JP5088242B2 - 転がり軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、高速回転で使用される転がり軸受に関する。
例えば工作機械の主軸を回転自在に支持する転がり軸受については、加工性能を向上させるために、高速回転に耐え得る性能が求められている。この高速回転用の転がり軸受として、保持器の案内面を軌道輪の内周面に摺接させることによって、保持器の回転を案内するタイプのものが提供されている。この転がり軸受については、保持器と軌道輪との摺接部を潤滑するために、給油装置を用いて保持器の案内面に直接オイルエアを噴射したり潤滑油を滴下したりすることが行われている(例えば特許文献1参照)。
また、他の高速回転用の転がり軸受として、軌道輪と保持器との間の潤滑油に動圧を発生させることにより、軌道輪に対して保持器を非接触状態にした状態で、当該保持器の回転を案内する転がり軸受も提案されている(例えば特許文献2参照)。
この転がり軸受は、軌道輪に形成された複数の動圧発生用溝と保持器の案内面との間にくさび状空間を形成し、転がり軸受の高速回転に伴って保持器が回転することにより、各くさび状空間の潤滑油に、所謂くさび効果による動圧を発生させ、この動圧により軌道輪から保持器を浮上させて、軌道輪に対して保持器を非接触状態に維持することができる。
特開平10−292821号公報 実開平03−11128号公報
前記給油装置を用いた転がり軸受は、その高速回転に伴って発生する空気による遮蔽(エアカーテン)により、保持器の案内面に十分な潤滑油を供給することができなくなって、保持器が焼き付いたり損傷したりするおそれがあった。
また、前記動圧により軌道輪から保持器を浮上させる転がり軸受は、軌道輪に対して保持器が非接触状態に維持されている限り、保持器が焼き付いたり損傷したりするおそれがないが、高速回転中に保持器に振動が生じて当該保持器の軸線が軌道輪の軸線に対して傾いた場合に、前記くさび状空間の形状が崩れることから、前記くさび効果が減少して動圧が低下し、軌道輪と保持器とが摺接する場合がある。従って、この種の転がり軸受についても、保持器が焼き付いたり損傷したりするおそれがなお残存している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、保持器の焼き付きや損傷を効果的に抑制することができる転がり軸受を提供することを目的としている。
本発明の転がり軸受は、第1軌道面と、この第1軌道面の側方に設けられた第1円周面とを有する第1軌道輪と、前記第1軌道面に対向する第2軌道面と、前記第1円周面に対向する第2円周面とを有する第2軌道輪と、前記第1軌道面と前記第2軌道面との間に介在した複数の転動体と、前記第1円周面と第2円周面との間に配置された円環部と、この円環部の側面から軸方向に突出した状態で周方向に沿って所定間隔毎に設けられた複数の柱部と、各柱部の相互間に設けられ、前記転動体を保持するポケットとを有する保持器と、を備えた転がり軸受において、
前記保持器の円周面に沿って環状隙間を設けて配置された可撓性を有する環状のトップフォイルと、前記第1円周面と前記トップフォイルとの間に介在し、前記トップフォイルの径方向への弾性変形を許容し、且つ前記保持器の軸線の傾きに応じて前記トップフォイルの軸線の傾きを許容した状態で当該トップフォイルを支持する環状のバンプフォイルとを有し、前記保持器の回転に伴って前記環状隙間に流体膜を生成して、前記保持器の回転をトップフォイルに対して非接触状態で案内する保持器案内手段を備え
前記トップフォイル及びバンプフォイルは、それぞれ円周上の一箇所において分断されており、前記トップフォイルの一端部は、その一端部に前記バンプフォイルの一端部を当接させた状態で、当該バンプフォイルの一端部とともに、前記第1軌道輪の第1円周面に溶接されていることを特徴としている。
この構成によれば、保持器の回転に伴って当該保持器の円周面と保持器支持手段のトップフォイルとの間の環状隙間に流体膜を生成して、当該保持器の回転をトップフォイルに対して非接触状態で案内することができる。このため、保持器とトップフォイルとが強く摺接することに起因して当該保持器が焼き付いたり損傷したりするのを防止することができる。
また、前記軌道輪の軸線に対して保持器の軸線が傾いた場合に、その傾きに応じて前記トップフォイルの軸線の傾きを許容することができるので、当該保持器の円周面の傾きに対して、前記トップフォイルの周面を倣わすことができる。このため、保持器の円周面とトップフォイルとの間の流体膜が途切れるのを防止することができる。この結果、保持器の円周面とトップフォイルとが強く摺接するのを防止することができる。
本発明の転がり軸受によれば、保持器とトップフォイルとが摺接するのを防止することによって当該保持器が焼き付いたり損傷したりするのを効果的に防止することができる。
次に、本発明に係る転がり軸受の好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る転がり軸受1の断面図であり、図2は、図1のA−A矢視拡大断面図である。本実施形態の転がり軸受1はアンギュラ玉軸受からなり、回転軸Sを高速回転可能に支持するものである。この転がり軸受1は、固定輪である第1軌道輪としての外輪11と、回転輪である第2軌道輪としての内輪12と、前記外輪11と内輪12との間に配置されたボールからなる複数の転動体13と、この転動体13を周方向に沿って所定間隔毎(この実施形態では一定間隔毎)に保持する円筒状の保持器14と、この保持器14の回転を案内する回転案内手段15とを備えている。
前記外輪11の内周の軸方向中央部には、前記転動体13が転走する第1軌道面11aが形成されており、当該内周の軸方向両端部には、第1軌道面11aの直径よりも拡径された第1円周面11bがそれぞれ形成されている。各第1円周面11bの母線は、外輪11の軸線と平行である。
前記内輪12は、外輪11と同心に設けられており、その内周面が回転軸Sの外周に一体回転可能に嵌合されている。この内輪12の外周には、前記第1軌道面11aに対向させて第2軌道面12aが形成されているとともに、外輪11の各第1円周面11bに対向させて、二つの第2円周面12bが形成されている。
前記保持器14は、軸方向に所定間隔離して対向配置された一対の円環部14aと、この円環部14aの側面から軸方向に突出した状態で周方向に沿って所定間隔毎(この実施形態では一定間隔毎)に設けられた複数の柱部14bと、各柱部14bの相互間に設けられ、前記転動体13を保持するポケット14cとを備えている。前記円環部14aは、外輪11の第1円周面11bと内輪12の第2円周面12bとの間に配置されている。また、前記一対の円環部14aは柱部14bによって互いに連結されている。
前記回転案内手段15は、環状のトップフォイル16と、このトップフォイル16を弾性的に支持する環状のバンプフォイル17とを備えており、これらは外輪11の各第1円周面11bと保持器14の各円環部14aの外周面(円周面)14dとの間にそれぞれ設けられている。
前記トップフォイル16は、保持器14の円環部14aの外周面14dに対して回転停止状態では、ほぼ環状隙間G1のない状態であり、円環部14aの外周面14dと、前記トップフォイル16との相対回転速度が高速になるにつれ(例えばこの相対回転速度がおよそ3000min−1を超えると)数μm程度の環状隙間G1が形成された状態になる。このように、前記トップフォイル16は、当該外周面14dに沿って前記円環部14aと同心に設けられている。このトップフォイル16は、保持器14の高速回転に伴って前記環状隙間G1に巻き込まれた空気の圧力(流体圧)によって、径方向へ弾性変形可能な可撓性を有している。また、前記トップフォイル16は、ステンレス鋼等の金属製の薄板によって形成されており、その厚みは、トップフォイル16の直径及び材質等に応じて例えば50〜400μm程度に設定される。
なお、前記トップフォイル16は、円周上の一箇所において分断されており、その一端部16aは径方向外方へ屈折されてバンプフォイル17に当接させてある。
前記バンプフォイル17は、外輪11の第1円周面11bに嵌合された第1円弧部17cと、この第1円弧部17cから径方向内方へ突出する第2円弧部17dとを、周方向に沿って交互に形成したほぼ波形状のものである。このバンプフォイル17はステンレス鋼等からなる金属薄板をプレス成形することによって形成されている。
前記バンプフォイル17は、その第2円弧部17dのそれぞれの頂部に前記トップフォイル16を内接させることにより、当該トップフォイル16を周方向に沿って一定間隔毎に支持している。従って、前記トップフォイル16は、環状隙間G1の流体圧が定常値以下の場合は、隣り合う第2円弧部17dの頂部の相互間においてのみ、径方向外方への弾性変形が許容されている。なお、トップフォイル16の母線は、トップフォイル16に負荷が作用していない状態において、外輪11の軸線と平行になっている。
各第2円弧部17dは、トップフォイル16を弾性的に支持することによって、当該トップフォイル16の軸線の傾きを許容している。すなわち、各第2円弧部17dは、通常、その頂部を通る母線Mが外輪11の軸線L1に対して平行になっているが(図3二点鎖線参照)、トップフォイル16の軸線L2が外輪11の軸線L1に対して傾いた場合には、その傾きに追従して弾性変形することにより、前記母線Mが外輪11の軸線L1に対して傾くのを許容している(図3実線参照)。前記トップフォイル16の軸線L2の傾きは、保持器14の軸線L3が外輪11の軸線L1に対して傾くことによって、環状隙間G1の径方向幅が狭くなって、当該環状隙間G1の流体圧が定常値を超えた場合にもたらされる。なお、図3においては、トップフォイル16の軸線L2の傾きを誇張して描いており、実際の傾きはきわめて微小である。
前記バンプフォイル17は、円周上の一箇所において分断されており、その一端部17aは、前記トップフォイル16の一端部16aとともに、外輪11の第1円周面11bに溶接されている。
以上の構成の転がり軸受1によれば、内輪12の高速回転に伴って保持器14が回転すると、その円環部14aの外周面14dとトップフォイル16との間の環状隙間G1に空気が巻き込まれ、その流体圧によって、トップフォイル16bが径方向外方へ弾性変形しようとする。ここに、前記トップフォイル16のうちの、バンプフォイル17の第2円弧部17dの頂部に接触している部分は、当該第2円弧部17dよって弾性変形が規制されているので、トップフォイル16のうちの前記頂部と接触してない部分が径方向外方へ弾性変形することになる。これにより、前記環状隙間G1にくさび状空間が形成されるので、当該環状隙間G1内に動圧を発生させて流体膜を生成することができる。このため、この生成された流体膜によって、保持器14の回転をトップフォイル16に対して非接触状態で案内することができる。従って、保持器14とトップフォイル16とが強く摺接することに起因して当該保持器14が焼き付いたり損傷したりするのを防止することができる。
また、保持器14が振動することによって、図3に示すように、前記外輪11の軸線L1に対して保持器14の軸線L3が角度θだけ傾くと、同図において右端部側の環状隙間G1が狭くなって当該環状隙間G1における流体圧が定常値を超えることになる。これによって、トップフォイル16及びバンプフォイル17の第2円弧部17dの前記右端部側が、前記流体圧に押圧されて、径方向外方へ弾性変形する。この結果、保持器14の傾きに倣うように前記トップフォイル16の軸線を傾けることができる。このため、環状隙間G1を適正な隙間に維持して流体膜が途切れるのを防止することができる。従って、外輪11の軸線L1に対して保持器14の軸線L3が傾いた場合でも、保持器14の円環部14aの外周面14dとトップフォイル16とが強く摺接するのを防止することができる。よって、保持器14とトップフォイル16とが強く摺接することに起因して当該保持器14が焼き付いたり損傷したりするのを効果的に防止することができる。
また、前記流体膜を生成できない低速回転中において、保持器14の振動が生じた場合には、当該保持器14が偏心して、その円環部14aの外周面14dがトップフォイル16を押圧するおそれがある。しかし、この場合には、バンプフォイル17の第2円弧部17dの弾性によって、前記接触時に生じる衝撃を緩和することができるので、保持器14の振動を短時間に減衰させることができる。このため、保持器14がトップフォイル16に繰り返し接触することに起因して損傷するのを防止することができる。
図4は他の実施の形態を示す断面図であり、図5はそのB−B矢視拡大断面図である。この実施の形態が図1に示す実施の形態と主に異なる点は、固定輪である第1軌道輪を内輪21で構成し、この内輪21側の外周に、第1軌道面21aを挟んで二つの第1円周面21bを形成した点、回転輪である第2軌道輪を外輪22で構成し、この外輪22側の内周に、前記二つの第1円周面21bに対向させた状態で、第2軌道面22aの肩部及びカウンタボアの内径と等しい二つの第2円周面22bを形成した点、並びに回転案内手段15を、内輪21の各第1円周面21bと保持器14の内周面14eとの間に配置した点である。
この実施の形態において、前記回転案内手段15のトップフォイル16は、保持器14の円環部14aの内周面14eに対して回転停止状態では、ほぼ環状隙間G2のない状態であり、円環部14aの内周面14eと、前記トップフォイル16との相対回転速度が高速になるにつれ(例えばこの相対回転速度がおよそ3000min−1を超えると)環状隙間G2が形成された状態になる。このように、トップフォイル16は、当該内周面14eに沿って設けられている。また、回転案内手段15のバンプフォイル17は、その第2円弧部17dの頂部を軸方向外方に向けた状態で、内輪21の第1円周面21bに沿って配置されている。
この実施の形態においても、保持器14の回転に伴って環状隙間G2内に動圧を発生させて流体膜を生成することができ、この生成された流体膜によって、保持器14の回転をトップフォイル16に対して非接触状態で案内することができる。
また、保持器14の軸線が内輪21の軸線に対して傾いた場合には、保持器14の傾きに倣うように前記トップフォイル16の軸線を傾けて、環状隙間G2内の流体膜が途切れるのを防止することができる。従って、保持器14とトップフォイル16とが強く摺接することに起因して当該保持器14が焼き付いたり損傷したりするのを効果的に防止することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、バンプフォイル17については、前記ほぼ波形状のものに代えて、トップフォイル16に弾性的に接触する羽根状の板ばねを周方向に沿って所定間隔ごとに切り起こした環状体を採用することもできる。また、冠形保持器のように円環部14aを軸方向の片側のみに形成した保持器を用いた転がり軸受については、回転案内手段15を片側のみに形成して実施される。
本発明の一実施形態に係る転がり軸受の断面図である。 図1のA−A矢視拡大断面図である。 バンプフォイルの変形状態を説明するための要部拡大断面図である。 他の実施形態に係る転がり軸受の断面図である。 図4のB−B矢視拡大断面図である。
符号の説明
1 転がり軸受
11 外輪(第1軌道輪)
11a 第1軌道面
11b 第1円周面
12 内輪(第2軌道輪)
12a 第2軌道面
12b 第2円周面
13 転動体
14 保持器
14a 円環部
14b 柱部
14c ポケット
14d 保持器の外周面(円周面)
15 回転案内手段
16 トップフォイル
17 バンプフォイル
21 内輪(第1軌道輪)
21a 第1軌道面
21b 第1円周面
22 外輪(第2軌道輪)
22a 第2軌道面
22b 第2円周面
G1,G2 環状隙間

Claims (1)

  1. 第1軌道面と、この第1軌道面の側方に設けられた第1円周面とを有する第1軌道輪と、
    前記第1軌道面に対向する第2軌道面と、前記第1円周面に対向する第2円周面とを有する第2軌道輪と、
    前記第1軌道面と前記第2軌道面との間に介在した複数の転動体と、
    前記第1円周面と第2円周面との間に配置された円環部と、この円環部の側面から軸方向に突出した状態で周方向に沿って所定間隔毎に設けられた複数の柱部と、各柱部の相互間に設けられ、前記転動体を保持するポケットとを有する保持器と、
    を備えた転がり軸受において、
    前記保持器の円周面に沿って環状隙間を設けて配置された可撓性を有する環状のトップフォイルと、前記第1円周面と前記トップフォイルとの間に介在し、前記トップフォイルの径方向への弾性変形を許容し、且つ前記保持器の軸線の傾きに応じて前記トップフォイルの軸線の傾きを許容した状態で当該トップフォイルを支持する環状のバンプフォイルとを有し、前記保持器の回転に伴って前記環状隙間に流体膜を生成して、前記保持器の回転をトップフォイルに対して非接触状態で案内する保持器案内手段を備え
    前記トップフォイル及びバンプフォイルは、それぞれ円周上の一箇所において分断されており、
    前記トップフォイルの一端部は、その一端部に前記バンプフォイルの一端部を当接させた状態で、当該バンプフォイルの一端部とともに、前記第1軌道輪の第1円周面に溶接されていることを特徴とする転がり軸受。
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