JP5087823B2 - アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク - Google Patents

アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク Download PDF

Info

Publication number
JP5087823B2
JP5087823B2 JP2005193702A JP2005193702A JP5087823B2 JP 5087823 B2 JP5087823 B2 JP 5087823B2 JP 2005193702 A JP2005193702 A JP 2005193702A JP 2005193702 A JP2005193702 A JP 2005193702A JP 5087823 B2 JP5087823 B2 JP 5087823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
quinazolinyl
pyrazolyl
imidazolyl
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005193702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007009107A (ja
Inventor
恵美子 片岡
隆嗣 鈴木
大 池水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to US11/173,538 priority Critical patent/US7205406B2/en
Priority to JP2005193702A priority patent/JP5087823B2/ja
Priority to GB0513675A priority patent/GB2416353B/en
Publication of JP2007009107A publication Critical patent/JP2007009107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5087823B2 publication Critical patent/JP5087823B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

本発明は、アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インクに関する。
染料や顔料として知られている色素は、繊維の染色材、樹脂や塗料の着色材、写真、印刷、複写機、プリンターにおける画像形成材、カラーフィルターの光吸収材などの様々な用途で広範に利用されている。近年ではインクジェット、電子写真、銀塩写真、感熱転写等を用いたカラーハードコピー用画像形成色素が種々提案され、またエレクトロニックイメージングの進展に伴い、固体撮像管やカラー液晶テレビ用フィルター用色素や半導体レーザーを利用した光記録媒体用色素等の需要が増大しており、色素の利用分野が拡大している。上記の色素には共通して次のような性質を具備していることが望まれている。
即ち、色再現上好ましい色相を有すること、最適な分光吸収特性を有すること、耐光性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性などの画像堅牢性が良好であること、モル吸光係数が大きいこと等が挙げられる。
アゾメチン色素は、イエロー、マゼンタ、シアンの三色混合による減色法を用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成用色素として従来から用いられている。これらの色素は開示されており、カラーハードコピー用画像形成色素としても提案されている(例えば、特許文献1〜6参照。)。しかしながら、これらの色素はいまだ十分な画像堅牢性を得るには至っていない。また、耐光性に優れた金属錯体色素が記載されている(例えば、特許文献7〜9参照。)が、モル吸光係数が小さく、特定の吸収波長のため画像形成用色素等の用途に用いるには不利であり、上記の性質を具備した色素の開発が望まれている。
電子写真方式を利用したカラーコピア、カラーレーザープリンターにおいては、一般に樹脂粒子中に着色材を分散させてなるトナー、または樹脂粒子表面に着色剤を付着させてなるトナー等が用いられている。カラートナーに要求される性能として、好ましい色再現域を実現出来る吸収特性、特にOverhead Projector(以下、OHP)で使用される際に問題となる高い透過性(透明性)、及び使用される環境条件下における各種堅牢性が挙げられる。
顔料を着色材として粒子に分散させたトナーが特開昭62−157051号公報、及び特開平6−118715号公報に開示されているが、これらのトナーは耐光性には優れるが、不溶性であるため凝集しやすく、透明性の低下や透過色の色相変化が問題となる。一方、染料を着色材として使用したトナーが特開平2−207274号、同2−207273号、同3−276161号、同7−209912号、同8−123085号、特開2002−371214号の各公報に開示されているが、これらのトナーは逆に透明性が高く、色相変化はないものの、耐光性に問題がある。
インクジェット記録用インクに用いられる色素においては、溶剤に対する溶解性が高いこと、高濃度記録が可能であること、色相が良好であること、光、熱、空気、水や薬品に対する堅牢性に優れていること、受像材料に対して定着性が良く滲みにくいこと、インクとしての保存性に優れていること、毒性がないこと、純度が高いこと、更には安価に入手できることが要求されている。しかしながら、これらの要求を高いレベルで満たす色素を捜し求めることは極めて難しい。特に良好な色相を有し、光堅牢性に優れた色素が強く望まれている。
特開昭61−36362号及び特開平2−212566号の各公報には、色相と光堅牢性の両立を目的としたインクジェット記録用インクが開示されている。しかし、各公報で用いている色素は、水溶性インクとして用いる場合には水への溶解性が不十分である。
特開昭59−184339号公報7〜9頁 特開昭63−145281号公報10〜13頁 特開平2−3450号公報3〜4頁 特開平4−359968号公報 特開平7−166084号公報 特開平10−264541号公報 特開平2−76884号公報 特開平9−131973号公報 特開平9−143382号公報
本発明の目的は、吸収がシャープで高いモル吸光係数を示し、光、熱、湿堅牢性に優れたアゾメチン色素、金属錯体色素を提供することにあり、更には該色素を用いて色相、光堅牢性に優れた画像を形成するカラートナー、及び色調に優れた画像を形成するインクジェット用インクを提供することにある。
本発明の上記課題は、以下の構成により達成された。
(請求項1)
下記一般式6〜8で表される金属錯体色素。
(式中、Yは0.4≦σp≦0.7の置換基を表し、Z、Zは−CR=または−N=を表し、Xは無置換または置換されたアルキルアミノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基を表し、MはCu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptから選ばれる金属原子またはその塩を表し、nは0以上の整数を表す。Rは水素原子または置換基を表す。Ra、Rbは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表し、Rc、Rdは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、若しくはチアゾリル基、又はハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルキルアミノスルホニルアミノ基、アリールアミノスルホニルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、複素環基のいずれかの基を表し、Rc及びRdのうち少なくとも1つが2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表す。mは整数を表す。)
(請求項2)
下記一般式2〜4で表されるアゾメチン色素を含有することを特徴とするカラートナー。
(式中、Yは0.4≦σp≦0.7の置換基を表し、Z 、Z は−CR =または−N=を表し、Xは無置換または置換されたアルキルアミノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基を表し、nは0以上の整数を表す。R は水素原子または置換基を表す。Ra、Rbは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表し、Rc、Rdは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、若しくはチアゾリル基、又はハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルキルアミノスルホニルアミノ基、アリールアミノスルホニルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、複素環基のいずれかの基を表し、Rc及びRdのうち少なくとも1つが2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表す。)
(請求項3)
前記一般式6〜8において、MはCuを表す、請求項1に記載の金属錯体色素を含有することを特徴とするカラートナー。
本発明により、吸収がシャープで高いモル吸光係数を示し、光、熱、湿堅牢性に優れたアゾメチン色素、金属錯体色素を提供することができ、更には該色素を用いて色相、光堅牢性に優れた画像を形成するカラートナー、及び色調に優れた画像を形成するインクジェット用インクを提供することができた。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明において、σpとは電子的パラメータを示し、J.Med.Chem.16,1207(1973)及びJ.Med.Chem.20,304(1977)に記載された方法により算出することができる。
一般式1〜8において、Yは0.2≦σp≦0.9の置換基を表し、好ましくは0.3≦σp≦0.8、更に好ましくは0.4≦σp≦0.7の置換基を表す。σp<0.2の場合、吸収波長がブロードになり好ましくなく、σp>0.9の場合は製造時の色素化が低収率で好ましくない。具体的な置換基としてはアシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファモイル基、シアノ基、パーフルオロアルキル基が好ましい。
一般式1において、Lは一般式1aで表される基を表し、一般式1aで表される基としては、2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基等を表す。これら複素環は更に置換基を有してもよく、該置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基、複素環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)が挙げられる。
Xは無置換または置換されたアルキルアミノ基を表し、置換基としては、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホン酸基、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、エタンスルホンアミド基等)、アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ等)、カルバモイル基(メチルカルバモイル、フェニルカルバモイル等)、スルファモイル基(例えば、メチルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)が挙げられる。
Rは置換または無置換のアルキル基を表し、置換アルキル基の置換基としては、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホン酸基、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、エタンスルホンアミド等)、アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ等)、カルバモイル基(メチルカルバモイル、フェニルカルバモイル等)、スルファモイル基(例えば、メチルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)が挙げられる。
1は水素原子または置換基を表し、置換基としてはアルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。
一般式1bで表される基としては、ピラジニル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基等が挙げられ、R3aとしてはハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基、複素環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)等が挙げられる。
一般式1cで表される基としては、2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、トリアゾリル基等が挙げられ、R3bとしてはハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、シアノ基、ニトロ基、複素環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)等が挙げられる。
一般式5〜8で表される金属錯体色素において、Mで表される金属としては、VIII族、Ib族、IIb族、IIIa族、IVa族、Va族、VIa族、VIIa族の金属原子から選ばれ、好ましくは2価の遷移金属である。具体的にはNi、Cu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptの2価の金属が挙げられ、更に好ましくはNi、Cu、Co、Cr、Znが挙げられ、特に好ましくはNiである。
また、金属の塩の中で金属無機塩としては、例えば、過塩素酸塩、ハロゲン塩、硫酸塩、フッ化ホウ素塩、フッ化ストロンチウム塩、ヘキサフルオロリン酸塩等を挙げることができる。金属有機塩或いは金属錯体としては、金属イオンを中和できる有機基であればよく、例えば、脂肪酸、芳香族カルボン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、フェノール類、アセチルアセトン類、ジチオカルボン酸類、テトラフェニルホウ素等を挙げることができる。好ましくはMがNi、Cu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptから選ばれる金属原子またはその塩を表す。
一般式2〜4において、Ra、Rbは一般式1aで表される基であり、Rc、Rdは一般式1aで表される基または1価の有機基を表し、Rc及びRdのうち少なくとも1つが一般式1aで表される基を表す。1価の有機基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ブチルカルバモイル、フェニルカルバモイル等)、スルファモイル基(例えば、スルファモイル、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えば、アミノ、メチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、クロロアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、トリフルオロアセチルアミノ等)、アルキルウレイド基(例えば、メチルウレイド、エチルウレイド、メトキシエチルウレイド、ジメチルウレイド等)、アリールウレイド基(例えば、フェニルウレイド等)、アルキルスルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、エタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、2,2,2−トリフルオロエチルスルホンアミド等)、アリールスルホンアミド基(例えば、フェニルスルホンアミド、トリルスルホンアミド等)、アルキルアミノスルホニルアミノ基(例えば、メチルアミノスルホニルアミノ、エチルアミノスルホニルアミノ等)、アリールアミノスルホニルアミノ基(例えば、フェニルアミノスルホニルアミノ等)、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、複素環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)が挙げられる。
本発明の金属錯体色素は、一般式1〜4で表される色素と金属イオンが錯体形成していればよく、好ましくは配位子となる色素が少なくとも2つの配位座を有しており、且つ該配位座が共に窒素原子である金属錯体色素である。特に一般式5〜8で表される色素の金属錯体色素が好ましく用いられる。
以下に、本発明のアゾメチン色素及び金属錯体色素の代表的具体例を挙げるが、本発明はこれらにより限定されない。
次に、金属イオン含有化合物について説明する。この金属イオン含有化合物としては、金属イオンの無機または有機の塩及び金属錯体が挙げられ、中でも有機酸の塩及び錯体が好ましい。前記金属イオン含有化合物を構成する金属としては、VIII族、Ib族、IIb族、IIIa族、IVa族、Va族、VIa族、VIIa族の金属原子から選ばれ、好ましくは2価の遷移金属である。更に好ましくはNi、Cu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptの2価の金属が挙げられ、特に好ましくはNi、Cu、Co、Cr、Znが挙げられる。具体例としては、Ni2+、Cu2+、Cr2+、Co2+及びZn2+と酢酸やステアリン酸等の脂肪族酸の塩、或いは安息香酸、サルチル酸等の芳香族カルボン酸の塩等が挙げられる。また、下記の式で表される錯体は特に好ましく用いることができる。
〔Me(Q1l(Q2m(Q3n〕(Y-p
但し、式中、Meは金属イオン、好ましくはNi2+、Cu2+、Cr2+、Co2+及びZn2+を表す。Q1、Q2、Q3は各々Meで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合物を表し、互いに同じであっても異なっていてもよい。これらの配位化合物としては、例えば、「キレート科学(5)」(南江堂)に記載されている配位化合物から選択することができる。Y-は有機アニオン基を表し、具体的にはテトラフェニルホウ素アニオンやアルキルベンゼンスルホン酸アニオン等が挙げることができる。l、m、nはそれぞれ独立に0〜3の整数を表すが、これらは錯体が4座配位か6座配位かによって決定されるか、或いはQ1、Q2、Q3の配位子の数によって決定される。pは1または2を表す。
更に下記の式(l、m、n=0の場合)で表される金属錯体が好ましく用いられる。
Me2+(Y-2
式中、Me2+は2価の遷移金属イオンを表す。Y-は2価の金属イオンと錯体を形成することができる配位化合物を表す。
本発明のカラートナー用バインダー樹脂としては、一般に使用される全てのバインダーが使用できる。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレン/アクリル系樹脂・ポリエステル樹脂等が挙げられる。
本発明においては、カラートナーに対して流動性向上、帯電制御等を目的として無機微粉末、有機微粒子を外部添加してもよい。表面をアルキル基含有のカップリング剤等で処理したシリカ微粒子、チタニア微粒子が好ましく用いられる。なお、これらは数平均一次粒子径が10〜500nmのものが好ましく、更にはトナー中に0.1〜20質量%添加するのが好ましい。
離型剤としては従来使用されている離型剤は全て使用することができる。具体的には、低分子量ポリプロピレン・低分子量ポリエチレン・エチレン−プロピレン共重合体等のオレフィン類、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワックス、サゾールワックス、パラフィンワックス等が挙げられる。これらの添加量はトナー中に1〜5質量%添加することが好ましい。
荷電制御剤としては必要に応じて添加してもよいが、発色性の点から無色のものが好ましい。例えば、4級アンモニウム塩構造のもの、カリックスアレン構造を有するものなどが挙げられる。
キャリアとしては鉄・フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアのいずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好ましい。
本発明のカラートナーが適用される画像形成方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、感光体上に繰り返しカラー画像を形成した後に転写を行い、画像を形成する方法や、感光体に形成された画像を逐次中間転写体等へ転写し、カラー画像を中間転写体等に形成した後に紙等の画像形成部材へ転写しカラー画像を形成する方法等が挙げられる。
本発明の色素を含有するインクジェット用インクは、水系インクジェット記録液、油系インクジェット記録液、固体(相変化)インクジェット記録液等の種々のインクジェット記録液に用いることができる。
水系インクジェット記録液は、本発明の色素の他に溶剤として水と水溶性有機溶媒を一般に使用する。水溶性有機溶媒の例としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられる。
上記のような水系インクジェット記録液において、色素はその溶媒系に可溶であればそのまま溶解して用いることができる。一方、そのままでは不溶の固体である場合、本発明の色素を種々の分散機(例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテーターミル、ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、ジェットミル、オングミル等)を用いて微粒子化するか、あるいは可溶である有機溶媒に色素を溶解した後に、高分子分散剤や界面活性剤とともにその溶媒系に分散させることができる。更にそのままでは不溶の液体または半溶融状物である場合、そのままかあるいは可溶である有機溶媒に溶解して、高分子分散剤や界面活性剤とともにその溶媒系に分散させることができる。このような水系インクジェット記録液の具体的調整法については、例えば特開平5−148436号、同5−295312号、同7−97541号、同7−82515号、同7−118584号の各公報に記載の方法を参照することができる。
油系インクジェット記録液は、本発明の色素の他に溶媒として有機溶媒を使用する。油系インクジェット記録液の溶媒の例としては、上記水系インクジェット記録液において水溶性有機溶媒として例示したものに加えて、アルコール類(例えば、ペンタノール、ヘプタノール、オクタノール、フェニルエチルアルコール、フェニルプロピルアルコール、フルフリルアルコール、アニルアルコール等)、エステル類(例えば、エチレングリコールジアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸フェノキシエチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸ベンジル、安息香酸エチル、安息香酸ブチル、ラウリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロピル、ジエチルマロン酸ジエチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジブチル、グルタル酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ(2−メトキシエチル)、セバシン酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジオクチル、ケイ皮酸−3−ヘキセニル等)、エーテル類(例えば、ブチルフェニルエーテル、ベンジルエチルエーテル、ヘキシルエーテル等)、ケトン類(例えば、ベンジルメチルケトン、ベンジルアセトン、ジアセトンアルコール、シクロヘキサノン等)、炭化水素類(例えば、石油エーテル、石油ベンジル、テトラリン、デカリン、t−アミルベンゼン、ジメチルナフタリン等)、アミド類(例えば、N,N−ジエチルドデカンアミド等)が挙げられる。
上記のような油系インクジェット記録液において、色素はそのまま溶解させて用いることができ、また樹脂状分散剤や結合剤を併用して分散または溶解させて用いることもできる。
このような油系インクジェット記録液の具体的調製法については、特開平3−231975号、特表平5−508883号の各公報に記載の方法を参照することができる。
固体(相変化)インクジェット記録液は、本発明の色素の他に溶媒として室温で固体であり、且つインクの加熱噴射時には溶融した液体状である相変化溶媒を使用する。
このような相変化溶媒としては、天然ワックス(例えば、密ロウ、カルナウバワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油、鯨ロウ、カンデリラワックス、ラノリン、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタム等)、ポリエチレンワックス誘導体、塩素化炭化水素、有機酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、チグリン酸、2−アセトナフトンベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ジヒドロキシステアリン酸等)、有機酸エステル(例えば、上記した有機酸のグリセリン、ジエチレングリコール、エチレングリコール等のアルコールとのエステル等)、アルコール(例えば、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、ドデセノール、ミリシルアルコール、テトラセノール、ヘキサデセノール、エイコセノール、ドコセノール、ピネングリコール、ヒノキオール、ブチンジオール、ノナンジオール、イソフタリルアルコール、メシセリン、テレアフタリルアルコール、ヘキサンジオール、デカンジオール、ドデカンジオール、テトラデカンジオール、ヘキサデカンジオール、ドコサンジオール、テトラコサンジオール、テレビネオール、フェニルグリセリン、エイコサンジオール、オクタンジオール、フェニルプロピレングリコール、ビスフェノールA、パラアルファクミルフェノール等)、ケトン(例えば、ベンゾイルアセトン、ジアセトベンゼン、ベンゾフェノン、トリコサノン、ヘプタコサノン、ヘプタトリアコンタノン、ヘントリアコンタノン、ヘプタトリアコンタノン、ステアロン、ラウロン、ジアニソール等)、アミド(例えば、オレイン酸アミド、ラウリル酸アミド、ステアリン酸アミド、リシノール酸アミド、パルミチン酸アミド、テトラヒドロフラン酸アミド、エルカ酸アミド、ミリスチン酸アミド、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビスラウリン酸アミド、N,N′−エチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビスオレイン酸アミド、N,N′−メチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビスベヘン酸アミド、N,N′−キシリレンビスステアリン酸アミド、N,N′−ブチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N′−ジオレイルセバシン酸アミド、N,N′−システアリルセバシン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N′−ジステアリルイソフタル酸アミド、フェナセチン、トルアミド、アセトアミド、オレイン酸2量体/エチレンジアミン/ステアリン酸(1:2:2のモル比)のような2量体酸とジアミンと脂肪酸の反応生成物テトラアミド等)、スルホンアミド(例えば、パラトルエンスルホンアミド、エチルベンゼンスルホンアミド、ブチルベンゼンスルホンアミド等)、シリコーン類(例えば、シリコーンSH6018(東レシリコーン)、シリコーンKR215、216、220(信越シリコーン)等)、クマロン類(例えば、エスクロンG−90(新日鐵化学)等)、コレステロール脂肪酸エステル(例えば、ステアリン酸コレステロール、パルミチン酸コレステロール、ミリスチン酸コレステロール、ベヘン酸コレステロール、ラウリン酸コレステロール、メリシン酸コレステロール等)、糖類脂肪酸エステル(例えば、ステアリン酸サッカロース、パルミチン酸サッカロース、ベヘン酸サッカロース、ラウリン酸サッカロース、メリシン酸サッカロース、ステアリン酸ラクトース、パルミチン酸ラクトース、ミリスチン酸ラクトース、ベヘン酸ラクトース、ラウリン酸ラクトース、メリシン酸ラクトース等)が挙げられる。
固体インクの固体−液体相変化における相変化温度は、60℃以上であることが好ましく、80〜150℃であることがより好ましい。
上記のような固体インクジェット記録液において、加熱した溶融状態の溶媒に本発明の色素をそのまま溶解させて用いることができ、また樹脂状分散剤や結合剤を併用して分散または溶解させて用いることもできる。
このような固体インクジェット記録液の具体的調製法については、特開平5−186723号、同7−70490号の各公報に記載の方法を参照することができる。
上記したような水系、油系、固体の各インクジェット記録液は、その飛翔時の粘度として4×10-2Pa・s以下が好ましく、3×10-2Pa・s以下であることがより好ましい。
本発明のインクジェット用インクは、その飛翔時の表面張力として2×10-4N/cm以上が好ましく、3×10-4〜80×10-4N/cmであることがより好ましい。
本発明の色素は、全インク液量の0.1〜25質量%の範囲で使用されることが好ましく、0.5〜10質量%の範囲であることがより好ましい。
本発明のインクジェット用インクにおいては、吐出安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、粘度調製剤、表面張力調製剤、比抵抗調製剤、皮膜形成剤、分散剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防黴剤、防錆剤等を添加することもできる。
本発明のインクジェット用インクは、その使用する記録方式に関して特に制約はないが、特にオンデマンド方式のインクジェットプリンタ用のインクとして好ましく使用することができる。オンデマンド型方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)、放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを具体的な例として挙げることができる。
以下に、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
実施例1
〔例示化合物5の合成〕
(g)1.2g(0.00295mol)をエタノール20mlに懸濁させた。その中へトリエチルアミン2.4g(0.0236mol)を滴下して、(f)0.95g(0.00442mol)を粉体で加えた。水冷しながら、過硫酸アンモニウム2g(0.00885mol)を水6mlに溶解した水溶液をゆっくり滴下した。滴下終了後、水冷を外して30分撹拌した。反応終了後、析出物をろ過、水洗いをして、得られた粗結晶をエタノールで再結晶した。(5)0.97g(収率76%)を得た。構造はNMRスペクトル及びMassスペクトルにより確認した。
〔例示化合物14の合成〕
(a)30g(0.148mol)を入れたコルベンにアセトニトリル150mlを加え懸濁撹拌させた中へ、(b)24.7g(0.155mol)を滴下した。滴下終了後、加熱還流して3時間反応させた。反応終了後、酢酸エチル150mlと水150mlを加えて抽出した。炭酸水素ナトリウム水溶液で水層のpHを中性にしてから、有機層の溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーで酢酸エチルを展開溶媒にして分離した。溶媒を留去して黄色アモルファス(c)21.3g(収率47%)を得た。
(c)10g(0.03264mol)を無水酢酸20mlに溶解して加熱還流下2時間撹拌した。放冷した後、溶媒減圧留去して、残渣に酢酸30mlを加えて溶解し、亜リン酸5.3g(0.06528mol)、ヨウ化カリウム1.62g(0.00979mol)を加えて内温100℃に加熱した。そこへ臭化水素酸水溶液(40%)15gを滴下した。加熱還流下4時間撹拌した。途中、結晶が析出してきた。反応終了後、放冷して析出物をろ過し、ろ取物をアセトニトリルで懸濁洗浄、乾燥して(d)7.5g(収率93.7%)を得た。
(d)7.0g(0.0284mol)にアセトニトリル35mlを加えて懸濁状態のまま撹拌した。ピリジン2.3gを加えて65℃に加熱している中へ無水酢酸3.8gをゆっくり滴下した。その後、加熱還流して4時間撹拌した。反応終了後、放冷して結晶をろ過して、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させた。得られた結晶をトルエン20ml及びDMF0.5mlに懸濁させて、塩化チオニル7.1g(0.0596mol)を滴下した。滴下終了後加熱還流させて、2.5時間撹拌した。途中、完溶して均一になった。反応終了後、溶媒を減圧留去した。残渣に酢酸エチル20ml加えて懸濁撹拌させながら、45℃以下で40%ジメチルアミン水溶液3.3g(0.0289mol)を滴下した後、炭酸カリウム2.9g(0.0213mol)を水5mlで溶解した水溶液を15℃以下で滴下した。滴下終了後室温で1時間撹拌した後、加熱還流下1.5時間反応撹拌した。反応終了後、放冷して水5mlを加えた。その中へ29%アンモニア水3.3g(0.0568mol)を加えて30℃で2時間撹拌した。反応終了後、析出物をろ取して水で洗い、アセトニトリル再結晶を行った。ろ過、乾燥して(e)5.0g(収率65%)を得た。
(e)0.64g(0.00234mol)をメタノール10mlに溶解して、トリエチルアミン1.9g(0.0188mol)を加えた。水冷しながら、(f)0.55g(0.0257mol)を粉体のまま加えて、過硫酸ナトリウム0.83g(0.00348mol)を水1.5mlに溶解した水溶液をゆっくり滴下した。滴下終了後、室温に戻し30分撹拌した。反応液を氷水にあけて、しばらく撹拌した後、ろ過、水洗をした。得られた粗結晶をメタノールで再結晶して、(14)0.82g(収率78%)を得た。構造はNMRスペクトル及びMassスペクトルにより確認した。
実施例2
本発明のアゾメチン色素、金属錯体色素及び比較1のアセトン中での吸収極大及びモル吸光係数(金属錯体色素は構成する色素1分子当たりとして求めた)を表1に示す。
本発明のアゾメチン色素及び金属錯体色素の吸収はシャープであり、高いモル吸光係数を示す。
実施例3
150μmの厚さを有する合成紙(製品名:ユポFPG−150、王子油化(株)製)の上に、下記の試薬を混合して塗布液を調製し、ウエット膜厚65μmで塗布し乾燥して、本発明の金属錯体色素を含有する層を塗設した試料を作製した。また比較色素を用いた以外上記と同様にして比較試料を作製した。
(塗布液組成)
本発明の金属錯体色素、比較3、4(表2記載) 100mg
ポリビニルブチラール樹脂(S−LEC BX−1:積水化学工業製) 4.0g
メチルエチルケトン 25g
テトラヒドロフラン 25g
本発明による試料及び比較試料を下記の方法により測定し、金属錯体色素、比較3、4の堅牢性(耐光性、耐熱性、耐湿性)を評価した。その結果を表2に示す。
(耐光性)
得られた色素画像をキセノンフェードメーターで72時間光照射し、光照射前の濃度をD0、光照射後の濃度をD1として、(D1/D0)×100で表す色素残存率(%)で耐光性を評価した。
(耐熱性)
得られた色素画像を77℃、10%RH以下の条件下7日間保存し、保存開始前の濃度をD0、保存後の濃度をD2として、(D2/D0)×100で表す色素残存率(%)で耐熱性を評価した。
(耐湿性)
得られた色素画像を40℃80%RHの条件下7日間保存し、保存開始前の濃度をD0、保存後の濃度をD3として、(D3/D0)×100で表す色素残存率(%)で耐湿性を評価した。
表2から明らかな様に、本発明の金属錯体色素は、耐光性、耐熱性、耐湿性の画像堅牢性に優れた色素であることがわかる。
実施例4
〈カラートナーの製造:粉砕法〉
ポリエステル樹脂100部、表3記載の化合物8部、ポリプロピレン3部とを、混合、練肉、粉砕、分級し、平均粒径8.5μmの粉末を得た。更にこの粉末100部とシリカ微粒子(粒子径12nm、疎水化度60)1.0部とをヘンシェルミキサーで混合し、カラートナーを得た。
〈カラートナーの製造:重合法〉
純水200ml中にドデシル硫酸ナトリウム5gを溶解した水溶液中に、表3記載の化合物20gを添加し、攪拌及び超音波を付与することにより、着色剤の水分散液と低分子量ポリプロピレン(数平均分子量=3200)とを、熱を加えながら界面活性剤により固形分濃度が30質量%となるように水中に乳化させた乳化分散液を予め調製した。
上記着色剤の分散液に低分子量ポリプロピレン乳化分散液60gを混合し、更にスチレンモノマー220g、n−ブチルアクリレートモノマー40g、メタクリル酸モノマー12g、及び連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン5.4g、脱気済み純水2000mlを追加した後に、窒素気流下にて攪拌を行いながら70℃にて3時間保持し、乳化重合を行った。
得られた着色剤含有樹脂微粒子の分散液1000mlに対して、水酸化ナトリウムを加えてpH=7.0に調整した後、2.7mol%塩化カリウム水溶液を270ml添加し、更にイソプロピルアルコール160ml、及びエチレンオキサイド平均重合度が10であるポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル9.0gを純水67mlに溶解せしめて添加し、75℃に保持して6時間攪拌して反応を行った。
得られた反応液を濾過、水洗し、更に乾燥、解砕して着色粒子を得、この着色粒子とシリカ微粒子(粒子径12nm、疎水化度60)1.0部とをヘンシェルミキサーで混合し、カラートナーを得た。
このトナー10部に対しキャリヤー鉄粉(商品名 EFV250/400;日本鉄粉製)900部を均一に混合し現像剤とした。同様に、表3に示す化合物を3質量部使用した以外は同様にしてサンプルを調製した。これらの現像剤を用いて乾式普通紙電子写真複写機〔商品名 NP−5000;キャノン(株)製〕で複写を行った。
評価テストは、上記カラートナーを用いた現像剤によって上記画像形成方法により紙およびOHP上に、それぞれ反射画像(紙上の画像)および透過画像(OHP画像)を作製し、以下に示す方法で実施した。なお、トナー付着量は0.7±0.05(mg/cm2)の範囲で評価した。
得られた画像について、色相、光堅牢性、OHP画像の透明性を評価した。
色相については、目視にて最良、良好及び不良の3段階で評価した。評価結果を下記表3に示す。下記表3中、色相が最良;○、色相が良好;△、色相が不良;×であったことを示す。
光堅牢性については、記録した直後の画像濃度Ciを測定した後、ウェザーメーター(アトラスC.165)を用いて、画像にキセノン光(8万5千ルクス)を5日間照射した後、再び画像濃度Cfを測定し、キセノン光照射前後の画像濃度の差から色素残存率({(Ci−Cf)/Ci}×100%)を算出し、評価した。画像濃度は反射濃度計(X−Rite 310TR)を用いて測定した。評価結果を下記表3に示す。下記表3中、色素残存率が90%以上の場合を○、色素残存率が89〜80%の場合を△、色素残存率が80%未満の場合を×として示した。
OHP画像の透明性については下記方法にて評価した。日立製作所製「330型自記分光光度計」によりトナーが担持されていないOHP用シートをリファレンスとして画像の可視分光透過率を測定し、650nmでの分光透過率を求め、OHP画像の透明性の尺度とした。分光透過率が80%以上を○、分光透過率が70〜79%を△、分光透過率が70%未満を×とした。以上の結果を表3に示す。
表3から明らかなように、本発明のカラートナーを用いることにより忠実な色再現と高いOHP品質を示すので、本発明のカラートナーはフルカラートナーとして使用するのに適している。更に耐光性が良好なので、長期に亘って保存ができる画像を提供することが可能である。
実施例5
金属錯体色素(C−1)を常法に従って、以下に記載の組成を有するインク組成物I−1に調製し、更にシアン色素として下に記載の銅フタロシアニン化合物Cを用いた他は、I−1と同様の組成をもつインク組成物I−2を調製した。
(インク組成物I−1の組成)
金属錯体色素(C−1) 1.4質量%
ジエチレングリコール 19質量%
トリエチレングリコールモノブチルエーテル 9質量%
界面活性剤Surfynol465(Air Products and Chemicals Inc.製) 0.6質量%
イオン交換水 70質量%
調製したインク組成物I−1及びI−2を用いて、インクジェットプリンタPM800C(セイコーエプソン株式会社製)によりインクジェット用専用紙(PM写真用紙:セイコーエプソン社製)上に記録したサンプルを作製し、その色調を目視評価したところ、本発明の金属錯体色素を含有するインク組成物I−1を用いて得られたサンプルは鮮やかなシアン色を示したが、インク組成物I−2を用いて得られたサンプルはやや彩度に乏しく色調も青色に近かった。
被記録媒体としてPM写真用紙の代わりに、QPペーパー(コニカミノルタ社製)を使用した場合にも同様の結果が得られた。更に金属錯体色素(C−1)の代わりに金属錯体色素(C−11)、(C−14)、(C−15)、(C−21)、(C−30)を用いて調製したインク組成物I−3、I−4、I−5、I−6、I−7、及びアゾメチン色素21と下記金属イオン含有化合物を1:5の割合でアセトン中で混合し、濃縮したものを金属錯体色素の代わりに用いて調製したインク組成物I−8を用い、インク組成物I−1、I−2と同様にインクジェットプリンタで記録用紙上に記録したサンプルの色調の目視評価を行った場合も同様の結果が得られた。
このように本発明の金属錯体色素を用いたインクジェット用インクを用いることで、色調に優れた記録画像を得ることができる。

Claims (3)

  1. 下記一般式6〜8のいずれか1つで表される金属錯体色素。
    (式中、Yは0.4≦σp≦0.7の置換基を表し、Z1、Z2は−CR1=または−N=を表し、Xは無置換または置換されたアルキルアミノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基を表し、MはCu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptから選ばれる金属原子またはその塩を表し、nは0以上の整数を表す。R1は水素原子または置換基を表す。Ra、Rbは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表し、Rc、Rdは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、若しくはチアゾリル基、又はハロゲン原子、アルキル基、アリ―ル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキスチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルキルアミノスルホニルアミノ基、アリールアミノスルホニルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、複素環基のいずれかの基を表し、Rc及びRdのうち少なくとも1つが2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表す。mは整数を表す。)
  2. 下記一般式2〜4のいずれか1つで表されるアゾメチン色素を含有することを特徴とするカラートナー。
    (式中、Yは0.4≦σp≦0.7の置換基を表し、Z1、Z2は−CR1=または−N=を表し、Xは無置換または置換されたアルキルアミノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基を表し、nは0以上の整数を表す。R1は水素原子または置換基を表す。Ra、Rbは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表し、Rc、Rdは2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、若しくはチアゾリル基、又はハロゲン原子、アルキル基、アリ―ル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキスチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルキルアミノスルホニルアミノ基、アリールアミノスルホニルアミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、複素環基のいずれかの基を表し、Rc及びRdのうち少なくとも1つが2−ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、3−ピラゾリル基、ピラジニル基、トリアゾリル基、2−ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、3H−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノザリニル基、キナゾリニル基、又はチアゾリル基のいずれかの基を表す。)
  3. 前記一般式6〜8において、MはCuを表す、請求項1に記載の金属錯体色素を含有することを特徴とするカラートナー。
JP2005193702A 2004-07-05 2005-07-01 アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク Expired - Fee Related JP5087823B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/173,538 US7205406B2 (en) 2004-07-05 2005-07-01 Azomethine dye and metal complex dye, as well as color toner and ink-jet ink using the same
JP2005193702A JP5087823B2 (ja) 2004-07-05 2005-07-01 アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク
GB0513675A GB2416353B (en) 2004-07-05 2005-07-04 Metal complex dye, as well as color toner and ink-jet ink using the same

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004197837 2004-07-05
JP2004197837 2004-07-05
JP2005158886 2005-05-31
JP2005158886 2005-05-31
JP2005193702A JP5087823B2 (ja) 2004-07-05 2005-07-01 アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007009107A JP2007009107A (ja) 2007-01-18
JP5087823B2 true JP5087823B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=37748013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005193702A Expired - Fee Related JP5087823B2 (ja) 2004-07-05 2005-07-01 アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5087823B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009106A (ja) * 2004-07-05 2007-01-18 Konica Minolta Holdings Inc アゾメチン色素、金属錯体色素、及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク
JP2009229497A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用トナーセット
JP5596314B2 (ja) * 2009-08-07 2014-09-24 コニカミノルタ株式会社 チアジアジン系化合物の製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2847534B2 (ja) * 1989-07-20 1999-01-20 コニカ株式会社 感熱転写材料
JP3513792B2 (ja) * 1996-08-27 2004-03-31 コニカミノルタホールディングス株式会社 電子写真用カラートナー
JPH1199745A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Konica Corp 光記録媒体およびそれを用いる光記録方法
JP3890818B2 (ja) * 1999-07-21 2007-03-07 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェット用水性インクの製造方法
JP2001154411A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Konica Corp カラー画像及びカラー画像形成方法
JP2002121442A (ja) * 2000-10-16 2002-04-23 Konica Corp インクジェット用インク及び画像形成方法
JP2007009106A (ja) * 2004-07-05 2007-01-18 Konica Minolta Holdings Inc アゾメチン色素、金属錯体色素、及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007009107A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI413661B (zh) 偶氮染料、著色組成物、感熱性轉印記錄印墨薄片、感熱轉印記錄方法、彩色調色劑、噴墨印墨及彩色濾光片
JP2002371214A (ja) 画像形成用着色組成物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、感熱記録材料、カラートナー、およびカラーフィルター
JP2003277662A (ja) インク、インクジェット記録方法及びアゾ化合物
JPH09255882A (ja) キサンテン系色素及びそれを含有するインクジェット記録液
JP4159796B2 (ja) 化合物、インク及びインクジェット記録方法
US7205406B2 (en) Azomethine dye and metal complex dye, as well as color toner and ink-jet ink using the same
JP5021993B2 (ja) アゾ色素化合物、着色組成物、感熱転写記録用インクシート、感熱転写記録方法、カラートナー、インクジェット用インクおよびカラーフィルター
JP5087823B2 (ja) アゾメチン色素、金属錯体色素及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク
JP2003049099A (ja) インクジェット用インク組成物、インクジェット記録方法、カラートナー用組成物およびカラーフィルター用組成物
JP2005187786A (ja) アゾ染料、画像形成用着色組成物、インク、インクジェット記録方法、感熱記録材料、カラートナーおよびカラーフイルター
JP2003246942A (ja) 着色組成物、インク、インクジェット記録方法
JP4380069B2 (ja) 感熱転写記録材料、感熱転写記録方法、インク、トナー及びカラーフィルター
KR101971894B1 (ko) 디피로메텐 금속착체 화합물, 및 그 디피로메텐 금속착체 화합물을 함유하는 착색 조성물, 감열전사 기록용 잉크 시트, 컬러 토너, 잉크젯 기록용 잉크 및 컬러필터
JP2001159832A (ja) カラートナー、インクジェット用インク及び金属錯体色素
JP2007009106A (ja) アゾメチン色素、金属錯体色素、及びそれらを用いたカラートナー、インクジェット用インク
US8231754B2 (en) Coloring composition, thermal transfer recording ink sheet, thermal transfer recording method, color toner, inkjet ink, color filter, and dye compound
JP2003073358A (ja) 新規なトリフェニルメタン化合物、油性インク、水性インク、画像記録方法、トリフェニルメタン化合物分散液および着色感光性組成物
JP2006317895A (ja) カラートナー、カラーフィルター、着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法及び金属キレート色素
JPH10265690A (ja) 感熱転写記録材料、感熱転写記録方法、ヒドラゾノ色素、金属錯体化合物、画像、カラートナー、電子写真画像形成方法、インクジェット記録液、インクジェット記録方法、光記録媒体、光記録方法、カラーフィルター用着色組成物、カラーフィルター製造方法及びカラーフィルター
JP5130630B2 (ja) 着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法、カラートナー、カラーフィルター及び金属キレート色素
TWI598331B (zh) 二吡咯亞甲基金屬錯合化合物、及含該化合物的著色組成物、油墨片、墨粉、油墨及濾光片
JP5092246B2 (ja) 着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法、カラートナー、カラーフィルター、色素及び金属キレート色素
JP4967330B2 (ja) 着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法、カラートナー、カラーフィルター、光情報記録媒体、光情報記録方法及び金属キレート色素
JP2006016565A (ja) 色素、金属キレート色素、インクジェット記録用インク、カラートナー及びカラーフィルター
JP4867377B2 (ja) 着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法及びカラートナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080701

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5087823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees