブロックが入り込む空隙部が形成された、被覆電線接続器。
  4. 前記第1の接続板片と前記第2の接続板片とが単一の共通接続板片にて形成され、
    該共通接続板片の一方端部が前記第1の接続板片として前記第1のガイド溝の縁線から当該第1のガイド溝にはみ出し、前記共通接続板片の他方端部が前記第2の接続片として前記第2のガイド溝の縁線から当該第2のガイド溝にはみ出している、請求項3記載の被覆電線接続器。
  5. 前記第3の規制ブロックと前記第4の規制ブロックとが前記第3のガイド溝から前記第4のガイド溝に渡って形成された単一の共通規制ブロックにて形成され、
    該共通規制ブロックの一方端部が前記第3の規制ブロックとして機能し、前記共通規制ブロックの他方端部が前記第4の規制ブロックとして機能する、請求項3または4記載の被覆電線接続器。
  6. 前記第2のハウジングにおいて、更に、
    前記第3の規制ブロックが、前記第3のガイド溝の縁線から当該第3のガイド溝内にはみ出すように配置されており、
    前記第3の規制ブロックと前記第3のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第3のガイド溝に前記第3の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第3の接続板片が設けられ、
    前記第4の規制ブロックが、前記第4のガイド溝の縁線から当該第4のガイド溝内にはみ出すように配置されており、
    前記第4の規制ブロックと前記第4のガイド溝の延びる方向においてずれた位置に、前記第4のガイド溝に前記第4の規制ブロックと逆側の縁線からはみ出すように配置された第4の接続板片が設けられ、
    前記第1のハウジングには、
    前記第2のハウジングに結合された際に前記第2のハウジングの前記第3の接続板片及び前記第4の接続板片が入り込む空隙部が形成された、請求項3乃至5のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  7. 前記第1の接続板片及び前記第3の接続板片は、前記第1のガイド溝及び前記第3のガイド溝の延びる方向において、同じ位置に配置され、
    前記第2の接続板片及び前記第4の接続板片は、前記第2のガイド溝及び前記第4のガイド溝の延びる方向において、同じ位置に配置された、請求項6記載の被覆電線接続器。
  8. 前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の先端から所定部分及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の先端から所定部分の少なくともいずれか一方が傾斜面となる、請求項3乃至7のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  9. 前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の先端から所定部分及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の先端から所定部分の少なくともいずれか一方が傾斜面となる、請求項3乃至8のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  10. 前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の少なくともいずれか一方が粗面となる、請求項3乃至7のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  11. 前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の少なくともいずれか一方が粗面となる、請求項3乃至7のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  12. 前記傾斜面が粗面となる、請求項8または9記載の被覆電線接続器。
  13. 前記傾斜面は、階段状に形成されることで粗面となる、請求項12記載の被覆電線接続器。
  14. 前記階段状となる前記傾斜面の各段を構成する面は、当該規制ブロックの先端に向けて立ち上がるように傾斜している、請求項13記載の被覆電線接続器。
  15. 前記第1の規制ブロックの前記第3の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の表層部分及び前記第2の規制ブロックの前記第4の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の表層部分少なくともいずれか一方が軟質材にて形成される、請求項3乃至9のいずれかに記載の被覆電線接続器。
  16. 前記第3の規制ブロックの前記第1の規制ブロックとともに前記第1の被覆電線を挟む面の表層部及び前記第4の規制ブロックの前記第2の規制ブロックとともに前記第2の被覆電線を挟む面の表層部少なくともいずれか一方が軟質材にて形成される、請求項3乃至9のいずれかに記載の被覆電線接続器。
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