JP5088177B2 - 訂正管理システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
また、印刷物が発注者の意図通りにできているかを発注者が確認する校正作業を行う分野においては、従来からある校正刷り(紙)による校正方法に加えて、最近ではDTPで作成した製版データファイルを汎用的な製版データ形式に変換した上で、ネットワーク等で発注者に送付し、発注者側での社内ネットワークで校正を行うシステムが公開されている(例えば、特許文献1)。
また、校正担当者の好みに応じて、紙などの物理的な媒体上での校正作業も可能となる画面上での校正作業と旧来の紙面上での校正作業とを混在させる校正システムも存在する(例えば、特許文献2)。
また、1つの印刷物に関する訂正指示、訂正、校正作業の進捗状況などを把握することも困難であった。
また、前記処理手段は、訂正指示作成手段、訂正手段、訂正確認手段、承認手段のいずれか少なくとも1つであることが望ましい。
また、前記訂正指示作成手段は、制作物のプレビュデータである訂正元制作物プレビュデータを登録、記憶し、前記依頼者の端末装置に提示し前記訂正元制作物プレビュデータ上に書き込まれた訂正指示データを訂正指示リストに登録、記憶することが望ましい。
また、前記訂正手段は、登録された訂正指示データと前記訂正元制作物プレビュデータを重畳配置し前記制作会社の端末装置に提示し、前記制作会社の端末装置からの前記訂正指示データに応じて訂正された訂正後制作物プレビュデータを登録記憶することが望ましい。
また、前記訂正確認手段は、前記訂正元制作物プレビュデータ、前記訂正指示データ、前記訂正後制作物プレビュデータを前記制作会社の端末装置に送信し訂正確認を行うことが望ましい。
また、前記承認手段は、前記依頼者の端末装置から受け取った最終承認に伴い、前記訂正進捗履歴情報に最終承認に相当する進捗記録を設定、保持することが望ましい。
また、前記サーバはWebサーバであり、前記端末装置はWebブラウザとして機能するものであることが望ましい。
また、各作業に中間成果物のプレビューをリンクし、表示することにより各作業の内容結果がすぐに確認でき、制作物が完了になるまでの中間生成物(訂正指示やプルーフなど)を有効に管理可能である。
また、現状の訂正作業の進捗状況を容易に把握することが可能になる。
更に、訂正履歴情報が保持されるため、どのような訂正が多いかを容易に把握することができる。
第3の発明は、コンピュータを第1の発明の訂正管理システムのサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
訂正手段102は、登録された訂正指示データと訂正元制作物プレビュデータを重畳配置して制作会社13のクライアント端末4に送信し、制作会社13のクライアント端末4からの訂正された訂正後制作物プレビュデータ24を登録、記憶する。
訂正確認手段103は、訂正元制作物プレビュデータと、訂正指示データと、訂正後制作物プレビュデータとを、制作会社13のクライアント端末4に送信し訂正確認を行う。
訂正履歴管理手段104は、制作物の訂正指示、訂正、訂正確認(校正)等の一連の作業の訂正進捗履歴情報、及び該訂正進捗履歴情報に関連付けられる訂正元制作物プレビュデータと、訂正後制作物プレビュデータと、訂正指示データを依頼元10や制作会社13のクライアント端末4に送信する。
訂正指示作成手段101、訂正手段102、訂正確認手段103実行時に、各処理手段の作業日時、ステータス情報等の進捗記録を訂正進捗履歴情報25に保持する。
訂正履歴管理手段104は、訂正進捗履歴情報24に基づいて、最新の制作物に対する各作業の進捗状況を表す時系列に作業内容と作業日時とをマッピングした時系列訂正進捗履歴情報と、作業内容に関連付けられる訂正元制作物プレビュデータ21、訂正後制作物プレビュデータ24、訂正指示データ23をクライアント端末4に提示する。
図2に示すように、依頼元10の依頼元担当者12のクライアント端末4は、サーバ1にアクセスし、訂正元制作物の確認、訂正指示書き込みを行う。訂正指示書き込み後、訂正指示内容を公開し、制作会社13の制作担当者14のクライアント端末4は、サーバ1にアクセスし、閲覧可能となった訂正指示箇所を確認、訂正作業を行う。全ての訂正指示に対する訂正完了後、制作会社13の校正担当者14のクライアント端末4は、訂正確認(校正)を行う。訂正の一連作業中、制作会社13の進行管理者16のクライアント端末4は、進捗確認、履歴管理を行う。依頼元10の責任者11のクライアント端末4は、サーバ1に対して、最終承認を行う。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部302、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部301が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
これらの各プログラムコードは、制御部301により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
入力部305を介して、サーバ1に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
システムバス309は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
訂正指示データ23は、訂正元制作物プレビュデータ21に対応付けられる、依頼元10からの訂正指示内容を示すデータである。
訂正後制作物プレビュデータ24は、訂正元制作物プレビュデータ21に対応付けられる訂正指示リスト22内の訂正指示データ23すべてに対して修正したプレビュデータである。
図5に示すように、訂正進捗履歴情報25は、訂正対象となる制作物に対する訂正一連作業の現在の進捗状況を記録する進捗状況フラグ31、訂正一連作業の訂正履歴情報32からなる。
進捗状況フラグ31は、訂正未、訂正指示中、訂正指示完了、訂正中、訂正完了、校正中、承認完了等を示すステータスビットからなる。各訂正指示、訂正、訂正確認(校正)、承認等の作業に相当する処理手段で、相当するステータスビットが設定される。
訂正履歴情報32には、訂正指示データ23毎に、進捗状況フラグ31のステータス変更時に、作業開始日時、作業終了日時、作業担当者名、コメント等の履歴情報が記録される。
また、訂正元制作物27、1又は複数の訂正指示データ23からなる訂正指示リスト22、訂正後制作物プレビュデータ24を変換した訂正後制作物、訂正進捗履歴情報25等は、データベースに登録、記憶してもよい。
アプリケーションプログラム29は、サーバ1が行う訂正管理アプリケーション(訂正指示作成手段101、訂正手段102、訂正確認手段103、訂正履歴管理手段104)に相当する実行可能プログラムである。
クライアント端末4のハードウェア構成は、図3について前述したサーバ1と同様の構成を採る。
図7は、訂正管理システム100の訂正指示作成処理、訂正処理、訂正確認処理の訂正完了までの処理概要を示すフローチャートである。
また、クライアント端末4の記憶部402には、アプリケーションプログラムであるWebブラウザ5がインストールされており、以下のクライアント端末4の処理(Webブラウザ5を介したWebサーバ2へのアクセス、Webサーバ2への指示、入力等)は、クライアント4の制御部401によって行われる。
依頼元10の依頼元担当者12のクライアント端末4からの閲覧要求に伴い、サーバ1(の制御部301)は、取得した訂正元制作物27をプレビュデータに変換した訂正元制作物プレビュデータ21を訂正管理情報20に登録、保持し、訂正元制作物プレビュデータ21を送信する(ステップS201)。
尚、訂正元となる制作物(訂正元制作物27)の取得方法は、例えば、データベースに記憶、管理され、依頼元10のクライアント端末4からの指示に従い、データベースサーバを介して取得する方法や、ネットワーク9を介して、依頼元10のクライアント端末4から受信し取得する方法等いろいろな方法が考えられるが、ここでは、その方法については言及しない。
制作会社13の制作担当者14のクライアント端末4からの訂正指示箇所閲覧要求に伴い、サーバ1は、訂正指示データ23と、これに対応する訂正元制作物プレビュデータ21とを重畳配置し送信し(ステップS205)、制作担当者14のクライアント端末4は、重畳配置した訂正指示データ23と訂正元制作物プレビュデータ21を表示し(ステップS206)、訂正指示箇所を見ながら訂正を行い、訂正した訂正後制作物プレビュデータ24を送信する(ステップS207)。
サーバ1は、受け取った訂正後制作物プレビュデータ24を登録、記憶し、現作業の進捗管理を行う(ステップS208)。訂正進捗履歴情報25の訂正履歴情報32に訂正した日時、担当者名等を記録し、進捗状況フラグ31に「訂正中」、すべての訂正指示に対する修正を完了すると「訂正完了」を設定する。
制作会社13の校正担当者15のクライアント端末4からの訂正確認要求に伴い、サーバ1は、同一位置を基点に同期して重畳配置した訂正元制作物プレビュデータ21と訂正後制作物プレビュデータ24と訂正指示データ23を送信し(ステップS209)、校正担当者15のクライアント端末4は訂正元制作物プレビュデータ21と訂正後制作物プレビュデータ24と訂正指示データ23を表示し、比較確認する(ステップS210)。
サーバ1は、現作業の進捗記録を行う。訂正進捗履歴情報25の訂正履歴情報32に校正した日時、担当者名等を記録し、進捗状況フラグ31に「校正中」、校正完了すると「校正完了」を設定する。
また、制作会社13の進行管理者16のクライアント端末4からの訂正履歴要求に伴い、サーバ1は、訂正履歴管理処理を行い、訂正履歴情報と関連付けられる中間生成物を送信し(ステップS211)、進行管理者16のクライアント端末4は、訂正履歴情報と関連付ける中間生成物を表示し、進捗状況を確認する(ステップS212)。
依頼元10の責任者11のクライアント端末4は、訂正指示、訂正、校正作業を完了すると、サーバ1から訂正履歴情報と関連付けられる最終生成物を受信し、表示する(ステップS213)。責任者11のクライアント端末4は、最終承認し、サーバ1にその旨送信し、サーバ1は、訂正進捗履歴情報25の訂正履歴情報32に承認した日時、責任者名等を記録し、進捗状況フラグ31に「承認完了」を設定する。
図8は、訂正履歴管理処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、訂正履歴時系列グラフ50は、例えば、横軸を時間軸51、縦軸を作業内容52、制作物名53(媒体名)とし、概要表示領域54と詳細表示領域55を有する。概要表示領域54は時間軸を年または月とし、詳細表示領域55は時間軸を日として作業内容52、媒体名(制作物名)53等をマッピングする。
サーバ1は、訂正履歴時系列グラフ50と、作業内容にリンクした中間生成物のプレビュデータをクライアント端末4に送信する(ステップS305)
図10に示すように、訂正履歴画面60は、訂正履歴時系列グラフ50からなり、横軸を時間軸51、縦軸を作業内容52とし、詳細表示領域55に「○○チラシ」の媒体名(制作物名)53、「訂正指示」、「訂正指示内容チェック」、「訂正作業」、「校正」、「承認」等の作業内容52を、作業日時に合わせた時間軸51に沿って表示する。詳細表示領域55に表示されている年代は表示色を変える。各作業内容52をクリックすると、リンクされる中間生成物である訂正指示データ23、訂正後制作物プレビュデータ24、訂正指示内容確認画面61等を表示する。訂正指示内容確認画面61は、訂正指示の内容を担当に分け確認する作業日時、作業担当者、コメント等からなる。グラフ時間軸のスクロールが可能であり、年表のように、いつ、どんな状況であるかがわかる。
更に、各作業で訂正履歴情報31に作業日時として作業開始日時、作業終了日時を記録し、作業期間を訂正履歴時系列グラフ50に表示することができる。
また、各作業に中間成果物のプレビューをリンクし、表示することにより各作業の内容結果がすぐに確認でき、制作物が完了になるまでの中間生成物(訂正指示やプルーフなど)を有効に管理可能である。
また、現状の訂正作業の進捗状況を容易に把握することが可能になる。
更に、訂正履歴情報が保持されるため、どのような訂正が多いかを容易に把握することができる。
1………サーバ
2………Webサーバ
3………Webアプリケーション
4………クライアント端末
5………Webブラウザ
9………ネットワーク
10………依頼元
11………責任者
12………依頼元担当者
13………制作会社
14………制作担当者
15………校正担当者
16………進行管理者
20………訂正管理情報
21………訂正元制作物プレビュデータ
22………訂正指示リスト
23………訂正指示データ
24………訂正後制作物プレビュデータ
25………訂正進捗履歴情報
31………進捗状況フラグ
32………訂正履歴情報
50………訂正履歴時系列グラフ
51………時間軸
52………作業内容
101………訂正指示作成手段
102………訂正手段
103………訂正確認手段
104………訂正履歴管理手段
301、401………制御部
302、402………記憶部
Claims (10)
- 印刷制作物に対する訂正指示を依頼する依頼者の端末装置と、前記訂正指示に応じて訂正、訂正確認を行う制作会社の端末装置と、訂正指示と訂正作業を管理するサーバとが、ネットワークを介して接続される訂正管理システムであって、
前記サーバは、
訂正元となる制作物のプレビュデータである訂正元制作物プレビュデータと、前記制作物に対する1又は複数の訂正指示データからなる訂正指示リストと、訂正後制作物プレビュデータと、前記制作物に対する一連の訂正作業の訂正進捗履歴情報とを、制作物毎に関連付けて記憶する記憶手段と、
対象となる制作物に対する訂正指示、訂正、訂正確認の各作業内容の処理手段実行時に、該当する作業内容の進捗状況及び作業履歴を前記訂正進捗履歴情報に記録する進捗管理手段と、
前記訂正進捗履歴情報に基づいて、制作物に対する各作業内容の進捗状況を時間軸に沿ってマッピングした訂正履歴時系列グラフを生成し、生成した訂正履歴時系列グラフの前記各作業内容に、該当する前記訂正元制作物プレビュデータ、前記訂正後制作物プレビュデータ、及び前記訂正指示データをそれぞれ関連付け、前記端末装置に送信する訂正履歴管理手段と、を具備し、
前記端末装置は、
前記サーバから送信される訂正履歴時系列グラフ、前記訂正元制作物プレビュデータ、前記訂正後制作物プレビュデータ、及び前記訂正指示データに基づいて、制作物に対する各作業内容の進捗状況を時間軸に沿ってマッピング表示するとともに、前記各作業内容に関連付けられた前記訂正元制作物プレビュデータ、前記訂正後制作物プレビュデータ、及び前記訂正指示データを表示する表示手段
を具備することを特徴とする訂正管理システム。 - 前記進捗状況は、各作業に相当する処理手段を表すステータス情報、該作業の開始日時、完了日時、作業担当者、コメントのいずれか少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1記載の訂正管理システム。
- 前記処理手段は、訂正指示作成手段、訂正手段、訂正確認手段、承認手段のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の訂正管理システム。
- 前記訂正指示作成手段は、
制作物のプレビュデータである訂正元制作物プレビュデータを登録、記憶し、前記依頼者の端末装置に提示し前記訂正元制作物プレビュデータ上に書き込まれた訂正指示データを訂正指示リストに登録、記憶することを特徴とする請求項3に記載の訂正管理システム。 - 前記訂正手段は、
登録された訂正指示データと前記訂正元制作物プレビュデータを重畳配置し前記制作会社の端末装置に提示し、前記制作会社の端末装置からの前記訂正指示データに応じて訂正された訂正後制作物プレビュデータを登録記憶することを特徴とする請求項3に記載の訂正管理システム。 - 前記訂正確認手段は、
前記訂正元制作物プレビュデータ、前記訂正指示データ、前記訂正後制作物プレビュデータを前記制作会社の端末装置に送信し訂正確認を行うことを特徴とする請求項3に記載の訂正管理システム。 - 前記承認手段は、
前記依頼者の端末装置から受け取った最終承認に伴い、前記訂正進捗履歴情報に最終承認に相当する進捗記録を設定、保持することを特徴とする請求項3に記載の訂正管理システム。 - 前記サーバはWebサーバであり、前記端末装置はWebブラウザとして機能するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載の訂正管理システム。
- コンピュータを請求項1から請求項8のいずれかに記載の訂正管理システムにおけるサーバとして機能させるプログラム。
- コンピュータを請求項1から請求項8のいずれかに記載の訂正管理システムにおけるサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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